最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: 歯周病の記事一覧
2007年4月2日

歯周病のついて:4

2d8d8372.JPG歯周病のついて:4

今日も歯周病の話しです。
昨日は歯周ポケット内部に侵入した歯周病細菌が歯と歯肉をつないでいるシャーピー線維というものを破壊し、さらに内部に侵入していくお話をしました。
また汚れの塊である歯肉縁下歯石は歯の根にべったりとへばりつき根の内部にも細菌が侵入していくことをお話しました。
今日はその続きになります。
歯周ポケット内部にどんどん侵入した汚れと歯周病細菌に対して身体は戦うことになります。
『歯周病について:2』でお話した好中球や白血球といった血液の成分です。
歯周病細菌と戦うために多くの血液成分が集まってきます。
そして歯周病細菌とたたかうのです。
戦った結果、相打ちで死んでしまった死骸が『膿み』なのです。
膿みが出ているということは歯周ポケット内部で細菌が繁殖をし、シャーピー線維を破壊し、根の内部にも侵入し、身体(血液の成分)と戦っているということです。
良い状態ではありません。
歯周病はかなり進行しています。
歯周ポケットは5mm以上にはなっています。
出血もあるかもしれません。
現在、膿みがでている状態の方は早急に検査をし、治療が必要です。
明日もこの続きです。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター

2007年4月1日

歯周病のついて:3

6c5fa4d4.JPG昨日と今日(3/31、4/1)は勉強会のため院長は休みです。
病院は通常どうり診療しています。
今日はこれから勉強会に出るところです。
いつもよりちょと早めの朝7:20です。(終わるのは夜になります)
勉強会の会場は浅草です。(大船からですとちょっと遠い…)
がんばろう。

それでは今日は昨日と同様に歯周病についてです。

歯周病のついて:3

昨日は歯周ポケット内部に侵入してきた汚れ(歯周病細菌)を退治しようと血液の成分である好中球が集まり、戦うとういう話しをしました。
今日はその続きです。
歯と歯肉はシャーピー線維と言われるものでくっついています。
この線維は歯と歯肉をしっかりと結んでいるものです。
歯肉の内部に侵入してきた歯周病細菌はこの線維を破壊します。
シャーピー線維が破壊されると歯周ポケットはさらに深くなっていきます。
この時、腫れもでてきている状態です。
内部に侵入してきた歯周病細菌は汚れの塊です。
この汚れの塊は歯の根にべったりとへばりつきます。
この歯の根にくっついた歯周病細菌の塊である汚れを『歯肉縁下歯石』と言います。
歯肉縁下歯石の内部に生存する歯周病細菌は歯の根の中にも侵入していきます。
また後日お話しします歯周炎の治療の一つがこの歯の根に付着した汚れの塊の除去です。
この歯肉縁下歯石は取除くのが非常に大変です。
歯肉の深い中に存在しますのでもちろん歯ブラシでは取れません。
こうなると歯周病専門の治療が必要になってきます。
早い段階で歯肉縁下歯石を除去できれば大きな問題にはなりませんが、歯周ポケットの深い部分に侵入すると中々取除くのは困難になります。
また歯を支えている骨まで溶かしてしまうのです。
現在歯肉が腫れている、出血があるという方はすでに歯周病になっているのでできるかぎり早期に治療を開始する必要性があります。
どの程度進行しているかは歯周ポケット検査とレントゲン撮影を行えばわかります。
歯周ポケット検査で深さが5mm以上あればすでに歯周病です。

また明日もこの続きです。


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2007年3月31日

歯周病のついて:2

0500b30d.JPG歯周病のついて:2

 今日も昨日の続きです。
昨日は歯と歯肉の境目についた汚れは内部にどんどんと侵入し、内部で増殖するという話しをしました。
またその汚れは嫌気性細菌と呼ばれる歯周病細菌であることもお話しました。
今日はその歯周病細菌がさらに内部に侵入した後に起ることをお話しします。
歯周病細菌がさらに内部に侵入すると身体の内部からこうした細菌をやっつけようと好中球や白血球と言いわれる血液の成分が集まってきます。
毛細血管と言われる細い血管を歯周病細菌をやっつけようといっぱい集まってくるのです。
血液が大量にあつまるわけですから見た目には赤く見えます。
これが炎症です。
歯肉が赤く腫れぼったく見える現象です。
歯肉が赤く腫れていたら歯周ポケット内部ではこのようなことが起っていると思って下さい。
また出血があるということは生体内部(ポケット内部)で集まってきた好中球が歯周病細菌と戦っているということです。
出血がある時はすでに身体の中で戦いが起っているのです。
この腫れるのが本当に初期の段階であれば徹底した歯ブラシを行い、簡単な治療(歯石を除去する等)を行えば歯周炎は治ります。
しかし、歯周病細菌がさらに内部に侵入してくると問題が起ります。
明日はこの続きです。


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2007年3月30日

歯周病ついて:1

d2327510.JPG歯周病ついて:1
歯周病は歯科において非常に大きなテーマです。
歯がなくなる原因で一番多いのがこの歯周病です。
またインプラントとの関連性も深いものです。
今回からのテーマは以前にブログでも紹介しました内容ですが、誰もがかかる可能性が高い疾患であり、歯科治療においても重要なことですので今回から約2週間にかけて歯周病の全容をお話したいと思います。
毎日読んでも2週間ですから結構長い話です。
でも全て読んでいただけるとかなり歯周病のことがわかってきます。
是非どうぞ。

それでは歯周病(歯周炎)についての話しの開始です。
歯周炎の診断方法として歯周ポケット検査というものがあります。
もともと歯と歯肉はくっついていなく、わずかな隙間(深さ)が存在します。
その隙間(深さ)のことを『歯肉溝』といいます。
歯周炎ない健康な状態の歯肉はこの歯肉溝(歯肉溝の深さ)が1〜2mm程度です。
歯周炎の成立ちはこの歯と歯肉の境目に汚れがつくことから始まります。
歯ブラシが100%できればこの境目についた汚れは完全にとれるわけですが、実際には完全にこの汚れを取ることは難しいものです。
取り残した汚れ(内部に歯周病細菌がひそんでいます)はこの溝の内部にどんどんと侵入していきます。
多少この内部に汚れ(歯周病細菌)が侵入しても生体は汚れ(歯周病細菌)を排除する働きがあります。
まず歯肉溝から体液が流れ出し、侵入した汚れ(歯周病細菌)を洗い流してくれます。
この液体を『歯肉溝侵出液』と言います。
多少の汚れ(歯周病細菌)はこうした液体で洗い流されますが、大量の汚れ(歯周病細菌)はそうはいきません。歯肉溝侵出液の洗い流す力を越え、更に内部に侵入しています。
汚れ(歯周病細菌)は外よりも歯肉の内部の方が住みやすいので歯肉の内部で歯周病細菌は増殖していきます。
歯肉の内部で増殖するような歯周病細菌を専門用語で『嫌気性細菌』と言います。
『嫌気性細菌』は酸素があるところを嫌います。酸素がとどかない深い歯肉溝内部でどんどんと繁殖していきます。
悪者ですから暗いところが好きなんですね。
『嫌気性細菌』が入り込んだ深い歯肉溝(病的な歯肉溝)を『歯周ポケット『と言います。
溝の深さは3mm以上になっています。
歯周病になるためにはこの歯周ポケットの内部でさまざまなことが起ります。
明日は歯周ポケット内部で起るさまざまなドラマについてお話します。

以前ブログで紹介しました『活性酸素』 その1 その2 その3 その4をアップしました。
かなり難しい話ですが、ご興味のある方はどうぞ御覧になって下さい。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター




2007年3月29日

歯肉を治癒を促進したり、骨の増大を補助する新しい治療法:『PRP法』

7df15442.JPG 歯肉を治癒を促進したり、骨の増大を補助する新しい治療法:『PRP』

今日はインプラント治療後の治癒促進をしたり、骨の再生を促進させるPRP法について説明します。
『PRP』とは『Platelet Rich Plasma』の略で『多血小板血漿』と言います。
現在、骨の再生や歯肉の治癒促進において高い有効性が報告されているととにも患者さんご自身の血液を使用するため安全性の高い治療です。
当医院においても行っています。
さらに詳しくお話しします。
PRP は血液中の血小板を濃縮した血漿のことであり、近年、PRP が歯肉の治療や骨の増殖を促進する物質であることが、多くの研究※により解明されてきています。
(※ Saltz ら1991、Anitua 1999、Kassolis 2000)
この治癒に必要な成分が凝縮されたPRP を歯周病やインプラント治療に応用することにより早期の回復が期待できます。また治癒が早いことにより治療後の不快感や疼痛を最小限に押さえることもできます。
今までの骨の増大をはかるような治療と最も異なることは患者さん個人の生体治癒能力を利用するため、治癒反応が非常によいということです。

治療方法は術前に簡単な採血を行うだけです。
採血した血液を遠心分離(Heraevs社製のLabofuga300を使用)することにより、骨の増大や歯肉の治癒を促進する物質(PRP) のみを抽出します。
その抽出した物質(PRP) をインプラントや歯周病の治療に応用します。

歯科治療も虫歯を削ったり、義歯を作製したりといったことだけではなく、さまざまな治療があるのです。


インプラント用語の説明:『ステージドアプローチ』と『サイマルテイニアスアプローチアップしました。
御覧になって下さい。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター
2007年3月22日

歯周病の放置によりインプラント治療が困難になります

0d03e62f.JPG最近、インプラント治療を行うにあたり、骨の幅や高さが非常に少ない方が多くいらしゃいます。
骨の高さ、幅ともに厳しい(骨がない)状態ですので、GBR法 ソケットリフト法サイナスリフト法 スプリットクレスト法等を行うことが多くなっています。
このように骨が失ってしまった(吸収してしまった)原因は歯周病の放置です。
この日記でもなんども書きましたが、歯周病は治療しないで放置すると歯の周囲の骨は吸収してしまいます。
吸収が続くと最終的には自然に歯は脱落してしまいます。
自然に脱落するということは歯を支えている骨がなくなってしまうということですからその後にインプラントをしようとしてもできないことになります。
そうならないためにも定期的に歯周病の検査を行い、問題が起っていないかどうかを調べることは重要です。
当医院には歯周病の末期状態でいらっしゃる患者さんが多く来院されます。
歯周病の検査をした結果、こんなに歯周病が進行しているとは思ってもいなかったとショックを受けられる方もいらしゃいます。
歯周病は初期の段階では出血があるくらいで、大きな症状はありません。しかし、その状態で放置すると今度は腫れてきます。
この腫れるという状態になると歯周病はかなり進行しています。
どんな病気もそうですが、早期発見、早期治療にかぎります。
今現在なんでもないと思っていても歯周病が進行しているかもしれません。
早めの検査が重要です。
その結果腫れが起るのです。
インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター
2007年3月10日

老化:6

be6e6aa6.JPG老化:6

前回は死なない細胞『ガン細胞』の話をしました。
そして『テロメア』の話は前回で終了です。
今回からは『老化』について新しいキーワードでお話したいと思います。

『活性酸素』です。
もしかしたら聞いたことがあるかもしれません。
最近ではテレビの健康番組でも結構詳しいことを報道してますしね。
ただし後でお話しますが、『活性酸素』=『老化』ではありません。

今回の話もちょっと難しい話になりますが、がんばって見ていただくと人間の体の仕組みが分かってきます。
人間の体の仕組みを勉強すると
なぜ病気になるのか?
どうすれば病気にならないですむのか?
等さまざまなことがわかってきます。
長寿になる食品、
病気ならないための食生活、
生活習慣等も根本的なことからわかってきます。
今回も10回(予定)ぐらいで『活性酸素』についてまとめてみますので
どうぞご覧になって下さい。
読み終わった頃には『健康ツウ』になると思います。
もちろんできるかぎり分かりやすくお話したいと思います。
(私自身もただの開業医ですから…あまり難しいことはわかりません)

それでは『活性酸素』とはどんなものなのでしょう?
まず『酸素』の話をします。
人間が生まれるずーと前の話になります。
地球誕生後の話です。
本来『酸素』は生き物にとって有害のものでした。
えーそうなの?
『酸素』がないと生きられないのでは?
と思われるかもしれません。
ずーとずーと昔です。
『嫌気性単細胞生物』というものが存在していました。
(現在もいますが…)
『嫌気性』とは『酸素』がない状態です。
みじかなところで言うと『歯周病細菌』です。
歯周病でない方にはみじかではありませんが…
『歯周病細菌』のなかには酸素がないところを好む細菌がいます。
『歯周病ポケット』と言う 歯と歯肉の境目の深い部分に生息する細菌です。
『深い歯周病ポケット』の内部には『酸素』が届きにくいのでそうした場所を好む『嫌気性細菌』が潜んでいます。
なんか怖いですね。
話は戻りますが、『嫌気性単細胞生物』にとって『酸素』は有害なものでした。
しかし、『進化』の過程でこの『酸素』を有効に利用する方法を身につけていったのです。
進化とはすごいことです。
もともと有害なものを利用するのですから…
『嫌気性単細胞生物』が『進化』をする過程で『酸素』からエネルギーを取り出すことのできる生物が登場してきました。
これが『好気性生物』です。
先程の『嫌気性』の反対で『酸素』を好む生物です。
『酸素』はそれまでに比べ非常に高いエネルギー効率を有していたからです。
その有効なエネルギー効率を手に入れた『好気性生物』はどんどんと
『進化』をとげ、この地球上で増え続けていくのです。
その『進化』によってできたのが
『人間』です。
しかし、『酸素』を好むことにより問題点も起ってきたのです。

この続きはまた次回

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター
2007年3月5日

老化:1

5c7608d1.JPG老化:1

今日から新しいテーマになります。
『老化』です。
なぜこのテーマかと言いますと歯科は老化現象が現れやすいものだからです。
顎骨が吸収していくことにより義歯は合わなくなりますし、骨の吸収が進行するとインプラント治療も困難になります。
年をとるとともに唾液の分泌は減少傾向にあり、虫歯にもなりやすくなります。
また老化とともに起る骨粗鬆症は歯周病のリスク因子にもなります。
歯科医療は治療が完了した時点で終りということではなく治療した状態をいかに維持できるかということが大切になります。
つまりメインテナンスが重要であるということです。
メインテナンスについてはHPのいろいろなところに書いてあります。
それだけ重要なことであるからです。
より良い状態を維持するためには患者さんご自身の毎日のブラッシング、メインテナンスによる検査(問題点があれば早期発見、早期治療)、プロフェッショナルクリーニング(歯科衛生士による専門的なクリーニング)、その他噛み合わせのチェック等…必要なことはたくさんあります。
毎日食事をすれば汚れも付着しますし、歯(被せ物)もすり減ります。
ずっと同じ状態を維持することことは難しいことです。
しかし、患者さんや歯科医師がいくらがんばってもできないことがあります。
それが『老化』です。
我々は歯科治療を行うとともにこの『老化』を考えなくてはいけませんし、受け止めなくてはならないことです。
一度治療した患者さんをメインテナンスにてずっと診ていくのですから。
このようなことから本日より何回かに分け『老化』についてお話していきたいと思います。
なかなか歯科のHPで『老化』をテーマにした話はないと思います。
ご興味のある方は是非ご覧になって下さい。
それでは『老化』とはなにかということから始めていきたいと思います。
老化とは年齢ととにも体の機能が衰えていくことと考えられます。
そのため同様に年をとる現象として使用されている『加齢』や『寿命』とは異なり個体差が非常にある(個体差を考えた)用語です。
100歳になっても元気で歩いている方もいらしゃいますし、60歳でも歩くのに不自由な方(あくまでも病気ではなく)もいらしゃいます。
同様に歯科においても個体差はあります。
同じ治療をしても同じ結果をたどるわけではないのです。
『老化』には大きく分けて
1. 糖尿病や高血圧等の多因子性疾患
2. 環境因子
3. 遺伝因子
が考えられます。
この中で『老化にかかわる遺伝子』の話から始めたいと思います。
『遺伝子』というと難しい話と思われるかもしれませんが、できるかぎり簡単にお話していきたいと思います。
現在『遺伝子』はものすごいスピードで解明されています。
もちろん私は研究者ではないのでほとんどわからないことばかりです。
このブログで書く内容は『遺伝子』のほんの“さわり”の部分だけですが…

1960年代にレナード・ヘイフリックが『ヘイフリック限界』という現象を見つけました。
これは人間の細胞は約50回程度分裂を繰り返した後、分裂を停止し死んでしまうというものです。また動物ではこの細胞分裂の回数と寿命が関連するということも分かっています。
その原因の一つが『テロメア』というものによって起ることがわかってきました。
『テロメア』ちょっと聞き慣れない言葉ですが、これが今回のテーマのキーワードの一つです。
覚えておいて下さい。
次回はこの『テロメア』についてお話します。
インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター


2007年2月20日

インプラントにおける難症例:2

ac663ee6.jpgインプラントにおける難症例:2

前回はインプラントの難症例の治療の中でも『GBR法』について書きました。
『GBR法』の方法等の説明はさまざまな歯科関連のホームページにも記載されていますので、このブログではもっと詳しくマニアックに解説していきたいと思います。

GBR法は単に膜を歯肉の中に設置すれば骨が再生するわけではありません。
(GBR法の治療自体の話は前回の“インプラントにおける難症例:1”を参考にして下さい)
膜の中(骨の上)に骨が再生するための『種?』を入れます。
『種』ってなに?
自家骨や人工の骨等のことです。
(人工骨については以前β-TCPというものについてこのブログでかきました。)
私達はこの自家骨や人工骨等のことを『骨補填材』と言います。
つまりGBR法では単純に膜を置く(設置する)だけでは骨は確実に再生しません。
現在一番良い骨補填材は『自家骨』と考えられています。
自家骨には他の『骨補填材』にはないすばらしい能力があります。
何回かにわけてこの『自家骨』について書きたいと思います。
私達がインプラントを勉強する上でこの骨の性質を理解することが最も基礎となります。
難しい話ですが、このブログのテーマである“他には書いていない話を書く”ということがありますので興味のある方はどうぞご覧になって下さい。

骨はその恒常性(一定に保つバランス)を維持するために1. 形成、2. 吸収、3. 維持の3つを常に行っています。
くだけて言うと、骨は1. 常に新しく作られたり、2. 溶けてなくなったり、3. できた骨の形を持続しようとしているのです。
一度作られた骨はすっとそのままではないのです。
例えば成長期には骨はどんどんと作られ、体は大きくなります。
そしてその状態を維持しようとします。
しかし、骨の形成は成長期にだけ起るのではありません。大人になっても骨は作られ続けるのです。腕や足を骨折してもギブスで固定しておけばくっくのと同じです。
大人になったからといって骨折した骨がくっつかないということは通常ありません。
子供よりは時間(期間)がかかるかもしれませんが、くっつきます。
また骨ができるからといってもどんどん太くなるということではありません。その形態を維持するのです。

話はずれましたが、1. 形成、2. 吸収、3. 維持の3つの過程を専門用語で『リモデリング』と言います。
この『リモデリング』と言う言葉はインプラントについて知る上で非常に重要なキーワードになります。
覚えておいて下さい。

次回もこの続きになります。(難しいですが…)

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター



2007年2月17日

インプラント歯周病専門医のブログ

dbea7e76.jpg歯周病について:15

前回はメインテナンスの重要性について研究論文を紹介しながらお話をしました。今回はメインテナンスで行う内容についてです。
メインテナンスは以下のように進めていきます。

1.歯周病検査
 ○歯周ポケットの検査(歯周病の進行参照)
 ○歯周病菌の検査
  (再発部位が多い場合初診と同様に行うことがあります)
 ○レントゲン撮影
  (毎回ではありませんが、2〜3年に1回は行った方が良いでしょう)
 ○口腔内写真
  (初診時に撮影をした状態と比較をし、歯肉の状態や噛み合わせ、被せ物 
   の状態等を比較することにより問題点を見ます:必ず行うものではあり
   ません。)
 ○噛み合わせの検査
  (噛み合わせも問題が起こっていないかを確認します。もともと噛み合わ
   せに問題があった方はとくに重要です)
   
 上記のような診査を行うことにより問題点を発見します。

2.口腔内清掃の指導
 これは非常に大切なことです。
 歯周病治療開始直後は非常に良く歯ブラシを行っているものですが、時間の
 経過とともにおろそかになっていくものです。
 またご自身では磨けているように思えても磨き残しがある場合もあり、その
 ままにしていると必ず悪化します。
 問題点を指導し、再度歯ブラシに対する意識の向上をはかることを目的とし
 ています。メインテナンスにおいて非常に重要な部分です。

3.プロフェッショナル・トゥース・クリーニング
 病院で行う、専門的な歯の清掃のことです。
 始めに歯石の除去を行います。次に歯石の除去後は歯の表面はざらざらにな
 っているため歯の面をつるつるに磨きます。
 この過程が非常に大切です。歯の表面をつるつるに磨くことにより汚れをつ
 きにくくします。
 またポケットが再発している部分には再度歯肉の下の炎症物質の除去を行い、
 再発傾向が高い部位にはポケット内部に薬を入れます。

4.予防措置
 虫歯のリスクが高い方は虫歯予防薬であるフッ素を塗り込み予防処置を行い
 ます。虫歯のリスク検査を行い、リスクが高かった方は再度虫歯のリスク検
 査を行う場合もあります。

5.処置時間
 歯の数や口腔内の状態にもよりますが、30分〜60分程度です。

次回は新しいテーマになります。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター

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