最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: インプラントの記事一覧
2009年2月26日

『ソケットリフト法:その1』

2/26(木曜日)です。
今日のテーマは、『ソケットリフト法:その1』になります。

今までもこのブログで良く書いてきたテーマです。

インプラントを行う部位で最もインプラントができない部位が、上顎の奥歯です。

この理由として、上顎の奥歯の上方には、『上顎洞』という空洞が存在するからです。

この空洞を下記の図で解説したいと思います。
jougaku
クリックすると拡大されます。




上顎洞は、図Aのように奥歯の上に存在しています。(ピンク色の部分です)
歯は、骨の中に埋まっています。
これが、正常な状態です。

もし、この状態で歯を抜歯となった場合には、骨の高さが十分残りますので、
インプラントを行うことには まったく問題がありません。
図Bの状態です。

しかし、 歯周病等により骨の吸収が起ると、骨の高さが少なくなり、インプラントを行うことが困難になります。

つまり、インプラントを行うためには、長いインプラントが骨の中に埋まっていることが重要です。
短いインプラントでは、安定が悪いのです。

そのため、骨が吸収するとインプラント治療が困難になってしまうのです。

さらに『上顎洞』の存在があります。
『上顎洞』の中は、空洞です。
この空洞は、歯がなくなると下方に落ちてきます。
『上顎洞』が下方に拡大するということです。

骨の吸収 と 上顎洞の下方移動(下方に拡大)により骨の高さあ減少してしまうのです。
これが、図Cの状態です。

上顎の奥歯において、長期的に安定するためには、
長さが10ミリ程度あるインプラントを埋入することが有効です。
しかし、上顎の奥歯において、10ミリ以上の骨の高さがあることは少なく、
これが、インプラント治療を困難にしています。

そこで、骨の高さが少ない場合、高さを増大させながらインプラントを行う治療が
『ソケットリフト法』です。

治療方法は、下図のようになります。
jougaku00
クリックすると拡大されます。



まず、インプラントを埋込む部分に小さな “ 穴 ” を開けます。
その “ 穴 ” から 人工の骨(β―TCP 等)を入れます。
そして、『オステオトーム』と言われる棒状の細い器具を挿入し、下からたたいて、 人工の骨(β―TCP 等)を上顎洞内部に押し込みます。

この操作を何度か繰り返すと 上顎洞内部に 人工の骨(β―TCP 等)が充填され、骨の高さが増大します。

このことにより長いインプラントが埋入可能になるのです。


次回のブログは3/2(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『ソケットリフト法:その2』です。

今週(2/24〜25)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日行った症例は、今日のテーマと同じで、上顎の奥歯が欠損しており、骨の吸収 と 上顎洞が下方に落ちてきたため、インプラントを行う高さが 非常に少なくなっていた状態でした。

骨の高さは、約6ミリでした。

そこで『ソケットリフト法』を行い、 直径4.8ミリ、長さ10ミリの ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)を埋入しました。

ソケットリフト法は、患者様の負担も少なく、術後の腫れ等が非常に少ない治療法です。

手術時間は、10分程度です。

ソケットリフト法を行った場合には、通常の治療より治る期間が長くなります。
今回は、インプラントと骨が結合するまで、4〜5ヶ月かかる予定です。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2009年2月23日

インプラント症例報告

2/23(月曜日)です。
今日は、今週のインプラント手術報告を中心に書きたいと思います。


今週(2/20〜22)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から 上下顎 同時にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

患者様は、上顎の奥歯が4歯欠損、下顎の奥歯が2歯欠損の状態で来院されました。

インプラント治療を行う場合、『どうして歯がダメになったのか?』ということから考えていきます。
それは、歯が抜歯になった理由が分からないと 他の歯もダメになりますし、
インプラントもダメになる可能性が高いからです。
インプラント治療をご希望される場合には、インプラントの検査(レントゲン撮影等)以外にも
必ず『歯周病の検査』や『噛み合わせの検査』等を行います。
上記のような理由があるからです。

さて、今回の症例の患者様ですが、
残っている歯を検査すると 多少の歯周病の問題はありましたが、大きな問題ではありませんでした。
レントゲンからも 歯がなくなった部位の骨は しっかり残っていました。
歯周病になると骨は吸収します。
骨が吸収することにより 歯が抜けてしまうのが歯周病です。
骨がしっかり残っているということは、歯周病でダメになった可能性が少ない ということです。

それでは、『なぜ 歯がなくなってしまったのでしょうか?』

さまざまな検査の結果、原因は、
ダメになった歯は 神経がない歯であったことと、
噛み合わせに大きな問題があったことがわかりました。

患者様ご自身のご希望として、歯がない部分のみに インプラントを行う治療をご希望されていました。
もちろん患者様は、奥歯がダメになってしまったのですから
『早く インプラントを行い、噛めるようになりたい!』
と思っていらしゃるのは当然のことです。
また、他の歯には、痛み等はありませんし…

神経のない歯は、脆く、通常の噛む力でも 歯根破折することがあります。
この理由は、このブログでも良く書くことです。

噛み合わせについては、以下のようなことが分かりました。(簡単に解説します)
患者様の口腔内は、ほとんどが、被せ物を行ってあります。(ちなみに 神経もほとんどありません)
長い年月の間、『歯を削り』『被せ物を行う』といったことを繰り返したことにより、
噛み合わせが低くなり、ズレが生じてしまったのです。

先程書きましたように 神経のない歯は脆く、歯根破折しやすいことを説明しました。

噛み合わせの問題 神経がない歯が重なったことにより状況はさらに悪化し、奥歯がダメになったと考えられました。

このような状況で単に歯がない部分にインプラントを行っても
他の神経がない歯も同様のことが起こり、ダメになっていくことが十分予想されます。
そのため、患者様には、
『歯がない部分にインプラントを行っただけでは問題は解決しない!』
ということをお話しました。

歯がダメになった理由をご説明したところ、患者様は、口腔内全体の治療をご希望されました。

私達がインプラント治療を行う場合、当然のことながら骨がしっかりしていることが重要です。

骨がしっかりしていれば、インプラントを埋込むことが難しくないからです。

しかし、逆に骨が十分すぎるくらい残っている時には、心配なこともあります。
上記でも書きましたように『どうして歯がダメになったのだろう?』
ということです。

特に噛み合せ(歯ぎしり や くいしばり)で歯がダメになった場合には、そのままの状態でインプラントを行うと インプラントにも危険があります。
このことは以下を参考にして下さい。
    ・ 『歯ぎしり』はインプラントをダメにする!

噛み合わせに問題がある場合には、インプラントの埋入計画も少し変わることもあります。
『埋込むインプラントの長さは、極力長いインプラントを使用する』
『インプラントの本数を多くし、強度を増す』
ということも考えることが必要です。

今回は、骨の高さが十分残っていたため、長いインプラントが埋入できました。

使用したインプラントは、上顎では、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 長さ12ミリと 下顎では直径4.8ミリ、長さ10ミリを使用しました。

麻酔は、静脈内鎮静法にて行いました。


次回のブログは2/26(木曜日)になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

2009年2月5日

インプラント手術報告

2/5(木曜日)です。
今日は、いつもと違い、インプラント手術報告のみを書きたいと思います。

インプラント手術報告の話が長いからです。

今週(2/3〜4)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

毎回このコーナーで紹介するケースは、骨の増大治療を伴う難症例が多いでのすが、
いつもこのようなケースだけではありません。
もちろん簡単なケースもいっぱいあります。

しかし、
こうしたブログを読まれている方の中には、
重度歯周病であり 歯がグラグラしていたり、
他歯科医院で インプラントを行うための骨が少ないと言われたり、
現実的に インプラント治療が困難となる方が 多くいらっしゃると考えられます。

そのため、骨吸収により 骨の高さや幅 が少なかったりしても このような治療を行えば、インプラント治療が可能である ということをご説明するために あえて 難しい症例を掲載しています。

それでは、今日も 今週のインプラント手術の中から 高度に骨吸収を起こしていた 1症例について解説します。

患者様が初診で来院されたのは、約1年半程度前でした。
その時の主訴は、『左上奥歯が腫れて痛い!』ということでした。

診査の結果、左上の奥歯は『重度歯周病』でした。
重度歯周病であっても治すことができる場合がありますが、この場合には、抜歯しなければならない状態にまで進行していました。

抜歯しかありませんでした。

その後、患者様の都合により 長期的に 未来院になってしまっていました。

再度 来院された時には、歯周病の状態はさらに悪化しており、
結果的に 骨吸収が進行してしまっていました。

インプラントは、骨の中にチタンでできた “ネジ” を埋込むものです。
骨が吸収してしまっていれば、インプラント治療はできなくなってしまうのです。

今回インプラント治療の計画を立てたのは、上顎の奥歯の2歯欠損です。

2歯欠損のうち1歯は 先程書きました 骨の吸収が非常に進行していた部位です。

今回は、1部位にインプラントを埋め込み、もう一カ所は、骨増大治療(GBR法)を行う計画になりました。

骨吸収の大きかった部位は、今回の骨増大治療(GBR法)の後 約3〜4ヶ月程度すると骨が増大(増骨、再生)します。

  (*今回行ったGBR法は、 ステージド・アプローチと言います。)

そして、骨が増大(再生)した後に再度 インプラントを埋込みます。

今回は、骨増大治療(GBR法)により骨の再生(増骨)が行えましたが、骨増大治療(GBR法)を行っても 十分に骨再生が達成できないケースもあります。

骨増大治療(GBR法)には、限界があるのです。

骨吸収の程度によっては、骨の増大(再生)ができない場合もありますし、
できたとしても治療が大変難しくなり、
治療期間がかかったり、治療を受ける患者の負担が大きくなります。

なにせ 早めに対応することが重要です。

今回使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 直径4.1ミリ、長さ10ミリでした。

骨増大治療(GBR法)を行った部位には、 βーTCPと自家骨を併用しました。

それでは、なぜ 『自家骨』 『人工骨(β―TCP)』を使用したのかという理由について解説します。
ちょっと難しい話になりますが…
ご興味のある方はご覧下さい。

骨増大治療(GBR法)に使用する材料には以下があります。
1 自家骨
2 他家骨、同種骨
3 異種骨
4 代用骨

自家骨と聞くとびっくりするかもしれませんが、
さほどたいしたことではありません。
例えば、上の奥歯にインプラントを埋入するのであれば 同じ手術部位 から骨を採取します。
骨を採取する時間は1分もかかりません。
上の奥歯のさらに奥の『上顎結節』というところから採取します。
“ノミ” のようなこので 少したたいて 骨を採取します。
得に 痛みがあることもなく、先程話しましたように 1分程度で終了しますので、御心配されるようなことではありません。
ご自身の生体の物ですので 最も安全性が高く、再生能力も高い材料です。
唯一の欠点として、自家骨を採取する場所が限られていることだけです。

次に それ以外の材料ですが、大きくわけて、人工で作られた骨他の生物 や 他人 から得られた骨があります。

人工で作られた骨には 多数の移植材料があります。
これらは生体内でアレルギー反応等の問題を起こすことがないため安全性があります。
しかし、基本的には生体の骨とは構造が違うため それ単体では十分には骨にはなりません。
御自身の自家骨と混ぜて使用することになります。

そして次は 他から得られた骨です。
これは、同じ人間ですが、他人の骨のことです。
アメリカを中心として使用されていますが、日本では認可がおりていないため使用はできません。
また、日本では他人の骨というと多くの患者さんは拒絶されます。
日本では認可がおりてもなかなか使用は難しいかと思います。

人間以外の動物から得られた骨を使用するという方法もあります。
動物? と聞くと嫌な感じがするかもしれませんが、同じ骨です。
免疫反応が起らない処理をすればまったく問題がありません。
しかし、狂牛病(BSE)で有名になったように実際には問題がなくても『牛の骨を使用します』と言ったら現在希望する人はいるでしょうか?
医療の分野においては 牛 や ブタ の骨を使用した材料は古くから多く存在します。
もちろん その安全性は高く、効果も実正されています。
しかし、患者さんが希望しないかぎり勝手に使用はできません。
そのため現在当医院では、自家骨をまず第一に考え、自家骨では足らない場合には人工の骨を使用します。
(人工の骨は安全性という点では優れていますが骨の再生能力は低いものです。そのため自家骨と混ぜて使用します)

今回の手術時間は、難しかったため、インプラント埋入とGBR法を合わせて約30分程度でした。


次回のブログは2/9(月曜日)になります。

このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2009年1月22日

インプラントの寿命はどれくらい?:その2

1/22(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『インプラントの寿命はどれくらい?:その2』になります。

前回のブログで、インプラントの寿命は決まっているものではなく、インプラント治療後のさまざまな状況により変わってくることを解説しました。
その中で最もインプラントの寿命を左右することとして、
『歯ブラシが適切にできるか?』
『歯ぎしり や 食いしばりの対応は大丈夫か?』
があります。

インプラント周囲に汚れ(食べかす)がつくとインプラントも歯周病のようになってしまいます。
インプラント周囲炎です。

特に歯ブラシについては、十分注意が必要です。
インプラント周囲炎になった患者様に原因として、歯ブラシが十分できていなかったことをお話すると 多くの患者様は『毎日歯ブラシを行っているのに…』と言われます。
しかし、『歯ブラシを行っている』のと、『歯ブラシがきちんとできている』ことはまったく違います。
実際に インプラント周囲炎になるということは、確実にインプラント周囲に汚れがついているのです。

インプラント周囲のブラッシングは、天然歯と比較すると難しいケースが多くあります。
この理由は以下のようになります。

歯がなくなった場合、天然歯を支えていた骨の吸収が起ります。
骨の吸収により、骨の幅や高さの減少が起ります。
このような場合、インプラント手術時に骨を増大する治療(GBR法)を行いますが、GBR法には限界があります

骨の回復には限界があり、結果的に 『歯と歯の間に隙間がでたり、歯が長く見える』といったことが起ります。
  (詳細は以下を参考にして下さい。
    ・ 『歯と歯の間に隙間がでたり、歯が長く見える原因』

このような状態になると歯ブラシが困難になることがあります。
元々の天然歯の状況とは違います。

また、 インプラントと天然歯の構造の違いもあります。
天然歯の奥歯(大臼歯)の場合、太さ(骨の中に埋まっている部分の太さ)は、
約7〜10ミリ程度あります。
しかし、インプラントの場合、抜歯後の骨が吸収した部位にインプラントを埋入することになるので、埋入できるインプラントの太さ(直径)は、
3〜5ミリ程度になります。
つまり、インプラントの方が根元の部分が細いのです。
根元の部分が細いと歯ブラシが難しくなることがあります。

また、インプラント周囲の歯肉(粘膜)等の状態も天然歯と変わってきます。

インプラントは確かに固定式になりますが、天然歯とは違う部分も多くあります。
そのため、天然歯と比較して 歯ブラシを行うことが難しい場合があります。

このようなことが インプラント周囲炎を引き起こす原因となってしまうのです。

次回のブログは1/26(月曜日)になります。

今週(1/20〜21)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

この手術報告では、いつも難症例を紹介していますが、
この2日間は難症例がありませんでした。

この2日のインプラント手術は、全てのケースで骨が十分存在する症例だけでした。(珍しいことです)

通常使用するインプラントの直径は約4ミリです。
 (当医院で使用するインプラントで最も細いのは3.3ミリで、
  太いインプラントで4.8ミリです)

直径約4ミリのインプラントを埋込むために必要な骨幅は約6ミリです。
6ミリ以上の骨幅が存在しないと適切なインプラントは行えません。
しかし、多くのケースでこの6ミリの骨幅が存在しないことが多いのです。

この2日間で行ったインプラント手術症例は、全て6ミリ以上の骨幅が存在していました。
10ミリ以上の骨幅が存在していた症例もありました。

骨の幅が十分存在するということは、インプラントの将来性も非常に良いですし、
手術も簡単(短時間)に行えるのです。

今回行った症例の中には、 歯の根が折れたが、折れてすぐ抜歯したケースもありました。
また、抜歯後長期的に放置していなかったため、骨の吸収がさほど起らなかった ケースも存在しました。

骨の吸収がなければ、手術自体は簡単です。
インプラント1本の埋込みで 手術時間は、約5〜10分程度です。

難症例にならないうちに対応することが重要です。


このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2009年1月19日

インプラントの寿命はどれくらい?

1/19(月)です。

今日は、『インプラントの寿命はどれくらい?』になります。

インプラントがどれくらい保つのかは、決まった年数があるわけではありません。
例えば、10年でダメになるとか
20年でダメになるとか
そういった年数が決まっているわけではありません。
平均何年ということも言えるものではありません。

インプラント自体の材質は『チタン』でできています。
インプラント自体は生体内で腐食することはありません。
何か特別な問題が起こらない限り、半永久的にもつと考えられます。

しかし、インプラントもダメになることがあります。

インプラントがどれくらい保つのかは、『患者様の生活習慣』『習癖』『口腔内の条件』『骨の状態』 によって大きく異なります。

『生活習慣』で最も大きいのは、『ブラッシング』です。
歯ブラシが適切にできないとインプラントも歯周病になります。
インプラントを支えている骨も歯肉も患者様ご自身のものですから
歯肉に炎症が起ることもありますし、
感染がおよぶと 天然歯の歯周病 と同様に支えている骨が吸収することがあります。
インプラントが歯周病になることを『インプラント周囲炎』と言います。
この詳細は、以下を参考にして下さい。
    ・インプラント周囲炎とは?

また、インプラント周囲炎になりやすい条件として、全身的な問題です。
例えば、『糖尿病』の方は、炎症が起りやすく、炎症が起っても治りにくいのです。
口腔内も全身の一つですから、全身的な健康が崩れれば、インプラントにも問題が起る確率は高くなります。

他の生活習慣として、『喫煙』があります。
インプラント治療を行った方は、絶対に『喫煙』してはいけません。
インプラントと喫煙の関係については以下を参考にして下さい。
   ・インプラントと喫煙
   
次に患者様の『習癖』です。
習癖とは、『歯ぎしり』『くいしばり』です。
インプラントと天然歯はその構造が違います。
天然歯は、噛むと若干動きます。
この動くということが重要なのです。
過大な力が加わると、歯が動くことによって力を分散させることができます。
しかし、インプラントはネジが骨の中に直接埋まっているため、動かないのです。
インプラントの場合、噛む力が直接加わってしまうのです。
この詳細は以下を参考にして下さい。
   ・インプラントと天然歯の構造の違い!
『歯ぎしり』『くいしばり』強い方は、インプラントへの負担が非常に大きいのです。
この詳細は、以下を参考にして下さい。
   ・『歯ぎしり』はインプラントをダメにする!

上記のようにインプラントはさまざまなことによりダメになることがあります。

具体的なインプラントの成功率については以下を参考にして下さい。
  ・ インプラントの成功率

インプラントの寿命のついての続きは、次回(1/22:木)に解説します。

今日は、これから急用があるため、『インプラント手術報告』はお休みです。

このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2009年1月5日

総入れ歯でもインプラントはできるのか?:その2

1/5(月)です。
今年始めのブログになります。
本年もよろしくお願い致します。

さて年末は『総入れ歯でもインプラントはできるのか?:その1』として
インプラント・ブリッジについて解説しました。

総入れ歯の方のように歯が1本もない場合、歯がな数だけインプラントを埋込む必要性はなく、
欠損の約半数の数のインプラントを埋込めば、インプラント・ブリッジとして固定式の歯にすることができます。

今回の話になりますが、
費用を抑える と言った点を考えると『インプラント・ブリッジ』以外の方法もあります。
『アタッチメント・義歯』という方法です。

『アタッチメント・義歯』とは?
歯が全てない場合、『インプラント・ブリッジ』ように何本ものインプラントを埋入すると治療費が高くなります。
そこでできる限り少ないインプラントの埋入で治療を行う方法もあります。

まず、2〜4本のインプラントを埋込みます。
そしてインプラントと義歯をつなぐ『アタッチメント』という金具を装着します。

これにより義歯とインプラントは強固に固定されますので、義歯が落ちてきたり、外れる ということはありません。

また固定が強いため義歯を非常に小さくできるという利点があります。
上顎では義歯の口蓋の部分を取除くことができ、通常の義歯とははるかに小さくできますので、違和感はかなりなくなるかと思います。
(*状況により口蓋部分を取り除くことができないケースもあります)

この場合の治療費ですが、
インプラントが1本21万円(税込)、
アタッチメントが1個52.500円(税込)ですので、
インプラント2本の場合には525.000円(税込)、
インプラントが4本の場合には105万円(税込)かかります。

下の写真は、下顎にインプラントを2本埋込み、アタッチメント・義歯としたケースです。

atamenntogisi
クリックすると拡大されます。




ただし、このアタッチメント・義歯ですが、もちろん義歯にはなります。
そのため、義歯(入れ歯)がどうしても “嫌” という方には、インプラント・ブリッジの方が良いでしょう。

ただし、費用以外にもこのアタッチメント・義歯の方が優れている点もあります。

歯が欠損している期間が長くあった場合(長期間総入れ歯を使用している場合)、 顎の骨はどんどんと吸収していきます。

この点については以下を参考にして下さい。
      •『 歯がないと顎の骨はどんどんと痩せる』

骨が痩せた場合、口元も変化します。
唇の周囲にシワができたり、唇周囲の張りがなくなってきます。

この痩せて 張りがなくなった部分を補助するのが義歯(入れ歯)のピンク色のプラスチックの部分です。
入れ歯(義歯)には、歯(人工歯)とプラスチックの歯肉の部分からできています。
プラスチックの歯肉が存在するからこそ、入れ歯が顎にフィットして安定するのです。
しかし、このプラスチックの部分が大きいと『違和感』が強くなってしまいます。
しかし、先に書きましたようにこのプラスチックの歯肉の部分は、
『唇の張り』や『シワ』ができるのも防止しているのです。

そのため、骨の吸収が大きい方は、インプラント・ブリッジにすると
プラスチックの歯肉の部分がなくなりますので、
『唇の張り』や『シワ』ができやすくなることがあります。

インプラント・ブリッジがいいのか?
アタッチメント・義歯がいいのか?
は、このような点も考慮する必要性があります。



次回のブログは1/8(木曜日)になります。

このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

2008年12月22日

総入れ歯でもインプラントはできるのか?

12/22(月曜日)です。
今日から新しいテーマになります。
『総入れ歯でもインプラントはできるのか?』になります。


現在、『総入れ歯を使用』していたり、
『何本か歯は残っているが、残っている歯もすでにダメな状態』
というような方には、以下の2つの方法があります。
1. インプラント・ブリッジ
2. アタッチメント・義歯

今回と次回に分けてこの2つを解説します。

インプラント・ブリッジとは?

これは、複数(数本)のインプラントを埋め込み、インプラントを土台とした歯(ブリッジ)を作製する方法です。
具体的には、歯が1本もないような方の場合、
上顎では6〜8本、
下顎では6本の
インプラントを埋め込み、連結した被せ物を行う方法です。
 (*埋入本数は、骨の状態等により変わります)
インプラント・ブリッジとは、以下の写真のような状態のことです。
の写真の2枚は、治療の口腔内の状態 と そのレントゲン写真です。
の2枚の写真は、治療の口腔内の状態 と そのレントゲン写真です。
上顎では、6本のインプラントを埋め込み12歯分の歯を作製しました。

130aa1e8.jpg
クリックすると拡大されます。






インプラントブリッジの利点・欠点

この『インプラント・ブリッジ』の最大の利点は、
固定式であるということです。
入れ歯のように取り外すことはありません。
そのため、もともと歯があった状態と同じような状態で食事や会話をする
ことが可能になります。

欠点は、インプラントを複数本埋め込む必要があるため、
治療費がかかること
治療期間がかかることです。
また、場合によりインプラントを埋め込むための骨の幅等が少ない(吸収している)場合には、
治療が困難(大変)になります。
治療期間に関して言えば、通常インプラントを埋め込んでから骨結合(くっつく)まで、
顎で約3〜4ヶ月
顎で約2〜3ヶ月かかります。
その後、型を取りますので、被せ物の歯(インプラント・ブリッジ)が完成するまで かなりの治療期間がかかってしまいます。
この問題を解決する方法としては、『インプラント即時負荷(荷重)』 という方法があります。
これは、インプラントを埋め込むと同時に固定式の仮歯をインプラントに装着する方法です。
インプラントの手術当日から義歯でない状態で噛むことができるため、患者様にとっては非常に良い方法ですが、適応症が限られています。

次に費用に関して言えば、さまざまな対策があります。
まず、歯が全てない方(総義歯の方)の場合、
インプラント・ブリッジ(完全固定式)で歯を作製する場合、
全ての歯を作製すると片顎(上下顎の片側)で14歯分作製する必要性があります。
14歯作製するとなると治療費はかなりかかります。
そのため、
12歯分までとか、
10歯分までとかまで歯(被せ物)を作製することがあります。
つまり、12歯分まで作製するということは、左右の奥歯が1歯分づつ少ないということです。
歯(被せ物)の数が少ない分、作成費(治療費)も安くなります。

それでは、『完全に奥まで歯を作製しなくても問題なく噛めるのか?』
という疑問があるかもしれません。
もちろん元の歯があった状態にまで回復させた方が良い(14歯分)と思います。
しかし、一番奥まで歯を作製しなくても
現時点で多くの歯がなかったり、
義歯を使用できない方であれば、
12歯分の歯を作製するだけで、固定式の歯になりますので、十分噛むことができます。
また、例えば 上顎に歯が1本もない場合で、下顎の歯も奥歯がない場合には、
下顎の歯が残っている歯と合わせた数のみ 上顎にインプラントを行うことがあります。
つまり、インプラントの必要な本数は、歯がない数ではありません。
患者様が噛めるようになる状態が必要な本数なのです。

必要以上にインプラントを埋め込んだりすることは、
治療費が高くなったり、
治療が大変になったりします。

特に歯が1本もないような場合には、
全ての欠損にインプラントを行うのではなく、
残っている歯の数や 噛み合わせ等を考慮して インプラントの必要本数を考えることが大切です。
決して歯のない部分全てにインプラントを埋め込む必要性はありません。

今年のブログは、今日で終了です。

12/31〜1/3まで休診になります。

次回のブログは1/5(月曜日)になります。


このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2008年11月10日

骨の再生はどこまで可能なのか?:(GBR法)の限界:その3

11/10(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『骨の再生はどこまで可能なのか?:(GBR法)の限界:その3』になります。

今日もGBR法の続きになります。

前回は、抜歯を例にして、抜歯した“穴”がどのように治るかを解説しました。
抜歯した“穴”が治るには、歯肉(歯肉の細胞)骨(骨の細胞)が関係していて、
歯肉(歯肉の細胞)は治るのが早い(再生スピード)のに比べて
(骨の細胞)の治るスピードは遅いために、抜歯した“穴”は歯肉で埋まってしまう傾向にあることを解説しました。
(*全てのケースにおいて当てはまるわけではありません)

今日は、そうしたことを防止し、骨の再生(増大、増骨)するための、GBR法の原理について解説します。

GBR法の原理は、単純なもので、この歯肉が“穴”の中に入り込むのを防ぐのです。
そこで登場するのが、GBR膜です。
GBR膜は、薄いシート状でできています。
紙のようなものです。
このシート状のGBR膜を抜歯でできた“穴”の上におきます。
そして歯肉を縫合します。
つまり、GBR膜は、歯肉の間に設置するということです。
GBR膜は、歯肉の下にあるため(歯肉と骨の間)、歯肉は、下方(GBR膜より下)に行けなくなったのです。
(歯肉が抜歯した“穴”に入り込まない)
つまり、GBR膜は、歯肉が“穴”に入り込まないようにするための『バリアー』なのです。
『バリアー』があるからこそはゆっくりと再生するのです。
下図を参考にして下さい。
GBRgennri
クリックすると拡大されます










次回は、さらに詳しく解説します。
『骨は、どこまで再生可能なのか?』についてです。


次回のブログは11/13(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『骨の再生はどこまで可能なのか?:(GBR法)の限界:その4』です。

そういえば、先日私の同級生(横浜市開業)から診療中に電話があり、
ドイツ人の方が急患で来院され、
『母国でインプラント治療を行った被せ物が土台から取れた』とのことでした。
その同級生の歯科医院では、取り扱っていないインプラントの種類(メーカー)だった
ため、当医院に連絡が来たのです。

そのドイツ人の患者様に使用されていたインプラントの種類は、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)でした。

ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)は、世界的にも多くの歯科医師に使用されているインプラントであり、日本でも最も使用頻度の高いインプラントの一つです。

もし、上記のドイツ人の患者様が日本ではほとんど使用していないインプラントであった場合には、対応が非常に困難だったでしょう。

また、あまりにもマイナーなインプラントメーカーの場合、製造メーカー自体がなくなってしまうこともあります。

最近は、アジアの中で非常に単価の安いインプラントメーカーが出回っています。
治療費のコストを抑えるために、日本の歯科医師が海外に出向き、購入してくるケースがあります。
そうしたインプラントメーカーの材料は、場合により日本では販売していないこともあります。

もちろん『安いから悪い』ということではありませんが、ある程度信頼できるインプラントメーカーを使用することも重要なことです。

話は戻りますが、急患で来院されたドイツの方は、インプラントの土台が緩んでしまったために 単にセメント(接着剤)で付ける ということはできなかったのです。
インプラントの土台は、ネジ式になっており、そのネジを締めつけるためには、専用の器具が必要なのです。
そのため、どこの歯科医院でも行えるということではありません。

ただし、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)であれば、インプラント治療を行っている歯科医院の多くで取り扱っているため、すぐ近所ではなくても探すことは十分可能です。

また、以前にも同様な理由で来院された患者様もいらっしゃいました。
他歯科医院で行ったインプラント部位が良く取れてしまうとのことで当院に来院された方です。
インプラント治療を行った歯科医院は非常に遠いので、当院でどうにかならないかと来院されました。
レントゲン撮影を行い、さまざまな資料を駆使して調べた結果、インプラントのメーカーは分かったのですが、ほとんど聞いたことがないインプラントメーカーの物でした。

そのため、当医院では対応できないだけでなく、紹介する先も見当がつかない状態でした。

そのため、使用されていたインプラント製造メーカーに問い合わせ、患者様の自宅付近で納品している歯科医院を聞きました。
そこで聞いたのが、患者様がインプラント治療を行った歯科医院でした。
患者様の自宅から2時間以上はかかります。
患者様には、そこの歯科医院以外には、近所にはないことを伝えました。

インプラント治療を受ける場合には、単に費用といった点だけでなく、さまざまなことを知ることが必要です。

今週(11/7〜9)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

上顎の前歯部をぶつけたため、 歯が折れ、抜歯となった患者様です。
インプラント治療を行うにあたり、骨吸収が大きかったため、インプラントの埋入と同時に骨増大法(GBR法)を行いました。
現在のブログのテーマですね。

使用したインプラントは、 アンキロス・インプラントが1本です。

手術時間は、約20分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後に型を取ります。

このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2008年10月30日

患者様から受ける質問特集:その22

10/30(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その22』になります。

今日も前回の続きになります。
このテーマを始めて見られた方は、10/16の『患者様から受ける質問特集:その18』からご覧になって下さい。

さて、今日も、全身疾患とインプラント治療の関わりについてです。

骨粗鬆症とインプラント治療についてです。

結論から言いますと、『骨粗鬆症』患者様に対するインプラント治療は、
絶対的な禁忌ではありません。
その理由として、『骨粗鬆症』の方にインプラントを行い、その経過を観察した研究においては特に問題はないという論文が多数あります。
しかし、『骨粗鬆症』の程度にもよりますので、主治医との綿密な連携が必要となります。
『骨粗鬆症』であってもインプラント治療はあきらめることはなく、きちんと検査を行い、その結果次第では十分可能です。
また、骨密度をあらかじめ測定することも有効な診断になります。

しかし、『骨粗鬆症』の治療として『ビスフォスフォネート剤』を使用している方はインプラント治療は行えません。
ビスフォスフォネートは、骨の代謝が止まってしまい骨が溶けるのを防ぐ反面、骨の治癒も起きませんのでインプラント治療は禁忌になります。

以下も参考になさって下さい。
生活習慣と骨粗鬆症の関係


次に、麻酔アレルギーおよび薬物アレルギーです。
まず、麻酔アレルギーですが、歯科治療における麻酔薬の多くは『エピネフリン』という薬剤が入っています。
歯科治療におけるエピネフリンの作用は血管を収縮し、止血作用があります。
また、局所麻酔剤の作用を増強させ、その効力を持続させます。
しかし、このエピネフリンに過敏な方が時々いらっしゃいます。
その場合にはエピネフリンを含まない麻酔液を使用し、歯科治療を行います。
また、高血圧や心臓病など、持病のある方は歯科治療で麻酔を使用する際は担当歯科医師に申告して下さい。

次に薬物アレルギーです。
インプラント治療等の外科治療の際には、通常抗生剤や鎮痛剤を処方します。
当院においても初診時の問診表以外に外科処置前の質問表、担当医の問診等で漏れがないようにしていますが、どの段階においても問題なしとなっていてもいざ薬を処方する際になって始めてアレルギーがあったことや通院歴があることを申告される方がいらっしゃいます。
問診表は必ず、確実に記載して下さい。
また、服用薬によっては重複してはならない薬や飲み合わせが悪い薬もありますので、服用している薬は全て申告されて下さい。
できましたら、薬をお持ちになっていただくのが確実です。
最近は心療内科で安定剤や不眠薬等を処方されている方も多くいらしゃいます。
こうした薬も治療を受ける際には必ず申告する必要性があります。
服用している薬の種類によっては通院している科の先生と連絡をとり、治療が可能かどうかと判断することがあります。

話は戻り、今回の質問である
『…ざまざまな病気があると インプラント治療は本当にできないのでしょうか?』
ということですが、数回に分けて解説しましたようにご病気の内容によりインプラント治療や歯周病治療が行えない場合もあります。
また、糖尿病や高血圧のようにその程度によっては、問題なく行えるケースもあります。
一番大切なのは、事前にご病気の有無や、服用している薬、通院している科の有無等をきちんと担当歯科医師に話ことが大切です。


次回のブログは11/3(月曜日)になります。

この質問シリーズは、今日で終了です。
次回から新しいテーマになります。
『GBR法』で骨が増骨(再生)できるのはどうして?
骨はどこまで再生可能なのか?
というような話をしたいと思います。


このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2008年10月27日

患者様から受ける質問特集:その21

10/27(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その21』になります。

今日も前回の続きになります。
このテーマを始めて見られた方は、10/16の『患者様から受ける質問特集:その18』からご覧になって下さい。

さて、今日も、全身疾患とインプラント治療の関わりについてです。

まずは、『腎臓病』とインプラント治療についてです。
腎臓病には軽いものから重いものまであり、その原因も治療法(食事制限や薬の服用、透析、移植等)もさまざまです。
そのため、腎臓病の方は全てインプラント治療ができないということではありません。
ただし、腎臓病の方は免疫力が低下しているため傷が治りにくく、骨との結合も難しくなります。
また、インプラント治療の際に服用する抗生剤や鎮痛薬等の使用制限もあります。
人工透析を受けている方では、血液の循環をよくする薬を服用するため、外科的処置をした時に止血しない場合があります。
そのため、人工透析を受けられている方はインプラント治療の際には注意が必要です。
病状にもよりますが、基本的に腎臓病の方はすぐインプラント治療が可能ということにはなりません。
担当医師との連携により相談しながら可能かどうか判断していきます。

次に、『放射線治療を行っている場合とインプラント治療の関係』についてです。
ガン(癌)の治療で現在放射線治療を行っている方は基本的にインプラント治療ができません。
特に顎骨に放射線を受けている場合には外科処置は禁忌です。
また、麻酔を行うことも危険です。

歯科麻酔により骨髄炎を起こす可能性があります。
そのため、インプラント以外の通常の歯科治療においても注意が必要です。
特に口腔領域の悪性腫瘍に対する放射線治療後は口腔内の炎症が起ったり、骨髄炎を併発していることが認められます。
また、放射線治療後には唾液の分泌量の減少が認められることがあります。
唾液の分泌が少なくなると、虫歯や歯周病が起る確立が高くなります。
そのため、放射線治療後には口腔内の管理をきちんとしておかないと虫歯や歯周病になった場合でも治療が難しいことがあるため、注意が必要です。
ただし、放射線治療後に一定の期間が経っている場合には医科担当医(放射線科医)との相談によってインプラント治療が行える場合もあります。



全身疾患とインプラント治療の関係については次回さらに解説します。

次回のブログは10/27(月曜日)になります。
次回も今日の続きになります。
歯科(インプラント、歯周病)と健康の関わりです。


今週(10/24〜26)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から骨が非常に吸収した上顎前歯部にインプラントを行った症例をご紹介します。

術前において上顎の欠損は、前歯と臼歯部の多くの歯が欠損している状態でした。

通常このような場合、欠損数の約半数のインプラントを埋入し、 ブリッジとします。

しかし、骨があまりにも吸収している場合、 インプラント・ブリッジでは、審美的に問題を生じることがあります。

その理由の一つを解説します。
義歯(入れ歯)を使用している方は分かるかと思いますが、義歯には、人工的な歯肉(プラスチックでできたピンク色の部分)があります。
このピンク色(歯肉色)のプラスチック部分がご自身の歯肉の上に乗り、
義歯(入れ歯)を支えているのです。
義歯の歯の部分は、このピンクのプラスチック(人工歯肉)の上に付くのです。
これが義歯(入れ歯)です。
gisio







歯根破折 歯周病 歯がない状態が長く続くと骨が吸収します。

義歯の人工歯肉(ピンク色のプラスチックの部分)は、単に歯肉の上に乗って、義歯を安定させているだけなく、吸収した骨の部分も回復させているのです。

歯が1本もない(総義歯を使用している)方は、顎の骨が吸収しているため、
『唇の張り』がなく、唇周囲に『シワ』ができる傾向にあります。
骨の吸収によって、唇が落ち込んでいるためです。

骨吸収による顔貌の変化については、以下を参考にして下さい。
歯がないと顎の骨はどんどんと痩せる

こうした場合、義歯の人工歯肉(ピンク色のプラスチックの部分)があるからこそ、
吸収した部分を補うことができ、唇が落ち込まないようにできます。
その結果、唇周囲の『シワ』ができにくいようになります。

義歯を使用している方が、義歯を外すと『シワ』ができるのはこのためです。

話は、だいぶ長くなってしまいました。

今回のケースでは、ブリッジにすると、上記のような問題が起る可能性が高いため、
あえて義歯(インプラント義歯)にする計画にしました。

インプラントを埋入し、そこに義歯と固定するための金具を装着します。

これにより、義歯は動かないようになり、さらに義歯自体も小さくなります。

インプラント治療は、骨が非常に吸収していたため、
『スプリッティング法』
『GBR法』を併用して増骨を行いました。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 直径4.1ミリ、長さ10ミリ が3本でした。



このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
最近の投稿
カテゴリ
アーカイブ

PAGE TOP