最新インプラント症例ブログ

2005年6月14日

今日のインプラント:バイオフィルムの話し

今日の午前中は上下顎の前歯部に同時にインプラント埋入がありました。
骨の吸収が大きいためインプラント埋入と同時に骨の増大をはかるためGBR法を行いました。
通常前歯部であれば骨の状態が良ければ埋入自体は2〜3分程度ですが、同時にGBR法を行うと10分以上はかかります。
歯周病を放置すると骨が吸収して結構大変なことになります。
なんでもそうですが、早期に適切に治療することが大切です。

今日はバイオフィルムの話しをします。

       バイオフィルムとは?
 
 バイオフィルムとは『細菌などが集まってできたヌルヌル、ネバネバした塊』のことです。そう言ってもピンとこないと思いますので、私達が生活する上で存在するバイオフィルムの話しをします。
台所や風呂場の清掃を少ししないでいるとそこは、ヌルヌルとしてきます。そのヌルヌルを除去しようと思っても、塩素系の薬剤等を使用しない限り、ブラシのみではなかなか取除くことは困難であると思います。この除去しずらいヌルヌルがバイオフィルムです。
歯の表面や歯周ポケット(歯周病の進行の項目参照)内部にも同様のバイオフィルムが形成されます。
バイオフィルムの内部には複数の細菌が生息しています。バイオフィルムという家の中で複数の細菌が共同生活をしていると思って下さい。問題なのはバイオフィルムは薬剤や殺菌剤などの外敵から身を守るためにバリアとして働いていることです。かなりの高濃度の薬剤でもない限り、内部の細菌を殺すことは困難です。
ではどうしたらバイオフィルム内部の細菌を除去できるのでしょうか? 答えは簡単です。歯ブラシやフロス等で機械的にこすり、除去することです。しかし、歯ブラシだけで完全にバイオフィルムを除去することはできないと言われています。特に歯周ポケットの内部には歯ブラシは届きませんのでバイオフィルムの内部の細菌を除去することはできません。歯周病を治すには単に消毒だけしたり、その部分に薬を入れるだけではなく、このバイオフィルムを専門的に除去(歯周病の治療の項目参照)していく必要性があります。

この続きは歯周病の項目にありますので御覧になって下さい。




インプラントの杉山歯科医院
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