最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: 歯科の記事一覧
2008年12月1日

『歯科治療と金属アレルギー:その4』

12/1(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その4』になります。

3回目の今日は、歯科治療と金属アレルギー:日本の歯科治療の問題点』について解説します。

先の『アレルギーを起こしやすい金属』でも解説したように、
歯科治療で使用する金属は、ほとんどが『合金』と言われるものです。

つまり、金、銀、銅、プラチナ、パラジウムなど様々な金属が含まれているのです。

特に保険診療で主に使用されている
『金銀パラジウム合金』は、
金(12〜20%)、
銀(47〜58%)、
銅(10〜18%)、
パラジウム(20%)、
その他(亜鉛、イリジウム、インジウム、スズ、ガリウム)で
構成されていることは、先に書いたとおりです。

つまり、上記のどれかにアレルギー反応がある方は、歯科治療が困難になってしまいます。

私が毎日診療する中で ほとんどの方の口腔内には、金属が使用されています。
しかし、金属アレルギーを起こしていると確定されるようなケースはさほど多くありません。
しかし、金属アレルギー患者様が増加しているのは事実です。

金属アレルギーにならないためには、まず金属を使用しない治療を心がけることが必要です。
『現在問題ないから大丈夫』と思っていても何十年経ってから突然症状を引き起こすこともあります。

最近は使用されることはほとんどなくなりましたが、
以前は、小さな虫歯の場合『アマルガム』という金属を使用し治療を行っていました。
『アマルガム』アレルギー反応が起りやすいので、ご心配な場合には、撤去し、再治療を行った方が良いでしょう。
『アマルガム』治療のほとんどは奥歯の噛む面のみに詰めてある
『光沢のないグレー色』に見えるものです。

また、歯科治療において金属を使用しなければならない場合でも、
金属アレルギーが出にくい物を使用することも有効なことです。
例えば、『金』『プラチナ』です。
『アレルギーを起こしやすい金属』で解説したように『金』や『プラチナ』等は
アレルギーが起きにくい金属です。

しかし、日本の保険診療では、使用できる金属は決まっていますので、
上記のような種類の金属を使用する場合には自費診療になってしまいます。

次回のブログは12/4(木曜日)になります。
次回のテーマは、『歯科治療と金属アレルギー:その5』で、『安全性の高い歯科治療は?:金属アレルギーの治療』についてです。

今週(11/28〜30)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

昨日のインプラント手術は、上顎の奥歯です。
いつも、上顎の奥歯は、骨の高さがあまりなく、治療が困難な場合が多いことを書いています。

具体的には、上顎の奥歯に単独でインプラントを埋入する場合(1本のみ埋入)、
噛み合わせにもよりますが、最低10ミリ程度は骨の高さがあった方が良いでしょう。
理想的には、12ミリ以上が良いですね。

しかし、上顎の奥歯の場合、ほとんどのケースで、骨の高さが不足しています。
骨の高さ(厚み)が1〜2ミリしか存在しないというケースも良くあります。

骨の高さが、1〜2ミリしか存在しなければ、
埋め込むインプラントも1〜2ミリということになります。
1〜2ミリの長さのインプラントに 歯を被せるのですから
これは、どう考えても無理であると思いますよね。

通常、上顎の奥歯において、
骨の高さが、5ミリ以下の場合には、 サイナスリフト法という治療を行います。
しかし、この方法は結構大変なことです。

また、骨の高さが、5〜10ミリ程度存在する場合には、 『ソケットリフト法』という治療を行います。
この治療法は、患者様にとってさほど負担が少ない方法です。

一番良い状態は、12ミリ以上の骨の高さが存在することです。
長いインプラントが埋め込むことができれば、
それだけ将来性が高くなります。

さて、話を今回の症例に戻します。
今回は、骨の高さが15ミリ程度存在する方でした。
上顎の奥歯において骨の高さが15ミリ以上も存在する方はあまりいません。

今回使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 直径4.1ミリ、長さ12ミリでした。

手術自体は、約10分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。

治療費
今回の手術費用は、インプラントが1本21万円(税込)になります。
最終的には、これに被せ物(金属製で73500円、白い素材で105.000円になります)がかかります。

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2008年11月27日

歯科治療と金属アレルギー:その3

11/27(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その3』になります。

3回目の今日は、
『日本の保険診療で使用されている金属』と
『アレルギーの少ない金属治療』について解説します。



日本の保険診療で使用されている金属

日本の歯科保険診療において認められている2種類の金属について解説します。

金銀パラジウム合金
        保険診療ではほとんどのケースで使用される金属です。
        しかし、世界的に見れば、歯科材料としては
        あまり使用されることが少ない金属です。
        その理由は、海外での歯科治療のほとんどが保険が効かない
       (いわゆる自費診療)ため、あえて金銀パラジウム合金を使用
        しなくても純度の高い『金』やプラチナ等の他の良い材質を
        選択できるためです。
        歯科においてパラジウム合金は、日本特有の
        金属と言ってもいいでしょう。

    金銀パラジウム合金の成分は以下のようなものです。
      金(12〜20%)、
      銀(47〜58%)、
      銅(10〜18%)、
      パラジウム(20%)、
      その他(亜鉛、イリジウム、インジウム、スズ、ガリウム)

     ただし、金属を販売しているメーカーにより含まれている金属や組成
     が大きく変わります。
     『インジウム』や『スズ』が含まれている製品もあれば、
     含有していない製品もあります。
    * イリジウム、インジウム、スズともにアレルギーが少ない金属です。

・ ニッケルクロム合金
        :一応保険診療の中に組み込まれていますが、使用されること
         は、ほとんどない金属です。
         アレルギー反応が出やすく、強度も弱く使用する理由があま
         りないのが現状です。
         誰も使用しないのに保険適応になっているのか不思議な金属
         です。
         唯一の利点は、安いこと!


保険診療以外で使用される主な金属

・ 金合金(18K、20K)
        :歯科において24Kは使用されません。
         この理由として、24Kでは軟らかすぎてしまい、噛む力に
         耐えきれないからです。
         18Kか20Kかは噛み合わせ等を考慮し、使用します。
         『金(合金)』は、歯科で使用する金属の中で最も適合性が
         良く、金属アレルギーも引き起こす可能性が低い金属です。

・ 白金加金(プラチナ)
        :金属アレルギーになりにくく、強度に優れた金属と言えます
         セラミック等に使用されます。


次回のブログは12/ 1(月曜日)になります。
次回のテーマは、『歯科治療と金属アレルギー:その4』で、『歯科治療と金属アレルギー』についてです。
日本の歯科治療も問題点等について解説します。

今週(11/25〜26)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

上顎の小臼歯部にインプラント埋入を行ったケースについて解説します。
このインプラント手術報告では、骨吸収があるケースについてよく解説します。
今回も骨の吸収がかなりあった症例です。

インプラントの直径(太さ)は、約4ミリ程度です。
この直径のインプラントを埋入するためには、骨幅は6ミリはないとできません。
しかし、多くのケースで6ミリ以上の骨幅が存在することは少ないのが現状です。

インプラント治療を希望される方は、なにかの理由で歯がなくなってしまったということになります。
抜歯する理由として、
歯根破折
歯周病
があります。
どちらも、悪い状態を放置したりすると骨の吸収が進行してしまいます。
実際に歯周病で歯がダメになった場合、その後のインプラント治療が難しくなることがほとんどです。
つまり、歯周病によって骨が吸収してしまった ということです。

今回行った症例でも、 歯周病の放置による骨吸収がかなり起っていました。

骨幅は、3〜4ミリ程度しか残っていませんでした。
そのため、インプラント埋入と同時に骨幅を増大させる治療(GBR法)を行いました。

GBR法を行えば、どのような状態でも大丈夫ということではありません。
GBR法には、限界があります。
     ・GBR法の限界

また、大幅な骨の増大を行うと時間もかかります。
今回の手術時間は、約20分程でした。
20分のうち10分以上は、GBR法にかかった時間です。
インプラントを埋め込む治療自体は、5分もかかりません。

GBR法はそれだけ大変だということです。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 直径4.1ミリ、長さ12ミリ が1本でした。

狭い骨幅を増大するために、 『スプリッティング法』 『GBR法』を併用しました。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。


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2008年11月24日

歯科治療と金属アレルギー:その2

11/24(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その2』になります。

前回から始まった新しいテーマです。

まず、アレルギー反応について前回の解説の追加をしたいと思います。

アレルギーとは、『免疫疾患』です。
『免疫』を簡単に説明すると、
生体内に侵入した『ウィルス』等の敵からご自身の身体を守る『防御シムテム』のことです。

この『防御システム』について『金属アレルギー』を例にとって解説します。

まず、『金属イオン』が身体の中に入ってきます。
『金属イオン』が生体内のタンパク質と結合すると、
生体内が『異物侵入』と認識します。
このことを『感作』と言います。
生体が『金属イオン』のことを『悪い奴』と覚えるのですね。
この『感作』の状態で、また、同じ『金属イオン』が生体内に侵入(タンパク質をと結合)すると、生体内が『金属イオン』異物とみなし、戦いを始めます。
生体と『金属イオン』の戦闘開始です。

生体は『金属イオン』を攻撃するために、さまざまな武器(化学物質)をまき散らします。
しかし、戦いが激化すると、化学物質は健康な生体にも反応(攻撃)してしまいます。
その結果、皮膚や粘膜が炎症を起こすことになります。
これが『アレルギー症状』なのです。

2回目の今日は、『金属アレルギーを調べる方法』『アレルギーを起こしやすい金属』について解説します。


『金属アレルギー検査』
金属アレルギーを調べるには、主に以下のような検査があります。

1 『パッチテスト』
   これは、皮膚(上腕部や背中が多い)に各種金属粉末を貼付け、
   炎症反応をみるものです。
   2〜7日後に貼付けたものを除去し、皮膚が赤くなっていれば、
   陽性と判断します。
   健康保険が適応されます。

2 『リンパ球幼弱化テスト(リンパ球刺激試験)』
   採血した血液中のリンパ球に、金属を取り込ませることによって
   過敏性を示すかどうかを判定するものです。

3 『金属含有レベルテスト』
   血液中に存在する有害金属レベルを測定するものです。
   本来急性中毒などの測定に行われるものです。
   リンパ球幼弱化テストと同時に行われることがあります。

4 『毛髪ミネラル検査』
   髪の毛から体内に残量する有害金属を推測するものです。
   生活環境の改善等の指標になります。
   切る髪の毛の量は、非常に少量です。

1と2が一般的に行われます。
歯科治療において使用している金属(使用予定の金属)がご心配な場合には、
まず歯科医院にて口腔内で使用されている可能性が高い(使用予定の金属)金属を特定してもらい、
その金属(使用予定金属)のアレルギー検査を行い、
治療を進めることになります。
  *金属アレルギー検査は、皮膚科アレルギー外来 等でご相談下さい。



アレルギーを起こしやすい金属

アレルギーは全ての金属で起るわけではありません。
アレルギー反応が
起りやすい金属
起りにくい金属 があります。

以下では、歯科で使用されている金属について解説します。


  金属アレルギーを起こしやすいもの

・ 水銀:1970年頃までの歯科治療において頻繁に使用されていた
    『アマルガム』に含まれていました。
     近年では『コンポジットレジン』と言われる樹脂が普及し
     たため、ほとんど使用されなくなっています。
     ちなみに私は『アマルガム』を使用したことはありません。

・ ニッケル:アレルギーを起こしやすい金属です。
       あまり聞き慣れない金属かもしれませんが、日常触れ
       る機会の高い金属です。
       日本において現在発行されている50円硬貨や100円硬貨は
       銅とニッケルの合金です。
      
・クロム


  金属アレルギーを起こしにくいもの

・ 銀: アレルギー反応は非常に少ない金属です。
    歯科においては、軟らかいため、単独では使用されることは
    少ないのですが、他の金属と混ぜて合金として使用されてい
    ます。

・ 金:イオンが溶け出しにくいため、アレルギーができにくい金属
    です。
    しかし、粗悪なピアス等では他の金属も含まれている
    合金のため、アレルギーがでることがあります。
    歯科では、被せ物の適合性が非常に優れた素材として使用さ
    れています。

・ 白金:イオンが溶け出しにくいため、アレルギーができにく
     い金属です。
     硬さ等に優れ、セラミック冠等を作製する際に使用されます。

・ チタン: 私の知る限り、現在のところチタンと断定したアレル
      ギーの報告はないと思います。
      アレルギーに対して最も安心感のある金属です。
   *ただし、チタンが原因と可能性が考えられる報告はあります。


次回は『アレルギーを起こしやすい金属』の続きになります。

『日本の保険診療で使用されている金属』と『アレルギーの少ない金属治療』について解説します。
次回のブログは11/27(木曜日)になります。

今週(11/21〜22)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎の奥歯にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

上顎の奥歯は、インプラントを行うのに難しい場所です。
その理由として、骨の高さが非常に少なくなっていることが多いからです。

上顎の奥歯には元々、『上顎洞』という空洞が存在します。
『上顎洞』とは、上顎の奥歯の上に存在する骨の空洞になっている部分のことです。
この空洞は頬骨の奥に存在し、鼻腔へとつながっていて、鼻柱骨により左右に分かれています。
この上顎洞の働きは完全にはわかっていません。
多くの場合、歯が存在するとこの上顎洞と上顎の骨の距離は一定の幅がありますが、
歯周病等で骨が吸収してしまうと上顎と上顎洞との距離が薄くなってしまいます。
その結果インプラントを行えないことがあります。

下図は、上顎洞の説明です。
jougakudou11
クリックすると拡大されます。



Aは、歯がある状態で上顎洞までの距離があり、十分な骨の高さがある。

Bは、歯を失った後でも上顎洞までの距離があり、十分な骨高さがある。
   インプラントを行うのに問題はない

Cは、歯周病等で骨が吸収してしまったために上顎洞までの距離がなくなり、
   インプラントを行うのに十分な骨の高さがない。
   上顎にインプラントを希望する患者さんの多くは(60%以上)このような
   状態です。
   このように歯を抜いた場所は年々やせて、
   場合によっては1〜2mm程度の幅しかない方もいます。

今回のケースにおいても骨の高さは、4〜5ミリ程度しかありませんでした。
そこで、『ソケットリフト法』という治療を行い、
長さ8ミリのインプラントを埋入しました。
それでも埋入できたインプラントの長さは、8ミリです。

これは、上顎のインプラントとしては短いものです。
そのため、今回埋入した手前にすでに埋入が済んでいるインプラントと連結固定を行い、
強度をはかります。
手前のインプラントは数ヶ月前に長さ12ミリを含め、
2本のインプラントがすでに埋入済みになっています。
今回は、それらのインプラントの追加として行ったものです。

手術時間は、約15分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約4ヶ月後に型を取ります。


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2008年11月20日

歯科治療と金属アレルギー:その1

11/20(木曜日)です。

11/23(日曜日)は休診になりますので、本日は診療です。

今日から、『歯科治療と金属アレルギー:その1』になります。

歯科治療では、金属を使用することが多くあります。

虫歯治療のほとんどが金属を使用するといってもいいでしょう。

部分入れ歯でも固定するための金具(クラスプ)は金属製です。

しかし、金属に対してアレルギーをもっている方もいらっしゃいます。

また、『金属アレルギー』の方が年々増加しているのも事実です。

『金属アレルギー』の方の中には その原因が口腔内に使用されている金属であるとは気がついていない方もいらしゃいます。

また、虫歯治療でなくても以下のような不安(疑問)をお持ちの患者様もいらしゃいます。

『インプラント治療を考えているが、金属アレルギーが心配で…』

これは本当なのでしょうか?

インプラントに『金属アレルギー』はあるのでしょうか?

このテーマでは、金属アレルギー の 基礎 から 歯科治療との関係 まで以下のような項目に分けて解説します。

第一項:『金属アレルギーとは?』
第二項:『金属アレルギー検査:パッチテスト、リンパ球幼弱化テスト…etc』
第三項:『アレルギーを起こしやすい金属、安全性の高い金属』
第四項:『歯科治療と金属アレルギー』
第五項:『安全性の高い歯科治療は?』
第六項:『金属アレルギーの治療:EDTA点滴キレーション療法…etc』
第七項:『インプラントと金属アレルギー』

現在の日本人の口腔内には、多種多様の金属が使用されています。
その金属の中には、アレルギーを起こす確率が低い金属もありますが、
アレルギー反応を起こしやすい金属も存在します。

ただし、金属アレルギーは全ての人に起るわけではありません。
また、金属アレルギーの人でもアレルギー反応を起こさない金属もあります。

現実問題として金属をまったく使用しない歯科治療は難しいものです。
特に日本の保険診療の中では、金属をまったく使用しない歯科治療はできません。

また、使用できる金属も限られています。
(差し歯のような被せ物では、事実上1種類の金属しか使用できないと言ってもいいでしょう)
そのため、金属アレルギーが疑われる方は、どの金属に対してアレルギーが起っているのか?
(起る可能性があるのか?)を検査し、反応のあった金属は使用しない方が良いでしょう。

それでは、各論に入りたいと思います。

金属アレルギーとは?
金属アレルギーとは、ピアス等のアクセサリーを使用したり、
歯科治療で金属を使用した場合、
金属が 汗 や 体液、唾液 等により非常に微量ですが溶け出し、
イオン化した金属が体内に入り、
次に同じ金属が接触すると拒絶反応を起こし皮膚等が炎症を起こす現象です。

特にピアスは 皮膚を貫いて皮下組織に直接金属が接するため、 拒絶反応を起こしやすいのです。

金属アレルギーは、さまざまな原因により起ります。
個人差も大きく左右します。

汗をかきやすい人は金属アレルギーが起りやすいのです。
この理由として 汗 は 酸性です。
金属は、酸に弱いため、汗をかきやすい人は 金属が溶け出す確率が高くなるのです。
そのため、汗をかきやすい夏には、アクセサリー等による金属アレルギーが起りやすいのです。

アレルギー反応がすでに起っている人は、金属製の装飾品を使用しないことが最も重要なことですが、
予防策としては、

・ 成分がよくわからないような物は使用しない
・長時間つけない
・ 汗等をかいたらすぐ取り外したり、汗を拭く

等の対応も大切です。
これは、一度金属アレルギーにかかるとは、完治は難しいからです。

また、皮膚の違いによっても起りやすさが違います。
皮膚の角質層が厚い人は起りにくいのですが、
角質層が薄い人は金属アレルギー反応が強く出やすいのです。

また、使用する金属の種類により起りやすさが違います。
『アレルギー反応と金属の種類』については後日詳細を説明しますが、
『ニッケル』という金属は、最もアレルギー反応が出やすい金属であり、
『銅』も起りやすい金属です。

『金』は、金属アレルギーが出にくいですが、
アクセサリー等で使用される金属の多くは『純金』ではなく『合金』のため、
他の金属が含まれていることが多いのです。
もちろん『18金』は、純金ではありませんから、
場合により『ニッケル』等が含まれている可能性もあります。

最も金属アレルギー反応を起こすことが少ないのが『チタン』です。
こうした点については また後で詳しく解説します。

金属アレルギーによる反応では、さまざまなことが起ります。
皮膚の炎症、かゆみ、シミ、シワ、老化、頭痛、神経症状(水銀毒、重金属毒)……等です。

また、歯科においては『ガルバニー電流』が起ることがあります。
これは、口の中にさまざまな種類の金属を使用した場合、
唾液等が電解質となり電位差の発生により電流が流れることです。
電流が流れることにより、痛みや違和感が起ります。
分かりやすい例では、アルミホイルやスプーンを噛んだりした時に嫌な感じがすることです。


次回のブログは11/24(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その2』です。

今週は、話が長くなりましたので『インプラント手術報告』は休ませていただきます。

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2008年9月25日

患者様から受ける質問特集:その12

9/25(木曜日)です。
今日もシリーズで行っています『患者様から受ける質問特集:その12』になります。

今日は、『歯ぎしり』をしている方からのご質問になります。

質問17
 以前に神経をとった歯が折れてしまい、抜歯となりました。
抜歯後の治療方針として、 ブリッジかインプラントを考えています。
私は、 歯ぎしりが強く、歯が磨り減っている状態です。
さまざまなホームページを見ると、通常の 歯には骨との間にクッションのようなものがあり、それで骨を守っているということですが、
インプラントは直接骨に力が加わるため、 歯ぎしりなど強い力が毎日加わると、
問題が生じやすいということですが、本当でしょうか?
また、 歯ぎしりが強い場合、インプラントは大丈夫なものでしょうか?

回答17
インプラント治療を行う際に、 歯ぎしりは非常に大きな問題です。
歯ぎしりが強い方は、インプラントであっても、ブリッジを選択しても
リスクは高いものです。

・ インプラントとブリッジの違いについては以下を参考にして下さい。
  『インプラントとブリッジの違い』

インプラントだから 歯ぎしりに弱い とか
ブリッジだから 歯ぎしりに強い ということではありません。

『歯ぎしり』の影響は大きいものです。
『歯ぎしり』の強い方ですと、神経のない歯は折れてしまうことがあります。
こうしたことは稀なことではありません。
神経のない歯はかなりの確率で折れます。

ただし、インプラントの場合、ご質問にもあったように、 『歯根膜』(歯と骨との間にあるクッションのようなもの)というクッションが存在しないために、噛む力は、直接インプラントに加わってしまいます。
そのため、 『歯ぎしり』が強い場合には、インプラントは適応症とは言えません。

それでは、 『歯ぎしり』が強い場合、ブリッジが適応かというと
状況により違います。
ブリッジを選択される場合には、ブリッジの土台となる歯が
『神経があるか』
『神経がないか』
によっても変わります。
ブリッジは、欠損部に加わる力を残っている歯で支えるものです。
そのため、土台となる歯には、通常より過大な力が及びます。
もし、この土台に、神経がなかった場合には、将来的に、 歯根破折になる確率はさらに高くなります。
神経がない歯をブリッジの土台とするのであれば、インプラントの方が良いでしょう。

『歯ぎしり』が強い場合には、
インプラントか ブリッジか という選択肢の前に、『歯ぎしり』の対策を検討することが必要です。
これは、『ナイトガード』という『マウスピース』のようなものを就寝時にしていただきます。

結論として、噛み合わせや、残っている歯の状態等によって、
どちらの方法が優れているとどうかの判断をします。
ただし、基本的には、歯を削らないインプラントの方が優れている点が多いのも事実です。

『ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯)の平均寿命』については、以下を参考にして下さい。
  ・ 『ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯)の平均寿命』


『歯ぎしり』があることは
インプラント、ブリッジの両方にとって良くないことです。
どちらの治療法を行うかどうかの判断は、
治療期間、
治療費、
将来性、
噛み合わせ、
残存する歯の状態
等をふまえ判断するものです。

また、個人個人により『リスク』というのは違います。

担当医と十分にお話の上、お決めになることが大切です。
ブリッジの場合、削ってしまった歯は、二度と元に戻りませんので…
治療内容を十分ご理解することが必要です。

次回のブログは9/29(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その13』です。


今週(9/24)のインプラント手術報告

それでは、昨日のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

いつも難しいケースを紹介していますが、今回のケースは、簡単でした。

簡単な理由は、『骨の高さや幅が十分ある』ということです。

骨の幅や高さが十分あれば、インプラント治療はさほど難しいものではありません。

1本のインプラント埋入であれば、
 ・麻酔時間に5〜6分程度、
 ・麻酔が効くまで少し待っていただき、
 ・実際の治療(インプラント埋入手術)は、5〜6分程度、
  (仮歯や義歯の調整があれば上記以外にかかります)
 ・治療後の注意事項等の説明に3分程度
ですぐご帰宅できます。

骨が吸収しないうちに的確な判断が大切です。
歯根破折の放置や
歯を欠損のままにしないこと
歯周病を放置しないこと
が大切です。

今回使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプが1本でした。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)になります。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
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2008年9月11日

患者様から受ける質問特集:その9

9/11(木曜日)です。


今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その9』になります。


今日も質問特集になります。
つい最近、メールで以下のような質問を受けたので、
まとめてみました。
回答内容はちょっと難しいかもしれません。


質問14
 他歯科医院でインプラントの手術を受けました。
その時に人工の骨(牛の骨?)を使用したと聞きました。
その安全性について聞きたいのですが…

回答14
インプラントは、骨の中にチタンでできた“ネジ”を埋入するわけですが、
ある程度の太さのある“ネジ”を埋入するためには、“ネジ”より骨の幅が太くなければなりません。
つまり、インプラントの直径より、骨幅の方が大きい(太い)ことが必要です。
しかし、現実的には、多くの症例において、骨幅の方が細い(狭い)ことの方が多いのです。
これは、さまざなな 原因により骨が吸収してしまったからです。

骨が吸収している場合、骨を増大させる治療法(GBR法)を行うことが必要になります。

このGBR法時に使用するのが、人工骨です。

一般的にGBR法に使用する『人工骨』と言っても多くの種類があります。
また、単に『人工骨』という表現は正しくはありません。
正確には、GBR法に使用する骨は、骨移植材(骨補填材)と言い、以下の3つに分類されます。

1 同種骨:ヒトの骨( 『DFDBA』や『FDBA』等)
2 異種骨(牛や豚等の骨)
3 代用骨(人工骨: β―TCP等)
になります。

ご質問にあった『人工の骨(牛の骨?)』というのは、おそらく2番の『異種骨』に分類されるものと考えられます。

『異種骨』とは人間以外の動物の骨のことです。
動物もヒトと同じ骨をもつ生き物ですから人工の骨よりは骨の新生(再生)には優れていると考えられます。
しかし、当然と言えば当然ですが、動物の骨をヒトにそのまま移植すると拒否反応が起ります。
そのため、医療に使用される異種骨は化学的処理をほどこすことと、高温で焼成することにより拒否反応が起る有機質部分を除去したものが使用されています。

GBR法で使用される(使用の可能性のある)『異種骨』は、世界中の多くのメーカーが製造しています。
その安全性等の基準もさまざまです。
日本であれば、もちろん 厚生労働省 が安全性を認可したものが使用許可となっています。

臨床で使用される材料は、そうした基準をクリアーしている物ですから『安全である』ということになります。

しかし、実際に ご心配されているということは、
以前大きく問題となった『あの事件』も関係しているのではないでしょうか。
皆さんもご承知の『狂牛病(BSE)』に代表される 感染リスクということもご心配の一つと考えられます。

いくら科学的な裏付けがあり、安全と言っても
『気分的には…』と思われるかもしれません。
そうしたことも考え、当医院では『異種骨』は使用しません。
(これは、私個人の意見であり、安全性が実証されている異種骨は、もちろん使用可能です)
患者さんに『牛や豚の骨を使用します』と言ったらほとんどの人は『嫌』と言うでしょう。
そこまでして使用する理由はありません。
他に選択肢があるのですから…
安全で効果の高いものを使用します。
その選択肢の一つが代用骨(人工骨: β―TCP等)です。

また、世界的には、GBR法の材料として使用されているが、日本では 厚生労働省の認可がない材料もあります。
この場合、日本で使用できるか ということですが、
歯科医師が、患者様の同意のもとで使用することはできます。

日本の 厚生労働省の認可は、非常に厳しい(遅い?)もので、世界的に効果が高いとされている材料であっても日本では、なかなか使用できないのも事実です。

『DFDBA』や『FDBA』
といった骨補填材(同種骨)がその代表的なものです。
また、今回ご質問にあった異種骨も海外では、数多くの製品が販売されています。


*実際に使用された材料についてご心配な場合には、治療を受けられた担当医に安全性等の詳細と聞いてみた方が良いでしょう。
*当医院では、完全に人工的に精製された骨補填材:人工骨( β―TCP)のみを使用しています。


次回のブログは9/15(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その10』です。


今週(9/9〜10)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中からGBR法を行った1症例について解説します。

今回の症例は、骨が高度に吸収してしまい、インプラントを埋入することができなかったため、まず骨を増大(再生) する治療法を行いました。

それでは、なぜインプラントができないほど骨が吸収してしまったのでしょうか?

その理由は、 歯根破折です。

神経のない歯は非常に脆く、通常の噛む力でも突然折れることがあります。
基本的に歯の根が折れた(割れた)場合には、抜歯になります。

根が折れた場合には、できるかぎり早期に抜歯した方が良いでしょう。

早期に抜歯しないと破折した部分から感染が起こり、根の周囲の骨吸収が起こります。

どれくらいで、骨吸収が起るのかと言いますと
早ければ、数週間です。

特に腫れたりした時には、骨吸収が急速に進行している状態です。
何度も腫れを繰り返している場合には、非常に危険です。

しかし、歯根破折の場合、痛みがさほどでないことが多いので、
患者様の多くは『抜歯したくない』と思っているのも現状です。

今回のケースでも歯の根が割れた状態でかなりの時間が経過したと考えられます。

骨の吸収がかなりありました。
顎の骨の1/3程度の骨吸収です。

実際に骨吸収を高度に起こしている場合、治療は大変です。

GBR法を行えば、骨は完全に元通りに回復できるわけではありません。
骨の再生(増大)には限界があります。

そして、最も大きいのは、治療の大変さです。
骨吸収が大きければ大きい程、難症例になります。
治療による腫れ等があります。

もちろん治療費の問題もあります。
治療期間も長くなります。

また、前歯部では、骨吸収が大きいと審美性の問題も生じる可能性が高くなります。

歯根破折を起こしていても 痛みがない場合には、なかなか抜歯には踏み切れないかもしれません。
しかし、後のことを考えれば、できるかぎり早期に抜歯することが大切です。

今日は、手術内容の話しからは少しズレてしまいましたが、現状をふまえ、的確に判断することは大切なことです。

GBR法では、多くのケースで、今回の質問特集で紹介しました 人工骨(β―TCP)を使用します。
確実な安全性があり、使用しやすい材料だからです。
手術時間は、約20分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後にレントゲンにて骨の再生状況を確認し、
骨の再生に問題がなければ、インプラントを埋入します。


治療費
GBR費用は、52.500円(税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代も全て含まれています。


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2008年9月8日

患者様から受ける質問特集:その8

9/8(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その8』になります。


さて、この質問特集もすでに8回目です。
今日も非常によくあるご質問です。
以下のようなご質問です。
『インプラント治療が怖いのですが…』

インプラント治療が怖い理由として、

手術が必要なので…
始めての経験なので…
知り合いがインプラント手術をしたが、腫れたとい言っていたので…

等さまざまな不安があるかと思います。


質問13 
 インプラント手術が怖いのですが、良い方法がありますか?

回答13 
 歯科治療において嫌なこととして『痛み』があります。
誰しも痛いことは嫌なもので、どうしても足を遠ざけてしまいます。
例えば虫歯はそのまま削ると痛みがありますので、麻酔をします。
この麻酔が嫌なものです。
しかし、麻酔はその仕方により痛みを軽減させることができます。
麻酔の痛みには2つあります。
一つは針を刺す時です。
『チック』とする痛みです。
この痛みに対しては『表面麻酔』の使用が有効になります。
これは麻酔をする前に歯肉に麻酔薬が入った塗薬をつけます。塗薬をつけ、30秒〜1分程度すると歯肉の表面が麻痺してきます。
この段階で麻酔を行うと針の痛みを軽減することができます。
次に麻酔液を注入(入れる)時の痛みです。
これに対しては、麻酔を数回に分けて行うことにより軽減できます。

またこうした歯肉に直接麻酔を行う以外にも併用する麻酔があります。
その一つが『笑気麻酔』です。
笑気麻酔は麻酔のガスを鼻から吸うものです。
ガスですからもちろん痛みはまったくありません。
笑気麻酔(無臭のガス)を吸ってから5〜10分程度すると頭が『ぼーと』してきます。
人によっては眠たくなることもあります。
『ぼーと』してくると治療に対する緊張や不安が減少され、リラックスした状態で治療が受けられます。
ただし、この笑気麻酔のみでは歯肉への麻酔効果はないため、通常の歯肉への麻酔も追加します。

こうした方法でも御心配な方にはもっと楽な麻酔方法があります。
『静脈内鎮静法』という方法です。
静脈内鎮静法を行うと治療中のことはほとんど覚えていない状態になります。
眠っている間にインプラント治療が終了することになります。
治療に不安を持っている患者さんには最適な麻酔方法です。
方法としては点滴をするように血管内(静脈内)に麻酔液を入れます(流します)。
麻酔が効くまで5〜10分程度です。
後はインプラント治療が終了するまで寝ている状態です。
欠点として麻酔が終了しても完全に切れるまで時間がかかります。
通常、静脈内鎮静法による麻酔は麻酔を終了すると5分程度で麻酔はきれます。
麻酔により目覚めた後はぐっすり寝て起きた状態に似ています。
すっきりとした状態です。
患者様によっては『ひさしぶりにぐっすり眠った』という方もいらっしゃる程です。
しかし、麻酔が効きやすい方はその後にも若干“ぼーと”することがまれですが、あります。
患者様により麻酔終了後、
1時間程度効いている場合もあります。
そのため、静脈内鎮静法を行った時には車やバイク、自転車での運転(帰宅)はできません。
できれば付き添いの方がいらしていただいた方がよろしいかと思います。
一度静脈内鎮静法でインプラント手術を行った患者様は
次にインプラントを行う時には
ほとんどの方がまた静脈内鎮静法による麻酔をご希望されます。

それだけ楽だったということです。

また、多数のインプラントを一度に行う場合や、治療の難易度が高い場合には、
どうしても手術時間がかかるため、通常の麻酔より、静脈内鎮静法を行った方が
“楽”です。

次回のブログは9/11(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その9』です。


今週(9/5〜7)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から静脈内鎮静法にてインプラント埋入を行った症例について解説します。

この3日間の間に ちょうど質問特集で解説した静脈内鎮静法の手術が2件ありましたのでご紹介します。

2件の手術ともインプラントの埋入本数が多く、インプラント手術自体も難しいものでした。

1件は、上下顎に合計8本のインプラント埋入で、
もう1件は、上下顎に合計6本のインプラント埋入手術でした。

どちらのケースも骨の吸収があったために、インプラントを埋入すると同時に骨幅や高さを増大させる治療(GBR法)や 『スプリッティング法』を行いました。

また、上顎において、骨の高さが少ない部位では、 『ソケットリフト法』も併用しました。

このように、骨の量が少なく非常に難症例であり、多数のインプラントを埋入するような場合には、通常の麻酔ではなく、静脈内鎮静法を行った方が患者様にとっては非常に楽です。

逆にインプラントの本数が少なかったり、時間がさほどかからない場合には、
虫歯等で行うような通常の麻酔の方が治療時間も短く、簡単に終了できます。

今回使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ
アンキロス・インプラントでした。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、 スプリッティング法GBR法 ソケットリフト法の費用も全て含まれています。
静脈内鎮静法の費用は、3万円(税込)になります。


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2008年9月1日

患者様から受ける質問特集:その6

9/1(月曜日)です。
今日も続きで、『患者様から受ける質問特集:その6』になります。

今日の質問は、
『インプラントは何年保つの?』
『インプラントはダメになるの?』
『インプラントは一生保つの?』
等の質問です。
インプラント治療を考えている患者様の多くは、
『インプラントは天然歯より強い(保つ)』
と考えているようです。
しかし、これは間違いです。
インプラントもダメになります。

今日はそうした話をしたいと思います。


質問11
 インプラントは、一生保つのでしょうか?
ダメになったりしないですか?

回答11
 インプラントは虫歯になることはありませんが、歯周病にはなります。
また、他にもダメになる原因はあります。

インプラントは、人工の物だからといってダメにならない ということではありません。
ご自身の歯がダメになると同じように インプラントもダメになる可能性はあります。

例えば、インプラントの歯の部分になる『セラミック』等は、欠けたりする可能性があります。
毎日噛むことにより被せ物は必ず磨り減るのです。
例えば、右で良く噛む人は 右側が磨り減ったりします。
特に、『歯軋り』や 『くいしばり』がある方は磨り減り方が大きいものです。
ですからセラミック等の被せ物は消耗品です。
噛む力によってはセラミックに日々負担がかかり、かけたりする場合もあります。

インプラントは、天然歯と違い『歯根膜』というクッションのようなものが存在しないため、噛んでも動かない(沈み込まない)ので噛む力が直接インプラントの被せ物にかかります。

被せ物を装着した時にはそうならいように噛み合わせの調節を行いますが、時間の経過とともに噛み合わせは変化し、インプラント部に負担がかかってくることがあります。
特に問題となるのが、先程説明しました『歯軋り』や『くいしばり』による問題です。
私達がインプラントを行う際に最も注意するケースです。
先程インプラントには天然歯と違い『歯根膜』というクッションが存在しないために噛む力が直接加わるという話しをしました。
『歯軋り』や『くいしばり』がある方はこうした力をさらに受けやすいのです。
こうした傾向が強い方にはインプラントをお勧めしないこともあります。

次にインプラントがダメになる原因として、最初に書きましたように 歯周病があります。
インプラントが歯周病になった状態を 『インプラント周囲炎』と言います。
『インプラント周囲炎』になるとご自身の歯(天然歯)を抜歯するようにインプラントも除去(撤去)しなければなりません。
よく、歯周病の方がインプラント治療を受けられる際に 以下のような質問があります。
『インプラントを埋入した隣の歯が歯周病でダメになった場合、先に行ったインプラントを利用して歯を作製することはできますか?』
このような質問です。
ご自身の歯(天然歯)が歯周病でダメになるような状態であれば、
その時には、隣に行ったインプラントもおそらくダメになるでしょう。
ダメになっていなくても 『インプラント周囲炎』にはなっています。
インプラント治療を受ける患者様の多くは、
『自分自身の歯(天然歯)は、ダメになってもインプラントはダメにならないだろう』
と考えています。
これはまったくの間違いです。
逆に言えば、ご自身の歯が歯周病でダメになった場合、その後にインプラントを行っても歯ブラシ等の生活習慣が改善されなければ、インプラントも 『インプラント周囲炎』でダメになります。

『リスク』と言えば、 『インプラントと喫煙の関係』も大きく影響します。

また、それ以外の『リスク』として、食生活運動睡眠ストレス 等の生活習慣もインプラントがダメになる大きな因子です。

インプラント自体は、金属(純チタン)でできた人工の物ですが、インプラントを支えている『骨』や『歯肉』は、患者様ご自身のものです。
生活習慣が乱れ、病気になれば、『骨』や『歯肉』も弱ってきます。
当然、インプラント自体もダメなる確率が高くなります。


次回のブログは9/4(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その7』です。


今週(8/29〜31)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎の前歯部にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

上顎前歯部は、このコーナーでもよく解説する部位です。
前歯部は、他の部位と比較して審美性が大きな問題となるため、難易度が高い部位です。

特に骨の吸収が大きい場合には、完全な審美性を獲得するのは困難です。

前歯部にインプラントを行う場合、十分な骨の高さや幅が存在していることは少なく、ほとんどの症例において骨の増大治療(GBR法)を併用します。

それでは、『骨が少なければ、GBR法で、増大(再生)すれば大丈夫では?』
と思われるかもしれません。

しかし、GBR法は魔法の治療ではなく、どんな状態であっても思い通りに骨を元通りに再生(復元)できるわけではありません。

また、難症例であればあるほど、治療は困難を極めます。

治療のわずかな “エラー” が審美性を損なう結果を生んでしまうこともあります。

また、骨を大幅に増大させるということは移植する骨の量も多くなります。

難易度の高い骨の増大治療(GBR法)は、患者様の負担も大きく、 治療後の腫れが長く続くこともあります。


今回のケースでも骨の吸収は、非常に多く、 CT撮影による インプラントのシュミレーション(シンプラント使用)では、骨幅は、『3ミリ以下』でした。
大幅なGBR法が必要になります。

また、GBR法では、骨を増大するために、『人工の骨』や『ご自身の骨( 自家骨)』を使用します。

使用した『人工の骨』は、 β―TCPです。

β―TCPは完全に人工に生成された骨です。

『β―TCP』は人工的に生成された骨なので、それ自体が完全に骨になったりすることはありませんが、ご自身の骨や血液中の細胞が混ざることにより、骨に置換しやすいものです。

また、完全人工生成のため、非常に安全性が高いのも特徴です。

日本において 『β―TCP』は、歯科よりも整形外科等で、複雑骨折の治療等で普及している材料です。

また、 GBR膜 として吸収性『コラーゲン膜』を使用しました。

吸収性膜は、歯肉とのなじみも良く、インプラント同時の GBR法 では世界的に最も使用されている膜です。

吸収性膜なしでは、 インプラント同時GBR法は成り立たない治療法です。

日本人にインプラント治療を行う場合、骨の幅が不十分であることが多く、

多くのケースにおいて GBR法を行います。

当医院においてもインプラント治療の約半数はGBR法を併用しています。

吸収性膜なしでは、インプラント治療は行えないと言ってもくらい重要な材料です。

使用したインプラントは、 プラットホーム・スイッチング システムの アンキロス・インプラントです。

アンキロス・インプラントは、インプラント自体が細く、幅の狭い部位に適しており、審美的な部位に効果を発揮する プラットホーム・スイッチング になっています。

手術時間は、約15分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取り、
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2008年8月28日

患者様から受ける質問特集:その5

8/28(木曜日)です。


今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その5』になります。

今日も良くある質問です。
インプラント治療中の仮歯についてです。
『インプラント治療は歯がないの?』
と思われている方がいらっしゃいます。
仮歯でもないと困りますよね。
そうしたことについて『即時荷重(即時負荷)インプラント』と合わせて解説します。
『即時荷重(即時負荷)インプラント』とは、インプラントを埋入と同時(手術時)に仮歯を作製する方法です。



質問10
 上の前歯がありません。
インプラント治療を考えているのですが、治療中、歯がないままでは嫌なので調べてみたら『即時インプラント』というのがあることがわかりました。
『即時インプラント』であれば、インプラント手術直後に歯が入るということですが、上の前歯の場合、可能なのでしょうか?

回答10
 インプラント手術時にインプラント自体に仮歯を作製し、力を加えることができる治療方法を『インプラント即時荷重(即時負荷)』と言います。
通常、インプラントを埋入後には、インプラントと骨が結合(くっつく)するまで、安静にする必要性があります。
これは、“腕”や“足”が骨折した場合、“ギブス”をして、暫く安静にするのと同じことです。
インプラントも骨と結合(くっつく)まので間(2ヶ月以上)は、力を加えず安静にすることが必要です。
そのため、インプラント手術直後には、インプラント自体に直接仮歯をつけることはできません。
しかし、近年、一定の条件さえそろえば、インプラント手術直後にインプラント自体に力を加える(仮歯で噛ませる)ことが可能であるという論文が多く報告されてきました。

ただし、『インプラント即時荷重(即時負荷)』は、全ての症例に対して行える治療法ではありません。
一定の基準を満たした、一部の症例にしか対応できないと言ってもいいでしょう。

ここでは『早期荷重(負荷)』の問題点を解説します。

まず第一点目ですが、最も大切なことになります。
それはインプラントを埋入した時(インプラント手術時)に インプラントがほとんど動かないということです。
骨がしっかりしているということです。
術前に骨の吸収があり、骨の増大治療(GBR法)が必要なケースでは、無理になります。

次に、噛む力に耐えきるため、ある程度の本数のインプラントが必要です。
1〜2本のインプラントではリスクがありすぎて行えるケースは、少ないのです。
ある程度の数のインプラントがあった方が無難です。
これは早期荷重(負荷)の臨床データから得られた条件です。

次に、インプラントの長さも大切です。
十分長いインプラントの埋入が必要です。
短いインプラントを単独もしくは、短いインプラント同士を固定しても噛む力に抵抗することができず、ダメになってしまうことが考えられます。

こうなると適応症は限られてきます。

さらに技術的な問題もあります。
インプラント埋入時に固定式の仮歯を作製する場合、
多くのケースで手術中に型を取り、噛み合わせも行います。
この段階でかなり時間がかかり、感染する可能性が高くなります。
また噛み合わせを調整したり、仮歯を装着する際にも感染する可能性があります。

こうしたことを考えると早期荷重(負荷)インプラントの適応症は骨の高さや幅が十分あり、ある程度多い数のインプラントの埋入が必要であり、
さらに治療としても難しいため、術者自体もインプラント経験が豊富な熟練した技術を持っていることが必要です。

こうなると早期荷重(負荷)の症例はかなり限定されるのが現状です。

また、『インプラント即時負荷(荷重)』でなくても、
上顎前歯部の場合、インプラント手術後には、仮歯はありますので、ご心配はいりません。
これは、インプラント自体に直接仮歯を作製するのではなく、
前歯であれば、欠損の両側の歯に仮歯を接着剤でくっつけたり、
欠損の両側が再製必要な被せ物であった場合、その被せ物を除去し、ブリッジの仮歯として使用したりします。
上記の両方の方法が不可能な場合には、仮の義歯を作製します。

いずれにせよ、『インプラント即時負荷(荷重)』が無理な場合でも
仮歯を作製することは可能ですので、ご心配されないで下さい。



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2008年8月25日

患者様から受ける質問特集:その4

8/25(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その4』になります。

インプラント治療における『腫れ』や『痛み』についてです。
インプラント治療を考えている患者様にとっては、非常に気になることですよね。


質問9
 インプラント治療に不安があります。
まず、痛みがあるのか? 
そして、腫れるのか?
ということです。

回答9
インプラント治療は、必ず腫れるものではなく、必ず腫れないということでもありません。
インプラント治療後に『腫れるか』、『腫れないか』は、さまざまな要因により違います。

まず、『骨の状態』と『インプラントの埋入本数』です。
骨の高さや幅に問題がなく、1〜3本程度の少ない埋入本数であれば腫れる可能性は低いかと思います。
しかし、同じ治療を行っても個人差があり、腫れる方もいれば腫れない方もいるのが現状です。
しかし、骨の吸収が大きく、インプラントを埋入するために、どうしても骨の増大治療(GBR法)を行う必要性がある場合には、腫れる確立は高くなります。

次に、 衛生面(手術環境)です。
インプラントが成功するためには衛生環境はかかせないことです。
できるかぎり、空調や器具、全てにいたるまで管理された手術室が必要です

また、治療後に腫れる原因として、多いのが内出血です。
分かりやすく例えると、手や足をぶつけた時に腫れることと同じです。
手や足等をぶつけると皮膚下の血管が損傷し、破れます。
その結果、皮膚内部で出血を起こすのです。
これが腫れです。
インプラント手術を行うと、必ず出血は起ります。
出血が多い場合には腫れる確立は高くなります。
手術範囲が大きかったり、インプラントの本数が多かったり、手術時間が長くかかった場合等です。

このような内出血を抑える方法としては、
可能なかぎり、手術範囲を小さく行う
うがいをし過ぎない
治療後の注意事項を厳守する
  
また、インプラント治療後の注意事項として、
手術当日はお風呂を避ける
運動等を避ける
すぐに横にならない。また、就寝時は枕を高くして寝る(頭を下げた状態にすると血液が手術部位に溜まりやすいため、すぐ横になるよりは、起きてイスに座ったりした方が良い)
手術部位を間欠的に冷やす
等が考えられます。

さらに全身的な問題で腫れることがあります。
例えば、糖尿病の患者様で、血糖値が安定していない場合(血糖値が高い)には、治りが悪くなる(長引く)とともに、腫れも強くでます。
また、 抗血小板薬や抗凝固薬(アスピリン、ワルファリン等) を服用されている方は、出血が止まりにくいため、手術後に腫れる確立が非常に高くなります。
その他全身的に問題がある場合も同様に腫れやすくなります。

まとめますと、インプラント治療後に
『腫れるか』
『腫れないか』は、
1. 骨の状態(骨の吸収が大きい:GBR法が必要な状態)
2. インプラントの埋入本数が多い
3. 手術環境(衛生面)
4. 手術後の注意事項の厳守(入浴禁止、安静にする…等)
5. 全身状態(糖尿病 等)
6. 服用薬(抗血小板薬や抗凝固薬 等)
等のさまざまな因子によって決まってきます。

その中でも最も大きい原因は、『骨の状態』です。
骨の吸収が大きい場合には、腫れる確立が高いと思って下さい。

次に痛みですが、先程の1〜6のような状況でなければ、痛みも起る確立は低いものです。
通常、当医院では、インプラント手術前後を含め、5回分の痛み止めを処方します。
90%以上の方は、この5回分の痛み止めを全て服用されることはありません。
平均、手術後に1〜2回程度服用する程度です。
これは、腫れがある程度あっても痛みはほとんどないことが多いのです。
しかし、稀に痛みが続く方もいらっしゃいます。
年間400〜500本程度のインプラント手術を行っている当医院において、数人程度の方で、1週間以上 痛みが続くといったことを経験します。
また、痛みの感じ方の程度には、個人差があるのも事実です。

一般的には、腫れの大きさに比例して痛みも大きくなります。
つまり、骨の吸収が大きいような難症例では、痛みが出る確立も高くなるのです。

結論として、骨の状態等(先程の1〜6の事項)に問題なければ、
『腫れ』や『痛み』はさほど気になることはありません。
しかし、骨の状態等に問題があるような難症例は、
『腫れ』、『痛み』共に起こりえることです。


次回のブログは8/28(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その5』です。


今週(8/22〜24)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

ここ数日のインプラント手術は、非常に難症例が多かったです。

つまり、骨の幅や高さが圧倒的に少ない状態でした。

今日は、1症例の紹介ではなく、全ての症例に共通することについて解説します。

この3日間で行ったインプラント手術(4ケース)は、全て上顎です。
上顎にインプラントを行う場合、骨が少ない場合が多いのです。
特に、上顎において、骨の『高さ』が少ない場合、治療は、困難を極めます。

骨の吸収が起ることにより、骨の高さは減少してしまいます。
骨吸収が起る原因については、以下を参考にして下さい。
   ・歯根破折
   ・歯周病
   ・歯を欠損のままにしていた

今回の症例においても さまざなな原因により、骨吸収が進んでしまったのです。

インプラントを埋入する場合、使用するインプラントの長さが非常に重要なことになります。
つまり、できるかぎり 長いインプラントを埋入することが大切なのです。

長いインプラントと短いインプラントでは、長いインプラントの方が将来性(成功率)が高いのです。

特に、上顎と下顎を比較すると上顎の方が骨の硬さが柔らかいのです。
そのため、上顎では、より長いインプラントを埋入することが必要になります。
しかし、先程説明したように、現実的には、上顎においては、骨吸収を起こしていることが多く、長いインプラントを埋入できないのです。

具体的には、上顎の奥歯において、安定性が良いと考えれられるインプラントの長さは、10ミリ以上です。
これは、欠損の数 や 埋入本数 等にもより違いますが、10ミリ以上あった方が安全性が高いのです。

しかし、今回の症例の多くでは、骨の高さが5ミリ以下でした。
少ないところでは、3〜4ミリです。

そのため、より長いインプラントを埋入するためには、さまざまな方法を行う必要性があります。
それが以下の方法です。(参考にされて下さい)
   ・ソケットリフト法
   ・サイナスリフト法

また、今回のケースの多くは、骨の高さだけでなく、幅も非常に少ない状態でした。
そのため、以下の方法も行いました。
  ・GBR法
   ・スプリッティング法

さらに、今回行った症例の多くは、インプラントの埋入本数も多かったこともあり、
難症例だったのです。

麻酔は、多くのケースで、静脈内鎮静法を行いました。



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