最新インプラント症例ブログ

2009年5月7日

ストローマン インプラント

5/7(木曜日)です。

今日まで当医院は、休診になります。

さて今日のテーマは、インプラントの種類の話になります。
インプラントの種類は、日本で使用されているものでも30〜40種類あると言われています。
世界中で使用されているメーカーは、さらに多くの種類があります。

車で言えば、トヨタ、日産、ホンダ…等
多くの自動車メーカーがあるのと同じです。

そのインプラントの中でどれも同じなのでしょうか?

答えとしては、どれでも同じということではありません。

そこで今回は、数あるインプラントメーカーの中で 
最も信頼性の高い インプラントメーカーの一つである
『ストローマン インプラント( ITI)』について解説します。

I T I インプラント(ストローマン インプラント) 

はじめに 歴史から
 I T I インプラント(ストローマン インプラント)は、
現在、日本で最も使用されているインプラントの一つです。
世界的には、2番目に使用されているインプラントです。
I T I インプラント(ストローマン インプラント)は、スイスで開発されたインプラントであり、1974年から臨床に応用されています。

まず、このインプラントの名称ですが、
『 I T I インプラント? 』
『 ストローマン インプラント? 』
どちらが 正しい名前なのでしょか?
以前は、『 I T I インプラント システム』という名称でしたが、
現在は、『ストローマン インプラント システム』という名称に変更されています。
そのため、以下から『ストローマン インプラント』で統一させていただきます。

この 『ストローマン インプラント』は、
もともと I T I と ストローマン という まったく異なる2つのグループから構成されていました。
後で解説しますが、この まったく異なるグループであることが インプラント システムとして世界中に大きな信頼性を得ることになったのです。

まず、『 I T I 』は、International Team for Implantology の略で、
歯科学・口腔外科学・歯科補綴学・生物学・生化学・歯科技工学 など各分野の専門家で構成され、科学的理論に基づいた実験や臨床研究を行っている非営利の国際的な学術グループです。
簡単に言えば、利益を求めない研究者のグループです。
そして、ストローマン(Straumann)は、スイスにある 骨整形外科分野で40年余りの実績を持つ会社です。

高い研究レベルと知識、情報をもった研究グループ(ITI)と
医療開発において高い技術力と実勢をもつ会社 が提携することにより、
公平で、信頼性の高いインプラントが開発されたのです。

もし、一つの会社が研究から開発まで行うと さまざまな問題が生じることがあります。
例えば、研究開発費です。
歯科学・口腔外科学・歯科補綴学・生物学・生化学・歯科技工学 等の全てのスペシャリストを集めると、ものすごいコストがかかります。
コスト削除のために、研究者を少なくすれば、偏ったデータになったり、
信頼性に乏しいデータになったりする可能性があります。

また、研究者自身が会社の人間であった場合、会社に有利な方向へと動いてしまう可能性もあります。
私達 歯科医師が信頼できるデータは、偏った研究データではなく、
客観的で信頼性のあるデータです。

この 基礎研究から しっかりとしたデータのことを エビデンス と言います。
『ストローマン インプラント』は、エビデンスの高いデータをもとにして
開発されているからこそ、世界中の歯科医師から信頼を得ているのです。
その歴史は、1974年から今まで変わらず続いているのです。

もちろん 他のインプラントメーカーがダメということはありません。
優れたインプラントメーカーは、他にもいっぱいあります。
この詳細は、また後日このブログで解説します。
当医院においても『ストローマン インプラント』以外のインプラントも
使用しています。


ストローマン インプラントの特徴

その1:使用材料
 ストローマン インプラントの材質は、全て純チタン(グレード4:ISO規格5832/II)です。
チタンは、生体親和性を有し、生体組織内で合併症を起こさず、アレルギー反応も報告されていません。
チタンは、耐食性に優れ、工業界から医療材料まで幅広く使用されています。
医療業界においては、インプラント以外にも、骨折した際に骨と骨をつなぎとめる
プレートやスクリューにも使用されています。
最も安全性の高い素材です。

その2:表面性状
 ストローマン インプラントの骨内表面部は、「SLA」という ストローマン社が開発した独自のものです。
このSLA表面は、母体のチタンに マクロラフネス と マイクロラフネスを与えるもので、細胞活性が促進され、優れた骨性固定が得られます。
簡単に言えば、インプラント表面は、非常に細かい凸凹があり、
その凸凹に骨の細胞が入り込むように設計されています。
このSLA表面により、より確実に 骨とインプラント体のコンタクトが得られ、機能負荷の時期を早めることができます。
骨と結合(くっつきやすい)しやすい ことは、治療期間を短縮できるということです。
もともとインプラントが開発された時点では、
インプラントと骨が結合(くっつく)まで 約6ヶ月かかりました。
しかし、SLA表面の開発により 治療期間(治癒期間)が最短で6週間と非常に短くできます。
ただし、この期間は、骨の状態 等により大きく左右されます。
現在、世界で最も治療期間が短く、信頼性が高いインプラントと言えます。

その3:日本人に適している!
 インプラントは、顎の骨の中に“ ネジ ”のようなものを埋込むものです。
そのため、顎の骨がしっかりしていることが大切です。
一般的に、インプラントの太さ(直径)は、約4ミリあります。
直径4ミリのインプラントを埋込むためには、骨の幅は約6ミリは必要です。
つまり、インプラントよりも 骨の幅の方が太いことが重要なのです。
また、骨の高さについても十分存在することが重要です。
短い長さのインプラントよりも 長い長さのインプラントを埋込んだ方が
より安定が良いのです。

しかし、日本人の骨は、細く、高さも存在しないことが多いので、
海外で使用しているインプラントは、日本人には、適していない場合もあります。
ストローマン インプラントは、骨との結合力に優れており、短いインプラントでも強固な安定性を得られます。

その4:1回法である
 インプラントの手術方法には、 1回法と2回法があります。
簡単に言えば、1回法は、手術が1回で終了しますが、
2回法は、インプラント手術時 と インプラントと骨が結合した後の2回の手術が必要になります。
治療を受ける患者様にとっては、できるかぎり少ない手術回数で行えることは大きな利点になります。
ただし、ストローマン インプラントでも2回法として使用することもあります。

その5:ストローマン インプラントの欠点
 ストローマン インプラントにも欠点があります。
前歯部のような審美性が重要視される部位では、適さないこともあります。
これは、インプラントの形状によるものです。
もともと、ストローマン インプラントは、手術が1回で済むために開発された1回法インプラントであり、審美部位を重要視して開発されたインプラントではないからです。
もちろん、骨の幅 や 歯肉の厚み 等によっては、前歯部であっても
ストローマン インプラントが適している症例もあります。
ただし、2009年 ストローマン インプラントから
bone leve インプラント が日本でも発売されました。
bone leve インプラントは、そのような審美部位でも問題なく使用できるとして大きく期待されています。

        *上記の全てデータは、2009年時点での情報になります。



次回のブログは5/11(月曜日)になります。



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


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