最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: インプラントの記事一覧
2007年6月16日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:1

『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:1


昨日は『歯科治療を中断する原因』の中で
『歯ぎしり』や『くいしばり』は問題になることを書きました。

この『歯ぎしり』や『くいしばり』は歯科治療を行うにあたり本当に大変なことなんです。

特にインプラント治療においては治療後に一番重要なことと言ってもいいでしょう。

昨日もお話しましたが、『ブラッシング』は、治療後 いかに良い状態を維持するために大切なことです。

このブラッシングですが、インプラント治療を受けた患者様に限っては
ほとんどの方が ブラッシングをしない ということはありません。

もちろん個人差はあり、ものすごく丁寧に 毎食 時間をかけて行っている方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいます。
しかし、1日1回しかブラッシングをしていないような方は あまりいません。

これは前回のシリーズでも書きましたが、インプラント治療を受けた患者様の多くはメインテナンスに来院される比率が高いことからも言えます。

そのため、インプラント治療後に毎回きちんと メインテナンスに来院されている患者様に関しては、汚れの付着によって 問題が起ることは さほどありません。

そのため、さほど心配はしていません。
一番心配なのは、
『歯ぎしり』と『くいしばり』です。

インプラント治療後に これほど心配が多いことはありません。

私が今まで経験した中で、インプラントがダメになった原因で最も多いのがこの『歯ぎしり』と『くいしばり』によるものです。

『歯ぎしり』と『くいしばり』による『力』はものすごいものです。

この話はインプラント治療を受けられる患者さんにとっては非常に大切なことです。

私は『歯ぎしり』と『くいしばり』をしていない!
と思われるかもしれませんが、
その頻度や強さに違いはありますが、
ほとんどの方がしています。

『歯ぎしり』と『くいしばり』によって歯はどんどんと削れていくのです。
硬い歯でも、被せ物の金属でも必ず すり減ります。
毎日のことですから、感じないとは思いますが、
歯を良く見ると、削れて後あります。
『歯ぎしり』と『くいしばり』が強い方ですと、歯の1/3程度まで削れている場合があります。

そんなに削れるのか?
と思われるかもしれません。
しかし、実際には結構 歯は削れるのです。

以下は昨日書きました内容になります。

歯は毎日使用していますので、どんな方でも必ずすり減ります。
例えば、靴でも、長く使用しているとすり減ります。
右のみすり減ったり、左のみ、かかとが良くすり減ったりと人さまざまです。

靴のすり減り方が大きい場合、そのまま使用していると足が疲労したり、体のゆがみを起こしたりすることもあります。

口腔内も同じです。
すり減り方が大きかったり、一定の部分のみすり減ったり、
『歯ぎしり』や『くいしばり』による歯へのストレスが大きい場合には
問題を生じます。

靴であれば、見れば、どこがすり減ったりしているか分かります。
しかし、口腔内のすり減り方を見極めることはまず無理でしょう。

そたため、定期的に噛み合せのチェックは必要になります。


今日は短いですが、ここまでにします。

なぜかと言いますと、土曜日だからです。

土曜日は非常に混んでいるため、事前の準備に時間がかかるからです。

続きはまた明日…

明日は『歯ぎしり』や『くいしばり』がインプラントに及ぼすメカニズムについてです。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。

2007年5月30日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:『歯根破折』その1

今日から新しいテーマになります。

タイトルは『歯根破折』です。

通常の噛む力ででも歯が突然折れたり、割れたりすることがあります。

特に多いのは上顎の前歯部です。

よくあるケースでは
上顎の前歯の被せ物が取れてしまったため、歯科医院に行ったところ
『歯(歯の根)が割れているので、抜歯しかない』
と言われ、抜歯後にインプラント治療を希望され当医院に来院されるケースが多くあります。

患者様にとっては『なぜ歯が割れたのか?』
と疑問をもっている患者様も多くいらしゃいます。

この原因の多くは神経がない歯で起こります。
神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。

こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、
蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

ここで問題なのは折れた歯(歯の根)は痛みが生じないことです。
そのため患者様の中には見た目や噛むことに問題がない場合には
そのまま放置されることがあります。

これはいけません。

問題は歯が折れてしまったことだけではありません。
その後に起ることです。
折れてしまった歯が何とかならないものだろうかと考え、
抜歯をためらい、時間が経過してしまうことです。

破折したままの状態でいると破折した部分から感染が起こり、
周囲骨の吸収が起こります。
骨の吸収が大きく起こるとその後にインプラントを埋入する場合に非常に不利な状態になります。
もし、歯根破折と診断された場合には早期に対処(抜歯となることが多い)する必要性があります。
骨の吸収がほとんどない場合には抜歯と同時にインプラントが埋入(『抜歯即時インプラント』を参照)できますし、
骨の吸収が軽度から中程度であれば抜歯と同時にインプラントを埋入し、さらにGBR法(『骨再生法(GBR法)』を参照)を行うことになります。 しかし、長期間破折を放置しておくと吸収は大きくなり、
インプラントを行うのに条件が悪くなります。

また場合によっては折れている場所が良かったり、折れてからあまり時間が経過していない場合には抜歯しないで治療が可能な場合もあります。

歯(歯の根)が折れた場合には早期の対応必要であるということです。


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2007年5月16日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:アタッチメント義歯

fdc1f6ab.JPGこの前のブログでも書きましたように今週の金曜日、土曜日は日本歯周病学会のため休診です。
そのため明日の木曜日は診療致します。
普段木曜日は休診日ですので、明日の予約は若干すいています。
ここのところずーっと忙しかったので、スタッフも診療以外の仕事が少しできるかもしれません。
結構雑用はあるのです。

さて今日は歯が全てない患者様のインプラント治療についてお話します。
もともと歯は片顎で14歯あります。
上下顎で28歯ということです。

歯が全てない場合6〜8本のインプラントを埋入し、ブリッジとするのが通常の治療です。

ブリッジにすることにより、歯がもともとあった状態にまで回復できます。
ももちろん固定式ですので違和感はありません。
しかし、このような治療の場合、
治療費が高額になってしまうのが最も欠点になります。

またインプラントを6〜8本も埋入するための骨の高さや幅がない場合には
骨の移植手術等(GBR法やサイナスリフト法等)を行う可能性もあり、
患者様には大変なことです。

今日は歯がまったくない、もしくはほとんどない場合で、インプラントブリッジ以外の治療方法についてお話します。

インプラントの埋入本数をおさえ、治療費をおさえる方法です。
義歯にはなりますが、快適な義歯になります。

まず、歯が全てない場合、
2〜4本のインプラントを埋込みます。
そしてインプラントと義歯をつなぐアタッチメントという金具を装着します。

これにより義歯とインプラントは強固に固定されますので、
義歯が落ちたり、動いたり、ずれたり
ということはありません。
また固定が強いため義歯を非常に小さくできるという利点があります。
上顎では義歯の口蓋の部分を取除くことができる場合もあります。
通常の義歯とははるかに小さくできますので、
違和感はかなりなくなるかと思います。

このようにインプラントはさまざまな応用方法があります。

『現在義歯を使用している』
もしくは
『欠損があり、噛むのに不自由がある』
という方で
『インプラントを行うには治療費の問題が…』
という方は歯科医院でご相談されてみて下さい。
インプラントは欠損歯数だけ行う必要性はありません。

さまざまな利用ができます。

インプラントは保険がきかないという欠点もありますが、
その利用方法によっては最小の治療でも非常に効果のある治療が可能になります。

例えば、
『義歯の金具が見えて気になる』
『義歯の大きさがもう少し小さくなれば…』
『義歯が動いて食事がしづらい』
『義歯が外れる』
等さまざまな問題を解決することができます。

悩むよりまず歯科医院でご相談されてみて下さい。

現在は多くの歯科医院のHPで診療相談があります。
こうした診療相談を利用するのも一つの方法です。

相談に行きたいが、時間がない。
直接聞く前にある程度、治療方法や治療期間、治療費について聞いてみたい。
という方はこうしたメール相談を利用してみて下さい。

便利な方法があるのですから…。
もちろん虫歯や歯周病についても相談できます。

歯科医院により、
インプラントを専門としているところ
歯周病を専門にしているところ
予防に力をいれているところ
義歯が得意なとこと

特色もあります。

また同じメール相談をいくつかの歯科医院に送ってもいいでしょう。

私のところにもそうしたメール相談は毎日あります。
その場合、一番答えにくいのが現在の状態が良くわからないことです。

単に歯がない とか
(何本、そしてどこがないかわからないと答えにくいのです)

できるかぎり現在の状態を詳しく書いていただけるとより正確な回答ができます。

もし歯科医院のメール相談を利用される場合にはできるかぎり細かく書いた方が良いでしょう。

それではまた明日。

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2007年5月15日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:メインテナンス

今日は歯周病や虫歯、インプラント治療後のメインテナンスについてお話したいと思います。

メインテナンスは大切です。
歯周病を例にとりますと
一度 歯周病になったということはなにか問題があったということになります。
その原因と解決すべく、治療を行いますが、
一番の原因であるプラークコントロール(歯ブラシの状態)が悪くなってくると
歯周病は再発します。

ほとんどの患者様は歯周病治療開始時や治療終了直後はプラークコントロールは非常に良いものです。

しかし、時間の経過とともに少しずつ悪くなっていくものです。

歯ブラシ(プラークコントロール)が問題ない状態でずーっといられる方は3〜4割程度です。

そのためプラークコントロールが悪い方は歯周病が悪化していきます。
またいくら歯ブラシをがんばっても、100%のブラッシングを行うことは困難なことです。

またメインテナンスにいらしていただくことにより
『またがんばって歯ブラシをしなければ…』とか
『ここの部分が磨けていなかった…』等
モチベーションにもつながります。

人間ずーっと完璧でいるのは難しいものです。

時々定期検査を受けることにより、維持できることもあります。

またこうした定期検査はご自身で『何ヶ月に1回行こう!』と
思っていてもなかなかうまくいきません。

そのため当医院では何ヶ月先のメインテナンスの日程をあらかじめ予約していただいております。

確実でなくともかまいません。

『この曜日のこの時間帯ならばだいたい問題ない』というような日程を予約していただきます。

そうすると予約していただいた日時の1週間前に病院からメインテナンスのお知らせハガキを送らせていただいております。

もし、ハガキが来た段階で来院が無理そうであればキャンセルしていただいてかまいません。

でも、こうした日程をあらかじめ決めていくことは定期検査に行くきっかけになりますので非常に有効です。

せっかく行ったインプラントや歯周病治療が悪くならないためにもできるかぎりがんばっていらしていただきたいと思っています。



メインテナンスは以下のように進めていきます。

1.歯周病検査
 ○歯周ポケットの検査(歯周病の進行参照)
 ○歯周病菌の検査
 (再発部位が多い場合初診と同様に行うことがあります)
 ○レントゲン撮影
 (毎回ではありませんが、23年に1回は行った方が良いでしょう)
 ○口腔内写真
 (初診時に撮影をした状態と比較をし、歯肉の状態や噛み合わせ、被せ物 
 の状態等を比較することにより問題点を見ます:必ず行うものではあり
 ません。)
 ○噛み合わせの検査
 (噛み合わせも問題が起こっていないかを確認します。もともと噛み合わ
 せに問題があった方はとくに重要です)
 
 上記のような診査を行うことにより問題点を発見します。

2.口腔内清掃の指導
 これは非常に大切なことです。
 歯周病治療開始直後は非常に良く歯ブラシを行っているものですが、時間の
 経過とともにおろそかになっていくものです。
 またご自身では磨けているように思えても磨き残しがある場合もあり、その
 ままにしていると必ず悪化します。
 問題点を指導し、再度歯ブラシに対する意識の向上をはかることを目的とし
 ています。メインテナンスにおいて非常に重要な部分です。

3.プロフェッショナル・トゥース・クリーニング
 病院で行う、専門的な歯の清掃のことです。
 始めに歯石の除去を行います。次に歯石の除去後は歯の表面はざらざらにな
 っているため歯の面をつるつるに磨きます。
 この過程が非常に大切です。歯の表面をつるつるに磨くことにより汚れをつ
 きにくくします。
 またポケットが再発している部分には再度歯肉の下の炎症物質の除去を行い、
 再発傾向が高い部位にはポケット内部に薬を入れます。

4.予防措置
 虫歯のリスクが高い方は虫歯予防薬であるフッ素を塗り込み予防処置を行い
 ます。虫歯のリスク検査を行い、リスクが高かった方は再度虫歯のリスク検
 査を行う場合もあります。

5.処置時間
 歯の数や口腔内の状態にもよりますが、30分60分程度です。

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2007年5月13日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:静脈内鎮静法

今日も昨日に続きかなり忙しい日です。
4人のドクターがフル回転です。

手術も3件あります。
1件は 静脈内鎮静法による麻酔でのインプラント手術です。

今日はこの静脈内鎮静法についての話です。

この 静脈内鎮静法による麻酔は麻酔の専門医が担当してくれるので、治療がだいぶ楽になりました。
麻酔科医が手術中の麻酔や術前、術後、全身の管理等を全て行ってくれるので、私を含めインプラント担当医は手術に専念できます。

何年か前はさまざまな管理を手術担当医が行っていたため、負担がありました。

現在の麻酔科医は日常、医科の大学病院で全身麻酔等の大きな手術を担当しているため経験豊富ですし、安心しておまかせしています。

また麻酔科医だけでなく、歯周病の治療にしても任せられる先生ができましたので、私(院長)の負担も軽減します。

噛み合わせもそうです。
大学病院で噛み合わせを中心に診療、研究している先生が担当しているため、噛み合わせの難しい症例は一緒に治療を行うことができるためだいぶ楽になりました。

私(院長)自身は歯周病専門医(日本歯周病学会)とインプラント専門医(国際インプラント学会)ですが、全てを1人で行うことは大変なことです。
それぞれの専門医が力を合わせることにより、1人一人の負担は軽減され、
さらに精度の高い治療が可能になります。

さて話は静脈内鎮静法の麻酔に戻りますが、インプラント治療等の手術には大変楽ですね。

一番良いのは患者様自身が一番負担がないということです。

なにせ、眠った状態で治療が進むのですから…
治療が終わったら、目がさめるという状態です。
治療中の苦痛もありません。

インプラント治療等歯科治療に不安のある方は是非おすすめの麻酔です。

静脈内鎮静法による麻酔自体は特別な器械が必要ではないので、どこの歯科医院でも行うことは可能です。

そのため最近ではこうした麻酔を行い、治療をする歯科医院もだいぶ増えてきています。

歯科治療は長時間口を開けていたりしますので苦痛ですよね。
患者様に優しい治療は重要なことです。

静脈内鎮静法による麻酔をご希望の場合には行えるかどうかをあらかじめ通院される歯科医院に聞いてみるといいでしょう。

一度静脈内鎮静法でインプラント手術を行った患者様は
次にインプラントを行う時には
ほとんどの方がまた静脈内鎮静法による麻酔をご希望されます。

それだけ楽だったということです。

ただし、少しだけ欠点もあります。
一つは時間がかかるということです。
麻酔前準備(麻酔を行う前の注意事項の説明等から麻酔が効いてくるまでの間)、麻酔後に帰宅できるまでの時間等です。
通常の歯肉に行う麻酔よりは40〜50分増しでかかります。

もう一つは麻酔の有効時間です。
通常、静脈内鎮静法による麻酔は麻酔を終了すると5分程度で麻酔はきれます。
麻酔により目覚めた後はぐっすり寝て起きた状態に似ています。
すっきりとした状態です。
患者様によっては『ひさしぶりにぐっすり眠った』という方もいらっしゃる程です。
しかし、麻酔が効きやすい方はその後にも若干“ぼーと”することが
まれですが、あります。
そのため静脈内鎮静法による麻酔を行う場合にはお車やバイク、自転車での来院はされないようにご説明させていただいております。

もう一つの欠点は保険がきかないということです。
通常の歯科治療(虫歯、抜歯等)でもこの麻酔を使用することがありますが、保険がききません。

歯科医院により違いますが、
インプラント治療等では静脈内鎮静法はインプラントの治療費の中に含まれている場合がありますので、
インプラントを行う際にはその歯科医院で聞いてみるといいでしょう。

今日は静脈内鎮静法という麻酔についてでした。
歯科治療は嫌なものですからね。
少しでも楽に治療を受けたいものです。

さあ診療の開始時間がせまってきました。
がんばろー!
それでは明日もできるかぎり他の歯科HPにはないような情報をお伝えしたいと思います。


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2007年5月11日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:インプラントの将来

今日も朝はいい天気ですね。

昨日みたいにくずれなければいいのですが。

今日はインプラントの今後についてです。

インプラント治療は今後変化していくのでしょうか?
例えば、インプラント自体の性能とか。
骨と結合する期間とか。
治療費とか。

なにか変わってくるのでしょうか?

答えはさほど変化はしないと思います。
現在、インプラント自体の材質は純チタンでできています。
これは今後変わることはないでしょう。
若干変わるとすれば、そのチタンの表面の処理の仕方です。

インプラントの歴史はチタンの表面性状の改良につきます。
『表面性状』と言いますと難しいかもしれません。

インプラント自体の表面はもともと『ネジ』のような溝(みぞ)があるのみでした。
単に骨の中にネジを“締めつける”ようなものでした。

その後、骨とくっつきやすいようにネジの表面を凸凹させることを行いました。

単にネジ山があるよりは表面が凸凹していると
骨と接触する表面積が多くなります。

骨との接触表面積を増やすことが一つの課題となっていました。

その後インプラント体と骨との接触面積を増やす研究が行われました。
またインプラントと結合するのは生きた骨の細胞ですから
細胞が活発に動きやすい環境を作ることも行われています。

こうした研究開発はインプラントと骨が結合する期間(時間)

そうした研究はほぼ完成に近づいています。
今後は大きく変化はしないでしょう。

次にインプラントにおける治療方法ですが、これも多少の新しい治療方法は発表されていますが、
画期的な治療方法というのはさほどないと思われます。

後は今まで行ってきた治療の経過を見ていき、成功率の高い治療法は今後も支持されていくでしょうし、
結果がおもわしくない治療方法はなくなっていくでしょう。

次に治療費ですがメーカーから出荷されるインプラント材料自体の価格は変わらないか
上がる可能性があります。
しかし、歯科医院での治療費は上がる医院よりも
費用を下げる医院の方が増えると考えられます。

これはインプラントを行う歯科医院が増えてきていることが理由の一つです。

価格競争ですね。

ただし、基本的には下がっても現在の治療費から1〜2割程度です。
それ以上インプラント治療費の低下は多くの歯科医院では難しいかと思います。

医院の経営を圧迫しないでインプラントの費用を下げられる医院の一つは
インプラントの症例を数多く行っている歯科医院です。
インプラント材料を一度に大量に購入できるため1本あたりの
単価はだいぶおさえられます。

もちろんテナント開業の場合、どのの場所で、どれくらいの広さで行っているかということも大きな要因になります。

実際にはインプラントの市場は二極化しています。
インプラントを専門としているところに集中してきています。
インプラント手術の経験という点からしても今後はそうしたインプラント専門医にかかることが治療される歯科医院を選択する一つの要素となるでしょう。

それではまた明日。

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2007年5月5日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:GW開けもインプラント手術から

9dd704ac.JPG今日もいい天気ですね。
当医院の休みは今日までです。
私もこのブログを書いた後、出かけます。

明日から診療です。
ゴールデンウィーク明けにももちろんインプラント手術がまっています。
明日の手術は結構おおがかりな治療になります。

一度の9本の埋入です。

一度に5本以上のインプラント埋入を行う場合には患者様は長時間口を開けているのが大変であり、気分的にも大変であるため『静脈内鎮静法』という麻酔で行うことが多いです。

静脈内鎮静法とは、点滴法により精神安定剤を静脈内に投与する方法です。
鎮静されている患者さんは安らかな気持ちになり、
さらに処置時の痛みなどの不快な記憶も和らげられ、
ストレスを軽減した円滑な診療が受けられます。

当院では麻酔専門医がこの麻酔を担当します。

インプラント治療はチームアプローチです。

私一人が行うものではありません。
麻酔医、
アシスタントを行う者、
周囲で器具を用意したりする者
等何人ものスタッフで構成されています。

また若い先生も私の手術を見て学びます。
この手術見学は若い先生にとっては非常に大切なことです。

いくら本を見ても分からないことはいっぱいありますし、本だけしか見ていない先生がいきなり手術を始めることは危険です。

経験豊富な先生のもと技術をまじかに見ることは大切なことです。

私自身も多くの先生の手術を見てきました。
そしてトレーニングをつんできました。


十分な知識は当然のことであり、大学病院にいた当時、大学の図書館ではインプラントに関連する本は全て読んでいたと思います。

また模型を使用して切開の練習や、実際にインプラントを埋入するトレーニングはもちろんのこと
少しの時間があれば縫合の練習はいつもしていました。
例えば、会議中には
テーブルの下で人には見えないように糸を早く結ぶ練習です。
手元が見えないためなかりの練習になります。
1回の会議で多ければ、200〜300回以上は練習できます。

またイメージトレーニングも必要です。
これは現在も必ず手術前に行うことです。
頭の中で今日の手術のシュミレーションを行います。

非常に大切です。

話は戻りますが、経験豊富な先生の手術見学は本当に大切なことであり、経験の浅い先生には是非どんどんと見ていただきたいと思います。

十分な知識のもと、早く、正確に行うためにはトレーニングしかありません。

たまに天才的な技術力がある先生もいますが、多くの場合、いかに努力するかということです。
インプラントは一部の天才的な技術をもった先生にしかできない治療ではありません。

努力しだいではどんな難しいインプラント手術も必ずできるようになります。

特に明日行う数多くのインプラント手術を行う場合にはスピードは大切な要素の一つです。

9本のインプラントを埋入し、
GBR法(5本で行う予定)を行い、
骨幅を広げる リッジエクスパンジョン法(スプリットクレスト法)も同時に行う予定です。
また奥4カ所においては ソケットリフト法も行います。
結構、いろいろなテクニックをくしして行う手術です。

麻酔(静脈内鎮静法)時間を除けば、手術自体の時間は40分を予定しています。
短時間での手術は成功の一つになります。

さあ今日は最後(私は…)のGWですから気分をリラクスしよう!

インプラント周囲炎を新しくアップしました。
お時間のある方は見て下さい。

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2007年4月28日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:昨日のインプラント手術

f68057f9.JPG今日からゴールデンウイークですね。

当医院の休診は4/29(日曜日)、4/30(月曜日)、5/3(木曜日)、5/4(金曜日)、5/5(土曜日)になります。

ご予約は休診中であってもHP上のオンライン予約がご利用になれます。

さて今日は昨日行ったインプラント手術についてお話します。

このところインプラント手術についてはあまり記載せず、様々なテーマについて書いてきました。

昨日行ったインプラントですが、上顎の前歯部の4歯欠損です。

この欠損に対して何本のインプラントを行うことが必要であるかということですが、2〜3本です。

できれば2本が適しています。

4本は必要ありませんし、逆にインプラントの埋入本数が多いと審美的に治療を行うことが困難になります。

その理由はいくつかあります。

インプラントとインプラントの間隔は約3mm以上は必要です。
もし、インプラントとインプラントの間隔が3mm以下であるとインプラント間に隙間ができてしまうことがさまざまな研究により明らかになってきています。
またインプラントと天然歯の間隔は2mm以上です。

上記のようなルールを守らないでインプラントを埋入すると大変です。
先程書きましたようにインプラントとインプラントの間に隙間ができてしまいます。

多くの欠損がある場合、こうした間隔をきちんととるとこができない場合があります。

それはインプラントの埋入位置は必ずしも理想的な場所に埋入できるとは限らないからです。
インプラントは骨の状態の良い場所に埋入することがその後の結果に大切になります。
つまり骨の幅や高さがしっかりしているところになります。

特に上顎の前歯部の場合、骨の厚みに問題があることが非常に多く、骨を増大させる治療(GBR法)が必要になることが多くあります。
できればGBR法は避けて行いたいものです。
また同じGBR法を行うにもできるかぎり条件(骨の状態の良い)の良い場所にインプラントを埋入したいものです。
そのためインプラントの間隔は理想的な位置に埋入することが困難な場合があります。
無理にインプラントの間隔だけを考えて埋入すると今度は骨の条件が悪くなる場合もでてきます。


この話はちょっと長くなりますので続きはまた明日にしたいと思います。
この後すぐ診療が始まりますので…


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インプラント 歯周病の大船駅北口歯科インプラントセンター

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2007年4月27日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:インプラントと歯周病の関係

今日はいい天気ですね。

さて今日はしばらくお話してきました歯科保険制度ではなく、インプラントと歯周病についてお話します。

このインプラントと歯周病の関係は HPの中でもまたこのブログでも何度も書いてきました。

それほど大切なのです。

歯がなくなる原因として歯周病は大きな割合をしめています。

インプラント治療を希望される患者様はもちろん歯がないわけです。

歯周病でなくなった可能性も十分考えられます。

そのためインプラントの検査と同時に歯周病の検査も必要になってきます。

もし、歯周病に問題があればまず歯周病の治療を優先して行う必要性があります。

歯周病が存在する状態でインプラントを行うとインプラントに歯周病細菌が感染します。

まず徹底した歯周病治療が必要です。

ただし、歯周病治療をすればどんな歯でも完治(治る)するかというとそうではありません。

歯周病の治療をしても効果がない状態の歯や、

歯周病の治療が全くできない状態の歯まであります。

つまり抜歯しなければならないということです。

私は歯周病の専門医でもあるため、多くの患者様はどんな進行して状態でも治せると期待をもっていらしゃいます。

しかし、歯周病専門医といえどどのような状態(歯周病が重度に進行した状態)でも必ず抜歯せず、歯を残せるわけではありません。

逆に言えば、どんな進行した状態でも残すことができるのであれば、歯がない人はいないことになります。

歯周病の治療の一つの目的として歯周病細菌の除去があげられます。

歯周病細菌を除去することにより歯周病の進行を防ぐのです。

しかし、あまりにも細菌の感染が大きい場合には感染原因を完全に取り除くことは不可能になります。

もし、歯周病細菌を全て取り除くようにするならば、

抜歯しかありません。

抜歯すれは歯の周囲の感染はなくなります。

歯がなくなるわけですから…

話はちょっとズレましたが、歯周病は進行しすぎてしまうと治療は困難になるといいことです。

また歯科医院にて歯周病で抜歯と診断さえた場合で、どうしても抜歯が嫌でそのまま放置される患者様も多くいらしゃいます。

非常に危険なことです。

歯周病は放置しておいても完治することはありません。

また歯周病を放置すると必ず周囲の歯にまで感染をします。

感染をした結果、

なんでもなかった他の歯までもが歯周病細菌に感染し、ダメになってしまいます。

また歯周病が進行するということは

歯の周囲の骨が吸収していくことですので、

最終的に抜歯となった後の治療が大変になります。

義歯をされる場合には義歯の安定が悪くなります。

インプラントを選択する場合には骨の吸収のためインプラント治療を困難にしたり、

場合によりできなくなったりします。

歯周病と診断された場合にはそのまま放置せず、きちんと治療をすることが大切です。

それではまた明日。

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院

I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。

HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。

2007年3月29日

歯肉を治癒を促進したり、骨の増大を補助する新しい治療法:『PRP法』

7df15442.JPG 歯肉を治癒を促進したり、骨の増大を補助する新しい治療法:『PRP』

今日はインプラント治療後の治癒促進をしたり、骨の再生を促進させるPRP法について説明します。
『PRP』とは『Platelet Rich Plasma』の略で『多血小板血漿』と言います。
現在、骨の再生や歯肉の治癒促進において高い有効性が報告されているととにも患者さんご自身の血液を使用するため安全性の高い治療です。
当医院においても行っています。
さらに詳しくお話しします。
PRP は血液中の血小板を濃縮した血漿のことであり、近年、PRP が歯肉の治療や骨の増殖を促進する物質であることが、多くの研究※により解明されてきています。
(※ Saltz ら1991、Anitua 1999、Kassolis 2000)
この治癒に必要な成分が凝縮されたPRP を歯周病やインプラント治療に応用することにより早期の回復が期待できます。また治癒が早いことにより治療後の不快感や疼痛を最小限に押さえることもできます。
今までの骨の増大をはかるような治療と最も異なることは患者さん個人の生体治癒能力を利用するため、治癒反応が非常によいということです。

治療方法は術前に簡単な採血を行うだけです。
採血した血液を遠心分離(Heraevs社製のLabofuga300を使用)することにより、骨の増大や歯肉の治癒を促進する物質(PRP) のみを抽出します。
その抽出した物質(PRP) をインプラントや歯周病の治療に応用します。

歯科治療も虫歯を削ったり、義歯を作製したりといったことだけではなく、さまざまな治療があるのです。


インプラント用語の説明:『ステージドアプローチ』と『サイマルテイニアスアプローチアップしました。
御覧になって下さい。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター
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