最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: インプラント症例報告の記事一覧
2011年1月31日

最新インプラント症例:90回目

1/31(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『90回目のインプラント症例』になります。

今までの症例も見て下さいね!
歯が1歯だけ欠損している症例
全ての歯がない症例
噛み合わせに問題があった症例
重度歯周病の方に行った症例
骨吸収が非常に大きく 骨増大法を行った症例
骨吸収が大きい部位には無理にインプラントを埋入せずに工夫した症例
治療費を抑えるためにさまざまな方法を行った症例

さまざまな症例があります。
きっとこのブログを見ているあなたと同じようなケースもあるはずです。
是非過去のブログもご覧になって下さい。


本日ご紹介する症例は、骨吸収が非常に大きかったケースです。
骨吸収を起こす原因は さまざまあります。
1.歯根破折
2.歯周病
3.歯がないまま長期間そのままになっている
等です。
インプラントは、骨の中にネジを埋め込む治療ですので、
この骨吸収は大きな問題になります。

最近 インプラント治療をご希望されて来院される患者様の多くは、
上記のような さまざまな 問題を抱えている方が本当に多いですね。
骨吸収が大きく起こると
インプラント治療を難しくします。
骨吸収があまりにも大きい場合には、
インプラント治療自体が不適当になってしまうケースも存在します。

インプラント治療の中には、吸収してしまった骨を増大させる治療法があります。
ご存知の方も多いかと思いますが、
骨を増大させる代表的な治療が
GBR法(骨増大法) です。
しかし、GBR法(骨増大法) は、魔法の治療ではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。
また、骨吸収が大きければ 大きい程 治療が大変になりますので、
治療後の腫れが大きく起こります。
骨吸収はさまざまな問題を起こしますので、
インプラント治療を考えられている方がいらっしゃいましたら
1日でも早く 対応された方が良いでしょう!
特に 抜歯しか方法がないような ダメな歯を無理矢理残すことは 非常に危険です。

最近は、抜歯の決断ができずに
いくつもの歯科医院を転々とする結果、
状況が悪化してしまう患者様が多いです。

骨吸収を起こすと治療が大変になることについては
昨年末の「インプラント基礎ブログ」で解説してありますので
そちらを参考にして下さい。
  2010 12/ 3 骨吸収を起こすと治療が大変になる?:その1
  2010 12/ 10 骨吸収を起こすと治療が大変になる?:その2
  2010 12/ 17 骨吸収を起こすと治療が大変になる?:その3
  2010 12/ 24 骨吸収を起こすと治療が大変になる?:その4

それでは 本日の症例を始めます。
以下は初診時のレントゲン写真になります。
スライド01

上顎の前歯部が グラグラ です。
スライド02

なぜ ここまでグラグラになるまで放置してしまったのか?
と考えられるような状態です。
しかし、このような方は本当に多いです。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
スライド04

骨吸収が本当にすごいですね。
歯を支えている骨が吸収するため、歯がグラグラするのです。
このブログを見られている方の中で
「歯がグラグラする!」
という方は危険です。
早急に歯科医院を受診することが必要です。
診断としては、以下の×印の歯は、抜歯です。
スライド05

患者様は、抜歯後には義歯ではなく インプラント治療を希望されていましたので、
インプラント治療のプランを考えることにしました。
その前に重要なことがあります。
それは、歯がダメになった原因を考えることです。
それでは なぜ このような状態になってしまったのでしょうか?
スライド06

その主な原因を解説します。
まず、歯周病 です。
スライド07

次に 下顎の左右の奥歯が欠損していることです。
下顎の左右の奥歯が欠損しているために 噛む力が残っている前歯に加わります。
これが、前歯の過重負担となってしまったのです。
歯周病になっている前歯ですから、骨吸収がすでに起こっていたのです。
骨の支えの少ない 上顎の前歯に 噛む力の負担が加わったために
骨吸収は一気に進行してしまったのです。
スライド08

次に 神経のない歯が多いことです。
神経がない歯の問題点については、
このブログでも良く解説することです。
何回かこのブログを見られている方にとっては、
神経のない歯は本当に問題が大きいことが分かるかと思います。
スライド09

歯周病の放置!
下顎の奥歯を欠損のままにしていた!
等があったため、問題はさらに拡大してしまったのです。
もっと もっと 早く治療を開始ていれば…
と思われる症例です。
上記のことがあり、以下の×印は保存が厳しい と診断したのです。
スライド10

それでは、上記の×印の歯は絶対に抜歯しか方法はないのでしょうか?
上記で保存が厳しいと判断した7歯のうち
両側の2歯は 治療を行えば、なんとか保存は可能な状態です。
しかし、将来性は非常に低いのが現状です。
スライド11

そこで、上顎の7歯を全て抜歯した場合と
両側の2歯は、抜歯しないで 5歯分を抜歯した場合では 治療方法はどのように違うのでしょうか?
それぞれを シュミレーションしてみましょう!
まず、×印の7歯を全て抜歯した場合です。
スライド12

上顎の7歯を抜歯した場合には、以下のように
4本のインプラントを埋入し、7歯分を作製する
インプラント ブリッジとします。
スライド13

次に左右の奥の2歯分は抜歯しない場合(保存する場合)です。
スライド14

インプラントを行った場合には 以下のように
3本のインプラントを埋入し、5歯分を作製する
インプラントブリッジとします。
スライド15

どちらの治療方法を選択するかは、患者様のご希望にもよります。
しかし、後で 両側の2歯がダメ(抜歯)になった場合には…
スライド17

さらに追加のインプラントが必要になります。
スライド18

つまり、最終的な治療費が高額になってしまうのです。
また、追加のインプラント手術も必要になってきます。
スライド19

患者様には、口腔内のさまざまな状況を説明した上で
最終的な 上顎のインプラント治療計画は 以下のようになりました。
スライド20

次に問題となるのが、下顎の左右の欠損です。
スライド21

理想的には、下顎の左右に2本づつのインプラント(合計4本)を行うことが必要になります。
スライド22

しかし、全ての治療を理想的に行うと 治療費が高額になってしまいます。
スライド23

上顎の7歯欠損に対しては、欠損のままということは考えにくいことですし、
義歯(入れ歯)は嫌というご希望がありましたので、
上顎のインプラント治療計画はどうしても 行いたいところです。
そのため、下顎の左右の欠損については
1本づつのみ インプラントを行うことにしました。
スライド24

この下顎に1本づつではありますが、
インプラント治療を行うことにより 噛み合わせの安定が得られます。
噛み合わせの安定は非常に重要なことで
上顎前歯部の将来性も高くなります。
スライド25

噛み合わせの安定は、今後のことを考えれば、
非常に重要なポイントになります。
スライド26

もちろん 将来的に左右の奥歯にインプラントを追加することも可能です。
患者様は、この治療計画に同意していただけました。
そこで、上顎の×印を抜歯し、下顎にインプラントを埋入しました。
スライド27

上顎は抜歯前に義歯の型を取り、
抜歯と同時に義歯を装着しますので、
歯がないという期間は1日もありません。
審美的に問題となることはないのです。
次に問題となったのが、上顎の骨吸収です。
骨吸収があまりにも大きいので、すぐにインプラントを埋め込むことはできなかったのです。
スライド28

上のレントゲンでは分かりづらいのですが、
骨幅がほとんどない部位が多かったのです。
上顎は先にGBR法(骨増大法) のみを行いました。
スライド29

レントゲンで 白い小さく見える丸は、GBR法(骨増大法) で使用した材料(GBR膜を固定するピン)です。
スライド30

骨の増大(再生)が完了するまで約3ヶ月程度待ちます。
その後、インプラントを埋め込むのです。
スライド31

インプラントを埋め込む部位は、骨の再生程度によって再度検討します。
全ての治療が完了したのが 以下になります。
スライド32

最小限の範囲で 下顎にインプラントを行うことにより 噛み合わせの安定が得られました。
上顎も将来的に再治療を行うことを最小限に抑えたプランで
インプラント治療が行えました。
義歯(入れ歯)ではない状態になり、
患者様も満足していただけました。

いつもこのブログで説明することですが、
インプラント治療は、単に欠損部にインプラントを埋め込めば良いということではありません。
残っている歯の状態、
将来性
等を考慮してプランを考えることが重要なのです。

今回使用したインプラントは、全てストローマンインプラント(ITIインプラント) です。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

下顎
インプラント   1本  168.000円(消費税込)×2本分
被せ物(白い歯) 1歯   84.000円(消費税込)×2歯分
合計 504.000円(消費税込)
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 58.800円(消費税込)になりますので、
合計 453.600円(消費税込)
になります。

上顎
インプラント   1本  168.000円(消費税込)×4本分
被せ物(白い歯) 1歯   84.000円(消費税込)×7歯分
合計 1.260.000円(消費税込)
になります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。



次回のブログは2/ 7(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週のインプラント手術報告
先週のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

少し前に紹介が遅れたケースも一部アップします。
紹介できる症例にはかぎりがありますので、
今回アップできなかった症例は機会があれば紹介します。

下顎右側の奥に2本のストローマンインプラント(ITIインプラント) を埋入しました。
奥の部分は、骨吸収が非常に大きかったので、GBR法(骨増大法) のみを行ってあります。
1782_0008000



次のケースです。
上顎右側の奥にストローマンインプラント(ITIインプラント) を1本埋入しました。
上顎洞 という存在のために、短いインプラントしか埋入できない状態でしたので ソケットリフト法 を併用して埋入しました。
2403_0004000



次のケースです。
下顎右側の臼歯部に1本のストローマンインプラント(ITIインプラント) を埋入しました。
抜歯後 約3ヶ月しての埋入でした。
2617_0003000


次のケースです。
上顎左側の奥歯に2本のストローマンインプラント(ITIインプラント) を埋入しました。
骨吸収が非常に大きく、大変な治療でした。
少しでも長いインプラントを埋入するために ソケットリフト法 を行いました。
また、GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) も併用しました。
難しいケースは さまざまなことを行わないと インプラントを埋入することはできないのです。
また、骨増大した部分に骨が再生しやすいように PRP法 を併用しました。
難しいケースでしたので、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。
2719_0002000


他にも多くの手術がありましたが、ブログの文字数制限があるのでこれ以上の文面は入力できないようですので、また後日紹介します。



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2011年1月24日

最新インプラント症例:89回目

1/24(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『89回目のインプラント症例』になります。

本日ご紹介する症例は、治療計画が理想どおりに進まなかったケースです。

インプラント治療をご希望されて来院されるということは、
すでに歯が欠損しているか
ダメな歯があり、抜歯を予定しているか
ということになります。

歯が欠損している場合、単に欠損している部位だけをみて
治療計画を立てるわけではありません。
欠損している周囲の歯の状態や
口腔内全体の状況をみて 治療計画を立てます。
これが重要なことなのです。

例えば、歯が1歯分欠損している患者様が来院されたとします。
検査を行った結果、欠損している部位の両側の歯もすでにダメな状態でした。
つまり、欠損している部位の両側の歯は抜歯しかない状態であったのです。
この場合の治療方法としては以下のことが考えられます。

1.欠損の両側の歯は状態が悪い歯であるため、
  この両側の2歯を抜歯し、
  3歯欠損として治療を考える。
  具体的には3歯欠損に対して 2本のインプラントを埋入し、
  3歯分の被せ物を作製する インプラントブリッジ とする。

2.両側の状態の悪い歯は 抜歯は行わないで、
  単に欠損している1部位のみにインプラントを埋入する。

2番目の方法で治療を行うことは もちろん可能です。
しかし、他に欠損している 1部位のみにインプラントを埋入しても
すぐに両側の歯がダメ(抜歯)になるため、
追加のインプラント治療を すぐに行う必要性があります。
後から2歯分のインプラントを追加することになるので、
結果論として3本のインプラントになります。
治療も何度も行うことになります。

もし、1番目のように始めから 将来性の低い 両側の歯を抜歯していれば、
2本のインプラントでブリッジとなったため、
治療費を抑えることもできましたし、
治療を何度も行うこともありません。

このようにインプラント治療を行う場合には、
単に欠損している部位だけをみて 治療計画を立ててはいけません。
欠損の周囲の歯の状態や
口腔内全体を考えることが重要なのです。

前置きが長くなってしまいましたが、本日の症例になります。
今回の症例報告はかなり長い話しになります。
本日ご紹介する患者様も 先に解説したような問題がありました。

以下が初診時になります。
右下の奥歯の被せ物が取れたとのことで来院されました。
スライド01

診査の結果、
虫歯が深く、
歯根破折 も起こしていました。
スライド02

診断は抜歯です。
スライド03

抜歯後は、インプラント治療を希望されました。
スライド04

ここで問題となるのが 欠損した周囲の歯の状態です。
スライド05

上記のレントゲン写真の丸で囲んだ部分を拡大したのが 以下になります。
欠損部(抜歯した歯の)手前の歯は、虫歯が非常に深く、
保存が厳しい状態です。
スライド07

本来であれば、この虫歯の深い歯は、グラグラしても(取れても)おかしくない状態です。
しかし、この被せ物はグラグラして(取れていない)いません。
その理由として、手前の2歯と連結してあるのです。
つまり、3歯分連結した被せ物を装着してあるため、
虫歯が大きく進行していても 被せ物が取れたりすることがありませんでした。
また、この歯は神経がない歯です。
そのため、痛みもなく、患者様は問題をまったく感じていませんでした。
しかし、実際には 欠損部手前の歯は 保存が厳しい状態でした。
また、さらにその手前の歯も状態が悪い歯でした。
スライド08

患者様には、今回抜歯した歯以外にも問題があることを説明し、
将来性を考えれば、欠損部の手前の歯の2歯分も抜歯して
治療計画を立てた方が良いことを説明しました。
特に欠損部手前の歯は、すぐにダメになる可能性が高いことを説明しました。
しかし、患者様のご理解は得られませんでした。
スライド09

そして、近い将来には、手前の歯を抜歯する必要性があることをご理解していただいた上で
欠損部のみにインプラント治療を行いました。
以下がインプラント治療が終了した後です。
スライド10

インプラント以外の治療方法として、
1.欠損部の両側の歯を削り、天然歯ブリッジ とする!
2.義歯(入れ歯)!
が考えられます。
義歯(入れ歯)が嫌であれば、ブリッジも選択肢の一つです。
しかし、先程説明しましたように 欠損部の手前の歯は、
明らかに虫歯が進行しており、
ブリッジの土台としてはまったく使用できない状態です。
もし、ブリッジを選択した場合、
治療後 すぐにダメになってしまいます。
全ての治療が理想どおりに行える分けではありません。
今回の治療は、周囲の歯の将来性を説明した上で
患者様の同意を得て欠損部のみにインプラント治療を行ったのです。
スライド11


暫くしたら 当然のことながら 問題は起こりました。
インプラントの手前の2歯の被せ物が取れてきたのです。
これは 想定していた範囲でした。
スライド12

患者様は、なんとか抜歯しないでの治療をご希望されましたが、
とても再治療は難しい状態でした。
そこで 患者様には抜歯しか方法はないことを説明しましたが、
ご納得されませんでした。
スライド13

取れた被せ物を 新しく作成することには無理があるので、
そのまま再度接着剤で付けました。
早ければ、数日で取れる可能性がありました。
長くても1ヶ月は保たないだろうと いうことも患者様に説明しました。
また、暫く患者様の通院が途絶えました。

数ヶ月して突然来院されました。
「被せ物が取れた!」
とのことでした。
取れた被せ物を見てみると ビックリです。
インプラント治療後(取れた物を再度被せ物を付けた後)とは違っていました。
なんと他の歯科医院で 取れた3歯を抜歯しないで新しくセラミックで治療がされていたのです。
そのセラミックを行った歯が取れたというのです。
当たり前です。
抜歯しか治療法がないような状態の歯を 無理矢理セラミックで治療しているからです。
また、取れないように3歯分を連結してありました。
連結すれば それだけ 取れにくいのは確かだからです。
スライド14

患者様は、なにせ
「抜歯したくない!」
というお気持ちが強かったのです。
しかし、3歯分を連結した被せ物は、完成から数ヶ月も保たずに再度取れてしまったのです。
スライド15

ちなみに このセラミックの費用は40万円以上したそうです。
治療期間より、短く取れてしまったのです。
当然と言えば、当然の結果です。
始めからダメな歯を 無理にセラミックにしたのですから…
スライド16

ダメになった部分を拡大してみましょう!
スライド17

見る人が見れば明らかに分かるような 悪い状態です。
患者様は、抜歯しないで再度治療をご希望されました。
しかし、この歯を再度治療することは あまりにも無理があることを説明しました。
将来性を考えれば、抜歯しか治療法はないのです。
スライド18

100%将来性のない歯を無理に治療しても
結果的にすぐにダメになってしまうことを再度説明させていただきました。
その結果、ようやく抜歯に同意していただけました。
スライド19

次に問題となったのが、抜歯後の治療の進め方です。
2歯とも抜歯してしまうと 当然のことながら 欠損してしまいます。
患者様は、治療期間中に歯がないことは嫌とのことでした。
また、義歯(入れ歯)を使用することもご希望されませんでした。
スライド20

難しいご要望です。
どのようなことが患者様にとって良いのか?
を考えました。
そして以下のような治療計画を立てました。
とりあえず、奥の1歯のみ抜歯します。
スライド21

そして、抜歯部にインプラントを埋入します。
スライド22

治療期間中は、取れたセラミック(3歯連結された被せ物)を仮歯として使用します。
スライド23

この取れたセラミックの被せ物は、
インプラントと骨が結合(くっつく)する約2〜3ヶ月間使用していただきます。
もちろん 噛むことも 審美的にも 問題はまったくありません。
最終的なインプラントの治療計画は、以下になります。
2歯欠損に対して、インプラントの本数は1本のみです。
そして、被せ物は2歯分です。
こうした治療法をカンチレバー と言います。
スライド24

本来は 欠損が2歯分ですので、
2本のインプラントを埋入することが適切です。
しかし、今回このようなカンチレバー にしたのにはいくつかの理由があります。
まず、治療費です。
先にも説明しましたように 患者様は、数ヶ月しか保たなかったセラミックに40万円以上もかかってしまいました。
そのため、少しでも治療費を抑えることが重要と考えました。
また、インプラントを2本埋入するための一般的な治療方法は、
2歯を同時に抜歯し、2本のインプラントを同時に埋入することです。
しかし、こうした方法では、歯がない期間(義歯を使用する期間)がどうしてもあります。
患者様が希望されている
「入れ歯でなく、歯がない期間をなくしたい!」
ということは達成できません。
上記のようなことを考えて、今回のような治療方法(カンチレバー )にしたのです。
具体的な治療ステップを見てみましょう!
以下は、奥の欠損部にインプラントを1本埋入した直後です。
スライド25

そして、インプラント手術直後には、取れたセラミックを仮歯として使用しました。
スライド26

インプラントと骨が結合(くっつく)後、手前の歯を抜歯します。
スライド27

そして、抜歯と同時にインプラントを土台とした仮歯に変更するのです。
スライド28

以下が全てのインプラント治療が終了した後です。
スライド29

随分遠回りをした治療でした。
結果的に非常に長い治療期間と
高額な治療費(無駄な治療費)がかかってしまいました。
スライド31

本来最も良い治療方法としては、始めに3歯とも抜歯し、以下のように治療を行っていれば良かったと考えられます。
スライド30


本日ご紹介する症例は、治療計画が理想どおりに進まなかったケースです。
実際の臨床の場では、さまざまなことがあるのです。

本日はだいぶ長い話しになってしまいましたので、
先週のインプラント手術報告は中止です。
先週も数多くのインプラント手術がありました。
また後日紹介します。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

1回目のインプラント治療費
インプラント   1本  168.000円(消費税込)×1本
被せ物(白い歯) 1歯   84.000円(消費税込)×1歯分
合計 252.000円(消費税込)
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 58.800円(消費税込)になりますので、
合計 226.800円(消費税込)
になります。

2回目のインプラント治療費 (カンチレバー症例
インプラント   1本  168.000円(消費税込)×1本
被せ物(白い歯) 1歯   84.000円(消費税込)×2歯分
合計 336.000円(消費税込)
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 58.800円(消費税込)になりますので、
合計 285.600円(消費税込)


次回のブログは1/31(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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2011年1月24日

最新インプラント症例:88回目

1/17(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『88回目のインプラント症例』になります。

本日ご紹介する症例は、さほど難しいケースではありません。
本日の症例のテーマは、
「将来性のある治療計画!」
「患者負担の少ない治療!」
という内容で解説していきます。

以下は、初診時です。
スライド01

下顎の左右奥歯が欠損しています。
問題となったのが、下顎左側の奥歯です。
奥歯がグラグラして腫れて痛みがあったのです。
スライド02

この歯は、歯根破折 を起こしていました。
スライド03


神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。
過去の神経がない歯の歯根破折症例は、以下をご覧になって下さい。

歯根破折 症例

歯根破折 症例:1
歯根破折 症例:2  
歯根破折 症例:3
歯根破折 症例:4
歯根破折 症例:5
歯根破折 症例:6
歯根破折 症例:7
歯根破折 症例:8
歯根破折 症例:9
歯根破折 症例:10
歯根破折 症例:11
歯根破折 症例:12

結論として この歯は抜歯です。
スライド04

先にも解説しましたようにダメ(抜歯)となった原因は、 神経がない歯だからです。
スライド05

また、他にもダメ(抜歯)となった原因があります。
それは 噛み合わせです。
下顎の左右の奥歯が欠損していたため、噛む力が残っている歯へ加わってしまったのです。
こうしたことは、良くあることです。
歯が欠損しているままの患者様は多くいらっしゃいます。
歯が欠損していると 残っている歯へ負担が加わります。
残っている歯が
歯周病や
神経がない歯
の場合には、どうしてもトラブルが起こりやすくなります。
現在、歯が欠損したままの方がいらっしゃれば、
できるかぎり早く治療されて下さい。
そのままにしている さらに多くの歯を失うことになるかもしれません!

今回の症例もそのようなことが起こったのです。
スライド06

ちなみに 神経のない歯は、以下の黄色まるの歯です。
多くの歯が神経がありません。
スライド07

インプラント治療を考える場合、
単に欠損部のみをみて判断してはいけません。
残っている歯の状態 や 噛み合わせ 等を考慮しないといけません。
現状のままの噛み合わせでいると
将来的にはさらに問題が大きくなると考えられます。
まず、上顎です。
上顎の歯の多くは、神経がない歯でブリッジとなっています。
ブリッジは欠損部を治療する方法として 一般的に行われる治療ですが、
ブリッジの場合、どうしても残っている土台となる歯に負担が加わりやすい治療です。
上顎のブリッジの土台となる歯は、神経がない歯が多いのです。
しかも、下顎の奥歯が欠損しているため、
前歯部に噛む力の負担が加わりやすくなっています。
スライド08

それでは、実際の治療の解説になります。
まず、歯根破折 を起こしている下顎左側の奥歯は、抜歯になりました。
スライド09

ここで将来性を考えた治療計画を立てて、
患者様にご説明します。
最も大きな治療の目的として
下顎の左右 奥歯できちんと噛めるようにすることが重要です。
スライド10

患者様は、固定式である インプラント治療をご希望されました。
もし、インプラント以外の治療法であると
義歯(入れ歯)が考えられます。
入れ歯 と インプラント 今度のことを考えると
どちらの治療法が良いのでしょうか?
これは明らかです。
義歯(入れ歯)は噛み合わせを安定させることは、困難な治療方法です。
義歯(入れ歯)を支えている顎(骨)は年々痩せていきます。
顎の土手(骨)が痩せる(吸収する)と 奥歯できちんと噛み合わせを支えることが
困難になってきます。
また、義歯自体も年々劣化してきます。
また、義歯を支えるための歯に負担も加わりやすくなります。
こうしたことを考えると
もし、今回義歯にした場合には、神経がないことを含め
長期的にはさらに多くの歯を失う結果になることが考えられます。
やはり インプラント治療がベストと言えます。

インプラントの治療計画を立てる前に
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
下顎の 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド11

下顎左側の歯根破折 を起こしていた部位では、骨吸収が起こっています。
さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
さらに骨吸収が大きいのが分かるかと思います。
スライド12

今回のインプラント治療計画は、以下のようになりました。
スライド13

インプラント治療としては、さほど難しいケースではありません。

次に 左右 それぞれの インプラント治療計画について解説します。
まず、左側です。
左側の骨吸収が大きい部位には、無理をしてインプラントを埋入しない計画を立てました。
骨吸収が大きい部位には、GBR法(骨増大法) を行い、骨の増大を行います。
しかし、このGBR法(骨増大法) は、魔法の治療ではありません。
どのよううな状況でも骨が回復するわけではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。
また、難症例であれば あるほど 治療後の腫れ も大きくなります。
今回の治療計画では、無理をせず、3歯欠損の奥の2部位にインプラントを2本埋入して
3歯分の被せ物を作製する カンチレバー によるインプラントブリッジを計画しました。
スライド14

次に右側です。
右側は、4歯分欠損しています。
4歯欠損に対して、3本のインプラントを埋入し インプラントブリッジとする治療計画です。
スライド15

ここで他に考えられる治療方法として
4歯欠損に対して、2本のインプラントを埋入して
4歯分の被せ物を作製することができないのでしょうか?
スライド16

通常、4歯欠損の場合には、2本のインプラントで4歯分を作製する治療法で問題ありません。
しかし、今回のケースでは、2本ではなく、3本のインプラントを選択しました。
この理由として、下顎神経の存在です。
この患者様の場合、検査の結果、下顎神経が比較的上方に位置していたため、
長いインプラントを埋め込むことが難しい状態であったのです。
以下のインプラントの下にある 黄色の線が 下顎神経です。
この下顎神経の存在のために、短いインプラントを埋入する結果となり、
3本のインプラントが必要であったのです。
スライド17

以下がインプラント治療が終了した後のレントゲンです。
スライド18

今回のインプラント治療で得られたことは、
単に奥歯で噛めるようになったことだけではありません。
奥歯での噛み合わせが安定することにより、残っている歯の将来性が高まったのです。
また、インプラントの埋入部位 や 本数についても さまざまなことを考慮して
計画を立てることが必要なのです。
スライド19


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

下顎左側
インプラント   1本  168.000円(消費税込)×2本
被せ物(白い歯) 1歯   84.000円(消費税込)×3歯分
合計 588.000円(消費税込)
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 58.800円(消費税込)になりますので、
合計 512.000円(消費税込)
になります。

下顎右側
インプラント   1本  168.000円(消費税込)×3本
被せ物(白い歯) 1歯   84.000円(消費税込)×4歯分
合計 840.000円(消費税込)
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 58.800円(消費税込)になりますので、
合計 739.200円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


次回のブログは1/24(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。



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さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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 さい。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2011年1月10日

最新インプラント症例:87回目

1/10(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)

『87回目のインプラント症例』になります。
今年 最初の インプラント症例です。
昨年は、400本を超える インプラント治療を行いました。
難しい症例も多かったですね。
インプラント治療と言っても
非常に簡単な治療もありますし、
大変な難症例もあります。
今年も この「最新 インプラント症例 ブログ」では、
さまざまなケースを 分かりやすく 解説していきたいと思います。
多くの症例をご覧になっていただくことで
ブログをご覧になっている患者様に当てはまるようなケースも
あることでしょう。

この「最新 インプラント症例 ブログ」では、
単に「インプラントを行いました!」という内容ではなく、
「このような考えのもと このような工夫をして 治療を行った!」
というような具体的な内容でお伝えすることが大きな特徴です。
これは、他のHPでは まず記載していないような内容です。
ご興味のある方は、今年も是非ご覧になって下さい。


それでは 早速始めます。

本日の症例は、10年程前の症例です。
初診時には、歯周病が非常に進行しており、
下顎のほとんどの歯が 指で触れても グラグラ な状態でした。
歯肉が腫れることは日常であり、
出血、痛みを伴い、噛むことすらできない状態でした。
本来、下顎が全て存在している場合 14歯あります。
この14歯のうち 10歯以上が グラグラ な状態でした。
また、上顎も多くの歯が歯周病により骨吸収を起こしていました。
上顎も奥歯に関しては、70%以上の骨吸収を起こしている部位も認められました。
本当に非常に進行した重度歯周病でした。
骨吸収の詳細は また後で解説します。

以下は、初診時のレントゲン写真です。
10年程前の症例ですので、かなり写りが悪いのですみません。
10年前は、現在のようなデジタル レントゲンではなく、
フィルムを使用したレントゲンでした。
デジタル レントゲンフィルム レントゲンを 他の例え で説明します。
デジタル レントゲンは、現在のデジタル カメラ です。
フィルム レントゲンは、昔のフィルム を使用したカメラ です。
保存しておいたレントゲンのフィルムが劣化したのです。
保村方法が良ければ フィルムのレントゲンでも長期的に劣化しづらいのですが、
カルテの中にそのまま保管してあったので、今回見た時にはすでに劣化が進んでいたのです。
以下が10年程前の フィルムのレントゲンです。
スライド01

先にも説明しましたように 下顎の歯はほとんどがグラグラです。
指で触ってもすぐ取れそうな歯も多くあります。
歯周病が原因という歯もありますし、
虫歯にもなっている歯もあります。
スライド02

また、上顎の奥歯もすでに 歯周病が進行しており、
グラグラしています。
スライド03

このレントゲンでは分かりづらいので、
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
下顎の 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド04

かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
スライド05

下顎は どの歯をとっても保存することは無理な状態でした。
下顎は、全ての歯が抜歯と診断されました。
もちろん、私は歯周病専門医 ですので、
骨が吸収が進行した重度歯周病
歯がグラグラ している重度歯周病であっても
歯周病治療
GTR法
エムドゲイン法
等の骨再生治療を行い、治療をします。
しかし、全ての歯周病を治療できるわけではありません。
あまりにも歯周病が進行してしまった場合には 抜歯になります。
他の言い方をすれば、抜歯しか方法がない歯を 無理に治療しようとすると
治らないだけでなく、歯周病細菌が他の歯にも感染したり、
骨吸収がさらに大きくなってしまいます。
骨吸収がさらに大きくなると 最終的に抜歯となった後で次の治療が困難になってしまいます。
もちろん 他の歯へ感染した場合には、もっと重篤な問題が起こります。
感染は確実に多くの歯を失う結果となってしまうのです。
今回の症例では、下顎は保存することは不可能な状態でした。
スライド06

下顎の左右のある奥歯(親知らず)は、最初の段階では保存することにしました。
(インプラント治療後に親知らずは抜歯します)
この理由は、抜歯後に暫くは義歯(入れ歯)を使用していただく必要性があり、
その義歯の安定のために どうしても親知らずが必要だからです。
以下は、下顎を抜歯した後です。
スライド07

次に上顎の骨吸収も見てみましょう!
先程と同様に
上顎の 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド08

これも同様に さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
スライド09

かなりの骨吸収があるのが分かるかと思います。
上顎の奥歯もグラグラの歯が多くあります。
スライド10

これらの グラグラしている上顎の奥歯も どうしても 抜歯が必要でしょうか?
スライド11

結論からお話すると
上顎は、徹底した歯周病治療 を行い、
保存することに決定しました。
この理由にはいくつかあります。

1つ目は、患者様ご自身のご希望として
「下顎が全て抜歯となってしまったため、上顎は なんとか抜歯しないでいたい!」
というご希望をもっていました。

2つ目に 治療費の問題がありました。
下顎は、抜歯後にインプラント治療を行う計画になりました。
全ての歯がないため、多くのインプラントが必要になります。
当然のことながら治療費が高額になります。
そのため、上顎は可能なかぎり 費用を抑えたいと考えていらっしゃいました。

3つ目は、骨吸収が大きいため、上顎を抜歯した後の治療方法が難しいことです。
具体的には、骨吸収が大きいため、
抜歯後にインプラント治療が非常に難しい状態であったからです。

そのため、上顎の グラグラしている 奥歯はなんとか保存することに決定しました。
スライド12


下顎の治療方法に戻ります。
先にも説明しましたように
下顎は、抜歯後にインプラント治療を行うことになりました。
ここで問題があります。
重度歯周病の状態を長く放置したために
骨吸収が非常に大きくなっていました。
スライド13

この骨吸収が今後の治療計画を大きく左右するのです。
それでは、一般的に下顎に14歯分が欠損していた場合 
どのようなインプラント治療計画になるのでしょうか?
下顎に骨吸収がさほどない場合には、
14歯欠損に対して 6本のインプラントを埋入して
14歯分のセラミック等の被せ物を作製します。
インプラントによるブリッジです。
治療費が最も抑えられる治療方法です。
スライド14

インプラントを埋入する部位は、上記のような場所です。
具体的には、
奥歯の4歯欠損に対して、4歯欠損の両端に1本づつインプラントを埋入します。
つまり、2本のインプラントで4歯分を作製するブリッジとなるのです。
残りの前歯部の6歯欠損に対しては、欠損の両端に2本のインプラントを埋め込み
6歯分のセラミック等の被せ物を作製するインプラントブリッジとします。

インプラントブリッジは、
左右の奥歯と
前歯部の3つの部位に分割されて作製されます。
スライド15


これが最小限のインプラントの本数を使用した場合の
スタンダードな治療計画です。
しかし、全ての症例でこのようになるわけではありません。
その理由の大きなポイントとして、骨吸収があります。
骨吸収が大きい場合には、
結果として 短いインプラントしか埋め込むことができません。
短いインプラントしか埋め込むことができない場合には、
インプラントの本数を増やして強度を増すことが必要です。
つまり、6本のインプラントでなく、
8本とか 10本のインプラントが必要であるということです。
また、インプラントを埋め込む部位も変わってきます。
理想的な部位にインプラントを埋入するためには、骨吸収が少ないことがポイントになります。
骨吸収が大きい部位にインプラントを埋め込むことは難しいのです。

インプラントの治療の中には、骨吸収を起こした部位に対して
骨を増大させる治療法があります。
これをGBR法(骨増大法) と言います。
しかし、このGBR法(骨増大法) は 魔法の治療ではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。
また、骨吸収が大きければ 大きい程 治療も大変になります。
その結果として、治療後に腫れが大きくなったり、痛みを伴うことがあります。

インプラントの治療計画を立てる場合には、
単に口腔内だけを見て判断するのではなく、
患者様のご希望!
治療費の問題!
骨吸収等の状態!
等を考慮して最終的な判断を行うのです。

今回のケースでも
骨吸収が大きいことと
治療後の腫れ を最小限にする(治療後の患者様の負担を最小限にする)
治療費を最小限にする
といったことを考慮した結果
以下のような部位にインプラントを埋入することにしました。
スライド17

インプラントの使用本数は、最小限の6本です。

以下が約10年経過したレントゲンです。
スライド18


使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
GBR法(骨増大法)
カンチレバー
といった方法を駆使して
最小限のインプラントの本数(最小限の治療費)と
最小限のダメージ(腫れ 等)が可能となりました。

ちなみにインプラントモニターを使用した場合には 治療費は以下になります。
インプラント1本 :168.000円(消費税込)×6本
被せ物   1歯分: 84.000円(消費税込)×14歯分
合計 2.184.000円(消費税込)になります。

上記以上に治療費を抑える方法もあります。
例えば、奥歯を白い被せ物にしないで 金属製にすれば
1歯分: 58.800円(消費税込)になります。
また、14歯分の被せ物を作製しないで
12歯分の被せ物だけにしたり、10歯分の被せ物にすることも一つの方法です。
つまり、一番奥まで歯を作製しない方法です。
もし、6本のインプラントを埋入して 10歯分の被せ物にして奥2歯分を金属製の被せ物にした場合の治療費(インプラントモニター)は、以下になります。
合計 1.747.200円(消費税込)

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

治療後 下顎のインプラントに問題ないのは もちろんのことですが、
上顎もトラブルなく、長期的に維持されています。
上顎の左側の奥歯は、骨吸収は大きいですが、
噛み合わせの安定が得られたこと
患者様の歯磨きの状態が非常に良いこと
きちんとメインテナンス(定期検査) に通院されていること
もあり、づっと大きな問題なく維持されています。
スライド19


ちなみに 上顎が全て欠損していた場合には、
6本もしくは8本のインプラントが必要になります。
下顎より本数が多く必要な場合があります。
この理由として、
上顎の骨は、下顎の骨より柔らかいため 安定が悪いこと!
上顎は、下顎より骨吸収を起こしていることが多いため、短いインプラントしか埋入できないことが多いこと!
があります。
以下は、上顎が全て欠損している場合の治療参考症例です。
スライド16



次回のブログは1/17(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。



 インプラントモニター募集(20%割引
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そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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2010年12月27日

最新インプラント症例:86回目

12/27(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『86回目のインプラント症例』になります。


始めに 年末年始 休診のお知らせです。
12/30(木)〜1/4(火)
まで 休診とさせていただきます。
緊急の場合には、以下をクリックして メールでご連絡下さい。
     冬期休暇緊急連絡メール

今年も数多くのインプラント手術がありました。
傾向として、年々難症例が多くなってくる感じがします。
明日 今年最後のインプラント手術がありますが、骨の幅も 高さも少なく、
難しい手術になると思います。
最後まで大変なオペです。

本日で86回目の症例報告になります。
今年も さまざまなケースを紹介してきました。
是非 今までの症例もご覧になって下さい。
きっと あなたと同じようなケースもあるはずです。

もう一つお知らせです。
年末なので、医療費控除について 本日の歯周病ブログ で解説していますので参考にされて下さい。
インプラント治療 等 医療費が高額にかかった方は、以下を参考にして是非確定申告されて下さい。
   医療費控除 確定申告


それでは、本日(今年最後)の症例報告になります。
ケースとしては、骨吸収もあり大変な症例でしたが、
骨吸収以上に悩むことがあったケースでした。
その理由として、状態の悪い歯が多い場合、
どの歯を抜歯し?
どの歯を残すのか?
ということが 難しい(悩む)ケースがあります。
今回の症例もそのようなケースでした。

それでは早速始めましょう!
初診時 上顎左側の前歯部がグラグラしており、
奥歯は歯が折れた状態で来院されました。
以下が初診時のレントゲンになります。
スライド01

上顎前歯部の2歯はグラグラです。
スライド02

その奥にある歯は折れています。
スライド03

それでは なぜ このようなことになったのでしょうか?
上顎前歯部の2歯は、噛み合わせによることが原因でした。
その奥にある歯は、神経がない歯です。
神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
簡単に神経のない歯について解説します。
神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。
過去の神経がない歯の歯根破折症例は、以下をご覧になって下さい。

歯根破折 症例

歯根破折 症例:1
歯根破折 症例:2  
歯根破折 症例:3
歯根破折 症例:4
歯根破折 症例:5
歯根破折 症例:6
歯根破折 症例:7
歯根破折 症例:8
歯根破折 症例:9
歯根破折 症例:10
歯根破折 症例:11
歯根破折 症例:12

話しは今回の症例に戻ります。
骨吸収もかなり起こっていました。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド05

かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
スライド06

今回グラグラしている歯が いかに骨吸収が大きいかが分かると思います。

骨吸収の状態、
噛み合わせ、
歯根破折の状態
等を考慮して 以下の2歯は保存が難しいと判断しました。
まず、上顎左側の犬歯です。
スライド07

次にその奥歯です。
スライド08

ここで問題となったのが、以下の歯です。
この歯は保存が可能なのでしょうか?
スライド09

この歯の骨は、60%以上も骨吸収が進行しています。
今回一番問題となったのが、
2歯を抜歯するか?
3歯を抜歯するかです。
もし、奥の2歯のみ を抜歯した場合には以下のような治療計画になります。
スライド10

2歯を抜歯し、2本のインプラントを埋入し、2歯分の被せ物を作製します。
スライド11

次に3歯分を抜歯した場合の治療計画です。
スライド12

スライド13

3歯欠損に対し、2本のインプラントを埋入し、3歯分の歯を作製する
インプラントブリッジとする方法です。
スライド14

将来性を考えれば、シュミレーション:2の方が良いかもしれません。
しかし、最終的に
シュミレーション:1にするか?
シュミレーション:2にするかは?
患者様のご希望 と
将来性を考え決定されます。
スライド1

最終的な治療計画は、2歯を抜歯し、手前の歯は徹底した歯周病治療 と噛み合わせの治療を行い、保存することになりました。
スライド16

つまり、奥2歯のみを抜歯するのです。
スライド17

最終的なインプラント治療計画は、以下になりました。
スライド18

しかし、いくつかの問題がありました。
スライド19

まず 骨吸収が大きいことです。
スライド20

大幅なGBR法(骨増大法) が必要な状態でした。
スライド21

次に上顎洞という存在です。
スライド22

緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド23

そのため、制限があり 以下のような長さのインプラントを埋入することになりました。
スライド24

以下は、インプラント治療後です。
スライド25

使用したインプラントは、アンキロス インプラント
です。
治療費は、以下になります。
治療費
インプラントモニターの場合、
1本168.000円(消費税込)×2
被せ物は、
1歯84.000円(消費税込)×2
の合計 504.000円(消費税込)になります。

今回の症例のように 状態の悪い歯があった場合、
抜歯するか?
残して治療を行うか?
悩むことがよくあります。

それでは これで 今年の最新インプラント症例ブログは終わりです。


次回のブログは1/10(月曜日)になります。
来年も まだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
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治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
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GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

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これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2010年12月20日

インプラント症例:85回目

12/20(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『85回目のインプラント症例』になります。

始めに 年末年始 休診のお知らせです。
12/30(木)〜1/4(火)
まで 休診とさせていただきます。

本年度の予約のお知らせ!
急に 年末の予約キャンセルが 多く出ましたので、
ご希望の方がいらっしゃいましたらネット予約が可能です。
ご利用下さい!
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本日の症例のテーマは、
「インプラント周囲炎」です。
インプラント周囲炎とは、インプラントが歯周病と同じような症状になることです。
インプラント治療後に歯ブラシが不十分になると
汚れは 歯肉 と インプラントの境目から内部に侵入していきます。
この汚れは歯周病細菌と同様の細菌です。
そして初期の段階では インプラント周囲の歯肉が腫れて行きます。
その後 インプラントを支えている歯槽骨を吸収してしまいます。
最終的にはインプラントはダメになり、撤去することになります。
これが インプラント周囲炎 なのです。

本日ご紹介するケースは、
他歯科医院で行ったインプラントが 「インプラント周囲炎」となり
紹介されて当医院を受診された方です。
また、インプラント周囲炎以外にも問題が多くあった方です。

症例は、10年程前のケースですので、初診時のレントゲンは少し見づらくてすみません。

それでは早速見てみましょう!
以下が初診時です。
スライド01

右下のインプラントは他の歯科医院で行ったとのことです。
インプラント治療後に その手前にある天然歯がグラグラしてきて
腫れを繰り返した結果、自然に脱落してしまったとのことでした。
スライド02

紹介を受けて当医院に来院された時に 検査を行うと
さまざまな問題を抱えていました。
まず、2本埋入してあるインプラントのうち
手前のインプラントが感染を起こしていました。
インプラント周囲炎です。
スライド03

骨吸収も起こしていました。
ここでいつものように 骨吸収の状態を線で書いてみましょう!
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
何度か このブログを見られている方は、
この線がだいぶ分かってきたのではないでしょうか?
始めて見られる方は、是非この線を覚えておいて下さい。
赤線まで骨が吸収したということです。
スライド04

インプラント周囲炎(骨吸収)がここまで進行してしまうと
治療することが難しくなります。
結果として、インプラントを摘出することが必要な状態でした。
スライド05

それでは なぜ このような状態になってしまったのでしょうか?
スライド06

口腔内全体が非常に進行した歯周病だったのです!!
スライド07

それでは、これも先程と同じように
骨吸収の状態を線で書いてみましょう!
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨吸収が非常に進行しているのが分かると思います。
スライド08

上顎左側の奥歯に関しては グラグラ です。
スライド09

上顎左側の奥歯 2歯は保存が難しい状態でした。
抜歯と判断しました。
スライド10

他の歯もかなり 歯周病が進行していました。
このままでいると ほとんどの歯はダメ(抜歯)になってしまうような状態です。
また、歯周病が進行した他の原因として、
奥歯が欠損していることです。
奥歯が欠損していると 残っている前歯に負担が加わります。
奥歯の噛み合わせをきちんとすることが 残っている歯の将来を決定します。
スライド12

患者様は、上顎左側の奥歯を抜歯後には、インプラント治療をご希望されました。
スライド13

しかし、骨吸収が大きく インプラント治療は無理な状態でした。
スライド14

その理由として、上顎洞の存在があるからです。
上顎洞とは、上顎の奥歯の上方にある空洞のことです。
上顎の奥歯の上方には、この上顎洞という空洞が存在するため
インプラント治療を難しくしているのです。
実際に上顎洞を線で書いてみましょう!
スライド15

先程解説しましたように この緑線の内側は骨ではありません。
ただの空洞です。
さらに見やすくするために 上顎洞を緑色で塗りつぶしてみましょう!
スライド16

現状では 骨吸収と 上顎洞の存在のため、インプラントを埋め込むことはできません。
骨の高さがほとんどないのです。
スライド17

そのため、もし 上顎左側の奥歯にインプラント治療を行うためには、
上顎洞内部に骨移植を行うことが必要になります。
この治療をサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) と言います。
スライド18

このサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、
インプラント治療の中で最も大変な治療です。
治療後の腫れ 等も大きく起こります。
しかし、今回のような骨吸収が大きいケースの場合、
このサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行わないとインプラント治療は不可能です。
患者様は、上顎左側の奥歯に関しては、このサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行い、インプラントを埋入することに同意していただけました。
次に問題があったのが、上顎右側奥歯です。
この部分も骨吸収と上顎洞の問題がありました。
スライド19

骨の高さがほとんとありませんでした。
スライド20

左右ともサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行い、インプラント治療を行うことが最も良い方法です。
しかし、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) がどれほど大変であるのかが分からないため、まずは 左側を行い、その後に右側を行うかどうか決めたいとの患者様のご希望がありました。
スライド21

そのため、インプラントの治療計画は以下のようになりました。
まず、下顎右側です。
まずインプラント周囲炎となっている インプラントを摘出します。
その後、摘出した手前の部分に新たにインプラントを埋入し、
先に埋め込んであった奥のインプラントとブリッジを行います。
次に下顎左側です。
この部分には、インプラントを1本埋入する計画を立てました。
次に骨の状態に問題のある上顎左側の奥歯です。
この部分には、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行い、2本のインプラントを埋入する計画を立てました。
スライド22

まず、徹底した歯周病治療を行うことが最優先です。
歯周病の状態のままでインプラント治療を行うことは良いことではありません。
インプラントにも歯周病細菌が感染してしまうからです。
以下のレントゲンは、歯周病治療が終了した後で、
上顎左側の奥歯を抜歯し、
下顎の奥歯に1本のインプラントを埋入した後です。
スライド23

次に上顎左側の奥歯に骨移植(上顎洞底挙上術) を行いました。
移植した骨が安定するまでには、かなりの期間がかかります。
約6ヶ月以上です。
その間に下顎右側のインプラント周囲炎は摘出し、新たなインプラントを埋入して
インプラントブリッジとなりました。
下顎左側も被せ物まで終了したのが以下のレントゲンです。
スライド24

上顎左側の 上顎洞内部に見える 白っぽいのが 移植した骨です。
以下のレントゲンは、上顎左側の奥歯にインプラントを埋め込んで治療終了後
約10年程たった状態です。
スライド25

上顎右側の奥歯は 結果的に 現在まで
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は行っていません。
義歯となっています。
しかし、左側だけでも奥まで きちんと 噛み合う部位が確保されたことは
非常に重要なことです。
奥歯できちんと噛めることにより、残っている前歯への負担が少なくなっているのです。
もし、今回奥歯にインプラント治療を行っていなければ、
前歯はダメ(抜歯)になっていた可能性が高いと考えられます。
以下のレントゲンは、上顎左側の上顎洞の位置を
術前 と 術後 で表したものです。
骨移植により 骨の高さが大幅に増大したのが分かるかと思います。
スライド26


本日のテーマは、インプラントも歯周病のように感染してしまう可能性があるということです。
また、歯周病がある状態では けしてインプラント治療を行ってはいけません。
また、歯周病は、放置すればするほど骨吸収が進行します。
歯周病が進行した状態で抜歯すると
骨吸収が大きくなりますので、その後のインプラント治療が困難になってしまうのです。

歯周病は怖いですよ!

次回のブログは12/27(月曜日)になります。
今年最後のインプラント症例ブログになります。

次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週のインプラント手術報告

先週のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週も多くのインプラント手術がありました。
全ては紹介できませんが、インプラントモニターの方を何症例かご紹介します。

始めに上下顎に合計4本のインプラントを埋入した方です。
どの部位を とっても非常に大変なケースでした。
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
ソケットリフト法
GBR法(骨増大法)
等さまざまな方法を駆使してインプラントを埋入しました。
使用したインプラントもそれぞれの部位に適したインプラントを使用しました。
前歯部には審美性の高いアンキロス インプラント
奥歯には世界的に高いシェアーと長い歴史をもつ
ストローマンインプラント(ITIインプラント) を使用しました。
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治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。
当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

次のケースです。
上顎右側に1本のアンキロス インプラント を埋入しました。
左側には、すでにインプラント治療が行われています。
以前左側にインプラント治療を行い、
とても満足されていたので、今回の側ももちろんインプラント治療となりました。
インプラント治療以外ですと、
欠損の両側の歯を削るブリッジ、
義歯(入れ歯)になります。
やはり、インプラント治療の方が良いですよね!
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次の症例です。
上顎左側にインプラントを3本埋入しました。
これが非常に大変な治療でした。
詳細は、また治療が完了しましたらご紹介しますが、
3本のうち 奥の2本は、骨の高さが3〜4ミリ程度しかありませんでしたので、
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)
PRP法 を併用してインプラントを埋入しました。
こうした場合には、もちろん麻酔は静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) です。
使用したインプラントはストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
このようなケースでは非常に有効なインプラントの種類です。
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下顎左側の1本のインプラントは少し前にインプラントを埋入してあります。
上下顎2回に分けてインプラントを埋入する場合もありますし、
上下顎同時に行うこともあります。
どちらの治療法で行うかは患者様のご希望によります。

他にもインプラント手術はいっぱいありましたが、
また、紹介できる時があれば、アップしたいと思います。


 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
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何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
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HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2010年12月13日

インプラント症例:84回目

12/13(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『84回目のインプラント症例』になります。

昨日は、当医院の忘年会でした。
早いもので、今年もあと3週間で終わりです。
多くの先生、スタップの協力があってこそです。
感謝です。
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ちょっと飲み過ぎてしまい 起きるのが遅くなってしまいましたので
本日のブログは以前ご紹介した症例を再アップします。

本日の症例は、上顎の歯が全てない方です。
歯を失った原因が『噛み合わせ』です。
噛み合わせが原因といっても 『噛み合わせって どのようなこと?』と思われるかもしれません。
噛み合わせが原因で歯がダメになると言っても、さまざまなことが考えられます。
本日紹介する症例は、夜間の噛む力が強いタイプの患者様です。
分かりやすく言えば、『歯ぎしり』や『くいしばり』が強い方です。
インプラントにトラブルが起こる原因として最も多いことです。
歯ぎしりでインプラントがダメになる?
本当に?
と思われているかもしれません。
しかし、この『歯ぎしり』や『くいしばり』は非常に問題なのです。

『歯ぎしり』や『くいしばり』でインプラントがダメになる話の前に
インプラントと天然歯の違いについてお話します。

天然歯には『歯根膜』というものが存在します。
『歯根膜』とは、歯の根の周囲にある薄い膜状のもので、
歯と骨をつなぐ『じん帯』のような役割をしています。

また、『歯根膜』の中には 咬む力を感知する知覚神経が存在します。
『歯根膜』には一定の幅があり、物を咬むとこの幅の分だけ歯は動きます。
つまり『歯根膜』は『クッション』のような役割をしています。
この『クッション』が噛む力をコントロールするのに非常に大切なのです。
しかし、インプラントには この『クッション(歯根膜)』は存在しません。
骨と『クッションがないインプラント』がダイレクトに骨と接触しているため、咬むカによって動くことは ほとんどありません。
そのため、噛合わせに問題がある場合には無理な力がインプラントに直接加わり 影響を及ぼします。
この詳細については以下を参考にして下さい。
    インプラントと天然歯の違い!

これで、インプラントと天然歯の違いが分かったと思います。

『私は、歯ぎしり や くいしばり をしていないから大丈夫!』
と思われているかもしれませんが、大きな間違いです。
『歯ぎしり』や『くいしばり』は、ほとんどの方がしていると言われています。
『ギリギリ』と音として聞こえる方もいれば、
まったく音がしない方もいらっしゃいます。
『歯ぎしり』と『くいしばり』によって歯はどんどんと削れていくのです。
硬い歯でも、被せ物の金属でも必ず すり減ります。
毎日のことですから、感じないとは思いますが、
歯を良く見ると、削れた痕(あと)があります。
『歯ぎしり』と『くいしばり』が強い方ですと、歯の1/3程度まで削れている場合があります。

さて前置きはこれくらいにして、
本当に噛む力によってインプラントがダメになるケースは多いのです。

今回ご紹介する症例も噛み合わせが非常に強いか方です。
まず、初診時のレントゲン写真と見ながら解説していきます。
患者様は、10年以上前に来院された方です。
その頃のレントゲンは、まだデジタルではありませんでした。
いわゆるフィルムのレントゲンです。
このブログのために古いレントゲンを探してきました。
フィルムレントゲンは、かなり劣化していましたので 写りが悪くてすみません。
スライド01

いつもと同じように骨吸収の状態を線で書いてみました。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
黄色線は、鼻腔です。
鼻の穴です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド02

いつもこのブログを読まれている方は、だいぶ分かってきたと思います。
このレントゲン写真を見て、
『奥歯にはわりと骨吸収が少なく、骨の高さが残っている!』
と感じられたかもしれません。
そのとおりなのです。
上顎では、歯が1本も残っていませんが、わりと骨が しっかりしているのです。
このことから この方が歯を失った原因が予想できます。
もし、歯周病 歯根破折 が原因で歯を失った場合には、骨の吸収が起こっています。
また、下顎においても奥歯は骨吸収を起こしていますが、
前歯はわりと大丈夫です。
骨吸収が起こっていないのに歯がダメになる?
このようなケースでは、噛み合わせが原因の可能性が考えられます。
実際に患者様に『歯ぎしり』と『くいしばり』があるかどうかを聞いたことろ、
家族からも『歯ぎしり』と『くいしばり』があることを指摘されているとのことでした。

経験の浅い 若い歯科医師の場合、インプラント治療のために レントゲン撮影を行った結果、
この症例のように骨が十分ある場合、
『インプラント治療が楽で良かった!』と思うことがあります。
骨が十分存在していれば、インプラント治療はさほど難しくないからです。
しかし、これは大きな診断ミスです。
『これほど骨が残っているのに なぜ歯を失ったのか?』
ということを考える必要性があります。

患者様は、義歯(総入れ歯)を使用していましたが、
総入れ歯の違和感が非常に強く、入れ歯でない方法を希望されて来院されました。
診査の結果、下顎の左右2歯も抜歯と診断しました。
スライド03


そこで、上顎にはインプラントを複数本埋入し、インプラントによるブリッジの治療計画を立てました。
ここで問題となったのが、『歯ぎしり』と『くいしばり』の問題です。
『歯ぎしり』や『くいしばり』に問題がある方のインプラント治療は、どのようなことに注意が必要なのか?
ということを患者様に十分ご説明し、可能なかぎりリスクが少ない治療法をお話しました。

まずは、骨の状態をさらに把握するために診査を行いました。
以下は、×印を抜歯後に行った診査のためのレントゲン写真です。
スライド04

レントゲン上の細い棒状のものは、インプラントの埋入予定部位に 規格化されたピンを置き、
実際のインプラント埋入部位と実際の長さを計測するための診断方法です。
現在は、CT画像上 でインプラント埋入シュミレーションソフトを使用し解析できますが、10年以上前は、このようなピンを入れた状態で規格レントゲン写真を撮影することも多かったのです。

さてここで問題なのが、
何本のインプラントが必要か?
ということです。
もちろんインプラントの埋入本数が少なければ、治療費も安くすみます。
しかし、それが無理な設計であった場合には、
結果的にインプラントがダメになってしまいます。
適正なインプラントの本数が重要なのです。

もし、この患者様が『歯ぎしり』や『くいしばり』がなければ、
上顎に4本のインプラントを埋入し、ブリッジとすることも可能かもしれません。
以下のようなシュミレーションです。
スライド1

5本ではどうでしょうか?
スライド2

6本ではどうでしょうか?
スライド3

通常、インプラントの必要な本数は、欠損数の半数以上です。
下顎の欠損部位を考え、今回上顎に必要な歯の数は、12歯です。
つまり、6本のインプラントが必要と考えられます。
しかし、こうしたことは決まっていることではありません。
例えば、短いインプラントしか埋入できない場合には、インプラントの本数を増やして強度を増す必要性があります。
逆に長いインプラントが埋入可能であれば、インプラントの本数は少なくも大丈夫です。
そのため、ケースによっては、4本のインプラントも正解ですし、
5本のインプラントも正解です。
もちろん6本のインプラントでも正解です。

ここで先程のインプラントの診査のレントゲンを再度見てみましょう。
スライド1

左右の奥歯の骨の高さは、約8〜10ミリです。
8〜10ミリの骨の高さは、わりと吸収していない方ですが、
それでも十分な骨の高さではありません。
特に上顎左側の奥歯の中央部では、骨の高さが6ミリ程度しか存在しません。

現在の骨の高さ、『歯ぎしり』や『くいしばり』があることを考え、
最終的なインプラントの本数は、先程あった
欠損数の半数以上の数のインプラントに決定しました。
以下のようなシュミレーションです。
スライド4

上顎の左側は4本、右側は3本の合計7本のインプラントを埋入し、12歯分を作成する治療計画です。
また、より長いインプラントを埋入するためにソケットリフト法 を併用してインプラントを埋入しました。
治療後が以下のレントゲンになります。
スライド09

治療後のレントゲン写真に骨吸収の線を入力したのが以下になります。
スライド10

上顎洞内(緑色の線から上方は空洞です)に入り込んだ部分がソケットリフト法 を行った部位です。
『歯ぎしり』や『くいしばり』等が考えられる場合には、できるかぎり長いインプラントを埋入することが非常に重要なのです。

今回の症例のように
骨吸収の状態や『歯ぎしり』や『くいしばり』等を考え 最終的なインプラントの本数は決まるのです。
無理をした治療計画は、結果的に問題を引き起こします。

使用したインプラントは全てストローマンインプラント(ITIインプラント) です。


次回のブログは12/20(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週のインプラント手術報告

先週のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週も多くのインプラント手術がありましたが、その中で 
比較的 簡単であったケースと
非常に大変だったケースを紹介します。
他の症例は また治療が終了しましたらこのブログでアップしたいと思います。

まず、比較的 簡単なケースです。
下顎左側の奥歯が1歯だけ欠損していたケースです。
患者様の年齢はお若い方です。
欠損の奥の歯は、神経がない歯です。
このような場合、インプラント以外の治療方法としては、
義歯(入れ歯)もしくは、ブリッジが選択可能です。
多くの方は、取り外し式の義歯(入れ歯)はご希望されません。
そのため、欠損部の両側の歯を削り、3歯分の連結された被せ物を行う ブリッジを選択されます。
しかし、先にもご説明しましたように 欠損部の奥歯は神経がない歯です。
このブログでもよく解説していますが、神経がない歯の将来性は非常に良くありません。
神経のない歯は脆く、突然折れる(歯根破折) 可能性があります。
患者様はお若い方ですので、今回 もし ブリッジを選択された場合、30年、40年とこのブリッジが長く保つ可能性は低いと考えられます。
もし、欠損の奥歯がダメ(抜歯)になった場合、
下顎左側の奥歯が完全になくなってしまいます。
将来性を考えれば、ブリッジではなく インプラントがベストな選択になります。
治療自体は、骨吸収が起こっていたため、骨幅は約3ミリ程度しか存在しない状態でした。
骨幅を増大させる治療法を行いました。
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
GBR法(骨増大法) を併用してインプラントを埋入しました。
使用したインプラントはストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
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次に今週で非常に大変であった症例です。
上顎に歯が1本もない方です。
これが本当に大変でした。
奥歯には、骨の高さがまったくありませんでした。
具体的には上顎左右の奥歯では、骨の高さは2ミリ以下です。
前歯部においても骨の状態はよくない状態でした。
骨幅がある部位でも3〜4ミリ程度、
骨幅が少ない部位では1ミリ程度しかありませんでした。
インプラント治療を適切に行うために必要な骨幅は約6ミリです。
この理由として、インプラント自体(本体)の太さ(直径)は約4ミリあります。
太さ(直径)4ミリのインプラントを埋めむためには、当然のことながら
それ以上の太さの骨幅がないといけません。
インプラントの太さより、骨の幅が細ければ うまくいかないことは 想像の範囲であると思います。
今回は、先程説明しましたように
骨幅がある部位でも3〜4ミリ程度、
骨幅が少ない部位では1ミリ程度
でしたから 結構大変な治療でした。
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法)
PRP法
を併用し、なんとか6本のインプラントを埋入しました。
しかし、2部位にはとてもインプラントを埋入するだけの骨幅が確保できなかったため、
人工骨を入れてGBR法(骨増大法) のみを行いました。
かなり大変な治療でした。
手術時間も1時間30分かかりました。
麻酔は、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。
このような大変なケースの場合、通常の麻酔では無理です。
使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。
2431_0003000


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、
   1症目は 約2〜3ヶ月後
   2症例目は 約3〜4ヶ月後に型を取ります。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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詳細は以下をご覧になって下さい。
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2010年のオリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の
顧客満足度の高いインプラント歯科医院(神奈川県版) で当医院が総合2位になりました。
  ・オリコン 2010年度版 顧客満足度の高い インプラント歯科医院ランキング神奈川県版

  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。




大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2010年12月6日

インプラント症例:83回目

12/6(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)

始めに 年末年始 休診のお知らせです。
12/30(木)〜1/4(火)
まで 休診とさせていただきます。
緊急の場合、下記メールまでご連絡下さい。
info@sugiyama-d.sakura.ne.jp

『83回目のインプラント症例』になります。

毎回このブログを書く時に
『どのような症例をアップしようかな?』
と悩みます。
毎日、インプラント治療を行っていると
さまざまなケースがあります。
簡単な症例もあれば、
非常に難しい症例もあります。
もちろん その中間程度の症例もあります。
また、患者様のご希望により、理想的な治療方針を変更しなければならない症例もあります。
費用の問題であったり、
患者様の考え方であったり、
通院回数 等であったりです。
具体的には、
本来 きちんとした噛み合わせを確保したり、残っている歯の将来性を考えれば、
歯科医師の立場として
『欠損全てをインプラント治療で行いたい!』
という考えがあります。
しかし、現実的な問題として、
全ての治療を理想的に行うには、費用の問題があります。
ある程度のところで治療を妥協することが必要な症例もあります。

また、あまりにも将来性のない歯を無理に残して治療を行うことは、
結果的に後に問題を残すことになります。
理想的には、将来性のない歯を無理して残すよりは、
抜歯して治療を行った方が良いことが多いのですが、
治療を受ける患者様からすれば、
『将来的なことよりも 現時点では抜歯したくない!』
『現在困っているところのみ 治療をしたい!』
というお考えを持っている患者様もいらっしゃいます。
また、歯科医師の立場からすれば
歯周病、噛み合わせ、残っている歯の虫歯…等を考えて
全てきちんと治療をしたいと考えています。
しかし、現状として
『仕事が忙しく、通院するのが難しい!』
という患者様がいらっしゃるのも事実です。
インプラント治療を行うためには、最低限 歯周病の治療は確実に終了させなければいけません。
そのため、歯周病の治療を行わないでの インプラント治療は考えられません。
『歯周病の問題があるのに インプラント治療だけを行いたい!』
という方には インプラント治療はできません。
しかし、全ての治療(口腔内全ての問題)を完了させないと
インプラント治療ができない
ということになると
どれだけの方が その理想に当てはまることになるでしょうか?
現実的には、全て理想的ということが達成できないことも事実なのです。

本日の症例も、全て(100%)治療を行ったというよりは
最低限ここまで治療は行わないと
という範囲まで 治療を行ったケースです。
臨床ではよくある症例です。

それでは早速みてみましょう!

以下が初診時のレントゲン写真です。
スライド01

上下顎左側の奥歯が欠損しています。
スライド04

被せ物がすぐ取れてしまうことが繰り返されていました。
スライド02

また、噛み合わせが低く、
『噛むと 下の歯が 上の歯肉にぶつかって痛い!』
ということがありました。
歯が欠損しているということは、さまざまな問題が起こります。
まず、単純に噛む場所が少なくなるため、残っている歯に負担が加わりやすいのです。
また、残っている歯が神経がない歯であれば、さらに問題が大きくなります。
このブログでも良く紹介する
『神経がない歯が折れる!!(歯根破折 )』
ということです。
神経がない歯が折れた症例を紹介する時に以下のような説明をよくします。

神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

多くの歯が欠損している場合、先程説明しましたように 残っている歯への負担が加わります。
その残っている歯が神経がない場合、歯根破折 を起こします。
歯根破折 した場合には、多くのケースで抜歯となってしまいます。

今回の患者様もどうようのことが起こる可能性が高いのです。
さまざまな問題があるのです。
まず、左側の上下顎奥歯が欠損している!
スライド04

噛み合わせが低い!
スライド05

噛む場所が少ないので、
下顎の前歯が 上顎の前歯を突き上げている!
スライド06

そして、上顎前歯部を含めて 神経のない歯が多い!
こうしたことを考えると この患者様の将来性というのは見えてきます。
このままであると 上顎前歯部はダメ(歯根破折 )になってきます。
スライド07

左側の奥歯をきちんと噛み合うような治療が必要であるということです。
そのためには、
1.義歯を使用する!
2.インプラント治療を行う!
という2つの方法が考えられます。
患者様は、インプラント治療をご希望されました。
スライド09

現在 左側の奥歯は、
上顎で4歯が欠損、
下顎では2歯欠損しています。
スライド04

しかし、インプラント治療は一番奥までは行わない治療計画になりました。
この理由は費用的な問題もあるからです。
スライド10

ただし、一番奥まではインプラントを埋め込まなくても、
左側の上下顎にインプラント治療を行うことにより 噛み合わせを確保することが可能になります。
つまり、残っている歯の負担が少なくなるのです。
これは、患者様の将来性を非常に高める大きなポイントになります。

問題は、上下顎左側の欠損だけではありません。
虫歯も多くあります。
スライド08

インプラントの治療計画は先程説明しましたように
上顎の左側に2本、下顎左側に1本のインプラントを埋入する計画で決定しました。
スライド09

次に考えなければいけないのが、噛み合わせの問題です。
噛み合わせの治療方法として、
下顎右側のブリッジを撤去し、高さを高くしたブリッジを再製します。
これに合わせて、下顎の虫歯部分を治療した歯も被せ物を装着して 高さをアップします。
スライド11

スライド12

最低限ここまでは行わないと治療はうまくいきません。
患者様は、ここまでの治療をご理解していただき、同意していただけました。
これで治療が開始されます。
100%の治療ということであれば、
左側の一番奥までインプラントを埋入したり、
上顎も治療したいところです。
ただし、そうしたことには、
治療費がかかったり、
治療期間が長くなったり
等の問題もあります。
今回の治療がまず第一段階(最低限)の治療計画となるのです。
以下は、インプラント治療が完了した後のレントゲンです。
スライド13

インプラント以外のブリッジの再製 や 被せ物の治療 等は全て保険が適応されます。
スライド14


使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。


次回のブログは12/13(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週のインプラント手術報告

先週のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは先週報告できなかった症例も含めて 何症例がアップします。

始めの症例は、上顎前歯部にアンキロス インプラント を埋入した症例です。
このケースは静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。
2187_0005000


次の症例です。
下顎の右側の奥歯に1本のストローマンインプラント(ITIインプラント) を埋入しました。
これは比較的簡単なケースでした。
2255_0006000


次の症例です。
上顎左側の奥歯にストローマンインプラント(ITIインプラント) を3本埋入しました。
このケースは本当に大変な治療でした。
骨の高さがほとんどないので、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) PRP法 でインプラント治療を行いました。
2260_0003000

こうした難症例の場合には、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で治療を行います。
治療時間は、2時間程度かかりました。

次の症例です。
下顎左側の奥歯です。
これは骨幅も十分にあったため、簡単なケースでした。
治療時間は、10分程度で終了です。
使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
2597_0003000


次の症例です。
上顎左側です。
このケースも大変難しい症例でした。
544_0012000

奥歯はストローマンインプラント(ITIインプラント)
前歯部は、アンキロス インプラント を使用しました。

まだまだ さまざまな手術がありましたが、
今後のブログでアップしたいと思います。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。
被せ物は、
白い歯で 1歯84.000円(消費税込)、
金属製で 1歯58.800円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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詳細は以下をご覧になって下さい。
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神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2010年12月2日

インプラント症例:82回目

12/ 2(木曜日)です。

始めに 年末年始 休診のお知らせです。
12/30(木)〜1/4(火)
まで 休診とさせていただきます。


この前の月曜日(11/29)は、学会発表の仕事があったので、ブログを休ませていただきました。
本日はその変わりです。
『82回目のインプラント症例』になります。

このブログを毎回読まれている方は、すでに さまざまな症例をご覧になったことと思います。
もうすでに80症例以上ご紹介しているわけですから…
簡単な症例もありましたが、
多くは 骨吸収等が起こっていたりして 難しい症例が多かったです。

本日ご紹介する症例も非常に悩みどこが多いケースです。
当医院に来院される方の多くは、歯周病が進行している患者様です。
歯周病とインプラントというのは、非常に難しい組み合わせです。
単に歯周病といっても 歯周病治療により十分完治するケースもあれば、
抜歯しか方法がないケースも存在します。
もちろん難症例ではあるが、徹底した歯周病治療によりなんとか
歯周病の進行を停止させることが可能なケースもあります。

本日ご紹介する症例は、口腔内全体的に歯周病が進行している
重度歯周病の方です。
歯周病の検査を行うと
完全に抜歯しか方法がない歯もあります。
治療により十分完治できる歯もあります。
治療により歯周病の進行を停止させることは可能であるが、完全に治すことは難しく
歯周病治療を行ったとしても 将来的には問題が起こる確立が高い歯も存在していました。

重度歯周病の患者様の口腔内とは このようなさまざまな進行状態が混在しているのが現実的なところです。

こうしたさまざまな歯周病の進行程度が混在している症例の場合、
どの歯を抜歯するのか?
どの歯を治療するのか?
を選択することが難しいのです。

例えば、重度歯周病の歯を無理矢理残した結果、骨吸収がさらに進行してしまうこともあります。
骨吸収が進行した状態で抜歯すると その後にインプラント治療を行うことが難しくなったり、
インプラント治療が不可能になることもあります。
また、保存が難しい歯の隣に 欠損があった場合、
保存が難しい歯を残して 欠損部にインプラントを行うのか?
保存が難しい歯を抜歯して インプラントを埋入した方が良いのか?
ということを選択することが難しいことがあります。

保存が難しい歯を無理に残して、その隣にインプラントを埋入した場合、
無理に残した歯が歯周病になった場合、インプラントにも歯周病細菌が感染することがあります。
インプラントが歯周病のようになった状態を
インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) と言います。
インプラント周囲炎 になるとせっかく行ったインプラントもダメ(摘出)になることもあります。
また、インプラント周囲の歯がダメ(抜歯)になった場合、新しくできた欠損部に またインプラントを追加することが必要になります。
このように本来ダメ(抜歯が必要)な歯を無理に残した結果、
歯がダメになるたびに 欠損部にインプラントを追加することが必要になり、
トータルとして、インプラントの治療本数が多くなることがあります。
将来性を考えれば、無理して歯を残すよりは、抜歯してインプラント治療計画を考えた方が良い場合があります。

その例えをお話します。
右下の奥歯が2歯分欠損していたとします。
2歯欠損ですから 2本のインプラントを埋入することが必要です。
当然ですよね。
しかし、欠損部周囲の歯を検査した結果、
2歯欠損の前後の歯の状態が非常に悪かったとします。
具体的には歯周病が進行しており、抜歯と診断されるような状態でした。
このような場合、どのようにしたら良いでしょうか?
もし、患者様が抜歯を希望しない場合には
2歯欠損に2本のインプラントを埋入することになります。
しかし、暫くして 埋め込んだインプラントの両側(前後)の歯が歯周病で
ダメ(抜歯)になったとします。
そうすると このダメ(抜歯)になった歯に 追加のインプラントが必要になります。
結果的に、4本のインプラントを行うことになりました。
まだ、この状態であれば良いのですが、
もし、歯周病の天然歯の細菌がインプラントに感染した場合には 最悪です。
インプラントもダメ(摘出)になってしまいます。
本来であれば、2歯欠損の前後の天然歯も抜歯した方が良かったのです。
2歯を抜歯して 4歯欠損としてインプラント治療を考える ということです。
4歯欠損の場合、骨の状態に問題がなければ、2本のインプラントで十分問題ありません。
つまり、4歯欠損に対して 2本のインプラントを埋入し 4歯分の被せ物を作製する
インプラント ブリッジとする方法です。
こうすれば、最終的な治療費の削減が可能になるのです。

これが、将来性を考えた治療法と言えます。

前置きが長くなってしまいましたが、
将来性を考え、どのような治療計画を立てるのかを考えなければいけません。
これが重要なのです。

先にも説明しましたように
本日ご紹介する症例は、口腔内全体的に歯周病が進行している
重度歯周病の方です。
歯周病の検査を行うと
完全に抜歯しか方法がない歯もあります。
治療により十分完治できる歯もあります。
治療により歯周病の進行を停止させることは可能であるが、完全に治すことは難しく
歯周病治療を行ったとしても 将来的には問題が起こる確立が高い歯も存在していました。

本来であれば、将来性の少ない歯は全て抜歯して治療計画を立てることが最も良い方法です。
しかし、多くの歯を抜歯することは 多くのインプラントが必要になります。
そのため、最小限の範囲で治療を完了させて 将来につなげる治療法を選択しました。

以下は初診時のレントゲンになります。
スライド01

下顎の奥歯が欠損しています。
また、初診時には 上顎の左右の歯肉が大きく腫れ、
下顎右側の奥歯はグラグラしており、出血 腫れも大きく認められました。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
何度かこのブログをご覧になっていられる方は、この青線赤線が分かってきたのではないでしょうか?
スライド02

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド03

前歯部を除いては、上下顎左右とにも骨吸収が大きく認められます。
下顎右側の奥歯はグラグラです。
非常に厳しい状態です。
それでは、なぜこのように骨吸収が起こってしまったのでしょうか?
1つ目の原因は、歯周病 です。
2つ目の原因は、噛み合わせです。
下顎左側の奥歯が欠損していますが、
欠損のままにしておいたために
右側の奥歯に負担が加わり、
下顎右側の奥歯がグラグラになってしまったのです。
骨吸収の著しい以下の歯(×印)は、抜歯と診断しました。
スライド04

しかし、問題のある歯は この3歯だけではありません。
以下の△印の歯も非常に厳しい状態でした。
スライド05

将来性を考えれば、上記の×印 と △印の歯を抜歯した方が良いのですが、患者様は抜歯をご希望されませんでした。
スライド07

また、△印の歯まで抜歯したしまうと他の問題も生じてしまうことがありました。
具体的には、上顎の×印 と △印の歯を抜歯した後は、
固定式のブリッジを行うことは困難な状態であり、
義歯(入れ歯)もしくは インプラント治療しか方法がない状態でした。
スライド06

もし、インプラント治療を選択した場合には、以下のようになります。
スライド08

この治療法は本当に良い選択なのでしょうか?
費用的な問題がなければ、この治療法は決して悪い選択ではありません。
しかし、下顎左側臼歯部の欠損部をそのままにしておくことは 噛み合わせの点からいっても
良い治療方法とは言えません。
下顎左側の奥歯に関しては 
患者様は、義歯(入れ歯)よりは 固定式のインプラントをご希望されていましたので
まず 下顎左側の奥歯にインプラント治療を行うこと最優先としました。
スライド10

下顎左側の奥歯にインプラント治療を行うことは、
噛み合わせの安定から考えても非常に有効な選択です。
また、治療費の問題もあったため、
上顎の△印の歯は抜歯せずに
×印の歯のみを抜歯することにしました。
スライド04

そして、上顎は徹底した歯周病治療を行い、再度ブリッジを行うことになりました。
これにより、左右の奥歯できちんと噛むことができる状態になることと
上顎は義歯を避けて 固定式のブリッジになりました。
確かに上顎に関しては、このブリッジがどこまで保つかが問題ですが、
現時点では、治療費、患者様のご希望 といったことを考えるとベストが方法と言えます。
下顎左側の奥歯にインプラント治療を行うことに決まりましたが、
問題が大きくありました。
骨吸収が大きかったのです。
スライド11

こうした場合、骨吸収した部位に骨の増大治療を行い、
インプラントを埋入することが基本です。
しかし、骨吸収があまりにも大きいことから 骨増大法はかなり大変なことになりそうです。
患者様の負担も考えて 最終的な治療計画は 以下のようになりました。
スライド12

治療計画が決まったため、まず抜歯と歯周病治療から開始になりました。
以下は、先程の×印の歯を抜歯し、
歯周病治療を開始したところです。
スライド13

こうした場合、上顎はどのように治療を進めていくのでしょうか?
抜歯後にはどのような状態になるのでしょうか?
仮歯は?
上顎は、抜歯と同時に固定式の仮歯を作製しました。
スライド14

上記の黄印の歯を固定源として、ブリッジの仮歯を作製するのです。
これにより、抜歯当日から治療が完了するまで
審美的にも、機能的にも まったく問題がない状態でいられます。
この状態で歯周病治療も進みます。
インプラント治療は必ず、歯周病治療を行わないとできません。
その理由は、歯周病細菌がインプラントに感染してしまうからです。
歯周病治療後にインプラントを埋入するのです。
スライド15

以下は、全ての治療が完了した後です。
スライド16

ただし、上顎には少し不安が残ります。
徹底した歯周病治療を行ったとはいえ、骨吸収の大きい歯をブリッジの土台としてあります。
このような場合、上顎のブリッジは保険で対応した方が良いでしょう。
無理して上顎のブリッジを保険以外の治療(自費診療)で行ったとしても
将来的にダメになった場合には、費用 対 効果 に疑問が残ります。
現時点で費用的な問題があるのであれば、無理して自費のブリッジを行うことはありません。
保険診療の範囲でブリッジを行い、
その分将来的にかかる治療費に備えた方が良いでしょう。
もちろん費用的に問題がない方は、
上顎もセラミックを使用した自費のブリッジにした方がより審美的にも良いですが…
この点は、患者様の価値観にもよります。
ただし、治療を行う私達の立場からすれば、あまり予知性のない歯に費用をかけるのは
もったいないと思います。

ちなみに 歯周病治療 もブリッジ もほとんどの場合 保険が適応されます。

今回ご紹介した症例は、これが完璧な治療方法とは言えませんが、
費用 対 効果、
患者様のご希望
といったことを考えれば、現時点ではベストな治療方法であったと考えられます。

現実的にはこのようなケースは多くあるのです。


次回のブログは12/6(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。



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2010年11月22日

インプラント症例:81回目

11/22(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『 81回目のインプラント症例』になります。

本日のテーマは、「難症例を簡単に治療する!」です。

本日ご紹介する症例は、上顎の奥歯です。
上顎の奥歯と聞いて上顎洞 を思い出すことができた方は、だいぶこのブログを読まれている方ですね。
上顎洞 は、上顎の奥歯にインプラント治療を行うための大きなポイントになります。
本日は、この上顎洞 に焦点をしぼって解説します。

以下が初診時です。
患者様は、上顎右側の奥歯が欠存しており、噛めないとのことで来院されました。
スライド01

上顎右側が3歯分欠損していました。
スライド02

ここでいつものように骨吸収の状態を線で書いてみましょう!
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
なんどかこのブログを見られている方は、この線がだいぶ分かってきたのではないでしょうか?
始めて見られる方は、是非この線を覚えておいて下さい。
赤線まで骨が吸収したということです。
さらに分かりやすくするために 骨吸収した部位を赤い領域で塗りつぶして 見てみましょ!
スライド04

次に上顎洞を線で書いてみましょう!
スライド05

この緑線の内側は骨ではありません。
ただの空洞です。
そのため、現状では この空洞(上顎洞)の中にはインプラントを埋め込むことはできません。
上顎の奥歯の上方には、この上顎洞という空洞が存在するため
インプラント治療を難しくしているのです。
上顎洞も先程と同様に緑色で塗りつぶしてみましょう!
スライド06

先に説明したように この緑色の内部は空洞です。
この上顎洞の状態をご理解していただくために
反対側の左側の上顎洞を見てみましょう!
スライド07

左右の上顎洞の位置を比べると右側の方が下方に下がっているのです。
スライド11

スライド10

右側の上顎洞と左側の上顎洞では、その位置が違うのが分かるかと思います。
歯が欠存したために右側の上顎洞が下がってきたのです。
このように比較すると分かりやすいかと思います。

それではなぜこのようなことが起こるのでしょうか?

この上顎洞は、歯がなくなると下方に下がってきます。
実は、もともとこの上顎洞は、もっともっと上の方にあったのです。
上顎洞は、硬い骨のようなものではなく、布のようなものと思って下さい。
例えれば、ハンモックが垂れ下がっているようなものです。
そして、歯がそのハンモックを支えているのです。
歯が支柱になっているのです。
歯が抜けるということは、ハンモックの支えがなくなるのと同じです。
支えがなくなった布(上顎洞)は、重力にしたがって下がっていくのです。
上顎右側の3歯欠損のうち 手前の欠損はある程度骨の高さがありますが、
奥の2欠損については、骨の高さがほとんどありません。
スライド08

具体的な骨の高さは、以下になります。
3歯欠損のうち 前歯に近い部分は10ミリ以上の骨の高さが存在します。
しかし、奥の2歯欠損の骨の高さは4ミリ以下です。
スライド09

上顎の奥歯において、予知性のあるインプラント治療を行うためには、
長さ10ミリ以上のインプラントを埋め込むことが重要です。
そのため、現状では予知性のあるインプラント治療は難しいということになります。
それでは、この患者様の治療方法はどのように行ったら良いのでしょうか?
現在の状態のままでインプラントを行うと以下のようになります。
スライド12

上顎洞が下方に下がってしまったために短いインプラントしが埋入ができなくなります。
インプラントが安定するためには、可能なかぎり長いインプラントを埋め込むことが最も大切です。
そのための確実な方法は、上顎洞の中に骨の移植を行うことです。
この治療方法をサイナスリフト法(上顎底挙上術) と言います。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) は、骨の増大を確実に行える治療方法です。
しかし、結構大変な治療にはなります。
移植する骨をどこかから採取することが必要になります。
一般的には、顎の尖端(顎先)や 下顎枝(下顎の奥歯のさらに後ろ側)から取ってきます。
取ってきた骨を粉砕して 人工の骨 と ミックスさせて上顎洞内部に入れるのです。
下顎から採取した骨 と 人工骨 のミックスしたものが骨になるまで 6ヶ月から1年程度待ちます。
そして、骨の増大が確認できたらインプラントを埋入することができるのです。
私自身もこのような治療法も行うことがありますが、できるかぎり避けたい治療です。
その理由として 治療を受ける患者様にとっては負担が大きいからです。
できるかぎり簡単で、
できるかぎり負担の少ない治療、
ということを行いたいと 考えています。
それは もし私自体がこのような治療を受ける立場であったとすれば
できるかぎり大変な治療は避けたいと思うからです。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) を行えば、骨の増大は確実に行えますが、
それに対する治療後の腫れが大きくなったり、
骨移植による治療費の負担があったり、
治療期間が長くなります。
患者様ご自身もそうした治療方法はご希望されませんでした。
そこで最終的な治療方法は以下のようになりました。
スライド13

上顎洞を避けてインプラントを斜めに埋入することにしました。
これをインプラントの傾斜埋入 と言います。
これにより、骨移植を避けることができました。
また、長いインプラントを埋入することも可能になりました。
長いインプラントを埋入することで インプラントの本数も最小限の2本で行うことが可能になりました。
以下がインプラントを埋入した直後です。
スライド14

このレントゲンに上顎洞の線を記入したのが、以下のレントゲンです。
上顎洞を避けてインプラントが埋入されているのが分かるかと思います。
スライド15

以下のレントゲンは治療終了時です。
スライド16

本日の症例を見ていただくと 歯を失うと上顎洞が下がってくることがお分かりになったと思います。
また、骨吸収と上顎洞が下がっているために、インプラントが埋入できないケースでも
工夫(インプラントの傾斜埋入 )をすることで大変な治療を避けることも可能になりますし、治療費の削減にもなりました。

難症例を簡単に治療する!
これも大切なことなのです。

次回のブログは11/29(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週のインプラント手術報告

先週のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週も難しいケースが多かったですね。
今週行った手術の中でも難しかったケースをご紹介します。
まず、1症例目です。
上顎左側の奥歯と下顎右側の奥歯に2本づつの合計4本のインプラントを埋入しました。
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下顎はさほど難しいケースではありませんでしたが、
上顎では、骨吸収があり骨の高さが非常に少ない状態でしたので、ソケットリフト法 を行い、インプラントを埋入しました。
使用したインプラントは、
アンキロス インプラント
ストローマンインプラント(ITIインプラント)
でした。

次の症例は、上顎の右側でした。
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骨幅の吸収が非常に起こっており、難しいケースでした。
そのため、インプラントを埋入すると同時に骨幅を増大させるGBR法(骨増大法) を行ったり、
OAM(大口式)インプラントシステム を併用してインプラントを埋入しました。
使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。

上記の2ケースとも麻酔は静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。
1回この麻酔で治療を行うと ほとんどの方が次の治療の際にも静脈内鎮静法 をご希望されます。
それだけ治療が楽だったということです。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 上顎では約3〜4ヶ月後、
       下顎では約2〜3ヶ月後
  に型を取ります。

治療費
インプラントモニターですので、1本168.000円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

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現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
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何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

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そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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