歯周病細菌遺伝子(DNA)検査 リアルタイムPCR法

歯周病のリスク診断! 最新歯周病治療のための診断に!

歯周病のリスク診断!最新歯周病治療のための診断に!

現在 一般的に行われている歯周病検査は、レントゲン撮影や歯周ポケット検査…等です。
これらの検査は、歯周病の進行程度を把握することは可能ですが、どのような歯周病細菌に感染しているのかを診断(歯周病のリスク診断)することは不可能です。
感染している歯周病細菌の種類によりその予後(将来性)は大きく変わります。
特に進行した歯周病の場合には、感染している歯周病細菌の種類により治療法が変わるのです。
歯周病の病態は大きく分けて 以下の2つに分類されます。

  • 慢性歯周炎
  • 侵襲性歯周炎(しんしゅうせい ししゅうえん)

慢性歯周炎は、歯周病の約8割以上の方に当てはまります。
このような方は、通常の歯周病治療で治る可能性が高いです。
侵襲性歯周炎は、歯周病患者さんの約1~2割で発症すると言われています。
20~40歳以下で歯周病が進行している場合には侵襲性歯周炎である可能性が高いです。
これは若年期に家族間 等から特定の歯周病細菌感染が起こっているからです。
侵襲性歯周炎の場合、通常の歯周病治療を行っても 治りが悪かったり、再発を繰り返すことが多いです。
侵襲性歯周炎の場合には、どのような歯周病細菌に感染しているかを検査することで適切な除菌療法が行えます。
現時点で歯周病に最も影響が大きい細菌は以下の5菌種であることが分かっています。

  • A.a.菌( Aggregatibacter actinomycetemcomitans )
    侵襲性歯周炎の発症に関連が深い菌 非常に悪性度の強い細菌
  • P.g.菌( Prophyromonas gingivalis )
    慢性歯周炎の発症に関連が深い菌 年齢に比較して骨吸収が大きく この菌の比率が高い場合 侵襲性歯周炎と診断される 非常に悪性度の強い細菌
  • T.f.菌( Tannerella forsythensis )
    慢性歯周炎の発症に関連が深い菌
  • T.d.菌( Treponema denticola )
    慢性歯周炎の発症に関連が深い菌
  • P.i.菌( Prevotwlla intermedia )
    思春期性 や 妊娠性歯周炎 の発症に関連が深い菌

上記の5菌種が歯周病に関連性が高いことが多くの研究により分かっています。
特にP.g.菌 、T.f.菌 、T.d.菌の3菌種は、Red Complex(レッドコンプレックス)と言われ、非常に悪性度の高い細菌です。
20~40歳以下で骨吸収が大きく、これらの細菌が多く存在する場合には、侵襲性歯周炎と診断されます。
侵襲性歯周炎の場合、通常の歯周病治療では、細菌の数を減らすことが難しく、再発率が高いため、抗菌療法(内科的歯周病治療)とFMD治療が有効となります。
また、細菌数を減らすためのP.D.T治療や3DS治療も効果的です。
※ 上記の治療法の詳細は以下をご覧下さい FMD治療

重度歯周病の場合、歯周病細菌遺伝子(DNA)検査 リアルタイムPCR法を行うことで従来の歯周病治療では行えなかった除菌療法や最新の歯周病治療を行うための診断が可能となります。
先にも解説しましたように歯周病は、歯周病細菌による感染症です。
特に悪性度の強い細菌感染が起こっている場合には、通常の歯周病治療で治すことは難しいので、病態に合わせた治療が必要となります。
また、侵襲性歯周炎は、家族内感染の可能性が高いのでご家族全てで治療(除菌)を行わないとご自身の治療を行っても家族間で再感染が起こります。

治療ステップ

治療ステップ

※ 上記の治療法の詳細は以下をご覧下さい FMD治療

歯周病細菌遺伝子(DNA)検査 治療費

歯周病細菌遺伝子(DNA)検査イメージ 料金表