最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: 歯科の記事一覧
2007年11月10日

くすり の 効果 と 副作用:その1

今日から新しいテーマになります。

くすり の 効果 と 副作用です。

医療と薬は切っても切りはなせないものです。
特に抗菌薬が使用されてからはさまざまな病気を治せるようになってきました。
現代の長寿は医療の質の向上があってこそだと考えられます。
しかし、くすりを始めとする医療全体には当然のことながらメリットもある反面、デメリットもあります。
このシリーズでは、歯科で使用する薬について解説していきたいと思います。
ちょっと難しい話にもなるかもしれませんが、
これを機会に『くすり』について勉強してみてはいかがでしょうか?

薬の副作用はどのようにして起るのか?

1 服用量を厳守しないために起る
  くすりは、患者様個人の病状や年齢、体重等で適切な服用量が決まってい 
  ます。
  決められた量以上のくすりを服用することにより副作用を『用量依存性の
  副作用』と言います。
  しかし、適切な量というのは非常に難しいものです。
  先程記載しました 病状、年齢、体重といったことが同じでも個人はかな
  りあります。
  特に高齢者においては適切な服用量を決めるのは難しいのです。
  また、高齢者は他科にていくつものくすりを服用していることが多く、
  くすりの飲み合わせについても注意が必要です。
  少なくとも、くすりの服用量は決められた必ず守っていただきたいと思い
  ます。

2 アレルギー反応として起る
  くすりを処方する際には、今まで、薬を服用した際に気分が悪くなったり、
  皮膚が赤くなったり、発疹が起ったりしたことがないか等をお聞きします。
  そして、もし問題があった場合にはその薬を処方せず、他の薬を処方する
  ことになります。
  しかし、今まで薬に対して全く問題がなくても突然 薬に対し、アレルギー
  反応を起こす可能性もあります。
  特にアナフィラキシーショックはアレルギー反応の中でも重篤な症状を起
  こします。
  アナフィラキシーショックについては後で解説します。

3 特異体質による薬物過敏として起る
  特異体質により薬に対する感受性が上がり、正常量でも副作用が起ること
  があります。

4 代謝、排泄(はいせつ)機能の低下により起る
  くすりを代謝する肝臓や、排泄する腎臓の機能が衰えてくると体内にくす
  りが蓄積して副作用を起こす可能性があります。
  これは高齢者や小児に起る可能性が高いことです。

5 相互作用により起る
  多数のくすりを一度に服用することにより問題が生じる可能性があります。
  特に、高齢者はこのようなことが起る可能性が高いものです。


明日は『くすりと飲み合わせの悪いサプリメント:特に血栓予防薬との関係』です。

以下はインプラントとは関係がないお知らせです。

この前 mixi(ミクシィ)http://mixi.jp/ というものがはやっている ということで、
『それはなんぞや?』
と思い、早速ネットで検索してみました。
mixi(ミクシィ)はソーシャルネットワーキングサービス(SNS)……
ということが分かり、それでは見てみよう!
と思ったところ、mixi(ミクシィ)は、招待がなければ、会員になることもそのブログも見ることもできないようです。

つまり、会員制クラブみたいなホームページで、さらに紹介がないと入ることもできないそうです。

うーん困った。

そこで調べていくうちに
裏技があり、Yahoo!オークション等で売買されているようです。

しかし、こうしたことは本来、mixi(ミクシィ)が望まない方法らしいです。

そこで私もルールを守り、正規ルートで、どなたかからの招待を待ちたいと思います。
(何事もマナー や ルールを守ることは必要だ!)

このブログを見て、紹介してもいいよ!
という方がいらっしゃれば メール(info@sugiyama-dental.com)して下さい。
よろしくお願い致します。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。
2007年10月3日

『レントゲン』そんなに撮影しても大丈夫?:人体への影響;その3

今日も昨日と同様に『レントゲンの影響』についてです。
x-1







Q 海外旅行をすると被曝する?
A 自然界にも放射線は存在します。
自然放射線被爆量は航空機の利用によりさらに増加します。
特に海外旅行では被爆量は急激に増加します。
東京大学医学部の甲斐倫明先生らによる 成田―ニューヨーク路線の往復被曝線量の計算値は約86ミリ シーベルトとされています。
これは、胸部レントゲン1枚(65ミリ シーベルト)の撮影より、米国往復の被爆量は多くなることを示しています。

また、同じ航空機の利用でも北極圏航路を取ると被曝量は多いようです。

最後に…

通常 医療で受ける放射線量を気にする必要性はありませんし、事実 生体に影響はありません。
それより、レントゲン撮影を避け、的確な診断ができない方が問題は多いと思われます。
以下は医療で行うレントゲン撮影において部位別に受ける放射線量です。
歯科で使用するレントゲン撮影がいかに少ないかわかると思います。

    
    撮影部位     1回当たりの有効線量
               (ミリ シーベルト)
     
     頭部         0.10
     胸部         0.07
     胃          3.3
     腰椎         1.4
     膀胱         2.5
     股関節        0.34

集団検診:胸部         0.05
集団検診:胃          0.06

  歯科:デンタル       0.229
    (虫歯撮影)
  歯科:パントモ       0.043
    (顎全体撮影)     

明日からはまた新しいテーマになります。
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2007年10月2日

『レントゲン』そんなに撮影しても大丈夫?:人体への影響;その2

だいぶ涼しくなってきましたね。
体調等くずさずにして下さい。

今日も昨日から始まった『レントゲンの被曝』についてです。
x-4






昨日も記載しましたが、通常歯科で撮影するレントゲンの影響は人体にはほとんど影響はないと思って下さい。
今日はレントゲン撮影においてよく質問されることです。

Q 歯科レントゲン撮影で重いエプロンのようなものを巻きますが、なんでし
  ょうか?
A 防護用の鉛のエプロンです。
  鉛はレントゲン撮影によるX線を透過させません。
  安全のため、撮影の際には必ず使用する必要性があります。

Q 妊娠中のレントゲン撮影は可能でしょうか?
A まず結論から言いますと、歯科治療において行うレントゲン撮影で胎児に  
  影響を及ぼす可能性は限りなくゼロに近いものです。
  これは、上記に示したように通常の歯科レントゲン撮影自体が人体に及ぼ 
  す可能性がほぼないことと、歯科で行うレントゲン撮影は当然『顔』を焦
  点に撮影しますので、胎児に向けての撮影ではありません。
  さらに、胸から下には『防護用の鉛エプロン』を着用して撮影を行います。
  このため、現実的には胎児方向へのレントゲンの影響はほぼないと言って
  もいいでしょう。
  しかし、妊娠時は精神的な問題があることがあり、私達歯科医師もそうし 
  た点を考慮してレントゲン撮影がどうしても必要な場合にはご説明させて 
  いただきます。

また、妊娠時の胸部や腹部へのレントゲン撮影が必要な場合、下記の時期は避けた方が良いでしょう。
受精後から8日までの着床前期であれば、流産を起こす可能性が他の時期よりも高まります。
受精後2〜8週の器官形成期では奇形発生の可能性が他の時期より高まります。

また、胎児への放射線被曝を避けるため、急を要しない下腹部のレントゲン撮影は 10dayルールと言って、『月経開始後10日以内』に行うことが良いとされています。

Q レントゲン室に入室すると被曝するのですか?
A 被曝しません。
  レントゲン撮影のスイッチを入れた時のみX線は発生しますので、入室し 
  たのみでは影響はありません。
  ちなみにレントゲン撮影での『ひばく』は漢字で書くと
  『被曝』です。
  『被爆』ではありません。
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それでは今日はこれで終わりです。
明日も『レントゲン被曝』の続きです。

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2007年9月30日

医療費控除

さて、今年も残すところ後3ヶ月程です。

今日は医療費控除についての話です。

特にインプラント治療を受けられた患者様は是非申告して下さい。

医科、歯科で支払った医療費が一定の金額以上の場合は控除の対象になります。
1年間(1月1日から12月31日)に医科、歯科の治療費(保険、自費診療とも含まれる)として支払った金額の合計が10万円以上の場合は控除の対象になります。(ただし上限は200万円までです)
具体的な控除額は(支払った医療費―保険等で補填された額)
―10万円もしくは所得金額の5%(いずれか低い金額)です。
確定申告時に源泉徴収票と一緒に医療費の領収書を税務署に提出します。

*領収書の再発行はできませんので領収書は大切に保管して下さい。

医療費控除:参考例

所得金額500万円(妻:所得なし、子供2人)で、
1年間に支払った医療費の合計が100万円だった場合。
100万円―10万円=90万円が医療費控除になり、
所得税として9万円、
住民税として77,500円の合計167,500円が還付されます。

*上記は参考例であり、年度、特別減税等は考慮していません。詳細は税務署にお問い合わせ下さい。

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2007年9月20日

日本歯周病学会について

今日も昨日と同様に学会について解説したいと思います。

今週末は日本歯周病学会です。
歯周病の場合、画期的な歯周病の治療法が発表されることはまずありませんが、
歯周病治療の考え方は以前と比較した若干変わりつつあります。
特に、先日までブログで書いていたような細菌検査の有用性は高まっています。
問題は保険診療との関係です。
歯周病や虫歯の細菌検査(リアルタイムPCR法等)は患者様のリスク診断という点からも非常に有効な検査です。
リスク診断という点では、もしあなたが、『癌』になりやすいことがあらかじめ分かったとすれば、どうでしょう?
『ガン』にならない努力をすると思いますよね。
『歯周病』や『虫歯』もそうです。
なりやすいと分かれば、治療や予防に対する意識もかなり違うと思います。
歯科ではこうしたリスク診断は可能なのです。
しかし、先程も先日までの『リアルタイムPCR法』の話しでも書きましたように保険適応ではないため、まったく普及していません。
また、虫歯や歯周病の治療と同時(並行して)に、こうした検査を行うことは禁じられています。
行ってはいけないということです。
健康保険で、虫歯の治療を行いながら、リスク診断のために細菌検査のみを保険以外(自費診療)で行った場合、日本の法律では医療サイドに厳しい罰則があります。
患者様の予防のため、行ったとしてもそれは『混合診療』とみなされるのです。

学会等で新しい治療法や予防法が研究され、実証されても日本の医療ではなかなか普及していかないのが現状です。

何でもかんでも新しい治療法やリスクのある治療にすぐ飛びつくもの問題だとは思いますが、慎重すぎてあまりも対応が遅れるものどうかと思います。

例えば、子供の生体移植は日本では禁止されています。
そのため、子供の生命を助けるために海外に治療を求めて行く方を時々テレビ等で見ますよね。
数千万円だとか1億円以上にもなることもあるようです。
実際にはそうしたことから断念する方が多いのも事実です。
この話は子供の生体移植を勧めている話ではありません。
もちろん、いろいろな問題があることも事実です。

しかし、医療の根本的なこととして患者様を治す(救う)ためのものです。

学会で新しい治療法等が発表され、それを見て『すばらしい』と思っても、
実際に診療室に戻り、日常の臨床に接すると、日本の保険診療の考え方とはあまりにもギャップを感じることが多いにも事実です。

『歯を削って なんぼ!』
『薬を出して なんぼ!』
といった出来高場合制の医療システムでは予防は普及してきません。
医療費もどんどんとかさむだけです。
ふくれあがった医療費負担は必ず国民へと返ってきます。
医療費の自己負担増 や 健康保険料の増額です。

『もっともっと医療の無駄をなくすことはできるのに…』
と思います。

しかし、あまり文句ばかり言っても始まりませんから…
現場での努力が必要です。

個々の医療現場で、

無駄な治療はしない!
(できるかぎり歯を削ったり、神経を取らない治療を心がける。
 神経を取らなければ、歯がダメになるリスクは低くなります。
 そうすれば、結果的に医療費の削減になります。
 医療費の削減の結果、その分予防に回せる)

できるかぎり予防を中心とした医療を心がける!
(現状ではメインテナンスを中心としたシステムの構築を診療所単位で努力
 する)

といったことが大切です。

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2007年7月29日

審美歯科の革命:『ジルコニア』オールセラミッククラウン:その1

今日は日曜日です。
週末の診療はインプラントの手術が多いですね。
昨日の土曜日は3件のインプラント手術がありました。
1件は先週のテーマの『即時荷重』の症例でした。
インプラントを6本埋入し、手術当日に仮歯の装着です。
即時荷重は2日連続ですね。
多い時には続くものです。

さて今日は朝から サイナスリフト法という骨を増大させる治療法です。
最近はこうした骨の増大治療が多いですね。
その理由として、
抜歯時期が遅れるからです。
つまり、歯周病等が進行し、本当はもっと早く抜歯しなければならない状態であったにもかかわらず、抜歯をためらい、病状が進行してしまったため、歯を支えている骨が吸収してしまったからです。
歯の周囲の骨が進行してしまった結果、インプラントを行うにも大きな問題となったのです。

現在、ある程度年齢の高い患者様は 歯がなくてもわりと 骨の幅や高さが残っている場合があります。
つまり、歯周病等の病状がある程度進行しない状態で、早く、抜歯した可能性があるからです。
それに対して、わりと年齢が高くない方は、骨の吸収がかなり進行した状態までこらえる
傾向が強いため、実際に抜歯となった場合、骨のダメージが高いのです。


さて、今日から新しいテーマの話になります。
『オールセラミックスクラウン』です。

近年、審美に対する患者様の要望はどんどんと高まってきています。
『オールセラミックスクラウン』とは
金属をまったく使用しない被せ物のことです。

まず、今までの被せ物(セラミック等)について解説します。
今までの被せ物は まず、歯を削り、型を取ります。
その後、歯科技工士が被せ物を作製するのですが、
通常の作製方法として、
型からできた、歯型模型上で、金属の枠組み(フレーム)を作製します。
そして金属の枠組み(フレーム)上にセラミックを盛り足し、焼き固めて作製します。
なぜこのようなことをするのかと言うと、
セラミックの材料は『せともの』です。
つまり、『お茶碗』や『湯のみ』のようなものです。
そのままでは強度がないため、噛む力には耐えきれず、割れてしまいます。
そのため、一度金属の枠組み(フレーム)を作製し、強度を増すのです。

さてそれでは本題です。
オールセラミックス『ジルコニア』の話になります。

オールセラミックス『ジルコニア』は2005年3月に、国内認可がおり、臨床で使用されてきました。
その後、多くの研究や臨床報告があり、評価は非常に高いものとなっています。そこで当医院でも十分臨床で使用することが可能であると判断し、2007年より導入致しました。
『ジルコニア』は金属をまったく使用しないで、すべてセラミックで製作することが可能な『オールセラミッククラウン』です。
オールセラミックス『ジルコニア』は従来のセラミックの弱点だった強度を完全に克服し、従来のセラミックの3倍の強度(金属と同等)、審美性、耐久性にも優れた材料です。
金属を全く使わないで、すべての歯を治療することが可能です。
この“ 全て ”というのがオールセラミックス『ジルコニア』の利点の一つです。
今までの『オールセラミックスクラウン』は1歯のみでれば、作製可能でした。
しかし、欠損をつなげる『ブリッジ』には強度の問題から適応が難しいものでした。
しかし、強度の向上(セラミックの3倍)から臨床に応用することが可能となりました。
また金属を使用しないため、審美性に非常に優れています。
審美性を求める方や金属アレルギーの方に適しています。

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2007年7月10日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:『いびき』と『睡眠時無呼吸症候群』

『いびき』と『睡眠時無呼吸症候群』

朝から雨です。
午後からはさらに降るらしいですね。
イヌの散歩ができなくて残念です。

さて今日はインプラントの話しではなく、『いびき』と『睡眠時無呼吸症候群』について話したいと思います。
最近テレビ等で『いびき』や『睡眠時無呼吸症候群』の特集をしているのを見かけます。
いびきは非常に大きな問題なのです。
いびきをかいている人はおおよそ2000万人以上いるといわれています。
そのうちの約1割の人が寝ている間に呼吸が止まってしまう『睡眠時無呼吸症候群『 と言われています。
『いびき』や『睡眠時無呼吸症候群』は身体に悪いもので、
さまざまな病気に関係してきます。
できれば、防止したいものです。
『いびき』と『睡眠時無呼吸症候群』の対処法については後で記載します。
今日はそんな話です。

睡眠は人間にとってとても大切なことです。
以前見たテレビでは約7時間程度の睡眠をとっている人が最も長生きするそうです。
7時間より多くても、少なくても良くないそうです。
もちろん寝る時間帯も大切です。
これは子供に大きな影響を及ぼします。

日本の社会は世界的にみて夜型になります。
お父さんが遅くまで仕事をしているため、帰宅も当然遅くなります。
帰宅が遅いということは
食事や入浴も遅くなります。
家族みんなで食事をしたり、お父さんと入浴する子供さんも当然遅くなります。
就寝が遅いということはそれに伴い、起床も遅くなります。
子供の成長期にこのような人間が本来もっている生活習慣のリズムが狂うことは成長ホルモンを始め、生体に影響を及ぼします。
先日テレビでこのようなことを報道していました。
ドイツのある家庭では、子供が生まれた時から夜の7〜8時には寝室を暗くし、
静かにするそうです。
そして朝日が昇ると、カーテンを開け、明るくするそうです。
生活のリズムを小さい頃から教えるということです。

日本の場合、どうしても大人の生活リズムに子供を合わせてしまうことがあります。
当然そうしたリズムで育った子供は大人になっても『夜型』になります。

できれば、人間本来の生活リズムで過ごしたいものです。

さて話は戻り、睡眠時間のことですが、
睡眠を取り過ぎるのも良くないという話です。
もちろん個人差はありますが、7時間が適正睡眠時間ということでした。
まあ一般的に仕事をしている方は7時間以上睡眠をとることはなかなか難しいかと思いますが…
ただ7時間の睡眠は必要だということです。
ただし、同じ7時間の睡眠と言ってもその内容によるかと思います。
夜中になんども起きたりする眠りの浅い人はいけません。
そこで問題となるのが今回のテーマである『いびき』と『睡眠時無呼吸症候群』なのです。
『いびき』をかいているのは眠りが浅い証拠で、その代償として日中の眠気をもたらし、仕事の能率低下や居眠り運転事故を起こすなど、 社会生活にさまざまな支障をきたしています。
こうしたことによる事故かと思われることが時々ありますよね。

少し前に電車の運転手が居眠りをしており、停車位置を大幅に超えてしまった
ということもありました。

また現在問題となっている車の長距離運転手の居眠り運転です。
厳しい社会情勢により、過酷な労働時間となっている長距離運転手ですが、
睡眠時間を削り、働き続けていることにより起る問題です。
睡眠時間が少なくなれば、単に眠いというだけでなく、長期的におよぶことによりさまざまな問題を引き起こします。

さらに睡眠時間以外でも問題となるのが『いびき』や『睡眠時無呼吸症候群』です。
長期にわたっていびきをかいていたり、一時的に呼吸が止まる状況が続くと、高血圧、不整脈、心臓病、脳血管障害、などを誘発したり、記憶力や思考力の低下をまねくと言われています。
こうしたことを治療する方法として『いびき防止マウスピース』というものがあります。
このマウスピースは下の顎を若干前方に突き出させた状態で噛合うように作製されたマウスピースです。
この装置を就寝時に口腔内に入れることで、のどの気道がひろがって、いびきや無呼吸がなくなります。
今は多くの歯科医院で作製可能です。
いびきを自覚されている方は一度お近くの歯科医院で相談されてはいかがでしょう。

今日はこれで終了です。


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2007年7月7日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その6

歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その6

今日は土曜日です。
1週間のうち一番忙しい日です。
めずらしくインプラント手術がない日です。

そのかわり『補綴(ほてつ)』と言われる被せ物を行う治療が多くあります。

最近は被せ物の中でも金属を全く使用しない『オールセラミックス』をよく使用します。
ここ数年、オールセラミックの質は格段に向上しており、審美性だけでなく、耐久性に優れています。

この話はまた後日したいと思います。

さて今日も、『歯根破折』についてです。

歯根破折の原因については昨日までいろいろと書いてきました。
その大きな原因は『コア』にありました。
今日は『歯根破折』するその他の原因についてです。

歯根破折する他の原因として『噛み合わせ』があります。
噛み合わせと言ってもいろいろあります。
まず、歯並びに問題があり、歯全体がかみ合っていないような場合です。
歯が全体的に噛み合っていなく、一部分の歯のみが当たっているとその歯に負担がかかります。
もし、そうした歯に神経がない場合には『歯根破折』する可能性が高くなります。
これはこのシリーズで何度も書いてきましたが、『神経のない歯』は血液の循環もなくなり、脆くなっているからです。

また最も問題となるのが、『歯ぎしり』や『くいしばり』です。

『歯ぎしり』や『くいしばり』についてはHPのさまざまなところやこのブログでもよく書きますが、すごく問題があることなのです。

就寝時に歯を『ギリギリ…』とするあの行為です。
場合により『音』として聞こえることもありますが、『音』が聞こえないこともあります。
『歯ぎしり』や『くいしばり』はすごいすよ。
この行為によって歯が次々に折れる場合があります。

歯科治療において口腔清掃(歯ブラシ)と『歯ぎしり』や『くいしばり』が最も注意することです。

現在神経がない歯が多い人は『歯根破折』する可能性が高いため、『歯ぎしり』や『くいしばり』の防止策が必要です。

『ナイトガード』と言われるものです。
簡単に言えば、『マウスピース』です。

これはスポーツをする人が使用しているものと同じような装置です。

ボクシング、ラクビーといったスポーツ選手が使用するものとほぼ同じものです。

『ナイトガード』保険診療が適応されますので、『歯ぎしり』や『くいしばり』を 自覚されているか、歯科医院で指摘された場合には是非 作製された方がいいでしょう。

それでは今日はこれで終了です。
また明日!

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2007年7月6日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その5

歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その5

久しぶりのブログです。
昨日まで締め切りの仕事があり、ブログを書く時間がなく休んでいました。
さて今日は先週話していました『歯が割れないための方法』の続きです。
『ファイバーコアによるボンディング接着システム』の話です。
前回の話を振り返りながら書きたいと思います。

まずおさらいです。
『コア』は歯の中で動くことにより『クイ』として作用します。
そのため『歯質』と『コア』を接着剤で取れないように完全に一体化させることが必要です。
『ボンディング接着システム』とは『ファイバーコア』を『歯質』と一体化させる接着システムのことです。

こうしたことにより神経のない歯を極力破折させないようにします。

まず『ファイバーコア』の硬さは歯質と近似しています。
金属とは違い、『たわみ』がある程度あります。
この『たわみ』が大切なのです。

次に 以前は『金属製のコア』を接着剤で着けていたのですが、この接着剤は歯質と完全に結合しているわけではなのです。
毎日噛む力はすごいもので、それを支えている『歯(ここでは コア とします)』
にも力が加わります。
噛む力により、少しずつ『コア』と『歯質』は外れて(取れて)いきます。
そして歯の中で『コア』が動くことにより『歯根破折』を起こすのです。

ここから新しい話です。
『ボンディング接着システム』とは『ファイバーコア』を『歯質』と外れ(取れない)ようにする方法です。

治療方法としてはまず『コア』をつける根管内部に『プライマー』という薬液を塗ります。
これは歯根内部の表面がくっつきやすい状態にする方法です。
簡単に話しますと、根管内部を『プライマー』処理することにより、表面が凸凹し、接着表面積が増えると思って下さい。
次に『ボンディング』という薬液を塗ります。
『ボンディング』は先程の『プライマー』処理により起った凸凹の内部に浸透していきます。
そして強固に固まります。
その結果、『歯根内部の歯質』と『ボンディング』が一体化します。
この一体化した状態の歯質を『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』と言います。
この『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』がこのテーマである『歯根破折』しないためのキーポイントになります。

『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』ができた後に使用する接着材は
『レジン系接着剤』と言われるものです。
『レジン系接着剤』は『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』と非常に強固に結合します。
これも先程と同世に一体化するのです。
また『ファイバーコア』の表面にも『樹脂含浸層』と結合しやすい処理を行います。
この結果、?『根管内部の歯質』と ?『樹脂含浸層』と ?『ファイバーコア』は非常に強固に一体化します。
また『ファイバーコア』は『たわみ』があります。
こうしたことを総合して『歯根破折』を防止するのです。

神経のない歯は脆く通常の噛む力でも割れてしまうことがあります。
そして歯の根が割れた場合には抜歯しなければならないことがほとんどなので、
このような治療法は大変有効です。

基本的には神経を取らないことが大切ですが、虫歯の深さ等でどうしても神経を取らなければ、ならないことは現実問題としてあります。
これはしかたがないことです。
大切なのはその後の治療方法です。

少しでも歯根破折しない治療法を行うことが大切です。

明日は、『歯根破折』するその他の原因についてです。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。


2007年7月1日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その4

歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その4

このシリーズも今日で4回目です。

今日 初めてこのブログを見られた方は 是非 3日前からの
ブログを見て下さい。
その方が分かりやすいかと思います。

昨日は『コア』とは?
という話でした。
そして『コア』には
『金属のコア』と『ファイバーコア』
があることを書きました。
そして『歯根破折』の原因の一つが『金属のコア』にあります。

『金属のコア』を使用するといくつかの問題点があります。
『金属のコア』と 歯質 は硬さが違います。
この硬さの違いの一つを専門用語で『弾性率』と言います。
簡単に説明しますと『たわみ』です。
歯や金属を“ぐっと”押した時に歪む現象です。
歯は金属と比較し、若干柔らかいものです
そのため力が加わると『たわみ(歪み)』ます。
しかし、金属は硬いため『たわみ(歪み)』が少ないのです。
この『たわみ(歪み)』の違いが問題を引き起こします。

また神経のない歯は“枯れた木”のようであることを書きました。
神経のない歯に『金属のコア』を装着することを例えると
“枯れた木”の真ん中に『金属のクイ』を打ち付けるようなものです。
つまり、『薪を斧で割る』ようなものです。
当然割れそうですよね。

ただし、神経のない歯が全て割れるのではありません。
以下のような条件があると歯根破折を起こすリスクは高くなります。

1 残っている歯質が薄くなっている。
  何度も治療を繰り返している歯は治療のたびに削られ、歯(歯根)自体が
  薄く、“ ペレペラ ”になっているため、強度が弱くなっています。

2 『コア』自体がきちんと合っていない。
  『コア』がぴったりと合っていない状態で 歯根 と接着してあると
  噛む力で、『コア』が“ グラグラ ”と動くことがあります。
  『コア』が動くということは『クイ』として作用しているということです。

3 金属製の『コア』を使用している。
  先程書きましたように『たわみ(歪み)』の違う、金属と歯質を使用するこ
  とにより、『金属性のコア』が『クイ』として働きます。

上記のようなことで歯根が破折していくのです。

そこで『ファイバーコアによるボンディング接着システム』の話です。

まず『ファイバーコア』の硬さは歯質と近似しています。
金属とは違い、『たわみ』がある程度あります。
この『たわみ』が大切なのです。

次に 以前は『金属製のコア』を接着剤で着けていたのですが、この接着剤は歯質と完全に結合しているわけではなのです。
毎日噛む力はすごいもので、それを支えている『歯(ここでは コア とします)』
にも力が加わります。
噛む力により、少しずつ『コア』と『歯質』は外れて(取れて)いきます。
そして歯の中で『コア』が動くことにより『歯根破折』を起こすのです。

『ボンディング接着システム』とは『ファイバーコア』を『歯質』と外れ(取れない)ようにする方法です。

現在の『コア』はこの『ファイバーコアによるボンディング接着システム』なくしてはできない治療法です。

明日もこの続きです。

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