最新インプラント症例ブログ

2008年6月9日

骨補填材は安全か?

6/9(月曜日)です。

今日は、新しいテーマになります。
『骨補填材は安全か?』です。


今日は、インプラント治療にはかかせない人工骨や骨補填材の話をしたいと思います。
このブログでも良く書きますが、当医院で使用している人工骨は、 『β―TCP』 です。

β―TCPは完全に人工に生成された骨です。

『β―TCP』は人工的に生成された骨なので、
それ自体が完全に骨になったりすることはありませんが、
ご自身の骨や血液中の細胞が混ざることにより、骨に置換しやすいものです。

また、完全人工生成のため、非常に安全性が高いのも特徴です。


次に、当医院では使用していませんが、世界的には異種骨(人間以外の動物の骨)が使用されています。

例)Bio-○○○ というものが最も良く使用されています。

なぜ、世界的に使用されているのかと言いますと、ヒトの骨の構造に非常に近いからです。
また、多くの研究結果からも骨再生においては、高い評価を得ています。

前置きが長くなりましたが、今回なぜこのような話をするのかと言いますと、
患者様によく聞かれるからです。

さまざまなサイトで調べられている患者様は、インプラント治療には、骨を増大させるために、人工骨や骨補填材を使用することがあることを知っています。

こうしたものには、さまざまな素材(材料)があります。

以前、『狂牛病(ウシ伝達性海綿状脳症)』が世間を騒がせたのを覚えているかと思います。

* 狂牛病(ウシ伝達性海綿状脳症):(BSE)Bovine Spongiform
  Encephalopathy とは、牛の脳がスポンジ状になり、異常な行動をと
 るようになる病気。
 もともとヒツジの伝染病(スクレイピー)だったが、イギリスでヒツジ
 の骨のくずを牛のえさに使ったことから感染したと考えられている。
   狂牛病にかかった牛を人間が食べると感染し、致死性痴呆症の
   変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(VCJD)にかかると言われてい
   ます。

そうしたことからインプラントで使用する骨補填剤にも患者様の意識が集まっているのです。

当医院では、Bio-○○○等の異種骨はまったく使用していませんが、絶対に否定するものではありませんので、患者様からご質問があった時には以下の話をことを参考にして回答させていただいております。

Bio-○○○は、15時間以上の高温加熱処理を経て製造されているのに加え、「検出可能な感染性無し」とされるカテゴリー4(下記参照)の部位を使用しているため、感染の危険性はないとのことです。

【EU医薬品局審査庁による臓器分類】

カテゴリー1:(高度感染性) 脊髄 

カテゴリー2:(中程度感染性)回腸 リンパ節 近位結腸 脾臓 扁桃 
       硬膜 松果体 胎盤 脳脊髄液 下垂体 副腎

カテゴリー3:(低感染性)遠位結腸 鼻粘膜 抹消神経 骨髄 肝臓 
       肺 膵臓 胸腺 

カテゴリー4:(検出可能な感染性無し)凝血 糞便  心臓 腎臓 乳腺 
       乳汁 卵巣 唾液 唾液腺 精嚢 血清 骨格筋 睾丸 
       甲状腺 子宮 胆汁 軟骨組織 骨 結合組織 胎児組織 
       毛 皮膚 尿

青文字は、感染牛で感染性が認められた臓器です。

当医院でのこうした材料にたいする見解等についての詳細は以下をご覧になって下さい。
   ・『異種骨』とはどんな骨?

   ・骨移植術に使用する骨について



次回のブログは6/12(木曜日)になります。

次回から新しいテーマになります。
『義歯を使用している人は、義歯からの口臭がある?』です。

今週(6/6〜8)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

この3日間は、非常に簡単なケースから難しいケースまでさまざまでした。

今日は、2つのケースについて比較しながら解説したいと思います。

まず、簡単なケースです。
上顎の奥歯が1歯欠損していました。
しかし、骨の幅も高さも非常に良い状態でした。
埋入したインプラントは、長さ12ミリで、骨の増大治療もまったく行わなかったのです。
上顎の奥歯において、12ミリの長さのインプラントが十分に行えるというケースは少ないものです。
骨幅も6〜7ミリもありました。
治療時間は、麻酔を除けば、3〜4分です。
ほとんど腫れることもないでしょう。

次に難しいケースです。
上顎の前歯部を含め、8歯が連続して欠損していた症例です。
8歯欠損に4本のインプラントを埋入しました。
骨の幅が約2ミリ程度しかありませんでした。

先程のケースと比較すると骨幅は、1/3以下です。

骨幅が少ないことは術前から分かっていましたので、インプラント埋入と同時にGBR法を行う計画を立てました。
治療ケースとしては非常に難症例です。

そのため、治療時間がかかることもあり、麻酔は通常の局所麻酔ではなく、 『静脈内鎮静法』 という麻酔を選択しました。

静脈内鎮静法は、患者様は寝ている間に治療が終了するため、楽な方法です。

実際にかかった治療時間は、60分ちょっと でした。

先程のケースは1本でしたので、単純には、比較できませんが、同じインプラント手術と言ってもこんなに治療にかかる時間が違うのです。

この違いは、もちろん『骨の吸収程度の違い』です。

多くの患者様は、抜歯しなければならないような悪い状態でも
『抜歯をできるかぎりしたくない!』ということから
悪い状態のままで、放置してしまうことが多くあります。

その結果、高度の進行した骨吸収になってしまうのです。
骨の吸収が進行してしまった場合、その後にインプラントを行う場合には、非常に難症例になってしまいます。

今週は、難症例が多かったですね。


医療情報コーナー

広島の子どもは虫歯が少ない!
 文部科学省の 2007年度の学校保健統計調査で、広島県内の幼稚園児の 虫歯発生率 が全国で 最低 となるなど、各世代とも全国平均を大きく下回った。

広島県内では、5歳 から 17歳までの 男女計 66.435人 を抽出して健康状態などを調べた。

幼稚園児 の処置済みも合わせた 虫歯発生率は45・4%。
前年度より6・3ポイント悪化したものの全国平均を8・3ポイント下回り、都道府県では最も低かった。
高校生は57・2%で二位の低さ。
中学生も47・6%で二位、小学生も61・9%で九位と、いずれも全国平均より低かった。

規則正しい生活習慣の定着を推進する 県教委指導三課は、
「給食後の歯磨き指導など、学校と歯科医が連携した地道な取り組みの成果」とみて、さらなる虫歯予防を呼び掛けている。


昔から言われていますが、虫歯は地域差があるんです。

言い方を変えれば、予防が可能ということです。



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


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