歯周病、歯槽膿漏の疑問からマニアックなお話まで!

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大船駅北口歯科

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歯周病は死を招く?
少し怖いタイトルですが、歯周病と全身疾患との関連性は歯周病の学会において多く報告されています。
下記の項目はまだ完全に解明されていない部分もありますが、たかが歯周病と言わず、早期発見、早期治療が大切です。
タバコは歯周病を悪化させる
喫煙と歯周病の関係は歯周病の学会において多く報告されています。
ある報告によるとタバコを吸う人と吸わない人では歯周病の進行は6倍以上も早いという結果もあります。
ではなぜタバコを吸うと問題があるかというと、タバコを吸うとビタミンC25mg(レモン約1個分)が破壊されます。 ビタミンCが不足すると歯肉の組織細胞は弱くなり、歯周病になりやすくなります。ニコチンも歯肉の免疫機能に影響し、 抵抗力を低下させます。
歯周病の遺伝因子
家族に歯周病にかかっている人がいる場合は注意が必要
歯周病になりやすい人となりにくい人がいて、歯周病にはある種の遺伝的因子が影響を及ぼしていることがいくつかの研究によって報告されています。家族に歯周病にかかっている人がいる場合は注意が必要で、早期に検査を行い、状態を把握することが必要です。
歯周病は心臓発作を引き起こす?
歯周病のある人はない人に比べて心臓血液疾患を発症するリスクが20〜180%高い
歯周病の原因菌が歯肉の奥へと侵入していきそこから血管に入り、血液とともに全身をめぐり臓器や器官に侵入します。
心臓付近ではそうした細胞により血管を詰まりやすくし、心臓発作を引き起こす可能性があるという報告があります。
ノースカロライナ大学Dental Ecology教授のJames D.Beckのまとめによると6〜18年による5つの長期試験から歯周病のある人はない人に比べて心臓血液疾患を発症するリスクが20〜180%高いという結論を報告しています。
また同教授は歯周病の進行程度が高いほど心臓血液疾患の発症リスクも高くなるとも言っています。
歯周病と心臓血液疾患の関係についてはまだまだ研究が始まったばかりでデータは完全ではありませんが、 歯周病の管理が心臓血液疾患の発症を少なくするのであればブラッシングこそ健康の第一歩であるといえるのではないでしょうか。
歯周病は早産、低体重児の原因となる
歯周病を持っている母親の早産のリスクは7倍になる
歯周病の原因菌が歯肉の奥へと侵入していきそこから血管に入り、血液とともに全身をめぐり臓器や器官に侵入します。 こうした菌は羊水中にまで影響を及ぼし、早産、低体重児の原因となることがわかってきました。
現在、早産による低体重児の出生の割合は1割程でといわれており、その原因の一つとして膣の細菌感染による炎症があげられています。
膣に感染が起こると、胎盤膜での炎症の結果、子宮が収縮、子宮頚部が拡張し、早産になります。 ノースカロライナ大学の歯周病学教授Steven Offenbacherらの研究によると歯周病の原因菌が歯肉の奥へと侵入していきそこから血管に入り、 膣感染症が起こっていると報告しています。リスクの割合は歯周病がない母親に比べて 歯周病を持っている母親の早産のリスクは7倍になると報告しています。 ちなみに飲酒をする母親の早産のリスクは3倍です。
歯周病をきちんと治療し、ブラッシングをしっかり行うことでそうしたリスクは防げるのです。早産で生まれた新生児の中には 呼吸器疾患や脳性麻痺などの長期におよぶ障害を有していることも少なくないのです。
あなたならどう考える? たかが歯周病、されど歯周病。
歯周病と糖尿病の関係
糖尿病の人は感染に対する抵抗力が低下しており、歯周病が悪化しやすい
歯周病と糖尿病との関連報告は多くあり、糖尿病の人は感染に対する抵抗力が低下しており、歯周病が悪化しやすい状況にあります。
また糖尿病の場合にも歯周病の原因菌が糖の代謝に影響を及ぼし、血糖値のコントロールが悪くなります。
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)
飲み込んだ菌が肺に入ってを起こす病気を誤嚥性肺炎といいます。
あまり聞き慣れない病名ですが、誰にでも起こる可能性がある病気です。
口の中にはさまざまな細菌がいます。私達はこうした細菌をしらずしらずのうちに 飲み込んでいます。飲み込んだ菌が肺に入ってを起こす病気を誤嚥性肺炎といいます。
この誤嚥性肺炎は、えんげ(飲み込むこと)反射と咳反射が低下した場合に起こることが明らかになっています。歯周病を起こさないような口腔内であれば問題はありませんが、歯周病であったり、ブラッシングが不十分であると起こる可能性が高くなります。しかし、細菌を飲み込んだからといって誰もがなるわけではなく、寝たきりの方や老人性肺炎の方のように体力がおちた時にかかりやすい病気です。
日本人の死因の第4位が肺炎であり、そのうちの約9割が65歳以上です。
若いうちからきちんとブラッシングを行い、歯周病等問題があれば治療を行うことが高齢化社会をむかえるにあたり、 健康を維持するための重要なことになるのではないでしょうか。
歯周病の人は痴呆になりやすい
歯が存在すること、つまり噛むということが、脳にとって重要である
高齢化社会が進み老人の痴呆症が増えてます。こうした痴呆は本人だけでなく、家族にも大変 負担がかかり、今後の日本において大きなテーマの1つです。できれば一生自分自身で食事をしたいものですね。
近年、歯の残存数とアルツハイマー型痴呆との関係が報告されました。その報告によるとアルツハイマー型の痴呆患者36人、脳血管性の痴呆患者39人と健康な患者 78人の残存歯数を調べた結果、アルツハイマー型痴呆が平均3本、脳血管性痴呆が6本、 健康老人が9本と、痴呆患者の残存歯数は健康老人に比べて明らかに少なかったのです。また脳萎縮症と残存歯数関係も報告されています。
さらに合計153人全員の頭部をCT画像で比べると、残存歯数が少ないほど脳内 (側脳室内)のすき間が広く、脳の萎縮が進んでいました。またアルツハイマー型の痴呆患者は、 健康老人より平均約15%ほど脳が縮んでいることもわかってきました。
歯が存在すること、つまり噛むということが、脳にとっていかに重要であるかがわかります。