歯周病専門医サイトブログ

2010年8月の記事一覧
2010年8月30日

最近 重度歯周病の方が増えている!:その2

8/30(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方が増えている!:その2』になります。
前回のブログでは、重度歯周病の方の原因についてお話しました。
本日のブログでは なぜこのような方が増えているかの原因について解説します。

まず考えられる原因の一つ目です。
最近は、インターネット等で多くの情報を検索(調べる)ことが可能になりなりました。
この調べられることは、利点もあれば欠点もあります。
調べる時間が長ければ長いほど 病状というのは悪化していきます。
当医院に来院される患者様の中には、
何年にも渡り歯周病について調べている方もいらっしゃいます。
本来であれば、もっと早く治療をしていれば十分治ったケースもあります。
歯周病が心配になり、なんとか歯周病について調べたい 
ということがあり、調べ始めます。
歯周病について調べているうちに 歯周病の問題を多く知ります。
心配になって さらに調べます。
「どこの歯科医院がいいのか?」
「良い治療法はないのか?」
等 検索します。
時間が経つうちに歯周病はどんどんと悪化していくのです。
もっと早く治療開始していれば…
という状態の方はかなりいらっしゃいます。

次に歯科医院を何件も転院する方です。
例えば、ある歯科医院で歯周病があまりにも進行しているため 抜歯と診断されたとします。
もちろん患者様にとっては抜歯は避けたいことです。
そのため、抜歯と診断された時点で転院してしまう患者様もいらっしゃいます。
なんとか抜歯せすに治療してくれる歯科医院を探すのです。
お気持ちはわかります。
ここで難しいことは 本当に抜歯しか方法がない場合です。
歯周病は感染症であることは前回のブログでも解説しました。
そのため、重度歯周病を放置しておくと 歯周病はどんどんと進行してしまいます。
「抜歯が嫌!」
ということだけで そのまま放置することで 病状はどんどんと悪化するのです。
当院に来院される方の中には、100%抜歯しか方法がない状態の歯も現実的には存在します。
しかし、抜歯をしないために、他の歯に感染が転移し、
さらに多くの歯を失うことになることもあります。
歯周病の転移を他の病気に例えると ガン(癌)があります。
癌(ガン)を放置すれば、他の臓器に転移を起こします。
ガンといっても軽度のガンもあれば、進行したガン(重度のガン)もあります。
軽度のガンであれば、抗ガン剤で治る程度の状態もあります。
しかし、切除(手術)しか方法がないケースもあります。
「なんとか手術しないで治る方法はないのか?」
とご希望され 何件もの病院を転々とされたり、
インターネットで調べられる患者様にいらっしゃいます。
その間に病状がさらに悪化する場合もあります。
早急に適切な対応をしなければならない状態の病気もあるのです。
誤った自己判断が病気を悪化させるケースもあります。

次に歯科医師自身の間違った判断です。
歯周病という病気をきちんと判断できない歯科医師がいるもの事実です。
当医院に来院される重度歯周病患者様の多くは、
「づっと歯科医院に通院していたのに…」
「定期的に治療を行っていたのに年々抜歯となっている」
「歯周病と言われたことがない!」
「歯周病の検査を行ったことがない!」
「歯周病の治療を受けたことがない!」
という方が来院されます。
『もっと早く歯周病の検査をしていれば 重度歯周病にならなかったのに!』
と考えられる患者様がほとんどです。
なぜこのようなことが起こったのでしょう?
なぜもっと早く歯周病という診断ができなかったのでしょうか?
次回の『最近 重度歯周病の方が増えている!:その3』では、
歯周病を早期に見つけるために
良い歯科医院を受診するためのポイントについて解説したいと思います。

歯周病は早期は発見できれは、十分改善することが可能な病気です。
しかし、進行した歯周病であった場合には、
歯周病専門医 であっても治すことができません。
また、重度歯周病の方であった場合、一度 歯周病治療 を行ったとしても再発するリスクが高くなります。
これは、歯周病は生活習慣病だからです。
歯周病を例えると 高血圧 や 糖尿病 と同じです。
進行した高血圧 や 糖尿病の方は、治療により
血圧が下がったり、血糖値が下がっても それで一生問題が起きないということではありません。
食生活 や 運動 といった生活習慣を 健康な方以上に徹底して行っていかないと
すぐに 血圧が高くなったり、血糖値が上がったりします。
一度病気になった方は、再発リスクが高いのは事実です。
歯周病もまったく同じです。
重度歯周病の方は、一度治療を行ってもその再発率は高いのです。
実際に当医院で治療を行った重度歯周病の患者様の中にも
歯周病が再発する方もいらっしゃいます。

歯周病にならない!
軽度歯周病のうちに対応(治療)を行う!
ことが本当に大切なのです。

それでは本日はこれで終了です。
次回の『 良い歯科医院を受診するためのポイント 』をお楽しみに!

次回のブログは、9月6日(月)になります。



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2010年8月23日

最近 重度歯周病の方が増えている!:その1

8/23(月曜日)です。

本日のアップが大変遅れました。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方が増えている!:その1』になります。


今年になってから 歯周病で来院される方の中で
非常に歯周病が進行した患者様が増えています。
原因は さまざまですが、
長い間歯科医院を受診されなかったことが大きな問題となります。

ここ数年の経済状況もあるかもしれません。
悪い状態でありながら そのまま放置してしまったことによる 歯周病の悪化です。

歯周病になってしまう原因には、多くのことが考えられます。
歯周病の主な原因は以下になります。

まず、歯周病細菌の存在です。
歯周病は感染症 です。
歯周病細菌というバイ菌が歯肉の中に侵入して起こる病気です。
歯周病細菌が歯肉の中に侵入すると
歯肉が腫れ、
出血を起こし、
最終的には歯を支えてる骨が吸収 します。
骨吸収が進行すると 歯がグラグラとしていき、最終的には、歯が抜けてしまいます。
この細菌感染を防ぐことが歯周病にとって重要なことなのです。

次の原因として、噛み合わせ です。
噛み合わせとは、噛む力の負担が大きい場合に 歯がその力に耐えきれずに
ダメになってしまうことです。
噛み合わせだけでは、歯周病にはなりませんが、
歯周病が進行しているような状態であった場合で 噛み合わせに問題がある方は、
歯周病が一気に進行してしまいます。
具単的には、先(最初の原因)でご説明したように 歯周病は、歯周病細菌による感染によって起こります。
歯周病細菌の感染が進行し、歯を支えている骨が吸収し始めると、
通常の噛む力でもグラグラしてきます。
この状態でさらに噛む力の負担が大きくなると
歯自体は、とても噛む力に耐えきれずに グラグラがさらに大きくなっていくのです。
私達歯周病専門医 が最も難しい治療としているのが この噛み合わせがある患者様です。
ちなみに どのような噛み合わせが問題なのかと言いますと
歯ぎしり や くいしばり がある方です。
『私は 歯ぎしり をしていないので関係ない!』
と思われている方も多くいらっしゃると思います。
しかし、実際には、ほとんどの方は『歯ぎしり』をしています。
中には『ギリギリ』と音がする方もいらっしゃいますが、
音がしない方の方が多いのです。
歯は、骨吸収がない状態でも多少は動くものです。
これは、正常なことなのです。
しかし、動く範囲は決まっています。
この正常に動く範囲であれば、歯には負担は加わりません。
しかし、この正常な範囲以上に歯が動いてしまった場合が問題なのです。
手首を例にとって解説します。
当然のことながら手首は動きますよね。
でも動く範囲は決まっています。
手首を360度 ぐるっと動かすことはできません。
動く範囲が決まっているからです。
しかし、転んだりした時に手を強くぶつけたとします。
その際に手首が必要以上に曲がったとします。
正常な動く範囲以上に動いてしまったのです。
この場合、手首のすじ は伸ばされて しまいます。
いわゆる 捻挫(ねんざ)という状態です。
歯にもこのようなことが起こるのです。
歯が正常範囲で動く以上に 噛む力のダメージが加わると
歯は打撲を起こすのです。
噛み合わせの問題は、本当に歯科治療(歯周病治療)を難しくします。

次の歯周病原因として喫煙
があります。
喫煙者は歯周病が非常に治りにくい のです。
喫煙と歯周病の関係は、歯周病の学会において 数多く報告されています。
ある報告によると、喫煙者は、非喫煙者と比較して、
歯周病の進行は 6倍以上も早い という結果もあります。

次の原因として生活習慣 です。
歯周病は生活習慣病なのです。
つまり、歯周病は、高血圧 や、糖尿病、高コレステロール症 といった病気と同じといってもいいでしょう。
糖尿病、高血圧 等の治療を行う際には、単に内科医 等が薬を処方するだけでは治りません。
患者様ご自身が生活習慣を適切に見直すことが重要です。
もちろん、食生活、運動、喫煙、睡眠、ストレス…等です。
いくら薬を飲んでも、上記のような生活習慣が守れなければ、治りません。

こうしたことが歯周病の原因と言えます。
まとめると 歯周病の原因は、
感染症!
噛み合わせ!
喫煙!
生活習慣
ということです。

最近 重度歯周病で来院される患者様の多くは、こうした原因といくつも抱えている方が多いのです。
しかも、長期的に歯周病を放置されているため、当医院を受診された時には
すでに歯周病が進行しすぎてしまっているのです。

歯周病の治療は多岐におよびます。
歯周病になってしまった原因により
治療方法はさまざまです。

簡単な治療で十分完治するケースもありますし、
治らないケースも存在します。
いくら歯周病専門医 でも全ての歯周病を治せるわけではありません。

そのため、手遅れにならないうちに治療を開始することが最も重要なのです。

次回の歯周病ブログでは、『最近 重度歯周病の方が増えている!:その2』として、なぜこのような進行した歯周病の患者様が増えているか の理由について解説します。


次回のブログは、8月30日(月)になります。



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2010年8月9日

歯周病は再発しやすい!:その3

8/9(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病は再発しやすい!:その3』になります。

このテーマの1回目では、「骨吸収が進行している状態は歯周病が再発しやすい!」
2回目では、「生活習慣病と歯周病とは関係が高い!」
というお話をしました。

本日は、定期検査(メインテナンス)の重要性です。
歯周病治療が終わったら必ずメインテナンスにいらして下さい。

歯周病の治療が終了したとしても、きちんとした管理ができていないと 
必ずと言ってもよい程再発してしまいます。
実際に歯周病で時間をかけて治療したにもかかわらず、再発をしてしまい抜歯をしなければならない状態になった方も多くいらっしゃいます。
歯周病の治療中 や 治療終了直後は 歯周病菌(歯周病を悪化させる問題の菌のこと)が非常に少なくなっています。
始めは、歯ブラシも非常に注意をし、時間をかけて行っていますが、
だんだんおろそかになっていく場合もあり、ふたたび問題となる歯周病菌が繁殖しやすい環境となるため 再発を起こしてしまいます。
メインテナンスとは 定期的に口腔内を管理することにより、歯周組織の健康を維持していくことです。
アメリカの歯周病学会では 歯周病のメインテナンスを 
『歯周病の治療の延長であり、新しいあるいは再発する異常や疾患を早期に発見し、治療しようとすることである』としています。

そして このメインテナンスの有効性や期間を科学的に実証する論文も多数あります。

AxellsonとLindhe(1981)という研究者は以下のような報告をしています。
6年間にわたり歯周外科治療を受けた 患者さんが
適切なメインテナンスが行われないとどうなるかを調べました。
2〜3ケ月の間隔でメインテナンスを受け、
その時に診査と指導、および 歯石除去等のクリーニングをした患者さん(メインテナンス群)と、
メインテナンスを受けなかった患者さん(指導やクリーニングはしないで検査のみに来院してもらった)
ではあきらかにメインテナンスを受けなかった患者さんは再発していた。
と報告しています。

また、RoslingとNyman(1976)という研究者も同様の研究結果を発表しています。
口腔内の管理とメインテナンスがきちんと行われた場合、
口腔内管理 および メインテナンスがあまり行われなかった場合に比べて、
歯周病治療によって失った骨の再生に効果があることを報告しました。
また、逆に 歯周外科処置を行っても、
その後の口腔内管理とメインテナンスが行われなかった場合は
再発する ことをKeer(1981)を報告しました。
この報告によると 歯周外科処置後 5年の再検査の結果、
口腔内管理とメインテナンスがきちんと行われなかった患者さんのうち
その45%に失敗が認められたと報告しました。

また、例え進行した歯周疾患であっても、歯周治療を受け、適切な口腔内管理とメインテナンスを行った場合は かなりの確率で歯を維持することが可能であるという報告も多数あります。
0liver(1969)は 5年から17年間(平均10.1年)のメインテナンスケアーを行っている歯周疾患患者さん 442人について報告した。
この研究によれば歯の喪失率は1.6%という非常に低いものであった。
Ross(1971)らは 2〜20年メインテナンスを受けた患者さん 180人について歯の喪失率は患者1人当たり0.78歯であった。
と報告している。
同様に、口腔内管理をし、メインテンスをきちんと受ければ歯周疾患にかかった人でもメインテナンス期間中に失う歯の平均は
Hirschfeld (1978)は 1.8歯、Becker(1984)は0.72歯、
Nabers(1988)らは0.29歯であったと報告している。


上記のような報告からも分かるように
一度歯周病治療を行っても 継続的な管理がなければ
再発する確立が高くなります。

歯周病になった方 特に重度歯周病の方は、歯周病治療後も一生メインテナンスを継続して行うことが必要になります。
これはどのような病気でもそうです。
例えば、高血圧、糖尿病等の方は、一度治療されたからといって一生問題がないということではありません。
再発するリスクは通常の方に比べてはるかに高いのです。
そのため、重度糖尿病であればあるほど一生管理が必要です。
現実問題として、重度糖尿病の方の多くは、再発しています。
再発する結果、通常の生活がでいなくなったり、
失明したり、手足を失ったり、透析治療を受けるようになったり と
大変なことになって始めて
「もっと前に徹底した管理をしていれば…」
と多くの方が後悔するのです。
当医院に来院される重度歯周病患者様の中にも
非常に軽視して考えられている方がいらっしゃいます。
歯磨きも 「 仕事が忙しい!」等の理由から適切にできていなかったり、
メインテナンス(定期検査)受けなかったり
する方がいらっしゃいます。
そうした方の多くは、結果的に歯周病が再発し、多くの歯を失うことになります。
本当に治したい と考えられている方は、
ご自身が病気であることを真剣に考えることが重要なのです。


来週の月曜日(8/16)はお休みします。
次回のブログは、8月23日(月)になります。



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