歯周病専門医サイトブログ

2017年7月10日

歯周ポケット検査と歯根破折、セメント質剥離

2017年 7月10日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

歯周病の検査で最も基本的な検査として
歯周ポケット検査があります。

このブログでもよく解説する検査方法です。

非常に簡単であり、基本的にどこの歯科医院でも行えます。

知っている方も多いかと思いますが、
ちょっと見てて下さい。

歯と歯肉はくっついておらず 僅かな隙間があります。
この隙間のことを歯肉溝と言います。

歯肉溝がに汚れが入り込み 溝が深くなると
歯周ポケットと言われるようになります。
以下の図です。

以下のような器具を使用し、歯周ポケットの深さをはかります。

1歯につき 6カ所以上の深さを測定します。

この歯周ポケットが深くなると歯周病が進行しているということです。

歯周病ポケット1〜2ミリ  :正常

歯周病ポケット3〜4ミリ  :軽度

歯周病ポケット5〜6ミリ  :中程度

歯周病ポケット7ミリ以上  :重度

という判断になります。
歯周病の検査はこれだけではなく、
レントゲンによる骨吸収状態や
噛み合わせ
等さまざまな検査を総合して歯周病の診断をするわけですが、
上記の歯周ポケット検査は基本中の基本です。

さて本日は歯周病の話とはちょっとズレます。

それは、歯周病と同じような症状があるが、
実は歯周病とはまったく違う原因であることがあります。

私自身が歯周病専門医ということもあり、
来院される患者様の多くは歯周病に問題をかかえた方です。

歯肉が腫れるとか
噛んでいたいとか
出血があるとか

患者様はご自身の判断やネット等で検索して
「きっと歯周病に違いない」
とお考えになり来院される方も多くいらっしゃいます。

実際に歯周ポケット検査をしてみると
歯周ポケットが8ミリ
というこもあります。

先ほど歯周病の検査で歯周ポケットが深くなると
歯周病が進行していることを解説しました。

しかし、歯周ポケットが深くなる原因は
歯周病だけではありません。

本日は歯周ポケットが深くなる他の原因について解説します。

1症例目は、以下の患者様です。
レントゲンをみてみましょう!

「歯肉が腫れて出血がある」
「痛みもある」
とのことで来院されました。

患者様は歯周病が原因ではないかと思われています。

早速歯周ポケット検査 と レントゲン写真の撮影を行いました。
問題となる歯は印の歯です。

歯周ポケットは8ミリあり、
出血もあります。

本日の最初に重度歯周病は、歯周ポケットが7ミリ以上と解説しましたので
この歯は、8ミリもありますので
歯周病ということになりますが、
そうではありません。

確かに歯周ポケットは8ミリなのですが、
この歯周ポケットができた原因は、
歯周病細菌による感染症ではなく、
歯が折れたのです。

この歯は神経がない歯でした。

神経のない歯は脆く、通常の噛む力でも折れることが高頻度で起こります。

歯の根が折れることを
歯根破折と言います。

歯根破折の特徴的なレントゲン像をみてみましょう!

歯の根を取り囲むように黒い状態がみれます。

分かりやすいように黒くなっている部分を
黄色線で記載したのが以下です。

このようなレントゲン像を見た場合、
歯根破折を疑います。

患者様には歯根破折の可能性が高いことを説明させていただきました。

歯根破折を起こした場合には、
基本的に治すことはできません。

基本的にはですが…

歯根破折は抜歯となります。

今回ご来院された患者様には、
腫れの原因を説明させていただき、
歯根破折している場合には、抜歯となることも説明させていただきました。

患者様にとっては、抜歯は当然のことながら避けたいことです。

そのため、薬で腫れを抑えてこのまま経過をみられるとのご希望でした。

しかし、暫くして再度腫れたため、ご来院されました。
その時のレントゲンが以下です。

歯が完全に割れていました。

患者様はレントゲンの状況をみていただき、
ご納得の上、抜歯となりました。
現在はインプラント治療が完了し、噛めるようになっています。

神経のない歯は、本当に脆く、
こうした歯根破折が起こる確率が非常に高いです。

歯を削らないようにすること
神経を取らないようにすることは本当に大切なのです。

患者様も抜歯後には、できるかぎり周囲の歯に負担がかからない治療をご希望されていたため、
歯を削るブリッジではなく、
インプラント治療をご希望されました。

このように歯周ポケケットが深いから歯周病ということではなく、
様々な検査を総合して判断することが必要なのです。

次のケースになります。
患者様は、歯肉が腫れたとのことで来院されました。
出血もありました。

歯周病を疑い、歯周ポケット検査を行いました。

歯周ポケットは部分的に9ミリありました。

その時のレントゲン写真が以下です。

問題となるのが印の歯です。

歯周病ポケットが9ミリとは深いですね。

それではこのケースは
歯周病でしょうか?
歯根破折なのでしょうか?

実は両方とも違います。

答えはセメント質剥離
という病態です。

セメント質とは、
歯の根の周囲を取り囲んでいる薄い硬い組織のことです。

このセメント質がなんらかの原因で剥がれしまうことをセメント質剥離と言います。
以下の矢印部分が剥がれたセメント質です。

セメント質剥離を例えていうと
家の外壁を想像してみて下さい。

家の外壁にタイルがはってはったとします。
このタイルが
地震とか
劣化により剥がれ落ちてしまうこともありますよね。

この剥がれたタイルがセメント質であると思って下さい。

外壁のタイルが剥がれると困りますよね。

セメント質も
噛み合わせの負担が強く起こったりすると剥がれてしまいます。

この確率は年齢が高くなればなるほど多くなりますし、
神経のない歯で起こりやすいと言われています。

セメント質剥離が起こっても問題とならない場合もありますが、
剥離した部分が大きかったりした場合には、
歯周ポケット交通し、感染が起こることで腫れてきます。

今回のケースはそうしたことが起こり
腫れや出血が起こったのです。
治療は剥離したセメント質を取り除くことです。

以下が治療前と後です。

剥離したセメント質を取り除くことで腫れは治まりますが、
予後はよくありません。

今後問題を起こす可能性が高いです。

このように歯周ポケット検査は、歯周病の診断にとって非常に重要な検査ですが、
歯周ポケットが深いからといって
必ず歯周病ということではありません。

今回のケースのように
歯根破折の場合もありますし、
セメント質剥離の場合もあります。

また、今回は紹介できませんでしたが
他にも原因はあります。

病気の診断をする場合には、
さまざまな面からみることが大切なのです。


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2017年7月4日

歯科で使用する器具(エアータービン)の滅菌について

2017年 7月 4日(火曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

本日は歯周病の話ではなく
歯科で使用する器具の滅菌の話です。

他の3つのブログでも同様の話を書いています。

最近 テレビ や ネット で 歯科医院で使用する器具の滅菌についての話題があります。

歯を削る際に使用するエアータービンの使い回しです。

以下がエアータービンです。

user comment….

このエアータービンですが、
使用する際にはダイヤモンドのバー等で水を出しながら高速回転で歯を削っていきます。

もちろん口腔内で使用されるため、唾液や血液が付着するため、
当然のことながら滅菌が必要なのですが、
単にエアータービンが汚れが付くだけではなく、
回転を止めた際に、器具の中に水分が僅かに後戻りして入り込むことが報告されています。

そのため、使用後にエアータービンの表面をアルコール消毒しただけでは不十分であり、
タービンの中に入り込んだ感染原自体を取り除くことが重要になってきます。

エアータービンの表面だけを消毒しても
タービン内に入った感染原は、
次に使用する際に、水と一緒に出ていきます。

これが問題なのです。

当医院では開業以来づっとエアータービンの感染予防対策を行っています。

患者様ごとにエアータービンを交換し、
専用の高温滅菌器具で消毒をしています。

この滅菌作業は結構大変なんですよね。

まずエアータービンの数を揃えておかないといけません。

患者さんの数が多い歯科医院であれば、20本以上揃えておくことが必要です。

エアータービン1本の値段は10〜15万円程度しますので
数が増えれば増えるほどコストがかかります。

もちろん滅菌する器具自体も高価です。

しかし、最低限必要なことであることは間違いありません。

ご心配な方は、通院されている歯科医院でどのような滅菌対策を行っているか聞いた方が良いでしょう。

歯科医院で聞いてみて、
きちんとした回答がないような場合には
転院した方が良いかもしれません。

きちんとした滅菌対策を行っている歯科医院であれば
このような質問は失礼なことはなく、
積極的に滅菌対策について回答してくれるはずです。


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2017年7月3日

歯周病で失った骨の再生治療(骨再生の限界について)

2017年 7月3日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日はちょっと難しい話になります。

骨の再生治療についてです。

歯周病は、歯周病細菌より歯を支えている骨が吸収していく病気です。

骨の吸収過程や骨の再生治療の症例については前回のブログで解説しました。

前回のブログをご覧になっていない方は先にご覧になって下さい。
前回のブログ(歯周病で失った骨の再生治療)

それでは、再生治療を行うとどんな状態でも骨は再生するのでしょうか?

もし、全ての症例で骨が再生することが可能であれば、
歯周病は全て治るということになります。

本当にそんなことが可能なのでしょうか?

本日はちょっと難しい話になりますが、そうした骨の再生について解説していきます。

まず骨吸収のあるレントゲンからみていただきます。
以下のレントゲン写真の左手側の歯には骨の吸収が認められます。
分かりますかね?

矢印部分が骨吸収がある部位です。

何となく分かりますかね?

骨の再生治療は、こうした骨の吸収した部位に
骨の増大(再生)を行うわけですが、どのような骨吸収でも骨が再生するわけではありません。

本日はそうした話をしたいと思います。

以下は、歯と骨の図です。

ちょっと分かりにくので解説します。
以下が歯の部分です。

以下は歯根と言われる部分です。
歯肉の中にある骨に埋まっている部分です。

以下が骨です。
歯の根は骨の中に埋まっているのです。

歯の根や骨は、歯肉の中にありますので
本来は肉眼では見えない部分になります。

今回の図では歯肉の部分を除去して、
骨の状態を見やすいようにしてあります。

ちょっと難しいですかね?

骨の吸収のタイプはいくつかに分類されます。
この骨吸収のタイプにより
骨の再生が可能かどうかが分かります。

以下は2壁性骨吸収という状態です。
まずは見てみましょう!

私自身大学や講演を行っているのですが、
骨吸収を説明する際には以下の図を良く使用します。
歯の根を背に座ったとします。
以下の図のようにです。

その際に骨がどこに見えるのか?
ということが骨吸収のタイプを診断する大きなポイントになります。
歯根を背にして座ると
正面に骨が見えます。

左側にも骨が見えます。

骨の壁が2つ見えます。

これを2壁性骨吸収と言います。

次に以下のような骨吸収があります。

同じように歯根を背に座ってみます。

正面には骨が見える!

左側には骨は見えない!

右側にも骨は見えない!

骨の壁が1個しか見えないので
これを1壁性骨吸収と言います。

次に3壁性骨吸収を見てみましょう!

分かりますかね?
先ほどの2壁性骨吸収より右側に骨があるのです。

簡単に言えば、穴のようになっているのです。

図をまとめると以下になります。

骨の再生治療を説明する際には、
この骨吸収に血液を注ぐことを想像してみましょう。

まず左側の1壁性骨吸収に血液を注いでみましょう!

血液を注いでもこぼれてしまいます。

次に真ん中の2壁性骨吸収にも血液を注いでみましょう!

やはり血液はこぼれてしまいます。
しかし、左側(奥側)には骨の壁があるため、血液がこぼれるのは手前側(右側)だけです。

さて次に3壁性骨吸収に血液を注いでみましょう。

3壁性骨吸収は穴のような状態ですので、
血液はこぼれにくく、穴に溜まります。

さて他の図を用いて
骨の再生についてさらに解説します。

コップに血液を満たしてみましょう。

この血液が満たされたコップの中に骨の細胞を入れてみます。
骨の細胞がないと骨は再生しません。

この血液が満たされたコップの中で骨の細胞は動きまわることができるのです。
しかし、骨の細胞はコップの外に出て動くことはできないのです。

骨の細胞が動き回る範囲は決まっているのです。

さてこうしたことを他の例えで解説します。
海の中にいる魚は、当然水中で泳ぎます。

しかし、魚は水中を出ては生きられません!

骨の細胞も同じです。
血液が満たされた範囲でしか生きることはできないのです。
そのため、骨が再生しやすいのは血液が満たされる
3壁性骨吸収なのです。

本日の話はちょっと難しかったですね。

来週のブログもお楽しみに!


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2017年6月12日

歯周病で失った骨の再生(骨再生治療)

2017年6月12日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯周病で失った骨の再生(骨再生治療)』になります。

今日は歯周病治療によって骨が再生する状況をレントゲンでみてみましょう。

歯周病は、歯周病細菌による感染症です。

感染が進行すると顎の骨が溶けていきます。

骨が溶けることで歯はグラグラとし、
抜けてしまいます。

少し前にもアップした図ですが、
歯周病による骨吸収を図で見てみましょう!

以下の図は骨が吸収する前の健康な状態です。

顎の骨がしっかりとあります。

次の図は、歯周病が少し進行した状態です。
軽度歯周病です。

次はさらに歯周病が進行した状態です。
骨の吸収が始まります。
中程度歯周病です。

さらに歯周病が進行したのが以下です。
重度歯周病です。

こうなると歯はグラグラです。

次に実際の症例をレントゲンでみてみましょう。
歯周病が進行して骨が吸収しています。

骨の吸収状況を図に記載してみます。
以下の赤線が骨が吸収した状態です。

骨が吸収する前は以下の青線の位置まで骨がありました。

赤戦青線を重ねたのが以下です。

骨がだいぶ吸収しているのが分かるかと思います。

この斜めにくぼみのようになっているのを平坦にしていくことが
歯の長期維持が大きく関係してきます。

以下は歯周病治療後です。
左側が治療前
右側は治療後です。
骨が平坦になっているのが分かるかと思います。

次の症例をみてみましょう。
以下の*印の歯を注目して下さい。
骨が吸収しているのです。

少し分かりにくいので
骨の吸収した状態を赤線で記入してみます。

骨が吸収する前が以下の青線です。

赤線青線と重ねてみましょう。

骨が吸収しているのが分かるかと思います。

次は歯周病治療後です。
骨が回復しているのが分かるかと思います。

治療前と治療後を比較したのが以下です。
左側は治療前
右側は歯周病治療後です。

歯周病治療により骨の回復が認められます。

骨の再生が難しい部位もあります。
それが前回まで解説していました
分岐部病変です。(ぶんきぶびょうへん)

この分岐部病変もレントゲンでみてみましょう。
以下は初診時です。
*印が今回治療する歯です。

分岐部病変は分かりにくいので少し解説します。
歯の根を赤線で記載します。
歯の根というのはこのような形をしています。

この根と根の間が分岐部なのです。
分岐部病変になると
根と根の間の骨が吸収します。

レントゲン上では骨が吸収するため、
黒っぽく見えます。
以下の矢印の部分です。

以下が歯周病治療後です。
分岐部の黒っぽく見えるのが
白く変化しています。

ちょっと分かりにくいですかね。

本日は歯周病治療による骨の再生について
実際のレントゲンを見ながら解説しました。

次回も歯周病について新しいテーマで解説していきます。
お楽しみに!


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2017年6月5日

重度歯周病が治りにくい方の原因について:その5

2017年 6月5日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『重度歯周病が治りにくい方の原因について:その5』になります。

このシリーズの話はかなりマニアックになっています。

前回は、根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)という話でした。

ちょっとおさらいをしましょう。

前回と同じ写真なのですが、
正常な状態のレントゲンが以下になります。

この写真は下顎の奥歯なのですが、
通常 歯を支えている根は2本から3本存在しています。
この根と根の間に骨があるのが正常な状態です。
骨は白く見えます。


根を分かりやすいように線で書いてみました。


根と根の間が根分岐部(こんぶんきぶ)です。

次のレントゲン写真が根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)です。

根と根の間が黒っぽく見えます。
骨が吸収しているのです。

今度は図で見てみましょう!
以下が正常な状態です。

以下が骨が吸収して根分岐部病変になった状態です。

ここまでは前回の写真と図です。

本日は分岐部病変の治療の話をしたいと思います。

まず歯周病と診断するためには、
歯周病の検査が必要です。

歯と歯肉には僅かな溝があります。
この溝を歯周ポケットと言います。

使用する器具は以下です。
これをプローブと言います。

プローブを歯と歯肉の境目に挿入します。

計測する部位は歯の周り6カ所です。

この歯周ポケットが深くなるほど歯周病が進行しているということです。

歯周病が進行している状態では
歯肉の中に汚れが詰まっているのです。
いわゆる歯石です。

この汚れの中に歯周病細菌が存在しており、
歯周病細菌が存在することで歯を支えている骨が溶けてしまうのです。

実際に重度歯周病のため、抜歯となった歯を見てみましょう。

黒く見えるのが歯石です。
歯の根の周囲に大量の歯石がついています。

このような状態になってしまうと抜歯となってしまうのですが、
歯周病の治療とは、歯肉の中 歯の根に付着した歯石を取ることになります。

以下の図は歯肉の中にある歯石を取ってるところです。

さて話を根分岐部病変に戻しましょう。
根分岐部病変になってしまうと
その将来性は非常に低くなってしまいます。
そうしたデータから見ていきましょう。

以下は
根分岐部病変がある状態と
問題がない状態の
抜歯となる率です。

分かりにくいのでポイントを絞ってみましょう。

黄色の部分が根分岐部病変がない状態です。
正常な状態です。

赤色の部分が根分岐部病変がある状態です。
歯周病が進行した状態です。

このデータによると
正常な状態の歯を失う率が4.1%だったのに対して
根分岐部病変となると歯を失う率が31%となり、
約8倍高くなります。

他の研究では

正常な状態の歯を失う率が6.7%だったのに対して
根分岐部病変となると歯を失う率が57%となり、
約9倍高くなります。

こうしたデータからも
根分岐部病変になると
歯を失う確率が格段に高くなります。

先に歯石を取る治療の図をアップしましたが、
この根分岐部病変になると
根の形態が複雑なため、汚れを取ることが非常に難しくなります。

根分岐部病変となると
歯周病治療でどれくらい歯石を取ることができるのかというデータを見てみましょう。

分かりにくいですが、
SRPというのが先の図にもあった汚れを取る治療です。
左側の3本の棒グラフです。
歯周ポケットが1〜3ミリは軽度の歯周病
歯周ポケットが4〜6ミリは中程度の歯周病
歯周ポケットが4〜6ミリは重度の歯周病
です。

歯周ポケットが1〜3ミリの軽度の歯周病ではSRPにより69%歯石が取れる

歯周ポケットが4〜6ミリの中程度の歯周病ではSRPにより18%歯石が取れる

歯周ポケットが6ミリ以上の重度の歯周病ではSRPにより15%しか歯石が取れない

というデータです。

歯周病が進行すればするほど
治療(SRP)により歯石が取れる確率が格段に下がるということです。

歯周ポケットが6ミリ以上の場合、
歯周病治療(SRP)では歯石が15%しか取れないのでは
治らないということです。

ちなみに
右側の3本の棒グラフは
歯周病の手術を行った場合の歯石除去率です。
手術をすればより歯石の除去率は高くなりますが、
それでも6ミリ以上の歯周ポケットの場合には42%しか歯石が取れないということです。

歯周病は進行すると非常に治しにくいのです。

早期発見、早期治療が最も大切なのです。

今日はかなり難しい話になってしまいました。

次回もお楽しみに!

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2017年5月29日

重度歯周病が治りにくい方の原因について:その4

2017年 5月29日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『重度歯周病が治りにくい方の原因について:その4』になります。

このところ講演のための資料作りで毎日おわれています。

先週は1日講演でしたのでかなりの量のスライドを作製しなければいけませんでしたので
ここ3ヶ月間はそのために毎日を費やしていました。

今週は木曜日、
来週も木曜日に
それぞれ講演があるのですが、同じ内容であればいいのですが、
まったく違う内容なので、
それぞれ講演スライドを作らないといけないので大変です。

さて今日も前回の続きです。

今日は根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)と言う話です。

患者様に対して
ブログ等でこうした話をする先生はあまりいらっしゃらないかと思います。

なかなか患者様には分かりにくい話ですから

しかし、この後詳細に説明しますが、
根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)がある状態は非常に悪くなりやすいのです。
そのため、根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)が進行しないうちに治療を開始することが非常に大切です。

根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)が進行すると
抜歯となる可能性が非常に高くなってしまいます。

早期発見、早期治療が必要なのが根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)なのです。

それでは分岐部病変がどのような状態であるのかを見ていきましょう!
以下はレントゲン写真です。

歯には根があり、みなさんがお口の中に見えている部分は歯の一部であり、
歯冠と言います。
白く見えるのはエナメル質という部分です。

みなさんが見ることができない歯肉の中には、
歯根(しこん)があり、
その歯根は骨の中に埋まっているのです。

大根 や ニンジンが土の中に埋まっているのと同じです。

ここでみていただきたいのが先ほどのレントゲン写真で、
前歯と奥歯の根の数の違いです。

通常前歯は、1歯に1つの根があります。

それが奥歯では1歯に対して、2〜3の根が存在します。(4根ある場合も1根の場合もありますが)

実際に見てみましょう
以下の写真は奥歯です。
左側の歯は、上顎の奥歯です。
右側の歯は、下顎の歯です。

こんな形になっているのです。

でもなんとなく見たことがある方も多いかと思います。

歯周病は、歯周病細菌による感染症であり、
歯周病細菌感染することで、歯を支えている骨が吸収してきます。
以下の左側は正常な状態で
右側が骨吸収を起こした状態です。

実際のレントゲン写真で根分岐部病変を見ていきましょう。

まずは問題のない正常な状態です。
(根分岐部病変ではありません)

先にも説明しましたように歯には歯根があり、
それが骨の中に埋まっています。
矢印の部分は骨です。
レントゲン上では、骨は白く見えます。

以下のレントゲンは、歯根を黄色く線を引いた状態です。

歯根はこのような形をしています。

これが歯根です。

下の矢印部分が根分岐部です。

このレントゲンではこのケースは根分岐部病変にはなっていません。

以下が根分岐部病変です。

根の根の間の骨が吸収しているのが分かるかと思います。

これで根分岐部がどのような状態であるのかが分かったと思われます。

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2017年5月22日

重度歯周病が治りにくい方の原因について:その3

2017年 5月22日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『重度歯周病が治りにくい方の原因について:その3』になります。

本日は「TCH」という話をしたいと思います。

上下顎の歯が接触する時間は、1日の中で20分以下と言われています。
通常 上下顎の歯が接触するのは、

物を噛む時(咀嚼(そしゃく))と

飲み込む時(嚥下(えんげ)) 、

会話時等に 瞬間的に触れるだけなのです。

それ以外の時間帯では、上下顎の歯が触れることは基本的にありません。

しかし、上記以外でも上下顎の歯が接触することがある場合があります。

その一つが 噛みしめ や 歯ぎしり 等の習癖です。

また、本を読んだり、パソコン 等 下を向く動作が多い方では、
上下顎の歯が自然に接触する機会が多くあります。

他にもスポーツ、車の運転、料理、洗髪、
「黙って集中して作業する行為」や
趣味に没頭する時 等でも
歯を接触させる機会があります。

さらに 緊張状態が続く方では、日常から歯を接触させる行為が続くことがあります。

上下顎の歯が触れない状態を「安静位」と言います。

本来 咀嚼時、嚥下時、会話 等で上下顎が瞬間的に触れる以外には、
この「安静位」を保つことが重要です。

例え 強く噛んでいなくても
上下顎の歯が触れると 口を閉じる筋肉(閉口筋)は働きます。

上下顎の歯が触れている間は、筋肉が働き続けるのです。

こうした歯の接触時間が長くなれば、なるほど筋肉は疲労してきます。

また、口を閉じる筋肉(閉口筋)が働くと、
顎の関節は上方に押さえつけられるので、顎関節の血流循環が悪くなります。

このことを例えると 
正座を長時間すると足がしびれることと同じようなことが起こっているのです。

こうした無意識中の歯の接触を
「TCH(Tooth Contacting Habit):歯列接触癖」と言います。

TCHは、東京医科歯科大学の木野先生らのグループが発表したことです。

東京医科歯科大学の顎関節治療部は、顎関節症で悩む患者さんが
年間2,000人以上来院する世界でも有数の顎関節治療医療機関であり、
長年の臨床研究から
多くの顎関節症状のある方にTCHの改善治療を行った結果、
非常に高い効果があったことが実証されています。

また、TCHが生じると 顎関節部に問題が起こるだけでなく、
歯は摩耗(歯がすり減る)し、
知覚過敏症が起こったり、
歯自体にダメージが加わりダメ(咬合性外傷)になったり、
神経のない歯では折れる(歯根破折)ことが起こりやすくなります。

食いしばり や 歯ぎしり 等 のことを専門用語で「ブラキシズム」と言います。

TCHも ブラキシズムの一種ですが、
食いしばりとの大きな違いは、噛む力の大きさ(強さ)と自覚の有無です。

最大咬合力の約70~80%の力で噛む(食いしばる)ことで
「噛んでいる」と自覚します。

通常 自覚のある 食いしばり の場合には、自覚した時点で噛むことを止めます。
また、筋肉自体も疲労するために、あまり長時間におよぶことはありません。

それに対してTCHは、単に歯が接触するだけですので、
噛む力の大きさ(強さ)は弱いです。
弱い力のために、自覚することが非常に少ないのです。

しかし、弱い力でも長時間作用すると顎関節部 や 歯 に問題が起こります。

こうした長時間の弱い力の方で問題が起こっている方が多いことが分かっています。

TCHの治療(改善方法)として、
認知行動療法を応用したリマインダー法
(TCHを行っているが確認する合図を設定する方法)が有効とされています。

治療方法については、患者様の症状によっても違ってきますので、
担当医にお聞きになって下さい。

臨床研究では、認知行動療法を応用したリマインダー法を行うことで、
数ヶ月から半年程度で多くの方でTCHが軽減してくるようです。

次回のブログでは実際の治療法について解説します。

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2017年5月15日

重度歯周病が治りにくい方の原因について:その2

2017年 5月15日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

先週は福岡県で日本歯周病学会が開催され、
私やスタッフと一緒に参加してきました。

はやり学会は様々なことが得ることができ、とても刺激になります。
特に若い歯科医師 や 歯科衛生士にとっては、
単に情報を得るだけでなく、
多くの人と交流をすることで、得られることもいっぱいあります。

また学会で得られた知識をまとめて
院内で報告する予定です。

今日のテーマは、『重度歯周病が治りにくい方の原因について:その2』になります。

前回のブログのおさらいから始めます。

歯周病が進行している方に得意的な細菌が関与していることが分かっており、
以下の細菌は歯周病の進行にとって非常に大きく関与しています。

P.g. 菌 (Porphyromonas ginvalis)
T.d. 菌 (Treponema denticola)
T.f. 菌 (Tannerella forsythia)
A.a. 菌 (Aggregatibacter actinomycetemcomitans)

歯周病細菌は、親から子供へと感染する可能性が非常に高く、
親が進行した歯周病の場合、
子供へ伝播する可能性が高いです。

また子供に感染しても
子供が歯周病になりやすい体質の場合には
歯周病の発症が高くなります。

歯周病の感受性が高い状態です。

また世界的に重度歯周病の方の歯周病細菌と
日本人での歯周病細菌の状態には差があり、
日本人には得意的な細菌の種類が多いことも分かってきています。

P.g. 菌 (Porphyromonas ginvalis)です。

さらにP.g. 菌と言っても
いくつかのタイプがあり、
悪精度の高いP.g. 菌に感染した場合には、
進行が早いことも分かってきています。

さてここまでが前回の話でした。

歯周病の病状の進行として
歯を支えている骨が吸収することで
歯がグラグラとしてきます。

歯周病の進行と骨吸収を図で解説していきましょう。

まず歯周病の基本的な検査である
歯周ポケット検査から始めます。

歯周病の進行程度を知るために、必ず行うのが『歯周ポケット検査』です。
この検査なしでは、歯周病の進行状態を知ることはできません。

検査方法は簡単なものです。

歯と歯肉の間には、元々わずかな隙間(すきま)が存在します。
この隙間のことを『歯周ポケット』と言います。

健康な方では、この『歯周ポケット』の深さは約1~2ミリ程度です。
測定方法は、『プローブ』(写真1)と言われる細い器具を 歯周ポケットに入れて計測します。(図1、写真2)




歯周ポケットの深さが深ければ深いほど歯周病は進行しているということです。
その進行したポケットの中に歯周病菌がひそんでおり、歯肉を腫らすとともに、歯を支えている骨を溶かします。


ポケット(歯と歯肉の境の溝):1~3mm
歯肉が炎症を起こしており、歯ブラシにて出血することがあります。
しかし、歯を支えている骨は溶けておらず、歯肉のみの炎症です。
歯ブラシをしっかり行うことと、歯石を除去することで治ります。

正常な状態の骨の高さです。


ポケット(歯と歯肉の境の溝):3~4mm
歯肉の炎症が進み、歯を支えている骨の吸収が起こってきてます。
この段階であればきちんと治療を行えば、大きな問題にはなりません。
歯肉の下にある歯石を機械的に除去します。


ポケット(歯と歯肉の境の溝):5~6mm
歯を支えている骨もかなり溶け始めてきています。歯周病の専門の治療が必要です。
歯肉が腫れる、出血がある、歯がぐらぐらするといった症状もでる時期です


ポケット(歯と歯肉の境の溝):7mm以上
かなり進行した歯周病です。
歯を支えている骨の吸収もだいぶ進んでいます。
場合によっては抜歯となる可能性もあります。
歯周病の専門の治療が必要です。
歯はグラグラすることがあります。

それでは実際の症例写真をみていきましょう!
始めに健康な方の口腔内写真とレントゲンです。

次に歯周病が進行した方の口腔内写真とレントゲンです。


歯肉は退縮し、
レントゲンでは骨の吸収が認められます。

今日は歯周病の見方の話までになります。

次回さらに進めた話をしていきましょう。

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2017年5月10日

日本歯周病学会参加のため休診致します

5月12日(金曜日)、5月13日(土曜日)は、日本歯周病学会参加のため休診致します。
5月14日(日曜日)は通常通り診療致します。

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2017年5月8日

重度歯周病が治りにくい方の原因について

2017年 5月 8日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『重度歯周病が治りにくい方の原因について』になります。

歯周病になる原因にはいくつかのことが考えられます。

まず 歯周病細菌です。
歯周病細菌がいなければ歯周病にはなりません。
これは間違いないことです。

そのため、歯周病を一言で表すと
歯周病は、歯周病細菌による感染症と言えます。

ただし、この歯周病細菌といっても
口腔内には非常に多くの種類の歯周病細菌が存在しています。

その中でも悪性度の高い歯周病細菌に感染すると歯周病の進行が早くなります。

現在最も悪性度の高い歯周病細菌は以下とされています。

P.g. 菌 (Porphyromonas ginvalis)
T.d. 菌 (Treponema denticola)
T.f. 菌 (Tannerella forsythia)
A.a. 菌 (Aggregatibacter actinomycetemcomitans)

という細菌です。
その中でもA.a. 菌 は子供の頃に多くの場合 親から感染する可能性が高く、
父親、母親が歯周病が進行していた場合、
子供に感染する可能性が高くなります。

親が歯周病の場合、
子供もそれを引き継ぐ可能性高いので十分な注意が必要です。

具体的には、子供を小さいころから歯周病の専門医に受診させて
定期的な管理を行っていくことが必要であり、
痛みがない とか
腫れない とか
問題がないからといって歯周病が進行していないとは言えないので
定期的に管理をきちんと行い、
歯周病が発症していないかを確認することが大切であり、
もし、歯周病の発症が認められた場合には、早急の対応が必要になります。

また歯周病細菌を調べておくことも子供の歯周病発症リスクを判断するために有効な方法です。

さて先ほど歯周病細菌を4種類掲載しました。

欧米人 特にアフリカ系の人には、
A.a. 菌 (Aggregatibacter actinomycetemcomitans)の感染による
歯周病が多いことが分かっています。

医学の進歩により
遺伝子解析の結果
A.a.菌 の中でも JP2クローン 2400年前にアフリカ大陸で発生し拡散したことが分かっています。
そのため、アフリカ系の人にはA.a.菌 による歯周病(侵襲性歯周炎)が多いことが分かっています。

しかし、現時点では日本人には A.a.菌 JP2クローン はまだ発見されていません。

日本人で多いのが P.g. 菌 (Porphyromonas ginvalis)です。
そのため、日本人で歯周病が進行した方に対して歯周病細菌の検査を行うと
P.g. 菌 (Porphyromonas ginvalis)が多く検出されます。

ただし、 P.g. 菌 (Porphyromonas ginvalis)といっても
じつは健康な方からも検出されることが分かっています。

こうした研究もさらに進み、現在は
P.g. 菌 (Porphyromonas ginvalis)には5つのタイプがあり、
タイプ2の P.g. 菌 (Porphyromonas ginvalis)が悪性度が高いことも分かっています。

本日は歯周病細菌について説明しましたが、
歯周病が発症するにはいくつもも原因があるのです。

次回からはそうした歯周病細菌以外の話について解説します。

次回からは以下の図がテーマになります。

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