最新インプラント症例ブログ

2009年7月13日

格安インプラントは本当に大丈夫か?:その2

7/13(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『格安インプラントは本当に大丈夫か?:その2』になります。


前回、『安価インプラント』について その実情の一つをお話しました。

本日も続きになりますが、先にお話しておきたいのが、
このテーマである『安価インプラント』が 決して悪いということではありません。

ただし、原価の安いインプラント(メーカー)は、その基礎的な研究や 臨床での長期的データが不十分なため、十分信頼できるレベルには 達していないのです。

また、実際には、設定された治療費以外にも 多くの追加費用が加算される可能性もある ということが前回までのお話でした。

本日は、追加費用の現状について詳細を解説します。

まず、検査費用ですが、インプラントの検査費用が インプラントの治療費の中に含まれている場合と
そうでない場合があります。

次に、インプラント手術費用があります。
多くの歯科医院では、手術費用は、インプラント本体の費用に含まれているものですが、
インプラント本体以外に手術費用が加算されることもあります。
例えば、インプラント1本10万円とします。
しかし、手術費用が5万円という歯科医院もあり、合計すると15万円になります。

次に『2次手術』に関する費用です。
まず、『2次手術』とはなにか?
という話しからしたいと思います。
インプラントの手術方法には、1回法と2回法があります。

1回法は、インプラントを埋込んだ時に インプラントの上部が 歯肉の上に見えます。
見える部分は、インプラントのです。
この蓋は、型を取る段階で、取り外します。
蓋を取ると内部に土台を装着する穴があいています。
この穴に被せ物を維持させるための土台がつくのです。
この土台のことを専門用語で『アバットメント』と言います。

アバットメント等の詳細については、以下を参考にして下さい。
   インプラントの構造

つまり、1回法とは、1回の手術のみで終了するため、1回法と言います。

次に2回法ですが、インプラントを骨内に埋込む段階で インプラント自体を全て 歯肉の中に埋込んでしまいます。
手術後に口腔内を見ても インプラント自体は、まったく見えません。
歯肉の中に埋まってしまっているのですから。
そして、型を取る段階で、埋まってしまったインプラントを見える状態にする必要性があります。
再度歯肉を切開し、埋まっていた蓋』を取り外し、型を取ります。
つまり、2回の手術が必要なため、2回法と言います。

以下が、1回法と2回法の解説図です。
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クリックすると拡大されます。


話は戻りますが、この2回法の手術時に費用が追加加算されることがあります。


次に、先程もありましたが、インプラントの土台(アバットメント)です。
多くの歯科医院では、土台(アバットメント)は、インプラントの埋入費用もしくは、セラミック等の被せ物に含まれていますが、別途費用がかかることがあります。
土台(アバットメント)の費用が別途かかる場合、その費用は、歯科医院にもよりますが、2〜5万円程度です。


次に仮歯です。
仮歯の費用も別途かかる歯科医院も多くあります。
1歯分で、2.000円ぐらいのところから5.000円以上かかるところもあります。

次にインプラント手術と同時に行う 骨の増大法(GBR法)ソケットリフト法 等の治療費が加算される歯科医院も多くあります。
その費用は、状況等によっても違いますが、3〜10万円程度になります。


今回のテーマである『安価インプラント』ですが、
どうしても、インプラント自体の費用が安いために、上記のように
・検査費用、
・手術費用、
・2次費用、
・土台(アバットメント)費用、
・仮歯の費用、
・骨増大治療(GBR法)、ソケットリフト法 
等の費用を加算することによりトータルで つじつまを合わせていることもあります。

『安いから…』と来院された歯科医院であっても
結果的には、当初思っていた費用以上にかかったというケースも少なくありません。
治療前にきちんとした見積りを立ててもらうことが大切です。


ちなみに当医院では、以下の費用は、無料(インプラントの治療費の中に含まれています)です。
・手術費用、
・2次手術費用、
・土台(アバットメント)の費用、
・仮歯の費用、
・ソケットリフト法、
・GBR法(インプラントの同時で、骨吸収が中程度までの場合)、
・治療経過のレントゲン費用、
・インプラントに関わる薬  全ての費用

費用の詳細は、以下を参考にして下さい。
  インプラントの治療費


次回のブログは7/9(木曜日)になります。
次回は、『安価インプラントのさらなる秘密』について解説します。



今週(7/10〜12)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

昨日は、インプラントの埋入本数が多い手術が多かったです。

午前中は、6本を同時に埋入したケースと
午後は、12本を同時に埋入したケースでした。

インプラントの埋入本数が多い場合、
手術方法には、今回のように まとめて埋入する場合と
何回かに分けて行う場合があります。

どちらの方法を行うかは、患者様のご希望により決定します。

何度も手術を行えば、治療回数、治療期間も長くなります。
しかし、一度に多くのインプラント埋入を行えば、手術後の腫れ等も大きくなります。
どちらの方法が良いということではありません。
患者様のご希望によります。

さて、インプラントの埋入本数も多かったのですが、
骨の状態も良くありませんでした。
骨吸収が大幅に起っていたのです。

特に上顎の奥歯では、骨の高さが3ミリ程度しか存在していない状態でした。

そのため、
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法
リッジエクスパンジョン法
インプラントの傾斜埋入
PRP法
を行いました。

やれることは全て行ったという状況でした。

かなり大変な治療でした。

治療時間も2時間、麻酔を含めると3時間以上の時間が かかりました。

麻酔は、全てのケースで静脈内鎮静法 で行いました。
治療時間は長いですが 患者様は、治療中(静脈内鎮静中)は完全に寝ている状態ですので、ご不安や痛み等もまったくなく行えます。

使用したインプラントは、 ストローマンインプラント(ITIインプラント)
アンキロス インプラント の2種類のインプラントを使用しました。
前歯部には、アンキロス インプラント
奥歯には、 ストローマンインプラント(ITIインプラント)です。



今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約4〜5ヶ月後に型を取ります。

今回は骨の状況が悪かったので、通常よりも骨と結合(くっつく)期間が長くなります。

GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法
リッジエクスパンジョン法
インプラントの傾斜埋入
PRP法 の費用は、インプラントの費用の中に含まれています。



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2009年7月9日

格安インプラントは本当に大丈夫か?:その1

7/9(木曜日)です。
今日は、『安いインプラントは大丈夫?』という話です。

最近、インターネット等で非常に安いインプラントを見ます。
『激安インプラント!』
『格安インプラント!』
という広告を時々見ます。
これは、どうなのでしょうか?

安くて良ければ、良いのですが…

本日から数回に分けてこのような『格安インプラントは本当に大丈夫か?』について解説していきたいと思います。

近年 インプラント治療を受けられる患者様は、急増しております。
また、インプラントの成功率(10年予後)についても多くの論文では、
95%以上と高い成功率が報告されています。
しかし、こうした成功率のデータは、全てのインプラント(メーカー)に当てはまるわけではありません。
世界中には、100種類以上のインプラントが存在してます。
日本国内だけでも30〜40社程度のインプラント・システム(メーカー)が使用されています。
その中には、基礎研究データ、臨床データ 等がほとんどなく、
インプラントの歴史も販売されてから2〜3年しかたっていないインプラントメーカーも数多く存在し、
インプラント本体の原価が非常に安いインプラントメーカーもでてきています。

(当医院にもメーカーからの売り込みで、『市価の1/3以下で販売可能です!』という話もありましたが、安いからといって 聞いたこともない 信頼性のない インプラントメーカーを購入することは決してありません。)

インプラント本体の原価が下がれば、患者様に供給する治療費も安くなるため、良い点もあります。
製造するメーカーサイドからすれば、基礎研究等の開発費がかからなければ、
販売原価をさげることができます。
しかし、医療は、販売業ではありませんので、きちんとした基礎データを持ち合わせていなかったり、
臨床での長期的な成功データがない インプラントメーカーを使用するわけにはいきません。

世界中で、その歴史、基礎研究、臨床実績より、最も信頼されているインプラントとして、
『世界3大インプラント』が挙げられます。
・I T Iインプラント(ストローマンインプラント):スイス製
・ブローネマルク・インプラント:スウェーデン製
・アストラ・インプラント:スウェーデン製
です。

I T Iインプラント(ストローマンインプラント)は、1974年から臨床に応用されており、
ブローネマルク・インプラントは、1965年から臨床に応用されています。
2009年現在、世界50カ国以上の国々で1000万人以上の患者様に使用されています。
治療を受けた患者様の中には、すでに45年以上経過した症例もあります。

上記の2つのインプラントシステムが最も歴史が長いインプラントになります。
当医院では、I T Iインプラント(ストローマンインプラント)を主に使用しています。
主と言いますのは、I T Iインプラント(ストローマンインプラント)が適していないケースも存在するからです。
I T Iインプラント(ストローマンインプラント)が適していない症例とは、歯肉の厚みが薄かったり、
骨吸収の大きい前歯部です。
このようなケースでは、アンキロス インプラント(ドイツ製)を使用しています。
アンキロス インプラントは、審美部位での成果や基礎研究、臨床データからそのシェアーは、急速に増大しており、世界中の歯科医師の信頼を得ているインプラントシステムです。

最近、インプラントの費用が非常に安い ということを広告している歯科医院も
あります。
こうした歯科医院には、いくつかの理由があります。
一つは、原価の安いインプラントメーカーを使用していることです。
先程の話です。

確かに原価の安いインプラントを使用すれば、治療費も大幅に抑えられます。
しかし、そのインプラントがどれだけ信頼性があるかどうかです。

もし、『激安インプラント』を使用しても
『世界3大インプラント』とその成功率が変わらなければ、
誰も高いインプラントメーカーを使用することはありません。
私自身もできるならば、原価の安いインプラントを使用したいと思っています。
しかし、私は、基礎研究がきちんとしていなかたり、臨床データがきちんとしていない インプラントを使用することは絶対にありません。

例えば、レストランで使用する材料費を抑えようとすれば、
食材(材料)を安く仕入れることが基本です。
大量の食材を原価の安い海外から輸入することも一つの方法ですし、
海外から加工した食品を仕入れることが可能であれば、日本での人権費等も削減できます。
しかし、その輸入する食品がどのような行程のもと、製造されているのか?
衛生環境等の安全性は大丈夫か?
等 を十分考えなければなりません。
安ければ何でも良いわけではありません。

私達もインプラントを選択する場合には、同様のことを考えます。
先程も書きましたようにまず、製品の信頼性です。

世界3大インプラントは、安価なインプラントと比較すると 
その材料費は、3倍も4倍もかかります。(もっとかかることもあります)

本当に安価なインプラントが変わらない製品品質であれば、
ほとんどの歯科医師は、安価なインプラントを使用するでしょう。

しかし、インプラントの専門医であったり、インプラントの経験年数が長い先生や
歯科医師の中で著名なインプラントの先生等は、そうした安価なインプラントを使用していることは
ほとんどありません。

ただし、これは、安価なインプラントが決してダメ という話ではありません。
現段階では、まだ信頼できるデータがないだけです。
もしかすると将来的には、そうした安価なインプラントが
歯科医師の中でメイン(主)なインプラントになるかもしれません。

しかし、現時点では、きちんとしたデータがあるインプラントを選択することが
正しい医療と言えます。

まとめますと、安価なインプラントの治療費の裏には、必ずといってもいい程
安価なインプラントを使用していることが多いのです。
そうでなければ、とても市価の1/3とか1/2の料金で行えることは無理です。
通常考えれば、歴史のある信頼性のあるインプラントを使用すれば、
とても『安価インプラント』の費用では、できません。
治療費よりも原材料の方が高いという自体が起ってしまいます。



他にも『安価インプラント』の秘密は、あります。
実際には、広告した費用以外に 多くの費用が 後から別途加算される場合です。

例えば、インプラントが1本10万円と言っても、
検査費用、手術費用、麻酔費用、土台(アバットメント)費用、
2回目の手術費用(2次オペ)、仮歯の費用、被せ物の費用…等が加算されることがあります。

上記の内容を合計すれば、10万円〜 と言っても 
実際には30万円以上になってしまうこともあります。

この点も確認が必要なことです。


今日は、話が長くなってしまったのでこれで終了です。

次回のブログは7/13(月曜日)になります。
『安価インプラントの秘密』についてさらに詳しく解説する予定です。



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2009年7月6日

歯周病が進行すると

7/6(月曜日)です。
今日も歯周病の話になります。

歯周病になると口腔内の細菌(歯周病細菌)が増殖をします。

前回のブログでは、歯周ポケットという 歯と歯肉の隙間に食べかすが入り込むことにより歯周病が進行することを解説しました。

歯周病が進行すると歯を支えている骨が吸収します。
そして、骨吸収が進行すると 歯がグラグラとしてきます。

最終的には、抜歯となってしまいます。

歯周病は、治療を行えば、その進行は停止させることができます。
しかし、どのような状態でも治療が可能なわけではありません。

私は、歯周病の専門医(日本歯周病学会歯周病専門医)ですが、
専門医であっても進行した歯周病を治すことはできません。

当院を受診される患者様の多くは、
歯周病で歯がなくなったり、出血があったり、歯肉が腫れたり、歯がグラグラしている患者様です。

そのような歯周病の患者様に対して、
歯が欠損している部位に対しては、ご希望があれば、インプラント治療を行います。
インプラント治療を行うことにより噛むことができます。

しかし、問題なのは、残った他の歯です。
他の歯が歯周病であった場合、そのままの状態でインプラントを行うと 
インプラントも歯周病と同じ状態になってしまいます。
インプラントを支えている骨が吸収し、抜け落ちてしまうのです。
天然歯の歯周病と同じです。

また、残った天然歯の歯周病が進行すれば、抜歯になってしまいます。
抜歯になれば、また、欠損部にインプラントを行う必要性がでてきます。

このようなことを繰り返すことにより、歯はどんどんと失っていきます。

歯周病で歯が無くなった方は、単に欠損部位にインプラントを埋込むだけでは、
問題はまったく解決しません。

歯を失わないことこそ最も重要なことなのです。
本日のブログの最初にも書きましたが、歯周病を治療することは可能です。
しかし、全ての歯周病を治すことは不可能です。
あまりにも進行してしまった状態は、治療を行うことができなくなってしまいます。
つまり、抜歯です。

ここで問題なのが、抜歯をためらい、そのままにすることです。
患者様にとっては、『どうせ、抜歯しか方法がないのであれば、自然に抜けるまでそのままにしたい!』
とご希望される方もいらしゃいます。
これは、非常に危険です。

歯周病は、感染症です。
冒頭で解説したように口腔内に存在する歯周病細菌が増殖すうことにより
歯周病は進行していきます。
もし、抜歯しか方法がない歯をそのままにしておくと
その歯に感染している歯周病細菌が他の歯へと感染してしまいます。

おおざっぱな例えですが、
検診でガン(癌)が発見されたとします。
手術 等で その癌を取れば、進行を停止させることができたとします。
しかし、癌(ガン)をそのままにしておくと
他の臓器まで転移してしまう可能性もあります。

抗がん剤でガンの進行を停止さることも可能かもしれませんし、放射線治療で進行を停止させることも
できるかもしれません。

しかし、そのままにしておけば、ガン(がん)細胞は、どんどんと大きくなり、転移する可能性が十分あります。
癌治療では、ガン(癌)細胞の増殖を停止させたり、取り去る(除去)することが重要になるのです。

歯周病も同様のことが言えます。
歯周病の歯を放置すると 歯周病細菌は、どんどんと増殖し、その歯をダメにするだけでなく、
他の多くの歯にも感染し、ダメになってしまいます。

できるかぎり早く歯周病細菌を除去する治療を行うか
治療しても治らない可能性がある歯は抜歯することが重要です。

しかし、こうしたことをご理解していただくのが難しいこともあります。
『抜歯』と聞いただけで、『絶対に抜歯は嫌!』という方もいらしゃいます。
『抜歯するならこのままでいい!』
という方もいらしゃいます。

抜歯が必要な患者様には、
歯周病の治療の方法や治療が難しいケースについての話をさせていただきますが、
最終的な治療方針は、患者様ご自身のご希望により決定しますので、
完全にダメな歯でも抜歯せず、そのままになってしまうことがあります。
こうした場合、必ず感染は、他の歯にもおよびますので、
次に来院された時には、さらに多くの歯を失ってしまうことになるのです。

歯周病の話については、先日 歯周病専門サイトを開設しましたので、以下を御覧になって下さい。

     ・歯周病専門サイトWEB


次回のブログは7/9(木曜日)になります。

今週(7/3〜5)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

症例は、下顎の左右奥歯が欠損している患者様です。
このように歯が欠損する方の多くは、奥歯からです。

その理由として、奥歯は前歯より早い段階で永久歯が生えてくるため、より虫歯になる時期が早く、
虫歯が深い場合、神経を取り除く治療を行う可能性も高くなります。
神経がない歯は健康な歯よりもダメになるリスクは高くなります。
また、奥歯は噛む力を受けやすく、負担がかかりやすい歯です。
歯ブラシを行う際にも前歯よりは、歯ブラシが十分に届きにくい部位になります。

さまざまな原因からダメになりやすいのです。

さて、本日ご紹介する患者様は、下顎の右側が3歯分の欠損、
左側が2歯分の欠損でした。

右側の3歯欠損に対しては、2本のインプラントを埋入し、ブリッジという形態をとることにしました。
骨の状態は、決して良い状態ではありませんでしたが、
インプラントの埋入と同時に骨の増大治療(・ GBR法)を行えば、十分可能な程度でした。
しかし、左側の2歯欠損の手前側に関しては、骨の吸収があまりにも大きく、
とてもインプラントを埋入することができない状態でした。
骨の吸収は、垂直的に10ミリ程度の吸収が起っている状態でした。

そこで、左側の一部位には、骨の増大治療(・ GBR法)のみを行いました。

同部分に骨が再生するまにでは、約3ヶ月程度が必要になります。
そのため、この部位にインプラントを埋込むのは、3ヶ月後になります。
インプラントを埋込んでから再度、骨とインプラントが結合するまで3ヶ月程度待つことになります。

骨が吸収している部位では、治療期間は、6ヶ月以上ということになります。
骨吸収がさほど起っていない部位では、3ヶ月程度ですから
骨吸収が大きく起っている部位では、倍以上の治療期間が必要になります。

今日の歯周病の話もそうですが、状況が悪化しないうちに治療を開始することが
より治療を簡単に行う多きなポイントなのです。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプが3本でした。





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2009年7月2日

歯周病とは?

7/2(木曜日)です。
今日は、歯周病の話をしたいと思います。

今日のテーマは、『歯周病とは? どのような病気か?』になります。

歯周病は、歯周病細菌による感染症です。
元々、生まれた直後の赤ちゃんの口腔内には、歯周病細菌はいません。
ほとんどが家族間からの感染により 赤ちゃんの口腔内にうつります。
特に 母親からの感染が最も高いとされています。
そのため、母親が歯周病の場合、その子供も歯周病になる確率は高くなります。
もし、歯周病細菌が口腔内に感染しなければ、基本的に歯周病になることはありません。
しかし、現実的には歯周病細菌の感染を100%防止することはできません。

現在 歯周病の方は、
『歯の悩みがない人は いいなー』
『私は生まれつき歯が悪いから しかたがない!』
『一生懸命歯磨きをしているのに!』
『ずーと歯科医院に通っているのにどうしてダメになるの?』
『遺伝だからしかたがないの?』
『歯周病は治るの?』等
さまざまなことで悩んでいると思います。
しかし、歯周病細菌が感染したとしても、細菌が繁殖しないような口腔内であれば、問題は起りません。
私が、患者様に歯周病の話をする時、必ず話すことがあります。
それは、
『歯周病は歯周病細菌による感染症!』
『歯周病は、生活習慣病!』の2つです。

細菌感染については、先程解説しましたので、今度は『生活習慣病』について説明したいと思います。
『生活習慣病』と言って思い浮かぶのが、
『高血圧』、『糖尿病』、『高コレステロール』といった病気であると思います。
上記のような病気は生活習慣が大きく関わってきます。
食生活、運動、飲酒、喫煙、睡眠、ストレス…等 さまざまな要因があります。歯周病もまったく同じです。
口腔内も身体の一部ですから、身体の状態が悪くなると歯周病も悪化してきます。

特に『喫煙』は大きな問題があります。
口腔内は、喫煙の影響を最も受けやすい部位の一つです。

それでは、歯周病になるとどのようなことが起るのでしょうか?
口腔内に付着した歯周病細菌が歯と歯肉の溝(歯周ポケット内部)に侵入します。
歯肉の中に入り込んだ歯周病細菌は、歯肉を腫らします。
歯肉が腫れると出血が起ります。

さらに 歯周病細菌が歯肉の内部に侵入すると 歯を支えている骨を吸収させます。
こうなると歯がグラグラとしてきます。
そして ついに歯が抜けてしまうのです。
これが歯周病です。
歯周病の第一の原因は、歯周病細菌です。
そして、歯周病細菌が繁殖しやすい場所が食べ残し 等の汚れの中です。
つまり、食後に 歯磨きをきちんと行わないと 歯周病細菌が繁殖し、歯周病となってしまうのです。


ここで、歯周病ポケットについて解説します。
歯周病の進行程度を知るために、必ず行うのが『歯周ポケット検査』です。
この検査なしでは、歯周病の進行状態を知ることはできません。
検査方法は、簡単なものです。
歯と歯肉の間には、元々わずかな隙間(すきま)が存在します。
この隙間のことを『歯周ポケット』と言います。

健康な方では、この『歯周ポケット』の深さは約1〜2ミリ程度です。
測定方法は、『プローブ』(写真1)と言われる細い器具を 歯周ポケットに入れて計測します。
(図1、写真2)
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クリックすると拡大されます。




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クリックすると拡大されます。




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クリックすると拡大されます。







歯周ポケットを計測する部位は、歯の周り6カ所です。
1997654433
クリックすると拡大されます。




歯磨きがきちんとできないと この歯周ポケットの周囲に汚れ(食べかす)が付着します。
次第にその汚れが 『歯周ポケット』内部に入り込んでしまうのです。
『歯周ポケット』に入り込んだ汚れは 歯ブラシでは取ることができません。
そのため、汚れは どんどんと『歯周ポケット』内部に侵入していきます。


次回も歯周病についての話をします。

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2009年6月29日

インプラント症例とマイケル追悼

6/29(月曜日)です。
今日は、インプラント手術報告を中心にお話します。


今週末は、5件の手術がありましたが、その中で上顎の左右奥歯に6本のインプラントを埋入した手術について解説します。

なぜこの症例を選んだかと言いますと、上顎の奥歯において典型的な難症例だったからです。

上顎の奥歯は、骨の吸収が起っていることが多く、私が臨床で経験する中では、
上顎の奥歯に十分な骨の幅や高さが存在することは非常に少ないのが現状です。
多くの症例において骨吸収が起っており、インプラントを難しくしています。

その理由は、上顎の奥歯の上方には、上顎洞という空洞が存在するからです。
上顎洞については、このブログでも良く解説しますので、ご存知の方も多いかと思います。
もし、上顎洞についてお分かりにならない方は、以下を参考にして下さい。
   ・ 上顎洞とは?

それでは、上顎の奥歯にどの程度の骨の高さが存在すれば、十分と言えるのでしょう?
これだけ骨の高さがあれば、十分という基準は難しいのですが、
10ミリの骨の高さが存在すれば、予知性の高いインプラント治療ができると言えます。

しかし、先程も書きましたように上顎の奥歯において、10ミリの骨の高さが存在するケースは、圧倒的に少ないのです。

多くの症例において、骨吸収の結果、10ミリ以下の骨の高さしか存在しません。

ただし、10ミリ以下といっても、
5〜6ミリ骨の高さが存在する場合と
1〜2ミリしか骨の高さが存在しない場合では、
治療方法は、まったく違います。

骨吸収が起っていたとしても5〜6ミリ程度骨の高さが残っていれば、 『ソケットリフト法』という治療法を併用してインプラントを埋込みます。
ソケットリフト法は、患者様の負担(痛みや腫れ)が比較的少ない治療法です。
そのため、上顎の奥歯において、骨吸収があってもこの方法を行えば、十分対応が可能となります。

しかし、骨の高さが骨吸収が著しく、骨の高さが1〜2ミリ程度しか残っていないようなケースでは、
『ソケットリフト法』という治療法は、適応とはなりません。

この場合には、 サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)という治療法を行います。
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)は、骨移植を行う必要性があるため、患者様にとっては、非常に負担が高い治療法です。
治療後の腫れもかなり起ります。
できれば避けたい方法です。

今回のご紹介する症例は、上顎の左右奥歯に高度の骨吸収が起っていたため、骨の高さは、平均4ミリ程度しか存在しないケースでした。

現実的には、長さ4ミリのインプラントというもの自体存在しませんし、
もし、あったとしても4ミリの長さのインプラントでは、噛む力に耐えきれず、
ダメになってしまうでしょう。

予知性を高めるためには、はやり 10ミリ以上 の長さのインプラントを使用した方が安全です。

今回のケースでは、左右の奥4歯欠損に対し、 『ソケットリフト法』を行い、長さ10ミリのインプラントを4本埋入しました。
もともと、骨の高さは、平均4ミリ程度でしたので、6ミリの骨の高さを増大(増骨)させることができました。
『ソケットリフト法』で6ミリの骨の高さを増大させることは難しいことです。
私も始めて 『ソケットリフト法』を行った頃は、2〜3ミリ程度の骨の高さの増大をさせることが限界でした。

しかし、ソケットリフト法の症例数を数多く手がけるようになり、
条件さえ良ければ、6ミリ程度までは、骨の高さを増大させることも可能になってきました。
このことは、治療を受ける患者様にとっては、非常に有効なことです。
以前は、骨の吸収が大きいケースでは、どうしても骨移植を伴う、 サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)しか治療法がなかったのですから…

今回 使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプです。
手前の部分には、骨の高さが十分存在していたため、通常の埋入方法で長さ12ミリのインプラントを埋込むことが可能でした。
合計6本のインプラントを同日に埋入しました。

また、インプラント埋入と同時に、骨の増大をさらに増強するために、 P R P法という治療も併用しました。
P R P法は、ご自身の血液中に存在する組織を再生力を高める成分を利用する方法であり、
ご自身の血液を使用するため、安全性が高く、骨再生力に優れているため、近年では、最も注目されている方法です。


治療本数が多かったこともあり、麻酔は静脈内鎮静法にて行いました。
この麻酔方法は、完全に寝ている間に治療が行えますので、
患者様は 目が覚めれば治療が終了しているため、ご不安もまったくなく、安心して行えます。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約4ヶ月後に型を取ります。


治療費
インプラントが1本21万円(税込)です。
GBR法、ソケットリフト法、PRP法の費用は、インプラントの費用の中に全て含まれています。


今日は、インプラント症例の話だけになります。

この後は、昨日からの続きで、『マイケルジャクソン追悼特集』をさせていただきます。
大好きでした。
特にマイケルのプロモーションビデオを始めて見た時の感動は、今でも忘れません。















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2009年6月28日

マイケル追悼

マイケル追悼

本当に残念です



6/29(月)は、通常のブログです。
2009年6月25日

歯周病とは?

6/25(木曜日)です。

今日は、インプラントの話ではなく、歯周病の話をしたいと思います。
なぜかと言いますと歯周病の患者様がすごく多いからです。

当医院に来院される患者様のほとんどは、インプラントもしくは、歯周病が主訴とした方です。

私が歯周病とインプラントの専門医だからだと思いますが…

私は、開業する前は、大学病院に勤務していました。
大学病院では、歯周病を専門とした科に所属していました。
『歯周病科』というところです。
そのため、診察する患者様は、ほとんど歯周病の患者様です。
大学病院というのは、診察以外にも、学生も講義があったりします。
もちろん講義内容も『歯周病』です。
『歯周病』治療と講義の毎日を6年間過ごしました。

そして、当然のことながら歯周病の専門医(日本歯周病学会専門医)を取得しました。

毎日、毎日 歯周病の患者様を治療していると
治る患者様もいらっしゃれば、
治らない患者様もいらっしゃるのが現状です。

歯周病治療は、歯科医師の力だけでは治らないのです。

歯科治療の中には、虫歯があります。
虫歯は、虫歯菌が感染することにより、歯質が溶けていくことです。
そのため、虫歯の治療は、感染した虫歯細菌の部分を取り除くことになります。
簡単に言えば、虫歯を削り、詰め物をしたり、被せ物(差し歯)を行ったりします。
虫歯が深ければ、神経を取り除く治療を行います。
こうすれば、虫歯は治ります。(進行を止めることができます)

しかし、歯周病の治療は違うのです。
歯周病の主な原因は、口腔内に存在する『歯周病細菌』です。
つまり、歯周病は、『歯周病細菌による感染症』なのです。
『感染症!』ですよ。

歯周病細菌がどこから感染するかと言う話からしたいと思います。
生まれて来た子供の口の中には、歯周病細菌はまったく存在しません。
ほとんどの場合、家族間から感染します。
例えば、若年期に起る歯周病の原因菌とされている『アクチノマイセテムコミタンス菌』は、大人から大人へと感染することはなく、まだ永久歯が生えそろわない、10歳程度の時期に大人から子供へ感染することが最近の研究により報告されています。
これは、子供の口腔内は まだ細菌グループが安定しておらず、健康な細菌のグループが定着していないため 外来から感染を起こします。
また、抗生物質を長期使用していた場合などは、口腔内の健康な細菌のグループがいったんなくなるため、 新たに細菌の環境がそろう前に感染する可能性があります。

成人型の歯周病菌の代表的な菌である『ジンジバリス菌』は、親子や夫婦から感染すると考えられています。
これが、通常 大人で起る『歯周病(慢性歯周炎)』です。
それでは、『歯周病細菌に感染しなければ大丈夫では?』と思うかもしれません。
しかし、私達は生活する上で細菌感染から完全に逃げることはできませんし、それを完全に排除する必要性もないと思います。

また後日 説明しますが、口腔内に細菌がいないことは逆に健康な状態ではないのです。歯周病治療のための細菌除去とは、全ての菌を除去するのではなく、骨を溶かしたりしている細菌のみを除去し、 後は 新たな菌の感染を防ぎ、細菌とうまく共存していくことです。
つまり外来から感染したとしても 歯周病が進行しないような 口腔内環境を保つことが大切なのです。
簡単に言えば、ブラッシング(歯ブラシ)がどれだけきちんとできるかにかかっています。

歯科医院で歯周病の治療を行ったとしても、ご家庭できちんとした歯ブラシ(ブラッシング)ができなければ、歯周病は絶対に治りません。

また、歯周病は、生活習慣病です。
高血圧や、糖尿病といった病気と同じです。
高血圧や糖尿病の患者様は、病院で処方された薬を服用していれば治る(大丈夫)ということはありません。
食生活や運動、喫煙、ストレスといったことが大きな要因になります。
生活習慣の改善ができなければ、高血圧や、糖尿病は治りません。

歯周病もまったく同じです。
生活習慣が乱れれば、治りません。

話は、最初に戻りますが、
毎日、毎日 歯周病の患者様を治療していると
治る患者様もいらっしゃれば、
治らない患者様もいらっしゃるのが現状です。

この歯周病が治らない患者様の多くは、生活習慣の改善ができていないのです。
歯周病の治療を行うためには、歯科医院での治療とご家庭での生活習慣の改善が重要になってくるのです。

歯が欠損した部位にインプラントを行うことは重要なことです。
しかし、残っている歯がダメにならないことがもっとも重要なのです。
そのためには、歯周病にならないことが重要です。

次回も歯周病についての話をしたいと思います。

今日は、話が長くなってしまったのでこれで終了です。

次回のブログは6/29(月曜日)になります。



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2009年6月18日

PRP

6/18(月曜日)です。
今日は、『PRP』の話になります。


『 PRP 』とは、『 Platelet Rich Plasma 』の略で
日本語では『 多血小板血漿 』と言います。
『 PRP 』とは、『血液中の血小板を濃縮した血漿』のことであり、
近年、『 PRP 』が歯肉の治療や 骨の増殖を促進する物質であることが、多くの研究により解明されてきています。( Saltz ら1991、Anitua 1999、Kassolis 2000 )

『 PRP 』を おおさっぱに言いますと 濃度の濃い血液のことです。
骨の再生に大切な細胞がいっぱい詰まっています。
『 PRP 』を使えば、なんか骨がいっぱいできそうですよね。

この治癒に必要な成分が凝縮された『 PRP 』 を歯周病やインプラント治療に応用することにより早期の回復が期待できます。
PRPは、それ自体を単独で使用するというよりは、以下のような骨再生治療等に併用します。

GBR法
ソケットリフト法
サイナスリフト法
スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法、スプリッティング法) 
等に併用します。
骨の再生能力が高まります。

また、治癒が早いことにより 治療後の不快感や 疼痛を最小限に押さえることもできます。
今までの骨の増大をはかるような治療と最も異なることは、患者さん個人の生体治癒能力を利用するため、治癒反応が非常によいということです。

骨を再生させたり、骨の増大を促進させる材料は 過去にもいくつもありました。
そのうち、人間以外の生物から採取したものも多くありました。
人間以外の生物からの応用といっても実際には免疫処理等をきちんとしてあるので問題は起りませんが、治療を受ける患者様にとっては他に選択肢がないかと不安なことがありました。
『 PRP 』は、患者様ご自身の血液の成分を使用するため、安全性と信頼性に高い治療法と言えます。




PRP作製方法

ステップ1:20〜30ccの採血を行います。 
      静脈内鎮静法という麻酔を行う際には同時に採血しますので、
      特別な作業はいりません。

ステップ2:採取した血液を遠心分離器にかけます。
      当医院ではHeraevs社製のLabofuga300 という器械を使用して
      います。
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ステップ3:『PRP』と『PPP』の遠心分離作業
       まず、血小板が濃縮された血漿:『PRP』と
       血小板の少ない血漿『PPP』に分離します。
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ステップ4:アクチベータの生成
       『PRP』に自己トロンビン(0.75cc)と塩化カルシウム
(0.25cc)を混合し、1ccのアクチベーターを生成します。
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ステップ5:完成した『PRP』をインプラント本体に塗布したり、骨欠損部に
      入れたり、人工骨や自家骨と混ぜて使用したりします。
      またコラーゲンのシートにこの『PRP』をしみ込ませて使用する
      こともあります。





以下の症例は、PRPとGBR法を併用したケースです。
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次回のブログは6/22(木曜日)になります。



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2009年6月15日

ソケットリフト法:その2

6/15(月曜日)です。

今日のテーマは、『ソケットリフト法:その2』です。


前回のブログでは、上顎の奥歯において、骨の吸収がある場合の話をしました。

上顎の奥歯において、予知性のある治療を行うためには、骨の高さが10ミリ程度存在することが必要です。
しかし、多くの症例では、骨の10ミリ以上の骨の高さが存在することが少ないのが現状です。
そこでさまざまな治療方法を駆使して、インプラントの埋入を行うことが必要になります。

そこで、前回解説しました『ソケットリフト法』は、
骨の高さが5ミリ程度存在すれば、この方法を行うことにより、
10ミリ程度の長さのインプラントを鵜埋込むことが可能になる方法です。

しかも、この治療法は、治療に対する患者様の負担が比較的少ない方法です。
負担が少ないということは、治療後の腫れ、痛み等が少ないということです。

ソケットリフト法は、1994年にSummers RBらによって初めて発表された治療法です。
臨床に応用されてから約15年程度経ちました。

臨床応用された頃は、まだまだ十分とは言えない状態でしたが、
現在では、患者様への負担が少なく、治療自体も他の骨増大法と比較すると
簡単に行えるため、多くの歯科医師が行えるような治療法になっています。

当医院でも上顎の奥歯にインプラントを行う際には、かなり使用する頻度が高い治療法になっています。

術式や症例については、前回のブログを参考にして下さい。


それでは、こうしたソケットリフト法の成功率について解説したいと思います。


ソケットリフト法の成功率
 
研究者(発表年)      観察本数     観察期間      成功率(%)
Ioannidou E(2000)      79       8ヶ月       100
Horowitz RA(1997)      34       平均5.9年       97
Horowitz RA(1997)      143       平均18ヶ月       96
Tong DC(1998)       1092       最長60ヶ月     87〜98



オステオトームを使用したソケットリフト法は まだ臨床に応用されてから15年程度のしかたっていませんが、通常のインプラント埋入と比較しても なんら劣ることはありません。
それどころか 通常のインプラント治療と比較して 患者さんへの負担が非常に少ないのも この治療法の特徴です。
施術者にとってもこのテクニックは難しいものではなく、今後骨の高さがないケースにおいて一般的になっていく治療法であると考えられます。




今週(6/12〜14)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。


ここ数日間のインプラント手術も骨吸収が大きい症例ばかりでした。
最近行っている手術は、骨の増大(GBR法)なしでは、行えないような症例がほとんどです。
本日ご紹介する症例も骨吸収が大きかったケースです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

まず、インプラント治療に至った経緯ですが、 歯根破折です。
このブログでもよく 歯根破折については書きますが、神経のない歯で起ります。
神経のない歯は非常に脆く、通常の噛む力でも割れてしまうことがかなりの確率で起ります。

歯根破折した場合、できるかぎり早く抜歯することが重要です。
抜歯するタイミングが遅れると、割れた部位から感染が起こり、骨が吸収してしまいます。

本日の症例も 歯根破折した状態が長くあったため、かなりの骨吸収が認められました。
治療方法として、インプラントを埋入すると同時に、骨の増大法(GBR法)を行うことが必要でした。

歯根破折は、患者様にとってが、痛みや腫れが起らないことが多いのです。
そのため、『歯根破折しているから抜歯が必要です!』と患者様にご説明しても
『痛みがないからこのままでいいです!』
と抜歯をご希望されない方も多くいらしゃいます。

『歯根破折したままの状態でいると骨の吸収が起こり、大変なことになるので、早く抜歯した方が良いですよ!』とご説明したも なかなかご理解が得られないことも多いのです。

患者様の中には、
『骨吸収があってもGBR法を行えば、大丈夫(骨が再生できる)であれば、本当に歯がダメになるまで待ち、それから抜歯してもいいですか?』
という方もいらしゃいます。

GBR法という骨増大法(骨再生治療)は、魔法の治療ではありません。
どのような状態でも元通りに回復できるわけではありません。
骨の増大(再生)ができないケースも存在します。

また、GBR法は、それなりに患者様にも負担がかかる治療法です。
骨吸収の程度にもよりますが、治療後の腫れ等が起ります。

できれば、骨吸収が起らない方が治療が簡単に行えます。

さて、今回の症例に戻ります。
下顎の奥歯に2本のインプラント埋入を行いました。
1カ所は、骨吸収がかなり、起っていましたので、GBR法を併用しました。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプが2本です。

麻酔方法は、静脈内鎮静法です。
この麻酔は、寝ている状態で治療が行えますので、患者様は、治療中の不安をまったく感じないで行えます。
この症例の患者様は、高齢であったこともあり、少しでも不安と負担の少ない治療をご希望でしたので、・ 静脈内鎮静法にて麻酔を行いました。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取ります。


治療費
インプラントが1本21万円(税込)×2本です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、
今回のGBR法の費用も全て含まれています。




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2009年6月11日

ソケットリフト法:その1

6/11(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『ソケットリフト法:その1』になります。

前回の『インプラントの傾斜埋入』の話では、上顎の奥歯では、骨吸収が起っていることが多く、
インプラントを埋込むための高さが存在しないことが多いことを解説しました。
インプラントの傾斜埋入とは、骨の吸収が起っている部位を避けて
骨の高さがある上顎結節(親知らず)の部分にインプラントを斜めに埋込む方法をご紹介しました。
本日からの話は、このような骨吸収がある場合の他の治療方法について解説していきます。


上顎の奥歯にインプラント治療を行う場合、非常に困難になることが多いのです。
その理由として、上顎の奥歯における骨の特殊性があります。

通常、インプラント治療を行う場合、しっかりとした骨が存在することが重要です。
骨の幅が十分にあり、骨の高さも十分に存在することが、インプラント治療が成功するためには、最も重要なことです。
特に上顎の場合、骨の高さが重要になります。
その理由について解説します。
上顎と下顎の骨の硬さを比較すると
圧倒的に下顎の骨は硬いのです。
逆に言えば、上顎の骨は軟らかいのです。

インプラントが安定するためには、硬い骨の方が有利な点が多いのです。
インプラントを骨の中に埋込むことを 例えてお話すると
建物を建築する際、
やわらかい土地にクイを打ち付けるのと
かたい土地にクイを打ち付けるのでは安定が違うと思います。
もちろんかたい土地の方がクイの安定は良いことになります。

話は戻りますが、上顎は、やわらない土地のような状態です。
そのため、できるかぎり長いインプラントを埋込むことにより
安定をはかることが必要になります。

それでは、できるかぎり長いインプラントとは、実際にどの程度の長さなのでしょう?
答えとしては、10ミリ以上の長さのインプラントが安全です。
しかし、現実的には、上顎の奥歯には、さほど骨の高さが存在しません。
上顎の奥歯が欠損している患者様の60〜70%は、10ミリ以下の骨の高さしか存在しません。
骨の高さが、1〜2ミリという方も多くいらしゃいます。

今回のテーマである 『ソケットリフト法』とは、そのような骨の高さが不足している方の治療方法です。

上顎と上顎洞との距離が狭く、そのままではインプラントは不可能であるが、
5mm以上の距離がある場合に行う方法です。

通常、インプラントを行うのには最低10mm(予知性のある治療を行うのに必要な最低限の骨量と考えている)の骨の高さが必要であるが、
ソケットリフト法を応用すれば 5mmの骨の高さがあればインプラントを行うことができます。

治療自体は、インプラントの穴を形成する器具を最小限しか使用しないため、
通常のインプラトを行う場合よりも痛みや腫れがない治療法です。

上顎と上顎洞との距離が5ミリ以下の場合には、一般的にソケットリフト法は適応されません。
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)が適応されます。

それでは、早速症例を見ましょう!

以下の症例は、『ソケットリフト法』と『傾斜埋入』の両方を行ったケースです。

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上の左側が、治療前のレントゲンです。
上顎洞(自失印)が存在するため、インプラントが入る高さ(黄色矢印)がありません。
そのまま埋入すると インプラントが上顎洞に突抜けてしまいます。
上の右側がレントゲンシュミレーションです。
そこで、手前2本はソケットリフトを行い、一番奥歯は斜めにインプラントを行う計画をたてました。

以下が治療後になります。
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クリックすると拡大されます。




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クリックすると拡大されます。






次回もソケットリフト法の続きになります。
次回のブログは6/15(月曜日)になります。

さて、今日は、インプラントの手術報告ではなく、来院される患者様についての話をしたいと思います。
当医院には、毎日のようにインプラント治療をご希望される患者様が来院されます。
その多くが、今日のブログのように骨の吸収が起っている患者様です。

骨吸収がまださほどなければ、今日ご紹介したソケットリフト法やインプラントの傾斜埋入 等の治療法を併用することにより、インプラント治療が可能になります。
しかし、骨吸収が大きければ、骨の移植を行ったりすう必要性があります。
骨移植は、大変です。
また、あまりにも骨吸収が大きければ、インプラント自体ができないこともあります。

そうならないように(骨吸収が起らないように)早めの対応がもっとも重要なのです。

骨吸収が大きい場合には、治療の大変さがあるだけでなく、
治療期間も長くなったり、
治療費もさらにかかったり、
治療後の審美制に問題が生じたり、

治療後に多くの問題が生じる可能性があります。
インプラント治療には、骨を再生(増骨)させる治療方法があります。
しかし、骨の再生治療は、魔法の治療方法ではありません。
骨の再生には限界があります。
骨再生治療を行ったからといって100%元の状態に回復できるわけではありません。

骨が吸収しないうちに対応することが重要なのです。

歯がグラグラする
出血がある
欠損部位(歯がない部分がある)
等の問題がある場合には、できるかぎり早く現在の状況を検査することが必要です。

早めに対応すれば、それだけ治療は簡単になります。





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