歯周病治療

歯周病について

歯周病により死亡する?

少し怖いタイトルですが、歯周病と全身疾患との関連性は、歯周病の学会において多く報告されています。
歯周病の方には、是非 読んでいただきたい内容です。
下記の項目は まだ完全に解明されていない部分もありますが、たかが歯周病と言わず、早期発見、早期治療が大切です。

1.歯周病と糖尿病の関係

糖尿病の人は 感染に対する抵抗力が低下しており、歯周病が悪化しやすいのです。
歯周病と糖尿病との関連報告は多くあり、糖尿病の人は 感染に対する抵抗力が低下しており、歯周病が悪化しやすい状況にあります。
また、糖尿病の場合にも歯周病の原因菌が糖の代謝に影響を及ぼし、血糖値のコントロールが悪くなります。
逆に歯周病の治療を行った結果、血糖値が安定してきた という報告も多くあります。
現在 糖尿病の方は一度歯周病の検査を受けて下さい。

2.歯周病は早産、低体重児の原因となる

『歯周病を持っている母親の早産のリスク7倍になる!』
歯周病の原因菌が 歯肉の奥へと侵入していき そこから血管に入り、血液とともに全身をめぐり臓器や器官に侵入します。
こうした菌は 羊水中にまで影響を及ぼし、早産、低体重児の原因となることがわかってきました。
現在、早産による低体重児の出生の割合は1割程 といわれており、
その原因の一つとして膣の細菌感染による炎症があげられています。
膣に感染が起こると、胎盤膜での炎症の結果、
子宮が収縮、子宮頚部が拡張し、早産になります。
ノースカロライナ大学の歯周病学教授 Steven Offenbacherらの研究によると
歯周病の原因菌が歯肉の奥へと侵入していき そこから血管に入り、膣感染症が起こっていると報告しています。
リスクの割合は歯周病がない母親に比べて 歯周病を持っている母親の早産のリスクは7倍になると報告しています。
ちなみに飲酒をする母親の早産のリスクは3倍です。
歯周病をきちんと治療し、ブラッシングをしっかり行うことで そうしたリスクは防げるのです。
早産で生まれた新生児の中には 呼吸器疾患や脳性麻痺などの長期におよぶ障害を有していることも少なくないのです。
あなたならどう考える? たかが歯周病、されど歯周病。

3.誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

飲み込んだ菌が肺に入って起こす病気を『誤嚥性肺炎』といいます。
あまり聞き慣れない病名ですが、誰にでも起こる可能性がある病気です。
口の中にはさまざまな細菌がいます。
私達はこうした細菌を しらずしらずのうちに 飲み込んでいます。
この誤嚥性肺炎は、えんげ(飲み込むこと)反射 と 咳反射が低下した場合に起こることが明らかになっています。
歯周病を起こさないような口腔内であれば問題はありませんが、歯周病であったり、ブラッシングが不十分であると起こる可能性が高くなります。
しかし、細菌を飲み込んだからといって誰もがなるわけではなく、寝たきりの方や老人性肺炎の方のように体力がおちた時にかかりやすい病気です。
日本人の死因の第4位が肺炎(平成14年度の厚生労働省ホームページより)であり、そのうちの約9割が65歳以上です。
若いうちから きちんとブラッシングを行い、歯周病等問題があれば治療を行うことが高齢化社会をむかえるにあたり、 健康を維持するための重要なことになるのではないでしょうか。

4.歯周病は心臓発作を引き起こす?

歯周病のある人は ない人に比べて 心臓血液疾患を発症するリスクが20~180%高い!
歯周病の原因菌が歯肉の奥へと侵入していき そこから血管に入り、血液とともに全身をめぐり臓器や器官に侵入します。
心臓付近では そうした細胞により血管を詰まりやすくし、心臓発作を引き起こす可能性があるという報告があります。
ノースカロライナ大学Dental Ecology教授のJames D.Beckのまとめによると
6~18年による5つの長期試験から 歯周病のある人は ない人に比べて心臓血液疾患を発症するリスクが20~180%高い という結論を報告しています。
また、同教授は 歯周病の進行程度が高いほど心臓血液疾患の発症リスクも高くなるとも言っています。
歯周病と心臓血液疾患の関係については まだまだ研究が始まったばかりでデータは完全ではありませんが(2008年現在)、 歯周病の管理が心臓血液疾患の発症を少なくするのであれば ブラッシングこそ健康の第一歩であるといえるのではないでしょうか。

5.歯周病の人は痴呆になりやすい

歯が存在すること、つまり噛むということが、脳にとって重要である。
高齢化社会が進み老人の痴呆症が増えてます。
こうした痴呆は本人だけでなく、家族にも大変 負担がかかり、今後の日本において大きなテーマの1つです。
できれば一生自分自身で食事をしたいものですね。
近年、歯の残存数とアルツハイマー型痴呆との関係が報告されました。
その報告によるとアルツハイマー型の痴呆患者36人、脳血管性の痴呆患者39人と健康な患者 78人の残存歯数を調べた結果アルツハイマー型痴呆が平均3本、脳血管性痴呆が6本、 健康老人が9本と、痴呆患者の残存歯数は健康老人に比べて明らかに少なかったのです。
また、脳萎縮症と残存歯数関係も報告されています。
さらに合計153人全員の頭部をCT画像で比べると、残存歯数が少ほど脳内 (側脳室内)のすき間が広く、脳の萎縮が進んでいました。
また、アルツハイマー型の痴呆患者は、 健康老人より 平均約15%ほど脳が縮んでいることもわかってきました。
歯が存在すること、つまり噛むということが、脳にとっていかに重要であるかがわかります。

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