最新インプラント症例ブログ

2008年4月10日

患者さんに優しいインプラント治療:その3

4/10(木曜日)です。


今日も前回の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その3』になります。


優しい治療 その3:無痛治療(静脈内鎮静法)

インプラント手術と聞くと怖い感じがし、
そのため、インプラント治療を断念される方もいらっしゃいます。

インプラント治療は1〜2本程度で、骨の状態も悪くなければ、
5〜10分程度で終了しますし、腫れることもほとんどありません。
しかし、インプラントの埋入本数が多かったりした場合には、治療時間もかかるため、
患者様もご心配があることと思います。

通常、インプラント手術には、抜歯や虫歯の治療等に使用する麻酔で行います。
特別なものではありません。
そのため、抜歯や虫歯の治療がそれほど怖くない方は、
インプラント手術の際にも、通常の麻酔で十分問題ありません。

しかし、歯科治療自体が『怖い』という方にはもっと楽な麻酔方法があります。
『静脈内鎮静法』という方法です。

静脈内鎮静法を行うと治療中のことはほとんど覚えていない状態になります。
眠っている間にインプラント治療が終了することになります。
治療に不安を持っている患者さんには最適な麻酔方法です。

方法としては点滴をするように血管内(静脈内)に麻酔液を入れます(流します)。
麻酔が効くまで5〜10分程度です。
後はインプラント治療が終了するまで寝ている状態です。

欠点として麻酔が終了しても完全に切れるまで時間がかかります。
通常、静脈内鎮静法による麻酔は麻酔を終了すると5分程度で麻酔はきれます。
麻酔により目覚めた後は、ぐっすり寝て起きた状態に似ています。
すっきりとした状態です。
患者様によっては『ひさしぶりにぐっすり眠った』という方もいらっしゃる程です。
しかし、麻酔が効きやすい方はその後にも若干“ぼーと”することがまれですがあります。
患者様により麻酔終了後、
1時間程度効いている場合もあります。
そのため、静脈内鎮静法を行った時には車やバイク、自転車での運転(帰宅)はできません。
できれば付き添いの方がいらしていただいた方がよろしいかと思います。
一度静脈内鎮静法でインプラント手術を行った患者様は、
次にインプラントを行う時には
ほとんどの方が また、静脈内鎮静法による麻酔をご希望されます。

それだけ楽だったということです。

以下は、静脈内鎮静法についての『ビデオ(2分18秒)』です。
以前からHP でもアップしていましたが、ご覧になっていない方はどうぞ!






次回のブログは4/14(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その4』です。


今週(4/8〜9)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

今回はインプラントの『再埋入』についての話です。
『再埋入』というのは、一度インプラントを埋入したが、感染等により、インプラントと骨が結合しなかったため、一度摘出を行い、再度行ったということです。

通常、インプラントを埋入後には、感染の予防と安静が大切です。

安静とは、インプラントに負荷(力)が加わらないようにすることです。

インプラントと骨が結合するまでは無理な力が加わらないように安静にします。
欠損が少ない場合には問題はあまりありませんが、
総義歯のように大きな義歯を使用している場合には問題が起る可能性があります。
義歯から加わる圧力でその下にあるインプラントに負荷がかかるのです。

このようなことが起るとインプラントが骨と結合しないことが起ります。

この詳細については、明日(4/11:金)の『基礎から始めるインプラントブログ』
に掲載します。

さて、今回のケースは、このようにインプラントと骨が結合しなかったため、再度インプラントを行うことにしました。

こうしたことは滅多に起ることはありませんが、年間何症例かは起ります。

最も多いのは、インプラントに加わる『負荷(力)』です。

今回のような場合の再治療の費用ですが、最初のインプラントの治療費に含まれているため、再びかかることはありません。


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2008年4月7日

患者さんに優しいインプラント治療:その2

4/7(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その2』になります。

このシリーズはインプラント治療の際に
『できるかぎり腫れない』
『できるかぎり痛みがない』
治療を紹介するものです。
今日はそうした治療法である『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』を紹介します。

優しい治療 その1:スプリッティング法(スプリットクレスト法)
インプラント治療を希望されて来院される患者様の半数は、骨の幅がしっかりしていません。
そのため、骨を増大させるような治療が必要になってきます。
その中でも骨のが減少しているとインプラント治療は行えません。
骨幅を増大させる治療方法として、 『GBR法』があります。
この治療法は、骨を再生(増大)させるのに非常に効果的な治療法です。
しかし、治療自体は通常のインプラント治療よりは大変になります。
大変ということは、治療後の腫れが起る可能性が高くなる治療法です。
もちろん 『GBR法』を行えば、必ず腫れるということではありません。
もともとの骨の状態によったり、 『GBR法』の難易度によりだいぶ違いますが、腫れる可能性はあります。
しかし、骨の幅が少ない状態では、インプラントは埋入できませんので、しかたがありません。
しかし、インプラントの世界では、さまざな治療方法が開発されてきています。
その一つが『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』という治療法です。
これは、インプラントで使用する『ドリル』を極力使用しない治療法です。
『ドリル』を使用しない ということは、骨へのダメージが加わりにくい ということです。
『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』の解説の前に、
通常の『ドリル』を使用したインプラント埋入法について解説します。

従来、インプラント手術は『ドリル』で骨を削り、できた穴にインプラントを埋入するという方法でした。
インプラントの太さ(直径)は約4ミリ(メーカーによっても種類によっても多少違います)ですので、始めは1〜2ミリ程度の細いドリルで穴を開け、少しずつ太い『ドリル』を使用し、
最終的にインプラントより若干小さい大きさまで、骨に穴を開けます。(下図参照)

9c472241.jpg
クリックすると拡大されます。










この治療法は当たり前の治療法として行われてきました。
しかし、骨を削るため、出血を伴い、腫れ痛みの原因となっていました。

そのため、開発されたのが、『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』です。
この治療法は最初の段階のみ非常に細い器具(ドリル等)を使用することがあります。
その後、最初の小さな穴に骨を広げる器具を挿入します。
これは『ドリル』ではありません。
骨幅を広げる器具を順次大きいものにし、穴をどんどんと拡大します。
この時、『骨は本当に広がるのか?』と思われるかもしれません。
骨には弾性があります。
骨をゆっくりと押し広げることにより、穴は少しづつ大きくなるのです。
このような骨の穴を押し広げる器具を順次大きいものにします。
分かりやすく例えると、木(板)にヌジ付きの釘をドライバーでねじ込むようなものです。

supuritto3
クリックすると拡大されます。










先に記載したようにインプラントの幅(直径)は約4ミリです。
約4ミリのインプラントを埋入するためには骨の幅は約6ミリが必要になります。
もし、骨幅が6ミリ以下の場合には、骨の幅を増させる 『GBR法』が必要になってきます。

『GBR法』の欠点として治療の難しさがあります。
5ミリ程度の骨幅であった場合、1ミリ程度の骨幅を増大させるために 『GBR法』を行うことはさほど難しくありませんが、始めの段階で1〜2ミリしか骨幅が無かった場合には、6ミリまで骨の幅を増大させることは非常に難しい治療になります。

治療の難易度が高ければ、手術時間も長くなり、治療に伴う患者様の大変さも高くなります。(腫れたり、痛みを伴うということです)
また、経験の浅い歯科医師では骨幅を4ミリも5ミリも増大させるような治療は困難を極めます。

難易度が高いということは失敗(骨が増大できない)する可能性も高くなります。
その点、骨幅を押し広げるこの治療法(スプリットクレスト法、スプリットコントロール法、OAMインプラント法等いくつかの名前があります)は、初診時に狭い骨幅であっても少しずつ押し広げることにより、 『GBR法』等を行わなくても骨幅を改善させることが可能になります。

『スプリット(スプリッティング)』とは骨を圧迫し、押し広げるという意味です。
もちろんこの方法により、 『GBR法』がまったくいらなくなったということではありません。
『スプリッティング』による骨幅の拡大量には限界があります。
しかし、確実に治療(骨幅拡大)は楽になります。
例えば、2〜3ミリ程度しか骨幅がない場合でも『スプリッティング』により、骨幅を5ミリ程度まで拡大できれば、
あと1ミリ分のみGBR法で骨幅を増大すれば、
良いことになります。
GBR法により1ミリ骨幅を拡大させることはさほど難しいことではありません。
治療の難易度も低くなりますし、リスクも低くなります。
現実の臨床では骨幅を押し広げる『スプリッティング』 『GBR法』を併用して行うことが多くあります。



次回のブログは4/10(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その3』です。

今週(2/26〜27)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

患者様は、15年程前に上の奥歯を2本抜歯したそうです。

その後、義歯を作製しましたが、違和感が強く、使用していませんでした。
奥歯がないため、噛みづらかったのですが、入れ歯をしなくても反対側でなんとか噛めたため、ずっとそのままにしていました。

今回、インプラント治療があると聞いて当医院を受診されました。

欠損部の骨の状態を診査したところ、骨の幅がかなり吸収していることが分かりました。

この原因は、歯が暫くなかったためです。
歯がないと骨には噛む力が加わらないため、骨は痩せてしまいます。
今回の患者様も15年程歯がなかったために、そうしたことが起っていました。
歯がないことによる骨吸収の詳細は以下を参考にして下さい。
       『歯がないと骨は吸収してしまいます』
どれくらい骨が吸収していたかと言いますと、
残っていた骨の厚みは約2〜3ミリでした。
今回の『スプリティング法』の話にもありましたように、
骨の厚みは6ミリないといけません。
そのため、まず、『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』を行い、骨幅を6ミリ程度にまで広げました。
しかし、部分的には拡大が不十分な部分がありましたので、
その部分のみ『GBR法』 を行いました。
まさしく今回のテーマの治療です。

『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』『GBR法』 を併用することにより、治療回数が少なく、腫れも最小限に抑えることが可能となります。

患者様にできるかぎり、負担にならない治療は大切なことです。

手術時間は、『スプリッティング法(スプリットクレスト法)』『GBR法』 を行ったので若干長くなり、約20分でした。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント) 直径4.1ミリ、長さ10ミリ が2本でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×2本、
最終的な被せ物が、105.000円(税込)×2歯分、
合計630.000円(税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、型を取る費用、被せ物の費用、
今回のスプリットクレスト法、GBR法の費用も全て含まれています。
今回はちょっと話しが長くなりますが、前回に続き、今日も歯科と健康に関する記事を紹介します。

『歯が20本以上残る70歳以上の高齢者、病気診療費37%少なく』という記事です。

北海道国民健康保険団体連合会が調査したところによると、
20本以上の歯が残る70歳以上の高齢者は、
4本以下の人に比べて全身の病気に関係した診療費が37%も少ないことが道国民健康保険団体連合会(札幌市中央区)の調査で分かった。
虫歯のない人や歯周病でない人も安く済んでおり、
歯は体全体の健康に結びつくことが統計的に立証された。

歯と健康の話は最近よくあります。



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2008年4月3日

患者さんに優しいインプラント治療:その1

4/3(木曜日)です。

今日から新しいテーマになります。
新しいテーマは、『患者さんに優しいインプラント治療』になります。

インプラント治療と聞くと、
怖い!
痛そう!
手術なんて嫌だ!
何度も通院が必要なのは嫌だ!
と考えている方もいらっしゃると思います。

やはり、治療を受けられる患者様にとっては、
痛み や 腫れがない!
手術回数 や 通院回数も少ない!
そんな治療をご希望されているのは当然のことです。

私だって、大変な治療は嫌ですから…

このタイトルである『患者さんに優しいインプラント治療』は、できるかぎり患者様に負担の少ない治療となるための話です。

その前に 『本当にインプラント治療は大変なのでしょうか?』
答えは、
簡単な治療もありますが、
大変な治療もあります。
インプラント治療の全てのケースが大変ではありませんし、
すべてのケースが簡単でもありません。
これは、単にインプラントの治療本数によるものではありません。
最大の原因は、治療前の骨や歯肉の状態に左右されるからです。


インプラント治療は、顎の骨の中に純チタンでできた人工の根(ネジのようなもの)を埋め込み、
骨とインプラントが安定後(通常2〜4ヶ月程度でインプラントと骨は結合します)、
型を取り、その上にセラミック等の被せ物を行うものです。

この治療の過程で、腫れや大変さが生じる時期は『インプラント手術時』になります。

その例えとして、
骨の厚みがあります。
インプラントの直径(太さ)は、約4ミリあります。
この太さ(直径)は、製造メーカーにより若干違いますが、
スタンダードなものとしては、約4ミリが最も多いでしょう。
それでは、4ミリのインプラントを顎の骨の中に埋め込む場合、
どの程度の骨幅があれば、良いのでしょうか?
答えは、6ミリです。
つまり、埋入したインプラントの脇に1ミリ づつの余剰な骨幅が残っていないといけません。
できれば、もっと もっと骨の幅があった方が良いでしょう。
7ミリでも 8ミリでも…
使用するインプラントの直径よりも骨の幅が多いことはインプラント治療の成功にとって最重要ポイントになります。
しかし、インプラント治療を希望される患者様の多くは、このような6ミリ以上の骨幅がないことが多いのです。

その理由として、
1  歯周病が進行してしまった!
2  歯の根が折れた状態で時間が経過してしまった!
3  歯がない状態が長く続いた!
こうしたことがあると歯を支えている骨は吸収してしまいます。
(詳細は各項目をクリックして下さい)

話は戻りますが、治療後に腫れや痛みがあることは患者様にとって苦痛となります。

インプラント治療での質問で、
『治療後に腫れたり痛んだりしますか?』
という質問がよくあります。
この質問の答えは難しいことです。
インプラントを埋入するための骨に問題がなく1〜3本程度の少ない埋入本数であれば腫れる可能性は非常に低いかと思います。

しかし、同じ治療を行っても個人差があり、腫れる方もいれば腫れない方もいるのが現状です。

特に上記に書きましたように、骨の吸収が起っている場合には、腫れる確立が高くなります。

高度に骨の吸収が起っている場合には、下記のような治療法が必要になります。
『GBR法』
サイナスリフト法

もちろん骨の吸収程度により、治療の難易度は違いますし、
難易度により、腫れの程度等も変わりますが、骨の増大法を伴う場合には腫れが起る確立は高くなります。



次回からは、『患者さんに優しいインプラント治療』の具体的な方法について解説したいと思います。

次回のブログは4/7(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その2』です。


今日は、インプラント手術報告ではなく、保険の改正についての話です。

この4月に保険の改正がありました。
最近ニュースでも報道されていますが、
『後期高齢者』という新しい保険制度ができ、知っている方もいらっしゃるかと思います。
歯科でも、大きく変わりました。
そのため、3月まで受けていた治療と同じ治療を受けても支払う治療費が違うことがあります。
基本的に歯科では、ここ何十年も治療費の値上げはほとんどありませんが、
金属の原価価格の高騰が歯科にも影響を及ぼしています。
被せ物等の価格に反映されています。


歯と長寿についての記事が中日新聞(愛知県)にあったので、ご興味のある方は下記をご覧になって下さい。

『80歳で20本以上の歯を保つ「8020運動」で、達成した人の一部を対象に、
県は追跡調査を初めて実施。硬いものでもしっかりとかめる歯が、
長寿につながっている実態が裏付けられた。
「8020運動」は県が全国に先駆けて1988年に提唱し、各地に広がった。
今回、調査したのは2001、02両年度の表彰者計2150人(現在の推定年齢85歳)。
昨年11月、県が県歯科医師会に委託して対面で行った。
表彰者のうち、329人を抽出して調べたところ、
84%の276人(男性128人、女性148人)が生存し、
介護支援などを受けていない人は生存者の81%に上った。
現在も自分の歯が20本以上ある人は……』

この続きは、下記をクリックして下さい。
     •80歳20本、長寿には歯が命 84%が85歳以上生きる

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2008年3月31日

インプラント治療後は腫れるのか?:その4

3/31(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その4』になります。


以下は前回までと多少重複しますが、インプラント治療後に腫れないための注意事項です。

インプラント治療後に腫れないためには以下のようなことが大切です。

1 口腔内をきれいにする。

   治療前の口腔内の消毒をきちんと行う。
    手術前には、歯科医院にて口腔内の消毒を行いますが、歯科医院にい
    らしていただく前に十分な歯ブラシが必要になります。
   治療後(手術後)に消毒をきちんと行う
    インプラント手術部位にはきちんと歯ブラシができないため、うがい
    薬が処方されます。
    通常、1日3回(毎食後)にされることをお勧めします。
    うがい薬を使用する期間は症状により違いますが、抜糸するまでは必
    要です。
    それ以降、うがい薬を使用するかどうかは、担当歯科医師と相談され
    て下さい。
   インプラント以外の歯をきちんと磨く
    インプラント以外の歯は、徹底して歯ブラシしていただきます。
    インプラント以外の歯が汚れていると、そのばい菌はインプラント手
    術部位にも感染します。
    そのため、徹底した歯ブラシが必要です。
   治療前に歯周病等も問題があれば、きちんと治す
    インプラント治療前に歯周病であったり、歯石が付着している場合に
    はきちんと治療をされた方が良いでしょう。
    
2  薬をきちんと服用する
    
    治療前や治療後に処方された薬は必ず服用して下さい。
    多くの場合、抗生剤が処方されます。
    ただし、薬を服用した後に気分が悪くなったり、発疹等が現れた場合
    にはすぐ担当医に相談して下さい。
    また、事前に合わない薬や以前問題が生じた薬があった場合には、あ
    らかじめ担当医に伝えておくことが大切です。
    また、現在服用している薬についても、事前に報告が必要です。

3  手術当日は、運動をしない、お風呂は入らない、お酒を飲まない

    手術当日に運動を行ったり、入浴すると腫れる確立が高くなります。
    お酒も控えた方が良いでしょう。
    通常は、1〜2日は控えた方が良いですが、手術状況等により違いま
    すので、担当医に聞いた方が良いでしょう。

4  すぐ横にならない

    手術後は安静にしていた方が良いのですが、すぐに横にはならない方
    が良い場合があります。
    これは、この後の就寝時の注意事項にも関係しますが、頭を低くする
    と血液が頭部(手術部位)に溜まりやすくなりますので、手術直後は
    できれば、すぐ横にならず、イス等に座っていただいた方が良いでし
    ょう。
    血液が溜まると腫れやすくなります。

5  手術当日は就寝時に枕を高くする
 
    先程と同様な理由で、枕を低くすると手術部(頭部)に溜まりやすい
    ので、枕を高くして就寝された方が良いでしょう。

6  顔を冷やす

    手術部位の顔面を冷やすと歯ににくくなります。
    アイスノンのようなもので、短時間冷やすことは腫れに対し効果的で
    す。
    しかし、あまり冷やしすぎ過ぎるのはいけません。
    冷やす時間は、10〜15分程度にし、
    一定時間をあけて再度冷やすようにして下さい。

今日でこのシリーズは終わりです。
次回から新しいテーマになります。
次回のブログは4/3(木曜日)になります。
次回は、『患者さんに優しいインプラント治療』です。


今週(3/28〜30)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎前歯部にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

上顎前歯部はインプラント治療において最も難しい場所です。(状況にもよりますが…)
その理由は審美性の問題が非常に大きいからです。
上顎の前歯部は、単に噛めれば良いという部位ではありません。

今回インプラントを行った部位は、歯根破折によって、保存が不可能と診断され、
抜歯に至った歯です。

なぜ、歯が割れてしまったのでしょう?
歯根破折の原因は、原因の多くは神経がない歯で起こります。
神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

歯の根が割れてしまった状態が続くと破折した部分から感染が起こり、周囲骨の吸収が起こります。
骨の吸収が大きく起こるとその後にインプラントを埋入する場合に非常に不利な状態になります。

今回のケースも歯根破折の状態が数ヶ月あったと思われたため、骨の吸収がかなり起っていました。

そのため、インプラントを埋入すると同時に骨を増大させる治療法が必要でした。

この治療を『GBR法』 と言います。

このブログをよくご覧になっていられる方はすでにご存知のことと思いますが…

さて、今回のケースでは、インプラントと同時に『GBR法』 を行いました。
『GBR法』 の中でもこうした方法を サイマルテイニアスアプローチと言います。

インプラント埋入と骨の増大が一度に行えるため、患者様にとっては治療回数が少なく、楽な方法です。

『骨って本当にできるの?』
『再生(増大)するの?』
と思われる方もいらっしゃるかと思います。

吸収状況 や 骨の再生量 にもよりますが、骨は再生可能です。

当医院でインプラント治療を行う方の約半数は、『GBR法』 を併用します。

もちろん、術前の骨の吸収量 や 再生させたい量 には差がありますが…

つまり、歯がないということは、それなりの理由があります。

以下のような理由です。

歯根破折
歯周病
歯を欠損のままにしていた

今回は、骨を再生させるために、人工の骨を併用しました。
使用した人工骨は、 β―TCPです。

世界的には他の動物(牛や豚)の骨を使用した人工骨(Bio-Oss®等)の使用が一般的ですが、こうした動物由来の人工骨は、日本においては、患者様が希望されることが少ないため、当医院では使用していません。
* しかし、世界的には骨の再生が良いことと、安全性が 多くの研究に
  より報告されています

『β―TCP』は人工的に生成された骨なので、それ自体が完全に骨になったりすることはありませんが、ご自身の骨や血液中の細胞が混ざることにより、骨に置換しやすいものです。
また、完全人工生成のため、非常に安全性が高いのも特徴です。
日本において 『β―TCP』は、歯科よりも整形外科等で、複雑骨折の治療等で普及している材料です。

使用したインプラントは、 アンキロス・インプラント です。
審美性を重要視する部位においては非常に有効なインプラントです。

手術時間は、約20分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に仮歯を作製します。
3. 仮歯にて問題がなければ型を取り
4. 型取りの後、 約20日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×1本、
最終的な被せ物は、
ハイブリッドセラミックの場合、1歯105.000円(税込)
セラミックの場合、1歯157.500円(税込)
です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のGBR法の費用も全て含まれています。



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2008年3月27日

インプラント治療後は腫れるのか?:その3

3/27(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その3』になります。


6 手術前の抗生剤の服用による腫れの予防
  次に抗生剤の術前の服用です。
  いくら手術環境を整えても100%無菌であるとこは無理なことです。
  そのため抗生剤の服用は重要になってきます。
  一般的に抜歯を行うと治療後に抗生剤の処方があり、
  抜歯後に患者さんは 服用することになります。
  しかし、本来は抜歯後に服用するのは遅いことになります。
  抜歯後に抗生剤を服用して効果があるのは術後の感染予防です。
  抜歯時の感染予防にはなりません。
  抜歯前に抗生剤を服用する必要性があります。
  しかし、日本の保険制度では抜歯前の抗生剤投与は認められていません。
  そのため通常は抜歯後に処方されることになります。
  インプラントにおいては保険診療ではないため
  術前に処方することがほとんどです。
 (場合により治療後に服用することもあります)
  インプラント治療中の感染予防に対して効果がある抗生剤の処方方法は
  治療の1時間以上前です。
  そうするとインプラント治療中の感染予防対策になります。
  しかし、現実的には手術の1時間前にいらしていただくのは大変ですので、
  当医院では前日から服用していただいています。
  抗生剤の術前服用に対しては以下のようになっています。
  米国外科医協会の術後感染委員会(Olson 1984, Peterson 1990)によると
  口腔内の手術において手術前に抗生剤を服用することは、
  70%以上の術後感染減少率になるとしています。
  また、手術前に抗生剤を服用するとその量も少なくすることができます。

7 歯周病による感染の結果の腫れ
  この後の術後感染に関係していますが、もともと歯周病であった場合、
  インプラント治療前に歯周病の治療を行っていないと口腔内に存在する歯
  周病細菌がインプラントにも感染してしまいます。
  感染すると歯肉は腫れ、痛みが起ります。
  そのため、インプラント治療前には歯周病の検査はかかせません。
  そして、もし歯周病が存在していれば、インプラント治療前に歯周病治療
  が必要になります。
  インプラントが歯周病のような状態を インプラント周囲炎と言います。

8 術後感染が原因による腫れ
  インプラント手術後に口腔内を不衛生にしていると手術部位に感染を起こ
  すことがあります。
  感染を起こすと腫れる可能性があります。
  しかし、通常このようなことは起りません。
  インプラント手術には口腔内を清潔にすることが大切です。
手術部以外をしっかりとブラッシングする
口洗液でうがいをする(クロルヘキシジン溶液等)
義歯を使用している場合には食後義歯をきれいに洗う
手術部に触れない



次回のブログは3/31(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その4』です。


今週(3/28〜30)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

今週は、インプラント手術自体ではなく、インプラントの被せ物について解説したいと思います。
(インプラント手術自体のみであると同じような話になってしまうもので…)

インプラントと骨が結合した後、(骨と結合するまで、平均的に上顎で3〜4ヶ月、下顎で2〜3ヶ月の期間がかかります)型を取るのですが、
『型を取ったらどれくらいの期間で被せ物が完成するか?』
という話をしたいと思います。

作製する材質や方法にもよりますが、
1〜3歯程度の噛み合わせに大きく問題がない場合には、1〜2週間で完成します。

しかし、前歯部の場合には、被せ物の歯の形を完成前に見ていただくことが必要な場合があります。
その場合には、型を取った後(1〜2週間)に歯の形の確認をしていただき、
その後さらに1〜2週間して完成です。

インプラントの数(欠損の数)が多い場合にはさらに完成までには時間がかかります。
これは、単に作製する数が多いからその分 作製時間がかかるということではありません。

例えば、下顎に1本も歯がなかったとします(無歯顎)。
完全固定式にするためには、通常、6〜8本程度のインプラントを埋入します。
そして、インプラント同士の ブリッジとします。
無歯顎ですので、14歯分(場合により12歯分)の連結した歯を作製します。

こうした場合、単に型を取れば、次回完成ではありません。
かなりの『作製ステップ』が必要です。

通常、型を取った後(1週間程度)、『噛み合わせ』を行います。

その後、『金属のフレーム』が完成します。
セラミック等の被せ物は、歯全てがセラミックではありません(オールセラミックという金属をまったく使用しないものもあります)。
通常、セラミックの内部は金属でできています。
補強の目的です。
特に ブリッジの場合、補強が必要になります。
この『金属のフレーム』を作製するのが大変なのです。

先程の『無歯顎』の場合、『金属のフレーム』最終的には全て連結されるわけですが、
全ての金属フレームを一度に完成させることは無理なのです。

この理由として、『金属のフレーム』の作製行程にあります。
歯科で作製する被せ物の金属部分は、『鋳造』と言って、
1000℃以上の高温で溶かした金属を
個人に合わせたブリッジの型に流し込んで作製します。

高温で溶かした金属は、この過程で、若干の変形を起こします。
得に大きなブリッジの場合には、大量の金属を使用しますので、
その変形率は高いものになります。

そのため、通常は、一度に14歯程度のブリッジを一気に完成させるのではなく、
1歯、1歯もしくは、数歯程度に分けて『金属のフレーム』を作製します。

つまり、最初の段階で完成した『金属のフレーム』はブリッジ状態ではなく、
細かく分割された状態なのです。

そして、口腔内で、その分割された『金属のフレーム』を『試適』します。
この段階で、『金属のフレーム』がきちんと変形なく、適合しているか確認します。

適合状態に問題なければ、分割された『金属のフレーム』を連結する作業にかかります。

次の段階(試適後、1〜2週後)では、この連結された『金属のフレーム』を再度
口腔内にて変形がないか?
適合は問題ないか?
等を確認します。

これで、『ブリッジの金属のフレーム』が完成です。

ここまでに、型を取ってから1〜1ヶ月半程度はかかります。

ここからの作製行程は話が長くなってしまうため、省略しますが、
(金属のフレームにセラミックを焼き付けるのです)

ここまでの期間と同程度の期間がかかってしまいます。

つまり、無歯顎の方に数本のインプラントを埋入し、ブリッジとする場合、
型を取ってから被せ物が完成するまでに、約2ヶ月以上はかかってしまうのです。

今回の話は少し分かりずらかったと思います。
今度写真付きで、順番に解説していく企画を考えます。

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2008年3月24日

インプラント治療後は腫れるのか?:その2

3/24(月曜日)です。


今日も前回の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その2』になります。



3 内出血による腫れ
  治療後に腫れる原因として、多いのが内出血です。
  分かりやすく例えると、手や足をぶつけた時に腫れることと同じです。
  手や足等をぶつけると皮膚下の血管が損傷し、破れます。
  その結果、皮膚内部で出血を起こすのです。
  これが腫れです。
  インプラント手術を行うと、必ず出血は起ります。
  出血が多い場合には腫れる確立は高くなります。
  手術範囲が大きかったり、インプラントの本数が多かったり、
   手術時間が長くかかった場合等です。
  このような内出血を抑える方法としては、
  可能なかぎり、手術範囲を小さく行う
  うがいをし過ぎない
  治療後の注意事項を厳守する
  インプラント治療後の注意事項として、
手術当日はお風呂を避ける
運動等を避ける
すぐに横にならない。また、就寝時は枕を高くして寝る
(頭を下げた状態にすると血液が手術部位に溜まりやすいため、すぐ横になる
 よりは、起きてイスに座ったりした方が良い)
手術部位を間欠的に冷やす
  アイスノン等で手術部を10〜20分程度冷やす。
  ただし、連続して冷やし過ぎると血液循環が悪くなるため、逆に良くありま
  せん。

4 手術前の衛生管理が不十分なことによる腫れ
  次に手術直前の口腔内の消毒不足です。
  手術直前には口腔内を消毒する必要性があります。
  口腔内は唾棄もあり、完全に滅菌することは無理ですが、
  術前に極力清掃することは非常に大切なことです。
  当医院ではインプラント手術当日はまず抗菌作用のある薬
  (クロルヘキシジンジェル)を歯ブラシにつけご自身でブラッシングして 
  いただいてから治療室に入っていただきます。
  そして、手術室ではクロルヘキシジン洗口剤で口をゆすいでもらいます。
  さらに麻酔の際にクロルヘキシジンの綿にて粘膜や歯を拭い、
  消毒を行います。

  次に、手術場所や、手術器具、治療者の衛生管理です。
  手術室でない場所で行ったり、不衛生な場所だったりした場合、
  感染する感染する可能性があります。
  インプラント手術を行う場所は衛生管理された手術室が良いでしょう。
  手術器具が汚染されていたりした場合です。
  しかし、この可能性はほとんどないと思って下さい。
  インプラント手術を行っている歯科医院では、
  使用する器具が汚染されているということはまずないと思われます。
 (もちろん、いろいろな歯科医院がありますので、
  絶対ということはありませんが…)。
  術者の衛生面も非常に大切です。
  術者の手術着やマスク、防止、手術用グローブ等です。
  髪の毛や顔に付着した汚れも注意が必要です。
  患者様の口腔内に術者の顔を近づけて手術を行うわけですから…

こうした衛生管理が不十分であると感染し、腫れる原因になります。

5 手術中による感染が原因による腫れ
  手術中に唾液が手術部位に触れたり
  インプラント本体に唾液が触れた場合、汚染されます。
  また、口腔粘膜に触れても問題が起ります。
  これは、他の感染リスクより起る確立が高いものです。
  防止策として、アシスタントの能力があります。
  手術する歯科医師は手術に集中していますので、
  アシスタントが唾液の排除を行うことになります。
  また、手術自体を手早く行うことです。
  これは無理して早く行うということではなく、
  きちんとしたトレーニング (切開の確実性や縫合の素早さ等)と
  術前のデータをきちんと頭にいれ、 
  治療前にイメージトレーニングをすることが有効です。
  的確に手術を早く行うことは感染のリスクを減らすだけでなく、
  術後の腫れも少なくします。

次回のブログは3/27(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その3』です。

今週(3/21〜23)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

本日紹介するケースは、全顎的に重度の歯周病であり、
欠損数も多く、上顎で8歯、下顎で4歯、の欠損でした。
このように重度歯周病の場合、欠損歯数も多いことがあり、
残っている歯の将来性も考えなければなりません。

例えば、連続した3歯の欠損があるとします。
この場合、通常は、2本のインプラントを埋入し、ブリッジとします。
しかし、3歯欠損の手前の歯が重度の歯周病であり、歯周病の治療を行ったとしても
近い将来にはダメになる可能性が非常に高いとします。
その場合、無理に残すより、抜歯することも考えられます。
抜歯の結果、4歯欠損になります。
4歯欠損の場合も 骨等の状況が良ければ、
2本のインプラントを埋入し、ブリッジとします。
先程の3歯欠損と同様に2本のインプラント埋入で大丈夫なのです。

しかし、将来的にあやうい歯(保存が難しい歯)を無理に残した場合、
3歯欠損ですので、
2本のインプラントを埋入し、ブリッジとします。
その後、あやうい歯(保存が難しい歯)がダメになった場合、
さらにその部分に1本のインプラントを追加埋入します。
この追加埋入により最終的には3本のインプラントを行ったことになります。

始めから、このようなことが分かっていれば、
あやうい歯(保存が難しい歯)は、無理に残さず、抜歯していた方が良かったかもしれません。

治療費の削減になります。

どちらの方法をとるかは、将来性を考え患者様とお話をして決定されます。

このように重度の歯周病患者様の場合、将来性を考えた治療計画が必要なのです。

さらに、欠損数が多い場合、全てのインプラント治療を一度に行うと
治療費の問題があります。

そのような場合には、段階的にインプラントの埋入を行います。

例えば、左右の奥歯が欠損していれば、
とりあえず、右側のみにインプラントの埋入を行い、噛む場所の確保をします。

重度の歯周病の場合、噛み合わせの安定は非常に大切なことです。

もちろん左右全てにインプラント治療が行えれば、さらに良いのですが、治療費を抑えるということを考えるとこうしたプランもあります。

さて、前置きはこれくらいにし、今回の症例に戻ります。

今回の患者様も、欠損数は多いので、一度の治療で全てを行うのではなく、
第一段階として、噛む場所の確保と
審美性確保のための前歯部のインプラント埋入をすでに行っていた患者様です。

今回は、残っていた下顎の奥歯にインプラントの埋入を行ったケースでした。

治療自体はさほど難しいケースではありませんでした。

使用したインプラントは、
ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 直径4.1ミリ、長さ10ミリ が2本でした。

手術時間は、約15分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り
3. 約2週間後に被せ物を装着して完成です。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×2本、
最終的な被せ物は、
ハイブリッドセラミックで1歯105.000円(税込)×2歯分
ですので、合計630.000円(税込)になります。

この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、型を取る費用、被せ物の費用等が全て含まれています。




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2008年3月20日

インプラント治療後は腫れるのか?:その1

3/20(木曜日:春分の日)です。


今回から新しいテーマになります。
『インプラント治療後は腫れるのか?:その1』です。

これから、インプラント治療を始めようと思っていられる方は、治療後の腫れと痛みに対する不安があるかと思います。
今回は、『インプラント治療後は腫れるのか?』ということについて解説したいと思います。

骨の高さや幅に問題がなく、1〜3本程度の少ない埋入本数であれば腫れる可能性は低いかと思います。
しかし、同じ治療を行っても個人差があり、腫れる方もいれば腫れない方もいるのが現状です。

しかし、骨の吸収が大きく、インプラントを埋入するために、どうしても骨の増大治療を行う必要性がある場合には、腫れる確立は高くなります。

骨の増大治療とは、
1  『GBR法』
2   サイナスリフト法
等です。

以下はこの前ブログでも書きましたが、重要なことなので、書きたいと思います。

骨が吸収する原因として、歯周病があります。 歯周病とは、
歯周病細菌の感染により歯を支えている骨が吸収することです。
歯周病を放置すると骨はどんどんと吸収してしまい、
最終的には“歯がグラグラ”してきます。
この段階では、骨の吸収が大きく、単純にインプラントを行うことができ
ない可能性が高くなります。

他には、歯根破折があります。
歯根破折の原因の多くは神経がない歯で起こります。
神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に “木” に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるため、脆くなってしまうのです。
歯の根が破折してしまった場合、折れている場所にもよりますが、ほとんどの場合抜歯となります。
ここで問題なのが、折れてしまった歯が何とかならないものだろうかと考え、抜歯をためらい、時間が経過してしまうことです。
破折したままの状態でいると破折した部分から感染が起こり、周囲骨の吸収が起こります。
骨の吸収が大きく起こるとその後にインプラントを埋入する場合に非常に
不利な状態になります。
もし、歯根破折と診断された場合には早期に対処(抜歯となることが多い)
する必要性があります。


次に、歯がないまま(欠損のまま)にすると骨が吸収します。

不適切な義歯の使用や歯が抜けたままにしていると顎の骨は吸収してきます。
骨は機能圧(噛むカ)が加えられることによりその高さや幅は維持されます。
歯周病に問題がなく歯がきちんとあれば顎骨の吸収はほとんどありません。
しかし、抜歯を行うと個人差はありますが、必ず顎骨は吸収していきます。
特に、上顎の奥歯においては、骨が吸収するとインプラントが非常に困難になります。

さて、話は戻りますが、骨の吸収している場合、骨の増大治療を行う必要性があるため、インプラント治療後に腫れる確立が高くなります。

以下、インプラント治療後に腫れる原因を列挙します。


 インプラントの埋入や骨の増大治療を行うためには、骨自体に触れること
  になります。
  骨は外部(外気)に触れるとそれ自体が腫れの原因になります。
  特に外気(部屋の空気)が汚れていると手術時にホコリが手術部位に触れ
  ますので、腫れる可能性が高くなります。
  もちろん手術器具自体が汚染されていると腫れの原因になります。
  手術室の完備や滅菌が大切になります。

 インプラント埋入に使用する『ドリル』が原因の場合
  骨内にインプラントを埋入する場合、専用の『ドリル』を使用します。
  つまり、埋入するインプラントの直径と同等の大きさまで、
  骨にドリルで穴を開けます。
  骨に触れること自体が腫れを引き起こす原因になります。
  回避することとして、
  できるかぎり、『ドリル』を使用しない手術を行うことがあります。
   『スプリッティング法』と言われる方法です。
  しかし、この方法は骨が柔らかい上顎で応用することが多い治療法です。

  また、『ドリル』の劣化も原因になります。
  『切れ味の悪いドリル』を使用すると骨へのダメージが大きくなりますので
  使用器具の品質管理も重要です。
  『ドリルの使用回数(使用限度)』は、
  骨の状態(硬い骨 か 柔らかい骨かの違い)によって違いますが、
  5〜10回が限界です。
  それ以上の劣化した状態での使用は、骨へのダメージがあるため、
  きちんとした管理が必要です。

  また、『ドリルの使用方法』です。
  骨の硬さにもより違いますが、『回転速度』も大切です。
  ドリルの使用 回転 速度が速いと、骨へのダメージは大きくなります。
  簡単に言えば、ドリルの使用 回転 速度が速くなると『発熱』が大きくな
  ります。
  骨へ加わる『熱』は非常に悪影響です。
  骨が『オーバーヒート:火傷(やけど)』状態になります。
  ドリルの使用 回転 速度が遅いと、なかなか削れませんが、
  速すぎても、骨へダメージが加わってしまいます。
  ドリルによる骨へのオーバーヒート を防止する対策としては、
  適切な形成速度を守ることと
  ドリルで骨を形成する際に冷却した水で十分に冷やしながら行うことが
  必要です。

  また、当然のことですが、『ドリルの衛生管理』は非常に大切です。
  インプラント治療における滅菌については以下を参考にされて下さい。
  ・インプラント治療における滅菌

この続きは次回にします。
次回のブログは3/24(月曜日)になります。
今日の続きで、『インプラント治療後に腫れる原因:その2』です。


今日は、話が長くなってしまたため、『今週のインプラント手術報告』は休ませていただきます。


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2008年3月17日

どのような状態が難症例か?:その9(最終回)

3/17(月曜日)です。

今日も前回の続きで、どのような状態が難症例か?:その9:全身疾患による難症例とは?『放射線治療の既往および血友病等の血液疾患は難症例か?』になります。

この内容も以前書いたものですが、重要な話なので、書きたいと思います。

今日で、『どのような状態が難症例か?』のシリーズは終了です。

放射線治療の既往がある患者様はインプラント治療が可能か?

ガン(癌)の治療で現在放射線治療を行っている方は基本的にインプラント治療ができません。
特に顎骨に放射線を受けている場合には外科処置は禁忌です。
また麻酔を行うことも危険です。
歯科麻酔により骨髄炎を起こす可能性があります。
そのため、インプラント以外の通常の歯科治療においても注意が必要です。
特に口腔領域の悪性腫瘍に対する放射線治療後は口腔内の炎症が起ったり、骨髄炎を併発していることが認められます。

また、放射線治療後には唾液の分泌量の減少が認められることがあります。
唾液の分泌が少なくなると、虫歯や歯周病が起る確立が高くなります。
そのため、放射線治療後には口腔内の管理をきちんとしておかないと虫歯や歯周病になった場合でも治療が難しいことがあるため、注意が必要です。
ただし、放射線治療後に一定の期間が経っている場合には医科担当医(放射線科医)との相談によってインプラント治療が行える場合もあります。
放射線治療後にインプラントをご希望の場合にはまず、担当歯科医師に今までの治療経過の詳細を伝えて下さい。


血友病等の血液疾患は難症例か?

血友病とは?(簡単なミニ知識)

血漿(けっしよう)の中には12種類の血液凝固因子があり、血小板と協力して止血のはたらきをしています。
凝固因子が先天的に欠乏しているために、出血しやすく、血が止まりにくい病気が血友病です。

血友病の方はインプラント治療が可能か?

ご自身が血友病等の血液疾患であることが分かっている方は外科処置が禁忌であることをご理解していらっしゃるかと思いますが、そうした既往がなくても普段ケガをした時に血が止まりにくいことを経験された場合には一度 血液検査をされることが大切です。
また、インプラント治療を受ける際にもそうしたことを自覚されている場合には担当歯科医師に必ず伝えて下さい。


今日で、『どのような状態が難症例か?』のシリーズは終了です。
次回から新しいテーマになります。

『インプラント治療後 なぜ腫れるのか?』です。
もちろん必ず腫れるわけではありませんが、腫れることもあります。
どのような時に腫れて、それはその程度続くのか?
等を解説したいと思います。

次回のブログは3/20(木曜日)になります。



今週(3/15〜17)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎に5本のインプラント埋入を行った1症例について解説します。

患者様は、初診時に上下顎に数本しか歯が残っていなかった方です。
そして、残っている数本の歯自体も 歯周病や虫歯で抜歯しなければならない状態でした。

そのため、全ての歯を抜歯し、下顎に6本、上顎に8本のインプラントを埋入し、インプラント・ブリッジ とする計画を立てました。

しかし、上顎の奥歯については、骨の吸収が非常に高度にあったために、すぐインプラントの埋入ができない状態でした。

このように骨が吸収してしまった原因は、 歯周病です。
歯周病の状態を放置すると歯を支えている骨が吸収してしまうため、奥歯においては、高度の骨吸収が起っていました。

歯周病による骨吸収の結果、骨の高さは1〜2ミリしか存在しない状態でした。

そのため、奥歯においては、骨を増大させる治療法を行いました。

サイナスリフト法です。

サイナスリフト法を行うと骨ができるまでに時間(期間)がかかります。

状態や個人差はありますが、6〜10ヶ月程度(骨が再生する期間のみ)です。

かなりの時間がかかります。

そのため、骨の高さや幅が ある程度存在する 上顎の前歯部分には、先にインプラントの埋入を行いました。

そして、先に埋入したインプラントで仮歯を作製します。

この仮歯は奥歯の治療が終了するまで、使用していただきます。

このように骨の状態が悪く、多数のインプラントを埋入する場合、治療計画をきちんと立てていないと、治療が終了するまで、患者様は噛むことに不自由になってしまいます。

さて今回は、上顎に前歯部には すでにインプラントが埋入してあり、今回は奥歯にインプラントを 追加埋入したケースです。


インプラントの埋入本数が多かったため、麻酔は、 静脈内鎮静法にて行いました。

手術時間は、 『GBR法』 『スプリッティング法』を併用したため、約60分かかりました。

埋入本数が多く、治療が複雑な場合、このような 静脈内鎮静法による麻酔、寝ている間に治療が完了するため、患者様には楽な麻酔です。

使用したインプラントは、
ストローマン・インプラント ・ ( I.T.Iインプラント)
SLAタイプ 直径4.1ミリ、長さ10ミリ が5本でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。

治療費
今回の手術を含め、上顎の治療費の合計は、
インプラントが1本21万円(税込)×8本、
最終的な被せ物は、
手前がハイブリッドセラミックで1歯105.000円(税込)×12歯分、
ですので、合計2.940.000円(税込)になります。
多数歯欠損であり、埋入本数も多く、インプラント治療では、最も費用がかかる治療方法です。

多数歯欠損がある場合で、治療費を抑えたい方は以下を参考にして下さい。
  ・ 治療費を抑えるインプラント治療(アタッチメント義歯)


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2008年3月13日

どのような状態が難症例か?:その8

3/13(木曜日)です。


今日も前回の続きで、どのような状態が難症例か?:その8:全身疾患による難症例とは?『心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中を起こしてから6ヶ月以内』になります。

この内容も以前書いたものですが、重要な話なので、書きたいと思います。

病気を起こした時期と現在の状況を伝えることが大切!

心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中を起こしてから6ヶ月以内は基本的にインプラントは禁忌です。
また、6ヶ月以上経過していても、以下の薬を服用している方は注意が必要です。
ただし、以下の薬を服用しているからと言ってインプラントができないということではありません。
例えば血管内で血液が固まるのを防ぐ薬を服用している場合、インプラント手術前後の1週間中断していただくことで可能となることがあります。
その場合は医科の主治医と連携し、状況に応じて相談しながら進めていきます。当院においてインプラントを行う方で以下の薬を服用している方は時々いらっしゃいます。
しかし、多くの場合、薬の服用期間を変更することにより、手術を行っています。

抗血小板薬 
  アスピリン(バイアスピリン、バファリン81mg)、パナルジン、プラビックス、プレタール etc…

抗凝血薬
  ワーファリン  etc…

* 歯科治療(特にインプラントのような外科処置)を行う際には必ず服用している薬を申告して下さい。
また、通院している科があれば全て申告して下さい。
それと、通院していなくても過去の病気や入院歴も必ず申告する必要性がありあます。
また、今まで通院暦がなくても現在病気である可能性もあります。
体調の変化等があれば、それも申告されて下さい。
インプラントという治療自体は特別な治療法を除いてさほど心配されるものではありませんが、万全な体制でのぞみたいものです。
また、服用している薬について分からない場合にはその薬を直接お持ちになっていただければ、歯科医院で分かります。


次回のブログは3/17(月曜日)になります。
次回は、全身疾患による難症例の最終回になります。
テーマは、『放射線治療の既往および血友病等の血液疾患』です。

今週の手術報告はお休みさせていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
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2008年3月10日

どのような状態が難症例か?:その7

3/10(月曜日)です。


今日も前回の続きで、どのような状態が難症例か?:その7:全身疾患による難症例とは?『腎臓病は難症例?』になります。

この内容も以前書いたものですが、重要な話なので、書きたいと思います。

腎臓病とは?(簡単なミニ知識)

 腎臓は尿をつくる器官で、腰の少し上の背中側に背骨をはさんで左右に1つずつ(2つ)あります。
人は毎日さまざまなものを食べたり、飲んだりしています。摂取した食物は栄養分を吸収したあとで尿や便として排泄されます。
以下は腎臓の働きの簡単な解説です。

1 尿をつくる(老廃物の排泄)
  老廃物の混ざった血液を濾過して尿中に排出し、きれいになった血液を全
  身に戻します。濾過装置のような役目です。

2 体内のバランスを保つ
  尿細管はナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、重炭酸イオンなどの
  うち体に必要なものを取り込み、また、不要なものを尿中へ分泌して排泄
  しています。
  これにより、体内のイオンバランスを一定に保ち、血液を弱アルカリ性に
  保っています。

3 血圧の調整
  腎臓では血流の流れが悪くなるとそれを感知し、酵素が分泌されます。

4 血液をつくる働きを助ける
  腎臓から分泌されるホルモンにより赤血球の数を調整しています。
  腎臓の機能が低下すると赤血球も減少するため、貧血症状があらわれます。

5 ビタミンDの活性化 
ビタミンDは腎臓で活性型ビタミンDとなり、小腸からのカルシウムの吸収を促進します。腎臓の機能が低下するとカルシウムの吸収が悪くなり、インプラントにも関係する骨軟化症、骨粗鬆症の原因にもなります。

腎臓病の方はインプラント治療が可能か?

腎臓病には軽いものから重いものまであり、その原因も治療法(食事制限や薬の服用、透析、移植等)もさまざまです。
そのため、腎臓病の方は全てインプラント治療ができないということではありません。
ただし、腎臓病の方は免疫力が低下しているため傷が治りにくく、骨との結合も難しくなります。
また、インプラント治療の際に服用する抗生剤や鎮痛薬等の使用制限もあります。
人工透析を受けている方では、血液の循環をよくする薬を服用するため、外科的処置をした時に止血しない場合があります。
そのため、人工透析を受けられている方はインプラント治療の際には注意が必要です。
病状にもよりますが、基本的に腎臓病の方はすぐインプラント治療が可能ということにはなりません。
担当医師との連携により相談しながら可能かどうか判断していきます。
インプラント治療をご希望の場合には必ず担当歯科医師に伝える必要性がある疾患です。


次回のブログは3/13(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『難症例8:心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中を起こしてから6ヶ月以内』です。



今週(3/14〜16)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から骨吸収が著しく起っている上顎にインプラントを5本埋入した1症例について解説します。


患者様は、現在上顎(前歯部)に3本の歯だけが残っています。

この残っている歯はすべて抜歯しなければ、ならないような状態です。

3歯を抜歯すれば、もちろん総義歯になります。

通常、このように抜歯しなければならない歯が存在する場合、先に抜歯を行い、歯肉が治癒後にインプラントの埋入を行います。

そのため、抜歯すると歯がなくなってしまいます。

通常は、抜歯後には、義歯(総義歯)となります。
この義歯は、インプラントと骨が結合するまでの間、使用していただきます。

しかし、今回治療を行った患者様は、義歯を使用するのがどうしても 嫌 ということがあり、
今回は、抜歯予定の3歯にてブリッジの仮歯を作製することになりました。
固定式の仮歯です。

上顎は3歯しか残っていないため、仮歯であれ、ブリッジとすることは困難なことですが、義歯をどうしても使用したくないという希望の中で、
選択肢はあまりない状態でした。

残っている3歯で仮歯のブリッジをする以外の方法としては、
即時加重(負荷)・インプラント という方法があります。

この治療法は、インプラントを埋入した当日にインプラントの土台にした仮歯を作製する治療法です。
しかし、この方法を行うためには、埋入したインプラントがしかかりとしていないといけません。(埋入したインプラントが動かない等…)

今回のケースは、骨が吸収しており、骨幅が非常に少ないため、埋入したインプラントの安定性は悪いことが事前に分かっていますので、
即時加重(負荷)・インプラント はできない状態でした。

そのため、抜歯予定の3歯は、とりあえずそのままとし、インプラントと骨が安定するまで、残しておくことにしました。

インプラントと骨がくっつく(結合)するのは、埋入後 約3〜4ヶ月です。

それまで、天然歯同士のブリッジの仮歯は使用します。

このように 治療方法は一つしかないということではなく、患者様の生活習慣や、ご希望等により、さまざまなバリエーションがあります。

今回は上顎に残っている3歯は、抜歯予定ですが、インプラント治療がある程度進行する期間中は、仮歯の土台として利用することにしました。

今日のインプラント手術報告は、インプラント治療の進め方を中心に解説しました。

手術は、 『静脈内鎮静法』 にて、行ったため、
手術時間は、約90分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 インプラントと骨が結合するまで、
   約3〜4ヶ月お待ちいただきます。
3. インプラントと骨が結合後、天然歯を抜歯します。
   そして、インプラント同士のブリッジの仮歯にします。
4. 今度はこのインプラントを土台にした仮歯で約2ヶ月待っていただきます。
抜歯部が治癒するまでの間です。
5. 抜歯部が治癒したら、いよいよインプラントの型取りです。
6. 型取り後、被せ物が完成したら口腔内に装着して完了です。

今回は、治療期間中の義歯を避けるため、抜歯予定の天然歯を暫く使用していました。
インプラントと天然歯が結合するまでです。
そのため、治療期間は長くなってしまいましたが、治療期間中、義歯を使用したくない方には最適な治療方法と言えます。 


治療費
インプラントが1本 21万円(税込)×5本、
被せものが、1歯 105.000円(税込)×10歯、
ですので、合計2.100.000円(税込)になります。
費用はかかりますが、総義歯ではなく、
固定式になります。

この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のスプリットクレスト法の費用も全て含まれています。




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