歯周病専門医サイトブログ

2013年4月の記事一覧
2013年4月22日

歯周病を治したいと思っている方への話

2013年 4月22日(月曜日)です。

ゴールデンウィーク期間中の休診案内
2013年 5月2日(木)〜5月6日(月)休診致します。


このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病を治したいと思っている方への話』になります。


歯を失う原因で最も多いのが歯周病です。
当医院に来院される患者様の多くは、歯周病で悩んでいる方です。

歯がグラグラしたり、
歯が欠損していたり、
ブラッシング時に出血があったり、
歯肉が腫れていたり、
歯肉が退縮してきたり、
歯がしみたり、
歯並びがどんどんと悪くなってきたり、
痛みがあったり
と歯周病による症状は、さまざまなことがあります。

そして、多くの患者様は、
『なんとかしたい !』と思っていらっしゃるでしょう。

しかし、現実的には、
『通院する時間がない』
『治療は、痛いのではないのか?』
『抜歯になったら嫌』
『本当に治るのか?』
『治療費はどれくらいかかるのだろう?』
等多くのご心配ごとをかかえていいると思います。

そのためには、まず、歯周病について理解していただくことが重要です。
歯周病は、放置していても決して自然に良くなったりはしません。
悪化するだけです。

病状が悪化すればするほど、抜歯する確率は高くなりますし、治療は大変になります。
治療が大変ということは、治療期間もかかりますし、治療費もかかることになります。

確かに悩むことは多いかと思います。
しかし、放置しておいて、良いことは一つもありません。

歯周病は、感染症です。

歯周病細菌という菌が口腔内で繁殖することにより病状が悪化するのです。

そのため、歯周病を治すためには、単に歯科医院で治療を受けるだけでなく、
ご自身での管理が重要になります。

歯周病は、生活習慣病です。
糖尿病や高血圧を同じです。
糖尿病や高血圧は、単に病院で処方された薬を使用していれば治るということではありません。
食生活や運動、睡眠等の生活習慣の改善が重要ですし、
ストレスのない生活習慣、禁煙も大切なことです。
歯周病も全く同じです。
毎食後の徹底した歯ブラシを始め、生活習慣が非常に重要です。

歯周病の治療を受ける前に
『歯周病とはどのような病気か?』
『歯周病の原因は?』
『歯周病の治療はどのようなことをするのか?』
『歯周病は治るか』
きちんとご理解していただきたいと思います。

歯周病の検査や治療自体は、基本的にどこの歯科医院でも行えます。
軽度から中程度の歯周病であれば、歯周病の専門医でなくても十分対応は可能です。

しかし、進行した歯周病の場合には、歯周病の専門医を受診した方が良いでしょう。
お近くの歯周病専門医は、日本歯周病学会のHPに記載されていますので、参考になさって下さい。
日本歯周病学会ホームページ(歯周病認定医掲載ページ)
   日本地図がありますので、ご希望の都道府県をクリックして下さい。

歯周病治療は時間との勝負です。
現実問題として、
いくら歯周病専門医であっても あまりにも進行した歯周病(重度歯周病)であった場合には、
治すことはできませんし、
病状が改善したとしても将来性は著しく低いです。

早期発見、早期治療が重要です。

当医院に重度歯周病で来院される患者様の中には、
歯周病発症から10〜20年以上経過していると考えられる方が多くいらっしゃいます。

そうした方の多くは、
「最近 歯がグラグラしてきた」
「1年くらい前から歯肉から出血があった」
という比較的最近から問題が起こったという体験を話されることが多いです。
そのため、まさか抜歯するような状況になっているとは思ってもいません。

しかし、症状は最近あったのかもしれませんが、
発症から10〜20年以上経過していると考えられる状況も非常に多いのです。

歯周病は、軽度の状況であれば、十分治ります。

中程度であっても適切な治療と管理により、
将来的に維持することは可能です。

しかし、あまりにも進行してしまうと治すことは難しいのです。

こうしたことは、他の病気にも言えることです。
風邪のような病気は、
発熱があったり、咳がでたり…等 の症状が起こるため判断しやすいですが、
多くのガン(癌)は、自覚症状ができにくことはご存知のことです。
そのため、定期的に人間ドック(ガンドック)等を受けて、
検査を行い、早期発見をすることが重要なのです。

歯周病も同じです。
早期検査で病状を発見することが可能です。
歯周病検査自体は、なにも難しいことではありません。
最も一般的に行われる 歯周ポケット検査という歯周病診断は、
非常に簡単で
5分程度で終了します。

健康保険も適応されます。
歯周病ポケット検査自体のみであれば、
1.000円もしません。
  *上記の費用は健康保険3割負担の方です
   レントゲン や 他の検査 、指導料 等の費用は含まれていません

こんな簡単な検査であれば、受けていただきたいと思います。

そして、可能であれば検査結果の説明を受けた後に
検査結果データ(歯周ポケット検査表のコピー)をもらっておくことが良いでしょう。

例えば、
血圧が高い人や
血糖値が高い人は、
必ずと言っていいほど ご自身の検査データを知っています。
あたり前のことです。

しかし、歯周病を主訴として 当医院を受診される方のほとんどで
ご自身の歯周病検査データをしっている方はいません。
過去に歯周病検査を受けたことすら知らない患者様も多くいらっしゃいます。

歯科医院で歯石を取ったりする際には、
健康保険診療では、歯周病の検査を行うことが必要となりますので、
歯周病検査はおこなっているはずです。
これは、健康保険では、病名をつけることが必要となりますので、
病名をつけるためには、検査を行わないといけないのです。

そのために歯石除去前に
通常、歯周病検査を行っているはずなのです。

今まで歯科医院で歯石除去を受けたことがある方は、
ほとんどの場合で歯周病検査を行っているはずです。

本来は、検査結果を患者様に説明することが必要なのですが、
現実問題として、
当医院を受診される歯周病患者様に対して、
歯周病検査を行い、ご説明すると
「始めて聞きました!」
という患者様が非常に多いです。

しかし、定期的に歯科医院を受診し、
歯石除去も何度も行っているようです。

それでも始めて「歯周ポケット検査の説明を受けた」
という患者様が圧倒的に多いです。

何度も話ますが、
歯周病検査(歯周ポケット検査)自体は、非常に簡単な検査です。
虫歯1歯治療するより治療費も安価で行えます。
そのため、歯科医院を受診される場合には、
歯周病の検査を希望し、受けていただきたいと思います。
そして歯周ポケット検査データのコピーをもらって下さい。

先ほども説明しましたように高血圧の方は、ご自身の血圧のデータ(値)を知っています。
糖尿病の方もご自身の血糖値を知っています。

せっかく歯科医院を受診するのであれば、
歯周病の検査データを知っておくとは、大切なことです。

今日のテーマは、
『歯周病を治したいと思っている方への話』
ですが、
まず患者様ご自身が、
歯周病の状態を把握していないといけません。

先に当医院を受診される重度歯周病患者様の多くは、
10年以上前から歯周病が発症していたと考えられる状況がほとんどであり、
もっと早く治療を開始していれば…
と考えられるのです。

何度も書きますが、
歯周病は、早期発見、早期治療が重要です。


次回のブログは、少し先になりますが、 5月13日(月)です。

4月29日(月曜日:昭和の日)は、
朝からオールセラミックの学術講演参加のため、ブログも休みです。

5月6日(月曜日:子供の日振替休日)もブログは休みです。




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当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
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今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

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  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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2013年4月15日

歯ぎしり、噛みしめ、食いしばり は歯をダメにする!:その6最終回

2013年 4月15日(月曜日)です。

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2013年 5月2日(木)〜5月6日(月)まで休診致します。


このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯ぎしり、噛みしめ、食いしばり は歯をダメにする!:その6』になります。

このシリーズは今まで5回に分けて解説してきました。
その中で『歯ぎしり や くいしばり』が強い人は、

詰め物 や 被せ物 (差し歯)がすぐ取れてしまったり、
歯の根元付近が削れたり(根元付近に凹みができたり)、
歯がしみたり(知覚過敏)、
歯の噛む面が削れたり、
朝起きると顎が痛かったり、口が開きにくかったり(顎関節症)、
歯周病でもないのに歯が年々ダメになったり、
歯が折れたり(歯根破折)、
といったことが起こることを解説しました。

特に神経がない歯がある方の場合、歯自体が脆くなっているので、歯根破折 の可能性が非常に高くなります。
神経のない歯がある人が 歯ぎしり や くいしばり を起こしている場合には、さらに歯根破折 の可能性が高くなります。
歯根破折 を起こすと基本的に抜歯です。
そのため、歯ぎしり や くいしばり を防止することが重要になってくるのです。

本日は、歯ぎしり や くいしばり 防止対策について解説します。

『歯ぎしり』や『くいしばり』から歯を保護するのが、
『ナイトガード』と言われるものです。
簡単に言えば、『マウスピース』です。

これはスポーツをする人が使用しているものと同じような装置です。
ボクシング、ラクビーといったスポーツ選手が使用するものとほぼ同じものです。
『ナイトガード』保険診療が適応されますので、『歯ぎしり』や『くいしばり』を 自覚されているか、歯科医院で指摘された場合には是非 作製された方がいいでしょう。

『ナイトガード』の作製は簡単なものです。

歯の型を取るだけです。
型を取れば、次の日には完成します。
(お待ちいただければ、1〜2時間で完成できますが、具体的な時間は通院されている歯科医院で聞いてみて下さい)
歯科医院によっては作製に1週間程度時間がかかることもありますので、
あらかじめ聞いておいた方がいいでしょう。

歯科医院により『ナイトガード』の形は多少違いますが、
一般的には 透明な物で、歯の部分のみ覆います。
(歯科医院によって、赤や、青、模様がある場合もあります)
材質は柔らかいゴムのような柔らかい材質もあれば、硬いプラスチックの場合もあります。

この材質は患者様の状態により異なります。

費用は健康保険診療が適応されますので、約5000円(3割負担の場合)になります。

また この『ナイトガード』の耐久性ですが、
噛む力によりだいぶ違います。
噛む力が非常に強い場合には2〜3ヶ月ですり減ってしまうこともありますが、
一般的には1〜2年程の使用が可能になります。
すり減ってしまった場合に、修理することも可能な場合がありますが、
基本的には 新たに型を取り、交換(新規作成)になります。

『ナイトガード』のお手入れの仕方は 歯ブラシを使用し、流水下で洗っていただきます。
汚れの付着がひどい場合には歯科医院にお持ちになっていただければ、クリーニングできます。

また『ナイトガード』の使用は 通常、『就寝時』になりますが、スポーツをされている場合や、日常 くいしばりがある場合には常時使用されることをお勧めします。

もちろん 食事中には使用できません。

『ナイトガード』を初めて使用される場合には違和感がありますが、
だんだんと慣れてきます。
根気よく使用されて下さい。




次回のブログは、4月22日(月)になります。
新しいテーマとなります。



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2013年4月8日

歯ぎしり、噛みしめ、食いしばり は歯をダメにする!:その5

2013年 4月 8日(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

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今日は休診日ですが、朝から新しいレントゲン機器(CT)が導入されます。
今までのレントゲン機器でも特に問題はないのですが、
より良い検査データを得るために、
全て最新の機器に入れ替えです。
今日は1日この作業になりそうです。

今日のテーマは、『歯ぎしり、噛みしめ、食いしばり は歯をダメにする!:その5』になります。

前回までの4回で歯ぎしり や くいしばり による問題点を解説してきました。
本日はまとめになります。

1.詰め物 や 被せ物 (差し歯)がすぐ取れてしまう!
スライド1

虫歯でもないのに何度も取れる人は、歯ぎしりが考えられます。

単に被せ物がとれるだけであれば良いのですが、
被せ物をしてある歯が神経がない歯であった場合には
さらに 問題が大きくなる可能性があります。

神経のない歯は、非常に脆く、通常の噛む力でも折れることが高頻度で起こります。

これを歯根破折 と言います。

歯の根が折れた場合には、基本的に抜歯です。
神経がない歯が多い人、
被せ物がよく取れる人、
は要注意です。
歯根破折 したら抜歯ですから…

ちなみにこの歯根破折 で抜歯になる人は本当に多いです。

当医院で抜歯となる原因で最も多い理由です。

2.歯の根元付近が削れている
スライド2

これは、専門用語で 楔状欠損(くさびじょう けっそん)と言います。

歯と歯肉の境目に凹みがある人は、これに当てはまります。

実は、この楔状欠損(くさびじょう けっそん)は、歯ぎしり や くいしばり で起こるのです。
(他にも起こる原因はありますが、噛み合わせは楔上欠損の大きな要因です)

このメカニズムについては3月18日のブログ を参考にして下さい。

歯と歯肉の境目が削れている人(凹みがある人)は、要注意です。

こうした方は、歯肉が退縮しています。

楔状欠損(くさびじょう けっそん)の歯が神経がある歯であったり、
歯周病でない場合には、
さほど問題は起こらない可能性もありますが、
楔状欠損(くさびじょう けっそん)のある歯が神経がない歯であったり、
歯周病の場合には、非常に危険です。

楔状欠損(くさびじょう けっそん)がある方は、
場合により歯科医院でこの部分を樹脂(レジンというプラスチック)で埋める治療を行うことがありますが、これは根本的な治療にはなりません。

詰めた樹脂がきちんと詰まっていないと そこから虫歯になったり、
さらに歯肉の退縮を大きくすることもあります。
楔状欠損(くさびじょう けっそん)がある方は、
まず原因となっている 歯ぎしり や くいしばり 対策が必要です。

3.歯がしみる(知覚過敏)!
『虫歯でもないのに歯がしみる』という人はかなり多くいらっしゃいます。
これを知覚過敏症(ちかくかびんしょう)と言います。

この原因も 歯ぎしり や くいしばり が原因になることがあります。

なぜ 歯ぎしり や くいしばり が 知覚過敏症(ちかくかびんしょう)の原因になっているのかは、以下を参考にして下さい。
3月18日のブログ

知覚過敏症(ちかくかびんしょう)の対策としては、
歯科医院で薬を塗ったり、
市販の知覚過敏防止の歯磨き剤を使用することが有効ですが、
原因となっている 歯ぎしり や くいしばり が改善されなければ、
しみるのが一時的に治っても再発してしまいます。

『歯がしみる!』と感じられている方は、お早めに噛み合わせのの状態を歯科医院で検査されて下さい。

4.歯の噛む面が削れている!
スライド1

鏡で歯を見て下さい。

歯の上の面(上下が噛む面)です。

もしくは、上下左右の犬歯(糸切り歯)を見て下さい。

歯が削れているのがわかりますか?

硬い歯であっても年齢とともに必ず磨り減ります(削れます)。
必ずです。

ただし、この削れる程度には、かなり個人差があります。

歯ぎしり や くいしばり が強い人は、歯の高さが1/3以下になってしまうこともあります。
つまり、歯の2/3が削れたということです。

『えーそんなに歯が削れるの?』
と思われるかもしれませんが、本当なのです。

しかも、成人であれば、ほとんどの方が削れています。

この歯が削れている人にインプラント治療を行う場合には、本当に注意が必要です。

天然歯というのは、噛むと若干ですが 動きます。
この『 動く 』ということは非常に重要なことなのです。

歯ぎしり や くいしばり で歯に強い力が加わっても 歯が動くことにより
歯に加わる負担を軽減させることができます。

しかし、インプラントは骨の中に埋まっているネジのようなものです。
つまり、動かないのです。

そのため、インプラント治療を行った人が 歯ぎしり や くいしばり を行っていた場合には、
インプラントに直接噛む負担が加わります。

その結果、インプラント自体もダメになってしまうことがあります。

私自身も 患者様の口腔内を見て 歯が削られている場合には、
インプラント治療を躊躇(ちゅうちょ)します。

患者様にもリスクが高いことをご説明します。

歯の噛む面が削れている人は、歯ぎしり や くいしばり による歯への負担が高いため、要注意です。

5.朝起きると顎が痛い! 口が開きにくい!
これは、顎関節症 という状態です。

顎関節症の原因はさまざまありますが、歯ぎしり や くいしばり もその一つなのです。

顎が痛い!

口が開きにくい!

大きく口を開けると顎がガクガクする! 音がする!

といった症状がある人は要注意です。

顎関節症は、状態が悪化すると完治することが難しい病気です。
早めの対応が大切です。

6.歯周病でもないのに歯が年々ダメになる!
スライド2

先にご説明したように 『歯の噛む面が削れる』というようなことが見られる人は、噛む力の負担が非常に強いことが考えられます。
歯が許容する以上の力が毎日加われば、やはり歯がダメになってしまうのです。
先にもでてきましたが、神経がない歯がある人は要注意です。

7.歯が折れたことがある!
スライド2

何度もでてきたように歯根破折 のことです。

神経のない歯が確かに脆く、折れる確立が高いのですが、必ず折れるということではありません。
神経がない歯でも一生トラブルもなく、経過することもあります。

しかし、歯ぎしり や くいしばり がある人は要注意です。
先にもご説明したように歯根破折 した場合には基本的に抜歯です。
そのため、折れる前に 歯ぎしり や くいしばり 対策が重要なのです。

折れてしまってからでは遅いのです。


次回のブログはこのシリーズの最終回です。
歯ぎしり や くいしばり の防止対策です。


次回のブログは、4月15日(月)になります。



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オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
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当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
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2013年4月1日

歯ぎしり、噛みしめ、食いしばり は歯をダメにする!:その4

2013年 4月 1日(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

始めにお知らせです。
口臭外来が今月から開始されます。
詳細は、
口臭外来サイト
および
口臭外来ブログ
を参考にして下さい。


今日のテーマは、『歯ぎしり、噛みしめ、食いしばり は歯をダメにする!:その4』になります。

このシリーズも4回目になりました。
今までの3回をご覧になっていない方は、本日のブログの前に是非今までの3回をご覧になって下さい。

本日は 歯ぎしり や くいしばり によって起こる
1.被せ物が良く取れる!
2.歯が折れる!
ということについて解説します。

良く被せ物が取れる という方は、なにかしらの問題あることが多いのです。
特に被せ物が取れた時に歯には虫歯がない場合には、
歯ぎしり や くいしばり による噛み合わせの影響が考えられます。
ぎしり や くいしばり を防止させることを考えなければ、
再度被せ物を強力な接着剤で付け直しても また取れてしまいます。
何度も被せ物が取れることは良いことではありません。
さまざまな問題が起こってきます。

また、単に差し歯 等の被せ物が取れるだけであれば まだ問題は最小限ですみます。
問題なのは、歯の根が折れることです。
歯根破折 です。
歯根破折 を起こすと基本的に抜歯になります。
歯根破折 を起こす歯は、神経がない歯です。
神経がない歯が存在しており、歯ぎしり や くいしばり がある方は注意が必要です。
歯根破折 する確立が非常に高いのです。
神経がない歯が多い方は、是非 歯ぎしり や くいしばり 防止対策を行った方が良いでしょう!

それでは、なぜ 歯ぎしり や くいしばり で歯根破折 を起こすのかという話しをしたいと思います。

歯根破折 を理解するためには、コアということを知ることが必要です。
そのため、本日のブログはこのコアについて解説します。

まず先に神経がない歯について解説します。

虫歯の治療で歯医者さんに行った時に、
「虫歯が深いから神経を取りましょう!」
といわれた経験はありませんか?
なぜ神経を取らなければならないのでしょう?
また神経は取っても大丈夫なのでしょうか?

できるかぎり神経は取らないにこしたことはありません。
神経を取った歯は 神経がある歯にくらべて問題が起こる可能性が高く、
また 神経を取った歯がもし、虫歯になったとしても 痛みを感じないため虫歯が進行しても気がつきません。
そのため かぶせもの等が脱落して 初めて気づくことが多く、そのときには
抜歯しなければならないことが多いのです。
神経を取ると問題が発生することは非常に多いのです。

ちなみに 神経を取ると圧倒的に治療の期間も長くなります。
しかし、神経を取らなければならないことも多くあります。
虫歯を取っている時に 虫歯と神経が完全にぶつかってしまった状態の場合は神経を取らなければなりません。
この状態は下記の図のようなC3の状態です。
この状態にならないためには 早期発見 早期治療しかありません。
しかし、虫歯が神経に近いだけの状態であれば保存は可能です。
虫歯のレベル







『抜随』はできるかぎり避けたいものです。
しかし、残念ながら『抜随』になった場合には下記のような治療を行います。
抜随1









上図の説明をします。
治療はまず、歯の上から穴をあけ、リーマーという針金のような器具を用いて根の中にある神経を取り除きます。
次に神経は根の先まで複雑に入り込んでいるので根の先まで確実に神経を取るために歯の根の長さを測定します。
これは上図のように根の中にリーマーを入れ、根の先に到達したかどうかの確認のレントゲンを取ることで長さを測定することができます。
またレントゲン撮影以外にも長さを計測する『器械』があります。
ここまでが、『抜随』当日の治療です。
次の図は『抜随』後の治療内容になります。
抜随2






『抜随』を行なった次の来院時に 痛みがなければ 神経が通っていた根の中に樹脂を入れ 根管を封鎖します。
この時 リーマーで測定した長さと同じ長さの樹脂を根管に入れます。
後はかぶせ物の治療を行います。
神経の治療はその状態によって違いますが、通常は2回で終了します。
なんとなく『抜随』がどのようなことかわかってきたと思います。

話しは少しズレてしまいましたが、神経を取ると言うことは 歯を削るということです。
そのため歯を削った部分を“埋め”て、その後 被せ物を行うことになります。
その時に削った部分を埋め、歯を補強するための ものが『コア』になります。
下の写真が『コア』になります。
コア






この『コア』はあくまでも『土台』であり、被せ物の『歯』ではありません。
『被せ物の歯』はこの『コア』を装着した後に型を取り、
最終的に装着します。
『コア』はあくまでも『土台』です。
その素材には一般的に
1 金属コア
2  ファイバーコア
があります。
以前はほとんどが金属コアでした。
左側が『金属コア』で
右側が『ファイバーコア』になります。

『歯根破折』が起る原因として
今まで一般的に行ってきた『金属コア』に問題があります。
『金属のコア』を使用するといくつかの問題点があります。
『金属のコア』と 歯質 は硬さが違います。
この硬さの違いの一つを専門用語で『弾性率』と言います。
簡単に説明しますと『たわみ』です。
歯や金属を“ぐっと”押した時に歪む現象です。
歯は金属と比較し、若干柔らかいものです
そのため力が加わると『たわみ(歪み)』ます。
しかし、金属は硬いため『たわみ(歪み)』が少ないのです。
この『たわみ(歪み)』の違いが問題を引き起こします。

また神経のない歯は“枯れた木”のようであることを書きました。
神経のない歯に『金属のコア』を装着することを例えると
“枯れた木”の真ん中に『金属のクイ』を打ち付けるようなものです。
つまり、『薪を斧で割る』ようなものです。
当然割れそうですよね。

ただし、神経のない歯が全て割れるのではありません。
以下のような条件があると歯根破折を起こすリスクは高くなります。
1 残っている歯質が薄くなっている。
  何度も治療を繰り返している歯は治療のたびに削られ、歯(歯根)自体が
  薄く、“ ペレペラ ”になっているため、強度が弱くなっています。

2 『コア』自体がきちんと合っていない。
  『コア』がぴったりと合っていない状態で 歯根 と接着してあると
  噛む力で、『コア』が“ グラグラ ”と動くことがあります。
  『コア』が動くということは『クイ』として作用しているということです。

3 金属製の『コア』を使用している。
  先程書きましたように『たわみ(歪み)』の違う、金属と歯質を使用するこ
  とにより、『金属性のコア』が『クイ』として働きます。
上記のようなことで歯根が破折していくのです。

そこで『ファイバーコアによるボンディング接着システム』の話です。

まず『ファイバーコア』の硬さは歯質と近似しています。
金属とは違い、『たわみ』がある程度あります。
この『たわみ』が大切なのです。

次に 以前は『金属製のコア』を接着剤で着けていたのですが、この接着剤は歯質と完全に結合しているわけではなのです。
毎日噛む力はすごいもので、それを支えている『歯(ここでは コア とします)』
にも力が加わります。
噛む力により、少しずつ『コア』と『歯質』は外れて(取れて)いきます。
そして歯の中で『コア』が動くことにより『歯根破折』を起こすのです。

『ボンディング接着システム』とは『ファイバーコア』を『歯質』と外れ(取れない)ようにする方法です。

現在の『コア』はこの『ファイバーコアによるボンディング接着システム』なくしてはできない治療法です。

まず『ファイバーコア』の硬さは歯質と近似しています。
金属とは違い、『たわみ』がある程度あります。
この『たわみ』が大切なのです。

次に 以前は『金属製のコア』を接着剤で着けていたのですが、この接着剤は歯質と完全に結合しているわけではなのです。
毎日噛む力はすごいもので、それを支えている『歯(ここでは コア とします)』
にも力が加わります。
噛む力により、少しずつ『コア』と『歯質』は外れて(取れて)いきます。
そして歯の中で『コア』が動くことにより『歯根破折』を起こすのです。

ここから新しい話です。
『ボンディング接着システム』とは『ファイバーコア』を『歯質』と外れ(取れない)ようにする方法です。

治療方法としてはまず『コア』をつける根管内部に『プライマー』という薬液を塗ります。
これは歯根内部の表面がくっつきやすい状態にする方法です。
簡単に話しますと、根管内部を『プライマー』処理することにより、表面が凸凹し、接着表面積が増えると思って下さい。
次に『ボンディング』という薬液を塗ります。
『ボンディング』は先程の『プライマー』処理により起った凸凹の内部に浸透していきます。
そして強固に固まります。
その結果、『歯根内部の歯質』と『ボンディング』が一体化します。
この一体化した状態の歯質を『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』と言います。
この『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』がこのテーマである『歯根破折』しないためのキーポイントになります。

『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』ができた後に使用する接着材は
『レジン系接着剤』と言われるものです。
『レジン系接着剤』は『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』と非常に強固に結合します。
これも先程と同世に一体化するのです。
また『ファイバーコア』の表面にも『樹脂含浸層』と結合しやすい処理を行います。
この結果、?『根管内部の歯質』と 『樹脂含浸層』と 「ファイバーコア」は強固に一体化します。
また『ファイバーコア』は『たわみ』があります。
こうしたことを総合して『歯根破折』を防止するのです。

神経のない歯は脆く通常の噛む力でも割れてしまうことがあります。
そして歯の根が割れた場合には抜歯しなければならないことがほとんどなので、
このような治療法は大変有効です。

基本的には神経を取らないことが大切ですが、虫歯の深さ等でどうしても神経を取らなければ、ならないことは現実問題としてあります。
これはしかたがないことです。
大切なのはその後の治療方法です。
少しでも歯根破折しない治療法を行うことが大切です。

今日は話しがだいぶ長くなってしまいましたが、
歯ぎしり や くいしばり による歯根破折 の問題を理解するためには、どうしてもこのコアーを理解することが必要なのです。


次回のブログは今回の話しのまとめです。


次回のブログは、4月 8日(月)になります。

もしかしたら 来週の 歯周病ブログ は休みになるかもしれません。

それは、来週の月曜日は、朝からレントゲン機材を全て新しいものに入れ替えるのです。
CTも最新のものとなります。

レントゲン機材はかなり大きいものですので、
まず、今まで使用していたレントゲンを搬出し、
新しいレントゲン(CT)を搬入し、
セッティングをし、今まで撮影したデータの以降も行います。

ほぼ1日ががりの作業になりそうです。

私自身は、立ち会うだけですので、基本的になにかするわけではありませんが、
さまざんなところで、指示や確認が必要になると思います。

そのため、状況によっては、歯周病ブログのアップができないかもしれません。




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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
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