最新インプラント症例ブログ

2005年5月23日

今日のインプラント:インプラント治療における注意点

            『最新治療は良い治療?』

インプラントが一般的になり多くの歯科医院で行える様になってきました。
これは良いことですが、それに反して失敗例も多く報告されています。
それはどうしてでしょう?
インプラントを行う際に骨の高さや幅が十分あればインプラントを行うことは非常に簡単ですし、予後は非常によいことになります。
しかし、骨の高さや幅が十分ない場合には治療は困難を極めます。
詳細はホームページの特殊な治療でも記載していますが、十分な骨高さや幅がない場合には骨を再生させたり、上顎洞というものを押し上げたりします。
これが問題なのです、骨を再生させたり、上顎洞を押し上げる技術は症例にもよりますが、技術的に難しいものです。
そのため誰でも簡単に行えるというものではありません。技術や知識、経験がなければ失敗してしまいます。
多くの歯科医師がインプラントを手掛けるようになってきた現在ではこのような問題がでてきいます。自分の技量にあっていない治療を行うということです。また同様に新しい技術にも同じことが言えます。
新しい治療法や材料が発表されると、すぐ飛びつく先生がいます。
新しいことに目を向けることは悪いことではありませんが、新しい治療法が本当に良いものなのかを見極めることが大切なのです。
治療が複雑になる分、私達の技術力や知識も高めることも大切で、当医院でも私を含め他の先生もみな日々努力をしています。
ただし、新しい治療法というのはなかなか難しいところです。
技術的に難しいということではなく、まだ長期的な結果がでていないため、治療法の信頼性という意味で難しいということです。
新しい治療法が発表されたらすぐ飛びつくのではなく、その治療法が本当に正しいのかということを見極めることが大切です。
またある程度新しい治療法の臨床結果がでてから行うということも大切なことです。
治療を受けるのは患者さんですからまず安全が第一です。



インプラントの杉山歯科医院
2005年5月21日

今日のインプラント

今日は上顎の臼歯部にインプラント埋入があります。
骨の高さは10mm程度ありますが、より予知性を高めるため、さらに長いインプラントを埋入することは有効な方法です。
そのためソケットリフト法を応用して12mmの長さのインプラントを埋入します。
ソケットリフト法についての詳細はホームページを参考にして下さい。
できるかぎり予知性の高い治療法を選択していきいたものです。

以下のページをアップしました。

1 症例3に論文ページを追加しました。
2 『インプラントにおける骨移植術』を新たに掲載しました。
  これは先日の日記と同様の内容です。




インプラントの杉山歯科医院
2005年5月20日

今日のインプラント:骨移植術についての話し

      『インプラント治療における骨移植術』

インプラントは骨の高さや幅が十分ある状態で行うと非常に成功率は高いものです。得にできる限り長いインプラントを良い状態の骨の中に埋入することはその後の成功率を大きく左右します。
ホームページのインプラントの基礎知識の中に『インプラントは何本必要なの?』にも記載していますが、骨の幅や高さがしっかりしていて、歯ブラシの状態も非常に良い、歯周病ではない、噛み合わせもしっかりしている、歯ぎしりもないとなれば12mmの長さのインプラントが埋入されればその成功率は非常に高いものでです(統計的には10年後の生存率で98%以上の報告が多くあります)。
しかし、6mm程度のインプラントしか埋入できないとするとその生存率はかなり低くなります。
単純に短いインプラントしか埋入できなければ力学的に噛む力に耐えきれないということです。
つまり骨の高さや幅がしっかりしていないところに無理にインプラントを埋入してもけして良い結果にはならないということです。
そして多くの場合(得に上顎)こうように単純にインプラントを埋入できるケースは少なく、骨の増大法(GBR法)を併用することが多くあります。
この骨の増大法に必要なのが移植骨です。
移植骨には人工的な物と患者さんご本人の骨があります。
やはり良いのは御自身の骨、つまり自家骨です。
御自身の骨を移植すると聞くとびっくりするかもしれませんが、
さほどたいしたことではありません。
例えば上の奥歯にインプラントを埋入するのであれば同じ手術部位から骨を採取します。骨を採取する時間は1分もかかりません。
上の奥歯のさらに奥の上顎結節というところから採取します。
“ノミ”のようなこので少したたいて骨を採取します。
得に痛みがあることもなく、先程話しましたように1分程度で終了しますので、御心配されるようなことではありません。

次にそれ以外の骨ですが、大きくわけて、人工で作られた骨と他の生物から得られた骨があります。
人工で作られたものには多数の移植材料があります。これらは生体内でアレルギー反応等の問題を起こすことがないため安全性があります。しかし、基本的には生体の骨とは構造が違うためそれ単体では骨にはなりません。御自身の自家骨と混ぜて使用することになります。
そして次は他の生物から得られた骨です。これには同じ人間ですが、他人の骨のことです。アメリカを中心として使用されていますが、日本では認可がおりていないため使用はできません。また日本では他人の骨というと多くの患者さんは拒絶されます。日本では認可がおりてもなかなか使用は難しいかと思います。人間以外の動物から得られた骨を使用するという方法もあります。
動物?と聞くと嫌な感じがするかもしれませんが、同じ骨です。免疫反応が起らない処理をすればまったく問題がありません。
しかし、狂牛病(BSE)で有名になったように実際には問題がなくても『牛の骨を使用します』と言ったら現在希望する人はいるでしょうか?
医療の分野においては牛やブタの骨を使用した材料は古くから多く存在します。もちろんその安全性は高く、効果も実正されています。しかし、患者さんが希望しないかぎり勝手に使用はできません。
そのため現在当医院では自家骨をまず第一に考え、自家骨では足らない場合には人工の骨を使用します。(人工の骨は安全性という点では優れていますが骨の再生能力は低いものです。そのため自家骨と混ぜて使用します)



インプラントの杉山歯科医院
2005年5月18日

今日のインプラント:2件とも下顎です

今日は午前1件、午後1件のインプラント手術があります。

午前中は下顎の左右に合計3本のインプラント埋入です。
骨の高さや幅にはさほど問題はありません。
I.T.Iインプラントですと通常直径4.1mmというインプラントを使用しますが、本ケースでは4.8mmという太いインプラントを使用することができます。同じ長さのインプラントであればやはり太いインプラントの方が安定します。

午後も下顎にインプラントを2埋入しますが、このケースは午前中とは違い骨の高さがあまりないため、短いインプラントしか埋入できません。
8〜10mmのインプラントを2本埋入することになります。
太さも通常の直径4.1mmになります。
このように短いインプラントしか埋入できない場合には2つの治療法が考えられます。

噛み合わせが安定していて複数のインプラントが埋入できる場合にはインプラントの被せも物自体を連結することにより安定をはかります。
しかし、噛み合わせがあまりよくなく歯ぎしり等が強い方、インプラントが1本のみしか行わない場合(複数のインプラントの
場合も)は短いインプラントでは安定が得られないと診断し、骨の高さや幅を増大させるような治療法(GBR法、ソケットリフト法、サイナスリフト法、リッジエクスパンジョン法 等)を行います。
結局無理な治療を行っても将来的にダメになってしまってはいけませんので、確実な治療法を選択します。
ただし、患者さんにとっては治療回数、期間は少なく、痛みもない方法で行いたいという希望は当然ありますので、安全で苦痛がない方法を行うことを考えていきたいと思います。




インプラントの杉山歯科医院
2005年5月17日

今日のインプラント 2005-05-17

今日は上顎に6本のインプラントを同時に埋入します。
12歯欠損部に1歯づつ間隔をあけて埋入し、ブリッジとします。

また一度に6本となるとインプラント埋入にかかる時間は30〜40分程度です。それ以外に麻酔の時間等もかかりますので患者さんにとっては口を開けている時間も長く大変なことです。
場合によっては3本づつ埋入することもありますが、ほとんどの場合、一度での埋入を希望される方がほとんどです。
1回で終了できるのが患者さんにとって一番の希望のようです。
大変なのを2回受けるのは嫌ですからだと思います。


上記の患者さんはいらしゃいませんでした。
どうしたのでしょう?
なにもなければ良いのですが…




インプラントの杉山歯科医院
2005年5月16日

今日のインプラント

今日はインプラントの被せ物についてお話します。

インプラントの被せ物は大きく分けて
1 セラミック
2 ハイブリッドセラミック
の2種類があります。
それぞれ、利点欠点があります。

まず費用の話しをすれば、セラミックが15万円(消費税は別途必要)、ハイブリッドセラミックが10万円(消費税は別途必要)となります。

セラミックとハイブリッドセラミックの違いですが、素材に違いがあります。セラミックというものは陶材でできており、審美的に非常に優れています。変色する可能性はありません。しかし、非常に硬いため対合歯(噛み合う歯)が天然歯の場合には天然歯が削れてしまう可能性があります。
次にハイブリッドセラミックですが、素材はレジンと言われるプラスティックと陶材とを混ぜて作られています。これはセラミックの欠点である硬さを改善するために新しくできた素材です。天然歯と同等の硬さをもっています。しかし、レジン(プラスティック)が含まれているため変色を若干起こす可能性があります。可能性というのはどれだけお茶やコーヒー等の着色性のあるものを服用するとか、タバコを吸うとか、歯ブラシの程度に左右されますが、若干は変色を起こすかもしれません。また汚れ(食物)等はハイブリッドセラミックの方が付着しやすいです。審美性を考えれば、セラミックの方が良いかと思います。
奥歯であればハイブリッドセラミック良い方法かと思います。




インプラントの杉山歯科医院
2005年5月14日

今日のインプラント:サイナスリフト後の埋入

今日は上顎に4本のインプラント埋入です。

数カ月前にインプラントを埋入するための骨の高さがなかったためあらかじめサイナスリフト(上顎洞挙上術)を行ったケースです。

サイナスリフトについてはホームページを参考にして下さい。

上顎では歯周病を放置していたり、歯を抜歯してから時間が経過するとインプラントを埋入するための骨の高さがなくなってしまいます。
適切にインプラントを埋入するためには最低10mm程度の骨の高さが必要です。
しかし、上顎では10mm以上の骨の高さが存在することの方が少なく、治療を困難にしています。
5mm程度の高さであればインプラント埋入と同時にソケットリフト(詳細HPを参考)法を行うことにより簡単に長い(10mm程度)インプラントを埋入することができますが、もともと5mm以下の高さがない場合にはインプラントの埋入が非常に困難になります。
そのような場合に行うのがサイナスリフト法です。
欠点としては時間がかかる(サイナスリフト後、骨ができるまで3〜6ヶ月かかります)ことと、手術を2回受けなければならないということです。
しかし、骨の高さがまったくない場合にはこのような方法を行わないとインプラント埋入はできないのです。

ホームページアップしました。御覧になって下さい。




インプラントの杉山歯科医院
2005年5月13日

今日のインプラント:午前と午後;移植材の話し

今日は午前に1件、午後に1件のインプラントがあります。

午前中は上顎の奥歯(4歯欠損)です。
骨の高さも厚みも少ないためソケットリフト法とGBR法の両方とも同時に併用します。両方の治療の詳細についてはHPを参考にして下さい。

多くの場合(得に上顎)こうように単純にインプラントを埋入できるケースは少なく、骨の増大法を併用することがあります。
そしてこの骨の増大法に必要なのは移植骨です。
移植骨には人工的な物と患者さんご本人の骨があります。
やはり良いのは御自身の骨、つまり自家骨です。
御自身の骨を移植すると聞くとびっくりするかもしれませんが、
さほどたいしたことではありません。
今回は上の奥歯にインプラントを埋入するので同じ手術部位から骨を採取します。骨を採取する時間は1分もかかりません。
上の奥歯のさらに奥の上顎結節というところから採取します。
“ノミ”のようなこので少したたいて骨を採取します。
得に痛みがあることもなく、先程話しましたように1分程度で終了しますので、御心配されるようなことではありません。

次にそれ以外の骨ですが、大きくわけて、人工で作られた骨と他の生物から得られた骨があります。
人工で作られたものには多数の移植材料があります。これらは生体内でアレルギー反応等の問題を起こすことがないため安全性があります。しかし、基本的には生体の骨とは構造が違うためそれ単体では骨にはなりません。御自身の自家骨と混ぜて使用することになります。
そして次ぎは他の生物から得られた骨です。これには同じ人間ですが、他人の骨のことです。アメリカを中心として使用されていますが、日本では認可がおりていないため使用はできません。また日本では他人の骨というと多くの患者さんで拒絶されます。日本では認可がおりてもなかなか使用は難しいかと思います。人間以外の動物から得られた骨を使用するという方法もあります。
動物?と聞くと嫌な感じがするかもしれませんが、同じ骨です。免疫反応が起らない処理をすればまったく問題がありません。
しかし、狂牛病(BSE)で有名になったように実際には問題がなくても『牛の骨を使用します』と言ったら現在は希望する人はいないかと思います。
医療の分野においては牛やブタの骨を使用した材料は古くから多く存在します。もちろんその安全性も高く、効果も実正されています。しかし、患者さんが希望しないかぎり勝手に使用はできません。
そのため現在当医院では自家骨をまず第一に考え、自家骨では足らない場合には人工の骨を使用します。(人工の骨は安全性という点では優れていますが骨の再生能力は低いものです。そのため自家骨と混ぜて使用します)
話しが長くなりましたが、この詳細は後日ホームページにて詳しく掲載します。




2005年5月11日

今日のインプラント:上顎の奥歯に骨の高さがないケース

今日は上顎に6本の同時埋入があります。

050511_1





上顎には歯がまったくない状態です。
義歯ではなく完全に固定式の歯を希望されていましたが、奥歯にはまったく言う程骨の高さがない状態でした。

数日前にまったく歯がない(総義歯)方の治療法として6〜8本のインプラントを埋入し、ブリッジとする治療法を紹介しました。これは前歯から奥歯までおおよそ1本とばしで埋入します。

話しは戻りますが、今日の患者さんは奥歯には骨がありませんでした。
通常このような場合には奥歯に骨を再生させるためサイナスリフト法(詳細は特殊な治療法を参考にして下さい)行うことになります。このサイナスリフト法は奥歯に骨の高さがない場合に非常に有効な方法ですが、2つの欠点があります。
一つは時間がかかるということです。サイナスリフト法を行ってから骨ができるまで4〜6ヶ月またなければなりません。
二つ目は骨を再生させるための手術が必要なことです。
この2つの問題点があるため奥歯に骨の高さがない場合でもサイナスリフト法を希望されないことがあります。
そのような時には下の写真のようにインプラントを埋入できる前方部に複数のインプラントを埋入し、それを全て固定し、一番奥にはダミーの歯を付けたして、あたかも奥歯まで歯がある状態にします。
この奥歯の付けたした歯をカンチレバーと言います。
噛み合わせ等の一定の条件さえ問題がなければ有効な方法です。

インプラントの杉山歯科医院

2005年5月10日

今日のインプラント

今日は上顎のインプラントです。

抜歯即時インプラントです。上顎の前歯部は審美的に非常に重要な部位なので、適応基準さえ問題なければ抜歯即時インプラントは非常に有効な治療です。
というのは抜歯を行うと時間の経過とともに、歯を支えていた骨は吸収を始めます。
2ヶ月程度すると頬側の骨は薄い場合には1/3程度吸収してしまいます。そのため抜歯後歯肉が安定してからインプラントを行おうとするとインプラントを埋入するための骨の幅や高さは減少してしまい、適切にインプラントが埋入できなくなる場合があります。

もし骨が減少した状態でインプラントを行う場合にはインプラントと同時に骨を増大する方法(GBR法:インプラントの特殊な治療を参考にして下さい)やあらかじめGBR法を行ってからインプラントを埋入することになります。
通常のインプラントを行うよりも若干大変な治療になりますし、あらかじめGBR法を行うことになれば治療の期間も長くかかります。
そのため条件さえ合えば、抜歯即時インプラントを行えば、抜歯と同時にインプラント埋入ができるばかりか、骨の吸収を起こす期間もなくなります。
大変有効な治療法です。
しかし、この治療を行うには事前の検査が重要です。適応症を間違えると上手くいきません。




インプラントの杉山歯科医院
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