最新インプラント症例ブログ

2007年6月6日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:チームアプローチによる歯科治療:5

チームアプローチによる歯科治療:5

さて今日も『チームアプローチによる歯科治療』の続きです。
前回まで、歯周病治療における歯科衛生士の役割は大きく、
中程度の歯周病であれば歯科衛生士が主導となって治療は進んでいくことを書きました。

また優秀な歯科衛生士とそうではない歯科衛生士では技術力には差があることも書きました。

今日は歯周病治療が終了した後に行われる『メインテナンス』の話しです。
メインテナンスの内容はこのブログでも何度か話しましたので ここでは
メインテナンスの中でも中心的な治療である『PMTC』について話しします。

メインテナンスにおける『PMTC』は非常に大切なことであり、この『PMTC』が治療後の歯周病の状態を 維持できるかどうかを 左右すると言っても過言ではありません。

『PMTC』とは『 Professional Mechanical Tooth Cleaning』の略で、
歯科医師や歯科衛生士のように特別に訓練を受けた専門家が
器具やペースト(フッ素入り歯面清掃剤)を用いて
歯面および歯周ポケット内部に存在している
『バイオフィルム』を機械的に除去することを言います。

ここでまた難しい言葉がでてきましたね。
『バイオフィルム』です。

今日はこの『バイオフィルム』についてお話しします。

『バイオフィルム』とは
『細菌などが集まってできたヌルヌル、ネバネバした塊』のことです。
そう言ってもピンとこないと思いますので、私達が生活する上で存在する『バイオフィルム』の話しをします。
台所や風呂場の清掃を少ししないでいるとそこは、
“ ヌルヌル ”としてきます。
その“ ヌルヌル ”を除去しようと思っても、
塩素系の薬剤等を使用しない限り、
ブラシのみではなかなか取除くことは困難であると思います。
この除去しづらい“ ヌルヌル ”が『バイオフィルム』です。

歯の表面や歯周ポケット内部にも同様のこの『バイオフィルム』が形成されます。
『バイオフィルム』の内部には複数の『細菌』が生息しています。
『バイオフィルム』という家の中で複数の『細菌』が共同生活をしていると思って下さい。
問題なのは『バイオフィルム』は薬剤や殺菌剤などの外敵から身を守るためにバリアとして働いていることです。
かなりの高濃度の薬剤でもない限り、
内部の細菌を殺すことは困難です。

ではどうしたら『バイオフィルム』内部の細菌を除去できるのでしょうか? 

答えは簡単です。
歯ブラシやフロス等で機械的にこすり、除去することです。
しかし、歯ブラシだけで完全に『バイオフィルム』を除去することはできないと言われています。
特に歯周ポケットの内部には歯ブラシは届きませんので『バイオフィルム』の内部の細菌を除去することはできません。
歯周病を治すには単に消毒だけしたり、
その部分に薬を入れるだけではなく、
この『バイオフィルム』を専門的に除去していく必要性があります。

トレーニングされた『歯科衛生士』はこうした『バイオフィルム』を的確に取り除くことができます。

このような『歯科衛生士』がいるからこそ歯周病治療が行えるのです。

今日の『チームアプローチによる歯科治療』はこれで終了です。
明日もこの続きで
『バイオフィルム』の具体的な取り除き方についてお話しします。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。

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