最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: 歯周病の記事一覧
2005年6月18日

今日のインプラント午前と午後の手術について

今日のインプラント手術は午前中に下顎に4本の埋入がありました。
骨も十分あったため、治療時間も短く、患者さんは思っていたより簡単に終わったと言っていました。
良かったです。

午後は上顎の前歯部に2本の抜歯即時インプラントがあります。

午前中の下顎のインプラントですが、左右ともにそれぞれ3歯欠損です。通常3歯欠損には2本のインプラントを埋入し、ブリッジとします。
先日ホームページでアップしたものにも記載しましたが、通常3〜4歯欠損は2本のインプラントでブリッジとしますが、短いインプラントしか埋入できない場合には3歯欠損であっても3本埋入することがあります。短いインプラントでは力学的に支えきれないからです。

また午後の抜歯即時インプラントですが、以前にも何度か解説していますが、非常に診断が難しい治療法です。
インプラントをきちんと埋入するためには、埋入したインプラントの周囲に骨がきちんと残っている(インプラントの周囲が骨で囲まれていることが必要)ことが重要です。
抜歯をした場合、抜歯した穴とインプラントの直径がぴったりと適合することはまずありえません。
通常は抜歯した穴よりもインプラントの直径の方が狭いためインプラントの周囲には隙間が若干あきます。
この隙間が小さければ小さい程良いということになります。
抜歯したこの隙間が小さく、周囲の骨の吸収がなければ抜歯即時インプラントは可能です。
しかし、抜歯した穴がインプラントの直径よりもあまりに大きかったり、周囲骨の吸収があまりにも大きい場合には抜歯即時 インプラントはできません。
無理をして行うと骨の裏打ちがないため歯肉た退縮し、審美性をうしなうばかりか、インプラント自体もダメ(脱落)になってしまいます。

また抜歯部周囲の骨が吸収してしまう原因としてし歯周病が進行していたり、歯の根が割れてしまい、その割れ目から血液や細菌が侵入し繁殖する結果、膿みとなり周囲骨の吸収を起こすことがあげられます。






インプラントの杉山歯科医院
2005年6月14日

今日のインプラント:バイオフィルムの話し

今日の午前中は上下顎の前歯部に同時にインプラント埋入がありました。
骨の吸収が大きいためインプラント埋入と同時に骨の増大をはかるためGBR法を行いました。
通常前歯部であれば骨の状態が良ければ埋入自体は2〜3分程度ですが、同時にGBR法を行うと10分以上はかかります。
歯周病を放置すると骨が吸収して結構大変なことになります。
なんでもそうですが、早期に適切に治療することが大切です。

今日はバイオフィルムの話しをします。

       バイオフィルムとは?
 
 バイオフィルムとは『細菌などが集まってできたヌルヌル、ネバネバした塊』のことです。そう言ってもピンとこないと思いますので、私達が生活する上で存在するバイオフィルムの話しをします。
台所や風呂場の清掃を少ししないでいるとそこは、ヌルヌルとしてきます。そのヌルヌルを除去しようと思っても、塩素系の薬剤等を使用しない限り、ブラシのみではなかなか取除くことは困難であると思います。この除去しずらいヌルヌルがバイオフィルムです。
歯の表面や歯周ポケット(歯周病の進行の項目参照)内部にも同様のバイオフィルムが形成されます。
バイオフィルムの内部には複数の細菌が生息しています。バイオフィルムという家の中で複数の細菌が共同生活をしていると思って下さい。問題なのはバイオフィルムは薬剤や殺菌剤などの外敵から身を守るためにバリアとして働いていることです。かなりの高濃度の薬剤でもない限り、内部の細菌を殺すことは困難です。
ではどうしたらバイオフィルム内部の細菌を除去できるのでしょうか? 答えは簡単です。歯ブラシやフロス等で機械的にこすり、除去することです。しかし、歯ブラシだけで完全にバイオフィルムを除去することはできないと言われています。特に歯周ポケットの内部には歯ブラシは届きませんのでバイオフィルムの内部の細菌を除去することはできません。歯周病を治すには単に消毒だけしたり、その部分に薬を入れるだけではなく、このバイオフィルムを専門的に除去(歯周病の治療の項目参照)していく必要性があります。

この続きは歯周病の項目にありますので御覧になって下さい。




インプラントの杉山歯科医院
2005年5月9日

インプラント情報アップ

ホームページのインプラント情報をアップしました。
タイトルは『強酸性水』と『インプラント手術における骨質』
の2つです。

強酸性水は器具の消毒や手、口腔内の消毒にも使用できる殺菌のための水のことです。ご家庭でも使用することができるものです。詳細はホームページを参考にして下さい。




インプラントの杉山歯科医院
2005年3月19日

ビデオ解説:新しい試み

ホームページをアップしました。
新しい試みで、ビデオを使用して治療の解説をします。
第1回目はインプラント治療のビデオです。
ぜひ見て下さい。


インプラントの杉山歯科医院
2005年2月15日

神奈川県大船駅でインプラントセンターをオープン

今年の冬に神奈川県の大船駅前でインプラント専門の歯科医院を開院します。
インプラント専門の個室(手術室)を2つそろえた医院です。
最新の医療器材を揃え、数名のインプラント専門医にて同時に手術が可能な施設です。
現在、インプラント専門スタッフの能力をアップすべく技術や知識を向上するためにがんばっているところです。
詳細は日記で随時報告します。


インプラントの杉山歯科医院


2005年1月23日

上顎のインプラントの話:昨日の続き

今日は休診ですので、昨日のインプラント埋入時の骨質の話しの続きをします。
昨日は骨には軟らかい骨と硬い骨があり、下顎の多くは硬い骨であることをお話しました。
今日は上顎の骨質についてです。
インプラントを埋入する際にはインプラントの直径より若干狭い穴をあけます。
例えば私が使用しているI.T.Tインプラントでは一般的に直径4.1mmのものを使用します。そのためには3.5mmの穴を開けます。少し小さめの穴に埋入することにより、きつく固定されることになります。
これが緩くなるとインプラントは安定しないことになります。
この穴を開けるためには専用の規格されたドリルで行うのが通常の方法です。
しかし、上顎の骨は軟らかいためあまりドリルを使用しないことがあります。3.5mmより細いドリルまで使用し、それ以上はドリルを使用しないで、キリのような円柱状の器具を骨に開けた小さな穴に入れ、叩いて穴を押し広げるといった方法をします。
骨は削らないため、横に押し広げられます。そのため骨は圧迫され、密になります。
つまり骨は凝縮され、硬くなるということです。
この方法に使用する円柱状の道具を『オステオトーム』と言います。そしてこの方法は『オステオトームを使用して骨質を改善する』ということになります。
2回にわたりインプラントの骨質と埋入の方法について話をしてきました。
また詳細はホームページにアップしたいと思います。

インプラントの杉山歯科医院
2005年1月5日

今年最初の日記です。

今年最初の日記です。
明日6日(木曜日)から診療を開始します。
昨年の年末は学会等の発表が重なり、ホームページの更新があまりできませんでしたが、今年はどんどんと最新の情報を掲載していきたいと思います。
最初は『抜歯即時症例』および、『インプラントの失敗症例』インプラントの特殊な治療『スプリットクレスト法』そして始めての試みである『インプラントの手術ビデオ』を準じアップしていきます。
得に他のホームページではほとんど掲載がない、インプラントの失敗がなぜ起きたのか?等の話しやインプラントを受けられた患者さんの実体験、インプラント治療の最前線、裏話等を取り入れたいと思っています。
日本のインプラントに関する拠点となれるように正確な情報を伝えていけるホームページにしていきたいと思います。
本年もよろしくお願い致します。


インプラントの杉山歯科医院
2004年12月3日

講演会のお知らせ:歯科医師用

=再建治療研究所主催公開セミナー in千葉= のお知らせ

「歯科医師・歯科衛生士のチーム医療の観点から 
 歯周病のリスクファクターを考える」

 歯周病における歯周組織の破壊や疾患の進行において、様々なリスクファクターが関与すると考えられる。特に残存歯の状態や歯列不正に伴う咬合崩壊を呈した症例へ対応する場合、リスクファクターとしての要素が増大する傾向にある。これを解決するには、はじめに基本治療と併行しながら症例ごとのリスクファクターの分析と対応が必要となる。しかしながら、現状において診断や治療の両面から考えた場合、多くのリスクファクターが関与する上に症例ごとの個体差が大きいことなどから、明確な治療のためのガイドラインやエビデンスの確立は困難である。
そこで、本講演では歯周病のリスクファクターについてさまざまな方向から多角的に問題提起を行い、臨床における治療上の問題点を再度確認しながら、歯科医師・歯科衛生士を交えシンポジウム形式で検討を加える事とします。
多数のご参加をお待ちしております。

日時:2004年12月12日(日)午前9時〜午後4時30分
場所:ぱるるプラザCHIBA6F 千葉市中央区富士見町1‐3‐2
   JR千葉駅前 東口より徒歩3分(Tel 043−202−0800)

プログラム(講演予定者)
・ 全身疾患と歯周病の関連−歯周治療で考えるべき事、
 やるべき事   (横浜市開業 吉野敏明)

・ ハイリスク患者とは?抗菌療法は必要か?
         (千葉市開業 三辺正人)

・歯周病治療における咬合性外傷の考え方と対応
         (鹿児島市開業 児玉利朗)   

・歯周病患者に対するインプラント治療はリスクか?
         (東京都開業 杉山貴志)
・討論

後援・協賛 株式会社モリタ、テルモ株式会社、株式会社高研
      有限会社医学情報社
インプラントの杉山歯科医院
2004年11月11日

本年度のインプラント埋入数

今年も残すところ後2ヶ月となりました。
インプラントの埋入数も昨年と比較するとかなり増えてきています。それだけ噛めない等の問題をかかえている方が多いということです。
今年は現時点で350本程度行いました。
年末に1年間の手術件数、埋入本数、手術部位、男女比、年齢等のデータをまとめて報告したいと思います。

インプラントの杉山歯科医院


2004年11月9日

GBR法の詳細の続き:パート2

本日はGBR法で使用する膜について解説します。
当医院ではGBR 法に対し2種類の膜を使用します。
一つは吸収する膜:Tiuuse GuideTM メンブレンで、もう一つは収しない膜:GORE-TEXメンブレンです。
Tiuuse GuideTM メンブレンはコラーゲンからできており、吸収するため後から取り出す必要性がないので 治療の回数が少なくなります。しかし、この膜には適応症が限られており、 大幅に骨を再生させることはできません。
GORE-TEX メンブレンは吸収しないため後から取り出す必要性がありますが、GBR 法の多くはこの膜を使用します。 GORE-TEX メンブレンは1969年に開発されたもので、歯科領域以外でも、人工血管や人工硬膜、 縫合糸等で400万症例に使用されており、医療分野において非常に高い評価を得ている材料です。
どちらの膜を使用するかは適応症があり、その状態によって異なります。


インプラントの杉山歯科医院
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