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院内感染情報

薬液消毒:院内感染予防対策

始めに

以前、日本では 医療行為において、患者様に感染を起こしてしまうことがあったことは事実であり、現在も B型肝炎訴訟を始めとするさまざまな問題が起っています。
いわゆる院内感染です。
このような院内感染は絶対に防止しなければなりません。
そこで この項では、院内感染を防止するための方法の中でも特に薬液による感染予防を対策について解説したいと思います。
感染予防対策に効果がある薬品は、高水準消毒から低水準消毒まであります。
使用用途については、器具の種類、粘膜等によって違ってきます。

高水準消毒液

・グルタール

グルタールは、高水準の消毒薬であり、グラム陽性菌、グラム陰性菌、結核 菌、真菌、ウイルス、芽胞に有効な薬材です。
薬材効果は非常に高いですが、手指、皮膚などへは手荒れを招く場合が多いため生体に使用されることはあまりありません。
主として高圧蒸気滅菌が使用できないプラスチック製品 等の消毒に用いられます。

中水準消毒液

・エタノール

エタノールは、古くから使用されている消毒薬で、グラム陽性菌、グラム陰性菌、結核菌、真菌、ウイルスに有効であるが、芽胞には無効です。
医療用としては消毒用エタノール(70w/w%)として使用されています。
使用方法としては、速効的であり揮発性が高いためガーゼや脱脂綿に含ませ、手指や手の触れる器具等の消毒に用います。

・ポビドンヨード

皮膚に対する刺激が少なく、グラム陽性菌、グラム陰性菌、結核菌、真菌、B型肝炎ウイルス、エイズウイルスに有効である。
手術部位の皮膚や皮膚の創傷部位をはじめ 幅広く使用されています。
持続効果においてはクロルヘキシジンよりも劣ります。

・次亜塩素酸ナトリウム

低濃度においても速効的で、グラム陽性菌、グラム陰性菌、真菌、一部の芽胞に有効であり、B型肝炎ウイルス、エイズウイルスに対して信頼のおける消毒薬である。
しかし、金属に対する腐食性が高いためガラスプラスチック製品などに使用されています。
手指、皮膚などへは手荒れを招く場合が多いため生体に使用されることはあまりありません。
歯科領域では歯の根の中の消毒に使用されています。

低水準消毒液

・グルコン酸クロルヘキシジン

皮膚に対する刺激が少なく、グラム陽性菌、グラム陰性菌、多くの真菌に有効な薬剤です。
結核菌、多くのウイルス、芽胞には無効である。
口腔内はグラム陽性菌、グラム陰性菌が多く存在しており、持続的な抗菌作用を発揮するため皮膚等の消毒うがい薬として使用されます。
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