最新インプラント症例ブログ

2009年6月15日

ソケットリフト法:その2

6/15(月曜日)です。

今日のテーマは、『ソケットリフト法:その2』です。


前回のブログでは、上顎の奥歯において、骨の吸収がある場合の話をしました。

上顎の奥歯において、予知性のある治療を行うためには、骨の高さが10ミリ程度存在することが必要です。
しかし、多くの症例では、骨の10ミリ以上の骨の高さが存在することが少ないのが現状です。
そこでさまざまな治療方法を駆使して、インプラントの埋入を行うことが必要になります。

そこで、前回解説しました『ソケットリフト法』は、
骨の高さが5ミリ程度存在すれば、この方法を行うことにより、
10ミリ程度の長さのインプラントを鵜埋込むことが可能になる方法です。

しかも、この治療法は、治療に対する患者様の負担が比較的少ない方法です。
負担が少ないということは、治療後の腫れ、痛み等が少ないということです。

ソケットリフト法は、1994年にSummers RBらによって初めて発表された治療法です。
臨床に応用されてから約15年程度経ちました。

臨床応用された頃は、まだまだ十分とは言えない状態でしたが、
現在では、患者様への負担が少なく、治療自体も他の骨増大法と比較すると
簡単に行えるため、多くの歯科医師が行えるような治療法になっています。

当医院でも上顎の奥歯にインプラントを行う際には、かなり使用する頻度が高い治療法になっています。

術式や症例については、前回のブログを参考にして下さい。


それでは、こうしたソケットリフト法の成功率について解説したいと思います。


ソケットリフト法の成功率
 
研究者(発表年)      観察本数     観察期間      成功率(%)
Ioannidou E(2000)      79       8ヶ月       100
Horowitz RA(1997)      34       平均5.9年       97
Horowitz RA(1997)      143       平均18ヶ月       96
Tong DC(1998)       1092       最長60ヶ月     87〜98



オステオトームを使用したソケットリフト法は まだ臨床に応用されてから15年程度のしかたっていませんが、通常のインプラント埋入と比較しても なんら劣ることはありません。
それどころか 通常のインプラント治療と比較して 患者さんへの負担が非常に少ないのも この治療法の特徴です。
施術者にとってもこのテクニックは難しいものではなく、今後骨の高さがないケースにおいて一般的になっていく治療法であると考えられます。




今週(6/12〜14)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。


ここ数日間のインプラント手術も骨吸収が大きい症例ばかりでした。
最近行っている手術は、骨の増大(GBR法)なしでは、行えないような症例がほとんどです。
本日ご紹介する症例も骨吸収が大きかったケースです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

まず、インプラント治療に至った経緯ですが、 歯根破折です。
このブログでもよく 歯根破折については書きますが、神経のない歯で起ります。
神経のない歯は非常に脆く、通常の噛む力でも割れてしまうことがかなりの確率で起ります。

歯根破折した場合、できるかぎり早く抜歯することが重要です。
抜歯するタイミングが遅れると、割れた部位から感染が起こり、骨が吸収してしまいます。

本日の症例も 歯根破折した状態が長くあったため、かなりの骨吸収が認められました。
治療方法として、インプラントを埋入すると同時に、骨の増大法(GBR法)を行うことが必要でした。

歯根破折は、患者様にとってが、痛みや腫れが起らないことが多いのです。
そのため、『歯根破折しているから抜歯が必要です!』と患者様にご説明しても
『痛みがないからこのままでいいです!』
と抜歯をご希望されない方も多くいらしゃいます。

『歯根破折したままの状態でいると骨の吸収が起こり、大変なことになるので、早く抜歯した方が良いですよ!』とご説明したも なかなかご理解が得られないことも多いのです。

患者様の中には、
『骨吸収があってもGBR法を行えば、大丈夫(骨が再生できる)であれば、本当に歯がダメになるまで待ち、それから抜歯してもいいですか?』
という方もいらしゃいます。

GBR法という骨増大法(骨再生治療)は、魔法の治療ではありません。
どのような状態でも元通りに回復できるわけではありません。
骨の増大(再生)ができないケースも存在します。

また、GBR法は、それなりに患者様にも負担がかかる治療法です。
骨吸収の程度にもよりますが、治療後の腫れ等が起ります。

できれば、骨吸収が起らない方が治療が簡単に行えます。

さて、今回の症例に戻ります。
下顎の奥歯に2本のインプラント埋入を行いました。
1カ所は、骨吸収がかなり、起っていましたので、GBR法を併用しました。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプが2本です。

麻酔方法は、静脈内鎮静法です。
この麻酔は、寝ている状態で治療が行えますので、患者様は、治療中の不安をまったく感じないで行えます。
この症例の患者様は、高齢であったこともあり、少しでも不安と負担の少ない治療をご希望でしたので、・ 静脈内鎮静法にて麻酔を行いました。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取ります。


治療費
インプラントが1本21万円(税込)×2本です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、
今回のGBR法の費用も全て含まれています。




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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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