最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: インプラントの記事一覧
2005年11月4日

今日のインプラント

今日の午前中は1件のインプラント手術がありました。
無歯顎(総入れ歯)の状態でしたので、7本のインプラントを埋入し、完全固定式にします。
奥歯は骨の吸収が著しいため同部にインプラントの埋入は困難でしたので前歯からその後ろに集中して埋入し、最終的にはカンチレバ−(詳細はHPを参考にして下さい)になる予定です。
また顎幅が薄いため骨の幅を増大させるリッジエクスパンジョン法(これも詳細はHPを参考にして下さい)を行いました。

今回は一度に7本の埋入でしたが、局所麻酔のみで行いました。
患者さんはお口を開ける時間も長く大変だったと思います。
お疲れさまでした。

インプラント手術に不安のある方や恐怖心のある方は笑気麻酔や静脈内鎮静法を行います。
両方とも詳細はHPを参考にして下さい。



インプラントの杉山歯科医院
2005年11月2日

今日のインプラント

今日は午後に2件のインプラントでした。
1件は下顎に3本のインプラント埋入です。
4歯欠損に3本のインプラントを埋入し、最終的にはブリッジとします。
通常4歯欠損ですと2本(欠損の両端に埋入)のインプラントを埋入し、ブリッジとします。今回3本の理由は骨の高さが少ないため若干短かめのインプラントを埋入することになりました。
そのため本数を増やし、インプラントの安定を図ったのです。

もう一症例は上顎の無歯顎(いわゆる総入れ歯の状態)に義歯を安定させるために2本のインプラントを埋入しました。
 
歯が1本もない場合(総義歯の場合)、完全に固定式(もともと歯が合った状態に回復できます)にすると、片顎につき6〜8本(顎の大きさや骨の高さにより違います)のインプラントを埋入し、ブリッジとします。(ブリッジがどのようなものかについてはホームページのインプラントのページを参考にし下さい)
しかしこのような方法は固定式で違和感もなく非常に良いものですが、治療の費用がかかってしまいます。
そこで完全固定式ではありませんが、義歯を動かなくするためにインプラントを使用する方法もあります。
義歯にはなりますが、インプラントと義歯が完全に固定されますので、義歯が動いたり、食事や会話中に外れたりすることはありません。
2〜4本のインプラントを埋入し、義歯の固定源として利用します。
義歯にはアタッチメントという留め金のようなものを組込みます。
インプラントと義歯に埋込こんだアタッチメントにて義歯が落ちないようにします。

このようにアタッチメントを使用すると義歯の上蓋のプラスチックの部分を取除くことができ(場合によりできないこもあります)義歯の安定が得られるだけでなく、装着感も向上します。

この場合、現在ご使用の義歯を利用すればさらに費用も抑えらます。



インプラントの杉山歯科医院
2005年11月1日

今日のインプラント

今日は骨を増大させるGBR法を行いました。
手術部位は上顎の前歯部です。
移植するための骨は上の奥歯(親知らずがあった場所です)から採取してきます。採取する方法ですが、“のみ”のような器具で骨をたたき、採取します。2分程度でこの処置は終了します。
採取した骨を移植します。
そして移植した骨の上にGBR膜というものを置きます。
当医院ではこうしたGBR 法に対し2種類の膜を使用します。
一つは吸収する膜:Tiuuse GuideTM メンブレンで、もう一つは吸収しない膜:
GORE-TEXメンブレンです。
Tiuuse GuideTM メンブレンはコラーゲンからできており、吸収するため後から取り出す必要性がないので 治療の回数が少なくなります。しかし、この膜には適応症が限られており、 大幅に骨を再生させることはできません。
GORE-TEX メンブレンは吸収しないため後から取り出す必要性がありますが、GBR 法の多くはこの膜を使用します。 GORE-TEX メンブレンは1969年に開発されたもので、歯科領域以外でも、人工血管や人工硬膜、 縫合糸等で400万症例に使用されており、医療分野において非常に高い評価を得ている材料です。
どちらの膜を使用するかは適応症があり、その状態によって異なります。

インプラントの杉山歯科医院
2005年10月29日

今日のインプラントと大船駅北口インプラントセンターの追加報告

今日の午後は抜歯即時インプラントでした。
抜歯即時インプラントにはいくつかのパターンが考えられます。

1 抜歯して即時インプラント埋入

2 歯の根に膿みを持っていたりする場合には抜歯後、3週間程度まって腫れや、膿  みが減少してからインプラントを埋入

3 多少骨の吸収がある場合には抜歯と同時にインプラントを埋入し、さらに骨の増  大治療(GBR法)を行います。通常の抜歯即時埋入より若干治癒の期間が長くな  ります。

4 あまりにも骨の吸収が大きい場合には先に抜歯し、3週〜1ヶ月程度待ち、その  後骨の増大治療(GBR法)を行い、2〜3ヶ月程度骨が再生(増大)するまで待  ちその後インプラントを埋入します。この場合には7ヶ月程度の治療期間がかかります。

一般的には 1 の方法が考えられますが、現在の状況によりさまざまなことが考えられます。
大船駅北口インプラントセンター(仮称)の開院について

トップページにも記載してありますが、開院日(予定)は平成18年4月4日です。
診療日は火曜日、水曜日、金曜日、土曜日、日曜日です。

今後詳細がわかりしだい報告します。



インプラントの杉山歯科医院
2005年10月28日

今日のインプラント

今日は上顎の奥歯に2本のインプラント埋入がありました。
歯を抜歯して即時に埋入です。
また埋入と同時に骨の高さがないためソケットリフト法(詳細はHP参照)をおこないました。
ソケットリフト法は難しい治療ではありませんが、問題がこの歯を抜歯した理由が歯周病であったということです。
抜歯即時インプラントという治療は時々行うことですが、そのほとんどが虫歯等で抜歯したり歯の根が折れたり(折れてすぐの抜歯が望ましい)した場合がほとんどで、歯周病が進行した歯を抜歯し、即時に行うことは危険があるためあまり行いません。
歯周病になっているということは歯の根の周囲の骨が吸収していて、ぐらぐらしているということです。
その骨が吸収してしまう原因が歯周病細菌なのです。
抜歯をしただけでは骨の中には歯周病細菌がある程度は残ってしまいます。
しかし、実際には抜歯した穴を徹底的にきれいにしてからインプラントを埋入するためまず問題が起ることはありませんが、万が一抜歯した穴に歯周病細菌が残った状態でインプラントを埋入するとインプラントにも細菌が感染し、ダメになってしまいます。
また骨が吸収してしまっているということはインプラントを埋入してもその周囲に骨がないため骨を増大する治療法が同時に必要になってきます。
しかし、骨の吸収が著しい場合には骨の増大法(GBR法:詳細はHP参照)とインプラントの埋入を同時に行うことは難しくなってきます。
同じ抜歯即時インプラントであっても抜歯する歯がどのような状態で抜歯に至ったかによりその難易度はことなります。
患者さんにとっては抜歯、インプラント埋入、同時GBR法(骨増大法)を一度に行えば、“楽”ですが、リスクも高くなります。
そのためこうした治療法を選択する場合には術前の診査が非常に重要になってきます。



インプラントの杉山歯科医院
2005年10月25日

今日のインプラント

今日の午前中は上顎にインプラントの埋入でした。
ソケットリフト法を行いましたが、手術自体はさほど難しい治療ではありませんでした。しかし、最終的な被せ物は通常の状態ではありません。
どのような状態かと言いますと、インプラントと天然歯の連結です。
一般的にインプラントと天然歯を連結することはありません。
何故かと言いますと、天然歯は噛むと若干動きます。これは『歯根膜』というクッションのようなものが歯の根の周りに存在するためです。このようなクッションが存在する理由ですが、噛む力は非常に強いものです。
特に就寝時にはかなり噛みしめる方がいらしゃいます。
いわゆる『歯ぎしり』と言われるものです。『歯ぎしり』はどんな方でも大抵します。ギリギリと音として聞こえる方もいれば、そうでない方もいらしゃいます。
この『歯ぎしり』の力は強く、『歯根膜』という歯の根のクッションがないと歯はダメージを受けてしまいます。
いわゆる『打撲』のような状態です。
『歯根膜』があるために歯は噛んだ時に上下、左右に動くのです。
しかし、インプラントは骨と完全に結合しているため動きません。そのため動く天然歯と動かないインプラントをつなぐ(連結)ことはしません。
しかし、どうしても連結しなければならないことが稀ですが、あります。このような場合にはインプラントの方に特別な装置を着けます。
インプラントと被せ物の間に緩衝材のようなものを着けます。
『内冠』といわれる物です。
どのような物かというのは文書で説明するには難しいので緩衝材と思って下さい。
この内容についての詳細はまたHPでアップします。




インプラントの杉山歯科医院
2005年10月24日

今日のインプラントと昨日の学会

今日の午前中は上下合わせて4本のインプラントを同時に埋入でした。
骨の幅や高さには問題はありませんでしたが、骨の幅が非常に細く、3mm程度しかありませんでしたので、インプラント埋入と同時に骨幅を増すリッジエクスパンジョン法と骨を増大させるGBRを同時に行いました。
両方法の詳細についてはHPを参考にして下さい。
最近は上顎の多くの症例でこのようにさまざまな骨幅を広げたり、骨の増大を行う方法をインプラント埋入と同時に行っています。

午後は上顎に2本のインプラント手術がありました。
これも同時の骨増大法が必要でした。

また昨日は横浜でインプラントの国際学会がありました。
母体はドイツの学会なので海外からの発表者が多くありました。
その中でも骨の再生を促進させる方法として患者さんご自身の細胞(幹細胞)を利用して行う、ティッシュエンジニアリングという方法が注目をあびていました。
インプラント治療において骨の増大治療は欠かせないことです。
しかし、骨を増大させることはケースによりますが、大変な治療です。特に大幅に骨がなくなっていると骨を移植する必要性があります。口腔内で移植をする骨を採取する場合、採取するための場所にさらに手術をするため患者さんにとっては非常に負担なことです。
そのため他種(牛、ブタ等)の骨を使用していましたが、BSEの報道からも患者さんの同意を得ることが難しくなってきたり、人工骨(人工の骨は安全性には問題ありません)を使用するにあたってもご自身の自家骨とは違うため完全に人工骨のみでは不十分です。
そのようなことから患者さんご自身の細胞を培養し、それを応用することが以前から研究されてきました。
最近になりその実用化が進み、近い将来、臨床に応用されることになるでしょう。




インプラントの杉山歯科医院
2005年10月22日

今日のインプラント

今日は下顎に6本のインプラント埋入と午後には下顎に1本のインプラント埋入手術がありました。

今日と明日、パソフィコ横浜でインプラントアカデミー国際学術大会という学会が開催されています。
今日は診療のため参加できませんが、明日の朝から参加してきます。
インプラントを主体とする学会は日本では他に日本インプラント学会があり、それ以外にもインプラントの学術発表や勉強会が毎月のようにあります。
私達はそうした学会に参加や発表をすることにより知識を高めたり、新しい情報を得たりします。




インプラントの杉山歯科医院
2005年10月17日

今日のインプラントとテレビで放映された虫歯治療(3MIX)について

今日は上顎に3本のインプラント埋入があります。
上顎の奥歯はよくこの日記でも書きますが、骨の高さがほとんどない症例です。
骨の高さのない部分には埋入を避け、骨のある部分に傾斜埋入という方法をとり行います。

       インプラントの傾斜埋入とは
例えば、上顎の奥歯2本がなかったとします。
そこでインプラントを埋入しようとしましたが、骨の高さがないためその部分にはインプラントが埋入できません。
このような場合には若干の骨が残っていればソケットリフト法(詳細はHP参照)やサイナスリフト法(詳細はHP参照)を行います。
それ以外の治療法としてインプラントの傾斜埋入という方法ああります。
上顎の奥歯2本欠損しているさらに奥の親知らずの部分に斜にインプラントを埋入して行う方法です。
今回はそのような方法をとります。詳細はHPを参考にして下さい。

また先日テレビで3MIX法という虫歯治療が報道されていました。
虫歯に薬を詰めれば大きく削らず、神経も取らずに簡単に行えるという報道でした。
しかし、こうした報道は3MIX法の良い部分のみを報道し、正確に伝わっていないのが現状でした。
どのような虫歯であっても薬(3MIX)を詰める隙間の部分のみ削除し、詰めれば完了というような内容でした。
虫歯の3MIX治療はそんなに新しい治療法ではありません。
当医院でも行っていますし、かなりの歯科医院で使用しているものです。テレビで報道された医院のみが行っているような特殊な治療ではありません。
たしかに3MIX治療は良い治療だと思いますが、これで全ての虫歯治療がきでるということではありません。
虫歯が大きく、痛みがあったり、明らかに大きい虫歯は無理です。
それ以外にも虫歯自体をほとんど取らずに行うことはやはり無理なことです。
この3MIX治療を否定するわけではありません。
一定に基準のもと行えば、たしかに良いケースはあります。
しかし、魔法の治療ではないので、無理をして行えば、それなりのリスクはある治療です。
御興味のある方は現在治療をされている歯科医院でご相談をされてみて下さい。
3MIXで使用している薬はどの歯科医院でも簡単に入手できる薬ですし、特殊なものではありません。
それ以前にそんなに簡単なものであればどの歯科医院でも使用しているはずですしね。
簡単で万能なものなんてそんなにはないものです。



インプラントの杉山歯科医院
2005年10月15日

今日のインプラント

今日は上顎前歯部の5歯欠損部に3本のインプラントを埋入します。
骨幅が非常に狭いのでスプリットクレスト法という方法を利用します。
スプリットクレスト法についてはHPに図解で詳細を記載してありますが、本日は症例にそってお話していきたいと思います。

まず通常のインプラントの直径は私の使用しているインプラントですと4.1mmあります。
この4.1mmのインプラントを埋入するためには骨の幅が6mm以上ないとできません。つまりインプラントの周囲には1mm以上の骨の余剰な幅(インプラントの周囲が全周1mmの骨で囲まれていることが必要)が必要になります。
今回の症例では術前の診査で約3mm程度の骨幅しか存在しません。
このように骨の幅が少ない場合には以前はGBR法(詳細はHP参照)
を行い骨の増大を行わなければできない症例でした。
現在もこのように骨の幅を増大させる時にはGBR法を行いますが、治療の時間がかかります。
GBR法を行い、骨ができるまでに約3ヶ月程度待っていただきます。またGBR法という手術自体も行うことになりますので患者さんには時間と手術の回数がかかり負担となります。
そうした問題点を解決するのがスプリトクレスト法です。
この方法を簡単に説明しますと、今回の症例では3mmの骨幅しかありませんので、その中央部分に“ノミ”のようなものを入れます。“ノミ”の大きさを少しずつ大きく(太く)していき骨の幅を押し広げていきます。
最終的には6〜7mm程度まで骨の幅を広げます。
そんなに骨は広がるのか?ということですが、骨はこの程度広げられます。そして広げた隙間にインプラントを埋入していきます。
この方法を行えばGBR法はしなくてもよいということになりますが、そうではありません。
GBR法をしなければならないケースもあります。
その症例によって治療方法は変わります。
スプリットクレストのみで行える場合、GBR法で行う場合またそれらを組み合わせて行う場合です。

現在大船駅北口インプラントセンターの開設に向けて準備が忙しくHPのアップがなかなかできていません。
細かい内容はこの日記で暫くアップしていく予定です。



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