最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: インプラントの記事一覧
2005年7月15日

歯周病患者さんにインプラントは可能か?

来月に新しいページをアップします。
タイトルは『歯周病患者さんにインプラントは可能か?』です。

その予告編です。

 現在インプラント治療は急速に普及しています。インプラントの長期的な報告も数多くされており、高い成功率となっています。
しかし、その反面失敗症例も多く報告されています。
特にインプラントと天然歯が共存する中で高い成功率を達成するためには単にインプラントを埋入するだけでなく口腔内の全体的な治療計画が必要となってきます。
残存歯の予知性、被せ物(補綴)治療との兼ね合い、噛み合せの状態、患者さんの希望などさまざまな面からの検討が必要になってきます。
その中でも歯周病に罹患した状態でのインプラント治療は困難を極めます。
このページでは歯周病患者さんにおけるインプラント治療の問題点について症例を加え検討していきたいと思います。
論文も多数あるため若干内容としては難しいかもしれません。
しかし、他のホームページではまず掲載されていない内容ですので、御興味のある方は御覧になって下さい。
こう御期待!!


インプラントの杉山歯科医院
2005年7月12日

今日のインプラント

今日は上顎に7本のインプラント埋入がありました。
7本ともなると患者さんも少し大変です。
7本のうち3本はソケットリフト法(詳細はホームページを参考にして下さい)でした。
全顎的な治療ですと診査も大変です。
診断用ワックスアップ(インプラントの診査の項を参考にして下さい)をしたり、骨が薄い場合はCTレントゲン撮影をしたり、術前の診査も2〜3本のインプラント埋入と比較して非常に大変になります。

またこのように一度に多くのインプラントを埋入することは患者さんにとっても大変ですので、先週から日記に記載してあるようにご希望がある方は静脈内鎮静法という麻酔を行うことにしています。
静脈内鎮静法とは、点滴法により精神安定剤を静脈内に投与する方法です。
鎮静されている患者さんは安らかな気持ちになり、さらに処置時の痛みなどの不快な記憶も和らげられ、ストレスを軽減した円滑な診療が受けられます。
治療費は1回につき4万円になります。

麻酔科医が行うことになりますので安心して受けられます。
8月から開始する予定です。


インプラントの杉山歯科医院
2005年7月11日

今日のインプラント

今日は下顎にインプラントが埋入がありました。
骨幅も十分にあり非常に楽な手術でした。毎回このようであるといいのですが…

また今日は全顎的な被せ物の治療が多くありました。
1〜4本程度のインプラントの被せ物の治療(型を取る)は簡単ですが、上顎全部(8本程度のインプラント)というような被せ物の型はとても大変です。一つ一つの精度を正確に守り型を取るのは時間がかかります。
実際にどのように大変かということをインプラントのページで次回アップしたいと思います。

また新しいページの『カンチレバー』と『インプラントの傾斜埋入』ですが、アップが遅れています。
すみません。
ページの量が多く少し時間がかかります。
もう暫くお待ち下さい。

今週日曜日は国際(ドイツ)インプラント学会の専門医の試験があります。
このところ試験に向けて猛勉強中です。
結果はこの日記で報告します。
落ちたらはずかしいー。



インプラントの杉山歯科医院
2005年7月9日

今日のインプラント

今日は下顎に2本のインプラント埋入です。
特に難しい治療ではありません。

今後難しい治療で時間がかかる場合には今までの局所麻酔や笑気麻酔の他に静脈内鎮静法を行います。

         静脈内鎮静法とは?

 静脈内鎮静法とは、点滴法により精神安定剤を静脈内に投与する方法です。
鎮静されている患者さんは安らかな気持ちになり、さらに処置時の痛みなどの不快な記憶も和らげられ、ストレスを軽減した円滑な診療が受けられます。

         静脈内鎮静法Q&A
Q:安全な方法ですか?
A:元来小さな手術を行う際に用いられる方法で、世界各国で用
  いられています。処置中はモニターにより専門医が全身状態
  を管理するので安心です。更に近隣の医療機関とも連携をし
  ており万全を図っています。

Q:どのような状態になるのですか?
A:個人差は多少ありますが、催眠術にかかったように手足の先
  がポカポカして気持ちが良い状態に似ています。

Q:眠ってしまうのですか?
A:個人差はありますが、意識はあります。

Q:痛みを感じなくなるのですか?
A:いいえ、和らぐだけなので通常は局所麻酔も併用します。

Q:時間がかかるのですか?
A:かかります。通常の歯科治療に加え、鎮静される時間と覚め
  る時間が必要です。健忘効果があるので、本人にとっては2
  時間の処置でも30分位の短い時間に感じられます。

Q:入院するのですか?
A:その必要はありません。

Q:副作用はありますか?
A:多少ありますが、問診、術前検査などにより専門の医師が充
  分な管理を行って安全を図ります。
        
     ※「厚木市障害者歯科診療所パンフレット」より抜粋



インプラントの杉山歯科医院
2005年7月6日

今日のインプラント午前と午後

今日の午前中は上顎前歯部に4本のインプラント埋入です。

今日のケースは骨の幅が極端にないためかなりな難症例でした。
骨の厚みは薄いところで2mm程度、厚みがあるところでも4mmちょっとというような状態です。
本来このようなケースではあらかじめ骨の幅を増大させるGBR法という方法を行い、骨の厚みを確保してから行うのが一般的です。
しかし、骨の薄い範囲が非常に大きいことと、患者さんの希望、また最終的にには完全固定式ではなく義歯との連結装置(後で記載)として使用する等からインプラント埋入と同時に骨幅を増大
させる治療法を行いました。
これは『スプリットクレスト法』といわれるもので、詳細はインプラントの特殊な治療に記載してありますが、簡単に説明すると
“ノミ”のような器具を使い、それを骨の頂上部分に入れ、たたき、徐々に幅を押し広げるといった方法です。(わかりずらいのでホームページを見られた方が良いですね)
この操作は骨幅が5〜6mm程度になるまで行います。
骨幅が広がった段階でインプラントを埋入します。
今回はさらにGBR法も同時に行っています。
患者さんは少し大変だったかもしれません。
インプラントの治療時間も40分程度と少し時間もかかりました。
このスプリットクレスト法は非常に骨幅がない状態でも1回の治
療で行えることができます。しかし、基本的に上顎に対して行う治療であり、下顎にはあまり適応されません。なぜかと言いますと“ノミ”で骨幅を広げるということは骨自体がある程度軟らかい状態であることが必要です。個人差はありますが、基本的に上顎の骨は軟らかく、下顎の骨は硬いことが多いため上顎に適応されます。
今回はスプリットクレスト法の中でもイタリアのDrキャパスコが開発した器具を用いて行いました。この方法はまた後日ホームページで紹介します。

先程義歯との連結のためのインプラントと話しをしましたが、その解説をします。
インプラントを使用した義歯ですが、まず2〜4本のインプラントを埋込みます。そしてインプラントと義歯をつなぐアタッチメントという金具をインプラント部と義歯の両方に装着します。
これにより義歯とインプラントは強固に固定されますので、義歯が落ちてくるということはありません。また固定が強いため義歯を非常に小さくできるという利点があります。義歯の口蓋の部分を取除くことができ、通常の義歯とははるかに小さくできますので、違和感がかなり少ない義歯にすることができます。
症例がホームページにありますので詳しくはそちらを御覧下さい。

午後はインプラント手術を含め4件の手術があります。
大変だー!



インプラントの杉山歯科医院
2005年7月4日

今日のインプラント:日記はさひぶりです

今日は上顎に2本ソケットリフト法によるインプラント埋入です。
ソケットリフト法についてはよくこの日記で記載していますので、今回は省略させていただきます。詳細はホームページを見られて下さい。

今日はインプラントの被せ物についてお話します。

インプラントの被せ物は大きく分けて
1 セラミック
2 ハイブリッドセラミック
3 金属

の3種類があります。
それぞれ、利点欠点があります。

セラミックとハイブリッドセラミックの違いですが、素材に違いがあります。セラミックというものは陶材でできており、審美的に非常に優れています。変色する可能性はありません。しかし、非常に硬いため対合歯(噛み合う歯)が天然歯の場合には天然歯が削れてしまう可能性があります。
次にハイブリッドセラミックですが、素材はレジンと言われるプラスティックと陶材とを混ぜて作られています。これはセラミックの欠点である硬さを改善するために新しくできた素材です。天然歯と同等の硬さをもっています。しかし、レジン(プラスティック)が含まれているため変色を若干起こす可能性があります。可能性というのはどれだけお茶やコーヒー等の着色性のあるものを服用するとか、タバコを吸うとか、歯ブラシの程度に左右されますが、若干は変色を起こすかもしれません。また汚れ(食物)等はハイブリッドセラミックの方が付着しやすいです。審美性を考えれば、セラミックの方が良いかと思います。
奥歯であればハイブリッドセラミックも良い方法かと思います。
また金属ですが、色調を考えなければ一番良い材料です。


インプラントの杉山歯科医院
2005年6月28日

今日のインプラント

今日は夜に上顎前歯部のインプラント埋入があります。

    抜歯後早期にインプラント埋入

上顎の前歯部は審美的に非常に重要な部位なので、適応基準さえ問題なければ抜歯即時もしくは抜歯後早期にインプラントを行うことは非常に有効な治療です。
というのは抜歯を行うと時間の経過とともに、歯を支えていた骨は吸収を始めます。
2ヶ月程度すると頬側の骨は薄い場合には1/3程度吸収してしまいます。そのため抜歯後歯肉が安定してからインプラントを行おうとするとインプラントを埋入するための骨の幅や高さは減少してしまい、適切にインプラントが埋入できなくなる場合があります。

もし骨が減少した状態でインプラントを行う場合にはインプラントと同時に骨を増大する方法(GBR法:インプラントの特殊な治療を参考にして下さい)やあらかじめGBR法を行ってからインプラントを埋入することになります。
通常のインプラントを行うよりも若干大変な治療になりますし、あらかじめGBR法を行うことになれば治療の期間も長くかかります。
そのため条件さえ合えば、抜歯即時もしくは早期にインプラントを行えば、骨の吸収を起こす期間もなくなります。
大変有効な治療法です。
しかし、この治療を行うには事前の検査が重要です。適応症を間違えると上手くいきません。


インプラントの杉山歯科医院

2005年6月27日

インプラント埋入当日に仮歯は入る?:暑いですね。

猛暑でね。
こう暑いとキャンセルもだいぶ多くなってきています。

今日のテーマは『インプラント埋入当日に仮歯は入る?』です。

       インプラント当日に仮歯
 
 いろいろなホームページを見ていると『インプラント手術を行った当日に歯が入り、噛めます』といったことが書かれています。
これは本当なのでしょうか?
答えは可能です。
ただし、さまざまな条件があります。
1 骨の幅、高さがしっかりしている。
2 ある程度長いインプラントが埋入できる
3 強く噛合わない場所もしくは噛み合わせに悪い影響を及ぼさ
  ない場所
等です。
このような一定の基準が満たされればインプラント埋入当日に仮歯を行うことは可能です。

通常インプラントと骨が結合(くっつく)までには2ヶ月程度の治癒期間がかかります。
ただし、上記のような条件がそろえば、手術当日にインプラントから直接仮歯を着けることができるのです。

しかし、このような条件がなくても審美的に問題が生じないよいにできます。
例えば前歯のような場合、歯がないわけにはいきませんので、必ず仮の歯を作製します。
インプラントから直接仮歯が着けられなくても、両隣に接着剤のようなもので仮歯を固定したりして審美的に問題が生じないようにします。しかしこの場合には強くは噛めません。

条件さえそろえばインプラント埋入当日に噛むこともできます。


インプラントの杉山歯科医院
2005年6月24日

今日のインプラント:午後2件

今日の午後は2件のインプラントです。
1件は上顎の臼歯に2本のインプラント埋入です。
上顎の骨の高さがないため、ソケットリフト法を併用してインプラントの埋入を行いました。

   上顎において骨の高さがない場合について

 インプラントを行うにあたりインプラントを植立するための骨幅や骨の高さがない場合、そのままの状態でインプラントを行うと成功率は非常に低くなります。
実際には上顎においてはインプラントを行うための骨が不足していることの方が多く、 60〜70%の方は骨の増大なくしてインプラントを行うことは不可能です。
以下に上顎の骨の解剖学的な構造について解説します。

          上顎洞とは?
  
 上顎の奥歯の上に存在する骨の空洞になっている部分のことです。
この空洞は頬骨の奥に存在し、鼻腔へとつながっていて、鼻柱骨により左右に分かれています。この上顎洞の働きは完全にはわかっていません。
多くの場合、歯が存在するとこの上顎洞と上顎の骨の距離は一定の幅がありますが、歯周病等で骨が吸収してしまうと上顎と上顎洞との距離が薄くなってしまいます。
その結果インプラントを行えないことがあります。


これから夜には上下顎同時に3本の埋入手術があります。
当医院では夜(19:00〜)でもインプラントの手術を行っています。
仕事をされている方はどうしても時間がなく、インプラントを行いたいと思っていても難しいことがあります。
ご希望の10:00〜20:00の間であればご希望の時間帯で行えます。




歯肉を治癒を促進したり、骨の増大を補助する新しい治療法:P.R.P法 2005-06-22
 歯肉を治癒を促進したり、骨の増大を補助する新しい治療法
今日はインプラント治療後の治癒促進をしたり、骨の再生を促進させるPRP法について説明します。

    PRP(Platelet Rich Plasma) : 多血小板血漿

 PRP とは血液中の血小板を濃縮した血漿のことであり、近年、PRP が歯肉の治療や骨の増殖を促進する物質であることが、多くの研究※により解明されてきています。
(※ Saltz ら1991、Anitua 1999、Kassolis 2000)
この治癒に必要な成分が凝縮されたPRP を歯周病やインプラント治療に応用することにより早期の回復が期待できます。また治癒が早いことにより治療後の不快感や疼痛を最小限に押さえることもできます。
今までの骨の増大をはかるような治療と最も異なることは患者さん個人の生体治癒能力を利用するため、治癒反応が非常によいということです。

治療方法は術前に簡単な採血を行うだけです。
採血した血液を遠心分離(Heraevs社製のLabofuga300を使用)することにより、骨の増大や歯肉の治癒を促進する物質(PRP) のみを抽出します。
その抽出した物質(PRP) をインプラントや歯周病の治療に応用します。



インプラントの杉山歯科医院
2005年6月22日

歯肉を治癒を促進したり、骨の増大を補助する新しい治療法:P.R.P法

歯肉を治癒を促進したり、骨の増大を補助する新しい治療法
今日はインプラント治療後の治癒促進をしたり、骨の再生を促進させるPRP法について説明します。

    PRP(Platelet Rich Plasma) : 多血小板血漿

PRP とは血液中の血小板を濃縮した血漿のことであり、近年、PRP が歯肉の治療や骨の増殖を促進する物質であることが、多くの研究※により解明されてきています。
(※ Saltz ら1991、Anitua 1999、Kassolis 2000)
この治癒に必要な成分が凝縮されたPRP を歯周病やインプラント治療に応用することにより早期の回復が期待できます。また治癒が早いことにより治療後の不快感や疼痛を最小限に押さえることもできます。
今までの骨の増大をはかるような治療と最も異なることは患者さん個人の生体治癒能力を利用するため、治癒反応が非常によいということです。

治療方法は術前に簡単な採血を行うだけです。
採血した血液を遠心分離(Heraevs社製のLabofuga300を使用)することにより、骨の増大や歯肉の治癒を促進する物質(PRP) のみを抽出します。
その抽出した物質(PRP) をインプラントや歯周病の治療に応用します。

インプラントの杉山歯科医院
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