『β-TCP』が骨になるためには御自身の骨の細胞が生きていけるような状態でないといけません。
難しい言い方ですので簡単にお話します。
例えばコップの中に血液を満たしたとします。
骨の細胞はそのコップの中で生きることはできますが、コップの外に出ることはできませんし、コップの外で生きることはできません。
生体内でも同じようなことが起きます。
血液が充満しているような状況(血流の良い状況)では骨の細胞もいきいきしており、その結果、移植骨である『β-TCP』も骨に置き換わりやすいという環境になります。
骨の表面に単に移植材『β-TCP』を置いても骨にはなりにくいため、骨表面からわざと出血を起こしやすいようにします。
出血を起こすと移植した『β-TCP』は血液に被われることになります。
血液の中には骨の増殖を促す細胞が含まれています。
このようにわざと骨表面から出血を起こすことを『ディコルチケーション』と言います。
『β-TCP』の吸収することが良い点です。
しかし欠点として早く吸収しすぎてしまうと骨にはならないということです。
実際の臨床では『自家骨』と『β-TCP』をミックスして使用します。
これを『コンポジット移植材』と言います。
この話はGBR法で使用する:『コンポジット移植材』:
その1、
その2をご覧下さい。
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