歯周病専門医サイトブログ

2015年6月1日

金属アレルギー治療の最前線:オールセラミック:その4

2015年 6月 1日(月曜日)です。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。
現在は金属アレルギーについて書いています。


今日のテーマは、
『金属アレルギー治療の最前線:オールセラミック:その4』になります。


今年も もう半ばか
と思うとあっという間です。

大船駅北口歯科も開院してすでに9年目です。

今年からスタッフもさらに増え、
現在
歯科医師6名、
歯科衛生士4名、
受付1名、
清掃スタッフ1名
となりました。

また今月から人が増える予定です。

治療が終了した後のメインテナンスの患者様も
どんどんと増えていきますので、
それに合わせてスタッフも増員となっています。

人数が増えることで大変なことは、
フタッフ教育です。

歯科医師も年齢も違いますし、
経験度も違います。

そこで今年からさらにフタッフ間での知識共有と
技術力強化のために
勉強会の数を増やしています。

今までは、勤務が長いフタッフがほとんどでしたので、
勉強会といっても
新しい情報を共有することが主でしたが、
学校を卒業したばかりのスタッフが勤務するよになると
本当の基礎から教えることが大切です。

そのため、本当の基礎から アドバンスまで
勤務を始めたこの時期にしっかりと教えることが必要です。

そのため、
今は 
新人歯科衛生士向け や
新人歯科医師向け、
ベテラン歯科医師向けと
さまざまな方向で
勉強会を実施することが必要であり、
現在は、こうした教育のためのスライド資料を日々作製しています。

まあ大変です。

毎日 朝方までスライド作りです。

ちょっと辛いですが、
今年1年は、この教育スライド作製を頑張っていきたいと思っています。




さて本日のブログですが、
先週からの続きです。

金属アレルギーの最前線
ということで、オールセラミックの話を含め、
検査方法 等を解説しています。


本当に最近は、金属アレルギー検査を希望されて来院される方が多いです。



金属アレルギーを疑い 来院される患者様は、
さまざまな理由があります。

手 や 足、等の皮膚に起こる炎症反応、
口腔内の粘膜の荒れ、
脱毛、
頭痛、
肩こり、
倦怠感、
他科での診断がつかないことによる不安感から金属アレルギーを疑い
来院される方もいらしゃいます。

金属アレルギー検査を希望される方の理由は、
非常にさまざまです。

しかし、上記のことが必ずしも
金属アレルギーと関連しているということではありません。


現在確実に口腔内金属と関連しているとされる疾患は
掌蹠膿疱症という病気です。

しょうせきのうほうしょう
と読みます。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の場合、
口腔内金属を撤去することで、
起こっている症状が改善される可能性がありますが、
上記で挙げたような病状は、
口腔内金属を撤去することで改善するかと言いますと
それは分かりません。

分からないというのは、
科学的根拠が乏しいからです。

しかし、実際にインターネットで
金属アレルギーを検索すると
さまざまな情報を得ることができます。

しかし、それらが全て正しいことではありません。

これは、当然と言えば当然のことですが、
ネットで得られる情報は、
簡単に知ることができますが、
誤った情報が多く出回っていることも事実です。

金属アレルギーに関しては、
過剰な情報が多く出回っています。

例えば、
アマルガムには、水銀が含まれており、
その水銀が身体に蓄積されて、
医科的に解明できない
身体の問題や倦怠感を引き起している
というようなサイトもあります。

アマルガムは非常に悪の存在のごとく、
不安をあおるような内容が記載されています。

実際にアマルガムは、
日本の歯科治療では使用されていた過去があります。

(今も使用している歯科医院もあるとも聞きますが…)

アマルガムの中には、水銀が含まれていたこともありますが、
それはかなり過去の治療であり、
多くの方に使用されているアマルガムは、
水銀が含まれていない可能性の方が高いです。

情報というのは、
興味を持たせるため、
過剰なことを書くこともあります。

正しい情報を知らないと
そうしたことに振り回されることになります。


このブログでは正しい情報を掲載することで
ご覧になっている方の不安を取り除けたらと思っています。


金属アレルギーは、まさしくそのようなテーマなのです。



今までのブログをご覧になっていただいた方は、
だいぶ金属治療について分かってきたと思います。


今まで一般的に行われてきた 金属治療 と
オールセラミック治療 は大きな違いがあるのです。

オールセラミックは、
単に白い素材の違いということではなく、
金属治療で問題となっていた点を改善させるための改良点が多くあります。

そのことについて今までの3回にわたり解説してきました。



前回のブログでは、オールセラミックの破損についてのデータを解説しました。


基本的に歯にくついていない オールセラミックは 脆い素材です。

この脆いオールセラミックを歯にしっかりと接着させることで、
強度を増します。

しかし、長期間による噛み合わせの変化により、オールセラミックに負担が加わり
破損をきたすこともあります。

また、歯ぎしりや 食いしばり、欠損部の存在(放置) 等 さまざまな
問題により破損する可能性もあります。

しかし、破損したとしても内部が虫歯になっていなければ、
単にセラミックを再製するだけですので、
歯にとっては最小限の負担ですみます。

しかし、金属の詰め物のように、
歯と接着していない治療の場合には、
金属の詰め物が取れた時点で内部が大きく虫歯になっていることがあります。

もし、虫歯が大きく神経まで達している場合には、
神経を取り除く治療が必要になり、
さらに将来的なリスクも高くなります。

オールセラミックを成功に導くためのいくつかのポイントがあります。

先ほど解説したように
オールセラミック自体は、金属と比較すると非常に脆い(弱い)ものです。

例えば、歯に接着していないオールセラミックを足で踏むと割れます。

また、接着していないオールセラミックを口腔内に入れて
強く噛むと 割れる可能性もあります。
  
ただし、レジンセメントを使用し、歯としっかりと接着することで、
非常に強い強度を得ることが可能となります。

つまり 歯とオールセラミックをくっ付ける作業(接着)が
成功に重要なポイントになるのです。

接着がきちんと行われないとセラミックの破損や脱離する確率が高くな
ります。

実際に 部分的な詰め物である 
オールセラミックインレー の噛み合わせの調整を行う際には、
一度歯にしっかりと接着させた後で、
口腔内で噛み合わせの高い部分の調整を行います。

オールセラミックインレー(部分的なセラミックの詰め物)を
接着させる前に噛んで、高さの調整を行うと
割れる可能性があるのです。

オールセラミックは、歯としっかりと接着させることで
始めて強度が増すのです。

また セラミック治療といっても
現在世界中で使用されているセラミックには多くの種類があります。

当医院で使用したいるオールセラミックは、
セラミックブロックを
セレックという器械で形成し、作製されます。

現時点では、Ivoclar Vivadent社  の エンプレス や e.max という素材を使用することが多いです。

現時点では…というのは、オールセラミックの素材は、日々進化しており、
毎年のように新しい素材 や 改良された素材が開発されています。

そのため、現時点よりさらに良い材質、改良された材質があれば
当然のことながらそうした素材を使用することになります。

その一つがジルコニアです。

ジルコニアという素材も
現在の臨床では非常に多く使用されています。



ジルコニアという素材は、
硬く、
ほとんど割れない
ということから近年では、天然歯だけでなく、
インプラントの被せ物や
ブリッジのフレーム 等
多くの歯科素材で使用されています。

その反面、
硬すぎることで問題が起こるのはないのか?
噛み合わせを調整した後のジルコニアを研磨するもに時間がかかったり
等の問題点も指摘されています。


また、ジルコニアの長期的な予後も
まだまだ分かっていないのも事実です。

こうした材料の選択を適切に判断することも
オールセラミック治療を成功に導くためのポイントになります。



ジルコニアについては、
現在当医院の歯科医師間で最も話題となっている内容の一つであり、
今月の勉強会での大きなテーマとなっています。


また、ジルコニアについては、
このブログでもアップしていきたいと考えています。


新しい情報、
正しい情報をアップすることも大切なことであると考えています。


次回(6月8日:月曜日)も金属アレルギーの最前線の話になります。
お楽しみに




このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週月曜日にアップしたいと考えております。


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