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インプラントの基礎知識● サイナスリフト(上顎洞底挙上術)について:その3
サイナスリフト法には2つの治療法があります
以下この話はサイナスリフト(上顎洞底挙上術)について
: その1、 その2の続きです。 先にそちらを見られて下さい。 サイナスリフト法には2つの治療法があります。 一つはサイナスリフトと同時にインプラントを埋入する方法です。 インプラントを固定(安定)させる骨がある程度残っていれば可能です。 これが1回法です。 もう一つでは事前にサイナスリフトを行い、骨が成熟(できてから)してからインプラントを埋入する方法です。 インプラントを埋入しても固定する(安定する)ことができなければ同時にはできません。 これが2回法です。 もちろん1回法の方が治療期間が短くて良いということになります。 しかし基本的にサイナスリフト法を行うということは骨が少ないわけです。 多くの場合、1回で行うことは難しいのが現状です。 また1回法でできるのであれば『ソケットリフト法』を行うことの方が多いと考えられます。また研究論文では1回法より2回法の方が予後良いという報告もあります。 基本的に骨が少ない場所に骨を作るわけですから時間をかけても確実な方法をとることが大切であると考えられます。 しかし、サイナスリフト法の適応はだいぶ変わってきています。 それはサイナスリフト法は治療する側も治療を受ける患者さんにも大変な治療だからです。 大学病院の口腔外科であれば別ですが、インプラントを行っている一般の歯科(診療所)ではサイナスリフト法は難易度が高いため普及していませんでした。 そのため上顎の奥歯に骨の高さが少ない場合にはインプラントは禁忌(できない)とされてきました。 ソケットリフト法が臨床に応用されてからは多くの臨床家が上顎の奥に骨の高さがない場合でもインプラントができるようになってきました。 ただし、あまりにも骨の高さがない場合には今でもサイナスリフトは唯一の治療法となっています。
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