最新インプラント症例ブログ

2009年8月10日

今週のインプラント手術報告

8/10(月曜日)です。

今週は、明日(8/11)診療がありますが、12日(水)〜 17(月)まで 夏期休診になります。
そのため、今週末は、非常に忙しかったです。

緊急の場合、メール(info@sugiyama-dental.com)でご連絡下さい。



先週までのブログでは、インプラントと噛み合わせについて解説してきました。
結構難しい話がいっぱいありましたので、本日は、『今週(8/7〜9)のインプラント手術報告』のみになります。

次回(8/13)と次次回(8/17)のブログでは、夏期休診のため、インプラント手術報告は行えませんので、本日は症例報告のみです。

上顎の奥歯にインプラントを行ったケースをご紹介します。
上顎の奥歯にインプラントを行う場合、かなり困難になることが多いのが現状です。

その理由として、上顎の奥歯には、上顎洞という 空洞が存在するからです。

上顎洞については、このブログでも良く解説することですが、お分かりにならない方は、下記を参考にして下さい。
上顎洞についてお分かりになっている場合には、飛ばしてご覧下さい。


上顎洞とは、上顎の奥歯の上に存在する 骨の空洞 になっている部分のことです。
多くの場合、歯が存在するとこの上顎洞と上顎の骨の距離は一定の幅がありますが、歯周病等で骨が吸収してしまうと上顎と上顎洞との距離が薄くなってしまいます。
その結果インプラントを行えないことがあります。
以下がその図解です。
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クリックすると拡大されます。




A.歯がある状態で上顎洞までの距離があり、十分な骨の高さがある。

B.歯を失った後でも上顎洞までの距離があり、十分な骨高さがある。
  インプラントを行うのに問題はない

C.歯周病等で骨が吸収してしまったために上顎洞までの距離がなくなり、
  インプラントを行うのに十分な骨の高さがない。
  上顎にインプラントを希望する患者さんの多くは(60%以上)このような
  状態である。
  このように歯を抜いた場所は年々やせて、場合によっては1〜2mm程度の
  幅しかない方もいます。


今回ご紹介する症例は、上顎の奥歯が2歯欠損していました。
どの欠損部分も骨の吸収が大幅におきており、骨の高さが4ミリ以下しかありませんでした。

骨吸収を起こした原因は、歯周病も多少ありますが、歯根破折が大きな原因です。

神経のない歯は、非常に脆く、普通に噛んでいても折れることが高頻度で起ります。
そして、折れた状態が長く続くと、割れた部分から 血液や唾液が侵入し、感染を起こします。
感染すると 腫れたり、痛みがでてきます。
しかし、大きな痛み や 腫れが起らないこともあるため、
患者様が気がつかなかったり、歯科医師が折れていることをご説明しても
そのまま放置されることも多いのです。
先程も書きましたように、折れた部分から感染を起こすと 歯を支えている骨の吸収が起ります。
この感染による骨吸収が問題を大きくする原因になるのです。

歯根破折を放置し、骨吸収が起った結果、最終的に抜歯になった場合には、
インプラントを行うのが困難になったり、骨吸収の程度によっては、インプラント治療が不可能になることもあります。

今回の患者様も骨吸収が非常に高度に起っていたため、非常に難しい治療になりました。
欠損していた1部位は、骨の高さがかろうじて4ミリありましたので、
ソケットリフト法 という治療を併用し、インプラントを埋込むことが可能でした。

しかし、もう一カ所は、骨の高さが2ミリ程度しかなかったため、ソケットリフト法 は行えませんでした。
そのため、上顎結節という部位にインプラントを埋込むことにしました。
上顎結節とは、上顎の奥歯のさらに後方にある親知らずの部分のことです。
親知らずがあった部分はわりと骨吸収が少ない部分ですので、
上顎の奥歯に骨の高さが少ない場合には、この上顎結節にインプラントを埋込むことがあります。

ちょっとわかりずらいので、他の症例にはなりますが、レントゲンで解説します。
下のレントゲン写真は、治療前です。
上顎の左右奥歯に歯がないことがわかるかと思います。
そして、
赤色の点線が上顎洞の位置で
緑色の点線が骨の外形です。
点線の中央部には 骨の高さがほとんどないことがわかるかと思います。
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クリックすると拡大されます。



そのため、骨吸収が起こり、骨の高さが少ない部分には、インプラントを埋込むことができないため、
先程書きました 親知らずの部分(上顎結節)にインプラントを埋込む計画を立てました。
治療後が以下になります。
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クリックすると拡大されます。



このようにインプラントを埋込むための骨吸収が大きい場合には、治療は大変になります。

また、骨吸収が起っていたのは、高さだけではありませんでした。
骨の幅も非常に少ない状態です。
そのため、骨幅も増大させるGBR法(骨増大法) も併用しました。



今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約4〜5ヶ月後に型を取ります。
上顎の場合、通常は、3ヶ月程度で型を取ることが可能なのですが、骨吸収が大きい場合には、通常よりも長くなることがあります。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、GBR法、ソケットリフト法の費用も全て含まれています。

次回のブログは8/13(木曜日)になります。




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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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