最新インプラント症例ブログ

2005年10月の記事一覧
2005年10月29日

今日のインプラントと大船駅北口インプラントセンターの追加報告

今日の午後は抜歯即時インプラントでした。
抜歯即時インプラントにはいくつかのパターンが考えられます。

1 抜歯して即時インプラント埋入

2 歯の根に膿みを持っていたりする場合には抜歯後、3週間程度まって腫れや、膿  みが減少してからインプラントを埋入

3 多少骨の吸収がある場合には抜歯と同時にインプラントを埋入し、さらに骨の増  大治療(GBR法)を行います。通常の抜歯即時埋入より若干治癒の期間が長くな  ります。

4 あまりにも骨の吸収が大きい場合には先に抜歯し、3週〜1ヶ月程度待ち、その  後骨の増大治療(GBR法)を行い、2〜3ヶ月程度骨が再生(増大)するまで待  ちその後インプラントを埋入します。この場合には7ヶ月程度の治療期間がかかります。

一般的には 1 の方法が考えられますが、現在の状況によりさまざまなことが考えられます。
大船駅北口インプラントセンター(仮称)の開院について

トップページにも記載してありますが、開院日(予定)は平成18年4月4日です。
診療日は火曜日、水曜日、金曜日、土曜日、日曜日です。

今後詳細がわかりしだい報告します。



インプラントの杉山歯科医院
2005年10月28日

今日のインプラント

今日は上顎の奥歯に2本のインプラント埋入がありました。
歯を抜歯して即時に埋入です。
また埋入と同時に骨の高さがないためソケットリフト法(詳細はHP参照)をおこないました。
ソケットリフト法は難しい治療ではありませんが、問題がこの歯を抜歯した理由が歯周病であったということです。
抜歯即時インプラントという治療は時々行うことですが、そのほとんどが虫歯等で抜歯したり歯の根が折れたり(折れてすぐの抜歯が望ましい)した場合がほとんどで、歯周病が進行した歯を抜歯し、即時に行うことは危険があるためあまり行いません。
歯周病になっているということは歯の根の周囲の骨が吸収していて、ぐらぐらしているということです。
その骨が吸収してしまう原因が歯周病細菌なのです。
抜歯をしただけでは骨の中には歯周病細菌がある程度は残ってしまいます。
しかし、実際には抜歯した穴を徹底的にきれいにしてからインプラントを埋入するためまず問題が起ることはありませんが、万が一抜歯した穴に歯周病細菌が残った状態でインプラントを埋入するとインプラントにも細菌が感染し、ダメになってしまいます。
また骨が吸収してしまっているということはインプラントを埋入してもその周囲に骨がないため骨を増大する治療法が同時に必要になってきます。
しかし、骨の吸収が著しい場合には骨の増大法(GBR法:詳細はHP参照)とインプラントの埋入を同時に行うことは難しくなってきます。
同じ抜歯即時インプラントであっても抜歯する歯がどのような状態で抜歯に至ったかによりその難易度はことなります。
患者さんにとっては抜歯、インプラント埋入、同時GBR法(骨増大法)を一度に行えば、“楽”ですが、リスクも高くなります。
そのためこうした治療法を選択する場合には術前の診査が非常に重要になってきます。



インプラントの杉山歯科医院
2005年10月25日

今日のインプラント

今日の午前中は上顎にインプラントの埋入でした。
ソケットリフト法を行いましたが、手術自体はさほど難しい治療ではありませんでした。しかし、最終的な被せ物は通常の状態ではありません。
どのような状態かと言いますと、インプラントと天然歯の連結です。
一般的にインプラントと天然歯を連結することはありません。
何故かと言いますと、天然歯は噛むと若干動きます。これは『歯根膜』というクッションのようなものが歯の根の周りに存在するためです。このようなクッションが存在する理由ですが、噛む力は非常に強いものです。
特に就寝時にはかなり噛みしめる方がいらしゃいます。
いわゆる『歯ぎしり』と言われるものです。『歯ぎしり』はどんな方でも大抵します。ギリギリと音として聞こえる方もいれば、そうでない方もいらしゃいます。
この『歯ぎしり』の力は強く、『歯根膜』という歯の根のクッションがないと歯はダメージを受けてしまいます。
いわゆる『打撲』のような状態です。
『歯根膜』があるために歯は噛んだ時に上下、左右に動くのです。
しかし、インプラントは骨と完全に結合しているため動きません。そのため動く天然歯と動かないインプラントをつなぐ(連結)ことはしません。
しかし、どうしても連結しなければならないことが稀ですが、あります。このような場合にはインプラントの方に特別な装置を着けます。
インプラントと被せ物の間に緩衝材のようなものを着けます。
『内冠』といわれる物です。
どのような物かというのは文書で説明するには難しいので緩衝材と思って下さい。
この内容についての詳細はまたHPでアップします。




インプラントの杉山歯科医院
2005年10月24日

今日のインプラントと昨日の学会

今日の午前中は上下合わせて4本のインプラントを同時に埋入でした。
骨の幅や高さには問題はありませんでしたが、骨の幅が非常に細く、3mm程度しかありませんでしたので、インプラント埋入と同時に骨幅を増すリッジエクスパンジョン法と骨を増大させるGBRを同時に行いました。
両方法の詳細についてはHPを参考にして下さい。
最近は上顎の多くの症例でこのようにさまざまな骨幅を広げたり、骨の増大を行う方法をインプラント埋入と同時に行っています。

午後は上顎に2本のインプラント手術がありました。
これも同時の骨増大法が必要でした。

また昨日は横浜でインプラントの国際学会がありました。
母体はドイツの学会なので海外からの発表者が多くありました。
その中でも骨の再生を促進させる方法として患者さんご自身の細胞(幹細胞)を利用して行う、ティッシュエンジニアリングという方法が注目をあびていました。
インプラント治療において骨の増大治療は欠かせないことです。
しかし、骨を増大させることはケースによりますが、大変な治療です。特に大幅に骨がなくなっていると骨を移植する必要性があります。口腔内で移植をする骨を採取する場合、採取するための場所にさらに手術をするため患者さんにとっては非常に負担なことです。
そのため他種(牛、ブタ等)の骨を使用していましたが、BSEの報道からも患者さんの同意を得ることが難しくなってきたり、人工骨(人工の骨は安全性には問題ありません)を使用するにあたってもご自身の自家骨とは違うため完全に人工骨のみでは不十分です。
そのようなことから患者さんご自身の細胞を培養し、それを応用することが以前から研究されてきました。
最近になりその実用化が進み、近い将来、臨床に応用されることになるでしょう。




インプラントの杉山歯科医院
2005年10月22日

今日のインプラント

今日は下顎に6本のインプラント埋入と午後には下顎に1本のインプラント埋入手術がありました。

今日と明日、パソフィコ横浜でインプラントアカデミー国際学術大会という学会が開催されています。
今日は診療のため参加できませんが、明日の朝から参加してきます。
インプラントを主体とする学会は日本では他に日本インプラント学会があり、それ以外にもインプラントの学術発表や勉強会が毎月のようにあります。
私達はそうした学会に参加や発表をすることにより知識を高めたり、新しい情報を得たりします。




インプラントの杉山歯科医院
2005年10月17日

今日のインプラントとテレビで放映された虫歯治療(3MIX)について

今日は上顎に3本のインプラント埋入があります。
上顎の奥歯はよくこの日記でも書きますが、骨の高さがほとんどない症例です。
骨の高さのない部分には埋入を避け、骨のある部分に傾斜埋入という方法をとり行います。

       インプラントの傾斜埋入とは
例えば、上顎の奥歯2本がなかったとします。
そこでインプラントを埋入しようとしましたが、骨の高さがないためその部分にはインプラントが埋入できません。
このような場合には若干の骨が残っていればソケットリフト法(詳細はHP参照)やサイナスリフト法(詳細はHP参照)を行います。
それ以外の治療法としてインプラントの傾斜埋入という方法ああります。
上顎の奥歯2本欠損しているさらに奥の親知らずの部分に斜にインプラントを埋入して行う方法です。
今回はそのような方法をとります。詳細はHPを参考にして下さい。

また先日テレビで3MIX法という虫歯治療が報道されていました。
虫歯に薬を詰めれば大きく削らず、神経も取らずに簡単に行えるという報道でした。
しかし、こうした報道は3MIX法の良い部分のみを報道し、正確に伝わっていないのが現状でした。
どのような虫歯であっても薬(3MIX)を詰める隙間の部分のみ削除し、詰めれば完了というような内容でした。
虫歯の3MIX治療はそんなに新しい治療法ではありません。
当医院でも行っていますし、かなりの歯科医院で使用しているものです。テレビで報道された医院のみが行っているような特殊な治療ではありません。
たしかに3MIX治療は良い治療だと思いますが、これで全ての虫歯治療がきでるということではありません。
虫歯が大きく、痛みがあったり、明らかに大きい虫歯は無理です。
それ以外にも虫歯自体をほとんど取らずに行うことはやはり無理なことです。
この3MIX治療を否定するわけではありません。
一定に基準のもと行えば、たしかに良いケースはあります。
しかし、魔法の治療ではないので、無理をして行えば、それなりのリスクはある治療です。
御興味のある方は現在治療をされている歯科医院でご相談をされてみて下さい。
3MIXで使用している薬はどの歯科医院でも簡単に入手できる薬ですし、特殊なものではありません。
それ以前にそんなに簡単なものであればどの歯科医院でも使用しているはずですしね。
簡単で万能なものなんてそんなにはないものです。



インプラントの杉山歯科医院
2005年10月15日

今日のインプラント

今日は上顎前歯部の5歯欠損部に3本のインプラントを埋入します。
骨幅が非常に狭いのでスプリットクレスト法という方法を利用します。
スプリットクレスト法についてはHPに図解で詳細を記載してありますが、本日は症例にそってお話していきたいと思います。

まず通常のインプラントの直径は私の使用しているインプラントですと4.1mmあります。
この4.1mmのインプラントを埋入するためには骨の幅が6mm以上ないとできません。つまりインプラントの周囲には1mm以上の骨の余剰な幅(インプラントの周囲が全周1mmの骨で囲まれていることが必要)が必要になります。
今回の症例では術前の診査で約3mm程度の骨幅しか存在しません。
このように骨の幅が少ない場合には以前はGBR法(詳細はHP参照)
を行い骨の増大を行わなければできない症例でした。
現在もこのように骨の幅を増大させる時にはGBR法を行いますが、治療の時間がかかります。
GBR法を行い、骨ができるまでに約3ヶ月程度待っていただきます。またGBR法という手術自体も行うことになりますので患者さんには時間と手術の回数がかかり負担となります。
そうした問題点を解決するのがスプリトクレスト法です。
この方法を簡単に説明しますと、今回の症例では3mmの骨幅しかありませんので、その中央部分に“ノミ”のようなものを入れます。“ノミ”の大きさを少しずつ大きく(太く)していき骨の幅を押し広げていきます。
最終的には6〜7mm程度まで骨の幅を広げます。
そんなに骨は広がるのか?ということですが、骨はこの程度広げられます。そして広げた隙間にインプラントを埋入していきます。
この方法を行えばGBR法はしなくてもよいということになりますが、そうではありません。
GBR法をしなければならないケースもあります。
その症例によって治療方法は変わります。
スプリットクレストのみで行える場合、GBR法で行う場合またそれらを組み合わせて行う場合です。

現在大船駅北口インプラントセンターの開設に向けて準備が忙しくHPのアップがなかなかできていません。
細かい内容はこの日記で暫くアップしていく予定です。



インプラントの杉山歯科医院
2005年10月14日

今日のインプラント

今日の午前中は上顎に抜歯即時インプラントがありました。
抜歯の原因は歯根破折です。
歯の根が割れると残すことはできません。
抜歯しか方法はないのです。しかし、痛みがなければ患者さんはなんとかその歯を抜歯しないで保存したいと思う方が多くいます。しかし、それは非常に危険なことです。
なぜかといいますと、割れた部分から血液等が入り込み、中で細菌が繁殖してしまいます。細菌が繁殖すると膿みとなり歯の根を支えている骨を吸収させてしまします。
骨が吸収すると抜歯後にインプラントをしようとしても骨がないためインプラントをすることが困難になります。
歯の根が折れたらそのままにしておかないことが大切です。
また破折してしまった原因ですが、これは治療側に問題があるというよりは、神経のない状態になった歯は破折する可能性があるということです。
つまり神経と取った状態は血液の循環もなくなります。
よく患者さんに他の例えでお話をします。
神経のある歯は緑の生茂った木だとします。神経のない歯は枯れた木のような状態です。いきいきとした木は蹴っても折れる可能性が低いですが、枯れた木は蹴ると折れてしまう可能性が高いものです。
血液の通っていない歯は脆く、通常の噛む力でも割れてしまう可能性があります。

午後は上顎に7本のインプラント埋入です。
かなり大変な治療です。
2本はソケットリフト法、残り5本は埋入と同時に骨の増大法であるGBR法を併用しました。
この患者さんが抜歯になった原因は歯周病です。
GBR法を併用するまでにまってしまった原因は歯周病を放置しておいたためです。
歯周病等がある場合にはきちんと治療をしないと骨はどんどんとなくなってしまいます。
また歯周病の治療をしても保存が厳しい歯はできる限り早めに抜歯しないと状態はどんどんと悪化してしまいます。
患者さんの多くは歯周病が進行した歯であってもできる限り抜歯したくないと思っています。しかし、歯周病の治療をするのであれば別ですが、歯周病の治療をしないでそのままにすることはもっとも危険なことです。最終的に歯を抜歯することになった時に次の治療の選択範囲が限られてしまうか、できない、または治療が困難になるといったことが起ります。
インプラントを選択する場合でも骨がないということは治療自体も困難になってしまうのです。
早めの診査と治療が大切です。



インプラントの杉山歯科医院
2005年10月13日

今日のインプラント

今日は午前中に1件、午後に1件のインプラント手術があります。
午前中のインプラント手術は非常にシビアな手術でした。
上顎に5本の埋入でしたが、全てにおいて骨の高さも幅もない状態でした。
骨の高さは平均して4mm程度という状態でした。
この症例は全てソケットリフト法とGBR法を行いました。
今日はこうした治療に行う骨の移植についてお話します。

インプラントは骨の高さや幅が十分ある状態で行うと非常に成功率は高いものです。得にできる限り長いインプラントを良い状態の骨の中に埋入することはその後の成功率を大きく左右します。
ホームページのインプラントの基礎知識の中に『インプラントは何本必要なの?』にも記載していますが、骨の幅や高さがしっかりしていて、歯ブラシの状態も非常に良い、歯周病ではない、噛み合わせもしっかりしている、歯ぎしりもないとなれば12mmの長さのインプラントが埋入されればその成功率は非常に高いものでです(統計的には10年後の生存率で98%以上の報告が多くあります)。
しかし、6mm程度のインプラントしか埋入できないとするとその生存率はかなり低くなります。
単純に短いインプラントしか埋入できなければ力学的に噛む力に耐えきれないということです。
つまり骨の高さや幅がしっかりしていないところに無理にインプラントを埋入してもけして良い結果にはならないということです。
そして多くの場合(得に上顎)こうように単純にインプラントを埋入できるケースは少なく、骨の増大法(GBR法)を併用することが多くあります。
この骨の増大法に必要なのが移植骨です。
移植骨には人工的な物と患者さんご本人の骨があります。
やはり良いのは御自身の骨、つまり自家骨です。
御自身の骨を移植すると聞くとびっくりするかもしれませんが、
さほどたいしたことではありません。
例えば上の奥歯にインプラントを埋入するのであれば同じ手術部位から骨を採取します。骨を採取する時間は1分もかかりません。
上の奥歯のさらに奥の上顎結節というところから採取します。
“ノミ”のようなこので少したたいて骨を採取します。
得に痛みがあることもなく、先程話しましたように1分程度で終了しますので、御心配されるようなことではありません。

次にそれ以外の骨ですが、大きくわけて、人工で作られた骨と他の生物から得られた骨があります。
人工で作られたものには多数の移植材料があります。これらは生体内でアレルギー反応等の問題を起こすことがないため安全性があります。しかし、基本的には生体の骨とは構造が違うためそれ単体では骨にはなりません。御自身の自家骨と混ぜて使用することになります。
そして次は他の生物から得られた骨です。これには同じ人間ですが、他人の骨のことです。アメリカを中心として使用されていますが、日本では認可がおりていないため使用はできません。また日本では他人の骨というと多くの患者さんは拒絶されます。日本では認可がおりてもなかなか使用は難しいかと思います。人間以外の動物から得られた骨を使用するという方法もあります。
動物?と聞くと嫌な感じがするかもしれませんが、同じ骨です。免疫反応が起らない処理をすればまったく問題がありません。
しかし、狂牛病(BSE)で有名になったように実際には問題がなくても『牛の骨を使用します』と言ったら現在希望する人はいるでしょうか?
医療の分野においては牛やブタの骨を使用した材料は古くから多く存在します。もちろんその安全性は高く、効果も実正されています。しかし、患者さんが希望しないかぎり勝手に使用はできません。
そのため現在当医院では自家骨をまず第一に考え、自家骨では足らない場合には人工の骨を使用します。(人工の骨は安全性という点では優れていますが骨の再生能力は低いものです。そのため自家骨と混ぜて使用します)




インプラントの杉山歯科医院
2005年10月11日

今日のインプラント

今日は午前中に1件のインプラントがあります。

だんだんと寒くなってきてきましたね。
秋は食べ物がおいしい季節ですから…食いしん坊の私としてはとてもうれしい季節です。

また秋は多くの学会があります。最新の情報を掲載していきたいと思います。




インプラントの杉山歯科医院
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