最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: インプラントの基礎(NEW)の記事一覧
2009年10月29日

ワンピースインプラント:その3 

10/29(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その3』になります。


このテーマも3回目になりました。
ワンピースインプラント についてお分かりにならない方は、前回と前々回のブログを御覧になって下さい。

前回までのブログでは、インプラントと骨が結合するまで期間は、 安静にすることが重要であることを解説しました。

ワンピースインプラントは、インプラント手術当日からインプラントの土台(アバットメント)が口腔内に見えるため、どうしてもインプラントに力が加わってしまいます。

また、骨吸収がある場合には、インプラントを埋入すると同時に GBR法(骨増大法)を行います。
この場合には、インプラントは、歯肉の中に埋め込みます。
つまり、骨吸収がある場合には、ワンピースインプラントは適していないことになります。

ここまでが、前回解説した内容でした。

本日は、 ツーピース インプラントの 他の利点について解説します。

ちょっと難しい話にはなりますが、他のHPではまず掲載されていないマニアックな内容ですので、御興味のある方は是非御覧になって下さい。

前回も解説しましたように 現在世界中で行われ入るインプラント治療のほとんどが ツーピース インプラントです。

先にも書きましたように インプラントと骨が結合した後で インプラントの土台(アバットメント)は、装着されます。

この土台(アバットメント)は、噛み合う歯との噛み合せ等により、その 長さ や 角度 が変わってきます。

メーカーに違いはありますが、土台(アバットメント)は、その長さ や 角度により 10種類以上が存在します。

細かく選択すれば、もっと数多くのアバットメント(土台)があります。

この角度 や 長さにを選択できることは 非常に有効です。

例えば、前歯部には、ワンピースインプラントはほとんど使用されません。

この理由として、前歯にインプラントを埋入した時には、インプラントの埋入角度と アバットメントの角度を変えることがほとんどだからです。

もし、前歯部に インプラントと土台(アバットメント)が一体型の、ワンピースインプラントを埋入した場合、どうしても 土台(アバットメント)が斜め前方に出っ張ってしまいます。

簡単に言えば、ワンピースインプラントを前歯部で使用した場合、出っ歯になってしまうのです。
(ちょっと分かりにくかもしれません)

そのため、ワンピースインプラントを行っている先生でも
前歯部は、 ツーピース インプラントを使用していることが多いのです。

ワンピースインプラント場合、土台の角度 や 長さを調節する必要性があった場合には、インプラントと骨が結合した後で、口腔内で直接土台を削ることになります。

削ることは可能ですが、足すことはできなくなりますし、角度をつけるために削ると 土台(アバットメント)の維持力が落ちることもあります。

土台と一体型のワンピースインプラントより
後から土台(アバットメント)を選択できる ツーピース インプラントの方が圧倒的に利点が多いのが事実です。

また、インプラントの被せ物は、大きく分けて2つの方法があります。
一つは、 セメント固定式で、
2つめは、  スクリュー固定式です。

これは、インプラントの被せ物を行う際に、大きなポイントになります。

次回のブログでは、
セメント固定式とはなにか?
  スクリュー固定式とはなにか?
という話から
それぞれの利点、欠点について解説します。

次回の話の内容にはなりますが、ワンピースインプラントは、セメント固定式しか選択できません。
それに対し、 ツーピース インプラントの方は、両方とも選択が可能です。

こうしたことが分かると、なぜ世界で使用されているインプラントメーカーのほとんどが ツーピース インプラントを製造しているかが分かります。


『インプラントについてもっともっと知りたい!』
と思っている方は、他では知ることができないことが分かります。


また、『格安インプラントのほとんどがワンピースインプラントを選択している理由』も分かります。

お楽しみに!!



次回のブログは11/2(月曜日)になります。


今週(10/27〜28)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。


昨日インプラント手術を行った患者様は、今回が初めてのインプラント手術ではありませんでした。

初診時には、骨吸収が非常に高度に起っていました。

どれくらい骨の吸収が起っていたかと言えば、
下顎の骨の高さが 1/3〜1/4程度 になってしまっていました。
つまり、顎の骨の60〜70%が吸収していたのです。

大変なことです。

インプラントを埋め込むことすらできなかったのです。

そのため、先に骨の増大法のみを行いました。
GBR法(骨増大法)です。

『骨増大を行えば、骨は、増えるの?』
『それなら 骨が吸収しても大丈夫では?』
と思われるかもしれません。

しかし、そう簡単にはいきません。

骨を再生させることは、大変難しいのです。

多少骨の吸収がある程度であれば、さほど大変ではありませんが、骨の吸収が大きい場合にはかなり大変です。

大変というのは、手術自体が大変だということです。
もちろん 骨吸収が大きければ、それだけ、手術時間はかかりますし、手術後の腫れ 等も大きくなります。

また、骨の再生には限界があり、どのような状態でも元通りに復元できるわけではありません。

骨の再生には限界があるのです


さて話は症例に戻ります。
数カ月前に GBR法(骨増大法)を行ったため、本日はインプラントを埋め込むことができるまで、骨の再生が認められました。

骨の再生は、十分達成できたので、手術時間はさほどかかりませんした。

今後は、インプラントと骨が結合するまで約3ヵ月待ちます。

初診時から  GBR法(骨増大法)によって骨が増大するまで、約3〜4ヵ月、
インプラントを埋入してから骨と結合するまで約3ヶ月、
トータルで約7ヵ月以上かかってしまいます。

骨吸収がさほどなければ、半分以下で治療は終了できるのですが…

骨吸収が起きないうちにきちんと対応することが重要なのです。

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I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2009年10月26日

ワンピースインプラント:その2 と インプラント症例報告

10/26(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その2』になります。

前回のブログでは、ワンピース インプラント と ツーピース インプラントの違いについて解説しました。

その中で、世界中で使用されているいインプラントのほとんどは、ツーピース インプラントであることを解説しました。

本日は、その理由について解説します。

まず、ワンピース インプラントは、インプラント手術当日から歯肉の上に土台(アバットメント)が見えます。
長い棒状の 金属製の土台です。
インプラントと一体型になっているためです。

以下の話は、前回と同様の話にはなりますが、非常に重要なことなので再度解説します。


世界的に一般的に使用されているツーピース インプラントは、 インプラント手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋込まれます。

あくあまでも 土台(アバットメント)は、インプラントと骨が結合したで装着するのです。

この土台(アバットメント)を装着するのが 骨とインプラントが結合した後で行う理由として、
インプラントを顎の骨の中に埋込んだ時点(手術時)では、まだインプラントと骨は結合(くっついて)していないのです。

インプラントが骨内に埋込まれてから 数ヶ月(通常2〜4ヶ月程度)という期間で 骨と結合するのです。

つまり、インプラントと骨が結合するまでは、安静にしておくことが必要なのです。

安静というのは、インプラントに外力が加わらないように することです。

そのため、土台(アバットメント)をインプラントに装着するのは、インプラントと骨が結合したになります。

インプラント手術時に土台(アバットメント)があると 舌で触れたり、食事の際にぶつかってしまったり、
どうしてもインプラント自体に外力を加えることになってしまいます。

このようなことから 一般的なインプラント治療は、インプラント本体(フィクスチャー)と 土台(アバットメント)は、分かれているのです。

以上のことが前回の話でした。

ワンピース インプラントは、どうしても手術直後から土台(アバットメント)が口腔内に露出(見えている)しているので、インプラントに外力が加わりやすいのです。

また、インプラントを埋込むための骨がしっかりしていないと ワンピース インプラントは適切にできません。

インプラント治療を行う方の多くは、
歯周病 歯根破折欠損状態を長く放置していた …等により骨吸収を起こしています。

骨吸収があった場合には、インプラントを適切に埋入することはできません。
適切にインプラントが埋入できないということは、埋入したインプラントが安定しないということです。
安定しないインプラントに外力が加われば、インプラント自体もダメになってしまいます。

また、骨吸収がある場合には、インプラントを埋入すると同時に吸収部位に骨の増大法を行います。
この方法をGBR法(骨増大法) と言います。

一般的にGBR法(骨増大法) を行った場合には、インプラント自体を歯肉の中に埋込みます。
インプラント手術時にインプラントを完全に歯肉の中に埋込む方法を2回法 と言います。

GBR法(骨増大法) を行った場合には、骨吸収がまったくなかった場合と比較してより手術後の感染に注意が必要です。

GBR法(骨増大法) には、人工骨を使用したり、骨の増大を行うためのGBR膜 等を使用します。
こうした骨増大に使用した材料が感染しないように インプラント本体も含め、全てを歯肉の中に埋込んでしまう2回法 がほとんどです。

また、上記以外にもさまざまな理由により、GBR法(骨増大法) を行った場合には、歯肉の完全閉鎖が基本になります。

インプラントを歯肉の中に埋込む(2回法 )ということは、ワンピース インプラントはできないということです。

私が日々インプラント手術を行う中で、骨の吸収がまったくなく、インプラントを埋入できるケースは、半数以下です。

半分以上のケースでは、GBR法(骨増大法) を行うのです。

つまり、骨吸収が起っている場合には、ツーピース インプラントが適応症ということになります。

他にもツーピース インプラントの利点があります。
これは、次回で解説します。
次回のブログは10/29(木曜日)になります。



今週(10/23〜25)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上下顎同時にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日も1日中 インプラントの手術でした。
その中でも難症例であった 上下顎に合計8本のインプラントを埋入した症例をご紹介します。

患者様は、長い間 歯科治療を繰り返されてきた方です。

虫歯、 歯周病
歯がない状態が長くあった 等の問題が長期的に続いたことにより、さまざまな問題が起っていました。

具体的なこととしては、
 今まで治療してきた被せ物 等が何度も取れてしまう!
 年々 歯がダメになり、抜歯を繰り返している!
 欠損部位がどんどんと増えていき、噛むところがなくなってきた!

そして、『このままでは、もっと もっと 歯を失うことになり、
噛むこともできなくなってしまうのではないか!』 という不安になり、
全体的に きちんと治療を行いたい というご希望があり、
紹介を受けて 当医院を受診されました。

このような 歯科治療を繰り返している方は 多くいらっしゃいます。

治療部位がすぐにダメになる大きな原因の一つとして、
『神経がない歯が多い!』ことがあげられます。

今回ご紹介する患者様も 2/3以上の歯がすでに欠損しており、
残っている歯は、全て神経がない歯です。
神経のない歯は非常に脆く、 通常の噛む力でも折れてしまうことが多いのです。

そのため、少しでも残っている歯に負担をかけないようにするためにも 欠損部位にインプラントを行うことは有効です。

今回ご紹介する患者様のように 多くの歯が欠損しており、噛むことが御不自由になっている方が本当に多くなっています。


全ての欠損部位にインプラントを埋入する方法ももちろん有効ですが、
まず、必要な部位にのみインプラントを行うことも 重要なことです。
最初に審美的な改善、噛むことの改善が必要です。


話は戻りますが、今回の治療は、本当に難症例でした。
大変なインプラント手術でした。

骨の吸収も多くあり、8本全てにおいて、
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法
スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法)
PRP法
等 さまざまな方法を併用し、インプラントを埋入しました。
(これらの骨増大治療費用は 全てインプラント埋入費用に含まれています)

使用したインプラントは、全て ストローマンインプラント(ITIインプラント)です。

麻酔方法は、 静脈内鎮静法(無痛治療)です。
完全に寝ている間に治療が行えますので、治療が恐い方(心配な方) や インプラントの埋入本数が多い方、骨吸収が大きく治療時間がかかる方 には、非常に有効な麻酔方法です。

難症例であったため、治療時間もだいぶかかりました。
通常、骨吸収がさほどなければ、1本のインプラントを埋入する時間は、約5分程度です。

しかし、今回は、約3時間かかりました。
今年行ったインプラント手術の中で最も大変な手術でした。

私自身は、この手術の直前にも困難な手術があっため、連続のオペで だいぶ大変でしたが、
静脈内鎮静法(無痛治療)で行ったため、患者様ご自身は、苦痛もなく、ぐっすりと眠っている間に終了します。


昨日は、大変でしたので、休診の今日は少しゆっくりしたいと思います。

次回のブログは、10/29(木)です。


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2009年10月22日

ワンピース タイプ のインプラント

10/22(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『ワンピース タイプ  インプラント』になります。

メール相談で インプラント治療に関するご質問が毎日のようにあります。
先日今までにないご質問がありました。
それが、今回のタイトルの『ワンピース タイプ  インプラント』です。

それでは、『ワンピース タイプ  インプラント』という話の前に
一般的なインプラントについて簡単にご説明します。

インプラントの基本構造は下図のようになっています。

1. インプラント本体: 『フィクスチャー』と言います。

2. アバットメント: 被せ物の歯を付ける『土台』のことです。

3. 上鵜構造『補綴物(ほてつぶつ)』とも言います。: 被せ物のことです。

インプラントの構造は大きく分けて この3つから成り立っています。

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クリックすると拡大されます。







一般的なインプラントは、インプラントの手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋め込まれます。

土台となるアバットメントは、後で装着されるのです。
後とは、インプラントと骨が結合(くっつく)する数ヶ月後です。

つまり、一般的なインプラント治療の手順として、
1.インプラント本体(フィクスチャー)を骨に埋込む手術を行う
2.インプラントと骨が結合するまで数ヶ月待つ
3.インプラント本体(フィクスチャー)に 土台(アバットメント)をつける
4.型を取り、被せ物(セラミック 等)を装着する

以上のようなステップでインプラント治療は進んでいきます。

重複しますが、インプラント手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋め込まれるのです。

あくあまでも 土台(アバットメント)は、インプラントと骨が結合した後で装着するのです。
土台(アバットメント)は、インプラント本体の上に装着される 棒状の装置です。

この土台(アバットメント)を装着するのが 骨とインプラントが結合した後で行う理由として、
インプラントを顎の骨の中に埋込んだ時点(手術時)では、まだインプラントと骨は結合(くっついて)していないのです。

インプラントが骨内に埋込まれてから 数ヶ月(通常2〜4ヶ月程度)という期間で 骨と結合するのです。

つまり、インプラントと骨が結合するまでは、安静にしておくことが必要なのです。

安静というのは、インプラントに外力が加わらないように することです。

そのため、土台(アバットメント)をインプラントに装着するのは、インプラントと骨が結合した後になります。

インプラント手術時に土台(アバットメント)があると 舌で触れたり、食事の際にぶつかってしまったり、
どうしてもインプラント自体に外力を加えることになってしまいます。

このようなことから 一般的なインプラント治療は、インプラント本体(フィクスチャー)と 土台(アバットメント)は、分かれているのです。
これが、一般的なインプラントです。
こうしたインプラントをツーピース インプラントと言います。
現在インプラントのほとんどがこのタイプです。
世界的にシェアーの高いインプラントメーカーの全てこのスステムを採用しています。
   以下を参考にして下さい。
     ・世界3大インプラント


それに対し、始めから インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が一体型になっているインプラントも存在します。
このタイプのインプラントをワンピース インプラントと言います。

ワンピスタイプのインプラントの最大の利点として、
コストが抑えられることです。

インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が噛む力で脱落することなく、適切に安定するためには、精密な構造が必要です。
インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が結合するための精度が低いインプラントメーカーは、ダメということになります。

インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)の結合は、精密さが非常に重要視されるのです。

それに対し、ワンピース インプラントは、インプラント本体 と 土台が一体型ですので、構造がシンプルです。
作製段階でも 比較的に簡単に作製ができるので、エラーも少ないインプラントです。

また、ワンピース インプラントは、型を取る行程や、使用する器具 等もシンプルに行うことが可能です。

そのため、インプラント自体のコストが非常に安価にできます。
インプラントに使用される コスト(インプラント本体、土台、型取りの器具 等を含める)は、
ワンピース インプラント と ツーピース インプラントを比較すると1/3〜1/5程度になります。

圧倒的にワンピース インプラント が安くできるのです。

インターネット等で『格安インプラント』と広告されているインプラントの多くは、こうしたワンピース インプラントを使用しています。

逆に言えば、ワンピース インプラントを使用しなければ、安くは提供できないのです。

先程、インプラントメーカーのほとんどがツーピース インプラントを採用しており、ワンピース インプラントは非常に少数派であることを書きました。

私自身も現在、ツーピース インプラントしか使用していません。

その理由については、次回のブログで解説します。
次回のブログは10/26(月曜日)になります。


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2009年10月12日

ドリルを使用しないインプラント治療:その3

10/12(月曜日)です。

昨日まで、宮崎で日本歯周病学会が開催され、参加してきました。

今日も前回の続きで、『ドリルを使用しないインプラント治療:その3』になります。

前回 と 前々回を見られていない方は、先にご覧になって下さい。

今日は まず おさらい として『ドリルを使用しないインプラント治療の利点』の再確認から始めたいと思います。

前回までで ドリルを使用しないインプラント治療は、以下の利点があることを解説してきました。

1. 骨の削除量が最小限 !

2. 出血が少ない、腫れにくい、痛みが少ない !
 
3. 切開を最小限にできる !

4. 骨幅を増大できる!
 
5. 『初期固定』に優れている !

6. 『骨密度が向上』する !

7. 骨を削らないため、手術時の不快感が少ない!

*それぞれの詳細は、前回までのブログを見て下さい。

これらの利点をお話すると いいことばかりのように思えます。
では、『ドリルを使用しないインプラント治療』の欠点は、ないのでしょうか?

最大の欠点として、『手術時間が長くかかる!』ことです。

例えば、骨吸収が少ない状態の方にインプラント手術を行う場合、
どのくらいの手術時間がかかるかと言いますと
1本の埋入で約5分程度です。
   (ただし、さまざまな条件により多少変わってくることがあります。また、麻酔時間 等を除きます)

思っているより、ずいぶん 短時間で手術が終わると思われるかもしれません。

5分程度ですからね。

しかし、『ドリルを使用しないインプラント治療』は、時間がかかります。

3倍は 時間がかかります。

手術時間がかかるということは、それだけ 患者様には、負担(苦痛)があるということです。

手術の成功基準の一つに、手術時間があります。
短時間で手術を終了することは、手術時の感染を防止するだけでなく、治療後の腫れも少なくなります。

そのため、なにがなんでも『ドリルを使用しないインプラント治療』を全てのケースに行う わけではありません。

今まで通常に行われてきた『ドリルを使用する方法』の方が 楽に行えることもあります。

私が診療する中では、骨幅が少ないケースでは、骨幅を増大させることが可能な『ドリルを使用しない方法』を行うことが多いのですが、
骨幅が十分存在する場合には、今までの『ドリルを使用する方法』で行います。

この方が結果的に患者様に苦痛が少ないからです。

インプラント治療は、年々進化しています。
さまざまな治療方法が開発されています。
しかし、その新しい治療方法は、時間(期間)の経過とともに 消滅(なくなって)していく方法もあります。

治療法の開発当初は、良い方法と思われたことが、後に否定されることもありますし、
欠点が見つかることもあります。
また、さらに良い方法が開発され、自然になくなっていくこともあります。

インプラント治療は、治療を受ける患者様にとっては、場合により大変な治療です。
以前は、治療技術のみが先攻し、治療を受けられる患者様の立場が置き去りにされてきた時代もあります。

一般外科においてもそうですね。
お腹の開腹手術 等においても 大きく切開して手術を行う時代もありました。
大きく切開をすることにより、手術視野が確実となるからです。

しかし、大きく切開をすることにより、手術後の回復時間も長くかかり、患者様には、負担が大きかったのです。
そうしたことから 内視鏡を使用した手術が増えたり、切開を極力少なくした手術方法が開発されています。

インプラント治療もまったく同じです。
少しでも治療を受ける患者様の立場にたって考えた場合、
『ドリルを使用しないインプラント治療』は、非常に優れた方法になります。

今後のインプラント分野は、単に技術的なことや 新しい開発以外にも
患者様に負担の少ない手術方法がどんどんとでてくるでしょう。

当医院においてもそうしたことを 十分に考え、より安全に より負担の少ない治療を選択していきたいと考えています。



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次回からは、新しいテーマになります。





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2008年5月22日

インプラント治療後のケアー:その1

5/22(木曜日)です。


今日から新しいテーマになります。『インプラント治療後のケアー:その1』になります。


今日からインプラント治療後のケアー(メインテナンス)について解説したいと思います。(歯周病治療後も同様です)

このブログでも何度もインプラント治療後のトラブル(インプラントがダメなる原因)について解説してきました。

今回からは、インプラントがダメにならないためのケアーについて解説したいと思います。

まず、歯ブラシの重要性についてです。

インプラントも天然歯と同様に歯周病のような状態になります。

インプラント治療後に歯ブラシが不十分になると汚れは歯肉とインプラントの境目から内部に侵入していきます。

この汚れは歯周病細菌と同様の細菌です。

そして初期の段階ではインプラント周囲の歯肉が腫れて行きます。

その後インプラントを支えている歯槽骨を吸収してしまいます。

最終的にはインプラントはダメになり、撤去することになります。

人工物であるインプラントには神経が通っていません。

そのため初期の段階では多くの場合、自覚症状がありません。

そのため、かなり状態が進行しなければ気付かないのが特徴です。

みなんさん徹底した歯ブラシが重要なことは、十分分かっていると思いますが、この歯ブラシがきちんとできているかが重要なことです。

簡単に言えば、『磨いている』のと『磨けている』ことの違いです。

歯ブラシの重要性を説明するのも大切ですが、今回のブログでは、具体的な予防方法について解説します。

ブラッシングにおいて一番問題となる場合は、歯周病で歯がダメになった方です。

歯周病で歯が抜けた方の多くは、歯ブラシが十分できていなかった方です。
そのため、インプラントを行ったとしてもその後の歯ブラシが十分できるか疑問は残ります。

歯周病で歯がダメになった方は、かなりの意識改革が必要です。

長年の歯ブラシの方法や時間等に問題があったため、歯周病になったのですから、インプラント治療後も自己判断で歯ブラシを行うのは危険です。

まず、歯科医院(歯科衛生士)での適切なブラッシング方法の指導を受けることが必要になります。

歯科衛生士は、『ブラッシング指導のプロ』ですから患者様それぞれに合わせた指導方法を教えてくれます。

また、指導により、一度身に付いたブラッシング方法であっても 時間が経つと だんだんとおろそかになっていきます。

そのため、定期的なチェックが必要です。

定期的に歯科医院に来院するからこそ、ブラッシングの意識を高く保つことができるのです。

糖尿病や高血圧での方で、食事制限や運動等の必要性がある方の場合、
病気直後は、ほとんどの方が、そうした制限をきちんと守るそうですが、
時間の経過とともに、食生活も乱れてくることがよくあります。

時々、病院で、検査や再指導を受けることにより、また新たな気持ちになります。

ブラッシングもそうですが、ご自身のみの高い意識で、ずーと維持できる方はそうはいません。




次回のブログは3/26(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『インプラント治療後のケアー:その2』です。


今週は、明日(5/23:金)の午後 と 5/25(日曜日)は、休診になります。


今週(3/20〜21)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から下顎に『GBR法』 を行った1症例について解説します。

今回のケースは、下顎の奥歯が進行した歯周病でしたが、そのまま放置したために、
骨の吸収がどんどんと進行してしまったケースです。

実際に抜歯した後では、骨吸収が大きいため、すぐには、インプラントができない状態でした。

そのため、インプラント埋入前に、吸収した部位に骨を増大させる治療(『GBR法』 )を行いました。

今回のケースは、骨吸収が非常に進行していたため、 骨移植が必要なケースでした。

骨移植と言うとびっくりするかもしれませんが、さほど大変なことではありません。

上顎の奥歯の歯のない部分(親知らずの部分)を少し(5ミリ程度)切開し、大豆大 より少し大きい程度の骨を採取します。

骨の採取時間は、2〜3分程度ですので、さほど時間がかかるものではありません。

そして、下顎の骨が吸収している部位に、 人工骨(β―TCP)と混ぜ合わせ入れます(移植します)。

β―TCPは完全に人工に生成された骨です。

『β―TCP』は人工的に生成された骨なので、それ自体が完全に骨になったりする

ことはありませんが、ご自身の骨(今回採取した自家骨)や血液中の細胞が混ざることにより、骨に置換しやすいものです。

また、完全人工生成のため、非常に安全性が高いのも特徴です。

日本において 『β―TCP』は、歯科よりも整形外科等で、

複雑骨折の治療等で普及している材料です。

また、 GBR膜 として非吸収性『GBR膜』を使用しました。

Gore Tex 膜と言われる材料です。

GBR法(非吸収性)では、世界的に最も使用されている膜です。


手術時間は、約20分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後にインプラントを埋入予定です。

治療費
今回のGBR法の治療費の合計は、
52.500円(税込)になります。

この中には、今回の薬代、移植費用、人工骨料金、GBR膜料金も全て含まれています。
実際は、材料代の原価を全て合計すると5万円をはるかに超えてしまいますが、患者様は、他にもインプラントの費用がかかるため、今回の治療で足が出た分は、病院負担になります。

7万円で仕入れた物を5万円で売るようなものです。
治療すれば、するほど病院の経営は圧迫されます。

材料費は高いです! 
ガソリンが高い! なんていう以上にもっと大変です。


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2008年4月7日

患者さんに優しいインプラント治療:その2

4/7(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その2』になります。

このシリーズはインプラント治療の際に
『できるかぎり腫れない』
『できるかぎり痛みがない』
治療を紹介するものです。
今日はそうした治療法である『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』を紹介します。

優しい治療 その1:スプリッティング法(スプリットクレスト法)
インプラント治療を希望されて来院される患者様の半数は、骨の幅がしっかりしていません。
そのため、骨を増大させるような治療が必要になってきます。
その中でも骨のが減少しているとインプラント治療は行えません。
骨幅を増大させる治療方法として、 『GBR法』があります。
この治療法は、骨を再生(増大)させるのに非常に効果的な治療法です。
しかし、治療自体は通常のインプラント治療よりは大変になります。
大変ということは、治療後の腫れが起る可能性が高くなる治療法です。
もちろん 『GBR法』を行えば、必ず腫れるということではありません。
もともとの骨の状態によったり、 『GBR法』の難易度によりだいぶ違いますが、腫れる可能性はあります。
しかし、骨の幅が少ない状態では、インプラントは埋入できませんので、しかたがありません。
しかし、インプラントの世界では、さまざな治療方法が開発されてきています。
その一つが『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』という治療法です。
これは、インプラントで使用する『ドリル』を極力使用しない治療法です。
『ドリル』を使用しない ということは、骨へのダメージが加わりにくい ということです。
『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』の解説の前に、
通常の『ドリル』を使用したインプラント埋入法について解説します。

従来、インプラント手術は『ドリル』で骨を削り、できた穴にインプラントを埋入するという方法でした。
インプラントの太さ(直径)は約4ミリ(メーカーによっても種類によっても多少違います)ですので、始めは1〜2ミリ程度の細いドリルで穴を開け、少しずつ太い『ドリル』を使用し、
最終的にインプラントより若干小さい大きさまで、骨に穴を開けます。(下図参照)

9c472241.jpg
クリックすると拡大されます。










この治療法は当たり前の治療法として行われてきました。
しかし、骨を削るため、出血を伴い、腫れ痛みの原因となっていました。

そのため、開発されたのが、『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』です。
この治療法は最初の段階のみ非常に細い器具(ドリル等)を使用することがあります。
その後、最初の小さな穴に骨を広げる器具を挿入します。
これは『ドリル』ではありません。
骨幅を広げる器具を順次大きいものにし、穴をどんどんと拡大します。
この時、『骨は本当に広がるのか?』と思われるかもしれません。
骨には弾性があります。
骨をゆっくりと押し広げることにより、穴は少しづつ大きくなるのです。
このような骨の穴を押し広げる器具を順次大きいものにします。
分かりやすく例えると、木(板)にヌジ付きの釘をドライバーでねじ込むようなものです。

supuritto3
クリックすると拡大されます。










先に記載したようにインプラントの幅(直径)は約4ミリです。
約4ミリのインプラントを埋入するためには骨の幅は約6ミリが必要になります。
もし、骨幅が6ミリ以下の場合には、骨の幅を増させる 『GBR法』が必要になってきます。

『GBR法』の欠点として治療の難しさがあります。
5ミリ程度の骨幅であった場合、1ミリ程度の骨幅を増大させるために 『GBR法』を行うことはさほど難しくありませんが、始めの段階で1〜2ミリしか骨幅が無かった場合には、6ミリまで骨の幅を増大させることは非常に難しい治療になります。

治療の難易度が高ければ、手術時間も長くなり、治療に伴う患者様の大変さも高くなります。(腫れたり、痛みを伴うということです)
また、経験の浅い歯科医師では骨幅を4ミリも5ミリも増大させるような治療は困難を極めます。

難易度が高いということは失敗(骨が増大できない)する可能性も高くなります。
その点、骨幅を押し広げるこの治療法(スプリットクレスト法、スプリットコントロール法、OAMインプラント法等いくつかの名前があります)は、初診時に狭い骨幅であっても少しずつ押し広げることにより、 『GBR法』等を行わなくても骨幅を改善させることが可能になります。

『スプリット(スプリッティング)』とは骨を圧迫し、押し広げるという意味です。
もちろんこの方法により、 『GBR法』がまったくいらなくなったということではありません。
『スプリッティング』による骨幅の拡大量には限界があります。
しかし、確実に治療(骨幅拡大)は楽になります。
例えば、2〜3ミリ程度しか骨幅がない場合でも『スプリッティング』により、骨幅を5ミリ程度まで拡大できれば、
あと1ミリ分のみGBR法で骨幅を増大すれば、
良いことになります。
GBR法により1ミリ骨幅を拡大させることはさほど難しいことではありません。
治療の難易度も低くなりますし、リスクも低くなります。
現実の臨床では骨幅を押し広げる『スプリッティング』 『GBR法』を併用して行うことが多くあります。



次回のブログは4/10(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その3』です。

今週(2/26〜27)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

患者様は、15年程前に上の奥歯を2本抜歯したそうです。

その後、義歯を作製しましたが、違和感が強く、使用していませんでした。
奥歯がないため、噛みづらかったのですが、入れ歯をしなくても反対側でなんとか噛めたため、ずっとそのままにしていました。

今回、インプラント治療があると聞いて当医院を受診されました。

欠損部の骨の状態を診査したところ、骨の幅がかなり吸収していることが分かりました。

この原因は、歯が暫くなかったためです。
歯がないと骨には噛む力が加わらないため、骨は痩せてしまいます。
今回の患者様も15年程歯がなかったために、そうしたことが起っていました。
歯がないことによる骨吸収の詳細は以下を参考にして下さい。
       『歯がないと骨は吸収してしまいます』
どれくらい骨が吸収していたかと言いますと、
残っていた骨の厚みは約2〜3ミリでした。
今回の『スプリティング法』の話にもありましたように、
骨の厚みは6ミリないといけません。
そのため、まず、『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』を行い、骨幅を6ミリ程度にまで広げました。
しかし、部分的には拡大が不十分な部分がありましたので、
その部分のみ『GBR法』 を行いました。
まさしく今回のテーマの治療です。

『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』『GBR法』 を併用することにより、治療回数が少なく、腫れも最小限に抑えることが可能となります。

患者様にできるかぎり、負担にならない治療は大切なことです。

手術時間は、『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』『GBR法』 を行ったので若干長くなり、約20分でした。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント) 直径4.1ミリ、長さ10ミリ が2本でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×2本、
最終的な被せ物が、105.000円(税込)×2歯分、
合計630.000円(税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、型を取る費用、被せ物の費用、
今回のスプリットクレスト法、GBR法の費用も全て含まれています。
今回はちょっと話しが長くなりますが、前回に続き、今日も歯科と健康に関する記事を紹介します。

『歯が20本以上残る70歳以上の高齢者、病気診療費37%少なく』という記事です。

北海道国民健康保険団体連合会が調査したところによると、
20本以上の歯が残る70歳以上の高齢者は、
4本以下の人に比べて全身の病気に関係した診療費が37%も少ないことが道国民健康保険団体連合会(札幌市中央区)の調査で分かった。
虫歯のない人や歯周病でない人も安く済んでおり、
歯は体全体の健康に結びつくことが統計的に立証された。

歯と健康の話は最近よくあります。



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2007年8月29日

インプラント周囲炎の治療方法(CISTの分類):その5

もしインプラント周囲炎が治らなかったら! ダメになったら!

インプラント周囲炎を『CISTの分類』により治療を行っても、治らなかったらどうなるのでしょう?

基本的にはインプラントを摘出する必要性があります。
骨の吸収が止まらない場合、そのまま放置しておいても良いことはありません。
そればかりか、インプラント周囲炎を放置すると骨吸収が進むため、後の治療が困難になります。
つまり、最終的にインプラントを摘出した後の治療です。
もし、インプラントを摘出した後に再度インプラントを行うのであれば、骨があまり吸収していない段階で行うことが必要です。
骨が吸収してしまった後でインプラントを摘出すると新たにインプラントを行うことが困難になります。
骨を再生する治療法(GBR法)を行うことが必要になります。
再度インプラントを行うことが難しくなるため、腫れや治療期間が長くなる等の治療による大変さあります。
もし、インプラント周囲炎になり、治る可能性が低い場合には早急に摘出することが大切です。
早い段階であれば、インプラントを摘出し、一定期間待ちます。
骨の吸収がさほどなければ、再度インプラントを行うことは難しいものではありません。
インプラント周囲炎になったら早期の治療と的確な判断が必要になります。
下の写真はインプラント周囲炎になってしまった症例です。(写真2、3)
右下のインプラント(手前のインプラントの方)がインプラント周囲炎になっています。
赤線が本来の骨の位置で、緑の線が吸収してしまった現在の骨の位置です。
細菌感染により、骨がかなり吸収してしまった状態が分かるかと思います。
CISTの分類6です。

sishuubyou-2



(写真はクリックすると拡大されます)
こうなるとインプラントを摘出しなければなりません。
インプラント治療後も定期的に管理を行うことが大切です。

CISTの分類はこれで終了です。
明日からは新しいテーマになります。
シリーズ:CISTの分類はまとめてホームページにアップします。

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2007年8月28日

インプラント周囲炎の治療方法(CISTの分類):その4

今日もインプラント周囲炎の治療方法(CISTの分類)の続きです。
昨日までにCISTの分類1〜6までを紹介し、その治療方も説明してきました。
今日はCISTの分類にそってインプラント周囲炎の治療を行った後の対応です。
どんな治療もそうですが、治療を行っただけではいけません。
大切なのは治療した結果はどうなったのかを評価することです。

CISTの分類(1〜6)によりインプラント周囲炎の治療を行った後には必ず、再度、歯周ポケットの検査やレントゲン検査を行う必要性があります。
再検査の結果、問題がなければ、その後 メインテナンス(SPT)を行うことになります。
ここで問題なのはインプラント周囲の骨の吸収が止まり、回復するかということですが、
感染の状態によりだいぶ違います。
天然歯の歯周病では原因細菌を除去すると歯周囲の組織は回復します。
状態によっては骨が回復することも可能です。
これは天然歯だからです。
感染原因の汚れが取れれば、生体の力で自然に回復します。
しかし、インプラントの場合、もともとは異物ですから、感染が起ると異物反応を起こし、インプラントを排除する作用が起ります。
先日までのCISTの分類5や6の状態になると感染がどこまで取り除けたかにより治るかどうかが変わります。
インプラント表面に感染した汚れが取れないと骨の吸収は治まらず、さらに進行します。
そのため、一度インプラント周囲炎になった場合には『CISTの分類』による治療が終わった後も定期的にレントゲン撮影を行う等、経過を観察することが必要です。

明日はインプラント周囲炎がもし治らなかったら…
どうするのか?
というテーマです。
おそろしいですね。
どうなるのでしょう!


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2007年8月27日

インプラント周囲炎の治療方法(CISTの分類):その3

先日はCISTの分類の1〜3まで話でした。
今日はその続きになります。


5 歯周ポケット5mm以上で
  出血がある場合
  さらに、骨吸収がある場合(2mm以下)
 
  まず、レントゲンによる検査が必要になります。
  レントゲン検査の結果、骨の吸収が2mm以下であれば、以下の処置を行い
  ます。
  骨の吸収が起っているということは大きな問題です。
  早急に対応しないと問題が広がり、インプラントを摘出する可能性があり
  ます。

  A : PMTC
    +
  B : 薬液で歯周ポケット内部を洗浄し、
    グルコン酸クロルヘキシジンで毎日口洗する。
    +
  C : 全身的あるいは歯周ポケット内部への抗生剤の使用
  
  抗生剤を服用します。
  また同時に歯周病ポケット内部にも抗生剤の軟膏を入れます。
  約10日間続けます。
  抗生剤の種類については論文学的には
  オルニダゾール(1000mg×1)もしくはメトロニタゾール(250mg
  ×3)を10日間、あるいはアモキシシリン(375mg×3)とメトロニ
  タゾール(250mg×3)の組み合わせが効果があるとされています。
* しかし、日本では一般的に処方する薬ではないので、使用する薬は医
院により違うことがあります。
  参考文献:
   掲載論文:Clin Oral Implants Res(2001年)
   研究者 :Mombelli

上記のようなことを行い、改善しない場合には以下の治療を行う必要性があります。

6 歯周ポケット5mm以上で
  出血がある場合
  さらに、骨吸収がある場合(2mm以上)
 
  レントゲン検査の結果、骨の吸収が2mm以上であれば、以下の処置を行い
  ます。
  2mm以上の骨吸収は大きな問題です。
  早急の対応が必要です。
  場合により摘出する可能性があります。

  A : PMTC
    +
  B : 薬液で歯周ポケット内部を洗浄し、
    グルコン酸クロルヘキシジンで毎日口洗する。
    +
  C : 全身的あるいは歯周ポケット内部への抗生剤の使用
    +
  D : 外科処置を行う
    骨の吸収が著しい場合には外科処置を行う必要性があります。
    外科処置とは麻酔をし、歯肉を切開し、内部の汚れを取り除きます。
    この時大切なのはインプラント本体をチタン以外の金属で触れないと
    いうことです。
    インプラント自体は純チタンでできています。
    これは純チタンが骨と結合(くっつく)唯一の材質なのです。
    そのため、純チタン以外の金属がインプラント本体に触れるとインプ
    ラント表面にその金属の一部が付着する可能性があります。
    もし、インプラント表面にチタン以外の金属が触れると後に骨と結合
    (くっつく)しない可能性があります。
    十分注意しなければ、ならないことです。

明日もCISTの分類の続きです。

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2007年8月26日

インプラント周囲炎の治療方法(CISTの分類):その2

今日も昨日から始まったインプラント周囲炎の治療方法(CISTの分類)の続きです。
『CISTの分類』についてです。

それでは、この『CISTの分類』について解説する前に 『歯周ポケット』について説明したいと思います。
歯周ポケットとは歯肉とインプラントとの境目にある溝です。
通常この溝の深さは約1〜2ミリ程度です。
しかし、歯ブラシをしないとインプラントと歯肉の境目から汚れが入り込み、炎症が起ります。
『歯周ポケット』についてちょっとわからない方は先に こちらを御覧になって下さい。

1 歯周ポケット3mmが以下の場合で
  汚れの付着がなく
  出血もない場合:

特に治療する必要性はありません。

2 歯周ポケット3mm以下の場合で
  汚れの付着がないが、
  出血がある場合:

  A : PMTCを行う
    『PMTC』とは『 Professional Mechanical Tooth  Cleaning』の略で、
    歯科医師や歯科衛生士のように特別に訓練を受けた専門家が器具や
    ペースト(フッ素入り歯面清掃剤)を用いて歯面および歯周ポケット
    内部に存在している汚れ(細菌)を機械的に除去することを言います。

3 歯周ポケット4〜5mmの場合

  A : PMTC
    +
  B : 薬液で歯周ポケット内部を洗浄し、
    グルコン酸クロルヘキシジンで毎日口洗する。
    使用する薬液は0.1〜0.2%のグルコン酸クロルヘキシジンが有効
    とされています。(商品名:コンクール)
    また、0.2%のグルコン酸クロルヘキシジンジェルを歯肉に塗布する
    ことも有効とされています。
    こうした薬液による口洗を約3週間続けます。
    もちろん歯ブラシを徹底して行うことは基本です。
    徹底した歯ブラシができないと薬液の効果はありません。
  
4 歯周ポケット5〜6mm程度で
  出血がある場合
  ただし、骨吸収はない
  
  まず、レントゲンによる検査が必要になります。
  レントゲン検査の結果、骨の吸収がない場合には以下の処置を行います。

  A : PMTC
    +
  B : 薬液で歯周ポケット内部を洗浄し、
    グルコン酸クロルヘキシジンで毎日口洗する。
    
  上記の処置を行い、3週間程度経過したら再度検査を行い、問題がないか
  確認する。問題があれば、次の5の治療に以降する可能性があります。
  参考文献:
   掲載論文:Clin Oral Implants Res(1992年)
   研究者 :Mombelli

今日は『CISTの分類』の1〜4までですが、明日は『CISTの分類』5と6になります。

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