歯周病専門医サイトブログ

2017年11月6日

歯周病で失った骨(溶けた骨)を再生させる治療法:歯周組織再生剤(リグロス)

2017年11月6日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

本日は歯周病で失った骨を再生する 歯周組織再生剤(リグロス)の話をします。

歯周病で失った骨(溶けた骨)を再生させる治療法が保険適応になりました。
歯周組織再生剤です。

商品名は「リグロス」と言います。
トラフェルミン製剤です。

組換え型ヒトbFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)を有効成分とする
世界初の歯周組織再生医薬品です。

健康保険が適応されます。

治療費は、保険3割負担の方で 
リグロスを使用した歯周外科治療は、
1歯分で約8.000円です。
*リグロスの使用量 等により費用は若干異なります

今までエムドゲイン法という歯周組織再生治療が行われていましたが、
保険は適応されていませんでした。

このリグロスが保険適応されたことで
今後 歯周病に問題のある多くの方に適応することになるでしょう。

さて前置きはここまでとし、歯周病とリグロスについて解説します。

まずリグロスの話の前に歯周病について簡単に解説します。

歯周病は歯周病細菌による感染症です。

歯磨きが不十分であった場合、汚れが付着します。
この汚れとともに歯周病細菌が歯と歯肉の境目(歯周ポケット)から
侵入します。
以下はこのブログでよく使っている歯周病の進行を説明するための図です。
いつもブログをご覧になっていられる方は見慣れた図ですね。

始めは歯肉が腫れたりしますが、
歯周ポケットが深くなると 歯を支えている骨が吸収します。
骨の吸収が進行すると
歯は次第にグラグラとし、
抜けてしまいます。
これが歯周病です。

歯周病の進行を図で見てみましょう!



歯周組織再生剤であるリグロスは、
こうした歯周病で吸収(溶けた)骨を再生させる働きがあります。

リグロス(トラフェルミン)の作用機序
歯周病により傷を受けると その傷を治すために体はさまざまな物質を放出します。
生体が傷を治すために放出する物質の一つに細胞増殖因子があります。

細胞増殖因子(さいぼうぞうしょくいんし)の役割は
細胞を増やすことによって、傷の修復を促すことです。

傷によって組織を失っているため、細胞分裂を促すことで傷を早く治そうというのです。
 
細胞増殖因子として、
bFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)という物質があります。
 
bFGFの働きによって、表皮が形成されるようになります。
また、血管が新たに作られます。
このことにより新たな組織に栄養が供給されるようになります。
  
bFGFを歯周病で吸収した(失った)骨に作用させれば
骨の再生が促進されるということです。

以下はリグロスの成分であるトラフェルミンについてです。
トラフェルミンはもともと床ずれ(とこずれ)の治療として開発された薬です。
床ずれは、医療用語で褥瘡(じょくそう)と言います。
褥瘡は、寝たきりの人が同じ姿勢でいることで
同じ部位に体重が加わることで起こる皮膚のただれです。

トアフェルミンは、この褥瘡の修復を促すために開発されたのです。

この皮膚の修復を促すことを歯周病治療に応用したのが
歯科用トラフェルミン(商品名:リグロス)なのです。

それではリグロスを使用すれば
どのような重度の歯周病で失った(吸収した)骨でも再生するのか?
ということですが、
そんなに上手くはいきません。

適応症があります。

骨が再生しやすい状態(吸収状況)であれば効果はありますが、
適応症でないケースに応用しても効果はありません。

リグロスは歯周組織再生剤ですが、魔法の治療ではありません。
きちんとした適応をふまえて治療に応用することが必要です。

どのようなケースに効果があるのかは、
歯科医師にお尋ね下さい。


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2017年10月23日

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん):その3

2017年10月23日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん):その3』になります。

このテーマも3回目になります。

過去2回を見ていられない方は是非過去2回もご覧になって下さい。

本日は誤嚥性肺炎の予防についてです。

誤嚥性肺炎の予防には以下の3つがあります。

1.嚥下機能(飲み込む力)の維持
2.呼吸機能の維持
3.咳機能の維持

高齢になると喉(のど)の筋力低下が起こります。

のど仏を引っ張り上げている舌骨上筋群
年齢とともに衰えていき
のど仏の位置が徐々に下がります。

のど仏の位置が下がると
食べ物をのみ込んだ時に
気管を閉鎖する機能が悪くなり
誤嚥が起きやすくなります。

喉の筋力を維持するためのトレーニングが重要なのです。

舌骨上筋群は、嚥下にとって非常に重要な役割をしています。

舌骨上筋群は、
喉頭挙上(いんとう きょじょう) させる重要な筋肉です。

喉頭挙上が挙上されることで
1. 喉頭蓋閉鎖 (気道に物が入らないように蓋をする)
2. 食道入り口を広げる
といった役割をしています。

ちょっと難しかったですかね。

そのため誤嚥(ごえん)を防ぐために
舌骨上筋群を鍛えることが重要になってきます。

代表的なトレーニング法がシャキア法です。

シャキア トレーニングは、
アメリカのシャキア医師が1997年に報告した
舌骨上筋群(のどの筋肉)を鍛える訓練法です。

*首に疾患のある人や 高血圧症の人はやめた方がいい

実際のシャキア トレーニングを図で解説します。

枕を使わずに仰向けになり 力を抜いてリラックスします。


両肩を床につけたまま
ゆっくり頭だけ上げて
つま先を見る
できるだけ頭を高く上げたら
1分間そのまま静止し
ゆっくりと頭を下ろす。


これを3回繰り返す
1日3回 6週間続ける
これが シャキア・トレーニングの原法です。


しかし 高齢者にとって1分間 頭を上げた状態を維持させることは困難なことが多い
その場合には介助者が頭を支えることでも効果はある。

次に反復挙上運動です。
具体的に図解します。


しかし、
シャキアトレーニングを自力で行うことは
高齢者にとっては非常に困難なことです。

そこで いくつかの方法が行われています。

その一つが 嚥下おでこ体操 です。

この方法も図解します。


へそをのぞき込むように顎を引きます。


おでこ に手を当てて力を加えます。

次のトレーニングです。

呼吸が浅い人 や
肺活量が落ちている人は
のみ込んだ直後に息を吸ってしまうため誤嚥しやすいです。

肺活力を鍛えることで
のみ込む力も鍛えられます。

まず空のペットボトルをくわえます。

こうしたことを繰り返すことでのみ込む力も鍛えられます。

3回に分けて解説してきました誤嚥性肺炎です。

高齢になると誰にでも起こりやすい問題です。
みなさん十分な注意が必要ですね。


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2017年10月16日

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん):その2

2017年10月16日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん):その2』になります。

さて前回の続きです。

前回のブログをご覧になってない方は、是非先に前回(10月9日)のブログを以下からご覧になって下さい。
10月9日のブログ(誤嚥性肺炎)

前回のブログでは
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因について解説しました。

本日は誤嚥性肺炎の予防の予防方法について説明いたします。

まず口腔内にに細菌は存在するわけですので
口腔内細菌を減少させることが大きなポイントになります。

最初に行うことは、口腔清掃です。

歯磨きです。

しかし、ご自身による口腔清掃が十分に行える場合には良いですが、
高齢者の場合 ご自身で十分な口腔清掃が行えることは難しく、
介助者によるケーアが必要になることが多いです。

本日は実際の歯磨き方法については別の機会にしますので
歯磨き以外の誤嚥性肺炎予防について解説します。

まず舌清掃方法です。

舌の清掃は非常に大切であり
歯周病細菌は舌の上でも繁殖しますので
誤嚥性肺炎予防のために舌清掃が必要になりますが
歯ブラシで舌を磨くと 舌が傷つき荒れる可能性があるので
タングスクレーパーという舌磨き専用の器具を使用すると良いです

ただし、必要以上に行ってしまうと舌を傷つけることがあるので注意が必要です。
歯科医院で舌ブラシを購入する際に
使用方法 や 使用頻度 等をお聞きになって下さい。

正しい使用方法が重要です。

次に義歯をご使用されている方に対してです。

義歯には 汚れ や 大量の細菌 が付着しています。
この細菌は当然身体に問題を及ぼすだけでなく、
臭いの原因にもなりますので
清潔にすることが必要です。

義歯に付着している細菌は非常に大量であり、
義歯をご使用されている方は、
歯を磨くだけではいけません。

また総入れ歯をしている場合には、
義歯の清掃をきちんと行っていないと
誤嚥性肺炎の原因となります。

また総入れ歯をされている場合には、
義歯以外にも
口腔内粘膜(頬 や 舌)の清掃も重要です。

それでは具体的な義歯清掃方法です。

入れ歯洗浄剤は有効ではありますが
単に洗浄剤の中に義歯を浸けておくだけでは
効果的とは言えません。

義歯はプラスチック製であり傷が付きやすいので
硬い歯ブラシ等で清掃すると削れてしまいます。

そこで、
柔らかいスポンジ(食器洗いのスポンジ等)で
中性洗剤を使用して洗うのが良いです。

もちろん 洗浄後には十分に洗い流すことが重要です。

義歯を適切に清掃することは本当に重要なことです。

義歯の洗浄は汚れのついた食器を洗うのと同じです。

違うのは
義歯は吸水性のあるプラスチック製であること

傷が付きやすいこと

細かい凹凸があるので清掃がしにくいことです

本日も誤嚥性肺炎についての話でした。

次回もさらに続きを解説します。

次回の内容は高齢者は嚥下機能(飲み込む力)が低下していることが大きな問題です。
この嚥下機能を鍛えることが非常に重要になってきます。

次回のブログではこうした嚥下機能の向上方法を具体的に解説します。

お楽しみに!


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2017年10月9日

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

2017年10月9日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)』になります。

さて本日は初めてのテーマです。

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)です。

誤嚥性肺炎って知っていますか?

なんとなく聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、
そんなに大きな問題であることは多くの方は考えていらっしゃらないと思われます。

さて言葉の意味ですが、
物を飲み込む働きを嚥下機能(えんげきのう)と言います。

通常当たり前ですが、
口から食べた物は食道から胃へと入っていきます。

当然のことですよね。

呼吸をする時には(気管)に空気が入り
食事をする時には(食道)に食べ物が入ります。

普通のことです。

しかし、この機能がうまく行かないことがあります。

誤嚥(ごえん)です。

誤嚥(ごえん)とは、
食べ物 や 唾液 が口から食道へ入るべきものが気管に入ってしまうことです。

これでお分かりだと思いますが、
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは、
本来食道(胃)へと入る 食べ物 や 唾液が 気管(肺)に入ってしまうことで
食べ物 や 唾液に含まれる細菌が気管に入り込み炎症を起こす病気です。

たいしたことはないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
以下のデータをみてみましょう!

厚生労働省の「平成24年人口動態統計の年間推計」によると
肺炎は がん 心臓病に次いで 日本人の死因で3番目となっており
65歳以上の高齢者がその殆どであり
1年間に約12万人が肺炎で亡くなっています

誤嚥性肺炎は高齢者にとって深刻な問題であり
介護現場では口腔ケアの重要性が重要となっています

以下は肺炎で入院された方の原因を調べたデータです。

肺炎の原因を2つに分けています。

一つは、誤嚥性肺炎です。

もう一つは、それ以外です。

さてみてみましょう。

60歳代以降になると
入院をともなう肺炎の50%以上が
誤嚥性肺炎であることがわかります。

また加齢とともに
誤嚥性肺炎の割合は増えていきます。

90歳を超えると
肺炎となった方の90%程度が
誤嚥性肺炎が原因となっています。

高齢者の誤嚥性肺炎の多くは
歯周病の進行 や 虫歯があったり
義歯に付着した汚れにより
口腔内細菌が増殖することで
誤嚥をしたときに肺炎が起こりやすくなります。

そのため 誤嚥性肺炎を防ぐためには

問題点の治療(歯周病虫歯)を行うこと

毎日適切な口腔ケア(義歯の洗浄 歯磨き 舌磨き
を行うことが重要になってきます

また 誤嚥を防ぐための筋力トレーニングも重要です。

口腔内には300~400種類の細菌が存在します

よく磨く人の口腔内細菌数は    
 1000~2000億個

あまり磨かない人の口腔内細菌数は  
 4000~6000億個

ほとんど磨かない人の口腔内細菌数 
 1兆個

とされています

これだけの細菌が口腔内にはいるのです。

口腔内細菌の数には個人差(歯周病等の問題)があり
起床時には増えやすいため時間差もありますが
起床時の唾液1ml中の細菌数は
糞便1gの細菌数より
10倍多いと言われています。

口腔内って細菌だらけなんです。

また 口腔内細菌は
唾液中 や 歯面 歯肉だけでなく
口蓋 や 頬粘膜 舌の表面にも付着していますので
歯の清掃(歯磨き)だけでなく
舌の清掃頬粘膜の清掃も重要になってきます。

口腔内に細菌が存在する原因として
歯周病があります。

歯周病細菌は誤嚥性肺炎の大きな問題となります。

それでは歯周病治療を行えば歯周病最近はいなくなるのかと言うと
そうではありません。

歯周病は歯周病細菌による感染症です。

歯周病細菌を減少させることが歯周病治療となります。

歯周病の原因や治療法については、
歯周病のページに記載してありますので
そちらを参考にして下さい。

進行した歯周病の方に対して 歯周病治療を行うと
歯周ポケット内の歯周病細菌の数は減少しますが
完全にいなくなるわけではありません。

歯周病治療を行なったとしても
歯周ポケット内の細菌は2〜3ヶ月で後戻りする
ことが多くの研究によって分かっています。

そのため歯周病が進行している方の場合
定期的に歯周ポケット内の細菌を減らすことが必要
になります。

つまり定期管理による歯周病細菌を減少です。

これが重要です。

歯周病細菌を根絶することはできないのです。

さて話は長くなりました。

続きは次回にしましょう。

次回の話は、誤嚥性肺炎の具体的な予防方法についてです。

お楽しみに!


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2017年10月2日

歯周病の再発(後戻り)

2017年10月2日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯周病の再発(後戻り)』になります。

歯周病は歯周病細菌による感染症であり、
歯周病細菌が存在しなければ歯周病にはなりません。

ただし、歯周病細菌だけが歯周病の原因ではなく、
身体の状態 や 生活習慣も大きく影響してきます。

身体の状態とは、
歯周病に対する反応が
強い方 と
そうでもない方が
がいらっしゃいます。

歯周病細菌が歯周ポケットを介して身体の中に侵入してくると
生体は侵入してきた細菌をやっつけようと攻撃します。
また細菌よるダメージを避けようと自らの骨を吸収させて感染から遠ざけるようになります。
身体は細菌を退治すると同時に
自らの生体も傷つけてしまうのです。
ちょっと難しい話ですよね。

通常は多少の歯周病細菌の侵入だけでは
大きな生体反応を起こすことはありませんが、
人によっては、
少しの歯周病細菌の存在でも
身体が過剰に反応することがあり、
こうした方では、
自らが生体を壊してしまうことがあるのです。

生体の過剰反応です。

このような方は歯周病の進行が非常に早く、
一生懸命歯磨きをしていても
なかなか歯周病が治りにく傾向があります。

さて上記のことが分かりやすように
ここで歯周病の進行について簡単に説明します。

歯周病になる場合、
歯周ポケットという 歯 と 歯肉の境目 の溝から
汚れ(細菌)が侵入し、
歯周病が進行します。
以下が歯周ポケットです。

歯周病が進行すると歯の根を支えていた骨が吸収します。
以下の図のようにです。


このようなことが起こっているのです。

さて 歯周病の進行について少し分かったこととして
ここで歯周病の治療について説明します。

歯周病は、歯周ポケットの内部に汚れ(細菌)が侵入することで
歯肉が腫れ、
歯の根を支えていた骨が吸収するわけです。

この汚れ(細菌)を取り除くことが歯周病治療です。
以下に具体的な治療方法について解説します。

以下は歯周病が進行しすぎてしまった歯を抜歯した写真です。

黒っぽく見えるのが歯石です。

この歯石や歯周病細菌を取り除く治療が
ルートプレーニングです。



使用した器具が以下です。

キュレットと言います。

こうして歯肉の中深い部分の歯石(歯周病細菌)を取り除くのです。

ここでようやく本日の本題です。

本日のテーマは、歯周病の再発(後戻り)です。

先ほどのルートプレーニングという治療によって
歯周ポケット内部の細菌は減少します。

それでは歯周病細菌はいなくなったのでしょうか?

いいえそうではありません。

歯周病細菌が壊滅することはありません。
歯周病細菌が0になることはないのです。

しかし、生体が許容する範囲まで歯周病細菌が減少することで
歯周ポケットは浅くなり、
歯周病の進行は停止します。

ここで問題なのは、
一度歯周病治療を行えば、二度と歯周病にならないのでしょうか?
いいえ
歯周病は再発すう傾向が高い疾患と言えます。

当然歯周病治療を行なったとしても
歯磨きが不十分であった場合には、
再度歯周ポケット内部に汚れ(細菌)が侵入することで
再発します。

それでは歯周病治療後に完璧に歯磨きができれば
歯周病は絶対に再発しないのでしょうか?

それも違います。

歯周ポケット内部に残った歯周細菌は歯磨きが完璧に行われたとしても
再発する傾向があります。

歯周ポケット内部に残った細菌が増殖するのです。

こうした歯周病細菌の後戻りについては
様々な研究があります。

歯周病細菌は治療後2〜3ヶ月程度で戻るという研究が多いです。

つまり歯周病は完治することは難しいです。

そのため、歯周病治療後も定期的に歯科医院に通院し、
歯周ポケット内部の汚れ(細菌)を減少させるためのケーアを継続することが必要です。

このことについては次回のブログで解説します。


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2017年9月25日

最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その4

2017年 9月25日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

昨日まで仙台で日本口腔インプラント学会でした。
そのため、休診となり通院されている患者様にはご不自由をおかけしました。

私は様々な学会や研究会に所属しているのですが、
こうした会に参加し、学ぶことは本当に大切なことなのです。

それでは本日の話です。

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その4』になります。

前回の続きです。
歯周病治療でまず大切なことは検査です。

検査をしなければ 問題があるかどうかも分かりません。

本日のブログのテーマは、
『歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方』という内容で話をします。

歯周病治療に置いてきちんとした検査が最も重要なのです。

歯周病が進行してしまう根本的な理由について解説します。

歯周病は細菌感染により起こります。
そのため、もし 歯周病細菌が口腔内に存在しなければ 基本的に歯周病にはなりません。

もともと人が生まれた時には、歯周病細菌は口腔内にいません。

歯周病菌は どこから感染すると思いますか?

例えば 歯周病の原因菌の一つである A.a.菌(Actinobacillus actinomycetemcomitans:アクチノマイセテムコミタンス菌 )や P.g 菌(Porphyromonas gingivalis)は人からの感染します。

これが、通常 大人で起る『歯周病(慢性歯周炎)』です。

それでは、『歯周病細菌に感染しなければ大丈夫では?』
と思うかもしれません。

しかし、私達は生活する上で細菌感染から完全に逃げることはできませんし、
それを完全に排除する必要性もないと思います。

後で説明しますが、口腔内に細菌がいないことは逆に健康な状態ではないのです。

歯周病治療のための細菌除去とは、全ての菌を除去するのではなく、
骨を溶かしたりしている細菌を減少させ、
後は 新たな菌の感染を防ぎ、細菌とうまく共存していくことです。

つまり外来から感染したとしても 歯周病が進行しないような 口腔内環境を保つことが大切なのです。

つまり 骨を溶かすような 歯周病菌が繁殖しやすい場所は
歯周ポケットが深い場所なのです。
  

歯周ポケットが深い場所は、細菌が生活するのに非常に適した場所なのです。
こうした場所をなくして、後はブラッシングにより新たにポケット内に感染しない環境を作ることが最も大切なのです。

その為に重要なのが 歯磨きなのです。
徹底した歯磨きは 歯周病予防の基本中の基本です。

また、重度歯周病の方の場合 徹底した歯磨きだけで防止できるわけではありません。

例えば、喫煙です。

歯周病が進行している方は絶対に禁煙しなければなりません。
いくら歯周病の治療を行い、徹底した歯磨きを行っていても喫煙していれば、再発する確立が非常に高くなります。

また、全身疾患と歯周病も大きな関係があります。
歯周病の関わりが大きい病気(全身疾患)として 糖尿病があります。
コントロールされていない 糖尿病の方は、歯周病の治療がうまくいきません。
歯周病の治りが悪いだけでなく、再発率も高くなります。
全身的なコントロールができない方は、歯周病のコントロールも難しくなるのです。

基本的なことが十分できていれば、歯周病になる確立は非常に低くなります。
基本的なこととは、先にも解説した
1.徹底した歯磨き!
2.禁煙!
3.全身的な管理! です。

私は、毎日歯周病の患者様を診察しています。
重度歯周病の方も多くいらっしゃいます。

そうした患者様の多くが上記の3つが守られていません。

特に1番の『徹底した歯磨き!』ということに関しては、患者様ご本人は、
『毎日磨きはしている!』ということですが、
実際には ほとんど磨けていないのが現状です。

ご本人が磨けている と思っているのと現実とのギャップは本当に大きいのです。

『毎日歯磨きをしているのに……歯周病になってしまうのは遺伝のせい?』
と考えられている方もいらっしゃいます。
もちろん100%歯磨きができている方はいらっしゃいません。
重度歯周病の方は、できれば80%、90%の歯磨きをしていただきたいと思います。
しかし、現実問題として、
初診時重度歯周病と診断される患者様ので90%以上歯磨きが達成されている方は、
ほとんどいらっしゃいません。

例えば、歯周病治療が終わった方はメインテナンス(定期検査)という段階に入ります。

メインテナンス(定期検査)の期間は個人差がありますが、2〜6ヶ月に1回程度です。

そのメインテナンス(定期検査)時に毎回 口腔全体のクリーニングを行っています。
このクリーニングの時間ってどれくらいかかると思いますか?
もちろん このメインテナンス(定期検査)に来院される方は、一度歯周病治療が終了した患者様です。
つまり、徹底した歯磨きの指導を行った方です。
毎日患者様ご自身が徹底した歯磨きができていれば、
クリーニングの時間はさほどかかるものではありません。
しかし、口腔内には歯石がついていることがあります。
クリーニングには、平均30〜40分かかるのです。
私達のような専門スタッフが行っても口腔内の汚れを取るのに平均30〜40分もかかるのです。
これが患者様ご自身で行った場合には
同じレベルまで汚れを取るのにさらに時間がかかるのは お分かりのことと思います。

つまり、口腔内に付着した汚れを100%近く取り除くには
毎食後の歯磨きに40分以上の時間がかかる !
ということです。

毎食後でなくても良いですが、
1日に1回でも 40分以上かけて歯磨きを行っている方は どれだけいるでしょうか?

おそらくほとんどの方は、5〜10分以下ではないでしょうか?
10分てきる方がいらっしゃれば 相当良い方です。
つまり、毎回の歯磨きが5分以下であれば、完全な予防レベルにまでは達していないのです。


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2017年9月21日

休診案内

2017年 9月21日(木曜日)です。

休診案内

9月24日(日曜日)は日本口腔インプラント学会出席のため、休診とさせていただきます。
そのため祝日と休診日が続きますので
9月23日(土曜日)〜9月25日(月曜日)まで休診となります。

ご迷惑をおかけいたします。

休診中の予約は以下からよろしくお願い致します。

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2017年9月18日

最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その3

2017年 9月18日(月曜日)です。

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三連休の最終日です。
関東は台風が過ぎたこともあり、朝から快晴ですね。

みなさん楽しい連休をお過ごしください。
私は次の講演のスライド作成で仕事ですが…

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その3』になります。

3回目です。
過去の2回をご覧になっていられない方は是非見られてください。

今回は、重度歯周病について解説しています。

本日は、
歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方
という内容です。

歯周病は、感染症 であることをしっかりと認識することが 歯周病治療を行うための第一歩です。

歯周病が進行すると私のような歯周病専門医でも全ての歯を治すことはできません。
あまりにも進行した状態では抜歯しか方法がないことがあります。

他の言い方をすれば、治すことができないほど進行した歯周病であった場合、
抜歯しないでそのままにすることで、歯周病細菌はどんどんと繁殖し、
感染していきます。
結果的に失う歯の数は増えていきます。

歯周病治療によって治る歯
治療を行なっても治らない歯を
きちんと区別することが重要であり、
その判断を適切にできるのが歯周病専門医でもあります。

できるかり徹底した歯周病治療により歯を残したいのは
患者様も希望されていますし、
私達医療サイドも治したいと考えています。

それでも治せない進行した歯周病があるのも事実です。

問題となるのが
100%治療ができない歯であっても どうしても抜歯を希望されない方がいらっしゃることです。

治せない歯をそのままにすると感染は広がり、さらに多くの歯を失うことになるだけでなく、
骨吸収が進行することにより、歯が抜け落ちた後の治療が困難(不可能)になってしまうことが多いのです。

話しは少しズレてしまいましたが、『歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方』についてもう少し解説します。

重度歯周病と診断された患者様の中には、
『定期的に歯科医院を受診していたのに、なぜこのようなことになってしまったのですか?』というご質問があります。

この理由は簡単なことで、
単に歯周病検査を行っていなかった可能性が高いのです。

そのため、現在歯周病で悩んでいる方がいっしゃれば、
担当医に 『歯周病の検査をして下さい』
と言って下さい。

歯周の検査は、非常に簡単なものです。

歯周病の代表的な検査には歯周ポケット という検査があります。

<歯周病を判断するためには、必ず行う検査です。 この検査には、特別な器材が必要なわけではありません。 検査時間も5分もかかりません。 歯科医師であれば誰でもできる検査です。 歯周病の治療が得意ではない先生がいらっしゃるのも事実です。 しかし、検査だけでも行えば、歯周病かどうかは分かります。 もし、歯周病と判断され、その歯科医院で治療が不可能とされれば、 歯周病を専門的に行っている歯科医院を紹介してもらえば良いことです。 まず、検査です。この検査をしないと 歯周病であるかも分かりません。 『歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方』
という話しをしました。

重度歯周病になってしまうまでには、一般的に 10年とか 20年とか 長い期間がかかります。

そのため、「最近 急に歯周病に歯周病になった!」ということはありません。

歯周病を主訴として 当医院に来院される患者様の多くは、
「づっと歯科医院に通院していたの…」 と言われます。

前回のブログでも書きましたが、歯周病検査は本当に簡単なものです。

基本的にどこの歯科医院でも検査が可能です。
しかし、歯周病検査を行っていない歯科医院があるのも事実です。

その理由として、歯周病治療は保険が適応されるのですが、その評価が非常に低いのです。

大雑把な言い方をすれば、採算が合わない治療の代表的なことが歯周病治療なのです。

特に重度歯周病の場合、治療すれば するほど 医院の経済事情は悪化すると言われています。
そのために、歯周病と分かっていても なにも治療しない先生がいらっしゃるのも事実です。
(もちろん多くの歯科医院ではそのようなことはありません)

歯周病治療の最も基本的な治療にはルートプレーニングという処置があります。

当医院では1回のルートプレーニングに約1時間の治療時間がかかります。

1時間の治療時間で得られる医院収入はどれくらいなのでしょうか?

まず、他の仕事で考えてみましょう!
整体(マッサージ)で考えてみましょう。
都心か地方かによっても違うでしょうし、美容で行うようなエステサロンでも違うと思います。
当医院のある ここ鎌倉(大船)では、1時間で約6000円というのが相場です。

それでは、ルートプレーニングはどの程度の医院収入があるのでしょうか?
歯周病の進行程度 や 治療本数にも違いますが、
重度歯周病であった場合には1時間で3.000〜4.000円以下の利益でしょう。

整体と違い、この作業には麻酔薬 や さまざまな器材費 もかかります。
当然のことながら、多くの器具はディスポーザブルですし、金属製の器具は滅菌等が必要になります。

また、歯科医院で治療の際に 座るイス(ユニットと言います)っていくらすると思います?
安いもので約300万円、高いもので約600万円以上します。

レントゲンだって最新のものであれば、2.000万円以上もかかります。

使用機材という点でいえば、医療は莫大なコストがかかっているのです。
現在 歯科医院は経営困難と言われ、歯科医師の4〜5人に1人は年収300万円以下と言われています。

その年収の中から数千万円の借金を返済しなければならないのも現状です。
事実、年間東京都で閉院した歯科医院は400件とも言われています。

東京都内だけでも 1日に1件以上の歯科医院が閉院しているのです。

そのような状況の中では、赤字覚悟の治療は なかなか実行されない歯科医院が多いのも事実です。

もちろん、上記のようなことは 全ての歯科医院のことではありません。
一部の歯科医院に限ったことです。

しっかりと 治療されている歯科医院も多くあります。

本日は、ちょっとダークな話しになってしまいましたが、このような裏話しもあるのです。

歯周病治療をしっかり行っている歯科医院を探すのであれば、以下のサイトを参考にされて下さい。
日本歯周病学会ホームページ(歯周病認定医掲載ページ)
   

日本地図がありますので、ご希望の都道府県をクリックして下さい。
歯周病専門医が ご自宅から遠いところにしかない かもしれません。

しかし、
「歯周病が気になる!」
「歯周病かもしれない!」
「歯がグラグラする!」
「出血がある!」
「年々歯が少ないなっている!抜歯されている!」
というような方は是非一度でも良いので歯周病専門医での検査をお勧めします。

そして、もし歯周病と診断された場合には、
その歯科医院で
どの程度の歯周病の進行なのか?
どの程度の治療回数が必要なのか?
等を聞いてみて下さい。

次回も本日の続きです。


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2017年9月14日

『最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その2

2017年9月14日(木曜日)です。

いつもは月曜日にアップしていますが、本日はちょっと変更です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『『最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その2』になります。

今日は前回の続きです。

最近 重度歯周病の方が増えている!
という話です。

始めて このブログ や 当医院のホームページ をご覧になる方もいらっしゃるかと思いますので、前回と同様に
歯周病について簡単に解説するところから始めます。

できれば前回のブログを先にご覧になっていただいた方がより分かりやすいです。

歯周病は感染症 です。

そして、歯周病になると歯を支えている骨が吸収してきます。

以下は、このブログで よく解説するために紹介している図です。
shimiru_01

同様に 以下も骨吸収を表すために紹介しているレントゲン写真です。
青線は、骨吸収 前の本来の骨の位置です。
赤線は、骨吸収した状態です。
スライド4

さらに骨吸収した状態を状態を分かりやすくするために
赤色の領域で表します。
スライド5

赤色領域は、骨吸収した部位ですから
ほとんどの歯がすでにグラグラです。

それでは、なぜこのようになったのでしょうか?

大きく分けて2つのパターンがあると考えられます。

1つは、悪い状態だったにも関わらず 歯科医院をまったく受診しなかった方です。

2つ目は、歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方です。

次回のブログでも解説しますが、この『歯科医院に通院していたにも関わらず 歯周病で歯を失ってしまった!』
という点について解説したいと思います。

当医院には、重度の歯周病の方が多くいらっしゃます。

全ての方を治せるわけではありません。

あまりにも進行したしてしまった場合には、抜歯しかないケースも存在します。

また、骨吸収が進行した歯周病の場合、例え 歯周病治療を行ったとしても
将来性は低く、延命はできたとしても将来的にはダメ(抜歯)になってしまうこともあります。

早い段階で歯周病を発見し、治療を行うことが重要なのです。

どのような病気もそうですが、
早期発見、早期治療が重要なのです。

あまりにも骨吸収が進行してしまった場合には、私のような歯周病専門医 であっても治すことは不可能です。

抜歯になることもあります。

全ての歯周病を治すこはできないのです。

患者様にとって抜歯は可能なかぎり避けたいものです。

そのため、完全に抜歯しか方法がない状態でも 抜歯をご希望されない方は、多くいらっしゃいます。

これが、大きな問題なのです。

こうしたことを患者様に 他の例でご説明することがあります。

お腹が痛くて内科を受診したとします。

診査の結果、病名が ガン(癌)と診断されたとします。

しかも、ガンは、かなり進行していたのです。

もっと早い段階でガンが発見されていれば、
抗ガン剤 や 放射線治療で治ることが可能だったのですが、
ガンが進行してしまっている現状では、
ガンの部分を切除するしか治療方法はなかったとします。

もし、切除しないと ガンは、他の臓器にも転移してしまうからです。

ガンが転移した結果、生死にも関わってくるのです。

そのため、外科処置によってガンを切除する方法を選択するのです。
(これは例えの話であり、歯周病とガンは全く違う病気です)

歯周病は感染症 ですので、
治療を行っても治らない歯を放置すると
必ず 他の歯に感染してしまいます。

つまり、さらに多くの歯を失ってしまうのです。

次回のブログも本日の続きです。


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2017年9月4日

最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その1

2017年 9月 4日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その1』になります。

本日の内容は、以前から何度も お話した内容ですが、非常に重要な話しのため、再度解説したいと思います。

私自身は歯周病専門医ですから 当医院に来院される患者様の多くは 歯周病の方です。

歯周病といっても 軽度の歯周病から 重度の歯周病の方まで 病状の進行状態はそれぞれです。

しかし、最近の傾向として 歯周病が非常に進行した患者様が増えています。

原因は さまざまですが、長い間歯科医院を受診されなかったことが大きな問題となっています。

悪い状態でありながら そのまま放置してしまったことによる 歯周病の悪化です。

歯周病になってしまう原因には、多くのことが考えられます。

歯周病の主な原因は以下になります。
まず、歯周病細菌の存在です。

歯周病は感染症 です。

歯周病細菌というバイ菌が歯肉の中に侵入して起こる病気です。

歯周病細菌が歯肉の中に侵入すると
歯肉が腫れ、
出血を起こし、
最終的には歯を支えてる骨が吸収します。

骨吸収が進行すると 
歯がグラグラとしていき、
最終的には、歯が抜けてしまいます。
この細菌感染を防ぐことが歯周病にとって重要なことなのです。

次の原因として、噛み合わせです。
噛み合わせとは、噛む力の負担が大きい場合に 歯がその力に耐えきれずにダメになってしまうことです。

噛み合わせだけでは、歯周病にはなりませんが、歯周病が進行しているような状態であった場合で 噛み合わせに問題がある方は、歯周病が一気に進行してしまいます。

具単的には、先(最初の原因)でご説明したように 歯周病は、歯周病細菌による感染によって起こります。

歯周病細菌の感染が進行し、歯を支えている骨が吸収し始めると、
通常の噛む力でもグラグラしてきます。

この状態でさらに噛む力の負担が大きくなると歯自体は、とても噛む力に耐えきれずに グラグラがさらに大きくなっていくのです。

歯周病専門医が最も難しい治療としているのが この噛み合わせがある患者様です。
ちなみに どのような噛み合わせが問題なのかと言いますと
歯ぎしり や くいしばり がある方です。

『私は 歯ぎしり をしていないので関係ない!』と思われている方も多くいらっしゃると思います。

しかし、実際には、ほとんどの方は『歯ぎしり』をしています。
中には『ギリギリ』と音がする方もいらっしゃいますが、
音がしない方の方が多いのです。
歯は、骨吸収がない状態でも多少は動くものです。
これは、正常なことなのです。

しかし、動く範囲は決まっています。

この正常に動く範囲であれば、歯には負担は加わりません。

しかし、この正常な範囲以上に歯が動いてしまった場合が問題なのです。

手首を例にとって解説します。
当然のことながら手首は動きますよね。
でも動く範囲は決まっています。

手首を360度 ぐるっと動かすことはできません。

動く範囲が決まっているからです。

しかし、転んだりした時に手を強くぶつけたとします。
その際に手首が必要以上に曲がったとします。
正常な動く範囲以上に動いてしまったのです。

この場合、手首のすじ は伸ばされてしまいます。

いわゆる 捻挫(ねんざ)という状態です。

歯にもこのようなことが起こるのです。

歯が正常範囲で動く以上に 噛む力のダメージが加わると
歯は打撲を起こすのです。

噛み合わせの問題は、本当に歯科治療(歯周病治療)を難しくします。

次の歯周病原因として喫煙
があります。喫煙者は歯周病が非常に治りにくいのです。

喫煙と歯周病の関係は、歯周病の学会において 数多く報告されています。
ある報告によると、喫煙者は、非喫煙者と比較して、歯周病の進行は 6倍以上も早い という結果もあります。

次の原因として生活習慣 です。
歯周病は生活習慣病なのです。

つまり、歯周病は、高血圧 や、糖尿病、高コレステロール症 といった病気と同じといってもいいでしょう。

糖尿病、高血圧 等の治療を行う際には、単に内科医 等が薬を処方するだけでは治りません。

患者様ご自身が生活習慣を適切に見直すことが重要です。
もちろん、食生活、運動、喫煙、睡眠、ストレス…等です。
いくら薬を飲んでも、上記のような生活習慣が守れなければ、治りません。
こうしたことが歯周病の原因と言えます。

まとめると 歯周病の原因は、
感染症!
噛み合わせ!
喫煙!
生活習慣 ということです。

細かく言えば他にも問題となる原因はありますが、
代表的な歯周病の原因は上記のようなことなのです。

最近 重度歯周病で来院される患者様の多くは、こうした原因といくつも抱えている方が多いのです。
しかも、長期的に歯周病を放置されているため、当医院を受診された時には
すでに歯周病が進行しすぎてしまっているのです。

歯周病の治療は多岐におよびます。
歯周病になってしまった原因により治療方法はさまざまです。

簡単な治療で十分完治するケースもありますし、
治らないケースも存在します。

いくら歯周病専門医 でも全ての歯周病を治せるわけではありません。

そのため、手遅れにならないうちに治療を開始することが最も重要なのです。

特種なケースを除いて、
一般的に 重度歯周病になるためには、相当長い期間がかかっています。
10年 とか 20年とかです。
そのため、『最近 急激に歯周病になった!』ということではありません。
特に歯がグラグラ しているということは、
かなり歯周病が進行している状態です。

そうとう覚悟しないといけません。

次回は本日の続きで2回目を解説します。


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