解説
歯周病の治療で最も大切なことは早期に原因菌と歯石の除去を行い、進行を停止させることです。また治療と同様に重要なことはせっかく取った汚れが再度感染を起こさないように管理することが必要です。そのためには歯ブラシの方法を治療を行う前に確立しておかなければなりません。治療をどんどんと進めることは大切ですが、ブラッシングがきちんとできないと必ず再発します。実際に歯周病治療を終了した人でもブラッシングがきちんとできていないために再発する人は多くいます。最初の時点でいかに歯ブラシの方法を完全にマスターすることが今後を決定します。歯ブラシの指導後、歯石の除去を行い、歯周病の本格的な治療である歯肉の下の歯石の除去(
ルートプレーニング )を行います。この方法は下図を参考にしてください。次に初期治療の段階で噛み合わせの治療を行います。またこの患者さんは歯ぎしりの既往があるので歯ぎしりを防止するための「ナイトガード」という歯ぎしり防止装置を使用してもらいます。ぐらぐらする歯等は固定をして安静にします。その後再検査を行い、どこまで治ったかを判定します。ポケットが5ミリ以下のような中程度以下の歯周病はこの
ルートプレーニングにて治ることも多いのですが、進行した歯周病の場合は専門的な歯周病治療
Flap operation を行います。その後歯肉が治癒したら再度ポケット検査を行います。この時点でポケットが全て3ミリ以下になっていることが目標です。
後はかぶせものの治療を行い、定期検査に入ります。この定期検査はメインテナンスといわれ、治療と同じかそれ以上に大切なことです。定期的に管理を行い、再発がないか? 歯ブラシの仕方を含めチェックし、口腔内のクリーニングを行います。