最新インプラント症例ブログ

2013年12月5日

最新インプラント症例:204回目

2013年12月 5日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『204回目のインプラント症例』になります。


診療時間変更のお知らせ
12月15日(日)は、15:30までの診療となります。
お間違えないように!

年末年始の休診案内です
2013年12月30日(月)〜
2014年 1月 6日(月)まで
休診とさせていただきます



消費税についてのお知らせ
来年の4月に消費税のアップ(増税)がありますが、
もちろんインプラント治療も消費税の対象となります。
そのため、11月頃から
「消費税アップ前にインプラント治療を行いたい!」
という方が非常に多く来院されます。

当然のことながら同じ治療を行うのであれば、
安く治療を受けたいと考えられているのは当然のことです。

ここで注意しなければいけないのが、
インプラント治療は、1日や2日で終了する治療ではないということです。
最短でも2〜3ヶ月はかかります。

患者様の中には、
4月から消費税がアップするのだから
3月の終わり頃にインプラント治療を行いたい
と考えられている方もいらっしゃるようです。

インプラント治療を行う前に他の治療を完了させておかなければならない治療もあります。
例えば、歯周病です。
インプラント治療前には必ず歯周病の検査を行います。
この理由として、歯周病の状態のままでインプラント手術を行うと
インプラントにも歯周病細菌が感染することにもなりますし、
適切な治療計画自体が立てられないからです。

そのため、
現在 歯周病であったり、
噛み合わせに問題があったり、
虫歯 等の問題が大きくあった場合には、
口腔内全体をみて治療計画を立てることが必要になります。

歯周病治療に数ヶ月かかることもあります。

そのため、実際にインプラント治療を行うまでに数ヶ月の期間が経過してしまうこともあるのです。

3月の終わりにインプラント治療を行おうと思っても
インプラント以外の治療に数ヶ月かかり、
インプラントの手術は、8月以降なんてこともあります。

インプラント治療をご希望されていても
すぐにインプラント治療が開始されるわけではないのです。

きちんと計画を立てることが重要です。

そのため、インプラント治療を考えれられている方は、
お早めに歯科医院を受診し、
今後の治療計画についてご相談されて下さい。

おそらく インプラント治療を手がけられている多くの歯科医院では
3月までにインプラント治療を完了することを
ご希望されている患者様が非常に多く来院されていると思います。
そのため、インプラント治療の予約自体も取りにくくなっていることと考えられます。

早めの対応が必要です。

また、現在歯科医院に通院されている方は、
担当医に相談されて下さい。

特に12月は、どこの歯科医院も混んでいることが多いので、
早めの受診が必要です。

当医院においても12月の予約は、
ほとんど埋まっており、
インターネット予約 では、ほとんど空きがない状態です。
(12月6日 11:00の時点で12月のインターネット予約は あと1人のみです)




このところ忙しくインプラント症例も再アップすることが多くなっています。
本日の症例も再アップのケースです。
本日の症例は、多くの問題を抱えていたが、一度に全てを行うことが不可能だったために、
6年程度の歳月をかけて少しずつ治療を繰り返していったケースです。

このような治療方法は、現実問題としてあり得ます。
本来 一番良い方法は、悪いところは最初の段階で全て治療することです。
悪い状態を放置すると病状は悪化してしまいます。
例えば、歯周病 を放置すると歯を支えている骨が吸収してしまいます。
このような場合には、骨が吸収しないうちに抜歯した方が 後の治療が楽にできます。
また、歯周病 を放置すると 歯周病細菌が他の歯へも感染 します。
その結果、本来健康であった歯もダメになってしまうのです。
歯周病の治療 を行っても治らない歯は、抜歯になるのです。
また、このブログでも良く解説する歯根破折 も放置すると骨吸収を起こします。
歯根破折 を起こした場合には、早期に抜歯が必要です。

今回の症例も歯周病 歯根破折 を起こしていたため、結果的に多くの歯を抜歯することになったケースです。
また後でも解説しますが、神経のない歯が非常に多い方です。
神経がない歯は非常にリスクが高いものです。

それでは、初診時のレントゲンから見てみましょう。
スライド01

初診時 上顎前歯部の被せ物が脱離を起こし来院されました。
診査の結果、上顎前歯部が歯根破折 していました。
スライド02

この歯は抜歯となります。
スライド1

抜歯後の治療方針として、
1.両側の歯を削りブリッジ
2.インプラント
3.義歯(入れ歯)
が考えられます。
しかし、歯根破折した歯の 右側の歯は、神経がない歯です。
(後で神経がない歯を全て図示します)
神経がない歯は、非常に脆いのです。
そのため、今回歯根破折 してしまったのです。
その神経がない歯を ブリッジとして使用するのは、非常にリスクがあります。
このことを患者様にご説明したことろ
インプラント治療をご希望されました。
ブリッジの予後についてのデータは以下を参考にして下さい。
   天然歯ブリッジの予後についてのデータ
ただし、問題はこの歯根破折 を起こした歯だけではありませんでした。
多くの問題を抱えていたのです。
まず、神経がない歯が多いのです。
以下のレントゲンの青丸が神経がない歯です。
スライド04

ほとんどの歯が神経がないのです。

これ以外にも歯周病等で骨吸収が起こっていた部位もありました。

以下のレントゲン写真は上顎前歯部のインプラント治療が終了した状態です。
ここでもう一つの問題が生じました。
上顎右側の奥歯のブリッジが取れてきたのです。
原因は、一番奥の歯が歯周病による骨吸収が起こっていたために、噛む力に耐えきれず、手前の歯に大きな負担が加わり、手前の歯は歯根破折してしまったのです。
先にも説明したように元々神経のない歯が多く、リスクを抱えていたため、今回の歯根破折という結果につながったのです。
その時のレントゲンが以下になります。
スライド05

上顎右側の2歯は、抜歯になりました。
スライド06

抜歯後の治療方針として、義歯もお勧めしました。
この理由として、下顎の右側奥歯も状態としては 良くありませんでした。
将来的には、下顎右側奥歯も抜歯となる可能性が非常に高いのです。
今回 上顎右側奥歯にインプラント治療を行ったとしても 将来的に噛む下顎の歯がなくなる確立が高いのです。

このようなこともご説明し、可能であれば 現時点で 下顎右側の奥歯も抜歯し、右側の上下顎を同時にインプラント治療を行った方が良いことを説明しました。
しかし、患者様は 一度に多くの歯を失うことをご希望されませんでした。
『下顎右側の奥歯は、ダメなのは分かっているが もう暫く使用していたい!』
とのご希望がありました。
そのため、この時点では上顎の右側奥歯にインプラントを埋入するだけの治療計画になりました。
(歯科医師の立場からすれば、右側の上下顎は、一度に治療を行いたいのですが…)
しかし、ここでまた問題があったのです。
同部は骨吸収が起こっており、多くの問題を抱えていました。
いつものように骨吸収の状態を分かりやすくするために骨吸収の状態を線で書いたのが以下になります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド07

以下のレントゲンは、骨吸収の状態と上顎洞をさらに分かりやすくあらわしたものです。
スライド08

緑色の部分が上顎洞です。
赤色が骨吸収の部分です。
緑色の部分は空洞ですので、骨が存在するのは、
赤色との間だけになります。
奥歯の部分では骨吸収が大きいため、骨の高さがほとんどないのが分かるかと思います。
この骨吸収がある部分にインプラントを埋入するためにソケットリフト法 を応用した治療計画を立てました。
スライド1

以下のレントゲンが上顎右側のインプラント治療後です。
スライド10

これで上顎の治療は終了しましたが、下顎にはまだ問題が残っています。
特に下顎の右側奥歯は、この時点ですでに歯がグラグラしている状態でした。
しかし、患者様は抜歯を希望しませんでした。
(困ったものです。私としては、状況が悪化しないうちになんとか抜歯したかったのですが…)

この状態で数年が経過しました。
下顎右側の奥歯がグラグラして噛めないため、左側で噛むことが多くなりました。
そしたこともあり、下顎の左側の奥歯にも問題が生じました。
歯根破折 です。
下顎右側の奥歯は、歯周病等により骨吸収がかなり進行していました。
(予想していたとはいえ 大変なことになってしまいました…)
スライド11

下顎左側奥歯は、神経がない歯です。
しかも奥歯の欠損を補うために、手前の2歯を固定し、奥に1歯分を付け足しています。
これもブリッジと言います。
こうした方法は、明らかにダメになる治療方法です。
先程もありましたように神経がない歯をブリッジとすることは無理があるのです。
こうなることはある程度予想された結果です。
今回は、下顎の奥歯は 左右とも抜歯に同意していただきました。
そして、下顎の左右奥歯ともにインプラント治療となりました。
以下のレントゲンが治療終了後です。
スライド12

初診から6年以上の歳月をかけて一応の治療終了となりました。
もちろん、初診時に全ての問題がある歯を治療していれば、おそらく半年程度で治療は終了していたでしょう。
しかし、現実的には今回の症例のように何回かに分けて(ある程度の年月をかけて)治療を行うこともあります。
そのため、将来的にどのような問題が起こる可能性があるのかをきちんと見極めて治療計画を立てることが大切なのです。

私達歯科医師も論文や本 等から学ぶだけでなく、患者様から多くのことを学ぶことがあります。
患者様にあった治療方法というのがあるのです。

治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) ×1本
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜 ×1歯分
1欠損分の合計 273.000円(消費税込)
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になりますので、
1欠損分の合計 241.500円(消費税込)
になります。



当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。




大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2013年11月21日

最新インプラント症例:203回目

2013年 11月 21日(木曜日)です。

休診案内です
12月1日(日)は口臭関連学術講演参加のため休診となります

年末年始の休診案内です
2013年12月30日(月)〜
2014年 1月 6日(月)まで
休診とさせていただきます



この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『203回目のインプラント症例』になります。


本日ご紹介する症例(再アップケース)は、
「治療計画の変更!」
というテーマで解説します。

インプラント治療を行なう場合には、細かく治療計画を立てます。
当医院ですでにインプラント治療を受けられた方は、ご存知のことと思いますが、
「インプラント治療計画書」
という30〜40ページ程度の書面をお渡ししています。
その中には、
患者様ご自身のレントゲン上に記載されたインプラントシュミレーション、
骨吸収等の診断、
他の歯の状態、
噛み合わせ や 歯周病等の状態、
治療費、
具体的な治療スケジュール(日程)、
保証期間、
被せ物の素材の種類や特徴、
インプラント治療の問題点、リスク、
骨増大法(GBR)等の具体的な治療方法、

患者様に合わせた 内容が記載されています。
そうした「治療計画」に合わせて治療を進めていきますので
治療計画どおりに進まないというケースは、ほとんどありません。
しかし、時々治療計画を変更することもあります。
本日はそのような症例をご紹介します。

以下が初診時のレントゲン写真です。
スライド01

多くの歯が欠損しているのが分かるかと思います。
被せ物が次々に取れていき、抜歯を繰り返しており、
噛む場所がなくなってしまったとのことで紹介を受けて来院された方です。
スライド02

このままでは、食べることも 会話にも支障がきてしまっているので
なんとかしたいと考え、インプラント治療をご希望されて来院されました。
上顎は、半固定式義歯(コーヌスタイプ義歯)でした。
スライド03


半固定式義歯とは、義歯(入れ歯)は、義歯なのですが、
歯(ご自身の天然歯)に特殊な装置を付けて、義歯を固定するタイプの入れ歯です。
通常の義歯よりは、かなり安定も良いです。
しかし、義歯を固定する歯自体がダメになれば、使用はできません。
また、半固定式義歯は、非常に高額な治療になるため、
歯自体が長期的に保つ状態でなければ、なかなか将来性の低い治療(半固定式義歯)と言えます。
この患者様は、半固定式義歯を支えている歯が神経がない歯であり、
その歯が大きく虫歯になってしまっている状態でした。
歯が大きく虫歯になってしまったために半固定式義歯を支えることができずに
ダメになってしまったのです。
この患者様の口腔内を見ると
ほとんどが神経がない歯です。
以下の赤丸()が神経がない歯です。
スライド1

下顎前歯部の3歯以外は、全て神経がない歯でした。

神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経がない歯は どれくらい保つのか?(神経がない歯の生存率)

神経がない歯の生存率は、神経がある歯と比較すると圧倒的に低いのが現状です。
神経がない歯の生存率についての研究論文は多くありますが、
約5〜30年と言われています。
しかし、神経を取った後に 1年も経過しないうちにダメ(抜歯)となるケースもあります。
神経のない歯の生存率が約5〜30年ということは、
20歳で神経を取った人は、25歳〜50歳程度で歯がダメ(抜歯)になる確立が高いということです。
それだけ神経のない歯の将来性は低いのです。
30年以上保つこともありますが、非常に稀なケースと言えます。

また、神経がない歯に
被せ物(セラミック、金属冠) や 差し歯、ブリッジを行った場合、
その被せ物は約7〜8年でトラブルが起こると言われています。

以下は、神経がない歯の代表的なトラブルです。

1.歯根破折を起こす!
まず、歯根破折(歯の根が折れる、亀裂が入る)です。
このブログでも良く解説する話しです。
神経のない歯はもろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。

こうした状態を患者さんに説明する際に ” 木 ” に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるため もろくなってしまうのです。
歯(根)が折れた場合には、基本的に抜歯となります。

2.虫歯になりやすい!
次に 神経がない歯は、虫歯になりやすく、虫歯の進行速度も早いのです。
神経を取った歯は、ほとんどの場合 金属製 や セラミック等の被せ物(差し歯)を行います。
こうした被せ物には、ほんのわずかですが つなぎ目(隙間:すきま)が存在しています。
段差といってもいいでしょう。
この つなぎ目 に汚れが溜まりやすく、歯磨きが適切にできないと
被せ物の隙間から虫歯細菌が侵入し、虫歯となってしまいます。
また、神経のない歯は、虫歯になってもしみる等の痛みが起らないため、
気が付かないうちに進行しやすいのです。

3.根の先に膿みが溜まる!
次に 神経がない歯は、根の先に膿みが溜まることがあります。
この膿みが大きくなると 腫れたり、痛みが起こったりします。
本来、歯の中にある神経は、無菌的な状態ですが、
神経を取る際に歯に穴を開けた瞬間に 外部(大気中)の細菌が神経の穴に入ってしまいます。
外部からの感染を100%防ぐことは不可能なことです。
また、歯の根(神経が通ってる根)は、非常に複雑な形態をしており、
メインの神経以外にも 細い神経(血管)が無数に存在します。
例えると 木の根っこにも 無数の細い根が存在するのと同じです。
そのため、全ての神経を取り除くこと自体 難しいのです。
残った細い血管が腐ったりすると 膿みとなることもあります。
根の先に膿みが溜まった場合には、膿みを取り除く治療(感染根管治療)を行いますが、
再発率が高いのです。
根の先に膿みが溜まっているような状態(感染根管)では、
根自体が感染しているため消毒だけでは細菌を100%取り除くことは不可能です。
特にレントゲン上で膿みの陰が大きかったり、何度も腫れを繰り返しているような状態の場合には、
再発するリスクが高いことが 多くの論文からも明らかになっています。(再感染根管治療
以下は、さまざまな論文から得られた神経の治療の成績です。
  • 感染根管治療80%程度の成功率
   (50〜90%程度の成功率の論文報告が多い)
  • 再感染根管治療60%程度の成功率
   (50〜80%程度の成功率の論文報告が多い)
これらの論文から 根の先に膿みが溜まっているような状態で治療を行った場合(再感染根管治療)には、10人に治療を行えば 4人は膿み(腫れ)が再発するということです。

話しを今回の症例に戻しましょう!

今回の患者様の状況を見てみると
歯周病の問題は、下顎前歯部にはあるが、他の部位にはさほどありません。
そして、ほとんどの歯が神経がありません。
現在は、神経を取った歯が、
虫歯になったり、歯根破折しています。
口腔内の清掃状態(歯磨きの状態)もあまり良くありません。
虫歯に対しては、非常にリスクが高い口腔内(生活習慣)と言えます。

このような患者様に対して、半固定式の義歯を作製した場合には、
やはり今回のような結果になって当然なのです。
そのため、そうしたリスクを十分考えた上で治療計画を立てることが重要となります。
スライド04

下顎も歯周病や虫歯 等 問題は大きくあります。
スライド05

患者様は、食事ができない状態にまでなっていました。
スライド06

以下の×印の歯は抜歯が必要です。
スライド07

しかし、これらの歯を抜歯すると かなり多くの歯が欠損することになります。
上顎は12歯分がなくなります。
本来、上顎には14歯の歯が存在するわけですから
2歯しか残らないということは 当然のことながら きちんと噛むことができません。
スライド08

この全ての欠損部にインプラント治療を行なうとなると
かなり大変な治療になります。

また、骨吸収の状態にも問題はありました。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
スライド10


患者様のご希望は、以下のようなことでした。

ご希望1: 可能なかぎり義歯(入れ歯)は避けたい!
ご希望2: 将来性の高い治療を希望!
ご希望3: 何度も治療の繰り返しをするのは嫌!
ご希望4: 治療期間はかかってもしっかりと治療を行ないたい!
ご希望5: 治療費についてはある程度かかるのはしかたがないが、可能なかぎり治療費は抑えたい!

というような内容でした。
そのため、以下の点に考慮して1回目の治療計画の説明を行ないました。

ポイント1: 
義歯はできるかぎり避けたいが、全ての欠損をインプラント治療で固定式となると
どうしても高額になってしまうため、
下顎の左右の欠損部に対しては、インプラントで固定式のブリッジとし、
上顎に関しては、2〜3本のみのインプラントを埋入し、義歯を固定するための 
装置を組み込む方法とする。
これは、現在上顎が半固定式の義歯を使用されているということを考慮しています。

ポイント2: 
上顎は、左側の2歯を除いて抜歯となるが、その残した2歯自体も将来性は低いので
無理して残すと その歯がダメ(抜歯)となった場合には、再度治療を行なう必要性があり、
将来性のある治療とはならず、さらに再治療費のことも考えると
無理して歯を残すよりは、将来性が低い歯は抜歯して治療計画を立てる。

こうしたことを考慮した治療計画が以下です。

下顎右側については、
4歯欠損に対して、2本のインプラントを埋入し、4歯分の被せ物を作製する。

下顎左側については、
5歯欠損に対して、3本のインプラントを埋入し、5歯分の被せ物を作製する。

という方法です。
最小限のインプラント埋入です。
もちろんのことながら 1本のインプラントで4歯を支えることはできませんので…
これが治療費が最小限のプランということになります。
もちろんブリッジですから 固定式です。
これで、患者様のご希望である
治療費を抑えたい!
義歯を避けたい!
ということを達成することが可能です。
スライド11

今回は、話しが長くなるため、詳細は避けますが、
インプラントを埋め込む部位は、骨吸収等を考慮して選択しました。

次に上顎です。
上顎については、
義歯を避けたい!
というご希望があったため、複数本のインプラントを埋入し、
ブリッジの計画も説明しましたが、
どうしても治療費が高額になるため、以下のような治療プランを提示しました。
アタッチメント義歯です。
スライド13

アタッチメント義歯とは、最小限のインプラントを埋入し、
入れ歯を固定するための装置を組み込む方法です。
このアタッチメントにより、入れ歯は強固に固定されますので、
通常の義歯(入れ歯)より、
食事 や 会話の際 に動いたり、
落ちてきたり
することが格段に低くなります。
また、状況にもよりますが、義歯の大きさも小さくすることが可能です。

以下は、アタッチメント義歯の参考症例(今回の症例ではありません)です。
下顎の前歯部に数本の歯が残っていましたが、
グラグラで指でも取れそうな状態です。
そのため、2本のインプラントを埋入し、義歯を固定するためのアタッチメントを付けました。
スライド14

義歯を固定するためのインプラント治療方法には、
上記の方法以外にも2本のインプラントをバーで支える方法もあります。
スライド15

バーの方が安定は良いですが、
コストは、上記の方が格段に治療費を抑えられます。

今回の方法は、先のアタッチメントという方法で対応することになりました。
治療費の削減がポイントとして大きかったからです。
本来このようなケースの場合には、
まず抜歯を行ない、その後インプラントの埋入となります。
しかし、現状で抜歯してしまうと
現在の半固定式の義歯が使用不可能となってしまいますので、
とりあえず抜歯しないでインプラントを埋入することになりました。
治療を行なう側としては、抜歯したいのが本音です。
しかし、治療期間中の患者様の生活習慣に支障をかけないことも大切なことです。
スライド17

ただし、最終的には抜歯します。
また、将来性も考え、現状では100%抜歯と判断しない歯も抜歯します。
これは、将来性を考えた上です。
今回無理に歯を残しても 近い将来に抜歯となった場合には、
その時点で再度義歯を新しく作成することが必要になります。
インプラントを利用した義歯は、保険が効きませんので
義歯自体も自費診療となります。
近い将来には、再度自費での義歯の作製が必要となる可能性が高いのです。
将来性の高い治療を希望!
何度も治療の繰り返しをするのは嫌!
ということを考慮すれば、やはり上顎は全て抜歯とした方が懸命です。
スライド18

治療は、先に下顎から行ないました。
その後上顎に3本のインプラントを埋入しました。
スライド19

上顎の残っている歯は、この時点ではまだそのままです。
現在の義歯が使用できるようにするためです。
スライド20

以下のレントゲンは、
下顎のインプラントに被せ物を装着した状態です(ブリッジ)。
上顎は、残っている歯全て抜歯した直後にアタッチメント義歯としました。
これにより噛めない日がないようにしました。
スライド21

患者様は、今までにないくらい噛めるようになり、
大変喜ばれました。
本来は、これでインプラント治療は終了のはずでしたが…
噛めるようになるとさらにがでてくるものです。
「上も義歯ではない状態になりませんか?」
というご希望をお持ちになるようになりました。
もっと もっと噛めるようになりたいことと
義歯を避けられたらもっと快適になるのではないのか
というご希望がどんどんと強くなっていったのです。
スライド22

この時点で再度治療計画を立て直すことになりました。
スライド23

インプラントブリッジです。
しかし、ここで
「治療費は最小限にしたい!」
というご希望もありましたので、
3本の追加インプラントのみで対応することにしました。
以下のような治療計画です。
スライド24


今回は話しが非常に長くなってしまいましたので、
詳細は省略しますが、治療が長くなってしまったこともあり、
先に埋入したインプラントの感染が起こった部位がでてきたため、
再度位置を変えて埋入した部位もありました。
以下は、上顎のインプラントブリッジの治療が終了した状態です。
スライド25


基本的に治療計画が変更されることがほとんどありませんが、
患者様のご希望等により
今回の治療のように変更することも稀にはあります。
患者様のご希望をできるかぎり考えていくことは大切なことです。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

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そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2013年11月14日

最新インプラント症例:202回目

2013年11月14日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『202回目のインプラント症例』になります。

始めに年末年始の休診案内です

2013年12月30日(月)〜
2014年 1月 6日(月)まで
休診とさせていただきます



インプラントは、骨の中にチタンのネジで埋める治療法です。
そのため、骨がしっかりしていることが重要です。
骨の高さ や 幅 がしっかりしていれば、インプラント治療はさほど難しいことはありません。
例えてお話すると
ネジ を打ち付ける とします。
の太さ(幅)が10センチあったとします。
10センチの幅(太さ)のに 
幅(太さ)3センチネジを打ち付けることは簡単なことです。
ネジの幅より の幅の方が大きいからです。
当然ですよね。
しかし、の太さが1センチであった場合は どうでしょうか?
1センチの幅(太さ)の3センチの太さのネジを打ち付けることは可能でしょうか?
無理ですよね。
木の幅より ネジの太さの方が大きいのですから…
当然です。

インプラントの場合も同じです。
一般的なインプラントの太さ(直径)は 約4ミリあります。
太さ4ミリのインプラントを埋め込むために 必要な骨の幅は約6ミリです。
インプラントの直径より 骨幅の方が太くないといけません。
しかし、現実問題として6ミリ以上も骨の幅が存在しているケースの方が少ないのです。
骨幅が1ミリとか 2ミリしか 存在しないケースもあります。
このような場合、骨の幅を増大(再生)させる治療法を行うことが必要になります。
骨を増大(再生)させる治療法には以下の方法があります。
1. GBR法(骨増大法)
2. スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
3. OAM(大口式)インプラントシステム
また、補助的な方法としてPRP法 という治療法も併用します。

また、骨の幅だけではありません。
骨の高さも非常に重要です。
骨の中に埋め込んだインプラントが安定するためには、
可能なかぎり長いインプラントを埋め込むことが重要です。
短いインプラントでは安定が悪いため、ダメになりやすいのです。

例えば、木 に ネジ を打ち付けるとします。
長さ10センチのネジを打ち付けるのと
長さ2センチのネジを打ち付けるのでは、
当然のことながら長い10センチのネジの方が安定することはお分かりのことと思います。
もっと言えば、20センチの長さのネジの方がより安定が良いですし、
長さ1センチしかないネジであれば、すぐ取れてしまうかもしれません。

インプラントも短いインプラントであれば、噛む力に耐えきれないのです。
可能なかぎり長いインプラントを埋め込んだ方がより安定が良いのは当然のことなのです。

しかし、現実問題として、骨吸収がある方の方が多く
適切な長さのインプラントが埋め込めないのも事実です。
特に上顎の奥歯においては、骨の高さが 1ミリ とか 2ミリ しかないこともあります。
こうした場合には、以下の方法を行います。
1. ソケットリフト法
2. サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)
です。

しかし、骨の幅を増大させたり、骨の高さを増大させる治療法は決して簡単な治療法ではありません。
骨吸収が大きければ 大きい程 治療が大変になります。

骨吸収が起きていなければ、インプラント治療は簡単に行えるのです。
しかし、私の経験上、骨吸収が起こっている方の割合は 半数以上です。
多くの方に骨吸収が起こっているといってもいいでしょう。
もちろん骨吸収の程度には差はありませすが、まったく骨吸収が起こっていない方が少ないのです。

可能であれば、骨を増大させるような治療法は避けたいものです。

前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する症例(再アップケース)は、GBR法(骨増大法) を避けるために工夫したケースです。

以下が初診時です。
下顎の左側の歯が抜けてしまって噛めないとのことで来院されました。
スライド01

下顎左側の奥歯が2歯分欠損していました。
スライド02

また、他にも問題がありました。
下顎左側の奥歯の残っている歯も折れていました。
歯根破折 です。
スライド03

このブログでよく解説しますが、
神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に ” 木 ” に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も 枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。
歯根破折 した場合には基本的に抜歯になります。
スライド04

抜歯すると下顎左側の奥歯は、3歯欠損になってしまいます。
このような場合の治療方法として、
1.インプラント
2.義歯(入れ歯)
が考えられます。
患者様は、インプラント治療をご希望されました。
しかし ここで問題がありました。
骨吸収があったのです。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
スライド05

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド06

特に一番奥では、骨吸収が非常に大きいのが分かるかと思います。
また、さらに問題がありました。
下顎神経の存在です。
下の顎の中には、太い神経の管があります。
この下顎神経位置には、個人差があり、
顎の下の方にある方もいらっしゃいますが、
かなり上方に位置している場合もあります。
今回の患者様は、上方に位置していました。
スライド07

このレントゲンからみても 一番奥にインプラントを埋入するには、難しいことが考えられます。

通常、インプラント治療を前提として抜歯した場合には、抜歯直後に抜歯した穴ができるかぎり 早く骨で埋まるような治療法を行います。
単に抜歯しただけでは、穴は埋まりにくいのです。
抜歯した穴に骨が再生しやすい行う治療法をソケットプリザベーション法 と言います。
このソケットプリザベーション法 を行うかどうかが今後のインプラント治療に大きく影響するのです。
今回の症例では、下顎の一番奥の歯は、他歯科医院で抜歯されました。
おそらくソケットプリザベーション法 は行っていないと考えられます。
スライド08

後で比較しますが、手前の歯根破折 した歯を抜歯した時には、当医院でソケットプリザベーション法 を行っています。
後で見ると分かると思いますが、この部位の骨の再生の方が圧倒的に良いのです。

下顎左側の歯根破折 した歯を抜歯した直後が以下のレントゲンになります。
スライド09

もちろんソケットプリザベーション法 を行いました。
スライド10

以下が抜歯後3ヶ月です。
他歯科医院で抜歯した一番奥の歯と
当医院で後から抜歯した手前の部分では、骨の再生が大きく違うのが分かるかと思います。
奥の方はまだ抜歯した凹みがありますが、
手前の方は骨が平坦に治っているのが分かると思います。
スライド11

このレントゲンでは分からないのですが、
一番奥の部位は、骨の幅が非常に狭いのです。
これは、抜歯前の状態も悪かったのかもしれませんが、
ソケットプリザベーション法 を行っていなかったのも骨の回復が悪いことの一つになります。

それでは、こうした場合、どこにインプラントを埋入するのでしょうか?
歯が3歯欠損している場合、以下のように欠損の両側に1本づつの合計2本の埋入する方法が一般的です。
スライド12

しかし、この症例では、骨吸収があるため、
骨の高さ と 骨の幅 が少ないため、適切なインプラント埋入で難しかったのです。
スライド13


今回のテーマは、始めにお話しましたように「できるかぎり 患者様の負担を少なくするための治療法」です。
患者様は、毎日お仕事をされている方です。
腫れが大きく起こるような治療法はできるかぎり避けたいものです。
そのため、少しでも治療による負担を少なくするために、
骨吸収の大きい部位を避ける治療法を選択しました。
それが、カンチレバー という治療方法です。
以下のような方法です。
スライド14

骨幅が比較的ある部位にインプラントを埋め込むことにより
より楽な治療法になるのです。
以下がインプラント治療が終了した後のレントゲンです。
スライド15

最後に 今回のインプラント治療とは関係ありませんが、
この患者様は、神経がない歯が非常に多いのが問題です。
最初にも書きましたが、神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
歯根破折 です。
今後も注意してみていかないといけません。
スライド16


本日のテーマは、「できるかぎり 患者様の負担を少なくするための治療法」でした。

治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。



当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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2013年11月7日

最新インプラント症例:201回目

2013年11月 7日(木曜日)です。

始めに年末年始の休診案内です

2013年12月30日(月)〜
2014年 1月 6日(月)まで
休診とさせていただきます



この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『201回目のインプラント症例』になります。

久しぶりの「インプラント症例ブログ」です。
このところ非常に忙しくアップする時間がほとんどありませんでした。

まだまだ忙しい日々が続いているのですが、
そろそろアップしないと…
ということで再開致します。

いつもこのブログでご紹介する症例は、骨吸収が起こっているケースがほとんどで
GBR法(骨増大法) ソケットリフト法 サイナスリフト法(上顎底挙上術) 等を行ってインプラントを埋め込むことが多いのです。

このブログは、特別なケースや難しいケースをご紹介することが多いのですが、
骨吸収もなく、比較的簡単な症例も多くあります。
あまりこのブログではご紹介しないだけです。

本日ご紹介する症例(再アップケース)は、簡単な症例です。
最も良くあるケースです。

しかし、欠損のままにしておくと 今後大きな問題が起こりやすい症例です。
それでは早速見てみましょう。

以下のレントゲンは初診時になります。
スライド1

下顎の左右奥歯(2歯づつの合計4歯欠損)が欠損しています。

スライド2

このような症例は非常に多く存在します。

多くの場合、奥歯が欠損すると以下のようなパターンで病状は進行していきます。
1.奥歯が欠損する!
2.義歯を作成するが 違和感が強く使用できない!
3.そのまま欠損を放置する!
4.噛む場所が限定されるため、残っている奥歯に負担がかかる!
5.奥歯で噛めない分、前歯に負担がかかる!
6.歯並びが悪くなる!
7.上顎が欠損すると噛み合う下顎が、下顎が欠損すると噛み合う上顎が挺出する!

このようなことが起こると
残っている歯が歯周病であった場合、急速に歯周病が進行します。

残っている歯が神経がない歯であった場合、加重負担により歯根破折 を起こします。

特に歯根破折 は大きな問題です。

歯根破折 を起こした歯は、基本的に抜歯です。

奥歯が欠損することにより、前歯に負担が加わり、前歯が歯根破折 を起こす症例は良く経験することです。

それでは 本日の症例に戻りましょう。
以下の赤丸:●は、神経がない歯です。
スライド3


神経がない歯が多いですね。
このまま奥歯が欠損していると 上顎の前歯部に負担が加わり、上顎の前歯部の赤丸:●の歯は歯根破折 を起こしてくる可能性が高いのです。


スライド4


患者様のご希望としては、
『義歯(入れ歯)は嫌なので、固定式のインプラントにしたい!』
『他の歯は大きな治療はせず、このままにしたい!』
とのご希望がありました。

そこで、以下のような治療計画になりました。
スライド5

骨吸収もほとんどないため、単にインプラントを埋入するだけです。
非常にシンプルな治療計画です。

以下がインプラント治療が終了した直後です。
スライド6

治療期間は、約3ヶ月です。
インプラントを埋入(手術後)後、骨とインプラントが結合(くっつく)まで約2〜3ヶ月かかるためです。

非常に簡単な症例ですが、奥歯をきちんと噛めるようにすることで
この患者様の将来性は格段に向上します。

治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。



当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
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2013年10月24日

今月のブログは休みです

2013年10月24日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。

今週と来週は、「最新インプラント症例ブログ」は休みです。

11月から病院のリニューアルするのですが、
その準備で忙しいので、今週と来週のブログは休みとなります。
リニューアルといっても  内装ではなく、ソフト面なので
見た目は変わりませんが…

歯周病専門サイトブログ(現在は金属アレルギー特集中) のみアップし、
他のブログも今月(10月)は休みとなります。





2013年10月10日

最新インプラント症例:200回目

2013年10月10日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『200回目のインプラント症例』になります。

今年は非常に忙しい日々で、ブログを書くもの大変なこともあります。
特にこのインプラント症例ブログは、
症例をアップするため、結構時間がかかることもあります。
そのため、忙しい時には、以前報告した症例を再アップすることも多くなりました。

本日も再アップケースとなります。

もう少し時間ができれば、もっともっと紹介したい症例もいっぱいありますので、
このブログでアップしていきたいと思います。

本日ご紹介するケースは、今まで紹介してきた症例とはちょっと違う考え方で
インプラント治療を行った方です。

インプラント治療を行う理由は、
1.歯が欠損しているため噛めない
2.歯が痛い、腫れている、グラグラする 等の問題がある
3.他歯科医院で抜歯と言われた
4.入れ歯では違和感があり、使用できない
等があるかと思います。

また、歯を抜歯する理由には、以下のことが考えられます。
1.虫歯
2.歯根破折
3.歯周病

治療を受けられる患者様にとっては、抜歯はできるかぎり避けたいことです。
そのため、歯周病 であれば、徹底した歯周病治療を行ったり、虫歯 が深ければ最善の方法で治療を行います。
しかし、治療を行ったからといって、全てのケースで保存できるわけではありません。
抜歯しなければならない状態もあります。
また、治療が可能であったとしても 元通りに回復させることが難しい状態もあります。

本日ご紹介する症例は、歯自体のことだけを考えれば、治療が可能なケースでしたが、
元通りに回復させることが難しい状態であったことと
将来性、
治療の簡素化(単純化)、
患者様のご希望を考えた上で抜歯してインプラントを行った症例をご紹介します。

治療方法としては、稀なケースですが、この インプラント症例ブログ では
できるかぎり さまざまな症例をご紹介したいと思います。
インプラント治療を考えられている方のご参考になればと思います。

以下が初診時です。
スライド01

患者様の来院理由は、
1.上顎右側の奥歯がグラグラして噛めない!
2.同部位を他歯科医院で抜歯と言われた!
とのことで来院されました。
スライド02

また、上顎右側の一番奥の歯が欠損していました。
この欠損していることで噛めないということも患者様が治療したい
理由の一つになっていました。
スライド03

それでは、実際の状態を見ましょう。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド04

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド05

骨吸収が非常に進行しているのが分かるかと思います。
次に上顎洞です。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。
スライド06

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 を緑色で表示します。
スライド07

それでは、現在の患者様の症状を再度考えていきたいと思います。
まずは、上顎右側の一番奥の歯が欠損しているために噛む場所がない!
次に 上顎の奥歯がグラグラしているので しっかり噛めない、痛い!
ということです。
スライド08

それでは、この奥歯のグラグラしていて 痛い ことの原因は
どのようなことなのでしょうか?
1.上顎右側の奥歯が欠損しているため、欠損部位では噛めないため、
  残っている奥歯に負担が加わっている
2.上顎右側の奥歯は、骨吸収が非常に大きいので、グラグラしている

このようなことが原因として考えられます。
それでは、この上顎右側の奥歯は、治療が可能なのでしょうか?
抜歯しなくても保存可能なのでしょうか?
スライド10

答えとしては、保存は可能です。
しかし、上顎右側の奥歯の骨吸収を 元の状態に回復させることは不可能です。
歯周病の治療の中には、失った骨を再生させる治療があります。
この治療をGTR法
エムドゲイン法 と言います。
ただし、こうした治療法は 魔法の治療ではありません。
骨が元通りの回復するのではありません。
現在の状態では、骨の回復はほとんど無理でしょう。
そのため、上顎右側の奥歯のグラグラを100%改善させることは無理なことです。
スライド11

それでは、上顎右側の奥歯の欠損部には、インプラント治療は可能なのでしょうか?
先程あった骨吸収の状態、上顎洞の存在 等を考えると
現時点ではインプラント治療は不可能です。
スライド12

もし、この部分にインプラントを埋め込むためには、骨の移植手術が必要になります。
骨の移植手術とは、サイナスリフト法(上顎底挙上術) のことです。
私自身もサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行うことはあります。
しかし、可能なかぎり避けたい治療です。
その理由として、かなり大変な治療だからです。
まず、移植を行う骨を 口腔内のどこからか取ってこないといけません。
これが、大変なのです。
また、取ってきた骨を上顎洞の中に挿入する治療も大変です。
治療後に大きく腫れる確立が非常に高く、
治療を受ける患者様にとって非常に大変な治療になります。
そのため、可能であれば、避けたいと考えています。

患者様自身も
『仕事のこともあり、腫れるような大変な治療は行いたくない!』
とのご希望がありました。
スライド14


また、今後の治療計画を立てる際に重要なのが患者様のご希望です。
現在 問題のある歯 や 全体的な患者様のご希望は以下のようなことでした。
1.抜歯にはさほど抵抗はない!
2.将来的に痛みがあったり、トラブルがある治療方法は避けたい!
  延命治療ではなく、将来的に安定した リスクのない治療法を選択したい!
3.上顎右側の奥歯の欠損部も噛めるようになりたい!
というご希望でした。
スライド13


上顎右側の奥歯の欠損部については、骨吸収が著しいので、骨移植を行わないとインプラント治療が不可能であることは先にご説明したとおりです。
しかし、患者様は、骨移植はご希望されていません。
でも、欠損部は、噛めるようにしたい とのご希望があります。
難しいですね。

骨吸収を含めた口腔内の状態、
患者様のご希望
等を考え、以下を抜歯することにしました。
スライド15

そして、2本のインプラントを埋入し、3歯分を作製する
インプラントブリッジという治療計画になりました。
スライド16

具体的には
ソケットリフト法
カンチレバー
という治療法で骨吸収を起こった部位と欠損部の治療を行いました。
スライド17


以下が治療後です。
スライド18


現在メインテナンス(定期検査) にきちんと通われていることもあり、非常に良い状態です。

治療計画というのは、決まった方法があるのではありません。
今回は、患者様の
1.抜歯にはさほど抵抗はない!
2.将来的に痛みがあったり、トラブルがある治療方法は避けたい!
  延命治療ではなく、将来的に安定した リスクのない治療法を選択したい!
3.上顎右側の奥歯の欠損部も噛めるようになりたい!
というご希望を最優先させて治療を行いました。

今回の症例は少し特殊なケースではありましたが、
結果的に 骨移植等の大変な治療を避けて、奥まで歯を作製することが可能になりました。
また、グラグラしていた歯があったために噛めない ということも改善されました。


治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
合計 273.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

次回のインプラント症例ブログは10月24日(木)になります。
来週の木曜日(10月17日)は朝から用事があり、ブログを書けませんので
休みとなります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
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これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2013年10月3日

本日のインプラント症例は休みです

2013年10月 3日(木)です。

本日は朝から忙しく、1日中バタバタしています。
院内のレセプトコンピュターを入れ替える作業を行っています。

レセプトコンピューターとは、
カルテ情報を入力するための、PCのことです。

今までのカルテデータは、業者が移行してくれるのですが、
細かい文章 等は、選別しないといけません。

また、まったく新しくなるため、作業方法も変わりますので、
「慣れ」も必要になります。

そのため、本日の症例報告は休ませていただきます。

昨年から今年にかけて、
レントゲン を入れ替えたり、
オールセラミックの器械 を導入したり、
医院内を だいぶ リニューアルしました。

内装は変わらないので、通院されている患者様には、あまり分からないことが多いかと思いますが、
実はかなり変わっているのです。

新しい機材の導入により、より診療がしやすくなっています。

でも新しい機材にすると
慣れるまで時間がかかるのが大変ですが…

ブログを楽しみにしていた方
すみません!


院長不在案内です。
10月6日(日)
口臭学術講演出席のため院長不在となります。




2013年9月26日

最新インプラント症例:199回目

2013年 9月26日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『199回目のインプラント症例』になります。

患者様は、初診時 上顎に2歯しか歯が存在しない方でした。
早速初診時のレントゲンを見てみましょう。
スライド01

上顎は、右の奥歯 と 左の前歯 だけが残っている状態でした。
この2歯に入れ歯の金具がかかっており、義歯を安定させていました。
しかし、上顎左側の前歯がグラグラしてきたため、来院されました。
診査の結果、この歯は歯根破折 していました。
スライド02

歯根破折しているため、抜歯と診断しました。
歯根破折の症例については前回のブログを始めとして何度も解説してきました。
スライド03

現在患者様は、義歯に対して大きな不満を持っていました。
もちろん義歯(入れ歯)ですから 違和感もありますし、わずらわしさもあります。
特に現在の義歯は、ガタガタしており、食事の際に動いたり、外れたり大変なことでした。
しかし、患者様がもっともご不満としているのが、
審美的な問題でした。
入れ歯を外すと 歯がまったくない状態になるため、
『審美的に恥ずかしい!』という思いがいつもあったようです。
上顎の左側前歯がダメになったこの機会になんとか
この問題(不満)を開始したいとのご希望がありました。
義歯を使用していてご不満がある場合には、義歯でない形態を作成することがもっとも確実な方法です。
具体的には、前歯から奥歯にかけて数本(6〜8本程度)のインプラントを埋入し、
インプラント ブリッジ とする方法です。
インプラント ブリッジ は、完全固定式ですので、元々 歯があった状態に近くまで回復できます。
もちろん取り外し式ではありませんので、違和感もありません。
しかし、歯がほとんどない患者様の場合、インプラント ブリッジ を行うためには さまざまな問題があります。
一つは、治療費用 の問題です。
ある程度の数のインプラントを埋入すると どうしても治療費がかかります。
もう一つは、骨の問題です。
インプラントは、骨の中にチタンでできたネジを埋め込む治療です。
そのため、骨吸収を起こしている場合には、インプラントを埋め込むことが非常に難しくなります。
このことは、このブログをいつもご覧になっている方は良く分かることですね。
骨吸収についてお分かりにならない方は以下の参考診療をご覧になって下さい。
いつもこのブログを読まれている方は飛ばして下さい。
  1.歯根破折
  2.歯がないまま長期間そのままになっている
  3.歯周病
今回ご紹介する患者様も骨吸収がかなり起こっていました。
これも いつもと同じように骨吸収の状態を線で書いてみました。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
黄色線は、鼻腔です。
鼻の穴です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド04

もっと分かりやすくするために色で表してみましょう。
赤色の部分は、骨吸収した部分で、
緑色は空洞(上顎洞)です。
黄色も空洞です。
スライド05

このレントゲンから奥歯には骨がほとんど存在しないことが分かるかと思います。
この診査の結果、入れ歯でない インプラント ブリッジ をご希望される場合には、
骨吸収の大きい奥歯にもインプラントを埋入する必要性があることをお話しました。
しかし、先程のレントゲンでも分かるように 奥歯は骨吸収が非常に大きいので、
骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) が必要であることを説明しました。
しかし、患者様は 『大変な治療は避けたい!』との希望がありましたので、奥歯の部分にインプラントを埋入することは断念しました。
また、治療費 の問題もありました。
患者様の一番のご希望としては、
『入れ歯を外した状態でも前歯がきちんとある(見える)状態になりたい!』
ということです。
さらに奥歯は
『入れ歯でも良いが きちんと噛めるようにしたい!』
というご希望もありました。
骨吸収の問題もあり、かなり難しいご希望です。
ただし、決定的なのは、奥歯にはインプラントを埋入せず、前歯を固定式にすることです。
以下のレントゲンのような範囲にのみインプラントを埋入することが必要です。
スライド06

白い線の外側は 骨吸収があるため、インプラントを埋入することはしません。
前歯の骨がある程度存在する部位のみにインプラントを埋入します。
そして、奥歯は義歯(入れ歯)を作成する治療計画にしました。
一般敵には、このような方法はあまり行わないのですが…

次に問題となるのは、インプラントの埋入本数です。
上顎の前歯部は、6歯分が欠損しています。
6歯の欠損を支えるために必要なインプラントの本数は何本かということです。
一般敵に 欠損数の半分程度のインプラントを埋入します。
例えば、歯が4歯欠損していれば必要なインプラントは2本です。
歯が6歯欠損していれば3本のインプラントが必要です。
ただし、これは決まっているものではありません。
埋入するインプラントの長さにも大きく関係します。
長いインプラントが埋入できれば、少ないインプラントの本数でも大丈夫ですが、
短いインプラントしが埋入できない場合には、インプラントの本数を増やすことが必要です。
今回の場合、奥歯の義歯(入れ歯)を支えることが必要ですし、
場合によっては、義歯を使用しない可能性もあります。
義歯を使用しなければ、インプラントを行った前歯のみに負担もかかります。
何本が良いのか悩むところです。
もちろん治療費さえ考えなければ、インプラントの本数は多い方が良いのです。

もう一つ問題なのが、治療期間中です。
上顎の前歯部にある『歯根破折した歯を先に抜歯したくない!』とのご希望がありました。
つまり、歯根破折した上顎の前歯部は、義歯を支えている大切な歯です。
これを抜歯すると義歯の安定が得られません。
もし、インプラント治療に先立ちこの歯を抜歯してしまうと
入れ歯はまったく安定しなくなってしまいます。
そのことから上顎の前歯部は抜歯しないで 先にインプラントを埋入し、
インプラントと骨が安定(くっついた)後に抜歯することにしました。
治療する側としては、さらに問題が大きくなりました。

さて、先程の話に戻りますが、必要なインプラントの本数です。
スライド07

2本はちょっと厳しいです。
スライド08

一般的に3本であれば問題ありませんが、義歯を固定することを考えば問題がある可能性もあります。
スライド09

最終的には4本のインプラントを埋入し、インプラントブリッジとし、奥歯の義歯の固定もかねました。
以下が治療後です。
スライド10

上顎左側の犬歯部は、後(インプラント埋入後)から抜歯する必要性があっため、
カンチレバー という方法をとりました。

この治療方法により、入れ歯を外した状態でも歯がないように見えることはありません。
また、奥歯にインプラントを埋入しないことで、骨移植 等の難しい(大変な)治療を避けることもできました。
また、患者様のご希望をかなえる範囲で最小限の治療費ですみました。
私たち歯科医師が結果だけをみれば、100%とは言えない方法です。
奥歯も骨移植をし、インプラントを埋入した方がより安全性が高い治療です。
また、前歯部を固定式(インプラントブリッジ)にせず、アタッチメント義歯 という方法もあります。
しかし、これらの方法では患者様のご希望をかなえることはできません。
将来的な安全性(安定性)、患者様のご希望といった中で考えた結果がこの治療方法です。
下顎左側の天然歯のブリッジは、治療費の削減もあり保険診療で行ってあります。
治療費を可能なかぎり抑えることが治療計画を立てる歯科医師として重要なことです。

次回からのインプラント症例でも 単にインプラントを埋入したという症例ではなく、
さまざまな問題点や治療に祭し工夫した症例等をご紹介したいと思います。
このような症例をご紹介することで患者様がもっといるさまざまなご不安を取り除くことにもつながると思います。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
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治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
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当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

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  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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2013年9月19日

最新インプラント症例:198回目

2013年 9月19日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『198回目のインプラント症例』になります。

先週は福岡で開催された日本口腔インプラント学会に参加してきました。
さまざまな発表がありましたが、私が主に見ていたのは
新しい治療法というよりも
インプラント治療後のトラブルや
インプラントの長期経過 や
インプラント治療の将来像
といった内容です。

私がインプラント治療を始めたのが1999年です。
そのため、長期症例といってもまだ15年も経っていません。

今後20年、30年と経過をしていくなかで、
どのようなことが考えられるのか?
等をしっかりと見据えていくことが大切であると思います。

その一つとして、インプラント周囲炎という問題があります。
これは歯周病細菌がインプラントにも感染することで
インプラントが歯周病と同じような状態になってしまうことです。

現実問題として、現在この「インプラント周囲炎」という問題が多く起こっていることが報告されています。

インプラント周囲炎にならないためには、
インプラント治療前に徹底して歯周病の治療を行うことは当然のことであり、
インプラント治療後にも十分なケアーを行うことが必要です。

こうしたことはインプラント治療前に患者様に十分説明し、ご理解していたくことが大切です。

このようにインプラント治療は、100%の治療ではありませんので、
治療後にも問題が生じる可能性があります。

せっかく行った治療ですから長期的に維持できるようにすることが大切です。

それでは症例になります。

本日の症例は前回の続きです。

前回の続きから始めてしまうと 前回のブログを見られていない方は
分からないと思いますので、
前回の話しから始めたいと思います。

今回の症例のテーマは「継続的な治療の変化」です。
当医院に来院される方の多くは、歯が欠損しているために、
「インプラント治療を行いたい」
とのご希望を持っています。
しかし、単に歯が欠損している部位だけを考えて治療を行うと
さまざまな問題が起こってきます。
具体的には、「残っている歯の状態」や「歯がなくなった原因」
を考えることが重要なのです。

特に悪い状態の歯が多い場合には、治療計画は難しくなります。
欠損している部位の周囲に状態の悪い歯があった場合、
単に欠損部のみにインプラントを埋入しても
インプラント治療後に 周囲の歯がダメになってしまった場合には、
新たにインプラントを追加埋入することが必要になってしまいます。
歯がダメになるたびに つぎつぎとインプラントの追加治療となってしまうのです。
そのため、将来性の低い歯が存在する場合には、単に欠損を見るだけでなく、
周囲の歯(口腔内全体)を見て考えることが重要なのです。

また、患者様ご自身が 
「どのようなことが問題なのか?」
「なにを希望されているのか?」
等を考えることが必要なのです。
単に歯がない部位にインプラントを埋め込めば良いということではありません。

それでは、本日の症例を見ながら解説していきましょう。

以下が初診時のレントゲンになります。
患者様は、まだ40歳の方です。
下顎は、ほとんどの歯は残っていますが、
上顎では残っている歯は、3歯だけです。
その他の歯はありません。
30歳代の10年間に 上顎の ほとんどを抜歯したそうです。
スライド01

患者様が来院された理由は、
「上顎の前歯が取れた!」
とのことでした。
スライド02

差し歯が取れた上顎前歯部の歯は、歯根破折 していました。
歯根破折の症例については、このブログでも良く紹介するケースです。
歯根破折 は、神経がない歯で起こります。
神経のない歯は、非常に脆く、通常の噛む力でも折れたりすることが高頻度で起こります。
折れた場所にもよりますが、歯根破折 した場合には抜歯となります。
スライド03

この患者様を治療する場合、
さまざまなことを考える必要性があります。
一つは、神経のない歯が非常に多いというこです。
以下の赤丸(●印)が神経がない歯です。
スライド04

ほとんどの歯が神経がありません。
40歳でこの状態ですから、このまま50歳、60歳…と考えると非常に心配な方です。
また、神経がない歯が多いことだけが、問題なのではありません。
患者様の口腔内を見ると 歯の噛む面が大きく磨り減っているのです。
こうした場合、患者様は、歯ぎしり や くいしばり を行っているのです。
歯ぎしり や くいしばり による力は非常に強いものです。
歯ぎしり や くいしばり だけで歯がダメになることもかなりあります。
特に今回の患者様のように神経がない歯が多い場合には、歯根破折 のリスクが高くなります。
また、虫歯のリスクも高いことが分かりました。
1.神経のない歯が非常に多い!
2.虫歯のリスクが高い!
3.歯ぎしり や くいしばりの既往がある!
等を考えると将来性は非常に厳しいでしょう。
特に40歳という年齢を考えると今後が心配です。
スライド05

治療計画については後で解説しますが、
まずは、現在の状態から始めましょう。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド06

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド07

奥歯では、骨吸収が非常に起こっていることが分かると思います。
次に上顎洞です。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。
スライド08

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 を緑色で表示します。
スライド09

それでは、このような状態でどのような治療計画が良いかということです。

まずは、口腔内の状態から考えましょう
1.神経のない歯が非常に多い!
2.虫歯のリスクが高い!
3.歯ぎしり や くいしばりの既往がある!
このことからも残っている歯の将来性は、低いことが考えられます。

患者様のご希望はどうでしょうか?
1.神経のない歯は将来性が低いのは分かるが、抜歯は避けたい!
2.欠損部を全てインプラント治療を行うには、費用的に難しい!
3.上顎の義歯は、できれば入れ歯ではないようにしたいが、
  使用していて どうしても義歯ができない状態ではない!
4.現在、義歯を固定するための金属の金具が嫌!
5.会話中に義歯が取れやすい!
  接客業をしているため、もっと取れにくいようにしてほしい!
このようなご希望です。
スライド10


問題点はいっぱいありますが、まず考えていかなければならないことは、
上顎がきちんと噛めるようにすることです。
その際に大きなポイントになるのが、現在残っている上顎左側の前歯部です。
おそらくこの歯は、近い将来にはダメになることが考えられます。
上顎左側の前歯部は、
  神経がない!
  虫歯のリスクが高い!
  歯ぎしり や くいしばりの既往がある!
ということ以外にも、義歯の金具がかかっている歯であるため、
負担がくわわりやすいのです。
先にもご説明したように患者様は、初診時の時点で40歳です。
そして、30代からの10年間で上顎のほとんどの歯を失ってきました。
このことからも現在残っている上顎の数本の歯がづっと問題なく残っていくこと自体が
考えにくいのです。
上顎の前歯部は、今後ダメになることを考えて 治療計画を立てることが重要になります。

上記のようなことから治療プランは、以下のようになりました。
抜歯はいっさい行わずに、上顎に3本のインプラントを埋入します。
スライド11

この3本のインプラントにアタッチメントという金具を装着します。
スライド12

この治療方法をアタッチメント義歯と言います。
インプラントブリッジのように固定式ではありません。
義歯(入れ歯)ですから、取り外し式です。
しかし、インプラントと義歯(入れ歯)は、アタッチメントという金具で強固に固定されますので、
会話をして落ちてくることはありません。
今までの義歯では考えられないような安定が得られます。
また、アタッチメントと義歯が直接固定されるため、義歯には金属の金具がつきません。
審美的に非常に優れています。
さらにインプラントを複数埋入して行う インプラントブリッジ と比較すると
費用が圧倒的に抑えられます。
また、他にも今回のケースの場合には利点があります。
もし、残っている上顎前歯部がダメになった場合には、
現在のアタッチメント義歯に抜歯した部位を足すことができます。
新しく義歯を作製したり、再治療を行う必要性はありません。
抜歯した部位に歯を追加するだけです。
修理自体は、数十分あれば十分できる治療です。

残っている歯の将来性、
患者様のご希望
を考えての治療計画です。

以下がインプラント治療後(アタッチメント義歯)です。
スライド14

患者様は、今までの義歯と比較して非常に安定した状態になり、
義歯を固定するための金具もないため、
非常に喜んでいらっしゃいました。

ただし、これで問題が解決したのではないのです。
始めにも解説しました
神経がない歯が多いこと!
虫歯のリスクが高いこと!
歯ぎしり等の問題があること!
これからのことから次々とトラブルが起こっていったのです。

ここまでが前回のブログでした。

患者様は、アタッチメント義歯に非常に満足していただけましたが、

「もっともっと良い状態になりたい!」
「もっと 噛めるようになりたい!」
「入れ歯でなかったら もっと快適になるはず!」
とのご希望がさらに強くなっていきました。
その結果、完全固定式のインプラントブリッジをご希望されました。

義歯自体は、さほど違和感があるわけではありませんでしたが、
なんとか固定式にして、もっと良い状態になりたい
とのご希望がありましたが、治療費の問題がありました。
そこで、まず 上顎右側に2本のインプラントを追加して右側だけでも
固定式にしたいとのご希望がありました。
上顎左側については、時期をずらして
インプラントが可能な時期になったら再度考えたいとのことでした。
そこで、現在ご使用されている アタッチメント義歯を使用したままの状態で
上顎右側に2本のインプラントを追加することにしました。
スライド16

4本のインプラントで8歯分の被せ物を固定する インプラントブリッジです。
スライド17

以下がインプラントブリッジの治療が終了した後です。
スライド18

患者様は、アタッチメント義歯になった時にもかなり喜ばれていましたが、
固定式のインプラントブリッジになった時には、本当に感激されていました。
現実的には、上顎左側の奥歯に歯はありませんが、
固定式になった感激は相当なことだったのでしょう。
スライド19


しかし、上記のレントゲンからも分かるように 下顎の左側の奥から2番目の歯がありません。
これは、神経のない歯が歯根破折 を起こしたため、抜歯したのです。
また、他の歯にも問題が起こっていました。
スライド20

この症例の始めにも解説したように患者様は、さまざまなリスクを抱えています。
 神経がない歯が多い!
 虫歯のリスクが高い!
 歯ぎしり や くいしばりの既往がある!
ということです。
この歯根破折 を起こした歯は抜歯後に
欠損の両側の歯を削りブリッジとなりました。
インプラント治療費は費用的に難しかったのです。
ブリッジは保険であれば、15.000円程度(3割負担の場合)になります。
ただし、このブリッジには 問題が一つあります。
それは、下顎左側の一番奥歯は、神経がない歯です。
これはリスクが高いと言えます。
しかし、現時点でこの欠損部に治療費をかけることは良いことではありません。
その理由として、残っている上顎前歯部のことです。
上顎前歯部は、神経がない歯であり、歯ぎしりの既往等から考えても将来的には
ダメになる可能性があります。
左側の奥歯と 上顎の前歯部 のどちらがインプラント治療が必要かということを考えた場合、
優先順位としては、上顎前歯部であると思います。
そんな状態が暫く続きメインテナンス(定期検査) を行っていた時です。
ついに上顎前歯部が取れてきました。
スライド21

幸運なことに歯根破折 は起こしていませんでした。
そのため、この歯の土台からきちんと治療をやり直して被せ物を装着しました。

今回の症例は、あまり良い経過の症例ではありませんでした。
しかし、このようなリスクを抱えている患者様は、かなりいらっしゃいます。
理想的には、将来性の低い歯は無理して残すより、
抜歯を行ってからインプラントを埋入した方が結果的に
治療を繰り返すことがなく、治療費の削減にもなります。
しかし、理想的な治療を始めの段階から全て行うことは治療費 等のことを考えても難しいことがあります。

今回のように長い年月の間には、治療計画が変更になったり、
追加の治療を行うような症例もあります。
そのため、将来的に起こりうることを患者様にきちんとご説明することが重要であると考えています。

今回の症例のテーマは「継続的な治療の変化」でした。

この患者様はこの後も問題が次々に起こりました。
この症例の続きは今後アップしていきたいと思います。

次回のインプラント症例は、9月26日(木)になります。


治療費

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




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何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2013年9月12日

最新インプラント症例:197回目

2013年 9月10日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『197回目のインプラント症例』になります。

始めに9月の休診の案内です。

9月14日(土) 午後  院長不在
  (日本口腔インプラント学会出席のため)

9月15日(日) 休診
  (日本口腔インプラント学会出席のため)


本日の症例は前回の続きです。(再アップケース)
前回の続きから始めてしまうと 前回のブログを見られていない方は
分からないと思いますので、
前回の話しから始めたいと思います。

今回の症例のテーマは「継続的な治療の変化」です。
当医院に来院される方の多くは、歯が欠損しているために、
「インプラント治療を行いたい」
とのご希望を持っています。
しかし、単に歯が欠損している部位だけを考えて治療を行うと
さまざまな問題が起こってきます。
具体的には、「残っている歯の状態」や「歯がなくなった原因」
を考えることが重要なのです。

特に悪い状態の歯が多い場合には、治療計画は難しくなります。
欠損している部位の周囲に状態の悪い歯があった場合、
単に欠損部のみにインプラントを埋入しても
インプラント治療後に 周囲の歯がダメになってしまった場合には、
新たにインプラントを追加埋入することが必要になってしまいます。
歯がダメになるたびに つぎつぎとインプラントの追加治療となってしまうのです。
そのため、将来性の低い歯が存在する場合には、単に欠損を見るだけでなく、
周囲の歯(口腔内全体)を見て考えることが重要なのです。

また、患者様ご自身が 
「どのようなことが問題なのか?」
「なにを希望されているのか?」
等を考えることが必要なのです。
単に歯がない部位にインプラントを埋め込めば良いということではありません。

それでは、本日の症例を見ながら解説していきましょう。

以下が初診時のレントゲンになります。
患者様は、まだ40歳の方です。
下顎は、ほとんどの歯は残っていますが、
上顎では残っている歯は、3歯だけです。
その他の歯はありません。
30歳代の10年間に 上顎の ほとんどを抜歯したそうです。
スライド01

患者様が来院された理由は、
「上顎の前歯が取れた!」
とのことでした。
スライド02

差し歯が取れた上顎前歯部の歯は、歯根破折 していました。
歯根破折の症例については、このブログでも良く紹介するケースです。
歯根破折 は、神経がない歯で起こります。
神経のない歯は、非常に脆く、通常の噛む力でも折れたりすることが高頻度で起こります。
折れた場所にもよりますが、歯根破折 した場合には抜歯となります。
スライド03

この患者様を治療する場合、
さまざまなことを考える必要性があります。
一つは、神経のない歯が非常に多いというこです。
以下の赤丸(●印)が神経がない歯です。
スライド04

ほとんどの歯が神経がありません。
40歳でこの状態ですから、このまま50歳、60歳…と考えると非常に心配な方です。
また、神経がない歯が多いことだけが、問題なのではありません。
患者様の口腔内を見ると 歯の噛む面が大きく磨り減っているのです。
こうした場合、患者様は、歯ぎしり や くいしばり を行っているのです。
歯ぎしり や くいしばり による力は非常に強いものです。
歯ぎしり や くいしばり だけで歯がダメになることもかなりあります。
特に今回の患者様のように神経がない歯が多い場合には、歯根破折 のリスクが高くなります。
また、虫歯のリスクも高いことが分かりました。
1.神経のない歯が非常に多い!
2.虫歯のリスクが高い!
3.歯ぎしり や くいしばりの既往がある!
等を考えると将来性は非常に厳しいでしょう。
特に40歳という年齢を考えると今後が心配です。
スライド05

治療計画については後で解説しますが、
まずは、現在の状態から始めましょう。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド06

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド07

奥歯では、骨吸収が非常に起こっていることが分かると思います。
次に上顎洞です。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。
スライド08

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 を緑色で表示します。
スライド09

それでは、このような状態でどのような治療計画が良いかということです。

まずは、口腔内の状態から考えましょう
1.神経のない歯が非常に多い!
2.虫歯のリスクが高い!
3.歯ぎしり や くいしばりの既往がある!
このことからも残っている歯の将来性は、低いことが考えられます。

患者様のご希望はどうでしょうか?
1.神経のない歯は将来性が低いのは分かるが、抜歯は避けたい!
2.欠損部を全てインプラント治療を行うには、費用的に難しい!
3.上顎の義歯は、できれば入れ歯ではないようにしたいが、
  使用していて どうしても義歯ができない状態ではない!
4.現在、義歯を固定するための金属の金具が嫌!
5.会話中に義歯が取れやすい!
  接客業をしているため、もっと取れにくいようにしてほしい!
このようなご希望です。
スライド10


問題点はいっぱいありますが、まず考えていかなければならないことは、
上顎がきちんと噛めるようにすることです。
その際に大きなポイントになるのが、現在残っている上顎左側の前歯部です。
おそらくこの歯は、近い将来にはダメになることが考えられます。
上顎左側の前歯部は、
  神経がない!
  虫歯のリスクが高い!
  歯ぎしり や くいしばりの既往がある!
ということ以外にも、義歯の金具がかかっている歯であるため、
負担がくわわりやすいのです。
先にもご説明したように患者様は、初診時の時点で40歳です。
そして、30代からの10年間で上顎のほとんどの歯を失ってきました。
このことからも現在残っている上顎の数本の歯がづっと問題なく残っていくこと自体が
考えにくいのです。
上顎の前歯部は、今後ダメになることを考えて 治療計画を立てることが重要になります。

上記のようなことから治療プランは、以下のようになりました。
抜歯はいっさい行わずに、上顎に3本のインプラントを埋入します。
スライド11

この3本のインプラントにアタッチメントという金具を装着します。
スライド12

この治療方法をアタッチメント義歯と言います。
インプラントブリッジのように固定式ではありません。
義歯(入れ歯)ですから、取り外し式です。
しかし、インプラントと義歯(入れ歯)は、アタッチメントという金具で強固に固定されますので、
会話をして落ちてくることはありません。
今までの義歯では考えられないような安定が得られます。
また、アタッチメントと義歯が直接固定されるため、義歯には金属の金具がつきません。
審美的に非常に優れています。
さらにインプラントを複数埋入して行う インプラントブリッジ と比較すると
費用が圧倒的に抑えられます。
また、他にも今回のケースの場合には利点があります。
もし、残っている上顎前歯部がダメになった場合には、
現在のアタッチメント義歯に抜歯した部位を足すことができます。
新しく義歯を作製したり、再治療を行う必要性はありません。
抜歯した部位に歯を追加するだけです。
修理自体は、数十分あれば十分できる治療です。

残っている歯の将来性、
患者様のご希望
を考えての治療計画です。

以下がインプラント治療後(アタッチメント義歯)です。
スライド14

患者様は、今までの義歯と比較して非常に安定した状態になり、
義歯を固定するための金具もないため、
非常に喜んでいらっしゃいました。

ただし、これで問題が解決したのではないのです。
始めにも解説しました
神経がない歯が多いこと!
虫歯のリスクが高いこと!
歯ぎしり等の問題があること!
これからのことから次々とトラブルが起こっていったのです。

ここまでが前回のブログでした。

患者様は、アタッチメント義歯に非常に満足していただけましたが、

「もっともっと良い状態になりたい!」
「もっと 噛めるようになりたい!」
「入れ歯でなかったら もっと快適になるはず!」
とのご希望がさらに強くなっていきました。
その結果、完全固定式のインプラントブリッジをご希望されました。

義歯自体は、さほど違和感があるわけではありませんでしたが、
なんとか固定式にして、もっと良い状態になりたい
とのご希望がありましたが、治療費の問題がありました。
そこで、まず 上顎右側に2本のインプラントを追加して右側だけでも
固定式にしたいとのご希望がありました。
上顎左側については、時期をずらして
インプラントが可能な時期になったら再度考えたいとのことでした。
そこで、現在ご使用されている アタッチメント義歯を使用したままの状態で
上顎右側に2本のインプラントを追加することにしました。
スライド16

4本のインプラントで8歯分の被せ物を固定する インプラントブリッジです。
スライド17

以下がインプラントブリッジの治療が終了した後です。
スライド18

患者様は、アタッチメント義歯になった時にもかなり喜ばれていましたが、
固定式のインプラントブリッジになった時には、本当に感激されていました。
現実的には、上顎左側の奥歯に歯はありませんが、
固定式になった感激は相当なことだったのでしょう。
スライド19


しかし、上記のレントゲンからも分かるように 下顎の左側の奥から2番目の歯がありません。
これは、神経のない歯が歯根破折 を起こしたため、抜歯したのです。
また、他の歯にも問題が起こっていました。
スライド20

この症例の始めにも解説したように患者様は、さまざまなリスクを抱えています。
 神経がない歯が多い!
 虫歯のリスクが高い!
 歯ぎしり や くいしばりの既往がある!
ということです。
この歯根破折 を起こした歯は抜歯後に
欠損の両側の歯を削りブリッジとなりました。
インプラント治療費は費用的に難しかったのです。
ブリッジは保険であれば、15.000円程度(3割負担の場合)になります。
ただし、このブリッジには 問題が一つあります。
それは、下顎左側の一番奥歯は、神経がない歯です。
これはリスクが高いと言えます。
しかし、現時点でこの欠損部に治療費をかけることは良いことではありません。
その理由として、残っている上顎前歯部のことです。
上顎前歯部は、神経がない歯であり、歯ぎしりの既往等から考えても将来的には
ダメになる可能性があります。
左側の奥歯と 上顎の前歯部 のどちらがインプラント治療が必要かということを考えた場合、
優先順位としては、上顎前歯部であると思います。
そんな状態が暫く続きメインテナンス(定期検査) を行っていた時です。
ついに上顎前歯部が取れてきました。
スライド21

幸運なことに歯根破折 は起こしていませんでした。
そのため、この歯の土台からきちんと治療をやり直して被せ物を装着しました。

今回の症例は、あまり良い経過の症例ではありませんでした。
しかし、このようなリスクを抱えている患者様は、かなりいらっしゃいます。
理想的には、将来性の低い歯は無理して残すより、
抜歯を行ってからインプラントを埋入した方が結果的に
治療を繰り返すことがなく、治療費の削減にもなります。
しかし、理想的な治療を始めの段階から全て行うことは治療費 等のことを考えても難しいことがあります。

今回のように長い年月の間には、治療計画が変更になったり、
追加の治療を行うような症例もあります。
そのため、将来的に起こりうることを患者様にきちんとご説明することが重要であると考えています。

今回の症例のテーマは「継続的な治療の変化」でした。


治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。


次回のインプラント症例ブログは9月19日(木)になります。



当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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