最新インプラント症例ブログ

2013年9月5日

最新インプラント症例196回目

2013年 9月 5日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『196回目のインプラント症例』になります。

始めに9月の休診の案内です。

9月14日(土) 午後  院長不在
  (日本口腔インプラント学会出席のため)

9月15日(日) 休診
  (日本口腔インプラント学会出席のため)


さて、本日の症例(再アップケース)のテーマは、
「継続的な治療の変化」
です。
当医院に来院される方の多くは、歯が欠損しているために、
「インプラント治療を行いたい」
とのご希望を持っています。
しかし、単に歯が欠損している部位だけを考えて治療を行うと
さまざまな問題が起こってきます。
具体的には、「残っている歯の状態」や「歯がなくなった原因」
を考えることが重要なのです。

特に悪い状態の歯が多い場合には、治療計画は難しくなります。
欠損している部位の周囲に状態の悪い歯があった場合、
単に欠損部のみにインプラントを埋入しても
インプラント治療後に 周囲の歯がダメになってしまった場合には、
新たにインプラントを追加埋入することが必要になってしまいます。
歯がダメになるたびに つぎつぎとインプラントの追加治療となってしまうのです。
そのため、将来性の低い歯が存在する場合には、単に欠損を見るだけでなく、
周囲の歯(口腔内全体)を見て考えることが重要なのです。

また、患者様ご自身が 
「どのようなことが問題なのか?」
「なにを希望されているのか?」
等を考えることが必要なのです。
単に歯がない部位にインプラントを埋め込めば良いということではありません。

それでは、本日の症例を見ながら解説していきましょう。

以下が初診時のレントゲンになります。
患者様は、まだ40歳の方です。
下顎は、ほとんどの歯は残っていますが、
上顎では残っている歯は、3歯だけです。
その他の歯はありません。
30歳代の10年間に 上顎の ほとんどを抜歯したそうです。
スライド01

患者様が来院された理由は、
「上顎の前歯が取れた!」
とのことでした。
スライド02

差し歯が取れた上顎前歯部の歯は、歯根破折 していました。
歯根破折の症例については、このブログでも良く紹介するケースです。
歯根破折 は、神経がない歯で起こります。
神経のない歯は、非常に脆く、通常の噛む力でも折れたりすることが高頻度で起こります。
折れた場所にもよりますが、歯根破折 した場合には抜歯となります。
スライド03

この患者様を治療する場合、
さまざまなことを考える必要性があります。
一つは、神経のない歯が非常に多いというこです。
以下の赤丸(●印)が神経がない歯です。
スライド04

ほとんどの歯が神経がありません。
40歳でこの状態ですから、このまま50歳、60歳…と考えると非常に心配な方です。
また、神経がない歯が多いことだけが、問題なのではありません。
患者様の口腔内を見ると 歯の噛む面が大きく磨り減っているのです。
こうした場合、患者様は、歯ぎしり や くいしばり を行っているのです。
歯ぎしり や くいしばり による力は非常に強いものです。
歯ぎしり や くいしばり だけで歯がダメになることもかなりあります。
特に今回の患者様のように神経がない歯が多い場合には、歯根破折 のリスクが高くなります。
また、虫歯のリスクも高いことが分かりました。
1.神経のない歯が非常に多い!
2.虫歯のリスクが高い!
3.歯ぎしり や くいしばりの既往がある!
等を考えると将来性は非常に厳しいでしょう。
特に40歳という年齢を考えると今後が心配です。
スライド05

治療計画については後で解説しますが、
まずは、現在の状態から始めましょう。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド06

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド07

奥歯では、骨吸収が非常に起こっていることが分かると思います。
次に上顎洞です。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。
スライド08

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 を緑色で表示します。
スライド09

それでは、このような状態でどのような治療計画が良いかということです。

まずは、口腔内の状態から考えましょう
1.神経のない歯が非常に多い!
2.虫歯のリスクが高い!
3.歯ぎしり や くいしばりの既往がある!
このことからも残っている歯の将来性は、低いことが考えられます。

患者様のご希望はどうでしょうか?
1.神経のない歯は将来性が低いのは分かるが、抜歯は避けたい!
2.欠損部を全てインプラント治療を行うには、費用的に難しい!
3.上顎の義歯は、できれば入れ歯ではないようにしたいが、
  使用していて どうしても義歯ができない状態ではない!
4.現在、義歯を固定するための金属の金具が嫌!
5.会話中に義歯が取れやすい!
  接客業をしているため、もっと取れにくいようにしてほしい!
このようなご希望です。
スライド10


問題点はいっぱいありますが、まず考えていかなければならないことは、
上顎がきちんと噛めるようにすることです。
その際に大きなポイントになるのが、現在残っている上顎左側の前歯部です。
おそらくこの歯は、近い将来にはダメになることが考えられます。
上顎左側の前歯部は、
  神経がない!
  虫歯のリスクが高い!
  歯ぎしり や くいしばりの既往がある!
ということ以外にも、義歯の金具がかかっている歯であるため、
負担がくわわりやすいのです。
先にもご説明したように患者様は、初診時の時点で40歳です。
そして、30代からの10年間で上顎のほとんどの歯を失ってきました。
このことからも現在残っている上顎の数本の歯がづっと問題なく残っていくこと自体が
考えにくいのです。
上顎の前歯部は、今後ダメになることを考えて 治療計画を立てることが重要になります。

上記のようなことから治療プランは、以下のようになりました。
抜歯はいっさい行わずに、上顎に3本のインプラントを埋入します。
スライド11

この3本のインプラントにアタッチメントという金具を装着します。
スライド12

この治療方法をアタッチメント義歯と言います。
インプラントブリッジのように固定式ではありません。
義歯(入れ歯)ですから、取り外し式です。
しかし、インプラントと義歯(入れ歯)は、アタッチメントという金具で強固に固定されますので、
会話をして落ちてくることはありません。
今までの義歯では考えられないような安定が得られます。
また、アタッチメントと義歯が直接固定されるため、義歯には金属の金具がつきません。
審美的に非常に優れています。
さらにインプラントを複数埋入して行う インプラントブリッジ と比較すると
費用が圧倒的に抑えられます。
また、他にも今回のケースの場合には利点があります。
もし、残っている上顎前歯部がダメになった場合には、
現在のアタッチメント義歯に抜歯した部位を足すことができます。
新しく義歯を作製したり、再治療を行う必要性はありません。
抜歯した部位に歯を追加するだけです。
修理自体は、数十分あれば十分できる治療です。

残っている歯の将来性、
患者様のご希望
を考えての治療計画です。

以下がインプラント治療後(アタッチメント義歯)です。
スライド14

患者様は、今までの義歯と比較して非常に安定した状態になり、
義歯を固定するための金具もないため、
非常に喜んでいらっしゃいました。

ただし、これで問題が解決したのではないのです。
始めにも解説しました
神経がない歯が多いこと!
虫歯のリスクが高いこと!
歯ぎしり等の問題があること!
これからのことから次々とトラブルが起こっていったのです。

次回のブログでは、
患者様ご自身が さらに安定した治療をご希望されたため、
上顎にインプラントを追加し、
インプラントブリッジとなった話しをしたいと思います。

アタッチメント義歯を行った患者様が 後からインプラントを追加して
インプラントブリッジとしたケースは、
何度か経験したことがあります。
患者様の心理として、
アタッチメント義歯を行うことで 安定が得られ、満足をされます。
でも 今度は、
「もっともっと良い状態になりたい!」
「もっと 噛めるようになりたい!」
「入れ歯でなかったら もっと快適になるはず!」
とのご希望がさらに強くなっていくのです。
今回の患者様も さらに快適な状態をご希望され、
完全固定式のインプラントブリッジとなったのです。

しかし、神経がない歯が多いことが さらなる問題を引き起こしてくるのです。

次回は、
追加インプラント治療 と
神経のない歯のトラブル 
について解説していきます。

長い年月の間には、さまざまな問題が起こるのです。
特にリスクが高い患者様は、こうした問題を抱えていくことになります。

治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


      インプラント無料相談
現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
      インプラント無料相談

オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。




大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
最近の投稿
カテゴリ
アーカイブ

PAGE TOP