歯周病専門医サイトブログ

2013年2月18日

歯周病? 患者様の不安をあおる 悪質な詐欺のような診断と治療

2013年2月18日(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今日は、夕方まで用事があったため、ブログアップが遅れました。

始めに当医院のHPに問題が起こっているという話をします。
当医院のHPが なにものかによって
書き換えられたり 等の問題が起こっています。
現在調査を行ってもらっているので、そのうち原因は判明するそうですが…

当医院のサイトのあるページを開こうとすると
警告が表示されるのです。

まだ原因は特定されていませんが、
これが、人為的なこととすると
悪質な行為です。

悪質な行為と言えば、
最近 妙なことを理由として、来院される患者様が来院されます。

ここ1〜2ヶ月ぐらいでしょうか?

患者様の主訴は、
「歯周病の検査」、
「歯周病治療」、
「歯周病治療のセカンドオピニオン」

と さまざまんですが、
具体的な病状を訴えていないのが特徴です。

そこで話を伺うと皆さん同様のことを言われます。

以下のようなことです。
「他の歯科医院で 顕微鏡で歯周病細菌を見せてもらいました。」
「顕微鏡でみたら細菌がウヨウヨいました。」
「先生は、細菌がいっぱいいるので、歯周病治療が必要です。」
とおっしゃいました。
そして、
「歯周病細菌を殺すのみ薬を服用し、歯周病治療が必要です。」
というものです。

みなさん ほぼ同じことでした。

重度歯周病であったとの診断でした。

もちろん 当医院では まず歯周病検査 から始めます。

歯周病検査の基本中の基本の
歯周ポケット検査 です。
inspection1


そして、レントゲン検査です。
スライド3

(上記のレントゲン写真は参考の写真であり、今回の問題となっているレントゲン写真ではありません)

こうした検査を行ったところ
歯周病の問題はまったくありませんでした。

非常に健康な状態でした。
歯周ポケットも正常値ですし、
レントゲン写真からも問題となるような骨吸収は認められません。

「ん ?」
「歯周病?」
というような状態です。

ここで問題なのは、
歯周病でない状態の患者様を なぜ歯周病と診断し、
抗生剤まで服用させて治療が必要であると言ったのか?
ということです。

こうした患者様が数人どころではありません。
先月からネット相談でも
内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療 についての問い合わせが相次いでいます。

これは、過剰診療というレベルではありません。
病名のねつ造ですから…
健康な状態 もしくは 多少の歯周病のある程度の状態 にも関わらず、
顕微鏡で細菌を見せ、患者様の不安をあおり、
本来必要のない治療を強要する行為であり、決して許されることではありません。

検査を行った患者様には、
「歯周病の問題はありませんので、治療の必要性はありません。」
と説明を行う患者様もいらっしゃいましたし、
多少の歯周病のレベルの状態の方には、
通常の歯周病で問題がないことを説明致しました。

先ほど説明しました内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療 というのは、
適切な診断と適応を守らないと使用する意味はありません。

適応症についての詳細は、以下のページをご覧になって下さい。
内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療

上記のページを読んでもらえば分かりますが、
「薬を飲めば、歯周病が治る!」
というような魔法の薬はありません。

適応症をきちんと守らないと
効果がないだけでなく、逆に問題も起きてしまいます。

内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療 の適応症を簡単に説明すると
以下のような患者様に対して抗菌療法を行うかの検討をします。
必ず行なうわけではありません。
抗菌療法を行うかの検討をするのです。

a. 通常の歯周病治療を行っても改善が認められない方
(ただし、歯磨きが十分にできていることが前提です)

b. 年齢に対して歯周病が非常に進行している方
(広汎型重度歯周炎、広汎型侵襲性歯周炎)

c. 全身的病気(血糖値不良の糖尿病、免疫機能低下患者、虚血性心疾患)を有する中程度以上の歯周病の方

歯周病治療と併用してアジスロマイシンという薬を服用することにより
歯周病の効果を高めるのです。

ただし、現行の保険診療では、
アジスロマイシンの服用を行いながらの歯周病の基本治療は認められません。

自費診療による歯周病治療となります。

私が患者様から聞いた中では、
この治療に数十万円かかると言われた方もいらっしゃいました。

もともと さほど歯周病の問題がない方なのに
(まったく問題がない方もいらっしゃいました)
高い治療費を払わされて、
効果がないだけでなく、問題が起こることもあるのにです。

必要のない病状に対して内科的歯周病治療 を行うと以下のような問題も引き起こす可能性があります。

1. 薬剤耐性(薬剤に対して抵抗性を持ち、これらの薬剤が効かない、
   あるいは 効きにくくなる現象のこと)が起こることがある!
   耐性菌については、以下のページを参考にして下さい。
   抗生剤と耐性菌の話し

2. 薬物アレルギーが起こる可能性がある!

3. 他の服用している薬との相互作用がある!
   例えば、ワルファリン(抗血栓薬)を服用されている方が
   ペニシリン系の抗生剤を服用すると作用を増強します。

4. 菌交代現象が起こる可能性がある!
   菌交代現象とは、抗生剤の長期投与等により正常細菌が減少し、
   通常では存在しない細菌や少数しか存在しない細菌が異常に増殖する現象のこと。


利益を得るための過剰診療としか言えません。

許しがたいことです。

顕微鏡を使用することは、患者様に歯周病ということを知ってもらうために
有効な検査です。
当医院でも必要があれば行います。

ただし、健康な状態の方もで 顕微鏡を用いて検査を行えば、
細菌は見えます。

問題なのでは、
その見えた細菌が問題となる細菌なのか?
口腔内に常在している細菌なのか?
ということです。

患者様が分からなからと言って
歯周病に問題とならない細菌を見せて、
不安をあおることは決して許されることではありません。

患者様ご自身も
「おかしいな」
と思われたら、セカンドオピニオンを受けられた方が良いでしょう。

複数の医療機関で同様の診断と治療方針であれば、良いのですが…

最近おかしな状況が続くので警告という意味の話でした。

当医院HPの警告表示には困りますが…
早く調査が進み原因が分かると良いのですが…


次回のブログは、1月25日(月)になります。



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公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
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