歯周病専門医サイトブログ

2015年6月の記事一覧
2015年6月29日

金属アレルギー治療の最前線:オールセラミック:その7

2015年6月29日(月曜日)です。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。


始めに休診案内です。
7月4日(土曜日)
7月5日(日曜日)
日本口臭学会出席のため休診となります。



忙しい日々となっており、
なかなかブログアップに時間がない状態が続いています。

昨日ようやく1つの講演が終わりました。
でも7月にあと2回、
8月にも1回の講演があるので、
その資料作りにこれからも忙しくなってきます。


そのため、ブログアップも遅れるかもしれません。



さて 今日のテーマは、
『金属アレルギー治療の最前線:オールセラミック:その7』になります。


金属アレルギーのため、口腔内金属を全て撤去し、
オールセラミックにしたいとの希望があり、来院された患者様です。

初診時の上顎の口腔内です。
BlogPaint

大きい金属製の被せ物 や 詰め物が多く存在します。
これらの金属はラバーダムを装着して全て撤去し、
セレックで治療することになりました。

以下は初診時の下顎の口腔内です。
BlogPaint

奥歯には金属製の小さい詰め物が装着されています。
これらの金属は、ラバーダムを装着し、撤去して
CR(コンポジットレジン)で治療することになりました。
CRは保険が適応されます。

以下上顎左側の奥歯の術前(治療前) と 術後(治療後)になります。
治療前
IMG_5934 のコピーのコピー


治療後
IMG_6163 のコピー



このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週月曜日にアップしたいと考えております。


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2015年6月22日

金属アレルギー治療の最前線:オールセラミック:その6

2015年 6月22日(月曜日)です。

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このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

歯周病専門のブログですが、このところ金属アレルギーについてアップしています。

それは、金属アレルギーで悩む方が多いからです。


それでは本日のブログ開始です。

今日のテーマは、
『金属アレルギー治療の最前線:オールセラミック:その6』になります。

世界的に金属治療は激減しており、
オールセラミック治療が急激に増えています。

これは患者さんのメタルフリー治療の希望もありますが、
最も大きな点は、
オールセラミックの精度が格段に向上しているからです。

現在オールセラミックの多くは、
CAD / CAM という方法で作製されています。

CADとは、
Computer  Aided  Design であり、

CAMとは、
Computer  Aided  Manufacturing
のことです。

従来の被せ物(金属製 や セラミック 等の被せ物)は、
簡単に言えば、歯型をとった物に石膏という硬い材質を流し込み、
型から複製された模型上で、
被せ物を作製していました。

作製するのは、歯科技工士であり、
もちろん全てハンドメイドです。

完全にオーダーメイドのため、
完成された被せ物は、歯科技工士の技術力に大きく左右されます。

また、1つの被せ物を作製するのに非常に長くの時間がかかります。

精度の高い被せ物を作製するのは、
巧みの技なのです。


それに対して、
CAD / CAM は、
コンピューター上で設計されたセラミック 等を
ミリングマシンという器械で削りだして作製されます。

歯科技工士の技術力に差がでにくく、
被せ物の種類にもよりますが、
今までの被せ物作製と比較すると
圧倒的に作製時間が短縮されます。

こうしたことは、コストの削減にも大きく貢献しており
実際に被せ物の種類によっては、
以前からあったオールセラミックと比較すると
安価に提供されています。

また、前回のブログでも解説しました
オールセラミックと歯を接着させる技術も格段に向上しており、
オールセラミックの破損率も
かなり低くなってきています。


このようなことから
CAD / CAM で作製されたオールセラミックは、
安価で、作製期間が短く、成功率が高いことで
患者様にとっても利益があり、

成功率の高さから医院側にとっても非常に利益も高く、

作製する歯科技工士にとっても
短期間で高品質なセラミックが安定供給できる利益があります。

オールセラミックに関わる全ての人にとって利益があるわけですから
当然今までの金属治療が劇的に変わってくるのは当然のことです。


世界的にもCAD / CAMで作製されたオールセラミックは、
ごく普通の治療となっています。

しかし、日本ではまだ完全に普及したとは言えません。

その理由は、日本の保険制度にあります。


日本人の口腔内には未だに金属の被せ物 や 詰め物が多くあるのが実状です。

口を開けると「キラット」金属が見えるのも日本人の特徴です。

見た目にもかっこいいものではありませんよね。

しかし、オールセラミックの特徴は、
単に見た目が良いというだけではないことは、
今までのブログで解説してきました。


虫歯になりにくいことも特徴です。


CAD / CAM の歴史は以外と古く
1985年にさかのぼります。

当医院でも使用しているセレックシステム(CEREC)が
始めてのCAD / CAMと言われています。

このセレックシステム(CEREC)は、
スイスにあるチューリッヒ大学のWerner H. Mormann教授らのグループが、
ドイツ・シーメンス社と共同で開発したものです。

開発同時は、完成したセラミックの精度がまだまだ良くなく、
多くの歯科医師が敬遠していたシステムでした。

しかし、その後の研究開発とともに
コンピューターの精度向上と
セラミックを削り出すミリングマシンの性能向上により
一気に高い精度でオールセラミックが普及するようになってきています。


また、デジタルカメラの性能向上により
今まで型取りを行なっていたものが必要なく作製できるケースもあります。

これは歯を削った後、
今まであれば、歯形を取ります。
その歯形に石膏を流し込み、
歯の模型を作製した後で、
セラミック等を作製していました。

しかし、さまざまな条件にもよりますが、
歯を削った後に
歯形を取らずに
歯を口腔内カメラで撮影することで、
セラミックを作製することが可能となっています。

このことは、
歯形を取ることが苦手な方にとっては非常に利点になります。

また、口腔内カメラによる歯の撮影は、
それ以外にも多くの利点があります。

歯形は、さまざまな状況により変形を起こします。
また、歯形から模型にするための石膏も固まる過程で変形を起こします。
こうした変形が大きいくなると
完成したセラミック自体も適合が悪くなります。

どのような方法をとっても
歯形 や 石膏の 変形をまったくなくすことは
難しいため、
時々、型をとったセラミックが合わないということは
どの歯科医師でも経験されることです。

口腔内カメラの精度 等によっても違いますが、
今までの行程で起こっていたテクニカルエラーが起こらないことも
CAD / CAM 治療の特徴です。

現在米国の歯科技工所のカタログを見ると
従来の型取りから作製された模型でセラミックを作製する場合と
口腔内カメラで取り込んだデータを技工所に送りセラミックを作製する場合の
2つのパターンがあり、
日本ではまったく普及していないデジタルデータでの
作製が可能となっています。

現在日本では、
院内にセラミック等を作製する歯科技工士がいない場合には、
型取りから作製された模型を
歯科技工所に郵送したり、
歯科技工所のスタッフが受け取りに来ることで
始めてセラミックの作製が可能でしたが、
デジタルデータでのやり取りが可能となると
さまざまなところでコストの削減が可能となります。

実際に米国のセラミック等の歯科技工料金表を見ると
従来の型取りから作製されたオールセラミックと
口腔内カメラによるデジタルデータから作製されたオールセラミックの
料金には違いがあります。

もちろん
口腔内カメラによるデジタルデータから作製されたオールセラミックの方が安いです。

これは当然のことながらオールセラミックの費用が安くなることにもつながり
患者様に利益となります。



それでは本日の内容になります。
少し前のブログでは、
金属アレルギーの検査について解説しました。


検査の結果、
金属アレルギーがあった場合には、具体的にどうしたら良いのでしょうか?

本日は、具体的な金属アレルギー治療について解説します。




治療法1: アレルゲンと診断された以外の金属を使用する!?
パッチテスト(金属アレルギー検査)で
陽性(アレルギー反応が認められた金属がある)と断定された以外の金属を
使用することも一つの方法と言われていますが、
この方法はお勧めできません。

実際に金属アレルギーについて記載された書籍 等の情報でも
「アレルギー反応で陰性(問題なし)と判断された金属の使用も考えられる」
というようなことを書いてあることがあります。

しかし、できるかぎり陰性(問題なし)と判断された金属であっても
使用は避けるべきです。

その理由として、パッチテストで陽性(問題あり)と判断されれば、
その金属がアレルギーの原因となりますが、
 
陰性(パッチテストで反応がない)であったとしても
絶対にその金属にアレルギーの問題がないとは言い切れないのです。

パッチテストで陰性であっても、実際には問題となっている可能性があるの 
です。
こうした状態を偽陰性と言います。

また、現時点で陰性と判断された金属(問題がないとされた金属)であっても
今後ずっと問題がない(安全)とは言い切れないのです。

例えば、「ニッケル アレルギー」患者の半数以上の人に
「コバルトアレルギー」があると報告されています(交差反応)。

金属アレルギーの方の場合には、
どのような金属であっても使用しない方が安全であると考えられます。

また、費用的な問題もあります。
健康保険で使用される金属は「12%金銀パラジウム合金」と言います。
その組成は、メーカーによっても多少違いますが、
銀46% パラジウム20% 銅20% 金12% 
その他(亜鉛・ガリウム・イリジウム・インジウム)2%
というような状態です。

金属アレルギーの方は、高確率でパラジウムに陽性反応があります。
もし、パラジウムを使用しない金属というようにする場合には、
金属アレルギーの可能性の低い金属を使用することが必要です。

例えば、チタンが考えられます。

しかし、チタンを使用した被せ物等は、健康保険の対象ではありませんので、
結果的に保険適応外(自費診療)となります。
当然のことながら健康保険よりは、高額になります。

また、「12%金銀パラジウム合金」に使用されているですが、
金属アレルギー陽性率の高い、ニッケル や コバルトと比較すれば、
確かにパッチテストで陰性となる可能性もありますが、
といっても歯科で使用される金の詰め物 や 被せ物 は、純金ではありません。
純金では加工が困難なため、他の金属も含めて作製されています。
合金です。

そのため、金なら大丈夫ということではありません。
もちろんパッチテストで金が陰性反応であっても
偽陰性という可能性もあるのです。

そのため、パッチテストで陰性反応と診断された金属を使用しても絶対に安全とはいきれないのです。
陰性反応とされた金属で新しく作成しても、
後で問題が起これば、撤去が必要です。
それが、健康保険が適応されない金属であれば、費用的な負担も大きくなります。

そうであれば、始めから金属を使用しない治療(ノンメタル治療)が望ましいです。



治療法:2 レジンによる治療(健康保険 適応治療)
レジンとは、樹脂(プラスチックのようなもの)を使用した治療で、
健康保険が適応されるため、コストを抑えることが可能です。

また、通常 1回の治療で行えるため通院回数も少なくてすみます。
(虫歯の状態 や 被せ物形態 等によって異なります)

さらに 基本的に どこの歯科医院でも対応が可能です。
(ノンメタル治療には、いくつかの重要なポイントがあるため
 理想的には金属アレルギーの治療を十分理解、熟知されており、
 経験豊富な歯科医院の方が良いでしょう。)
 
しかし、レジンという素材には、
健康保険が適応され 治療が比較的簡単な点もありますが、欠点もあります。

レジンは、強度(耐久性)に問題があるため、
しっかりと噛む部位 や 歯を覆うような被せ物には適応できません。
通常は、前歯の歯の間にある虫歯 や 奥歯であっても上下顎がしっかりと
噛み合ないような部位に使用されます。

実際に、金属を撤去し、レジンでの治療が可能であるのかを歯科医院で判断してもらうことが良いでしょう。

耐久性 等を考え、レジンを使用することが適応であった場合には、
治療の簡単さ、治療費の安さを考えると良い選択肢です。


治療法:3 オールセラミックによる治療
金属アレルギーの方の口腔内の治療法で最も優れているのが、
オールセラミックによる治療法です。

よく患者様から受けるご質問の中で、
セラミックオールセラミック は違うのですか?」
と聞かれます。

一般的に言われる「セラミック」という素材には、金属が使用されています。

「セラミック」の見えない内部(内側)は金属製です。

一般的に言われるセラミックの日本語の名称は、
陶材焼付金属冠(金属陶材焼付冠)と言います。

金属のフレームに瀬戸物を焼き付けて作製されているため、
内部には金属が使用されているのです。

実際にオールセラミックセラミックを見て比較して見ましょう。
セラミックの比較


上記の写真のように一般的に言われるセラミックには、
内部に金属が使用されているのです。





次回のブログも今回の続きです。


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2015年6月15日

金属アレルギー治療の最前線:オールセラミック:その5

2015年 6月15日(月曜日)です。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

先週は データまとめで ちょっと忙しく 久しぶりのブログアップです。

始めに 院長不在案内です。
6月21日(日曜日)は、
インプラントセミナー参加のため、院長不在となります。


それでは今週のブログです。
今日のテーマは、
『金属アレルギー治療の最前線:オールセラミック:その5』になります。


今までの4回でオールセラミック治療はどういった治療であるかということを
利点、欠点とともに解説してきました。

オールセラミックは、
今まで行われてきた金属製の治療とは大きく異なり、
多くの利点があります。

今まで行なわれてきた金属性の詰め物 や 被せ物は、
単に審美的に問題あるわけではなく、
セメントという ものを使用しているため、
厳密に言えば、
歯と金属はくっついているわけではないのです。

このことは、今回のシリーズで解説してきたことです。

歯と金属の間にある「セメント」は、
噛む力の負担や
唾液、
金属の膨張や収縮の繰り返し

さまざまな要因によって劣化していきます。

その結果、
セメントは崩壊し、溶け出していきます。

セメントが崩壊すると
歯と金属の間に隙間ができます。

この隙間から唾液が侵入し、
虫歯となることが多くありました。

金属の詰め物 や 被せ物が取れたことを
経験されたことがある方は多いかと思います。

その時に
歯科医師に
「中で虫歯になっています!」
と言われたことがある方も多いかと思います。


詰め物が早期に取れてくれれば
中で虫歯が進行している可能性は低いですが、

比較的にしっかりした被せ物や詰め物であった場合には、
なかなか取れないことが多くあります。

この場合には、しらないうちに
中で虫歯が進行していることがあります。

結果的に
詰め物 や 被せ物が取れた 後で
虫歯を大きく削ることがあります。

場合によっては、
虫歯を削った段階で
神経が見えてきて、
神経を取り除く治療が必要になる場合もあります。

神経を取った歯というのは、
脆く
突然折れることもあります。

歯の根の先に膿みを溜めることもあります。

神経がない歯は、神経がある歯と比較すると
圧倒的にリスクが高いのは事実です。

そうならないためにも
詰め物 や 被せ物の中で虫歯が進行しないことが重要なのです。

もともと虫歯のリスクが高い方の場合、
現実的に100%虫歯にならないという方法はありません。

もちろん歯ブラシを適切に行なうことで
リスクは軽減できますし、
フッ素 等の使用も効果があります。

しかし、絶対に虫歯にならないという方法はありませんので、
虫歯のリスクが高い方の場合、
予防を徹底して行なうことが重要なのです。

オールセラミック治療というのは、
そうした予防という面でも非常に効果的な材質(方法)なのです。

先ほど記載した
一般的に金属治療で使用されるセメントは、
さまざまな条件で劣化していくことで、
隙間から細菌が含まれた唾液が侵入し、
虫歯となっていくのです。

前回のブログでも説明しましたように
オールセラミック自体は、
強度が弱い(脆い)材質です。

そのため、歯をしっかりとくっつけないと
破損してしまいます。

そこで、重要になってくることが
歯 と オールセラミックを取れないように
しっかりと接着させることが重要になってきます。

この接着がしっかりとすることで
歯 と オールセラミックは脱離しにくく、
オールセラミックも破損しにくくなります。

この時に使用するのが
レジンセメントという接着材です。


今まで金属治療で使用されてきた
歯とくっつける材質は、セメントであり、
厳密に言えば 歯とくついているわけではありません。

しかし、
レジンセメントは、
歯としっかりと接着しています。

このレジンセメントは、非常に強度であり、
破損しにくい材質です。

そのため、
今まで使用されてきたセメントのように
崩壊することで隙間ができることが少なくなりました。

歯とオールセラミックの隙間が少ないということは、
それだけ、虫歯になりにくいということです。

そのため、オールセラミックは虫歯になりにくいということなのです。

オールセラミック自体が虫歯になりにくいのではなく
この接着があるからこそ 虫歯になりにくのです。

また、金属性と比較すると
オールセラミックの方が汚れの付着が少ないことも
虫歯 や 歯周病 予防の点からも優れています。


いいことばかりのオールセラミックの話をしていますが、
本日は、オールセラミックの欠点についても説明します。


すべての虫歯治療でオールセラミックにすれば良いのかというと
そうではありません。

噛み合わせの状態によっては金属製の方が良い場合もあります。


また、オールセラミックを作製するためには、
オールセラミック自体に ある程度の厚み や 大きさが必要になります。

例えば、1ミリにも満たない 厚み や 大きさ のセラミックを作製しても
割れる可能性があります。

もちろん1ミリにも満たない大きさのセラミック自体
作製することが難しいこともあります。

そのため、セラミックに厚みを保たせるために
歯自体を一定量削ることが必要になります。
これも欠点になります。
(ただし 使用するセラミックの種類により必要な厚みは異なります
 近年では、薄いセラミックでも強度を十分にとれる材質もできています)

もし、虫歯が非常に小さい場合には、
どのような治療法が良いでしょうか?

先に説明しましたように
オールセラミックは、ある程度の厚みが必要になりますので、
虫歯が本当に小さな場合には、
その部位にオールセラミック治療を行なおうとすると
虫歯以上に歯を削ることが必要になってしまうケースもあります。

小さい虫歯の場合には、セラミック治療を行うために
必要以上の歯を削ることがあるため良くありません。

この場合には、
虫歯の大きさ や 虫歯の部位、噛み合わせ 等
によって判断されることにはなりますが、
コンポジットレジン(以下CR)という樹脂で治療する方法もあります。

CR治療は比較的治療方法は簡単です。

ステップ1:治療前

ステップ2:金属を除去し、虫歯も除去。

ステップ3:CRは始めは軟らかい状態であり、削った穴に充填し、
      視光線(かしこうせん)という光を当てることで
      樹脂(CR)を固めます。

ステップ4:高さの調整をし、完了です。
      簡単なケースであれば、1回の治療で20分程度で終了です。
      

スライド1



健康保険が適応されますので、
患者様にとっても費用負担が軽減されることもあります。


どのような治療もそうですが、
これしか治療法がないということはありませんので、
虫歯の大きさや
噛み合わせの状態、
等 さまざまなことを考慮して治療法を選択することが必要です。


次回もオールセラミックの話になります。




最近テレビ等で金属アレルギーの特集があるようですが、
そうしたことがせいなのか
金属アレルギー検査を希望される方が本当に急増しています。


10年前では、あまりなかった金属アレルギー検査ですが、
年々増えています。


それだけ関心がある方が多いのですね。

金属アレルギー検査については、以下をご覧になって下さい
金属アレルギー検査(パッチテスト)









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2015年6月8日

6月8日の歯周病専門サイトブログは休みです

2015年 6月 8日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。


このところ 講演が多く、
資料のスライド作製に追われている日々です。

そのためブログは、
今週(6月8日)は休みになります。

楽しみにされている方すみません…


6月15日(月曜日)から再開します。
2015年6月1日

金属アレルギー治療の最前線:オールセラミック:その4

2015年 6月 1日(月曜日)です。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。
現在は金属アレルギーについて書いています。


今日のテーマは、
『金属アレルギー治療の最前線:オールセラミック:その4』になります。


今年も もう半ばか
と思うとあっという間です。

大船駅北口歯科も開院してすでに9年目です。

今年からスタッフもさらに増え、
現在
歯科医師6名、
歯科衛生士4名、
受付1名、
清掃スタッフ1名
となりました。

また今月から人が増える予定です。

治療が終了した後のメインテナンスの患者様も
どんどんと増えていきますので、
それに合わせてスタッフも増員となっています。

人数が増えることで大変なことは、
フタッフ教育です。

歯科医師も年齢も違いますし、
経験度も違います。

そこで今年からさらにフタッフ間での知識共有と
技術力強化のために
勉強会の数を増やしています。

今までは、勤務が長いフタッフがほとんどでしたので、
勉強会といっても
新しい情報を共有することが主でしたが、
学校を卒業したばかりのスタッフが勤務するよになると
本当の基礎から教えることが大切です。

そのため、本当の基礎から アドバンスまで
勤務を始めたこの時期にしっかりと教えることが必要です。

そのため、
今は 
新人歯科衛生士向け や
新人歯科医師向け、
ベテラン歯科医師向けと
さまざまな方向で
勉強会を実施することが必要であり、
現在は、こうした教育のためのスライド資料を日々作製しています。

まあ大変です。

毎日 朝方までスライド作りです。

ちょっと辛いですが、
今年1年は、この教育スライド作製を頑張っていきたいと思っています。




さて本日のブログですが、
先週からの続きです。

金属アレルギーの最前線
ということで、オールセラミックの話を含め、
検査方法 等を解説しています。


本当に最近は、金属アレルギー検査を希望されて来院される方が多いです。



金属アレルギーを疑い 来院される患者様は、
さまざまな理由があります。

手 や 足、等の皮膚に起こる炎症反応、
口腔内の粘膜の荒れ、
脱毛、
頭痛、
肩こり、
倦怠感、
他科での診断がつかないことによる不安感から金属アレルギーを疑い
来院される方もいらしゃいます。

金属アレルギー検査を希望される方の理由は、
非常にさまざまです。

しかし、上記のことが必ずしも
金属アレルギーと関連しているということではありません。


現在確実に口腔内金属と関連しているとされる疾患は
掌蹠膿疱症という病気です。

しょうせきのうほうしょう
と読みます。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の場合、
口腔内金属を撤去することで、
起こっている症状が改善される可能性がありますが、
上記で挙げたような病状は、
口腔内金属を撤去することで改善するかと言いますと
それは分かりません。

分からないというのは、
科学的根拠が乏しいからです。

しかし、実際にインターネットで
金属アレルギーを検索すると
さまざまな情報を得ることができます。

しかし、それらが全て正しいことではありません。

これは、当然と言えば当然のことですが、
ネットで得られる情報は、
簡単に知ることができますが、
誤った情報が多く出回っていることも事実です。

金属アレルギーに関しては、
過剰な情報が多く出回っています。

例えば、
アマルガムには、水銀が含まれており、
その水銀が身体に蓄積されて、
医科的に解明できない
身体の問題や倦怠感を引き起している
というようなサイトもあります。

アマルガムは非常に悪の存在のごとく、
不安をあおるような内容が記載されています。

実際にアマルガムは、
日本の歯科治療では使用されていた過去があります。

(今も使用している歯科医院もあるとも聞きますが…)

アマルガムの中には、水銀が含まれていたこともありますが、
それはかなり過去の治療であり、
多くの方に使用されているアマルガムは、
水銀が含まれていない可能性の方が高いです。

情報というのは、
興味を持たせるため、
過剰なことを書くこともあります。

正しい情報を知らないと
そうしたことに振り回されることになります。


このブログでは正しい情報を掲載することで
ご覧になっている方の不安を取り除けたらと思っています。


金属アレルギーは、まさしくそのようなテーマなのです。



今までのブログをご覧になっていただいた方は、
だいぶ金属治療について分かってきたと思います。


今まで一般的に行われてきた 金属治療 と
オールセラミック治療 は大きな違いがあるのです。

オールセラミックは、
単に白い素材の違いということではなく、
金属治療で問題となっていた点を改善させるための改良点が多くあります。

そのことについて今までの3回にわたり解説してきました。



前回のブログでは、オールセラミックの破損についてのデータを解説しました。


基本的に歯にくついていない オールセラミックは 脆い素材です。

この脆いオールセラミックを歯にしっかりと接着させることで、
強度を増します。

しかし、長期間による噛み合わせの変化により、オールセラミックに負担が加わり
破損をきたすこともあります。

また、歯ぎしりや 食いしばり、欠損部の存在(放置) 等 さまざまな
問題により破損する可能性もあります。

しかし、破損したとしても内部が虫歯になっていなければ、
単にセラミックを再製するだけですので、
歯にとっては最小限の負担ですみます。

しかし、金属の詰め物のように、
歯と接着していない治療の場合には、
金属の詰め物が取れた時点で内部が大きく虫歯になっていることがあります。

もし、虫歯が大きく神経まで達している場合には、
神経を取り除く治療が必要になり、
さらに将来的なリスクも高くなります。

オールセラミックを成功に導くためのいくつかのポイントがあります。

先ほど解説したように
オールセラミック自体は、金属と比較すると非常に脆い(弱い)ものです。

例えば、歯に接着していないオールセラミックを足で踏むと割れます。

また、接着していないオールセラミックを口腔内に入れて
強く噛むと 割れる可能性もあります。
  
ただし、レジンセメントを使用し、歯としっかりと接着することで、
非常に強い強度を得ることが可能となります。

つまり 歯とオールセラミックをくっ付ける作業(接着)が
成功に重要なポイントになるのです。

接着がきちんと行われないとセラミックの破損や脱離する確率が高くな
ります。

実際に 部分的な詰め物である 
オールセラミックインレー の噛み合わせの調整を行う際には、
一度歯にしっかりと接着させた後で、
口腔内で噛み合わせの高い部分の調整を行います。

オールセラミックインレー(部分的なセラミックの詰め物)を
接着させる前に噛んで、高さの調整を行うと
割れる可能性があるのです。

オールセラミックは、歯としっかりと接着させることで
始めて強度が増すのです。

また セラミック治療といっても
現在世界中で使用されているセラミックには多くの種類があります。

当医院で使用したいるオールセラミックは、
セラミックブロックを
セレックという器械で形成し、作製されます。

現時点では、Ivoclar Vivadent社  の エンプレス や e.max という素材を使用することが多いです。

現時点では…というのは、オールセラミックの素材は、日々進化しており、
毎年のように新しい素材 や 改良された素材が開発されています。

そのため、現時点よりさらに良い材質、改良された材質があれば
当然のことながらそうした素材を使用することになります。

その一つがジルコニアです。

ジルコニアという素材も
現在の臨床では非常に多く使用されています。



ジルコニアという素材は、
硬く、
ほとんど割れない
ということから近年では、天然歯だけでなく、
インプラントの被せ物や
ブリッジのフレーム 等
多くの歯科素材で使用されています。

その反面、
硬すぎることで問題が起こるのはないのか?
噛み合わせを調整した後のジルコニアを研磨するもに時間がかかったり
等の問題点も指摘されています。


また、ジルコニアの長期的な予後も
まだまだ分かっていないのも事実です。

こうした材料の選択を適切に判断することも
オールセラミック治療を成功に導くためのポイントになります。



ジルコニアについては、
現在当医院の歯科医師間で最も話題となっている内容の一つであり、
今月の勉強会での大きなテーマとなっています。


また、ジルコニアについては、
このブログでもアップしていきたいと考えています。


新しい情報、
正しい情報をアップすることも大切なことであると考えています。


次回(6月8日:月曜日)も金属アレルギーの最前線の話になります。
お楽しみに




このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週月曜日にアップしたいと考えております。


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