最新インプラント症例ブログ

2010年2月8日

インプラントモニター:その20

2/8(月曜日)です。
今日も『インプラント症例:20回目』です。

本日の症例は、審美的なインプラント治療です。

上顎の前歯部 等の治療は、単に歯があれば良いということではありません。
審美的なことが重要になります。
本日の症例は、オールセラミッククラウン(ジルコニア)です。
詳しい内容は、実際の症例を見ながら解説します。
以下の写真は、治療前(初診)です。
前歯が欠損しています。
79-1 2

患者様は、欠損部の両側の歯を削るブリッジはどしても避けたいとの思いがあり、
インプラント治療をご希望されていました。
また、審美的に治療を行いたいとのご希望があり、
インプラント埋入後は、オールセラミックによる治療をご希望されました。
以下の写真は、インプラントを埋入した後の状態です。
79-1 3

金属色に見えるのは、インプラントの 『蓋』になります。
この『金属の蓋』は、普段見えるものではありません。
インプラント手術直後から『仮歯』が装着されますのでご心配はありません。
これは、インプラント手術後の状態が見えやすいように仮歯を取って写真撮影したものです。
仮歯にはいくつかの方法があり、
今回の症例では、欠損部の両側の歯に仮歯を接着剤で固定する方法を行いました。
機能的にも審美的にも大きな問題を起すことはありません。

インプラント埋入後、骨と結合するまで約3〜4ヶ月待ちます。
その後、先程の金属を蓋を取り、インプラントの土台を装着します。
インプラントの土台のことを『アバットメント』と言います。
アバットメント等のインプラントの構造については、以下を参考にして下さい。
   インプラントの構造(パーツ)
一般的にインプラントの土台は、金属製(チタン合金)になります。
ほとんどのインプラントがこの金属製の土台です。
以下の写真は、金属の土台(アバットメント)を装着した状態です。
79-2 3

もちろんこの金属のアバットメントが見えることはありません。
アバットメント(土台)の上にセラミック等の被せ物が装着されるためです。
しかし、審美性を考えれば土台(アバットメント)自体も金属を使用しない素材が良いのです。
金属をしない土台を ジルコニア アバットメント と言います。
以下の写真がジルコニア アバットメントを装着した状態です。
79-2 2

このジルコニア アバットメントが使用できるようになってから 審美性は今までと比較して格段に向上しました。
次に 土台(アバットメント)の上に装着される被せ物です。
いわゆる セラミックの歯です。
セラミックの素材を簡単に説明すると 瀬戸物です。
しかし、セラミックの被せ物(差し歯)と言っても 内面は金属でできています。
以下の写真は、セラミックの被せ物の内面(内側)から見たところです。
79-3 2

ちょっとわかりにくかもしれませんが、
セラミックの作成方法は、始めに金属のフレームを作成し、その上にセラミックを焼き付けて作成されます。
そのため、セラミックと言っても内部(内面)は金属なのです。
もし、内面が金属フレームでできていないと強度が弱く 割れたりしてしまうからです。
しかし、審美的に治療を行うためには、内面にもまったく金属を使用しない素材が適しています。
この被せ物を オールセラミック と言います。
以下の写真は、オールセラミック ジルコニア クラウン です。
79-3 3

金属をまったく使用しないということは、審美的な面だけではなく、金属アレルギー に対しても有効です。
以下が治療後です。
79-4 2

79-4 3


この症例で使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。
ジルコニアアバットメントも同社のシステムです。
前歯部に適したインプラント(プラットホーム・スイッチング) システムです。

次回のブログは2/11(木曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。

今週(2/5〜7)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日行ったケースは、かなり難しい症例でした。
上顎にインプラント埋入を2本埋入しました。
1カ所は、骨の2〜3ミリ程度しかない状態でした。
骨幅2〜3ミリというのは、結構厳しい状態です。
通常、インプラントの太さ(直径)は約4ミリ程度あります。
太さ(直径)4ミリのインプラントを埋入するためには約6ミリの骨幅がないといけません。
つまり、インプラントの太さ(直径)より、骨幅の方が太くないとダメなのです。
その骨2〜3ミリですから、大変なことと想像できると思います。
ちなみに骨吸収が起こる原因は以下のようなことです。
  1.歯根破折
  2.歯がないまま長期間そのままになっている
  3.歯周病
そのため、さまざまな治療法を駆使して、骨の増大を行い、インプラントを埋入しました。
OAMインプラントシステム(大口式インプラント)
GBR法です。

もう一カ所インプラントを埋入した部位は、骨の高さが非常に少ない状態でした。
通常上顎に安定したインプラントを埋入するためには、骨の高さが10ミリ程度ないといけません。
しかし、今回の症例は、骨の高さが約4ミリ程度しかなかったのです。
以下が初診時のレントゲンになります。
スライド1

分かりやすいように 骨吸収の状態を線で書いてみましょう。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド2

上顎洞の中は空洞ですので、骨が存在するのは赤線緑線の間の約4mmしかありません。
スライド1

そのため、ソケットリフト法 を行い インプラントを埋入しました。

2本埋入した後が以下のレントゲンになります。
スライド3
使用したインプラントは、
左側(奥歯)が
ストローマンインプラント(ITIインプラント) で、
右側(前歯部)が
アンキロス インプラント です。
インプラント埋入後の状態に骨の線を記入したのが下のレントゲンです。
スライド2

初診時とインプラント埋入後を比較したのが以下のレントゲンです。
スライド4

2本埋入したうち 左側のインプラントのの先端がドーム上に膨れ上がっているのが分かるかと思います。
白っぽくなっているのが、ソケットリフト法 によって押し上げられた上顎洞 の中に挿入された人工骨です。
この人工骨が骨となるまで待つことになります。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、型を取る費用、被せ物の費用、
今回のOAMインプラントシステム(大口式インプラント) GBR法ソケットリフト法 の費用も全て含まれています。
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インプラントモニターですと1本 168.000円(税込)です。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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