インプラント治療

インプラント治療前の話

インプラント治療にかかる期間と回数

インプラント治療には時間がかかります。
インプラント埋入後、骨と結合するまで一般的には上顎で3ヶ月、下顎で2ヶ月かかります。
しかし、骨の状態によってはさらにかかることがあります。
また抜歯してからどれくらいでインプラントをできるかですが、約6~8週後となります。
これは歯肉が治癒(治る)する期間にどうしても約6~8週はかかってしまうからです。

このページでは具体的にどれくらい治療期間がかかるかということと、治療回数の話しをしたいと思います。

ケース1:下顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があった場合
歯周病に問題がなく、骨の幅や高さにも問題がない場合には初診時の検査後、すぐにインプラントを行うことができます。
2回目の来院時にインプラント埋入、それから約10日後に抜糸し、傷口に異常がなければ次は約2ヶ月後に来ていただきます。
(骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります。)
そして型を取り、2週間後に被せ物は完成です。
トータルの通院期間は2ヶ月半です。
通院回数は初診時も合わせて5回になります。
ケース2:上顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があった場合
ケース1と同様に歯周病に問題がなく、骨の幅や高さにも問題がない場合には初診時の検査後、すぐにインプラントを行うことができます。
2回目の来院時にインプラント埋入、それから約10日後に抜糸し、傷口に異常がなければ次は約3ヶ月後に来ていただきます。                 
骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります。)
そして型を取り、2週間後に被せ物は完成です。
トータルの通院期間は3ヶ月半です。
通院回数は初診時も合わせて5回になります。
ケース3:上顎または下顎の前歯に1~6歯程度の欠損があった場合
奥歯と同様に歯周病に問題がなく、骨の幅や高さにも問題がない場合には初診時の検査後、すぐにインプラントを行うことができます。
2回目の来院時にインプラント埋入、それから約10日後に抜糸し、傷口に異常がなければ次は上顎で3ヶ月、下顎で2ヶ月後に来ていただきます。
(骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります。)
そして仮歯を作製します。仮歯の状態で約1ヶ月程度経過をみます。
その後型を取り、2週間後に被せ物は完成です。
(場合により型をとってから歯の形態確認のためもう一度来院していただくことがあります)
トータルの通院期間は上顎で4ヶ月半、下顎で3ヶ月半です。
通院回数は初診時も合わせて6~7回になります。
前歯の場合には審美的に難しい場所ですので仮歯で状態を観察する 
期間がどうしても必要になります。
上記の3ケースが一般的に考えられることですが、骨の幅や高さがない場合にはさらに治療期間がかかります。
ケース4:上顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があり、骨の高さが少ない場合
この場合、どの程度骨の高さがないかにより治療期間が異なります。
インプラントを埋入するための骨の高さが5mm程度あればインプラント埋入と同時に高さを増大する治療(ソケットリフト法)を行います。
この場合にはケース2と同様の治療回数(5回)になります。
トータルの通院期間は3ヶ月半です。
(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~3ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)
ケース5:上顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があり、骨の高さが非常に少ない場合
インプラントを埋入するための骨の高さが5mm以下であったり、骨の幅が非常に少ない場合にはインプラントを行う前に骨の増大治療が必要になります。
サイナスリフト法やGBR法がその治療法です。
骨ができるまでにおおよそ3ヶ月程度お待ちいただきます。
ここまでに通院回数として3~4回、治療期間は約3ヶ月です。
(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)
骨の増大ができましたら後はケース2と同様のステップになります。
トータルの通院期間は約6ヶ月半です。通院回数は初診時も合わせて約10回になります。
(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~4ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)
ケース6:下顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があり、骨の高さが少ない場合
骨の高さや幅が若干少ない程度であればインプラント埋入と同時に骨の増大法(GBR法)を行います。
この場合にはケース1と同様の治療回数になります。
(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)
ケース7:下顎の奥歯に1~4歯程度の欠損があり、骨の高さが非常に少ない場合
骨の幅が非常に少ない場合にはインプラントを行う前に骨の増大治療が必要になります。
GBR法がその治療法です。
骨ができるまでにおおよそ3ヶ月程度お待ちいただきます。
ここまでに通院回数として3~4回、治療期間は約3ヶ月です。
骨の増大ができましたら後はケース1と同様のステップになります。
トータルの通院期間は5ヶ月半です。
通院回数は初診時も合わせて8回程度になります。
(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)
ケース8:上顎または下顎の前歯に1~6歯程度の欠損があり、骨の幅が非常に少ない場合
上顎の前歯部に骨がないケースがインプラントにとって最も難しいケースです。
骨の幅や高さが少ない場合は先程と同様に骨増大法を先に行うことになります。
骨ができるまでに3ヶ月程度お待ちいただきます。
その間に3~4回の来院が必要になります。
その後はケース3とほぼ同様のステップになります。
ただし、骨だけでなく歯肉が薄い場合には歯肉の厚みを増大させる歯肉移植という治療を行うことがあります。
トータルの通院期間は上顎で7ヶ月半、下顎で6ヶ月半です。
通院回数は初診時も合わせて10回程度になります。
前歯の場合には審美的に難しい場所ですので仮歯で状態を観察する期間がどうしても必要になります。
(ただし、骨が軟らかい等の問題がある場合にはさらに1~2ヶ月程度治癒期間が長くなることがあります)
ケース9:欠損が数本でなく、全体的にない場合(総義歯のようなケース)
治療本数が多い場であっても骨とインプラントが結合する期間は同じです。
違うことは被せ物を作製する期間になります。
作製する歯の数が10本以上の場合には作製に1ヶ月程度かかります。
その1ヶ月間に噛み合わせの確認等で3~4回程度来院していただきます。
ケース10:抜歯した当日にインプラントを行う場合
残存骨の状態によっては抜歯してすぐインプラントを行うことができる場合もあります。
ただしこの方法はレントゲン等の検査を行ってから判定することになります。

以上で終了です。
インプラントの治療期間は骨の状態や上下顎、治療本数により異なります。
正確な治療方法や期間、回数はレントゲン診査等の後、説明致します。
また歯周病や虫歯の治療等はこの回数や期間には含まれていません。

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