歯周病治療

歯周病について

「歯周病」と言われたら

歯科医院にて歯周病と言われたら、軽視せずに治療を行わなければなりません。歯周病は放置しておくと歯牙を失うだけではなく全身にも影響を及ぼします。歯周病についてや歯周病の原因、治療法等については他の項目を参考にして下さい。 ここでは歯周病と診断された方の心構えについてお話します。

多忙を理由に治療を受けなかったAさんのケース

一度失った歯は二度ともとには戻りません。歯周病と診断されたら、正しい知識と自覚をもつことが大切です。
日々仕事中心の生活をしているAさんは歯肉の腫れと痛みがあったため歯科医院を受診しました。
検査の結果重度歯周病と診断されました。1~2回程度歯石の除去や歯ブラシの指導を行いましたが、
症状の消退と仕事の忙しさから治療を続けて行いませんでした。
その後も時々歯肉が腫れるものの数日で改善するためたいしたことはないだろうと思いそのまま放置していました。
それから何年かたち、歯がグラグラし食事にも支障をきたすようになったため再度歯科を受診しました。
診査の結果、歯周病は悪化しており何本かの歯を抜歯しなければならない状態でした。 Aさんは抜歯しないで治療はできないかと希望しましたが、 その受診した歯科医院では抜歯しかないと診断されました。 Aさんは抜歯という診断結果に不満をもち他歯科医院に転院しました。 しかし、転院した歯科医院でも抜歯と診断されたので再度抜歯しないで治療を行ってくれる歯科医院をさがしました。 そうしたことをくり返しているうちに状態は進行し、ほとんどの歯牙を失うことになってしまいました。 Aさんは非常にショックをうけました。しかし本当に大変なのはこれからでした。 それは歯周病を長期間にわたって放置しておいたために顎の骨が非常に吸収してしまい、 入れ歯も合わない状態になってしまいました。 入れ歯はがたつき食事もままならないため多くの歯科医院を渡り歩き入れ歯を作成しましたが、 満足できる入れ歯はできませんでした。
このような話しは特別なことではなく、入れ歯をしている多くの人にあてはまります。 ポケット義歯といわれる使用しない入れ歯を多く持っている方は非常に多くいます。 一度失った歯は二度ともとには戻りません。歯周病と診断されたら、正しい知識と自覚をもつことが大切です。

自覚症状は悪化してから現われる

歯周病の自覚症状はある程度進行してから現われることがほとんどです。

歯周病と診断されても自覚症状がないため治療を行わない人は多くいます。また治療の必要性はわかっていても忙しい等の理由で1日延ばしにしている人も多くいます。歯周病の自覚症状はある程度進行してから現われることがほとんどです。 現在出血や腫れがある場合はある程度進行している可能性があります。歯がグラグラしてきたら赤信号と思って下さい。

治療の開始時期が運命を左右する

早期に治療すればするほど治療は簡単です。

先程話したように歯周病の初期は自覚症状があまりありません。時々出血する程度だからまだ大丈夫だろうという軽視した考えは一番よくありません。むしろ早期に治療すればするほど治療は簡単です。 重傷になってから治療したら治療も大変なだけではなく治療終了後も厳密なメインテナンスを行わないと再発してしまいます。早期治療が歯周病において大切なことです。

病院まかせでは歯周病は治らない

患者さん自身の歯周病に対する意識と行動がなければ治らないのが歯周病の治療です。

歯周病を治療することは歯科医師や歯科衛生士の役目ですが、 患者さんの協力なくしてはそれもかなわないものです。 ます第一に歯周病は細菌感染であることを自覚して下さい。 歯周病細菌はもともとあなたの口腔内には存在しないものです。 他の人から感染してくるものです。(『どこから感染するの?』を参考にして下さい)
この話はいつも患者さんにするのですが、感染すること自体は悪いわけではありません。 というのはもしあなたの口腔内に歯周病細菌が感染したとしても細菌が繁殖するような口腔内の環境がなければ歯周病は進行しません。 簡単に言えば歯ブラシがきちんと行われていない状態があると歯周病細菌はどんどんと繁殖していきます。
いくら病院で細菌の除去を行っても適切な歯ブラシができなければ歯周病の治療は成功しません。 患者さん自身の歯周病に対する意識と行動がなければ治らないのが歯周病の治療です。

メインテナンス(定期検査)の必要性

歯周病と診断されたらその後のメインテナンスをきちんと受けることを覚悟しておいて下さい。

詳細は『メインテナンスはなぜ必要か?』に記載してありますが、
歯周病の治療が終了したら、このメインテナンスが非常に大切です。
歯周病の治療が終了したとしてもその後のメインテナンスをするかしないかでその後の再発率が大きく変わります。
特にある程度進行した歯周病であった場合には絶対にかかせないことです。
歯周病と診断されたらその後のメインテナンスをきちんと受けることを覚悟しておいて下さい。
メインテナンスでなにを行うかは『メインテナンスの内容』を参考にして下さい。

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