最新インプラント症例ブログ

2008年8月25日

患者様から受ける質問特集:その4

8/25(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その4』になります。

インプラント治療における『腫れ』や『痛み』についてです。
インプラント治療を考えている患者様にとっては、非常に気になることですよね。


質問9
 インプラント治療に不安があります。
まず、痛みがあるのか? 
そして、腫れるのか?
ということです。

回答9
インプラント治療は、必ず腫れるものではなく、必ず腫れないということでもありません。
インプラント治療後に『腫れるか』、『腫れないか』は、さまざまな要因により違います。

まず、『骨の状態』と『インプラントの埋入本数』です。
骨の高さや幅に問題がなく、1〜3本程度の少ない埋入本数であれば腫れる可能性は低いかと思います。
しかし、同じ治療を行っても個人差があり、腫れる方もいれば腫れない方もいるのが現状です。
しかし、骨の吸収が大きく、インプラントを埋入するために、どうしても骨の増大治療(GBR法)を行う必要性がある場合には、腫れる確立は高くなります。

次に、 衛生面(手術環境)です。
インプラントが成功するためには衛生環境はかかせないことです。
できるかぎり、空調や器具、全てにいたるまで管理された手術室が必要です

また、治療後に腫れる原因として、多いのが内出血です。
分かりやすく例えると、手や足をぶつけた時に腫れることと同じです。
手や足等をぶつけると皮膚下の血管が損傷し、破れます。
その結果、皮膚内部で出血を起こすのです。
これが腫れです。
インプラント手術を行うと、必ず出血は起ります。
出血が多い場合には腫れる確立は高くなります。
手術範囲が大きかったり、インプラントの本数が多かったり、手術時間が長くかかった場合等です。

このような内出血を抑える方法としては、
可能なかぎり、手術範囲を小さく行う
うがいをし過ぎない
治療後の注意事項を厳守する
  
また、インプラント治療後の注意事項として、
手術当日はお風呂を避ける
運動等を避ける
すぐに横にならない。また、就寝時は枕を高くして寝る(頭を下げた状態にすると血液が手術部位に溜まりやすいため、すぐ横になるよりは、起きてイスに座ったりした方が良い)
手術部位を間欠的に冷やす
等が考えられます。

さらに全身的な問題で腫れることがあります。
例えば、糖尿病の患者様で、血糖値が安定していない場合(血糖値が高い)には、治りが悪くなる(長引く)とともに、腫れも強くでます。
また、 抗血小板薬や抗凝固薬(アスピリン、ワルファリン等) を服用されている方は、出血が止まりにくいため、手術後に腫れる確立が非常に高くなります。
その他全身的に問題がある場合も同様に腫れやすくなります。

まとめますと、インプラント治療後に
『腫れるか』
『腫れないか』は、
1. 骨の状態(骨の吸収が大きい:GBR法が必要な状態)
2. インプラントの埋入本数が多い
3. 手術環境(衛生面)
4. 手術後の注意事項の厳守(入浴禁止、安静にする…等)
5. 全身状態(糖尿病 等)
6. 服用薬(抗血小板薬や抗凝固薬 等)
等のさまざまな因子によって決まってきます。

その中でも最も大きい原因は、『骨の状態』です。
骨の吸収が大きい場合には、腫れる確立が高いと思って下さい。

次に痛みですが、先程の1〜6のような状況でなければ、痛みも起る確立は低いものです。
通常、当医院では、インプラント手術前後を含め、5回分の痛み止めを処方します。
90%以上の方は、この5回分の痛み止めを全て服用されることはありません。
平均、手術後に1〜2回程度服用する程度です。
これは、腫れがある程度あっても痛みはほとんどないことが多いのです。
しかし、稀に痛みが続く方もいらっしゃいます。
年間400〜500本程度のインプラント手術を行っている当医院において、数人程度の方で、1週間以上 痛みが続くといったことを経験します。
また、痛みの感じ方の程度には、個人差があるのも事実です。

一般的には、腫れの大きさに比例して痛みも大きくなります。
つまり、骨の吸収が大きいような難症例では、痛みが出る確立も高くなるのです。

結論として、骨の状態等(先程の1〜6の事項)に問題なければ、
『腫れ』や『痛み』はさほど気になることはありません。
しかし、骨の状態等に問題があるような難症例は、
『腫れ』、『痛み』共に起こりえることです。


次回のブログは8/28(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その5』です。


今週(8/22〜24)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

ここ数日のインプラント手術は、非常に難症例が多かったです。

つまり、骨の幅や高さが圧倒的に少ない状態でした。

今日は、1症例の紹介ではなく、全ての症例に共通することについて解説します。

この3日間で行ったインプラント手術(4ケース)は、全て上顎です。
上顎にインプラントを行う場合、骨が少ない場合が多いのです。
特に、上顎において、骨の『高さ』が少ない場合、治療は、困難を極めます。

骨の吸収が起ることにより、骨の高さは減少してしまいます。
骨吸収が起る原因については、以下を参考にして下さい。
   ・歯根破折
   ・歯周病
   ・歯を欠損のままにしていた

今回の症例においても さまざなな原因により、骨吸収が進んでしまったのです。

インプラントを埋入する場合、使用するインプラントの長さが非常に重要なことになります。
つまり、できるかぎり 長いインプラントを埋入することが大切なのです。

長いインプラントと短いインプラントでは、長いインプラントの方が将来性(成功率)が高いのです。

特に、上顎と下顎を比較すると上顎の方が骨の硬さが柔らかいのです。
そのため、上顎では、より長いインプラントを埋入することが必要になります。
しかし、先程説明したように、現実的には、上顎においては、骨吸収を起こしていることが多く、長いインプラントを埋入できないのです。

具体的には、上顎の奥歯において、安定性が良いと考えれられるインプラントの長さは、10ミリ以上です。
これは、欠損の数 や 埋入本数 等にもより違いますが、10ミリ以上あった方が安全性が高いのです。

しかし、今回の症例の多くでは、骨の高さが5ミリ以下でした。
少ないところでは、3〜4ミリです。

そのため、より長いインプラントを埋入するためには、さまざまな方法を行う必要性があります。
それが以下の方法です。(参考にされて下さい)
   ・ソケットリフト法
   ・サイナスリフト法

また、今回のケースの多くは、骨の高さだけでなく、幅も非常に少ない状態でした。
そのため、以下の方法も行いました。
  ・GBR法
   ・スプリッティング法

さらに、今回行った症例の多くは、インプラントの埋入本数も多かったこともあり、
難症例だったのです。

麻酔は、多くのケースで、静脈内鎮静法を行いました。



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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