インプラントに関するよくある疑問からマニアックな話まで

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大船駅北口歯科

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インプラントの基礎知識
縫合する糸の種類
かなりマニアックな話しですが…
マニアックな話しになりますが、私達が手術の際に使用する糸にはいくつかの種類があります。
傷口の状態や治療方法により使い分けています。
この話しは患者さん御自身が抜歯や歯周外科手術、インプラント等の際にどのような糸を使用されているのかをお話するものです。
口腔内を見てこの黒い糸はなんだろう?この白い糸はなんだろう?この緑色の糸はなんだろう?といった疑問をお持ちの方は是非どうぞ御覧になって下さい。


・非吸収性の縫合糸

『絹糸(きぬいと)』
絹の繊維をより合わせたり、編んだりして1本の糸にしたものである。
操作性が良いことと結び目がほどけにくいのが特徴です。
一般的に黒い糸が多く見やすいのも利点の一つです。
欠点として汚れが付着しやすい、縫合中に切れやすい。

『ポリエステル』
ポリエステルには2種類あります。モノフィラメント(90%ナイロン使用) 
とポリテトラフルオロエチレン(PTFE)です。
糸の表面が非常に滑沢で汚れがつきにくいのが特徴です。
しかし、ナイロンやポリエチレンの糸はほどけやすいという欠点があります。
PTFEの糸はほどけにくく、汚れもつかす非常に優れており、インプラント
を始め歯周外科にも幅広く使用されています。
ものすごく良い糸です。
一般的に色は白いものです。
唯一の欠点として非常に高価なものです。
PTFEでできているゴアテックスィスーチャという糸は長さが61cmで
約2万円です。あまりの高さにびっくりしますよね。


・吸収性の縫合糸

自然と吸収するため抜糸しなくても良いというのが最大の利点です。
欠点は吸収時期をコントロールすることが難しく、傷の治りに反して早く吸 収してしまったりすることがあります。
私自身としては抜糸しにくいところを行う際に使用することがあります。

吸収性縫合糸には天然素材のものと合成素材のものがあります。
・天然素材の糸
『プレーン・ガット』
口腔内では3〜5日で吸収します。
一般的に口腔内は7〜10日程度もってもらいたので使用頻度としては少ない。
 唾液に触れると24時間で強度の50%が失われるという欠点がある。
『クローム・ガット』
吸収されるまでの期間が7〜10日程度である。
天然素材であるため組織反応が若干ある。
  
・ 合成素材の糸
『PGA(ポリグリコール酸)』
素材自体の安定性が良いため組織の反応が軽度である。
吸収時期は21〜28日と長いのが特徴でもあり欠点でもある。
引っ張り強度は強いが、硬い糸のため粘膜や舌にあたると痛いことがある。

以上、縫合する糸にはさまざまな種類があり、使用目的により使い分けます。
私自身は通常の歯周外科処置では絹糸を使用することが多く、再生療法(GTR法)を行う場合にはPTFE糸を使用することが多いです。
またインプラントの際には骨の再生療法(GBR法)を併用したり単独で行う際にはPTFE糸を使用します。
わりと簡単なインプラント手術の際にはその扱いやすさから絹糸を使用しています。

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