『異種骨』では欧米で高い評価をうけている物があります。
ここで名前を出すのはなんなので『Bio…』としておきましょう。
日本の歯科界でも一時期有名な移植材でした。
有効性を示す論文は多数あります。
また適切な化学処理と焼成をしているため拒否反応は起らないとされています。
しかし、日本では厚生労働省の認可がおりていません。
今後も日本での認可は難しいかもしれません。
その理由の一つとして皆さんもご承知の『狂牛病(BSE)』に代表されるプリオンからの感染リスクです。
『狂牛病(BSE)』と聞くと皆さんぎょっとしますよね。
しかし、実際には『食』としての動物とは違います。
化学処理を行い、1000℃以上の高温で焼成した物はすでに骨の構造だけ残し、動物の骨とは違うものになっています。
難しい話をすると化学処理とは免疫反応が起る部分(テロペプチド鎖)を切断してあり、拒否反応は起らなくなっているとされています。
しかし、いくら安全と言っても当医院では『異種骨』は使用しません。患者さんに『牛や豚の骨を使用します』と言ったらほとんどの人は『嫌』と言うでしょう。
また患者さんに安全性の話を十分ご理解されるまでお話するのは非常に難しいことです。
そこまでして使用する理由はありません。
私は『異種骨』を使用しません。
他に選択肢があるのですから…
安全で効果の高いものを使用します。
それが医療です。
だいぶ長い話でしたがこれで終了です。
人工骨については
インプラント治療に使用する人工骨(β-TCP )の話をご覧になって下さい。
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