最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: インプラントの記事一覧
2005年8月18日

歯周病とインプラント

 インプラントを希望される方の多くは歯周病でダメになった方です。今日はそうした方の話しをします。

歯周病が進行すると骨が吸収し、インプラントを埋入するための骨がなくなってしまいます。
歯周病であり、なおかつインプラントを希望される方の多くはこのように骨の吸収が進行しており、まったく問題なくインプラントができる方は少ないのが現状です。
また歯周病の検査を行った結果、重度歯周病と診断された歯を抜歯した方が良いのか?徹底して治療して保存した方が良いのか?という判断は難しいことです。
それは治療を行う私達側からみれば、治療を行っても保存することは難しいと判断しても、患者さんからみればなんとしてでも保存したいということがあります。
このような場合、無理に保存することにより骨の吸収は進行していくので、抜歯した方が良いことを強く勧めますが、患者さんによってはそれでも保存を希望することがあります。
歯周病は痛みを強く伴うことがないため自覚症状がないのが現状です。診査の結果ダメであれば無理矢理保存することは危険です。とくに将来的にインプラントを希望される場合には早期に抜歯が望ましいと思います。
歯肉から出血がある、歯がぐらぐらする、歯科医院にて歯周病と言われた等思い当たることがあれば早期に歯周病の精密検査をされた方が良いでしょう。



インプラントの杉山歯科医院
2005年8月9日

切開なしのインプラント治療

          切開しないインプラント治療

 インプラントをインターネットで検索していると『切開しないでインプラントが行えますので腫れません』と言うような宣伝がありますが、これは本当にできるのでしょうか?安全なのでしょうか?
答えはできます。
ただし、かなり症例は限定されますし、厳密な診査が必要です。
切開をしないということは患者さんにとっては非常に楽な治療です。
治療時間もかかりませんし、腫れもほとんどないと思います。
しかし、切開をしないと骨の状態を正確に把握することは困難です。
そのため切開しないで行う場合はCT撮影を行い、それをコンピューターで処理し骨の状態を正確に把握することが必要です。
そうしたことを行うためのコンピューターシステムは現在いくつかのメーカーから開発されています。
しかし、現実的には骨が十分あるような場所はそうしたコンピューターシステムを利用しなくても通常の歯科医院にあるレントゲン撮影で十分行えます。
特にCT撮影しなくても十分問題なくインプラント手術は行えます。
CT撮影を行う場合というのは通常の診査やレントゲン撮影で骨の高さや幅が厳しい(少ない)といった場合です。このような場合にはCT撮影をし、詳細なデータを集めます。場合によってはコンピューターでシュミレーションを行い、より正確なデータを集めます。当医院でも非常に厳しい状態ではこのようなことも行います。
結論として切開をしないでインプラントを行うことは可能ですが、症例はかなり限定されます。十分骨があり、審美的に問題のない下顎の奥歯であればできるかもしれません。しかし、上顎の前歯部のような審美性が求められる場所には危険であると考えられます。
私自身は切開をしないでインプラントを行うことは基本的にしません。それは骨の状態を完全に把握できない状態で行うことはリスクがあるからです。
ただし例外はあります。
抜歯即時インプラントです。上顎前歯部で抜歯後に骨が十分存在することがわかった場合(CT等の診査を行う必要性があります)です。
上顎前歯部の場合、抜歯をしてから時間が経つと骨の吸収が起り、審美性を損なう場合があります。そうした場合には抜歯即時インプラントを行うことになります。
治療方法としては抜歯を行い、その穴にインプラントを入れます。抜歯した穴とインプラントの直径が合えば縫合もしません。患者さんにとっては抜歯とインプラント手術が一度にでき、切開もせず、縫合もしないためもっとも楽な治療です。
しかし先程も書きましたように条件が完全に一致する症例は少ないのが現状です。また私自身は日々の臨床の中でインプラントの多くは骨の増大法(GBR法)を伴うことが多く、現実問題として切開しないで行うことは難しいであろうと感じています。
また切開しないで行えるような症例(骨の高さや幅が十分ある)であれば、例え切開したとしても切開の幅も小さくてすみますし、簡単に行えます。簡単に行えるということは腫れる可能性も非常に少ないということです。そうであればわざわざリスクをおかして切開なしで行う理由はないと思います。
これは私個人の意見で切開なしの治療を全て否定するわけではありませんが、おそらくインプラント治療の経験豊富な先生の多くは同じような意見をもっていると思います。



インプラントの杉山歯科医院
2005年8月5日

今日のインプラント

今日は午前中に骨の増大法(GBR)が1件、午後にはインプラントの埋入が2件(下顎に6本と上顎に1本です)あります。

今日はステージドアプローチについてお話します。

患者さんは初診時に重度歯周病のため(骨の吸収がかなり進行していました)抜歯した部位に対し、抜歯後に骨を増大させるためにGBR法を行いました。
そしてこれから約4ヶ月後にインプラントを埋入します。

骨の幅や高さが十分ない場合、インプラントを埋入すると同時にGBR法を行う場合もありますが、骨の吸収量が多い場合にはあらかじめ骨を増大させておきます。
このように術前に骨を増大させる方法をGBR法の中でも『ステージドアプローチ』といいます。それに対しインプラント埋入と同時に行うGBR法を『サイマルテイニアスアプローチ』と言います。
骨がない場合には時間はかかりますが、『ステージドアプローチ』で骨を増大させた方が無難な治療法です。




インプラントの杉山歯科医院
2005年8月1日

今日のインプラント

今日は午後に2件のインプラント手術があります。
特に難しい治療ではありません。
1件は上顎のインプラントです。上顎は治癒期間がかかります。
以前は6ヶ月以上骨と結合する時間がかかりました。
今は上顎で約3ヶ月、下顎で約8週間です。
しかし、昨日インプラントのセミナーに行ってきましたが、おどろく情報がありました。
なんと2週間でインプラントと骨が結合するというものが開発されるということです。
2週間ですか…
インプラントの進化もここまできたかというべく驚かされました。
最新の情報はまた報告します。



インプラントの杉山歯科医院
2005年7月27日

今日のインプラント

今日は下顎に2本のインプラント埋入です。
骨の高さがあまりない症例です。
下顎の場合、骨の中に太い神経が通っています。
この神経のことを下顎神経といいます。
また神経だけでなく太い血管も通っています。
そのためこの神経に触れてしまうと神経の麻痺や出血が起ります。
そのため神経の手前2mmのところまでしかインプラントを埋入できません。
術前にレントゲンでこの長さを計測し、インプラントと神経がぶつからないようにします。


インプラントの杉山歯科医院
2005年7月26日

今日のインプラント:台風接近

今日は午前1件(5本埋入)、午後1件(3本埋入)のインプラント手術があります。
しかし、台風が接近しているのでどうでしょうか?
午前中の患者さんは大丈夫かと思いますが、午後からの患者さんはいらっしゃるのが大変だと思います。
午前中の手術は上顎に3本、下顎に2本の埋入です。昨日の日記にも書きましたソケットリフト法です。
骨の高さが5mm程度しかないため骨を押し上げさらに長いインプラントを埋入します。
本来、骨がない部分に押し上げてインプラントを埋入するのですからその部分には骨が後から再生することになります。
ただし、なにもしないでは骨は再生はかなりしずらいので、骨が再生するためのことを行います。
そのれが骨の移植です。
骨の移植にはさまざまな方法があります。

移植骨には人工的な物と患者さんご本人の骨があります。
やはり良いのは御自身の骨、つまり自家骨です。
御自身の骨を移植すると聞くとびっくりするかもしれませんが、
さほどたいしたことではありません。
例えば上の奥歯にインプラントを埋入するのであれば同じ手術部位から骨を採取します。骨を採取する時間は1分もかかりません。
上の奥歯のさらに奥の上顎結節というところから採取します。
“ノミ”のようなこので少したたいて骨を採取します。
得に痛みがあることもなく、先程話しましたように1分程度で終了しますので、御心配されるようなことではありません。

次にそれ以外の骨ですが、大きくわけて、人工で作られた骨と他の生物から得られた骨があります。
人工で作られたものには多数の移植材料があります。これらは生体内でアレルギー反応等の問題を起こすことがないため安全性があります。しかし、基本的には生体の骨とは構造が違うためそれ単体では骨にはなりません。御自身の自家骨と混ぜて使用することになります。
そして次は他の生物から得られた骨です。これには同じ人間ですが、他人の骨のことです。アメリカを中心として使用されていますが、日本では認可がおりていないため使用はできません。また日本では他人の骨というと多くの患者さんは拒絶されます。日本では認可がおりてもなかなか使用は難しいかと思います。人間以外の動物から得られた骨を使用するという方法もあります。
動物?と聞くと嫌な感じがするかもしれませんが、同じ骨です。免疫反応が起らない処理をすればまったく問題がありません。
しかし、狂牛病(BSE)で有名になったように実際には問題がなくても『牛の骨を使用します』と言ったら現在希望する人はいるでしょうか?
医療の分野においては牛やブタの骨を使用した材料は古くから多く存在します。もちろんその安全性は高く、効果も実正されています。しかし、患者さんが希望しないかぎり勝手に使用はできません。
そのため現在当医院では自家骨をまず第一に考え、自家骨では足らない場合には人工の骨を使用します。(人工の骨は安全性という点では優れていますが骨の再生能力は低いものです。そのため自家骨と混ぜて使用します)


インプラントの杉山歯科医院
2005年7月25日

今日のインプラント

今日は上顎にインプラントの埋入するための高さがないためソケットリフト法という治療を行いました。
ソケットリフト法については以前からなんども説明してきましたし、ホームページの専門知識の中の特殊な治療にも症例を加え解説していますのでそちらを見て下さい。
今回はソケットリフト法の中でも患者さんが受ける感覚(痛みや振動等)についてお話します。
この先を見る前にホームページのソケットリフト法を見られて十分にご理解されてからの方がわかりやすいかと思います。

ソケットリフト法において上顎洞を押し上げるためにオステオトームという器具を使用します。
骨の下からオステオトームをたたき、骨を押し上げます。
この時患者さんが受ける振動が不快に感じることがあります。
骨の硬さにもよりますが、骨が硬い場合にはたたく力を強くしないとうまく押し上げられません。
こうした時には通常の麻酔のみでは苦痛を感じる場合がありますので、笑気麻酔(ホームページ参照)というものを使用することもありますし、完全に無痛をご希望される場合には静脈内鎮静法(基礎知識を参照して下さい)という方法を行います。
できるかぎり痛みや不快症状をなくして行いたいと思います。


インプラントの杉山歯科医院

2005年7月23日

今日のインプラント

今日は上顎にインプラントと同時に骨の再生治療(GBR法)を行います。
GBR法には骨をできる限り再生させるために自家骨を使用します。
今日はこの自家骨について解説します。

        『インプラント治療における骨移植術』

インプラントは骨の高さや幅が十分ある状態で行うと非常に成功率は高いものです。得にできる限り長いインプラントを良い状態の骨の中に埋入することはその後の成功率を大きく左右します。
ホームページのインプラントの基礎知識の中に『インプラントは何本必要なの?』にも記載していますが、骨の幅や高さがしっかりしていて、歯ブラシの状態も非常に良い、歯周病ではない、噛み合わせもしっかりしている、歯ぎしりもないとなれば12mmの長さのインプラントが埋入されればその成功率は非常に高いものでです(統計的には10年後の生存率で98%以上の報告が多くあります)。
しかし、6mm程度のインプラントしか埋入できないとするとその生存率はかなり低くなります。
単純に短いインプラントしか埋入できなければ力学的に噛む力に耐えきれないということです。
つまり骨の高さや幅がしっかりしていないところに無理にインプラントを埋入してもけして良い結果にはならないということです。
そして多くの場合(得に上顎)こうように単純にインプラントを埋入できるケースは少なく、骨の増大法(GBR法)を併用することが多くあります。
この骨の増大法に必要なのが移植骨です。
移植骨には人工的な物と患者さんご本人の骨があります。
やはり良いのは御自身の骨、つまり自家骨です。
御自身の骨を移植すると聞くとびっくりするかもしれませんが、
さほどたいしたことではありません。
例えば上の奥歯にインプラントを埋入するのであれば同じ手術部位から骨を採取します。骨を採取する時間は1分もかかりません。
上の奥歯のさらに奥の上顎結節というところから採取します。
“ノミ”のようなこので少したたいて骨を採取します。
得に痛みがあることもなく、先程話しましたように1分程度で終了しますので、御心配されるようなことではありません。

次にそれ以外の骨ですが、大きくわけて、人工で作られた骨と他の生物から得られた骨があります。
人工で作られたものには多数の移植材料があります。これらは生体内でアレルギー反応等の問題を起こすことがないため安全性があります。しかし、基本的には生体の骨とは構造が違うためそれ単体では骨にはなりません。御自身の自家骨と混ぜて使用することになります。
そして次は他の生物から得られた骨です。これには同じ人間ですが、他人の骨のことです。アメリカを中心として使用されていますが、日本では認可がおりていないため使用はできません。また日本では他人の骨というと多くの患者さんは拒絶されます。日本では認可がおりてもなかなか使用は難しいかと思います。人間以外の動物から得られた骨を使用するという方法もあります。
動物?と聞くと嫌な感じがするかもしれませんが、同じ骨です。免疫反応が起らない処理をすればまったく問題がありません。
しかし、狂牛病(BSE)で有名になったように実際には問題がなくても『牛の骨を使用します』と言ったら現在希望する人はいるでしょうか?
医療の分野においては牛やブタの骨を使用した材料は古くから多く存在します。もちろんその安全性は高く、効果も実正されています。しかし、患者さんが希望しないかぎり勝手に使用はできません。
そのため現在当医院では自家骨をまず第一に考え、自家骨では足らない場合には人工の骨を使用します。(人工の骨は安全性という点では優れていますが骨の再生能力は低いものです。そのため自家骨と混ぜて使用します)




インプラントの杉山歯科医院
2005年7月21日

今日のインプラント

今日は下顎に2本のインプラント埋入でした。
骨の幅、高さともにまったく問題がない状態でした。
このように骨に問題がない場合はほとんどは虫歯で抜歯された後数カ月もしくは長くても2〜3年の状態です。
しかし、虫歯で抜歯された後にインプラントを希望される方はあまりいません。10人に1人いるかいないかというところです。
多くの方が歯周病で抜歯されたために骨の吸収が進行しており、実際にインプラントを埋入しようとしても十分に骨の幅や高さがないのが現状です。
そのためこの日記でもよく書きますが、骨の増大法(GBR法)や、ソケットリフト、サイナスリフト、リッジエクスパンジョン法といった特殊な治療を行わなければならないことが多くあります。
(これらの詳細はホームページ参照)
また当医院では歯周病でいらっしゃる患者さんも多く、歯がぐらぐらし、抜歯しか治療法はないが、どうしても抜歯したくないためそのままになっている場合があります。
抜歯したくないという患者さんの気持ちは十分わかりますが、放置する期間が長くなると周囲の骨がどんどんと吸収してしまいます。その結果、インプラント治療を困難にするばかりか周囲の残存している天然歯にも影響を及ぼします。
抜歯するかしないかという判断は難しいですが、治療をしないでただ放置することは危険ですので現在、出血がある、歯がぐらぐらするといった症状がある方はお早めに歯周病の検査をされて下さい。



インプラントの杉山歯科医院
2005年7月20日

今日のインプラント

今日は午後に2件のインプラントがあります。
1件は下顎の埋入です。
まったく歯がない状態で顎の吸収が大きいため、義歯がまったく合わないような状態です。

完全固定式でなく、義歯を動かなくするためにインプラントを使用する方法です。
義歯にはなりますが、インプラントと義歯が完全に固定されますので、義歯が動いたり、食事や会話中に外れたりすることはありません。
2本もしくは4本のインプラントを埋入し、義歯の固定源として利用します。
2本より4本の方が安定しますが、顎が小さな方は2本でも良いかと思います。
インプラント埋入後、義歯とインプランントを結合させるアタッチメントという金具を取り付け完了です。

また義歯ですが、現在使用している義歯にアタッチメントを組込むことも可能です。そうすれば義歯の費用はかかりません。
しかし、プラスチックでできている義歯の場合、噛む力が強い方は義歯が割れてしまう可能性があります。(インプラントにすると安定が良くなり、義歯が動かないためかなり硬い物も噛めるようになるためです)
そのような場合には金属で補強されている義歯を作製する必要性があります。



インプラントの杉山歯科医院
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