最新インプラント症例ブログ

2011年1月31日

最新インプラント症例:90回目

1/31(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『90回目のインプラント症例』になります。

今までの症例も見て下さいね!
歯が1歯だけ欠損している症例
全ての歯がない症例
噛み合わせに問題があった症例
重度歯周病の方に行った症例
骨吸収が非常に大きく 骨増大法を行った症例
骨吸収が大きい部位には無理にインプラントを埋入せずに工夫した症例
治療費を抑えるためにさまざまな方法を行った症例

さまざまな症例があります。
きっとこのブログを見ているあなたと同じようなケースもあるはずです。
是非過去のブログもご覧になって下さい。


本日ご紹介する症例は、骨吸収が非常に大きかったケースです。
骨吸収を起こす原因は さまざまあります。
1.歯根破折
2.歯周病
3.歯がないまま長期間そのままになっている
等です。
インプラントは、骨の中にネジを埋め込む治療ですので、
この骨吸収は大きな問題になります。

最近 インプラント治療をご希望されて来院される患者様の多くは、
上記のような さまざまな 問題を抱えている方が本当に多いですね。
骨吸収が大きく起こると
インプラント治療を難しくします。
骨吸収があまりにも大きい場合には、
インプラント治療自体が不適当になってしまうケースも存在します。

インプラント治療の中には、吸収してしまった骨を増大させる治療法があります。
ご存知の方も多いかと思いますが、
骨を増大させる代表的な治療が
GBR法(骨増大法) です。
しかし、GBR法(骨増大法) は、魔法の治療ではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。
また、骨吸収が大きければ 大きい程 治療が大変になりますので、
治療後の腫れが大きく起こります。
骨吸収はさまざまな問題を起こしますので、
インプラント治療を考えられている方がいらっしゃいましたら
1日でも早く 対応された方が良いでしょう!
特に 抜歯しか方法がないような ダメな歯を無理矢理残すことは 非常に危険です。

最近は、抜歯の決断ができずに
いくつもの歯科医院を転々とする結果、
状況が悪化してしまう患者様が多いです。

骨吸収を起こすと治療が大変になることについては
昨年末の「インプラント基礎ブログ」で解説してありますので
そちらを参考にして下さい。
  2010 12/ 3 骨吸収を起こすと治療が大変になる?:その1
  2010 12/ 10 骨吸収を起こすと治療が大変になる?:その2
  2010 12/ 17 骨吸収を起こすと治療が大変になる?:その3
  2010 12/ 24 骨吸収を起こすと治療が大変になる?:その4

それでは 本日の症例を始めます。
以下は初診時のレントゲン写真になります。
スライド01

上顎の前歯部が グラグラ です。
スライド02

なぜ ここまでグラグラになるまで放置してしまったのか?
と考えられるような状態です。
しかし、このような方は本当に多いです。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
スライド04

骨吸収が本当にすごいですね。
歯を支えている骨が吸収するため、歯がグラグラするのです。
このブログを見られている方の中で
「歯がグラグラする!」
という方は危険です。
早急に歯科医院を受診することが必要です。
診断としては、以下の×印の歯は、抜歯です。
スライド05

患者様は、抜歯後には義歯ではなく インプラント治療を希望されていましたので、
インプラント治療のプランを考えることにしました。
その前に重要なことがあります。
それは、歯がダメになった原因を考えることです。
それでは なぜ このような状態になってしまったのでしょうか?
スライド06

その主な原因を解説します。
まず、歯周病 です。
スライド07

次に 下顎の左右の奥歯が欠損していることです。
下顎の左右の奥歯が欠損しているために 噛む力が残っている前歯に加わります。
これが、前歯の過重負担となってしまったのです。
歯周病になっている前歯ですから、骨吸収がすでに起こっていたのです。
骨の支えの少ない 上顎の前歯に 噛む力の負担が加わったために
骨吸収は一気に進行してしまったのです。
スライド08

次に 神経のない歯が多いことです。
神経がない歯の問題点については、
このブログでも良く解説することです。
何回かこのブログを見られている方にとっては、
神経のない歯は本当に問題が大きいことが分かるかと思います。
スライド09

歯周病の放置!
下顎の奥歯を欠損のままにしていた!
等があったため、問題はさらに拡大してしまったのです。
もっと もっと 早く治療を開始ていれば…
と思われる症例です。
上記のことがあり、以下の×印は保存が厳しい と診断したのです。
スライド10

それでは、上記の×印の歯は絶対に抜歯しか方法はないのでしょうか?
上記で保存が厳しいと判断した7歯のうち
両側の2歯は 治療を行えば、なんとか保存は可能な状態です。
しかし、将来性は非常に低いのが現状です。
スライド11

そこで、上顎の7歯を全て抜歯した場合と
両側の2歯は、抜歯しないで 5歯分を抜歯した場合では 治療方法はどのように違うのでしょうか?
それぞれを シュミレーションしてみましょう!
まず、×印の7歯を全て抜歯した場合です。
スライド12

上顎の7歯を抜歯した場合には、以下のように
4本のインプラントを埋入し、7歯分を作製する
インプラント ブリッジとします。
スライド13

次に左右の奥の2歯分は抜歯しない場合(保存する場合)です。
スライド14

インプラントを行った場合には 以下のように
3本のインプラントを埋入し、5歯分を作製する
インプラントブリッジとします。
スライド15

どちらの治療方法を選択するかは、患者様のご希望にもよります。
しかし、後で 両側の2歯がダメ(抜歯)になった場合には…
スライド17

さらに追加のインプラントが必要になります。
スライド18

つまり、最終的な治療費が高額になってしまうのです。
また、追加のインプラント手術も必要になってきます。
スライド19

患者様には、口腔内のさまざまな状況を説明した上で
最終的な 上顎のインプラント治療計画は 以下のようになりました。
スライド20

次に問題となるのが、下顎の左右の欠損です。
スライド21

理想的には、下顎の左右に2本づつのインプラント(合計4本)を行うことが必要になります。
スライド22

しかし、全ての治療を理想的に行うと 治療費が高額になってしまいます。
スライド23

上顎の7歯欠損に対しては、欠損のままということは考えにくいことですし、
義歯(入れ歯)は嫌というご希望がありましたので、
上顎のインプラント治療計画はどうしても 行いたいところです。
そのため、下顎の左右の欠損については
1本づつのみ インプラントを行うことにしました。
スライド24

この下顎に1本づつではありますが、
インプラント治療を行うことにより 噛み合わせの安定が得られます。
噛み合わせの安定は非常に重要なことで
上顎前歯部の将来性も高くなります。
スライド25

噛み合わせの安定は、今後のことを考えれば、
非常に重要なポイントになります。
スライド26

もちろん 将来的に左右の奥歯にインプラントを追加することも可能です。
患者様は、この治療計画に同意していただけました。
そこで、上顎の×印を抜歯し、下顎にインプラントを埋入しました。
スライド27

上顎は抜歯前に義歯の型を取り、
抜歯と同時に義歯を装着しますので、
歯がないという期間は1日もありません。
審美的に問題となることはないのです。
次に問題となったのが、上顎の骨吸収です。
骨吸収があまりにも大きいので、すぐにインプラントを埋め込むことはできなかったのです。
スライド28

上のレントゲンでは分かりづらいのですが、
骨幅がほとんどない部位が多かったのです。
上顎は先にGBR法(骨増大法) のみを行いました。
スライド29

レントゲンで 白い小さく見える丸は、GBR法(骨増大法) で使用した材料(GBR膜を固定するピン)です。
スライド30

骨の増大(再生)が完了するまで約3ヶ月程度待ちます。
その後、インプラントを埋め込むのです。
スライド31

インプラントを埋め込む部位は、骨の再生程度によって再度検討します。
全ての治療が完了したのが 以下になります。
スライド32

最小限の範囲で 下顎にインプラントを行うことにより 噛み合わせの安定が得られました。
上顎も将来的に再治療を行うことを最小限に抑えたプランで
インプラント治療が行えました。
義歯(入れ歯)ではない状態になり、
患者様も満足していただけました。

いつもこのブログで説明することですが、
インプラント治療は、単に欠損部にインプラントを埋め込めば良いということではありません。
残っている歯の状態、
将来性
等を考慮してプランを考えることが重要なのです。

今回使用したインプラントは、全てストローマンインプラント(ITIインプラント) です。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

下顎
インプラント   1本  168.000円(消費税込)×2本分
被せ物(白い歯) 1歯   84.000円(消費税込)×2歯分
合計 504.000円(消費税込)
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 58.800円(消費税込)になりますので、
合計 453.600円(消費税込)
になります。

上顎
インプラント   1本  168.000円(消費税込)×4本分
被せ物(白い歯) 1歯   84.000円(消費税込)×7歯分
合計 1.260.000円(消費税込)
になります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。



次回のブログは2/ 7(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週のインプラント手術報告
先週のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

少し前に紹介が遅れたケースも一部アップします。
紹介できる症例にはかぎりがありますので、
今回アップできなかった症例は機会があれば紹介します。

下顎右側の奥に2本のストローマンインプラント(ITIインプラント) を埋入しました。
奥の部分は、骨吸収が非常に大きかったので、GBR法(骨増大法) のみを行ってあります。
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次のケースです。
上顎右側の奥にストローマンインプラント(ITIインプラント) を1本埋入しました。
上顎洞 という存在のために、短いインプラントしか埋入できない状態でしたので ソケットリフト法 を併用して埋入しました。
2403_0004000



次のケースです。
下顎右側の臼歯部に1本のストローマンインプラント(ITIインプラント) を埋入しました。
抜歯後 約3ヶ月しての埋入でした。
2617_0003000


次のケースです。
上顎左側の奥歯に2本のストローマンインプラント(ITIインプラント) を埋入しました。
骨吸収が非常に大きく、大変な治療でした。
少しでも長いインプラントを埋入するために ソケットリフト法 を行いました。
また、GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) も併用しました。
難しいケースは さまざまなことを行わないと インプラントを埋入することはできないのです。
また、骨増大した部分に骨が再生しやすいように PRP法 を併用しました。
難しいケースでしたので、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。
2719_0002000


他にも多くの手術がありましたが、ブログの文字数制限があるのでこれ以上の文面は入力できないようですので、また後日紹介します。



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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