最新インプラント症例ブログ

2013年8月22日

最新インプラント症例:194回目

2013年 8月22日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『194回目のインプラント症例』になります。

始めに9月の休診の案内です。

9月 1日(日) 院長不在(講演会出席のため)

9月14日(土) 午後  院長不在
  (日本口腔インプラント学会出席のため)

9月15日(日) 休診
  (日本口腔インプラント学会出席のため)


本日ご紹介する症例(再アップ)は、さほど難しいケースではありません。
本日の症例のテーマは、
「将来性のある治療計画!」
「患者負担の少ない治療!」
という内容で解説していきます。

以下は、初診時です。
スライド01

下顎の左右奥歯が欠損しています。
問題となったのが、下顎左側の奥歯です。
奥歯がグラグラして腫れて痛みがあったのです。
スライド02

この歯は、歯根破折 を起こしていました。
スライド03


神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

結論として この歯は抜歯です。
スライド04

先にも解説しましたようにダメ(抜歯)となった原因は、 神経がない歯だからです。
スライド05

また、他にもダメ(抜歯)となった原因があります。
それは 噛み合わせです。
下顎の左右の奥歯が欠損していたため、噛む力が残っている歯へ加わってしまったのです。
こうしたことは、良くあることです。
歯が欠損しているままの患者様は多くいらっしゃいます。
歯が欠損していると 残っている歯へ負担が加わります。
残っている歯が
歯周病や
神経がない歯
の場合には、どうしてもトラブルが起こりやすくなります。
現在、歯が欠損したままの方がいらっしゃれば、
できるかぎり早く治療されて下さい。
そのままにしている さらに多くの歯を失うことになるかもしれません!

今回の症例もそのようなことが起こったのです。
スライド06

ちなみに 神経のない歯は、以下の黄色まるの歯です。
多くの歯が神経がありません。
スライド07

インプラント治療を考える場合、
単に欠損部のみをみて判断してはいけません。
残っている歯の状態 や 噛み合わせ 等を考慮しないといけません。
現状のままの噛み合わせでいると
将来的にはさらに問題が大きくなると考えられます。
まず、上顎です。
上顎の歯の多くは、神経がない歯でブリッジとなっています。
ブリッジは欠損部を治療する方法として 一般的に行われる治療ですが、
ブリッジの場合、どうしても残っている土台となる歯に負担が加わりやすい治療です。
上顎のブリッジの土台となる歯は、神経がない歯が多いのです。
しかも、下顎の奥歯が欠損しているため、
前歯部に噛む力の負担が加わりやすくなっています。
スライド08

それでは、実際の治療の解説になります。
まず、歯根破折 を起こしている下顎左側の奥歯は、抜歯になりました。
スライド09

ここで将来性を考えた治療計画を立てて、
患者様にご説明します。
最も大きな治療の目的として
下顎の左右 奥歯できちんと噛めるようにすることが重要です。
スライド10

患者様は、固定式である インプラント治療をご希望されました。
もし、インプラント以外の治療法であると
義歯(入れ歯)が考えられます。
入れ歯 と インプラント 今度のことを考えると
どちらの治療法が良いのでしょうか?
これは明らかです。
義歯(入れ歯)は噛み合わせを安定させることは、困難な治療方法です。
義歯(入れ歯)を支えている顎(骨)は年々痩せていきます。
顎の土手(骨)が痩せる(吸収する)と 奥歯できちんと噛み合わせを支えることが
困難になってきます。
また、義歯自体も年々劣化してきます。
また、義歯を支えるための歯に負担も加わりやすくなります。
こうしたことを考えると
もし、今回義歯にした場合には、神経がないことを含め
長期的にはさらに多くの歯を失う結果になることが考えられます。
やはり インプラント治療がベストと言えます。

インプラントの治療計画を立てる前に
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
下顎の 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド11

下顎左側の歯根破折 を起こしていた部位では、骨吸収が起こっています。
さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
さらに骨吸収が大きいのが分かるかと思います。
スライド12

今回のインプラント治療計画は、以下のようになりました。
スライド13

インプラント治療としては、さほど難しいケースではありません。

次に 左右 それぞれの インプラント治療計画について解説します。
まず、左側です。
左側の骨吸収が大きい部位には、無理をしてインプラントを埋入しない計画を立てました。
骨吸収が大きい部位には、GBR法(骨増大法) を行い、骨の増大を行います。
しかし、このGBR法(骨増大法) は、魔法の治療ではありません。
どのよううな状況でも骨が回復するわけではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。
また、難症例であれば あるほど 治療後の腫れ も大きくなります。
今回の治療計画では、無理をせず、3歯欠損の奥の2部位にインプラントを2本埋入して
3歯分の被せ物を作製する カンチレバー によるインプラントブリッジを計画しました。
スライド14

次に右側です。
右側は、4歯分欠損しています。
4歯欠損に対して、3本のインプラントを埋入し インプラントブリッジとする治療計画です。
スライド15

ここで他に考えられる治療方法として
4歯欠損に対して、2本のインプラントを埋入して
4歯分の被せ物を作製することができないのでしょうか?
スライド16

通常、4歯欠損の場合には、2本のインプラントで4歯分を作製する治療法で問題ありません。
しかし、今回のケースでは、2本ではなく、3本のインプラントを選択しました。
この理由として、下顎神経の存在です。
この患者様の場合、検査の結果、下顎神経が比較的上方に位置していたため、
長いインプラントを埋め込むことが難しい状態であったのです。
以下のインプラントの下にある 黄色の線が 下顎神経です。
この下顎神経の存在のために、短いインプラントを埋入する結果となり、
3本のインプラントが必要であったのです。
スライド17

以下がインプラント治療が終了した後のレントゲンです。
スライド18

今回のインプラント治療で得られたことは、
単に奥歯で噛めるようになったことだけではありません。
奥歯での噛み合わせが安定することにより、残っている歯の将来性が高まったのです。
また、インプラントの埋入部位 や 本数についても さまざまなことを考慮して
計画を立てることが必要なのです。
スライド19



治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
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当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

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 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2013年8月8日

最新インプラント症例:193回目

2013年 8月 8日(木曜日)です。

始めに8月の休診の案内です。

夏期休診案内
 8月12日(月) 〜 8月17日(土)

休診期間中の緊急連絡は以下からメールでお願い致します。

8月12日(月)〜8月17日(土)の連絡先


現在 予約が非常に混み合っており、
なかなか予約が取りにくい状態です。
可能なかぎりお早めにご連絡下さい。


この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『193回目のインプラント症例』になります。


このブログでは、骨吸収が大きかった症例に対して
さまざまな方法でインプラント治療を行ったケースを紹介してきました。

具体的には上顎の奥歯でインプラントを埋め込むための骨の高さが
2ミリ程度しかないケースに対して
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行った症例も紹介しました。
骨の高さがほとんどないようなケースでは、こうしたサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行わないとインプラント治療が適切にできません。
しかし、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は骨移植を伴う治療のため、
患者様の負担(大変さ)が大きい治療です。
そのため、骨が少ない部分には無理にインプラントを埋め込まずに
骨のある部分にインプラントを埋め込み治療を行う以下のような方法も紹介しました。
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入 です。
また、上顎の奥歯で骨の高さが少ないが、
ある程度骨の高さが残っている場合(5ミリ程度)には、ソケットリフト法 という治療法で対応したケースも紹介しました。

さて本日の症例(再アップ)は、以前にも紹介したことがあるケースですが、
骨の状態には問題がありませんでした。
骨の状態に問題がなければ、治療が簡単であるかというと
そうではありません。
インプラント治療は単に歯が欠損した部位にネジを埋め込めば良いということではありません。
周囲の残っている歯の状況等をきちんと 考えて
将来性の高い治療計画を立てることが重要なのです。

言葉で説明するより実際に症例を見ながら解説した方が分かりやすいと思いますので
早速みましょう!

以下が初診時のレントゲンです。
顎右側の奥歯が欠損しており、噛めない!』
顎右側の奥歯がグラグラしている!』
との問題で来院されました。
スライド01

右下の奥は2歯分欠損していました。
スライド02

右上もグラグラです。
スライド03

それでは、上顎のグラグラしている歯を抜歯して、下顎の右側とともにインプラントを行えば良いのでしょうか?
そうではありません。
本日の重要なテーマです。
  「単に歯が欠損している部位のみを見て治療計画を立てるのではなく、
  口腔内全体の状況をきちんと検査して 状況を把握することが必要です。」


この患者様で大きな問題は、神経がない歯が多いことです。
以下の赤丸(●印)が神経がない歯です。
スライド04

このブログでも良く書いていますが、神経のない歯は非常に脆く、通常の噛む力でも折れてしまう確立が非常に高いのです。
歯根破折 です。
歯根破折 の怖さについてはこのブログで何度も解説してきました。

また、この症例は 下顎右側の欠損 と 上顎右側のグラグラしている歯 以外にも問題がありました。
下顎の右側の1歯が歯根破折 していたのです。
やはり神経のない歯は脆いです。
スライド05

そのため、抜歯が必要な部位は以下になります。
スライド06

それでは、上記の2歯を抜歯した場合の インプラント治療計画は どのようになるのでしょうか?
下顎が3歯欠損、上顎が1歯欠損になりますので、
以下のようなことになります。
スライド07

本当にこの計画で良いのでしょうか?
他の残っている歯の将来性はどうなのでしょうか?
もし、下顎のインプラント間にある歯がダメになったらどうなるのでしょうか?
下顎のインプラント間にある歯は 神経がない歯です。
スライド08

この歯がダメになると…
また、インプラントを追加することが必要になってしまいます。
スライド09

そのため、将来性を考えれば、先程のインプラント間にある歯は抜歯した方が良いのです。
スライド10

×印×印を抜歯すると最終的な治療計画は、以下のようになります。
スライド11

つまり、下顎の右側の奥は2本のインプラントでブリッジとすることが可能になるのです。
こうした方が最終的なインプラントの本数も少なくなります。
最小限のインプラントの本数で将来性の高い治療計画となったのです。
以下は、抜歯後です。
スライド12

そして、以下がインプラント治療終了後になります。
スライド13

このように口腔内全体の将来性を考えることにより、
インプラントの治療本数を減らすことが可能になります。
その結果、治療費も最小限に抑えることが可能になります。
また、何度も治療を繰り返すことがなくなります。
これが、将来性を考えた治療計画なのです。

特に神経のない歯が多い方の場合、
何度も治療を繰り返すことが良くあります。
毎年毎年歯科医院を受診し、治療の繰り返しを行っている方が多くいらっしゃいます。

将来性を考えた治療計画は本当に重要なのです。

もちろんこうした治療計画は、患者様のご希望を最優先させて行います。
上記のようなケースであっても 患者様が抜歯(青×印)をご希望されなければ、欠損部のみにインプラントを埋め込むことになります。
そして、後に抜歯となった場合には、追加でインプラントを埋め込むことになります。
これも一つの治療方法です。
追加でインプラントを埋め込むことは、最終的な治療費の負担にもつながりますが、
どちらの治療方法が優れているということではありません。
それぞれの利点、欠点を十分ご理解していただいた上で
最終的な治療計画が決定されるのです。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


次回のインプラント症例ブログは、
8月22日(木)になります。
8月15日(木)は夏期休診になりますので、ブログも休みです。



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オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
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当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

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  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2013年8月1日

最新インプラント症例:192回目

2012年 8月 1日(木曜日)です。

はやいもので今年も8月です。
今年は、異常気象も多く起こり
水害 等の被害も多発しているようです。
早急の復旧を願うばかりです。

始めに8月の休診の案内です。

夏期休診案内
 8月12日(月) 〜 8月17日(土)

休診期間中の緊急連絡は以下からメールでお願い致します。

8月12日(月)〜8月17日(土)の連絡先
    

現在 予約が非常に混み合っており、
なかなか予約が取りにくい状態です。
可能なかぎりお早めにご連絡下さい。


この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『192回目のインプラント症例』になります。


本日の症例は、インプラント治療としては最も簡単なケース(再アップ症例)です。
しかし、最も効果の高い治療です。

それでは初診時のレントゲンを見ながら解説していきます。
スライド01

下顎の左側の奥歯が欠損しています。
スライド02

歯が欠損した場合には、以下の3つの治療法が考えられます。
1.義歯(入れ歯)
2.ブリッジ
3.インプラント
です。

どの治療法が良いのか?
どの治療法が適しているのか?

骨の状態 や
残っている周囲の歯の状態、
歯周病の状態、
噛み合わせの状態、
全身的な状態(ご病気 等)、
治療期間、治療費 等の患者様の希望
治療後の審美的な問題
等さまざまなことを考慮して決定されます。

先月も同様の話しをしましたが、
今後インプラント治療を考えられている方にとっては、
基本中の基本となる考え方です。

それでは、3つの治療法の利点、欠点を解説します。

まずは、義歯(入れ歯)です。
スライド03

利点
1.型を取れば、1週間程度で義歯が完成するため、治療期間が短い!
2.保険が適応される!
  今回のようなケースの場合 約5.000円程度です。(保険3割負担の方)
3.歯を削る必要性がない!
スライド04

欠点
1.取り外し式のため、わずらわしい!
2.義歯の形(大きさ)があるため、違和感が非常に強い!
3.保険の義歯の場合、義歯を固定する金属の金具がつくため、審美的に問題がある!
スライド05


次の方法として、ブリッジがあります。
スライド06

ブリッジは、欠損部の両側の歯を削り、型を取り、被せ物を装着する方法です。
歯を削る量は、1〜2ミリ程度です。
これを歯全体に行います。
つまり、歯を全周 約1〜2ミリ程度削るのです。
ブリッジの利点、欠点は以下のようになります。
利点
1.歯を削り、型を取るだけなので、治療期間が比較的短い!
  (型を取れば約1週間程度で完成)
2.保険が適応される!
  今回のようなケースの場合 約15.000円程度(保険3割負担の方)
3.固定式なので、違和感が少ない!
スライド07

欠点
1.歯を削ることがどうしても必要!
2.保険が適応されるが、奥歯の場合には金属製になるので審美的に問題がある!
3.ブリッジの土台となる歯が悪い状態の場合には、将来性に問題が残る!
スライド08


次にインプラントです。
スライド09

インプラントの利点、欠点は以下になります。
利点
1.固定式のため、違和感が少ない!
2.歯を削る必要性がない!
3.審美的に回復が可能!
4.天然歯とほぼ同様に噛むことが可能!
スライド10

欠点
1.治療期間がかかる!
  (今回のケースですと約3ヶ月程度)
2.保険が適応されない!
  (今回のケースですと 約25万円かかる)
3.手術が必要!
スライド11


それぞれの治療方法には、利点、欠点があります。
それぞれの特徴をきちんと理解した上で 治療を行うことが重要です。

どの治療法が1番良い ということではありません。

治療費を最も抑える!
ということを重要視すれば、義歯になります。

治療期間を最も早くする!
ということを重要視すれば、義歯もしくはブリッジになります。

違和感を少なくしたい!
ということを重要視すれば、インプラントもしくはブリッジになります。

治療を行う患者様ご自身が なにを最も重要視するかによって治療方法は決定されるのです。

どの治療方法が良いということではありません。

ただし、どれが悪いのか?
という話しをすれば、ブリッジはできるかぎり避けたい治療です。
この理由として、ブリッジはどうしても歯を削ることが必要になるからです。
削ってしまった歯は元に戻ることはありません。
削った歯と 健康な歯では、その将来性には大きな違いがでます。
圧倒的に削った歯の方がトラブルが多いのです。
また、ブリッジの土台となる歯が悪い場合には、
ブリッジは比較的早くダメ(抜歯)になってしまいます。
ブリッジの平均寿命は、
土台となる天然歯の状態によっても大きく変わりますが、
約8年と言われています。
この詳細については以下を参考にして下さい。
   ブリッジ、インプラントの平均寿命!

スライド12


以下は、インプラント治療が終了した後のレントゲンです。
スライド1


今回のインプラント治療は非常に簡単なケースでしたが、
歯を削らないで治療が行えたことは、
将来的なリスクを最小限にできたことになります。

今回使用したインプラントは、
ストローマンインプラント(ITIインプラント) でした。



治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
合計 273.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になりますので、
合計 241.500円(消費税込)
になります。



当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
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仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
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次回の症例は、8月8日(木)になります。



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これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2013年7月25日

最新インプラント症例:191回目

2013年 7月25日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『191回目のインプラント症例』になります。

始めに7月の臨時休診の案内です。

休診案内

  • 7月31日(水) 午後
    学術勉強会参加

現在 予約が非常に混み合っており、
なかなか予約が取りにくい状態です。
可能なかぎりお早めにご連絡下さい。


本日ご紹介する症例のテーマは、
「骨吸収が大きいとインプラント治療に大きな影響がある!」
「神経がない歯は、将来性が低い!」
という2つのキーワードで紹介します。

最近非常に忙しく本日も再アップケースです。

早速初診時のレントゲンと見てみましょう!
スライド01

右下の奥歯が 腫れ て痛い とのことで来院されました。
スライド02

診査の結果、さまざまな問題がありました。
歯根破折
進行した虫歯
根の先に膿みが溜まっている
と言った問題が起こっていました。
スライド03

右下の奥歯の部分のみを拡大してみましょう!
さまざまな問題が起こっています。
スライド04
なぜこのようなことが起こったのでしょうか?
原因はどこにあるのでしょうか?

治療を行うにあたり、重要なことは
「なぜ このようなことになったのか?」
という原因を判断することが大切です。
今回 このようなことが起こった最大の原因は、
神経がない歯だからです。
スライド05

神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

他の歯はどうでしょうか?
以下の赤丸は、神経がない歯です。
多くの歯には神経がありません。
スライド06

このような状況をみると 口腔内全体に問題が大きいことが分かります。
スライド07

下顎の右側の奥歯(3歯)は、保存できる状態ではありませんでしたので
抜歯と判断しました。
スライド08

以下は抜歯後です。
スライド09

抜歯後の治療方針として まず 義歯(入れ歯)が考えられます。
しかし、患者様は、義歯(入れ歯)をご希望されませんでした。
スライド10

下顎右側の奥歯に 歯がないといわけにはいきません。
右側で噛めないだけでなく、左側にも負担が加わります。
特に現在、左側は神経のない歯が多く、問題が大きいからです。
右側でもきちんと噛める部位を確保することが 将来的にも重要です。
スライド11

患者様は インプラント治療をご希望されました。
しかし、インプラント治療を行うためには 問題がありました。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
スライド12

さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
右側では著しい骨吸収が起こっているのが分かります。
スライド13

さらにまだ他の問題もありました。
下顎神経(下歯槽神経)の存在です。
下顎神経は、下顎の歯の下方に存在する太い神経の管のことです。
この神経の管の位置には個人差があります。
比較的下方にある方もいらっしゃれば、
上方(歯に近い部分)に存在している場合もあります。
この患者様の場合、
下顎神経は、歯に近い部分(上の方)に存在していました。
また、骨吸収が大きいことも問題でした。
スライド14

こうしたことがあり 残っている骨量は少なく、
インプラントを埋め込むための骨の高さは 非常に少ない状態でした。
スライド15

このように骨吸収が起こっている場合には、
吸収した骨を再生させる治療法を行います。
この治療法をGBR法(骨増大法) と言います。
しかし、この治療法を行えば、無限に骨が再生できるのではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。
具体的にはどこまで骨再生は可能なのでしょうか?
スライド16

GBR法(骨増大法) にも骨移植を大きく行ったり、他の部位から骨のブロックを採取して 移植を行う場合もありますが、治療を受ける患者様にとってはかなり大変な治療です。
一般的な骨再生量として考えられる GBR法 の限界は、以下の白線の下までです。
スライド17

しかし、これは100%骨の再生が達成できたとしても ここまでが限界ということであり、
現実的には白線まで骨を再生させることは非常に難しいのです。
先にも説明しましたようにGBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。
以下の白く塗られた部位が限界と言えます。
スライド18

そこで、現時点で考えられるインプラントシュミレーションは以下のようになりました。
4歯欠損に対して、4本のインプラントを埋め込み、4歯分の被せ物を作製します。
スライド19

骨吸収の少ない手前側のみ 比較的長いインプラントを埋め込むことは可能ですが、
奥の3歯欠損については 短いインプラントしか 埋め込むことは難しいのです。
短いインプラントは安定性が悪く、強い力に耐えきれるだけの能力はありません。
そのため、短いインプラントしか埋め込むことが不可能な場合には、
インプラントの本数を多くして噛む力に耐えられるようにします。
もし、骨吸収が少ない場合には 以下のように2本のインプラントでも問題ありません。
スライド21

以下のレントゲンは、インプラントを埋め込んだ直後です。
スライド22

インプラントを埋め込むと同時にGBR法(骨増大法) を行ってあります。
より、骨の増大を得たい場合には、インプラントを埋入するGBR法(骨増大法) のみを行うことがあります。
そして、骨の増大が確実に達成された時点で、インプラントを埋め込むのです。
こうした方がより骨の増大を達成することが可能な場合があります。
しかし、GBR法(骨増大法)
インプラント手術
といった2回の手術が必要になってしまいます。
2回の手術が必要ということは、治療期間も長くかかります。
GBR法(骨増大法) 期間は約3〜4ヶ月
その後インプラントを埋入してさらに約2〜3ヶ月です。
型取りはその後です。
その期間はきちんと噛めないことになります。
患者様の治療負担の軽減、
治療期間の短縮を考えて
今回の治療は、インプラントを埋め込むと同時GBR法(骨増大法) も行いました。
以下のレントゲンはインプラント治療が終了した状態です。
スライド23

これで短期間で右側できちんと噛める状態になりました。
しかし、この治療後も他の歯では問題が残っているのです。
スライド24

今回使用したインプラントは、全てストローマンインプラント(ITIインプラント) です。

インプラントの被せ物は、
奥2歯分は金属製の被せ物で
手前2歯分は白い被せ物です。
奥を金属製にした理由は、以下のようなことです。
1.噛み合わせ(歯ぎしりが強い)が悪く、セラミック等の白い被せ物の場合、
  破損するリスクが高い
2.治療費を最小限に抑えることが可能
3.もともと奥歯は全て金属製であったことがあり、
  患者様ご自身は、審美的なことより将来性にトラブルなく
  長期的に維持できる素材を希望されていた

治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。




当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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詳細は以下をご覧になって下さい。
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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2013年7月18日

最新インプラント症例:190回目

2013年 7月18日(木曜日)です。


この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『190回目のインプラント症例』になります。

始めに7月の臨時休診の案内です。

休診案内
  • 7月23日(火) 午後
    医院研修
  • 7月31日(水) 午後
    学術勉強会参加



本日ご紹介する症例(再アップ症例)は、上顎の歯が1本もない方です。(上顎総入れ歯の患者様)
もともと 他歯科医院に通院されていました。
上顎が総入れ歯であり、食事に不自由を感じていたため、
インプラント治療をご希望されていました。
しかし、上顎の骨吸収が非常に大きく、インプラント治療が困難のため、
通院されている歯科医院から紹介を受けて当医院を受診されました。
当医院には、こうした他の歯科医院からの紹介がよくあります。

それでは早速始めましょう!
以下が初診時のレントゲン写真です。
スライド01

上顎は、歯が1本もありません。
あとで詳細は解説しますが、骨吸収が非常に著しく起こっています。
下顎右側のインプラントは、紹介先の歯科医院ですでに行ってありました。
スライド02

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
毎回このブログを見られている方は、かなり見慣れた線であるかと思います。
スライド03

さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
非常に骨吸収が大きいのが分かるかと思います。
スライド04

次のレントゲンは、上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
現状のままでは、穴の中にインプラントを埋め込むことはできません。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05

上顎洞緑色の領域であらわします。
奥歯では、この
上顎洞 の存在のために、骨の高さが少なくなっているのが分かるかと思います。
次は、鼻腔という鼻の穴です。
当然鼻の穴の中にインプラントを埋め込むことは不可能です。
スライド08

これらの情報をみると骨吸収上顎洞の存在、鼻腔の存在からインプラント治療が困難であることが分かるかと思います。
スライド09

奥歯においては、骨の高さが1〜3ミリ程度しかありません。
これでは、インプラント治療は難しい状態です。
スライド10

もし、このままの状態でインプラントを埋め込むと以下のように非常に短いインプラントを埋め込むしか方法はありません。
実際には以下のような短いインプラントはありませんし、
短いインプラント埋め込んだとしても 将来性は非常に低いものとなります。
スライド11

もし、この奥歯にインプラントを行うとなると上顎洞 内部に骨移植を行うことが必要になります。
スライド12

この骨移植をサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) と言います。
スライド13

上顎の奥歯で骨吸収が大きい場合には、この治療法を行うことが最も確実になりますが、
治療の大変さがかなりあります。
治療後の腫れ 等がかなり起こるのです。

患者様にサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) について説明をさせていただいとところ
「大変な治療は避けたい!」
というご希望もありましたので、
骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は行わないことにしました。

今回のケースでは、骨の高さが1〜3ミリ程度しか存在していなかったため、
非常に困難なケースと言えます。

本来 上顎の奥歯にインプラント治療を行う場合、
理想的には10ミリ以上の骨の高さが存在することが必要です。
しかし、10ミリ以上の骨の高さが存在するケースは、少ないのが現状です。
それでも骨の高さが5ミリ程度存在すれば、
インプラント治療は可能となります。
上顎の奥歯において骨の高さが5ミリ程度存在する場合には、
ソケットリフト法 という治療法を併用することにより、
比較的簡単にインプラント治療が可能となります。

今回の症例とは違いますが、参考資料としてソケットリフト法 を解説します。

先に説明しました上顎洞は、硬い骨ではありません。
分かりやすく説明すると
少し硬い布が垂れ下がっている状態
と思って下さい。
しかし、この布は破れやすいのです。
それではソケットリフト法 の具体的な治療方法について解説します。
骨の高さが少ない状態で 無理に長いインプラントを埋入しようとすると
上顎洞を突き破ってしまいます。
そして、上顎洞が破れてしまいます。
p_img_04

そこで、以下のように治療を行います。
図1:
上顎洞の手前 1ミリまで骨に穴を開けます。
この1ミリ手前までというのが重要なポイントです。

図2:
開けた穴に 人工骨 を入れます。
人工骨の種類については今回省略しますが、
当医院で使用しているのはβーTCPという完全な人工で精製された骨です。
安全性が非常に高い材質です。
この人工骨を穴に入れた状態で、下から(穴を開けた骨の入口から)
棒状のオステオトームと言われる器具でたたきます。
この時 患者様には、コンコン とたたかれている感じがあります。
人工骨(βーTCP)を入れてたたき、
上顎洞の中に人工骨(βーTCP)を入れていきます。
この作業を何回か繰り返します。
そうすると上顎洞の中に少しずつ人工骨(βーTCP)が入り込みます。

図3:
結果的にインプラントを埋入するための骨の高さが確保されます。
p_img_05

ここまでがソケットリフト法 の術式です。

次にソケットリフト法 の参考症例を見てみましょう!
先日紹介した症例から抜粋します。
上顎左側の奥歯が欠損しています。
スライド14

同部位では、骨の高さが4〜5ミリ程度しか存在しません。
スライド15

このままであると短いインプラントしか埋め込むことができません。
スライド16

そこでソケットリフト法 の治療計画を立てます。
スライド17

以下がソケットリフト法 でインプラントを埋入した直後です。
スライド18

ソケットリフト法 の状態を拡大して見てみましょう!
以下の丸で囲んだ部位を拡大します。
スライド19

拡大したところです。
スライド20

この写真に骨の状態上顎洞の線を書いたのが以下です。
スライド21

ソケットリフト法 により以下の青線まで上顎洞が押し上げられました。
スライド22

以下は治療後です。
スライド23

このようにして骨の高さが少ない場合でもインプラント治療は可能となるのです。
しかし、今回のケースでは骨吸収が大きいため、患者様のご希望もあり、
無理をせず、他の対処方法でインプラント治療を行いました。
それがカンチレバー という治療方法です。
以下のような方法です。
スライド24

上顎前歯部のインプラント埋入が可能な部位に6本のインプラントを埋入し、
奥歯の部分には、連結した被せ物を延長させる形でブリッジを行います。

こうしたことは全てのケースで適応される治療法ではありませんが、
噛み合わせ等を考慮して決定されます。
今回のメインとなる考慮した方法です。

ちなみに上顎前歯部も簡単な状態ではありませんでした。
骨吸収は非常に大きく かなり困難を極めました。
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
PRP法
等 さまざまなことを併用して始めてインプラント治療が可能となる症例でした。
以下は、インプラント埋入後です。
スライド25

治療期間中は、固定式の仮歯 を使用していただきます。

手術後の時点では、1本のインプラント(左から3番目)は骨との安定が悪いため、
インプラントの土台 は使用しない状態としました。
骨との安定(結合)を待ち型取りとなります。
それまでは、固定式の仮歯となりますので、噛めないということはありません。


以下は、治療終了後です。
スライド26

このようなケースは、治療後も綿密なケアーを行っていくことが重要です。

使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。
前歯部に適したインプラント(プラットホーム・スイッチング) となっています。

今まで長い間義歯(総入れ歯)をされていた患者様にとっては、大変快適な状態となり、
喜んでいただきました。
「硬い物も食べられるようになり、本当に良かった!」
とおっしゃっていただきました。

患者様は、定期的に きちんとメインテナンス(定期検査) にいらしていただいております。

今後 現在の状態が長く続くように努力していくことが重要です。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


      インプラント無料相談
現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2013年7月4日

最新インプラント症例:189回目

2013年 7月 4日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『189回目のインプラント症例』になります。

本日はブログのアップが大変遅れました。
朝から忙しく、夜になってようやく時間ができました。

始めに7月の臨時休診の案内です。

院長不在案内
  • 7月14日(日)
    日本口臭学会参加のため
休診案内
  • 7月23日(火) 午後
    医院研修
  • 7月31日(水) 午後
    学術勉強会参加


本日ご紹介する症例も非常に悩みどこが多いケースです。
(再アップケースです)

当医院に来院される方の多くは、歯周病が進行している患者様です。
歯周病とインプラントというのは、非常に難しい組み合わせです。
単に歯周病といっても 歯周病治療により十分完治するケースもあれば、
抜歯しか方法がないケースも存在します。
もちろん難症例ではあるが、徹底した歯周病治療によりなんとか
歯周病の進行を停止させることが可能なケースもあります。

本日ご紹介する症例は、口腔内全体的に歯周病が進行している
重度歯周病の方です。
歯周病の検査を行うと
完全に抜歯しか方法がない歯もあります。
治療により十分完治できる歯もあります。
治療により歯周病の進行を停止させることは可能であるが、完全に治すことは難しく
歯周病治療を行ったとしても 将来的には問題が起こる確立が高い歯も存在していました。

重度歯周病の患者様の口腔内とは このようなさまざまな進行状態が混在しているのが現実的なところです。

こうしたさまざまな歯周病の進行程度が混在している症例の場合、
どの歯を抜歯するのか?
どの歯を治療するのか?
を選択することが難しいのです。

例えば、重度歯周病の歯を無理矢理残した結果、骨吸収がさらに進行してしまうこともあります。
骨吸収が進行した状態で抜歯すると その後にインプラント治療を行うことが難しくなったり、
インプラント治療が不可能になることもあります。
また、保存が難しい歯の隣に 欠損があった場合、
保存が難しい歯を残して 欠損部にインプラントを行うのか?
保存が難しい歯を抜歯して インプラントを埋入した方が良いのか?
ということを選択することが難しいことがあります。

保存が難しい歯を無理に残して、その隣にインプラントを埋入した場合、
無理に残した歯が歯周病になった場合、インプラントにも歯周病細菌が感染することがあります。
インプラントが歯周病のようになった状態を
インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) と言います。
インプラント周囲炎 になるとせっかく行ったインプラントもダメ(摘出)になることもあります。
また、インプラント周囲の歯がダメ(抜歯)になった場合、新しくできた欠損部に またインプラントを追加することが必要になります。
このように本来ダメ(抜歯が必要)な歯を無理に残した結果、
歯がダメになるたびに 欠損部にインプラントを追加することが必要になり、
トータルとして、インプラントの治療本数が多くなることがあります。
将来性を考えれば、無理して歯を残すよりは、抜歯してインプラント治療計画を考えた方が良い場合があります。

その例えをお話します。
右下の奥歯が2歯分欠損していたとします。
2歯欠損ですから 2本のインプラントを埋入することが必要です。
当然ですよね。
しかし、欠損部周囲の歯を検査した結果、
2歯欠損の前後の歯の状態が非常に悪かったとします。
具体的には歯周病が進行しており、抜歯と診断されるような状態でした。
このような場合、どのようにしたら良いでしょうか?
もし、患者様が抜歯を希望しない場合には
2歯欠損に2本のインプラントを埋入することになります。
しかし、暫くして 埋め込んだインプラントの両側(前後)の歯が歯周病で
ダメ(抜歯)になったとします。
そうすると このダメ(抜歯)になった歯に 追加のインプラントが必要になります。
結果的に、4本のインプラントを行うことになりました。
まだ、この状態であれば良いのですが、
もし、歯周病の天然歯の細菌がインプラントに感染した場合には 最悪です。
インプラントもダメ(摘出)になってしまいます。
本来であれば、2歯欠損の前後の天然歯も抜歯した方が良かったのです。
2歯を抜歯して 4歯欠損としてインプラント治療を考える ということです。
4歯欠損の場合、骨の状態に問題がなければ、2本のインプラントで十分問題ありません。
つまり、4歯欠損に対して 2本のインプラントを埋入し 4歯分の被せ物を作製する
インプラント ブリッジとする方法です。
こうすれば、最終的な治療費の削減が可能になるのです。

これが、将来性を考えた治療法と言えます。

前置きが長くなってしまいましたが、
将来性を考え、どのような治療計画を立てるのかを考えなければいけません。
これが重要なのです。

先にも説明しましたように
本日ご紹介する症例は、口腔内全体的に歯周病が進行している
重度歯周病の方です。
歯周病の検査を行うと
完全に抜歯しか方法がない歯もあります。
治療により十分完治できる歯もあります。
治療により歯周病の進行を停止させることは可能であるが、完全に治すことは難しく
歯周病治療を行ったとしても 将来的には問題が起こる確立が高い歯も存在していました。

本来であれば、将来性の少ない歯は全て抜歯して治療計画を立てることが最も良い方法です。
しかし、多くの歯を抜歯することは 多くのインプラントが必要になります。
そのため、最小限の範囲で治療を完了させて 将来につなげる治療法を選択しました。

以下は初診時のレントゲンになります。
スライド01

下顎の奥歯が欠損しています。
また、初診時には 上顎の左右の歯肉が大きく腫れ、
下顎右側の奥歯はグラグラしており、出血 腫れも大きく認められました。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
何度かこのブログをご覧になっていられる方は、この青線赤線が分かってきたのではないでしょうか?
スライド02

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド03

前歯部を除いては、上下顎左右とにも骨吸収が大きく認められます。
下顎右側の奥歯はグラグラです。
非常に厳しい状態です。
それでは、なぜこのように骨吸収が起こってしまったのでしょうか?
1つ目の原因は、歯周病 です。
2つ目の原因は、噛み合わせです。
下顎左側の奥歯が欠損していますが、
欠損のままにしておいたために
右側の奥歯に負担が加わり、
下顎右側の奥歯がグラグラになってしまったのです。
骨吸収の著しい以下の歯(×印)は、抜歯と診断しました。
スライド04

しかし、問題のある歯は この3歯だけではありません。
以下の△印の歯も非常に厳しい状態でした。
スライド05

将来性を考えれば、上記の×印 と △印の歯を抜歯した方が良いのですが、患者様は抜歯をご希望されませんでした。
スライド07

また、△印の歯まで抜歯したしまうと他の問題も生じてしまうことがありました。
具体的には、上顎の×印 と △印の歯を抜歯した後は、
固定式のブリッジを行うことは困難な状態であり、
義歯(入れ歯)もしくは インプラント治療しか方法がない状態でした。
スライド06

もし、インプラント治療を選択した場合には、以下のようになります。
スライド08

この治療法は本当に良い選択なのでしょうか?
費用的な問題がなければ、この治療法は決して悪い選択ではありません。
しかし、下顎左側臼歯部の欠損部をそのままにしておくことは 噛み合わせの点からいっても
良い治療方法とは言えません。
下顎左側の奥歯に関しては 
患者様は、義歯(入れ歯)よりは 固定式のインプラントをご希望されていましたので
まず 下顎左側の奥歯にインプラント治療を行うこと最優先としました。
スライド10

下顎左側の奥歯にインプラント治療を行うことは、
噛み合わせの安定から考えても非常に有効な選択です。
また、治療費の問題もあったため、
上顎の△印の歯は抜歯せずに
×印の歯のみを抜歯することにしました。
スライド04

そして、上顎は徹底した歯周病治療を行い、再度ブリッジを行うことになりました。
これにより、左右の奥歯できちんと噛むことができる状態になることと
上顎は義歯を避けて 固定式のブリッジになりました。
確かに上顎に関しては、このブリッジがどこまで保つかが問題ですが、
現時点では、治療費、患者様のご希望 といったことを考えるとベストが方法と言えます。
下顎左側の奥歯にインプラント治療を行うことに決まりましたが、
問題が大きくありました。
骨吸収が大きかったのです。
スライド11

こうした場合、骨吸収した部位に骨の増大治療を行い、
インプラントを埋入することが基本です。
しかし、骨吸収があまりにも大きいことから 骨増大法はかなり大変なことになりそうです。
患者様の負担も考えて 最終的な治療計画は 以下のようになりました。
スライド12

治療計画が決まったため、まず抜歯と歯周病治療から開始になりました。
以下は、先程の×印の歯を抜歯し、
歯周病治療を開始したところです。
スライド13

こうした場合、上顎はどのように治療を進めていくのでしょうか?
抜歯後にはどのような状態になるのでしょうか?
仮歯は?
上顎は、抜歯と同時に固定式の仮歯を作製しました。
スライド14

上記の黄印の歯を固定源として、ブリッジの仮歯を作製するのです。
これにより、抜歯当日から治療が完了するまで
審美的にも、機能的にも まったく問題がない状態でいられます。
この状態で歯周病治療も進みます。
インプラント治療は必ず、歯周病治療を行わないとできません。
その理由は、歯周病細菌がインプラントに感染してしまうからです。
歯周病治療後にインプラントを埋入するのです。
スライド15

以下は、全ての治療が完了した後です。
スライド16

ただし、上顎には少し不安が残ります。
徹底した歯周病治療を行ったとはいえ、骨吸収の大きい歯をブリッジの土台としてあります。
このような場合、上顎のブリッジは保険で対応した方が良いでしょう。
無理して上顎のブリッジを保険以外の治療(自費診療)で行ったとしても
将来的にダメになった場合には、費用 対 効果 に疑問が残ります。
現時点で費用的な問題があるのであれば、無理して自費のブリッジを行うことはありません。
保険診療の範囲でブリッジを行い、
その分将来的にかかる治療費に備えた方が良いでしょう。
もちろん費用的に問題がない方は、
上顎もセラミックを使用した自費のブリッジにした方がより審美的にも良いですが…
この点は、患者様の価値観にもよります。
ただし、治療を行う私達の立場からすれば、あまり予知性のない歯に費用をかけるのは
もったいないと思います。

ちなみに 歯周病治療 もブリッジ もほとんどの場合 保険が適応されます。

今回ご紹介した症例は、これが完璧な治療方法とは言えませんが、
費用 対 効果、
患者様のご希望
といったことを考えれば、現時点ではベストな治療方法であったと考えられます。

現実的にはこのようなケースは多くあるのです。


次回のブログは 7/18(木曜日)になります。
7月11日(木)は、このブログは休みです。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
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GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
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2013年6月20日

最新インプラント症例:188回目

2012年 6月20日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『188回目のインプラント症例』になります。

今朝は、コンフェデレーションカップ 日本 VS イタリアを見ながらブログを書いています。
ブログを書き終わった時に
日本はちょうど負けてしまいました。
いい試合でした。

コンフェデはこれで予選敗退となってしまいましたが、
次のメキシコ戦はがんばっていただきたいものです。


それでは、本日の内容になります。
本日の症例は、インプラント治療としては非常に簡単なケースです。

早速始めましょう!
以下は初診時のレントゲンです。
スライド1


左下奥歯から2番目が大きく虫歯になっています。
スライド2


虫歯が大きく保存が不可能な状態ですので、抜歯が必要です。
スライド3


以下は抜歯後です。
スライド4

なぜこのようなことになってしまったのでしょうか?

神経のない歯が多く存在します。
スライド5


神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に ” 木 ” に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、
蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるため 脆く(もろく)なってしまうのです。

歯を失うと欠損部の治療方法として、
インプラント治療、
ブリッジ、
義歯(入れ歯)、
自家歯牙移植
を考えることになるのですが、
最も大切なことは、歯を失わないことです。

今回の患者様のように神経のない歯が多い場合、
非常にリスクが高いと言えます。

インプラント治療は、欠損部を治療するという点では もちろん 有効なことですが、
歯を失わないことが最も大切です。

今回のケースでは、神経を取らないようにすることが
将来性を高めることにつながります。

神経のない歯は明らかに将来性が低いのが事実です。

以下は、インプラント治療が終了後です。
スライド6


今回の症例は、インプラント治療としては非常に簡単でした。

最後に神経のない歯の将来性という話をしたいと思います。

神経がない歯は どれくらい保つのか?(神経がない歯の生存率)

神経がない歯の生存率は、神経がある歯と比較すると圧倒的に低いのが現状です。
神経がない歯の生存率についての研究論文は多くありますが、
約5〜30年と言われています。

しかし、神経を取った後に 1年も経過しないうちにダメ(抜歯)となるケースもあります。
神経のない歯の生存率が約5〜30年ということは、
20歳で神経を取った人は、25歳〜50歳程度で歯がダメ(抜歯)になる確立が高いということです。

それだけ神経のない歯の将来性は低いのです。
30年以上保つこともありますが、非常に稀なケースと言えます。

また、神経がない歯に 被せ物(セラミック、金属冠) や 差し歯、ブリッジを行った場合、その被せ物は約7〜8年でトラブルが起こることが多いと言われています。

以下は、神経がない歯の代表的なトラブルです。

1.歯根破折を起こす!
まず、歯根破折(歯の根が折れる、亀裂が入る)です。
神経のない歯はもろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。

こうした状態を患者さんに説明する際に ” 木 ” に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるため もろくなってしまうのです。
歯(根)が折れた場合には、基本的に抜歯となります。


2.虫歯になりやすい!
次に 神経がない歯は、虫歯になりやすく、虫歯の進行速度も早いのです。
神経を取った歯は、ほとんどの場合 金属製 や セラミック等の被せ物(差し歯)を行います。
こうした被せ物には、ほんのわずかですが つなぎ目(隙間:すきま)が存在しています。
段差といってもいいでしょう。
この つなぎ目 に汚れが溜まりやすく、
歯磨きが適切にできないと
被せ物の隙間から虫歯細菌が侵入し、虫歯となってしまいます。
また、神経のない歯は、虫歯になってもしみる等の痛みが起らないため、
気が付かないうちに進行しやすいのです。

3.根の先に膿みが溜まる!
次に 神経がない歯は、根の先に膿みが溜まることがあります。
この膿みが大きくなると 腫れたり、痛みが起こったりします。
本来、歯の中にある神経は、無菌的な状態ですが、
神経を取る際に歯に穴を開けた瞬間に 外部(大気中)の細菌が神経の穴に入ってしまいます。
外部からの感染を100%防ぐことは不可能なことです。
また、歯の根(神経が通ってる根)は、非常に複雑な形態をしており、
メインの神経以外にも 細い神経(血管)が無数に存在します。

例えると 木の根っこにも 無数の細い根が存在するのと同じです。
そのため、全ての神経を取り除くこと自体 難しいのです。
残った細い血管が腐ったりすると 膿みとなることもあります。

根の先に膿みが溜まった場合には、
膿みを取り除く治療(感染根管治療)を行いますが、再発率が高いのです。

根の先に膿みが溜まっているような状態(感染根管)では、
根自体が感染しているため消毒だけでは細菌を100%取り除くことは不可能です。

特にレントゲン上で膿みの陰が大きかったり、
何度も腫れを繰り返しているような状態の場合には、
再発するリスクが高いことが 多くの論文からも明らかになっています。(再感染根管治療

以下は、さまざまな論文から得られた神経の治療の成績です。

  • 感染根管治療80%程度の成功率
   (50〜90%程度の成功率の論文報告が多い)

  • 再感染根管治療60%程度の成功率
   (50〜80%程度の成功率の論文報告が多い)


これらの論文から 根の先に膿みが溜まっているような状態で治療を行った場合(再感染根管治療)には、10人に治療を行えば 4人は膿み(腫れ)が再発するということです。


神経のない歯は、どうしたら良いのか?
それでは、神経のない歯は どうしたら良いのでしょうか?
どうしたらトラブルなく 長く保つのでしょうか?
上記でご説明した
『歯根破折』
『根の先に膿みが溜まる』
といったことは、患者様ご自身で防ぐことは難しいのですが、
『虫歯になりやすい』ということは、予防をしっかり行うことでリスクは軽減できます。

つまり、毎食後の徹底した歯磨きが 今後を左右するのです。

また、神経のない歯が虫歯になっていると判断された場合には、早急に対応することが重要です。
神経がない歯は、冷たい等の症状がでないので、
知らないうちに 虫歯が進行して 手遅れになることがあります。

また、神経のない歯に負担をかけないことも歯根破折防止の点からは大切なことです。
これは、神経のない歯をできるかぎりブリッジにしないことや
歯がない状態のままで放置しないことも重要なことです。
歯が欠損したままでいると 残っている歯に負担が加わるのです。

残っている歯に神経がなければ、歯根破折が起こる確立も高くなるのです。
神経がない歯を生涯に渡って維持することは、さまざまなリスクがあり 困難なことです。
そのため、リスクを最小限にするための治療方法 や 毎日の管理 が重要になってくるのです。



治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
合計 273.000円〜(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になりますので、
合計 241.500円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


次回のインプラント症例ブログは、7月 4日(木曜日)になります。
6月27日(木)は、最新インプラント症例ブログは休みです。




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インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

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  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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2013年6月6日

最新インプラント症例:187回目

2012年 6月 6日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『187回目のインプラント症例』になります。

朝から忙しく、アップが遅れました。

本日の症例は再アップケースです。

このブログでよく紹介する症例として
上顎の奥歯に骨吸収を起こしているケースがあります。
上顎の奥歯に骨吸収を起こすと インプラント治療が難しくなります。
その理由の一つには、上顎洞 という空洞の存在があるからです。
このブログを良く読まれている方はすでにご存知のことと思います。

本日の症例の話しを紹介する前に 骨吸収 と 上顎洞 という話しからしたいと思います。
これが分からないと今回の症例をご理解するのは難しいのです。

上顎の奥歯の上方には『上顎洞』という空洞があります。
上顎の奥歯の上に存在する骨の空洞になっている部分のことです。
多くの場合、歯が存在すると この上顎洞 と 上顎の骨の距離は一定の幅がありますが、
歯周病等で骨が吸収してしまうと 上顎 と 上顎洞との距離が薄くなってしまいます。
その結果インプラントを行えないことがあります。
以下は、上顎洞の図です。
p_img_01


A 歯がある状態で上顎洞までの距離があり、十分な骨の高さがある。

B 歯を失った後でも上顎洞までの距離があり、十分な骨高さがある。
  インプラントを行うのに問題はない。

C 歯周病等で骨が吸収してしまったために上顎洞までの距離がなくなり、
  インプラントを行うのに十分な骨の高さがない。
  上顎にインプラントを希望する患者さんの多くは(60%以上)このような状態である。
  このように歯を抜いた場所は年々やせて、場合によっては1〜2mm程度の幅しかない方もいます。

骨吸収と上顎洞の存在から上顎の奥歯には、
インプラントを埋入するための骨の高さが存在しないことが多いのです。

上顎の奥歯において、インプラントが安定するための必要な骨の高さは、
約10ミリ以上です。
これ以下であるとインプラントは安定しません。
そのため、10ミリ以下の場合 さまざまな治療方法を行いインプラントを埋入するのです。
ソケットリフト法
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)
と言われる治療方法がその代表的な治療方法です。
これらの方法は、上顎洞という空洞の中に骨(人工骨を含む)を移植する方法です。

ソケットリフト法 は 患者様の負担も少なく、比較的簡単な治療ですが、
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、かなり大変な治療になりますので、できれば避けたい治療です。

上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ程度あれば、ソケットリフト法 で対応が可能です。
しかし、5ミリ以下(状況により3ミリ程度あればOK)の場合には、骨移植を伴う 大変な サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行うことが必要です。

患者様にとっては、できるかぎり大変な治療は避けたいものです。
そのため、骨吸収が大きい部位には、インプラントを埋入しないで治療を行う方法もあります。
こうした方法は、
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
という治療方法です。

私自身の考えとして、骨移植を伴う 大変な サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は最終手段であり、可能なかぎり 負担の少ない治療法を行いたいと思います。

このブログでも
ソケットリフト法
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
といった症例を何度もご紹介してきました。

前置きが長くなりましたが、本日の症例になります。
10年以上前の症例になりますので、以前の症例です。
初診のレントゲンは古いものですので、写りが悪いですが…
以下が初診時になります。
初診時上顎は歯が1本もありませんでした。
下の歯もグラグラしていました。
スライド01

患者様は、義歯に抵抗があり、なんとか義歯でない治療方法をご希望されて当医院を来院されました。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド02

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド03

骨の吸収が非常に進行しているのが分かるかと思います。
次に本日の最初にも解説しました上顎洞です。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。
スライド04

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 を緑色で表示します。
スライド05

上顎の奥歯では、インプラントを埋入するための骨の高さがほとんどないことが分かると思います。
具体的には、上顎の右側では骨の高さが1〜3ミリ程度、
上顎の左側では骨の高さが1〜2ミリ程度しか存在しません。
この状態では とてもインプラントを行うことはできません。
スライド06

また、下顎にも大きな問題が起こっていました。
これも同様に骨吸収の状態を線で書いてみます。
スライド07

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド08

下顎も大変な骨吸収です。
歯周病専門医 でなければ、全て抜歯してもおかしくないケースです。
下顎右側の奥歯だけは抜歯になりました。
スライド09

後で治療終了後 のレントゲン写真もでてききますが、
現在でも下顎はまったく問題なく維持されています。
徹底した歯周病治療 と患者様の維持管理、メインテナンス(定期検査) が行われれば、このような重度歯周病であっても維持できる可能性はあるのです。
さて、このように上顎の奥歯に骨吸収が高度に起こっている場合には、
どのように治療を進めれば良いのでしょうか?
スライド10

理想的には、上顎の奥歯に骨移植サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行ってからインプラントを埋入することです。
スライド11

スライド12

しかし、この方法であるとさまざまな問題がでてきます。
1.骨移植の費用やインプラントの本数も増えるため、治療費が高額になる!
2.骨移植に伴う腫れが起こり、患者様の負担が増える!
3.骨移植には非常に長い治療期間がかかる!
そのため、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行うかどうかは、
患者様のご希望にもよります。
スライド13

また、下顎の問題も考えなければいけません。
スライド14

上顎だけを考えて治療を行っても
噛み合う下顎の歯がダメになった場合にどうするのか?
ということも考えなければいけません。

患者様のご希望は、
1.上顎は、大変な骨移植は避けたい!
2.しかし、上顎は固定式のインプラントにしたい!
3.治療費は最小限にしたい!
4.治療期間も長くかかるのは避けたい!
5.下顎は、義歯を使用しても違和感がさほどないので、義歯でも良い!
といったことから最終的なインプラントの治療計画は以下のようになりました。
スライド15

骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は行わずに、
比較的簡単なソケットリフト法 を行い、
骨の高さがほとんどない部分には、インプラントを埋入せずにカンチレバー という方法で対応しました。
スライド16

下顎の右側は義歯で対応し、
残った下顎の歯は徹底した 歯周病治療 を行いました。
スライド17

以下のレントゲンは、現在の状態です。
スライド18

現在は、患者様の徹底した歯磨き や 適正な生活習慣を行うとともに
毎回必ずメインテナンス(定期検査) に来院されています。
その結果、下顎の歯周病状態ともに問題はなく、良い状態を維持できています。

治療方法といのは、必ず決まった治療になるわけではありません。
患者様の口腔内の状態、
ご希望
等を考え、最終的な治療計画が決まるのです。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
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OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


次回のインプラント症例ブログは、6月20日(木)になります。
6月13日(木)は、学術セミナー参加のため、
ブログは休ませていただきます。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2013年5月23日

最新インプラント症例:186回目

2013年 5月23日(木曜日)です。

始めに休診案内です。
以下を休診とさせていただきます。
6月1日(土):日本歯周病学会
6月5日(水)午後:医院研修


この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『186回目のインプラント症例』になります。

本日は2症例アップします。
再アップ症例です。
本日の症例のポイントとなるキーワードは
1.徹底した歯周病治療
2.現在できる最小限のインプラント治療
です。

当医院を受診される患者様の多くは、重度歯周病の方です。
これは私自身が日本歯周病学会の 歯周病専門医 ということもあるためですが、
重度歯周病の場合、治療計画が非常に複雑になります。
その理由の一つとして、
重度歯周病の場合、歯を支えている骨が吸収 していることが多く、
いくら歯周病治療 を行っても骨吸収が100%治り、
元の状態に回復するわけではありません。
そのため、治療後10年、20年という長期的なことを考えると
やはり重度歯周病の場合には将来的な不安が大きいのです。
重度歯周病が本当に治るのか?
という話しについては以下を参考にして下さい。
    歯周病は治るのか?

理想的には将来性の低い歯については、
抜歯を行いインプラント治療を行った方がより良い場合あります。
しかし、全ての欠損部にインプラント治療を行うことは治療費も高額になり、
治療自体も大変になります。
また、重度歯周病の方の場合には骨が吸収 していることが多く、
抜歯後にインプラント治療を行うことが難しいケースも多く存在します。

治療計画とは、1つのプランしかないのではなく、
口腔内の状態や
患者様のご希望、
将来性、
治療費
等を考慮して立てることが重要です。

始めに本日の症例のキーワードを
1.徹底した歯周病治療
2.現在できる最小限のインプラント治療
と説明しましたが、以下の2症例とも
患者様のご希望等をふまえて 現在行える範囲で最も効果的な治療を行ったケースです。

それでは1症例目から見てみましょう!
以下は初診時です。
下顎の左右の奥歯 と 下顎前歯部が欠損しており、
歯肉は大きく腫れ、出血があり、グラグラしている歯も非常に多い状態でした。
スライド1

スライド2


歯周病検査 の結果、重度歯周病でした。
骨吸収 も大きく起こっていました。
それでは骨吸収の状態を見てみましょう!
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
スライド3

骨吸収が著しく起こっているのが分かるかと思います。
将来性が低い歯は、以下の赤丸 :●印です。

スライド4

もし、これらの将来性の低い歯を抜歯すると欠損部はさらに多くなります。
スライド5

もし、上記のように将来性の低い歯を抜歯して
欠損部にインプラント治療を行った場合には、以下のような治療計画となります。
スライド6

確かにこの治療計画であれば、将来的な不安は少なくなります。
しかし、患者様にとっても少しでもご自身の歯は長く維持していきたいものです。
抜歯したくないのは当然のことです。

それではどうしたら良いのでしょうか?
下顎の歯がグラグラしている理由として
1.骨吸収が起こっている(歯周病のため)
2.奥歯が欠損しているために 前歯に負担が加わっている

そのため、まず残っている歯の歯周病の進行を止めるために
徹底した歯周病治療 が必要です。
また、欠損部をきちんと治すことも重要です。
最終的な治療計画は以下のようになりました。
スライド7


まず、徹底した 歯周病治療 です。
その後
下顎左側の欠損部はインプラント治療を行い、
下顎右側はブリッジ(保険ブリッジ)で対応することにしました。
こうした治療プランには当然のことながら患者様の治療費に対するご希望もあります。
以下が治療終了後です。
スライド8

下顎左側の奥歯の欠損部にインプラント治療を行うことにより
他の歯への噛む力の負担が少なくなります。
もし、下顎左側にインプラント治療を行わなかった場合には、
残っている歯を支えている骨が少なくなっているため、
どうしても残っている歯の将来性は低くなってしまいます。
最小限で最大の効果を得ることができた症例と言えます。
スライド9


さて2症例目になります。
次のケースも重度歯周病の患者様です。
左右の奥歯が欠損しており、上顎の前歯がグラグラの方です。
他歯科医院で上顎前歯部は抜歯しか治療法はないと診断されたため、
歯周病専門医 である当医院を受診されました。
スライド01

スライド02

奥歯が欠損しているために、前歯に負担が加わり、
上顎前歯部が動揺(グラグラ)しているのです。
こうした歯周病の場合には、単に歯周病治療 を行っただけでは
上顎前歯部を助けることはできません。
奥歯がきちんと噛めるようにすることが大切です。
スライド03

先程の症例と同様に骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
スライド04

当然のことながら治療計画として
1.徹底した歯周病治療
2.欠損部のきちんと治す
ことが必要です。
そのためには、理想的には欠損部は全てインプラント治療を行うことです。
スライド05

以下のようにです。
スライド06

しかし、上顎右側の奥歯(欠損部)には大きな問題がありました。
スライド07

上顎洞の存在です。
緑線の上方は上顎洞という空洞です。
空洞なのです。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド08

このように上顎の奥歯において
骨吸収が大きく、上顎洞の問題がある場合には、インプラントを埋め込むことが非常に困難なケースがあります。
このような場合には、この上顎洞内部に骨の移植を行います。
この治療はかなり大変です。
骨の移植ですから…
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療法が必要なのです。
患者様にも上顎右側の奥歯の欠損部については、インプラント治療を行う場合にはサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) が必要であることを説明しました。
しかし、患者様は
1.大変な治療は避けたい!
2.可能なかぎり治療費を最小限に抑えたい!
ということでしたので 上顎右側の奥歯にインプラント治療を行うことは断念しました。
スライド09

以下は、歯周病治療と下顎左側のインプラント治療が終了した後です。
スライド10

以下のような治療を行ったのです。
1.徹底した歯周病治療を行った後で 上顎前歯部の動揺の強い歯は、
  連結した被せ物(保険診療の範囲で治療可能:1歯 約5.000円)を行いました。
2.下顎左側の奥歯に2本のインプラント治療を行いました。
こうしたことにより 最低限の噛み合わせの安定を得ることができました。
スライド11



本日ご紹介した2症例とも
最小限ではありますが、インプラント治療を行うことにより
残っている歯の将来性を高めることが可能となりました。
全ての欠損にインプラント治療を行わないとダメ ということではありません。
現在できる範囲でインプラント治療を行うことより、
残っている歯の将来性が高くなるのです。
また、こうしたインプラント治療の基礎には
きちんとした歯周病治療を行うことは最低限必要なことです。


治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

次回のインプラント症例ブログは6月 6日(木)の予定です。
5月30日(木)は学会発表データまとめに忙しいので休ませていただきます。



当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




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2013年5月9日

最新インプラント症例:185回目

2013年 5月 9日(木曜日)です。

連休あけということもあり、
現在 非常に混み合っており、なかなか予約が取りにくい状況です。
特に土曜、日曜日は数週間先まで予約でいっぱいになることが多いです。
ご希望される日時が限定される患者様は、お早めにご予約下さい。


この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『185回目のインプラント症例』になります。


このブログを見られている患者様の中には、
多くの歯が欠損していたり、
虫歯が多くあったり、
グラグラしている歯が多くある方もいらっしゃるかと思います。
そうした方の場合、入れ歯は嫌といっても
「欠損全てにインプラント治療を行うには 費用的に無理!」
という方も多いのではないでしょうか?
1歯や2歯程度の欠損であれば なんとかなるが、
ほとんど歯がない方や
欠損数は さほど多くはないが、残っている歯が将来性の低い歯であった場合には、
将来的な不安も多いことと思います。

最近は、以前に他の歯科医院でインプラント治療を行ったが、
残っている他の歯がダメになったために、
再度インプラントを追加する必要性があり、
治療費の問題がでてきたため、セカンドオピニオンとして
当医院を受診される患者様が多くなっています。

インプラント治療を行う場合には、単に欠損部のみをみて治療計画を立てると
後で問題が生じることがあります。
治療開始前に
なぜ歯がダメ(抜歯)になったのか?
残っている歯は大丈夫なのか?
将来的に追加のインプラントの必要性はあるのか?
等 残っている歯のことを考えて
インプラントの治療計画を立てることが重要です。

また、ご存知のようにインプラント治療は、保険が適応されませんので 全て自費診療となります。
そのため、口腔内全体の治療を行う場合には、
どこの治療まで保険が適応されるのか?
をきちんと確かめることが必要です。
つまり、インプラント治療以外は保険で行えるのか?
等です。

本日は 上記のようなことを考慮しながら
治療を行った症例を紹介します。

本日の症例は、特殊な治療ケースではなく、
問題は多くあるが、よくある一般的な症例について解説します。
本日も再アップケースです。

早速始めましょう!
以下は初診時のレントゲンです。
いつも見ている方には みなれたことと思います。
始めて見られる方のために 簡単に以下のレントゲンの見方
について説明します。
以下のレントゲンの下に 右、左と書いてありますが、
当然のことながら 右と書いてあるのが“ 右側 ”です。
実際の左右とは違いますので、今後見られる時にはご注意下さい。

スライド01

虫歯がいっぱいあることが分かるかと思います。
このように多くの虫歯がある方がいらっしゃいます。
どのような治療計画が良いのかは、
患者様のご希望によっても大きく変わってきます。
今回の患者様は、
「虫歯あ多くあり、噛むところがない!」
とのことで来院された患者様です。
スライド02

多くの歯が抜歯となるような状態です。
スライド04

また、以下の歯も抜歯ではありませんが、将来性は低い歯と言えます。
スライド05

本当に多くの歯に問題があります。
このブログを見られている方の中にも
このような状態の方がいらっしゃるかもしれません。
スライド06

それでは、ダメだからといって抜歯した場合には、
今後 どのような治療方法になるのでしょうか?
スライド07

親知らずもあります。
通常 親知らずは抜歯の対象になることが多いのですが、
今回は、親知らずでも残すことができれば なにか活用方法があるかもしれません。
スライド08

先程の×印を抜歯した場合には、以下の2つの治療方法が考えられます。
まず、義歯(入れ歯)です。
スライド09

次にインプラント治療です。
スライド10

患者様は、取り外し式の義歯(入れ歯)はご希望されませんでした。
固定式であるインプラント治療を希望されました。
スライド11

しかし、こうしたインプラント治療には高額な治療費がかかってしまいます。
例えば、1歯欠損につき、必ず1本のインプラントを埋入するという治療計画を立てる歯科医師がいます。
こうした歯科医師が治療する場合には、9歯欠損になりますから
9本のインプラントが必要になります。
治療費の高い歯科医院であった場合には、
インプラントの埋入(手術)費用、
被せ物(セラミック)等の費用を合わせると
1歯分(1欠損)で40万円以上かかります。
9歯欠損ですから360万円以上かかることになります。
大変な高額ですよね。
また、よく「インプラント1本10万円」と広告してある歯科医院でも実際には、
インプラント以外にセラミックの被せ物が+10万円
GBR法(骨増大法) +5万円
麻酔費用(静脈内鎮静法) +5万円とか
仮歯が+1万円
土台が+5万円
等 さまざまな付加治療が加算されることがあります。
インプラント治療を受ける場合には、
必ず合計でいくら
ということをきちんと理解してからお決めになることが重要です。
スライド13


話しは戻りますが、上記のような全ての治療をご希望される患者様は少ないのが現状です。
この症例の患者様も
最小限で最大の効果のあるインプラント治療
をご希望されました。
スライド14

そこで、厳しい歯を全て抜歯するのではなく、
可能なかぎり保存できる歯は保存し、
抜歯する部位を極力減らして 治療を進めることにしました。
もちろん 先に説明しました×印の歯は、現状でも抜歯するような状態の悪い歯ですが、
欠損部位を最小限にするために治療を行うことにしました。
こうした治療法は100%とは言えませんが、
患者様のご希望も考慮した上で現状でできる治療計画を立てました。
スライド15

具体的な治療方法は以下のようになりました。
まず、以下の×印のみを抜歯します。
これらの歯はどうしても残す(保存する)ことは不可能だからです。
スライド16

しかし、上顎左側の奥2歯は 保存することにしました。
状態は悪いですが、少しでも長く保たせるまで使用することにしました。
スライド17

最終的な治療は以下になりました。
下顎は、左右とも2本のインプラントで3歯分を作製するブリッジ、
上顎は、左右ともに天然歯によるブリッジです。
スライド18

このブリッジはもちろん保険で行います。

保険のブリッジの場合の治療費は、
ブリッジを装着する時点で約1万円です。
インプラントの治療費を考えれば圧倒的に費用を抑えることができます。
上顎のブリッジは現時点でもよくない歯ですので
何年保つかは分かりませんが、
将来的に上顎がダメになった時点でインプラント治療を検討することもできます。
現時点での治療費を最小限に抑えることが今回の治療の目的の一つでもあります。
スライド19

決してベストな治療法ではありませんが、現実的な治療計画と言えます。
スライド20

以下はインプラント治療が終了した後です。
スライド21



使用したインプラントはストローマンインプラント(ITIインプラント) です。


次回のインプラント症例ブログは、5月23日(木)になります。
5月16日(木)はインプラント症例ブログは休みです。

治療費
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