最新インプラント症例ブログ

2008年3月27日

インプラント治療後は腫れるのか?:その3

3/27(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その3』になります。


6 手術前の抗生剤の服用による腫れの予防
  次に抗生剤の術前の服用です。
  いくら手術環境を整えても100%無菌であるとこは無理なことです。
  そのため抗生剤の服用は重要になってきます。
  一般的に抜歯を行うと治療後に抗生剤の処方があり、
  抜歯後に患者さんは 服用することになります。
  しかし、本来は抜歯後に服用するのは遅いことになります。
  抜歯後に抗生剤を服用して効果があるのは術後の感染予防です。
  抜歯時の感染予防にはなりません。
  抜歯前に抗生剤を服用する必要性があります。
  しかし、日本の保険制度では抜歯前の抗生剤投与は認められていません。
  そのため通常は抜歯後に処方されることになります。
  インプラントにおいては保険診療ではないため
  術前に処方することがほとんどです。
 (場合により治療後に服用することもあります)
  インプラント治療中の感染予防に対して効果がある抗生剤の処方方法は
  治療の1時間以上前です。
  そうするとインプラント治療中の感染予防対策になります。
  しかし、現実的には手術の1時間前にいらしていただくのは大変ですので、
  当医院では前日から服用していただいています。
  抗生剤の術前服用に対しては以下のようになっています。
  米国外科医協会の術後感染委員会(Olson 1984, Peterson 1990)によると
  口腔内の手術において手術前に抗生剤を服用することは、
  70%以上の術後感染減少率になるとしています。
  また、手術前に抗生剤を服用するとその量も少なくすることができます。

7 歯周病による感染の結果の腫れ
  この後の術後感染に関係していますが、もともと歯周病であった場合、
  インプラント治療前に歯周病の治療を行っていないと口腔内に存在する歯
  周病細菌がインプラントにも感染してしまいます。
  感染すると歯肉は腫れ、痛みが起ります。
  そのため、インプラント治療前には歯周病の検査はかかせません。
  そして、もし歯周病が存在していれば、インプラント治療前に歯周病治療
  が必要になります。
  インプラントが歯周病のような状態を インプラント周囲炎と言います。

8 術後感染が原因による腫れ
  インプラント手術後に口腔内を不衛生にしていると手術部位に感染を起こ
  すことがあります。
  感染を起こすと腫れる可能性があります。
  しかし、通常このようなことは起りません。
  インプラント手術には口腔内を清潔にすることが大切です。
手術部以外をしっかりとブラッシングする
口洗液でうがいをする(クロルヘキシジン溶液等)
義歯を使用している場合には食後義歯をきれいに洗う
手術部に触れない



次回のブログは3/31(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その4』です。


今週(3/28〜30)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

今週は、インプラント手術自体ではなく、インプラントの被せ物について解説したいと思います。
(インプラント手術自体のみであると同じような話になってしまうもので…)

インプラントと骨が結合した後、(骨と結合するまで、平均的に上顎で3〜4ヶ月、下顎で2〜3ヶ月の期間がかかります)型を取るのですが、
『型を取ったらどれくらいの期間で被せ物が完成するか?』
という話をしたいと思います。

作製する材質や方法にもよりますが、
1〜3歯程度の噛み合わせに大きく問題がない場合には、1〜2週間で完成します。

しかし、前歯部の場合には、被せ物の歯の形を完成前に見ていただくことが必要な場合があります。
その場合には、型を取った後(1〜2週間)に歯の形の確認をしていただき、
その後さらに1〜2週間して完成です。

インプラントの数(欠損の数)が多い場合にはさらに完成までには時間がかかります。
これは、単に作製する数が多いからその分 作製時間がかかるということではありません。

例えば、下顎に1本も歯がなかったとします(無歯顎)。
完全固定式にするためには、通常、6〜8本程度のインプラントを埋入します。
そして、インプラント同士の ブリッジとします。
無歯顎ですので、14歯分(場合により12歯分)の連結した歯を作製します。

こうした場合、単に型を取れば、次回完成ではありません。
かなりの『作製ステップ』が必要です。

通常、型を取った後(1週間程度)、『噛み合わせ』を行います。

その後、『金属のフレーム』が完成します。
セラミック等の被せ物は、歯全てがセラミックではありません(オールセラミックという金属をまったく使用しないものもあります)。
通常、セラミックの内部は金属でできています。
補強の目的です。
特に ブリッジの場合、補強が必要になります。
この『金属のフレーム』を作製するのが大変なのです。

先程の『無歯顎』の場合、『金属のフレーム』最終的には全て連結されるわけですが、
全ての金属フレームを一度に完成させることは無理なのです。

この理由として、『金属のフレーム』の作製行程にあります。
歯科で作製する被せ物の金属部分は、『鋳造』と言って、
1000℃以上の高温で溶かした金属を
個人に合わせたブリッジの型に流し込んで作製します。

高温で溶かした金属は、この過程で、若干の変形を起こします。
得に大きなブリッジの場合には、大量の金属を使用しますので、
その変形率は高いものになります。

そのため、通常は、一度に14歯程度のブリッジを一気に完成させるのではなく、
1歯、1歯もしくは、数歯程度に分けて『金属のフレーム』を作製します。

つまり、最初の段階で完成した『金属のフレーム』はブリッジ状態ではなく、
細かく分割された状態なのです。

そして、口腔内で、その分割された『金属のフレーム』を『試適』します。
この段階で、『金属のフレーム』がきちんと変形なく、適合しているか確認します。

適合状態に問題なければ、分割された『金属のフレーム』を連結する作業にかかります。

次の段階(試適後、1〜2週後)では、この連結された『金属のフレーム』を再度
口腔内にて変形がないか?
適合は問題ないか?
等を確認します。

これで、『ブリッジの金属のフレーム』が完成です。

ここまでに、型を取ってから1〜1ヶ月半程度はかかります。

ここからの作製行程は話が長くなってしまうため、省略しますが、
(金属のフレームにセラミックを焼き付けるのです)

ここまでの期間と同程度の期間がかかってしまいます。

つまり、無歯顎の方に数本のインプラントを埋入し、ブリッジとする場合、
型を取ってから被せ物が完成するまでに、約2ヶ月以上はかかってしまうのです。

今回の話は少し分かりずらかったと思います。
今度写真付きで、順番に解説していく企画を考えます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


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