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大船駅北口歯科

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インプラントの大船駅北口歯科>インプラントの基礎知識>● 同じ病名でも治療方針は歯科医師、そして国により違います。

インプラントの基礎知識

● 同じ病名でも治療方針は歯科医師、そして国により違います。
治療方針の違いはどこから生まれるのか
例えば重度歯周病と診断された場合、その歯を抜歯するかしないかは担当歯科医師の能力もさることながら各国の歯科医療を取り巻く現状にもよりだいぶ違ってきます。
歯周病を得意とする(歯周病専門医)歯科医師であれば、歯を徹底的に残す治療法(骨再生治療:GTR法)を行うことができます。また歯周病専門医は重度歯周病を放置することの重大さも知っています。
抜歯する先生は悪い治療で、抜歯しないことが正しい治療ではありません。
歯周病専門医は無理に保存ができない歯をそのままにするとさらに重篤な状態になることも知っています。
また義歯(入れ歯)を得意(専門)とする先生は保存が厳しい歯を残すとよけい治療が複雑になったり、再治療を繰り返すため早期に抜歯を進めるかもしれません。
診断は一つでも、治療方法は無数にあります。
当医院では患者さんに治療に先立ち全顎的な治療が必要な場合には治療計画をお渡ししています。
治療計画書には以下のようなことが書いてあります。
どれが良い治療でどれが悪い治療であるのか?
治療の選択肢はどれくらいあるのか?
それぞれの治療の利点、欠点は?
治療の方法、治療期間、治療回数、治療費、保証に関すること…等です。
歯科医師自身による治療計画には違いはあります。
また根本的なこととして各国によっても違うのです。
この項では各国による治療計画に違いが起るのはなぜか?ということを書きたいと思います。
治療費
一つの症例をディスカッションする時、それぞれの国により治療方針はだいぶ違います。
例えば日本、ヨーロッパ、アメリカだけでもだいぶ違ってきます。
治療方針の違いがでてくる原因として医療費の問題があります。
御承知のとおり日本では歯科治療のほとんどは健康保険が使用でき、患者さんは治療費の一部のみを支払うことになります。
アメリカでは例外はありますが、歯科治療は基本的に自費診療となります。
例えば、歯周病の歯があったとします。
日本では保険診療を使用すると状態にもよりますが、1本あたり数千円で治療可能になります(実際には1本単位ということにはなりませんし、歯周病の状態により違います)。しかし、アメリカでは自費診療になりますのでそれなりの費用がかかります。
アメリカで歯周病の治療を行った後、もし治療した歯がダメになったとします。
患者さんは高額な治療費を払ったのにダメになればショックですし、抜歯後の治療費(義歯にするとかインプラントにするとか)もまたかかります。
もし歯がダメになったら
もし保険がきかない外国で歯周病治療を行い、その後歯周病が再発し歯がダメになった場合、さまざまな問題が起ることがあります。
歯周病で歯がダメになったため歯を支えていた骨の吸収も起っており、その後にインプラントを選択する場合には不利(治療困難)になります。
初診時の治療計画の選択に誤りがあったのではないかということで場合によっては歯科医師が訴えられることもあります。
初診時にダメになる可能性があったなら何故行ったのか?歯周病治療以外の選択肢はなかったのか?等です。
そう考えると重度歯周病であった場合、無理に残すよりはできるかぎり早期に抜歯し、(骨が吸収しないうちに)インプラントとした方が良いという考え方になります。
また確率の問題にもなります。
重度歯周病の生存率とインプラントの生存率です。
基本的な考えとして外国(ここではアメリカとします)では確率の低い治療は第一選択肢にはなりません。
そう考えると問題のある歯はどんどんと抜歯し、インプラントにした方が確率的に予後が良いとも考えられますし、歯科医師も予知性のある治療を説明したとして、もしインプラントがダメになっても治療方針という点では訴えられる可能性も低くなるかもしれません。
患者さんにとっても成功率の高い治療法を選択した方が最終的には治療費もかからないかもしれません。治療にかかる期間や回数も少なくできます。
日本での考え方
日本では確率の問題だけで抜歯するかどうかの選択肢になることは少ないと思います。
治療費という点でもそうです。
先程説明しましたように歯周病の治療は保険診療で行えます。
しかし、インプラントをしたとすると1本で30〜50万円程度かかります。(自費診療ですので医院によって違います。)
患者さんとしては歯周病の治療を行っても1〜2年程度しかもたないのであれば別ですが、ある程度の期間もたすことができればインプラントよりも歯を保存する方が多いと思います。
しかし日本でもし、歯周病の治療に1歯30万円かかたとします。
数年しかもたないとすれば歯周病の治療を選択する人はだいぶ少なくなると思います。
『治療方針』どちらが正しいの?
日本とアメリカどちらが治療方針とし正しいかということではなくその背景にはさまざまなことがあり、最終的には総合して考えることになります。
私個人の考え方としては天然歯はできる限り保存していきたいと思っています。
歯周病の治療(場合によりGTR法やエムドゲイン法等の再生治療)を行えば改善できる歯も多くあります。
しかし、場合によっては抜歯せざるえないこともあります。
歯周病が進行しすぎてしまった状態です。歯周病の治療を行っても改善が認められないような状態になってしまうと残念ながら抜歯しかありません。
逆にこのような状態を放置すると他の歯にも歯周病細菌が感染してしまいます。
また歯の周囲の骨もどんどんと吸収してしまい。最終的に抜歯となった場合、次の治療が困難になってしまいます。
義歯を作製するにも骨の吸収のため安定が悪くなり、インプラントを行うにも骨が痩せてしまい、骨の移植手術が必要になります(あまりにも骨の吸収が進行しているとインプラントができない場合もあります)。
患者さんの中には歯周病の進行が著しく、抜歯しかない状態であったとしてもどうしても抜歯を避けたいという思いで、そのままにしておく方がいらしゃいます。最終的に強い痛みや自然脱落したりして歯を失うことになりますが、その時には周囲の歯にも歯周病細菌が感染してしまっており、他の歯も抜歯せざるをえない状態になります。また先程書きましたように骨の吸収も起り、次の治療を難しくしてしまいます。
重度に進行した歯を残すことは難しいことで早期に抜歯した方が良いことも多くあります。
最終的な判断は私達歯科医師の立場から考えることだけではなく、現在の歯の状態や治療方法、治療費、将来性、歯を残すことの利点、欠点等を患者さんにお話し、十分納得され上で決めていきたいと思っています。
単に生存率や確率等で決めるものではありません。


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