最新インプラント症例ブログ

2020年2月27日

上顎の奥歯の骨吸収が大きい場合のインプラント治療:ソケットリフト法

2020年 2月27日(木曜日)です。
 
このブログは「大船駅北口歯科  インプラント症例専門サイト」です。
 

本日は、上顎の奥歯が欠損している患者様で、
骨吸収が大きく、長いインプラントを行うことが難しい場合で、
ソケットリフト法とGBR法を併用してインプラント治療を行なったケースです。

また本症例は、
抜歯の後の義歯の状態をできる限り避けるために様々な工夫を行なっています。

このケースは以前途中までアップしたことがある症例です。

以下が初診時です。

上顎左右奥歯が欠損しています。

また上顎の前歯は、かなりグラグラです。

患者様は、インプラント治療をご希望されました。

ここで問題となるのが骨吸収です。

まず上顎左側の奥歯の骨吸収状態からみていきます。

はじめに骨吸収が起こる前の骨の位置を青線で書きます。
本来ここまで骨はあったのです。

それが現在の骨の状態が以下です。
赤線まで骨吸収してしまっています。

歯周病が進行したり、
歯の根が折れてしまったり(歯根破折)
等 悪い状態が続くと骨が吸収していきます。

また骨吸収以外にもインプラント治療を困難にする原因があります。

その一つが上顎洞です。
以下の緑線が上顎洞です。

上顎洞は、
上顎の奥歯の上方にある空洞のことです。

抜歯をしてもある程度骨の高さが維持されることもあります。

しかし、以下のように上顎洞が下がってきてしまい、
骨の高さ減ってしまいます。

こうなるとインプラント治療が困難になってしまいます。

そこで上顎洞内部に人工骨 等を入れて
骨の高さを増大させる方法を行います。
これをソケットリフト法 と言います。

ソケットリフト法 を行い、インプラントを埋入するのです。

今回のケースをみていきましょう。
もし、骨吸収がなければ、
上顎洞まで十分な高さの骨があります。

そのため、十分な長さのインプラントも行えます。

しかし、現在は、骨吸収 等の問題があるため、
骨の高さは十分ではありません。

そのため、現状では
短いインプラントとなってしまいます。

そこでソケットリフト法 を行い、インプラントを埋入する計画を立てました。

ソケットリフト法 を行うことで、長いインプラントを埋入しようという計画です。

以下が上顎左側の奥歯にインプラント治療(手術直後)を行なったレントゲン所見です。

他にも大きな問題があります。
前歯はグラグラなのです。

抜けそうな状態です。

もう手で触っても抜けそうな状態でしたので、
抜歯と診断しました。

患者様は、抜歯後にはインプラント治療をご希望されました。

以下のようなインプラント治療プランを計画しました。

ここで問題があります。
抜歯してしまうと当然ですが、歯が欠損してしまいます。

こうした場合、抜歯前に型を取り、
義歯をあらかじめ作成しておきます。

そして、抜歯と同時に義歯を装着します。

このことで歯がない期間をなくします。

しかし、
患者様は、抜歯あとに
前歯に義歯を装着することはご希望されませんでした。

前歯は、義歯を外すと
歯がない状態になってしまいますし、

義歯は、
発音がうまくいかなくなる可能性もあります。

食事にも支障を生じる可能性もあります。

そのため、患者様は、
前歯は、義歯でない治療法をご希望されました。

そこで前歯が義歯になならないように
2段階でのインプラントち治療を行うことしました。

まず上顎右側の一番奥歯のみ抜歯します。
そしてこの部分にインプラントを行います。
前歯はグラグラしていますが、このままです。
義歯になるより、問題は少ないとの判断と患者様のご希望からです。

以下は上顎右側を抜歯した後です。

上顎左側のインプラント部分は、仮歯が入っているため、
しっかりと噛めます。

この次は、上顎右側にインプラントを埋め込む治療ですが、
さらに問題がありました。

骨吸収が非常に大きかったのです。

先程と同じように
上顎洞
骨吸収した現在の骨の位置
元々の本来の骨吸収する前の骨の位置
を見てみましょう。

ほとんど骨の高さがありません。
上顎右側の奥歯に2本インプラントを行う予定のうち

手前側の骨の高さは、約3ミリ、
奥の骨の高さは、約1ミリ しかない状態です。

通常、上顎の奥歯にインプラントを行う場合、
理想的には、長さ10ミリ以上のインプラントがあった方が安全性が高いです。
それが少ない部分ですと わずかに1ミリしかないのです。
左側と同様にソケットリフト法 を行うことにしました。

ソケットリフト法 は、インプラントを埋入する際に、同時に行う手法で、
1回のインプラント手術で、同時にソケットリフト法 を行うため、治療回数がかかる訳ではありません。

以下が治療後です。

上顎右側には、
奥の方で長さ 8ミリのインプラント、
手前の方で長さ 10ミリのインプラントが
埋入できました。

できればもう少し長いインプラントがベストですが、
今後上顎前歯に行うインプラントとブリッジで連結するため、
この部分に加わる負担は軽減できます。

今後は、上顎右側のインプラントが骨とくっついたら
前歯を抜歯した当日に
先に行なってある上顎左側とブリッジの仮歯を行う予定です。

これにより患者様は、
抜歯当日から
義歯をすることなく、治療が進められます。

この治療法は、治療期間は長くなりますが、
義歯を避けるといった点では過ぎれた方法です。

他にも抜歯した直後にインプラントを埋入する
抜歯即時インプラントという治療法もありますし、

インプラント埋入直後から仮歯を装着して、
噛むことが可能な
インプラント即時荷重という治療法もあります。

しかし、
これらの方法は、インプラントが骨とある程度きちんとくっつくことが前提であり、
今回のような骨の量がほとんどないようなケースでは、
抜歯即時も難しいですし、
ましてソケットリフト法と同時に仮歯で噛ませる(インプラント即時荷重)も難しいです。

インプラント治療には、様々な方法があります。

骨の状態によっても治療方法は大きく異なりますし、
患者様のご希望によっても変わってきます。

本日は話がかなりながくなってしまったので
これで終了になります。

続きままた後日。

 
 
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治療費は現時点での費用であり、今後変更になる可能性があります。
 
当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用が含まれています。
 
 
 
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
 
神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法  サイナスリフト HPでは 治療費(費用)の説明や 無料相談コーナーもあります。
 

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