最新インプラント症例ブログ

2004年11月9日

GBR法の詳細の続き:パート2

本日はGBR法で使用する膜について解説します。
当医院ではGBR 法に対し2種類の膜を使用します。
一つは吸収する膜:Tiuuse GuideTM メンブレンで、もう一つは収しない膜:GORE-TEXメンブレンです。
Tiuuse GuideTM メンブレンはコラーゲンからできており、吸収するため後から取り出す必要性がないので 治療の回数が少なくなります。しかし、この膜には適応症が限られており、 大幅に骨を再生させることはできません。
GORE-TEX メンブレンは吸収しないため後から取り出す必要性がありますが、GBR 法の多くはこの膜を使用します。 GORE-TEX メンブレンは1969年に開発されたもので、歯科領域以外でも、人工血管や人工硬膜、 縫合糸等で400万症例に使用されており、医療分野において非常に高い評価を得ている材料です。
どちらの膜を使用するかは適応症があり、その状態によって異なります。


インプラントの杉山歯科医院
2004年11月8日

前回解説したGBR法についての詳細

インプラントを行うにあたり、インプラントを植立するための骨幅や骨の高さがない場合、 そのままの状態でインプラントを行うと成功率は非常に低くなります。 適切な状態で植立してこそインプラントの長期安定が望めるのです。
GBR 法とはインプラントを行うにあたり、骨の幅や高さがない時に、骨を再生させる方法です。
術式としては2つの方法があります。

一つはインプラントを植立する前に骨の増大をはかる方法です。 これはインプラントの前準備としてのGBR 法です。
まず、歯肉の中に骨の再生を促す特殊な膜を入れます。 状態によって異なりますが、4〜8ヶ月間骨が成熟するのを待ちます。 その後、膜を除去するとインプラントに適した骨が膜の下に再生しています。 そこで初めてインプラントの植立を行います。
この方法は治療期間が長くなりますが、もともと大きく骨の幅が ない人などはこのGBR 法を行ってからインプラントを行う必要性があります。無理な状態でインプラントを 行ったとしても長期的な安定は期待できません。
今後のことを考えれば確実な選択といえます。

次にインプラントと同時にGBR 法を行う方法です。
これはインプラントを行うには骨が少ないが(骨幅に問題があるが)、術前GBR 法をしなくても大丈夫な場合に適応します。 インプラントを植立すると同時にGBR 膜を併用します。3〜6ヶ月後に膜を除去し、 後は上部構造を作製するだけです。

インプラントの杉山歯科医院

2004年11月2日

今日のインプラント

今日のインプラントはインプラントを埋入する為の骨が存在しないため、あらかじめ骨を再生させる治療法であるGBR法を行いました。
当医院の患者さんには他歯科医院で骨の状態が良くない(インプラントを埋入するための骨が高さや幅がない)という理由からインプラントが不可能であると診断された方が多くいらしゃいます。
そのため骨を再生させるGBR法(インプラントの特殊な治療を参考にして下さい)を行うことが多くあります。治療回数は通常の治療より増えますが、骨がない場所にインプラントを行うことは危険であり、後でダメになっていきます。
GBR法はインプラントを長期的に安定させるために必要な治療なのです。

インプラントの杉山歯科医院


2004年11月1日

日本歯科医学会と日本デンタルショー

10月29(金)、30(土)、31(日)の3日間、パシフィコ横浜で日本歯科医学会と日本デンタルショーが開催されました。
学会はみなさんなんとなく分かるかと思いますが、デンタルショーというのは歯科で使用する材料等を展示するものです。
しかしこれが非常に大きい規模です。こうした展示は良くありますが、今回のデンタルショーは4年に1回の日本最大規模です。
他の展示等でパシフィコ横浜の展示ホールというところに行ったことがある方もいらしゃるかと思いますが、非常に広い場所です。歯科材料の展示を見るだけでも1日では見きれないほどです。
今日は1日歩き回り疲れました。
そのようなことで本日は治療の話しはお休みです。また明日から再開します。



インプラントの杉山歯科医院
2004年11月1日

今日のインプラント

今日の午前中は自家歯牙移植という治療がありました。
保存不可能な歯を抜歯し、親知らずを移植するといった治療です。インプラントとの比較ですが、移植は難しいところがあります。まず、移植を行うための抜歯した穴に移植歯がちょうど入る穴をあけることが難しいことがあげられます。インプラントはインプラント本体と同じサイズの穴をあけるバ−(ドリル)があるため、(全ての器具は規格化されています)非常に適合がいいのです。しかし、移植は抜歯した穴と移植歯のサイズをあわせるのが困難です。それ以外にも難しい面が多くあります。
しかし、移植はけして悪い治療はありません。適応症さえ良ければ優れた治療法です。
次回からは自家歯牙移植とインプラントの比較について説明します。

午後はインプラント手術です。

インプラントの杉山歯科医院
2004年10月31日

今日のインプラントと大船インプラントセンター

今日は下顎に1本のインプラント埋入がありました。
抜歯されてから何年も経過していましたが、骨の吸収はほとんどなく非常に簡単な手術になりました。
麻酔を除けばインプラントの手術自体は5分程度です。

通常抜歯されてから何年もの時間が経つと骨は吸収していきます。
吸収した結果、インプラントを埋入するための骨の高さや幅がないことが多く、インプラントと同時もしくはインプラント前に骨を増大させる治療(GBR法)が必要なことがほとんどです。
今回、骨の吸収がほとんどなかったのには理由があります。
まず抜歯をした原因がおそらく虫歯であったためだと思います。(当医院にいらした時にはすでに抜歯されていたため正確な理由はわかりませんが…)
歯周病や歯根破折を放置して時間が経った場合には骨の吸収が起りますが、虫歯で抜歯された場合には骨の吸収があまりないため骨が保存されたのでしょう。

    大船駅北口歯科インプラントセンターの案内

診療日が決定しましたのでお知らせします。

診療日は火曜日、水曜日、金曜日、土曜日、日曜日です。

診療時間は午前9:30〜午後6:30を予定しています。
日曜日を診療することにより通院がしやすくなるかと思います。

追加事項がありましたらまた日記で案内します。

インプラントの杉山歯科医院
2004年10月30日

今日のインプラント

今日は下顎に2本のインプラント手術がありました。
下顎にインプラントを行う場合の注意点は神経の存在です。下顎には下顎神経という大きな神経が顎の奥(奥歯の方)から前歯の糸切り歯近くまでのびています。
通常この下顎神経は顎のかなり下の方に位置しており、インプラントを埋入してもインプラントの長さより深い位置に存在するためインプラントと神経が接触(ぶつかる)することはありません。
しかし、歯周病等を放置しておくと顎の骨がとけて(吸収して)しまいます。その結果、骨の高さは減少してしまい、長いインプラントを埋入することができない場合があります。無理やり長いインプラントを埋入しようとすると神経を損傷してしまう可能があります。
このように骨の吸収により長いインプラントを埋入することができない場合には短いインプラントで行うか、神経を避けるような方法でインプラントの埋入を行います。どちらにせよ、骨が吸収してしまった場合には治療は困難になってしまいます。

インプラントの杉山歯科医院
2004年10月29日

今日のインプラント

今日は上顎に3本の埋入手術がありました。
上顎前歯は審美性があるのでやはり難しい手術です。

インプラントの杉山歯科医院
2004年10月27日

今日のインプラントおよび質問特集その4

今日はインプラントを行うための骨幅がないため骨の幅を増大するGBR法をおこないます。
通常こうした骨の増大手術(GBR法)を行わなければ、3〜4回(最短で2ヶ月程度)で治療は終了しますが、GBR法を行うとそれだけで2〜3ヶ月はかかります。歯周病等を放置していると骨が吸収してしまいますので、注意が必要です。

インプラント質問特集その4
今日は『治療回数および治療期間は? 』 です。

1回目にレントゲン検査、噛み合わせ検査、歯周病の検査等を行い、問題がなければ2回目にインプラント手術を行います。手術後、消毒と抜糸に来ていただきます。その後早ければ6週間後に最終的な型をとります。型をとった後10日程度で歯は完成します。大きな問題がなければ最短5回、2ヶ月程度で終了します。しかし、歯周病が存在したり、噛み合わせに問題がある場合はその治療から始めます。こうした問題を解決せずに行うとインプラント治療も上手くいかず、結果的に長期間もちません。またインプラントを行うための骨の幅や高さがない場合は骨を増大させるための治療から行わなければなりません。

インプラントの杉山歯科医院


2004年10月26日

インプラント質問特集:その3

今日もインプラント質問特集です。(その3)

『インプラントは一生もちますか? 』という質問をよくされます。
その人の年齢や全身的な問題、プラークコントロール(歯ブラシの能力)にも左右されますが、答えはNOです。(100%の保証ということではないということ)
何故かというとまず、インプラント自体人工物だということです。天然の歯にはかないません。インプラントをする方は少なくとも天然の歯を失った方です。その多くは歯周病であったり、虫歯であったりします。つまり、そうした原因をインプラントを行う前にきちんと診断し、処置を行わないとインプラントもダメになります。歯を磨かなければインプラントも歯周病になるのです。また歯周病のページを御覧になるとわかると思いますが、歯周病原因は歯周病菌(歯の汚れ)だけではないのです。噛み合わせであったり、喫煙であったりします。インプラントも全く同じで、ブラッシングの不良や生活習慣の問題等があればやはりだめになっていくのです。しかし、そうしたこと以外でもダメになる場合があります。まずはインプラント手術を行ってから初期に起こる感染です。インプラント手術後は非常に感染しやすい状態にあります。この時期に感染を起こすと失敗につながります。インプラント手術後は注意事項(インプラントの注意事項の項目参照)を良く守って下さい。これは手術後1〜2ヶ月間に起こることです。次に多いのが手術自体の失敗です。ほとんどの場合は診査、診断の誤りから起こるもです。適確な診査を受ける必要性があります。状態によってはCTといわれる頭の骨の断層撮影を行ったり、インプラントを埋入するのに骨の高さがない場合は骨を増大させる治療を行ってから行います。インプラントの成功率はその種類、上顎、下顎によって違いますが、10年で90〜98%という報告が多く認められます。適切な診断のもと適切な管理を行えばまた新たに噛めることができるのです。

インプラントの杉山歯科医院


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