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歯周病専門医サイトブログ

2015年10月の記事一覧

歯周病で悩む前に 検査を行うことが大切

2015年10月26日(月曜日)です。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『歯周病で悩む前に 検査を行うことが大切』になります。

このところ進行した重度歯周病の話をしています。

私のような歯周病専門医であっても
あまりにも歯周病が進行してしまうと治すのが難しくなります。

どのような病気もそうですが、
早期発見、早期治療が大切なのです。

本日の内容は、以前にも解説したことがあるのですが、
歯周病の方では、
早く治療を開始することが本当に大切なので、
『歯周病で悩む前に 検査を行うことが大切』という話をしたいと思います。


もし、歯周病がなければ、歯を失う人も かなりいなくなります。
歯が欠損しなければ、嫌の思いもせず、快適な食生活になるはずです。

このブログを読まれている方の中には、歯周病で悩んでいる方も多いかと思います。
そしてその中には、
1.現在歯科医院に通院しているが、なかなか歯周病が治らない!
2.年々 歯がダメになっていく!
3.歯がグラウグする!
4.出血 や 腫れ がある! 
5.口臭がある!

『歯周病なの?』と考えられている患者様も多いかと思います。

歯周病がご心配な場合には、現在通院されている歯科医院で
歯周病検査 を受けて下さい。

歯周病検査 はなにも大変なことではありません。

歯周病検査 の中でも 最も重要な検査である歯周ポケット は、簡単な検査です。

検査時間も5分程度で終了します。

その他の検査 と 検査結果の説明を含めても通常30〜60分程度です。

治療費も基本検査と言われる歯周ポケット測定検査 自体は、約600円(保険3割負担の場合で、レントゲンや初診料等は含みません)程度です。
(*レントゲン撮影 等のさまざまな検査を含めれば、初診料を含めて約2.000〜3.000円程度)

短時間で、上記のような治療費で行えるのであれば、
悩むより まず検査を行うべきです。

歯周病を放置すれば するほど 治療も大変になりますし、
治療費もかかります。

よく歯周病を放置された方が
今まで歯周病を放置していた理由として以下のように話されます。
『歯科医院に来る時間がなかった!』
『治療費がかかるので!』

確かに通院にかかる時間も必要ですし、治療費もかかります。

しかし、歯周病を放置しても自然には治りません。

悪化する一方です。

歯周病が悪化すると
治療回数 も増えます。

治療費も格段にかかります。

場合によって抜歯が必要になります。

抜歯となった場合には、義歯(入れ歯)になるかもしれません。


また、大きな問題なのは、進行した歯周病の場合、歯周病治療を行ったからといっても
元の状態に回復するわけではありません。

例えば、骨吸収が進行した歯周病の場合、
歯周病の進行を停止させることは可能です。

しかし、歯周病治療を行っても 骨が元の状態に回復することはありません。

そのため、歯周病治療後も 健康な方と比較すれば、将来的にダメになるリスクは高くなります。

実際に重度歯周病の方の場合、
歯周病治療を行った方でも数年し、
再度歯周病が悪化したりして抜歯となる場合もあります。

歯周病が治るのかどうかの話は、以下を参考にして下さい。
     歯周病は治るのか?



歯科にかぎらず、多くの病気は同じです。

ガンという病気も 早期に発見されれば簡単な治療で治すことも可能かもしれません。

しかし、進行してしまった状態では、治療が不可能となることもあります。

ガンによって切除した部位は、元に戻ることはありません。
『もっと早く検査していれば…!!』
というようなケースは後を絶ちません。

時間がないからこそ、
1年に1回の人間ドックを受けるとか

治療費を節約するためにも
定期的に検査を受けることが必要です。

歯周病は、検査自体も簡単に行えますし、
検査費用もガン検査と比較すれば圧倒的に安いものです。

また、基本的にどこの歯科医院でも歯周病の検査は行えます。

しかし、それでも歯周病検査を受ける方は、本当に少ないのです。

もっと もっと早く(若い頃から)きちんと歯周病の検査を受けていれば…
という方は、本当に多くいらっしゃいます。

歯周病で困っている方は、悩んでいる場合ではありません。

お早めに歯科医院を受診されて下さい。

また、歯周病の検査を受けた場合には、きちんと検査結果データをもらうと良いでしょう。

もし、他の歯科医院に転院される場合、こうした過去のデータは非常に参考になります。

いつ頃から歯周病が発症したのか?
等が分かるからです。
歯周病検査データとは、
歯周ポケット レントゲン検査 等です。
こういした検査データは、担当医に『検査データを下さい』と言えば、必ずもらえます。

例えば、内科で血圧を測定した後で、
血圧が 高いか 低いか を患者様に伝えない医師はいないのと同じです。

検査データは、患者様ご自身のものです。

また、カルテには、検査データを記載(保存)する義務もありますので、
過去のデータ(保存期間5年)も残っているため、
過去のデータももらうことが可能です。

今まで歯石を取ったことがある方であれば、
歯周病の検査データはあるはずです。

なぜかと言いますと
歯石を除去するためには、歯周病の検査(歯周ポケット検査) が必要だからです。

歯周病の検査(歯周ポケット検査) を行ってから歯石を取ることが義務ずけられているからです。
(ただし、歯石除去自体の費用が発生しなければ検査は必要ありません)

そのため、歯石除去を行ってことがある方は、
その歯科医院で歯周病の検査データが残っていますので、
その検査データをもらっておいた方が後でさまざまなことが分かります。

当医院に来院される患者様の多くは、
『歯石を取ったことはあるが、歯周病の検査データは聞いたことがない!』と言われる方が多くいらっしゃいます。

歯周病の問題がない場合には確かに知らないことも考えられますが、
もし、歯周病に問題があった場合には、必ず検査データを知らされることになるはずです。

例えば、血圧測定をして、血圧が200以上もあった場合、
患者様になにも伝えないということはちょっと考えにくいのです。

話は長くなりましたが、
歯周病検査 自体はさほど難しいものではありませんので、是非1年に1回は受けられることが良いでしょう。

もし、歯周病専門医 での治療をご希望される場合には、日本歯周病学会のホームページに歯周病専門医 の名簿が掲載されているので、お近くの歯周病専門医 を探して下さい。

    日本歯周病学会ホームページ(歯周病認定医掲載ページ)
    日本地図がありますので、
    ご希望の都道府県をクリックしてして下さい。
    あいうえお順に名簿が掲載されています。

また、歯周病専門医 を受診される場合には、
保険診療で行っているのか? 
保険診療は取り扱っていないのか?(自費診療)
を確かめて下さい。

歯周病専門医 の中には、技術料として、自費診療で検査を行っている歯科医院もあります。

あらかじめ確かめて来院されることが必要です。
通常、歯周病検査にかかる治療費は、
初診料を含めて 約2.000〜3.000円程度です(保険3割負担)。





次回も重度歯周病についてアップします。




このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
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ジルコニアを使用した歯周病治療

2015年 10月19日(月曜日)です。


休診案内です。

10月25日(日曜日)は休診となります。
私は学会の専門医の試験で
他の先生も学術講演参加のためです。
ご不自由をおかけしますが、よろしくお願い致します。

また、予約はインターネットでも可能ですので
以下からご予約下さい。
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このところ侵襲性歯周炎(進行した重度歯周病のこと)の話をしています。

私自身は、歯周病の専門医ですから
こうした進行した歯周病の治療を最も得意としています。

重度歯周病の場合、歯がグラグラしている方が多いのが現状であり、
歯が欠損していたり、
抜歯が必要な歯もでてくることもあります。

こうした場合に、
欠損部を治療したり、
動揺(グラグラする)している歯の固定を行なったり
する治療を行なうことがあります。

その一つがブリッジという方法です。

このブリッジですが、
保険診療では、
金属製であったり、
前歯はプラスチック製となります。

金属は、汚れが付着しやすいので
歯周病が進行した方には不適です。

また、プラスチック製の歯は、
さらに汚れの付着が多いので歯周病の方には避けたい素材です。

こうした進行した歯周病を治療する上で最も使用しているのが
ジルコニアという素材です。

ジルコニアは、金属と違い白い歯です。
審美的に優れています。

また、以前よく使用されていたセラミックと比較すると
圧倒的に硬い素材ですので、
破損(割れる)確立が劇的に下がります。

また硬い素材のため、傷が付きにくいのも特徴です。

被せ物は
毎日噛む力や
歯ブラシ
等で傷がつきます。

例えて言えば、
台所を想像して下さい。

ステンレス製のシンクの場合、
長年使用していると
スポンジの跡 がついたり、
傷が付きますよね。

新品の時と比較すれば、
その傷の付き方は一目瞭然です。

この擦り傷に汚れが付きやすくなるのです。

口腔内も同じです。
金属製の被せ物は傷が付きやすいのです。

もともときれいにツルツルしている金属自体も
汚れが付きやすいのですが、
傷が付くとさらに状態は悪化します。

プラスチック製については、
もっと重大なことになります。

プラスチック製は吸水性がありますので
汚れはべったりとくっつきます。

ジルコニアは、傷が非常に付きにくく、
汚れの付着も非常に少ないのが特徴です。

最近は歯周病が進行した方の被せ物には
ジルコニアを選択することが多いです。


症例を見てみましょう!

以下は重度歯周病の方の初心時の口腔内写真です。
上顎の前歯を含めて欠損部位も多くあります。

本日は被せ物の話ですので
歯周病の状態についての詳細ははぶきますが、
骨吸収が非常に進行しており、
他歯科医院では、ほとんどの歯の抜歯が必要と言われた方です。
スライド1


以下は、初診時のレントゲン写真です。
スライド1



もう20年近く前の症例です。
現在の状態を見てみましょう!
スライド3


被せ物の材質がよくわかるように
噛む面(上顎を噛む面からみた状態です)からの写真です。
スライド2


こうした治療は以前行なうことが多かったブリッジ形態です。

もちろん以前にも白い歯(被せ物)はありましたが、
セラミックは保険が適応されないため治療費が高額になることもあり、
保険診療をご希望される方には
こうした金属製の被せ物となっていました。

ブリッジとしては良いのですが、
どうしても汚れの付着は多く、
もともと重度歯周病の方にとっては、
清掃管理が難しい状態でした。


現在の場合には、以下のようにジルコニアを使用した被せ物を作製することが多くなりました。
スライド6


審美性も良いです。

噛む面(上顎を噛む面からみた状態)から見た状態です。
スライド4



こうしたジルコニアを使用したブリッジ や 被せ物は、
単に審美性が良いということではなく、
セラミック自体が破損することが非常に少なく、
汚れの付着が少なく、
傷が付きにくいので
非常に優れていると言えます。



ジルコニアは世界的にみても
非常に使用頻度が高くなってきており、
以前まで使用されてきたセラミック(内部が金属製)の使用は、
激減しています。

歯科治療を今後考えられている方は、
ジルコニアという素材を覚えておいて下さい。


今後ジルコニアについてもまとめる予定です。





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侵襲性歯周炎の治療

2015年10月12日(月曜日)です。


今日は体育の日ですね。


今月は講演が4回あるので結構大変です。

すでに2回は終えましたが…
あと2回残っています。




さて このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『侵襲性歯周炎の治療』になります。


前回のブログでは歯根破折について解説しました。

この歯根破折のテーマですが、時々アップすることがあります。

それはこのブログで最も読まれている内容だからです。

永久歯を抜歯する理由として
前回のブログでも解説しましたが、

「財団法人8020推進財団の永久歯の抜歯原因調査報告書2005年」によると

抜歯原因として歯周病が最も多いです。

41.8%が歯周病で抜歯となったということです。

32.4%が虫歯です。

歯根破折で抜歯となったのは、11.4%です。


本日は、重度歯周病の治療についてです。

抜歯原因の4割が歯周病であることは
それだけ歯周病の方が多いということです。

現代の子供は、虫歯になる確立が以前より格段に減少してきています。

虫歯が1歯もない子供もかなりいます。

これは、虫歯予防の正しい知識が広がってきており、
それを実施されている親御さんが多くなってきているからだと考えれます。

本日は侵襲性歯周炎(重度歯周病)の話ですが、
ちょっと虫歯の予防について話すと
虫歯菌は、多くの場合、親御さんから子供に感染していきます。

感染する時期も分かっています。

子供が1歳半から2歳半の時期に
他(多くは親御さん)から虫歯細菌が感染することで定着することが分かっています。

そのため、この時期(1歳半から2歳半)に
親御さん や おじいちゃん、 おばあちゃん、 兄弟… 等
周囲の人から質の悪い虫歯細菌が感染してしまうと
その子供は、将来的に虫歯で困ることになってしまいます。

しかし、質の良い虫歯細菌(虫歯になりにくい菌)に感染した子供は、
そのあと、虫歯になりにくい口腔内になります。

もちろん その後のフッ素 等での予防対策 や 歯磨き習慣も大切にはなりますが、
この1歳半から2歳半の時期での感染が最も重要であると言えます。

子供の周囲に虫歯が多い方が接触すると
リスクが高まるのです。


このポイントさえ注意すれれば、
先程の抜歯原因である
虫歯(32.4%)と
破折(11.4%)は、かなり防げることになります。

歯根破折は、神経のない歯で起こりやすいですから
虫歯が多い方は、
治療により神経を取り除くことがありますので、
虫歯治療が多い方は、
神経を取り除く可能性が高いと言えます。


この話は、もっといっぱいあるのですが、
本日は、重度歯周病の話なので、
抜歯原因として最も多い41.8%にあたる
歯周病について解説します。


歯周病の方の中で 10%〜20%は、
重度歯周病になることが分かっています。

先程の虫歯細菌と同様に歯周病も感染症です。

歯周病細菌と言われる菌による感染から始まります。

歯周病とは、歯周病細菌による感染症なのです。

この感染症ということをしっかりと理解しないと歯周病は治りません。

このブログは、歯周病ブログですから

同業者(歯科医師)を除けば、
多くの方が歯周病で悩んでいられることかと思います。

どのような病気もそうですが、
病気を治すためには、
まず病気についての理解が必要です。

なぜ歯周病になったのか?

という原因が分からないと 
きちんと治りません。

特に進行した重度歯周病の場合、
十分病気の原因についての理解が必要です。

進行した歯周病には、
悪性度の強い歯周病細菌が関与していることが分かっています。

現時点で歯周病に最も影響が大きい細菌は以下の5菌種であることが分かっています。
 
1. A.a.菌 ( Aggregatibacter actinomycetemcomitans )
           侵襲性歯周炎の発症に関連が深い菌 非常に悪性度の強い細菌

2. P.g.菌 ( Prophyromonas gingivalis )
           慢性歯周炎の発症に関連が深い菌
           年齢に比較して骨吸収が大きく この菌の比率が高い場合
           侵襲性歯周炎と診断される 非常に悪性度の強い細菌

3. T.f.菌 ( Tannerella forsythensis )
           慢性歯周炎の発症に関連が深い菌

4. T.d.菌 ( Treponema denticola )
           慢性歯周炎の発症に関連が深い菌

5. P.i.菌 ( Prevotwlla intermedia )
           思春期性 や 妊娠性歯周炎 の発症に関連が深い菌


特に
P.g.菌 、
T.f.菌 、
T.d.菌
の3菌種は、Red Complex(レッッドコンプレックス)と言われ、
非常に悪性度の高い細菌となっています。

例えば、
20〜40歳以下で骨吸収が大きく、
これらの細菌が多く存在する場合には、
侵襲性歯周病炎と診断されます。

しかし、こうした進行した重度歯周炎(侵襲性歯周炎)の場合、
通常の歯周病治療では、細菌の数を減らすことが難しく、再発率が高いです。


若い年齢(40歳以下)で
歯肉が腫れたり、
出血を伴ったり、
歯がグラグラしたり、
歯科医院で歯周病と言われた経験がある方は、
進行した重度歯周炎(侵襲性歯周炎)の可能性がありますので
要注意です。

早急に歯周病専門医を受診された方が良いです。

もちろん40歳以降でも
歯周病を放置すれば抜けてしまいますので、
早期治療が必要です。


私自身は、歯周病の専門医ですから
当医院を受診される方の中には、
非常に進行した歯周病の方も多いです。

そうした方は、かなり歯周病を放置されている場合が多いです。

1年や2年ではありません。

10年、
20年、
30年
と非常に長い期間歯周病を放置されていることは珍しくありません。

歯がグラグラするということは、
少なくとも10年以上は、歯周病を放置しているということなのです。

歯周病専門医であっても
全ての歯周病を治すことはできません。

あまりにも進行してしまった歯周病の場合には、
どんなに優秀な歯周病専門医であっても 治すことはできません。

そのため、歯周病は早期発見、早期治療が大切なのです。


最近、癌でなくなる著名人がテレビ等で報告されていますが、
どんなに癌治療で著名な先生でも
全ての癌を治すことはできないのが現状であり、
最も有効な方法は、
早期発見、早期治療なのです。

歯周病もまったく同じです。

早く検査をすることが大切です。



ちなみに全ての歯科医院で歯周病治療を行なっているわけではありませんので、
ご心配な方は、はやり歯周病専門医を受診されることが良いでしょう。


例えば、当医院を受診され、重度歯周病と診断された方のほとんどは、
歯科医院を受診していないわけではありません。

定期的に歯科医院を受診している方がほとんどであり、
虫歯治療や義歯を作製したり 等
長期的に治療 や 歯石除去の経験をお持ちの場合が多いです。

それなのに…
歯周病が進行してしまった!

ということになります。

そのため、
歯周病がご心配な方は、
まず通院先の歯科医院で
「歯周病の検査をして下さい」
とか
「歯周病に問題はありませんか?」
というように質問してみて下さい。

そして、必ず歯周病の検査データを説明してもらい
検査データを持ち帰ることが良いでしょう。

例えば、内科等で血圧を測定したとします。
上が130で
下が 90
というように血圧のデータを聞くことはあるかと思います。

測定した血圧が
良いのか?
悪いのか?
というようなことも当然のことながら担当医師から説明があるはずです。

そうしたことの説明を受けて
検査データ表をもらわれた方も多いかと思います。

同じように歯周病も当然のことながら検査データがあります。

通常、保険診療で歯石除去をされる場合、
歯周病の検査をすることは保険上必要になりますので、
今まで健康保険で歯石除去を受けられたことがある方の場合には、
歯周病の検査を行なっている確立が高いので、
歯石除去を受けられた際に
検査データをもらわれることが良いでしょう。

データをもらわれなくても、
歯周病に問題があったのか?
問題なかったのか?
等の結果は聞いた方が良いです。

こうしたことをしていれば、
先程にあったように
歯科医院に通院していたのに
歯周病に気がつかなかった!

とうようなことはなくなります。


歯科医院を受診していても
必ず歯周病検査をしているわけではありませんので、
虫歯の治療だけ行なっていて
歯周病検査をまったく行なわないことも十分あり得ますので、

ご心配な方は、
必ず 歯周病検査希望とご相談されることが良いでしょう。


話はだいぶ長くなりましたので
この続きはまた来週にします。


今月の休診日になります。
10月25日(日曜日)は、
私を含めて数人の先生が講演会に参加となりますので休診となります。







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神経がない歯は どれくらい保つのか?(神経がない歯の生存率)

2015年10月 5日(月曜日)です。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは
『神経がない歯は どれくらい保つのか?(神経がない歯の生存率)』になります。


この歯周病ブログでは、さまざまな話を書いています。

歯周病のことだけでなく、
歯科全般についても書くことがあります。

今までのブログの中で最も閲覧数が多いのが
本日のタイトルにあります
「神経がない歯は どれくらい保つのか?(神経がない歯の生存率)」
という話です。

この話は歯周病ブログでも何度も取り上げているタイトルです。

本日はバージョンアップして報告します。


神経のない歯は非常にリスクが高いです。


後で詳細を記載しますが、
神経のない歯は、非常に脆いので折れることが高頻度で起こります。

折れた場合には、保存が難しくなることが多いです。

もちろん折れた部位や
折れてからの期間にもよりますが、
保存が可能な場合もありますが、
抜歯となることが多いのが この歯根破折です。

抜歯というのは患者様にとっても
最も嫌なことです。

できるかぎり抜歯は避けたいものです。

しかし、神経のない歯であるかぎり折れる(歯根破折)を100%避けることは難しいことであり、
歯根破折の可能性はあるのです。

2005年の 永久歯の抜歯原因 報告書によると
抜歯された歯の約11%は、歯根破折となっています。

スライド1


私の経験上、
もっと多いのではないかと思います。

以下はこのブログでもよく解説する話なのですが、
神経がない歯の経過データです。


神経がない歯の生存率についての研究論文は多くありますが、
約5〜30年と言われています。


えー
と思われるかもしれません。

もちろん神経のない歯であっても
数十年と長く維持されている歯も多くあります。


その反面
神経を取った後に 1年も経過しないうちにダメ(抜歯)となるケースもあるのです。

神経のない歯の生存率が約5〜30年ということは、
20歳で神経を取った人は、
25歳〜50歳程度で歯がダメ(抜歯)になる確立が高いということです。

それだけ神経のない歯の将来性は低いのです。


また、神経がない歯に
被せ物(セラミック、金属冠) や 差し歯、ブリッジを行った場合、
その被せ物は約7〜8年でトラブルが起こると言われています。

もちろんこれは平均的なデータであり、
必ず神経のない歯の被せ物が7〜8年でダメになるわけではありません。

被せ物の精度にもよりますし、
ブロッジ 等の 被せ物装着後の清掃管理や
虫歯のリスク等によっても大きく変わってきます。

歯が長く維持されることは、
けして神経がある ない ということだけではありません。

ただし、
神経がない歯は、
神経がある歯と比較すると
圧倒的にトラブルが多いのが事実です。



以下は、神経がない歯の代表的なトラブルです。

1.歯根破折を起こす!
これは先に説明したことです。
歯根破折(歯の根が折れる、亀裂が入る)です。

神経のない歯はもろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。

こうした状態を患者さんに説明する際に
” 木 ” に例えてお話しすることがあります。

生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。

神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。

神経のない歯は血液供給がなくなるため もろくなってしまうのです。

先にも説明しましたように
歯(根)が折れた場合には、抜歯となる確立が高いです。



2.虫歯になりやすい!
次に 神経がない歯は、虫歯になりやすく、虫歯の進行速度も早いのです。

神経を取った歯は、ほとんどの場合 金属製 や セラミック等の被せ物(差し歯)を行います。
こうした被せ物には、ほんのわずかですが つなぎ目(隙間:すきま)が存在しています。
段差といってもいいでしょう。

この つなぎ目 に汚れが溜まりやすく、
歯磨きが適切にできないと 被せ物の隙間から虫歯細菌が侵入し、
虫歯となってしまいます。

また、神経のない歯は、虫歯になってもしみる等の痛みが起らないため、
気が付かないうちに進行しやすいのです。



3.根の先に膿みが溜まる!
次に 神経がない歯は、根の先に膿みが溜まることがあります。

この膿みが大きくなると 腫れたり、痛みが起こったりします。

本来、歯の中にある神経は、無菌的な状態ですが、
神経を取る際に歯に穴を開けた瞬間に 外部(大気中)の細菌が神経の穴に入ってしまいます。

外部からの感染を100%防ぐことは不可能なことです。

また、歯の根(神経が通ってる根)は、
非常に複雑な形態をしており、
メインの神経以外にも 細い神経(血管)が無数に存在します。

例えると 木の根っこにも 無数の細い根が存在するのと同じです。

また、歯の根(神経が通ってる根)は、
非常に複雑な形態をしており、メインの神経以外にも 細い神経(血管)が無数に存在します。

例えると 木の根っこにも 無数の細い根が存在するのと同じです。

そのため、全ての神経を取り除くこと自体 難しいのです。

残った細い血管が腐ったりすると 膿みとなることもあります。

根の先に膿みが溜まった場合には、
膿みを取り除く治療(感染根管治療)を行いますが、再発率が高いのです。

根の先に膿みが溜まっているような状態(感染根管)では、
根自体が感染しているため消毒だけでは細菌を100%取り除くことは不可能です。


特にレントゲン上で膿みの陰が大きかったり、
何度も腫れを繰り返しているような状態の場合には、
再発するリスクが高いことが 多くの論文からも明らかになっています。(
再感染根管治療

以下は、さまざまな論文から得られた神経の治療の成績です。
 
 1. 感染根管治療80%程度の成功率
   (50〜90%程度の成功率の論文報告が多い)

 2.再感染根管治療60%程度の成功率
   (50〜80%程度の成功率の論文報告が多い)

これらの論文から 根の先に膿みが溜まっているような状態で治療を行った場合(再感染根管治療)には、10人に治療を行えば 4人は膿み(腫れ)が再発するということです。




神経のない歯は、どうしたら良いのか?
それでは、神経のない歯は どうしたら良いのでしょうか?
どうしたらトラブルなく 長く保つのでしょうか?
上記でご説明した
『歯根破折』
『根の先に膿みが溜まる』
といったことは、患者様ご自身で防ぐことは難しいのですが、
『虫歯になりやすい』ということは、予防をしっかり行うことでリスクは軽減できます。

つまり、起床直後と就寝前の徹底した歯磨きが 今後を左右するのです。

また、神経のない歯が虫歯になっていると判断された場合には、早急に対応することが重要です。

神経がない歯は、冷たい等の症状がでないので、
知らないうちに 虫歯が進行して 手遅れになることがあります。

また、神経のない歯に負担をかけないことも歯根破折防止の点からは大切なことです。

これは、神経のない歯をできるかぎりブリッジにしないことや
歯がない状態のままで放置しないことも重要なことです。

歯が欠損したままでいると 残っている歯に負担が加わるのです。

残っている歯に神経がなければ、歯根破折が起こる確立も高くなるのです。

神経がない歯を生涯に渡って維持することは、さまざまなリスクがあり 困難なことです。

そのため、リスクを最小限にするための治療方法 や 毎日の管理 が重要になってくるのです。


次回の歯周病ブログでは
神経のない歯を歯根破折させないための治療方法について解説します。






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現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
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