最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: 歯周病の記事一覧
2007年7月18日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯周病患者様におけるインプラント治療:その2

『歯周病治療の新しい考え方:フルマウスSRP法』:その2

今日も昨日の続きです。

今日は一般的な歯周病治療(SRP:スケーリング・ルートプレーニング)についてお話します。

まず、歯周病の治療である『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』についてお分かりにならない方は 歯周病の治療を参考にして下さい。
それでは最初に歯周病について簡単に説明します。
歯周病の原因は『歯』と『歯肉の境目』に付着した汚れ(食べかす)がその境目の内部に侵入することから始まります。
この『歯』と『歯肉の境目』のことを専門用語で『歯周ポケット』と言います。
下図は右側に見える細い棒状の器具で『歯周ポケット』を計測している状態です。

歯周ポケット







『歯周病ポケット』の内部に侵入した汚れは歯の根の中に べったり とへばりつきます。
この汚れのことを『歯石』と言います。
聞いたことがありますよね。
歯石の除去は歯科医院で経験されたことがある方も多いかと思います。
しかし、そうした場合に行う『歯石の除去』とは歯肉の上に見える部分を取り除いているだけで、『歯周ポケット』の内部に侵入した『歯石の除去』とは違うのです。
『歯周ポケットの内部に侵入した歯石の除去』は歯肉に麻酔をして行うことが必要です。
この『歯周ポケットの内部に侵入した歯石の除去』を専門用語で
『ルートプレーニング』と言います。
または『SRP(scaling root planing:スケーリング・ルートプレーニング)とも言います。
この『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』は1回の治療で1歯ずつ行うのではなく、7歯程度を一度に行います。
この時の治療時間は約30〜60分はかかります。

口腔内全体が歯周病の場合、全ての歯の『SRP』が終了するのに約4回の治療回数がかかります。(上下顎合計で28歯全て存在する場合です)
これは一般的な治療の進め方です。

患者様自身も1回に口を開けていられる限界時間は1時間程度ですので、
約4回の治療回数に分けて行うことは一般的です。
これが、通常の『SRP』の進め方と覚えておいて下さい。

明日はこの『SRP』を行う際の感染の問題です。

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神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。
2007年7月17日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯周病患者様におけるインプラント治療

歯周病患者様におけるインプラント治療
『歯周病治療の新しい考え方:フルマウスSRP法』

今日から新しいテーマになります。

はじめに
現在インプラント治療は急速に普及しています。インプラントの長期的な報告も数多くされており、高い成功率となっています。
しかし、その反面失敗症例も多く報告されています。
特にインプラントと天然歯が共存する中で高い成功率を達成するためには単にインプラントを埋入するだけでなく口腔内の全体的な治療計画が必要となってきます。
残存歯の予知性、被せ物(補綴)治療との兼ね合い、咬み合せの状態、患者さんの希望などさまざまな面からの検討が必要になってきます。
その中でも歯周病に罹患した状態でのインプラント治療は困難を極めます。

上記の内容についての詳細は 歯周病患者さんにインプラントは可能か?に記載してありますのでインプラント治療と歯周病治療の両方にご興味がある方は是非御覧になって下さい。

当医院ではインプラント治療をご希望されて来院される方のほとんどに歯周病の検査を行います。
その理由はもし、歯周病がある状態でインプラント治療を行うと歯周病細菌がインプラントにまで感染するからです。

インプラントに歯周病細菌が感染すると『インプラント周囲炎』という状態になります。
インプラント周囲炎とは、インプラントが歯周病と同じような症状になることです。
インプラント治療後に歯ブラシが不十分になると汚れは歯肉とインプラントの境目から内部に侵入していきます。
この汚れは歯周病細菌と同様の細菌です。
そして初期の段階ではインプラント周囲の歯肉が腫れて行きます。
その後インプラントを支えている歯槽骨を吸収してしまいます。
最終的にはインプラントはダメになり、撤去することになります。
人工物であるインプラントには神経が通っていません。
そのため初期の段階では多くの場合、自覚症状がありません。
そのため、かなり状態が進行しなければ気付かないのが特徴です。

そのため、歯周病患者様でインプラント治療を希望される場合、まず最初に歯周病の治療から開始します。

歯周病細菌というのは感染するということです。
インプラント治療を行う方に歯周病の検査を行うことは大切です。
今回のテーマはこの感染ということを考えた歯周病治療です。
続きはまた明日

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2007年7月11日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:グラグラした歯はどうするの?

グラグラした歯はどうするの?

最近、『歯がグラグラしてきた』という経験がある方は結構いるのではないでしょうか?
このグラグラ大丈夫なのでしょうか?

患者さんにとってはグラグラしている歯であってもできるかぎり抜歯せず、残したいという思いは強いかと思います。
ではこうしたグラグラした歯は残せるのでしょうか?

その状況(噛み合わせ、残存骨の量、歯牙の残存状態、ブラッシングの状態、全身疾患との関係等)にもよりますが、グラグラしているということはかなり厳しいことにはなります。
もちろんちょっとグラグラしているのと
かなり動くのでは違います。
しかし、歯がグラグラしているということは歯周病が進行している可能性が高いのです。
場合によっては歯が折れていたりすることも考えられます。
しかし、可能性としては歯周病になります。

歯周病細菌が感染し、歯を支えている骨が溶けた結果、歯はグラグラします。
グラグラするのが本当の初期であればまだ良いのですが、もう取れそうな状態までグラグラしているのであれば良くありません。
歯周病は初期の段階では自覚症状が少ない病気です。
痛みや腫れ、グラグラといったことが出始めたら危険信号です。
そうなる前に定期的に歯周病の検査をすることが大切です。
(歯周病についての詳細はHPを参考していただきたいと思います)
現在なんでもないと思っていても1年に1回は検査を受けられた方がよいでしょう。
早期に歯周病が発見できれば、治療も簡単に行えます。
グラグラがひどくなり、抜歯となった場合、その後の治療が大変になるだけでなく、治療の期間もかかります。

早期の検査が結果的に、歯周病の発見を早め、歯を残すことができるだけでなく、治療回数(通院回数)を減らすことにもなります。
通院回数が少なくなるということは治療費の削減にもなります。

定期検査は是非受けていただきたいものです。
歯周病の検査には
1 歯周病ポケット検査
2 レントゲン検査
3 歯周病細菌検査
4 噛み合わせの検査
等があります。

検査自体はどこの歯科医院でも受けられます。
また歯科医院で歯石等を取り除く場合には、歯石除去の前に歯周病の検査を行う必要性が義務づけられています。(健康保険)
そのため、ご自身の歯周病の状態を知りたい方は歯石を取り除く時に検査結果をもらっておくことが良いかと思います。
できましたらその検査結果をファイルしておけば、毎年の歯周病の状態を把握することができます。

歯周病の防止には定期的に検査をすることが重要なのです。

それではまた明日。
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2007年6月21日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯科衛生認定医

今日は木曜日ですので、休診です。

休診なのですが、午前中は仕事をします。
仕事と言っても、診療ではありません。

当医院で勤務している『歯科衛生士』が試験を受ける準備をしています。
なんの試験かと言いますと、日本歯周病学会が認定する『歯周病の認定衛生士』の試験です。

私達 歯科医師は 歯周病の専門医 や インプラントの専門医、矯正の専門医、麻酔の専門医等の資格が
あります。
これは大学を卒業し、国家試験に合格し、歯科医師になった後、
さらに専門的な知識や技術を習得した先生に対し、それぞれの学会が認定した専門医です。

合格する際には専門施設での研修期間が何年以上(日本歯周病学会の場合、歯周病専門施設で最低6年以上の研修が必要です)必要であったり、学会等で研究業績を発表する必要性や、実際に行ってきた臨床症例を報告する等 いくつもの条件があります。
結構大変なのです。
そのため、歯科医師の中でこうした専門資格を持っている先生は非常に少ないのが現状です。

現在、歯科医師の数は全国で約10万人います。
その中で歯周病の専門医は何人いると思いますか?
約800人程度です。
(私が8年前にもらった認定証には619番目になっていますので…
 今はおそらく このくらいだと思います)
つまり全国の歯科医師の1%未満ということになります。

少ないですね。

歯周病学会の専門医制度は歴史がありますが、
『歯周病認定歯科衛生士』は、数年前にできた新しい制度です。

このHPでなんどか紹介しましたが、歯周病を治療するためには歯科衛生士の役割は非常に大きなものです。
歯科衛生士の知識や技術、経験の差が歯周病を治す大きなポイントになってきます。

そこで、日本歯周病学会は 専門医は歯科医師だけでなく、実際に治療に携わっている『歯科衛生士』にも必要であるとし、歯周病の専門 歯科衛生士を育成するためにこの専門制度を立ち上げました。

合格者は現在また数十人程度です。

今回はこの試験を受けるためのデータの作製を歯科衛生士とともに行っているところです。
今月はずーとこの作業をしています。
歯科医師と同じように受験資格があります。
歯周病の専門施設での実務経験が必要であることはもちろんのこと
歯周病学会への活動経験も必要です。
歯科衛生士自体が行ってきた臨床データもきちんとまとめて報告しなければなりません。

単に毎日、仕事をしているだけでは受験することもできません。
日々、行っている患者様のデータをきちんとファイリングし、データとして記録を残しておかないと
いきなり受験することもできません。

毎日忙しく働いている中で患者様のデータをきちんとまとめることは大変なことです。

現実的には歯科医院で勤務している歯科衛生士の多くは、
診療のアシストを行うだけであり、
歯科衛生士の意思というよりは “院長に従っている” という状態です。

歯科衛生士自身で 日々 勉強したり、学会に参加したり、
患者様のデータをきちんと整理し、常に過去のデータを振り返るようなことはあまりないのが現状です。
『歯科衛生士自身の意思で “ 患者様を治療する ”』といったことが少ないのです。

2週間くらい前にこのブログで
『歯科治療はチームアプローチ』というテーマで話を何回かしましたが、
その時に『歯科衛生士の役割は非常に大きい』という話をしました。
特に歯周病治療においては歯科衛生士の能力の差が影響します。

歯科衛生士が『仕事をやらされている』という意識ではなく、
自らが考え、『患者様を治すためにはどうすれば、良いのか』
という意識を持たないと結果的に歯周病は治りません。
もちろん患者様にとっても不利益なことです。

医療の『質』を高めるためには授業員全てが、高い意識を持たないといけません。

先程話たように多くの歯科衛生士は『単に仕事をしているだけ…』、
『院長が言う通りに行っているだけ…』
といったことが現実的にはあり、
『真のプロフェッショナル』としての意識が低いのが現状です。

そのため歯科衛生士は離就率が高い職業です。
『歯科衛生士になったが、実際には 働いたら毎日歯科医師の補助ばかりで…』
とか
『歯科衛生士自身で考え、行動する機会が少ない…』
というようなことが多く、歯科衛生士としての目的意識が低くなっています。

そのため日本の歯科衛生士のレベルは世界中から見て 高い とは言えません。

この日本歯周病学会が推奨する『歯周病認定歯科衛生士』の資格はそうしたことを少しでも解消してくれるものだと思います。

今後は歯科衛生士の一つの目標となるでしょう。

『歯周病認定歯科衛生士』の数が増えれば、間違いなく、日本の歯周病治療のレベルもぐーとアップするでしょう。

さてそれにはまず試験に合格しないといけません。

今回はまず、第一次試験になります。
第一次試験に合格すると第二次試験があります。

がんばって合格していただきたいものです。
合格発表は秋頃の予定です。

『歯科衛生士のプロフェッショナル』を育てることが日本の歯科医療のレベルアップにつながります。

この前インプラントと『歯ぎしり』の関係をブログで紹介しましたが、
まとめましたのでご興味のある方は是非どうぞ!
(単にまとめただけなのでだいたいは同じ内容ですが…)
『歯ぎしり』はインプラントをダメにする!



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2007年6月19日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:4

『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:4

昨日までの3回に分けて『歯ぎしり』や『くいしばり』は
『歯周病』や『インプラント』にとって非常に問題となることをお話しました。

歯科疾患は後天的な原因が多い病気です。
つまり、生まれながらに持っていたりするものよりは、
生まれた後の行動、(歯ブラシの頻度や方法、歯ぎしりの有無、食生活や睡眠、運動、ストレス等…)により起ります。

つまり、虫歯や歯周病等で歯が欠損してしたということはそれなりの原因があるわけです。

欠損部位の治療方法として 単にインプラントを行えば 良いということではなく、なにが原因で起ったのかを(歯がなくなったのかを)考えることが大切です。

インプラント治療を希望される方はインプラントを行えば、『ずーと問題なく過ごす』と思っていらっしゃる場合があります。

もちろんインプラントの成功率は非常に高いものですが、決して100%ではありません。

インプラント自体も歯周病のような状態になったり(インプラント周囲炎)、今回のテーマである『歯ぎしり』や『くいしばり』によってダメになったりすることもあります。

話は戻りますが、歯がダメになった ということは、原因があります。
インプラント治療後もその原因が解決されなければ、インプラント自体もダメになってしまう可能性があります。
歯周病で歯がダメになった方は、問題のない人より、丁寧に時間をかけブラッシングを行う必要性があります。
また『歯ぎしり』や『くいしばり』によって歯がダメになった方は、『ナイトガード』を使用する必要性があります。

『ナイトガード』の話をしたり、実際に『ナイトガード』を使用していただくと何人かの患者様は
『ナイトガードを使用しなければならなのですか?』とか
『ナイトガードはいつまで使用するのですか?』といった質問があります。
基本的に『ナイトガード』はずーっと使用して頂くことになります。
ずーっと というのは『一生涯』ということです。

つまり、『歯ぎしり』や『くいしばり』がなくならなければ、
いつまでも、歯やインプラントには無理な力(ストレス)が加わっているということです。
無理な力が加わっている以上は『ナイトガード』は使用していただきます。
歯やインプラントがダメになる原因があるからです。

ただし、『歯ぎしり』や『くいしばり』は一時的に起ることもあります。
『疲労』や『ストレス』がその原因です。

『疲労』や『ストレス』により『歯ぎしり』や『くいしばり』は起るもしくは増加するとされています。

実際には『歯ぎしり』や『くいしばり』があっても歯がダメにならない方もいらっしゃいます。
ブラッシングが十分できていない もしくは 歯ブラシをまったく行わない方でも いくつになっても歯が残存している方もいらっしゃいます。

だからと言って歯ブラシをしなかったり、ナイトガードを使用しなくていいということにはなりません。

歯を失った方はその時点でなにかの理由があるのですから…

もちろん『歯ぎしり』や『くいしばり』、『ブラッシング』以外にも歯やインプラントをダメにする原因はいっぱいあります。
先程もありました『食生活』、『睡眠』、『ストレス』、『喫煙』等です。
特に『喫煙』は大敵です。
インプラントを行った方や歯周病の方は絶対に『禁煙』しなければなりません。

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2007年6月18日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:3

『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:3


今日はブログを書くのが遅れ、午後になっています。

午前中は病院の工事がありました。

『コンプレッサー』という器械がこのところ調子が悪かったため、
交換作業をしていました。

『コンプレッサー』とは 歯を削る道具(“タービン”と言われる器具です)を動かすもととなる装置のことです。

『コンプレッサー』は病院の機械室にあるのですが、
昨年末から調子が悪く、“タービン”が動かないということが何度かありました。

医療器具は突然動かなくなると困るため、その器械のバックアップ装置があるのですが、今回そのバックアップ自体にも問題があったのです。

今回は万全を期して全て交換しました。

まあ そんな話は良いのですが…

さて今日もシリーズで続いている『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係です。

昨日は『歯ぎしり』防止策として『ナイトガード』の必要性をしてきました。

『ナイトガード』は歯周病に対しても大切な治療です。

保険診療が適応されますので、『歯ぎしり』や『くいしばり』を 自覚されているか、歯科医院で指摘された場合には是非 作製された方がいいでしょう。

『ナイトガード』の作製は簡単なものです。

歯の型を取るだけです。
型を取れば、次の日には完成します。
(お待ちいただければ、1〜2時間で完成できますが、具体的な時間は通院されている歯科医院で聞いてみて下さい)
歯科医院によっては作製に1週間程度時間がかかることもありますので、
あらかじめ聞いておいた方がいいでしょう。

『ナイトガード』はお渡しする際に調整に多少のお時間がかかります。
(10分程度)

歯科医院により『ナイトガード』の形は多少違いますが、
一般的には 透明な物で、歯の部分のみ覆います。
(歯科医院によって、赤や、青、模様がある場合もあります)
材質は柔らかいゴムのような柔らかい材質もあれば、硬いプラスチックの場合もあります。
この材質は患者様の状態により異なります。

費用は健康保険診療が適応されますので、約5000円(3割負担の場合)になります。

また この『ナイトガード』の耐久性ですが、
噛む力によりだいぶ違います。
噛む力が非常に強い場合には2〜3ヶ月ですり減ってしまうこともありますが、
一般的には1〜2年程の使用が可能になります。
修理はできませんので、すり減ってしまった場合には
新たに型を取り、交換(新規作成)になります。

お手入れの仕方は 歯ブラシを使用し、流水下で洗っていただきます。
汚れの付着がひどい場合には歯科医院にお持ちになっていただければ、無料で
クリーニングできます。

また『ナイトガード』の使用は 通常、『就寝時』になりますが、スポーツをされている場合や、日常 くいしばりがある場合には常時使用されることをお勧めします。

もちろん 食事中には使用できません。

『ナイトガード』を始めて使用される場合には違和感がありますが、
だんだんと慣れてきます。
根気よく使用されて下さい。

歯周病の方、インプラント治療を受けた方で『歯ぎしり』や『くいしばり』を 自覚されている場合や、歯科医院で指摘された場合には
できるかぎりこの『ナイトガード』を使用して下さい。

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2007年6月17日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:2

『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:2

昨日から『歯ぎしり』と『くいしばり』について話してきました。

今日はもう少し、詳しく解説します。

天然歯は噛むと若干動きます。
これは『歯根膜』というクッションのようなものが歯の根の周りに存在するためです。
このようなクッションが存在する理由ですが、
噛む力は非常に強いものです。
特に就寝時にはかなり強い力で噛みしめる方がいらっしゃいます。
いわゆる『歯ぎしり』と言われるものです。
『歯ぎしり』はどんな方でも大抵します。
ギリギリと音として聞こえる方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。
この『歯ぎしり』の力は強く、『歯根膜』というクッションがないと歯はダメージを受けてしまいます。
いわゆる『打撲』のような状態です。

『歯根膜』があるために歯は噛んだ時に上下、左右に動くのです。
簡単に言えば『歯根膜』は歯にダメージが加わらないように噛む力を調整しているのです。
それに対しインプラントは骨と完全に結合しているため動きません。
(厳密には骨のたわみの分だけ若干は動きますが、臨床的には動かないと思っていただいてOK です)

そのため噛む力はインプラントに直接加わってしまうのです。

インプラント治療においてはこの噛む力をいかに分散させるかが
キーポイントになります。

この方法として
口腔内にインプラントと天然歯がある場合、
インプラントの被せ物を装着する際には、天然歯よりも若干低くします。
低くといっても200ミクロン程度であり、見た目で分かることはありませんし、噛んで感じることもありません。

先程書きました『歯根膜』の範囲内です。
ぐっと噛んだ時に天然歯は沈みこみ、インプラントと同じ高さになります。

しかし、この高さの調整はずーっと普遍なわけではありません。

このシリーズの最初に書きましたように個人差はありますが、
歯はすり減るのです。

例えば、靴でも、長く使用しているとすり減ります。
右のみすり減ったり、左のみ、かかとが良くすり減ったりと人さまざまです。

噛み合わせを良い状態に保つためには定期的にチェックが必要です。

またこのテーマである『歯ぎしり』や『くいしばり』がある場合は大変です。
すり減り方が大きいからです。

また噛む力も強いため、インプラントには毎日負荷がかかります。
インプラントにとっては大変なストレスです。

この『歯ぎしり』や『くいしばり』からインプラントを保護するのが、
『ナイトガード』と言われるものです。
簡単に言えば、『マウスピース』です。

これはスポーツをする人が使用しているものと同じような装置です。

ボクシング、ラクビーといったスポーツです。

明日はこの『ナイトガード』についての詳細です。

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2007年6月16日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:1

『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:1


昨日は『歯科治療を中断する原因』の中で
『歯ぎしり』や『くいしばり』は問題になることを書きました。

この『歯ぎしり』や『くいしばり』は歯科治療を行うにあたり本当に大変なことなんです。

特にインプラント治療においては治療後に一番重要なことと言ってもいいでしょう。

昨日もお話しましたが、『ブラッシング』は、治療後 いかに良い状態を維持するために大切なことです。

このブラッシングですが、インプラント治療を受けた患者様に限っては
ほとんどの方が ブラッシングをしない ということはありません。

もちろん個人差はあり、ものすごく丁寧に 毎食 時間をかけて行っている方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいます。
しかし、1日1回しかブラッシングをしていないような方は あまりいません。

これは前回のシリーズでも書きましたが、インプラント治療を受けた患者様の多くはメインテナンスに来院される比率が高いことからも言えます。

そのため、インプラント治療後に毎回きちんと メインテナンスに来院されている患者様に関しては、汚れの付着によって 問題が起ることは さほどありません。

そのため、さほど心配はしていません。
一番心配なのは、
『歯ぎしり』と『くいしばり』です。

インプラント治療後に これほど心配が多いことはありません。

私が今まで経験した中で、インプラントがダメになった原因で最も多いのがこの『歯ぎしり』と『くいしばり』によるものです。

『歯ぎしり』と『くいしばり』による『力』はものすごいものです。

この話はインプラント治療を受けられる患者さんにとっては非常に大切なことです。

私は『歯ぎしり』と『くいしばり』をしていない!
と思われるかもしれませんが、
その頻度や強さに違いはありますが、
ほとんどの方がしています。

『歯ぎしり』と『くいしばり』によって歯はどんどんと削れていくのです。
硬い歯でも、被せ物の金属でも必ず すり減ります。
毎日のことですから、感じないとは思いますが、
歯を良く見ると、削れて後あります。
『歯ぎしり』と『くいしばり』が強い方ですと、歯の1/3程度まで削れている場合があります。

そんなに削れるのか?
と思われるかもしれません。
しかし、実際には結構 歯は削れるのです。

以下は昨日書きました内容になります。

歯は毎日使用していますので、どんな方でも必ずすり減ります。
例えば、靴でも、長く使用しているとすり減ります。
右のみすり減ったり、左のみ、かかとが良くすり減ったりと人さまざまです。

靴のすり減り方が大きい場合、そのまま使用していると足が疲労したり、体のゆがみを起こしたりすることもあります。

口腔内も同じです。
すり減り方が大きかったり、一定の部分のみすり減ったり、
『歯ぎしり』や『くいしばり』による歯へのストレスが大きい場合には
問題を生じます。

靴であれば、見れば、どこがすり減ったりしているか分かります。
しかし、口腔内のすり減り方を見極めることはまず無理でしょう。

そたため、定期的に噛み合せのチェックは必要になります。


今日は短いですが、ここまでにします。

なぜかと言いますと、土曜日だからです。

土曜日は非常に混んでいるため、事前の準備に時間がかかるからです。

続きはまた明日…

明日は『歯ぎしり』や『くいしばり』がインプラントに及ぼすメカニズムについてです。

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2007年6月8日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:チームアプローチによる歯科治療:7

チームアプローチによる歯科治療:7

今日もチームアプローチによる歯科治療の続きになります。
このシリーズでは歯科治療における『歯科衛生士』の役割は非常に重要であることを書きました。

特に歯周病治療においては『歯科衛生士』は治療の『主役』といってもいいでしょう。

今日は『歯科衛生士』の仕事の一つである『PMTC』の話の続きです。
『バイオフィルム』についての続きです。

ちょっと長くなりますが、下図を見ながら『バイオフィルム』のおさらい
をしましょう。(ずっと見ていられる方には同じ話になってしまいますが…)
画像がちょっと小さいのでクリックすると拡大されます。

バイオフィルム1







『バイオフィルム』とは『細菌などが集まってできたヌルヌル、ネバネバした塊』のことです。
そう言ってもピンとこないと思いますので、私達が生活する上で存在する『バイオフィルム』の話しをします。
台所や風呂場の清掃を少ししないでいるとそこは、
“ ヌルヌル ”としてきます。
その“ ヌルヌル ”を除去しようと思っても、
塩素系の薬剤等を使用しない限り、
ブラシのみではなかなか取除くことは困難であると思います。
この除去しづらい“ ヌルヌル ”が『バイオフィルム』です。

歯の表面や歯周ポケット内部にも同様のこの『バイオフィルム』が形成されます。
『バイオフィルム』の内部には複数の『細菌』が生息しています。
『バイオフィルム』という家の中で複数の『細菌』が共同生活をしていると思って下さい。
問題なのは『バイオフィルム』は薬剤や殺菌剤などの外敵から身を守るためにバリアとして働いていることです。
かなりの高濃度の薬剤でもない限り、内部の細菌を殺すことは困難です。

この『バイオフィルム』は以下のように進行していきます。
『バイオフィルム』の形成による歯周病の進行状態です。

1. 軽度の歯周病
歯周病ポケット(歯と歯肉の境の溝)が3〜4mmの場合です。

まず、歯と歯肉の溝に細菌が集まりバイオフィルムが形成されると細菌が放出する酵素により歯肉に炎症が起こり、歯周ポケットができます。

バイオフィルム2








2. 中程度の歯周病
歯周病ポケット(歯と歯肉の境の溝)が5〜6mmの場合です。

歯周病ポケット内部でバイオフィルムが増殖すると、
細菌を食べる多形核白血球や抗体が登場します。
白血球は酵素を分泌し、細菌を攻撃しようとします。
しかし、細菌はバイオフィルムのバリアーにより保護されているため、白血球の攻撃を受けません。
逆に白血球が出す酵素により歯肉が破壊され、歯肉の炎症はさらに拡大します。

バイオフィルム3








3. 重度の歯周病
歯周病ポケット(歯と歯肉の境の溝)が7mm以上の場合です。

免疫細胞や抗体は細菌を攻撃し続けますが、バイオフィルムのバリアー効果により、細菌はダメージを受けません。それどころかバイオフィルムはどんどんと巨大化して行きます。その結果炎症は深部へと進行し、歯周ポケットはさらに深くなり、最終的には骨の吸収が始まります。
こうなると歯がぐらぐらしてきます。
バイオフィルムは歯ブラシの届かない部分でどんどんと増殖して行くのです。


バイオフィルム4








このように『バイオフィルム』は形成され、歯周病は進行していくのです。
ちょっと難しかったですね。
それでは今日はこれで終了です。

これから診療です。
他にも朝の仕事がありますので急がなくては…

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。
2007年6月7日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:チームアプローチによる歯科治療:6

チームアプローチによる歯科治療:6

今日は木曜日のため休診です。
さて今日も『チームアプローチによる歯科治療』の続きです。

『歯科衛生士』が行う『バイオフィルムの取り除き方』です。

『バイオフィルム』は単に歯ブラシを行うたけでは完全には取れません。
そのため、『PMTC』が必要になってきます。

前回のおさらいになりますが、
『PMTC』とは『 Professional Mechanical Tooth Cleaning』の略で、
歯科医師や歯科衛生士のように特別に訓練を受けた専門家が
器具やペースト(フッ素入り歯面清掃剤)を用いて
歯面および歯周ポケット内部に存在している
『バイオフィルム』を機械的に除去することを言います。

それでは具体的な『バイオフィルム』の除去の仕方です。
まず、『スケーリング』です。
『スケーリング』とは歯石を除去することです。

方法は『手用器具』で取り除く方法と
『超音波スケーラー』と言うマイクロ振動と水圧により歯面や歯根面に付着している歯石とともに『バイオフィルム』の除去を行う方法があります。

下の写真は『超音波スケーラー』です。

スケーリング








次に『手用器具』ですが、
下記の写真のように『キュレット』と言われる器具を用いて、
歯肉の中に存在する歯石や歯周病菌の除去および歯の根の中にまで感染を起こしている根面の滑沢化します。

キュレット

このことを『ルートプレーニング(SRP)』と言います。
ルートプレーニングに使用する器具(キュレット)の先は
刃のようになっており、根面に強固に付着している感染物質を除去するのに適しています。

次に『ポリッシング』です。
『歯石』や『バイオフィルム』を除去した表面は“ざらざら”しています。
“ざらざら”している状態は再度汚れが付着しやすいので表面を器械や歯ブラシ等で“ツルツル”に磨き、『歯石』や『バイオフィルム』が付着しにくいようにします。(下記:写真3)
またポリッシング時や虫歯予防のためにフッ素人りのペーストを歯面に塗り込みます。

ポリッシング








このようなことを行うことにより『バイオフィルム』を取り除き、歯周病の再発を防ぎます。

この治療は『歯科衛生士』の大切な仕事です。
定期的な『バイオフィルム』の除去ができなければ、歯周病の予防は行えません。

『歯周病専門医の治療』と『歯科衛生士』の連携が大切です。

明日は『バイオフィルム』についてもう少し詳しくお話します。

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