口腔内モデルにおける診査診断

はじめに

インプラント治療の目的は機能(噛むこと)と審美性の回復です。単に歯のない部分にインプラントを埋入すれば良いというわけではありません。
そのためインプラント埋入前に最終的に行う被せ物の位置、形態等を十分に診査し、治療計画を立てなくてはなりません。そのためには“診断用ワックスアップ”と言われる最終的な形態を予想したワックスモデルを作製します。この術前診査は非常に重要で、インプラントの成否に大きく関係してきます。そしてこの診断用ワックスアップから後で説明しますステントを作製します。

症例1:診断用ワックスアップ

軟らかいワックスで最終的な歯の形や噛み合わせをシュミレーションします。