I.T.I.インプラントについて

ITIインプラントの材質について

ITIインプラントの材質は、全て純チタン(グレード4:ISO規格5832/II)です。チタンは生体親和性を有し、生体組織内で合併症を起こさず、アレルギー反応も報告されていません。
チタンは耐食性に優れ、工業界から医療材料まで幅広く使用されています。医療業界においては、インプラント以外にも、骨折した際に骨と骨をつなぎとめるプレートやスクリューにも使用されています。

インプラントに使用するチタン材

インプラントに使用するチタン材

ITIインプラントの製造について

ITIインプラントを製造しているのは、スイスのストローマン社です。スイスは品質の高さで世界に定評のある国です。新しいインフラストラクチャー、最先端の生産技術、全ての生産工程での厳しい制度基準によって、ストローマン社製品は高い品質の医療材料を生産しています。このハイテクラインからは厳しい品質基準に合格した製品だけが出荷されています。
ストローマン社は、最新研究の成果、先端技術、確実な科学文献による裏付け、厳しい生産管理によって、製品には高い品質管理を行っています。 全ての生産工程は国際品質管理基準に合格しています。
EN ISO 9001/EN 46001, MDD93/42/EECの品質要件に準拠し、CEマークの認証を得ています。

最高品質のスロートマン製品を保証する先端施設

全ての工程で管理を実施

I.T.I.インプラントの特徴について

ITIインプラントは、手術1回法です。
インプラントの埋入方法については、1回法と2回法があります。
2回法は、インプラント本体を埋め込む手術に加え、上部構造(人口歯)を接合するパーツを植え込む手術が必要です。
ITIインプラントは、上部構造の接合部が歯肉上に設計されていますので、1回の手術で行えます。
(患者さんの状況によっては、ITIインプラントも2回法を選択する場合もあります。また、インプラント手術の前に、骨を形成するための手術が必要となる場合もあります。)

1回法

2回法

ITIインプラントの骨内表面部は、「SLA」というストローマン社が開発した独自のものです。
このSLA表面は、母体のチタンにマクロラフネスとマイクロラフネスを与えるもので、細胞活性が促進され、優れた骨性固定が得られます。このSLA表面により、より確実な骨とインプラント体のコンタクトが得られ、機能負荷の時期を早めることができます。

ITIインプラントの臨床応用は、1974年から開始されており、長期の臨床実績を収めています。

I.T.Iインプラントの学術報告について

ITIインプラントは、20年以上にわたって総合的な臨床研究が行われています。世界中で、多くの学術論文に掲載されたり、シンポジウム・学会での発表が行われております。また、ハーバード大学やベルン大学を始めとする世界有数の大学で研究されています。ITI学会との緊密な連携により、製品開発には最新の研究成果が反映されています。ITIインプラントは長期的な臨床研究によって実証され、その信頼性の高さが証明されています。

ジャパニーズITIシンポジウム

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ITIワールドシンポジウム参加者は2,000人を越えた

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